JPH0589498A - レンズアクチユータ - Google Patents

レンズアクチユータ

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Publication number
JPH0589498A
JPH0589498A JP3250872A JP25087291A JPH0589498A JP H0589498 A JPH0589498 A JP H0589498A JP 3250872 A JP3250872 A JP 3250872A JP 25087291 A JP25087291 A JP 25087291A JP H0589498 A JPH0589498 A JP H0589498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
sleeve
lens actuator
lens
drive coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3250872A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Asada
隆文 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3250872A priority Critical patent/JPH0589498A/ja
Publication of JPH0589498A publication Critical patent/JPH0589498A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光及び光磁気ディスク装置等に用いるレンズ
アクチュータにおいて、軸受の摺動が良く、軸水平姿勢
でも性能が発揮できるレンズアクチュータの提供を目的
とする。 【構成】 軸端面または、軸2を固定したベースに圧電
振動子9を取り付け50〜400キロヘルツで振動させ
ることにより振動により軸受が半浮上状態となり軸受の
摺動が良好であり姿勢差で性能の変わらないレンズアク
チュータを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置,光磁
気ディスク装置に用いられ、中央部に摺動性能に優れた
軸受を有するレンズアクチュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光および光磁気ディスク装置は、
記録密度が上がると共に、ディスクの回転数も2〜3倍
速くなり、ディスクにレーザ光を照射しながらトラッキ
ング方向およびフォーカシング方向にレンズを微動させ
る目的のレンズアクチュータは、これに伴い、高速で精
度よく微動できる、すなわち高速応答性の良い、中央に
軸受を有する構造の軸受支持式のレンズアクチュータが
多く用いられるようになっている。また同時に、各種デ
ィスク装置は垂直でも水平でも使用されるようになり、
これに伴いレンズアクチュータは軸水平でも軸垂直でも
性能に姿勢差の無い事が要望されるようになった。尚、
軸受支持式以外の構造としては、固有振動数を有するた
めに高速応答性にはやや劣るが横置き姿勢でも性能が変
わらない、板バネ支持式のもの(図示しない)がある。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
レンズアクチュータの一例について説明する。図2は、
従来のレンズアクチュータの断面図である。図2におい
て、11はベースで軸12を中央に圧入等の方法により
固定している。13はスリーブであり軸12の外周を回
転および摺動自在に位置し、スリーブ13の外周にはボ
ビン14が接着固定されている。ベース11にはマグネ
ット15A,15Bが取り付けられ、またボビン14の
外周近傍には、スリーブ13,ボビン14,レンズ18
からなる可動部を図2においてZ方向に摺動させるため
のZ軸駆動コイル16と、R方向に回動させるためのR
軸駆動コイル17が巻き回されている。14A,11A
は図示しないレーザ光を通すための透光穴である。軸1
2には4フッ化エチレン樹脂(以下PTFEと称す)を
体積比約50%と残りが樹脂系の接着剤からなる潤滑コ
ーティング12Aが約10ミクロンメータ(以下ミクロ
ンと略す)の厚さにコーティングされている。
【0004】以上のように構成されたレンズアクチュー
タの一例について、以下その動作について説明する。ま
ず図示しない記録媒体としてのディスクが回転をはじ
め、ディスクから反射した図示しないレーザ光がレンズ
18を透過し図示しない受光器にあたり、受光器から電
気信号が出力される。この時Z軸駆動コイル16に通電
されると磁界を発生し2個のマグネット15A,15B
の間に挟み込まれたコイル16は図中Z方向に力を発生
し、レンズ18は軸12とスリーブ13にガイドされな
がらスリーブ13,ボビン14と共に図中Z方向に僅か
に変位させられ、これによりレンズ18の焦点が合わせ
られて、受光器の出力を増大させる。またR軸駆動コイ
ル17に通電がされると2個のマグネット15A,15
Bに鋏まれたコイル17は、今度は図中R方向に僅かに
回動する力を発生し、レンズ18の位置を最適にするこ
とにより受光器の出力を増大させる。このようにZ軸方
向と、R軸方向の両方の位置を最適にし続けることによ
り、受光器の出力を最大にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、次の様な問題点がある。それは軸12の
コーティング層12Aは樹脂系材料であり軸12とスリ
ーブ13の間の摩擦係数は、0.2〜0.3程度のやや
大きい値を示す。このように摩擦係数が大きいと、レン
ズアクチュータを軸水平姿勢で使用すると、自重で摺動
が重くなるため、レンズの位置合わせが出来ず図示しな
い受光器からの出力が得られなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のレンズアクチュータは、軸端面またはベー
スに圧電振動を取付け50〜400キロヘルツで加振す
ることにより摺動を良好にしたものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記した構成によって、軸とスリー
ブの間の摩擦係数を0.03以上程度に小さくできるた
め、軸水平でも使用が可能になる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例のレンズアクチュータ
について、第1図を参照しながら説明する。以下図面を
参照しながら、上述した従来のレンズアクチュータの一
例について説明する。図1は、本発明実施例のレンズア
クチュータの断面図である。1はベースで軸2を中央に
圧入等の方法により固定している。3はスリーブであり
軸2の外周を回転および摺動自在に位置し、スリーブ3
の外周にはボビン4が接着固定されている。ベース1に
はマグネット5A,5Bが取り付けられ、またボビン4
の外周近傍には、軸受3,ボビン4,レンズ8からなる
可動部を図1においてZ方向に摺動させるためのZ軸駆
動コイル6と、R方向に回動させるためのR軸駆動コイ
ル7が巻き回されている。1A,4Aは図示しないレー
ザ光を通すための透光穴である。9は軸2の端面または
ベースに固定された圧電振動子である。軸2はステンレ
ス鋼であり研磨加工により表面粗さは0.3ミクロン以
下に加工されている。スリーブ3は軽量化のためアルミ
材料が使われるが、内径は粗さが1ミクロン以下に加工
され、スリーブ3の内外周は粒径が約1ミクロンのPT
FE粉を重量比15〜30%含むニッケル系無電解メッ
キが3〜10ミクロンの厚さに施されている。
【0009】以上のように構成されたレンズアクチュー
タの一例について、以下その動作について説明する。ま
ずZ軸駆動コイル6に通電されると2個のマグネット5
A,5Bの間に挟み込まれたコイル磁界を発し、図中Z
方向に力を発生してレンズ8は軸2とスリーブ3にガイ
ドされながらスリーブ3,ボビン4と共に図中Z方向に
僅かに変位させられこれによりレンズ8の焦点が合わせ
られて、受光器の出力を増大させる。またR軸駆動コイ
ル7に通電がされると2個のマグネット5A,5Bに鋏
まれたコイル7は、今度は図中R方向に僅かに回動する
力を発生し、レンズ8の位置を最適にすることにより受
光器の出力を増大させる。このようにZ軸方向とR軸方
向の両方の位置を最適にし続けることにより、受光器の
出力を最大にすることができる。
【0010】図1において軸2の端面またはベースに固
定された圧電振動子は、圧電が与えられて、50〜40
0キロヘルツで軸12を加振する。これによりスリーブ
3は半浮上状態となり軸2との間の摩擦係数は従来の
0.2〜0.3から0.03〜0.05程度に減少す
る。これによりレンズアクチュータは軸水平でも、軸垂
直でも姿勢差無く、良好な性能が発揮できる。
【0011】また、軸2表面に潤滑コーティングを施さ
ないため、表面粗さが0.3ミクロン以下の引っかかり
が無く摺動性の良い鏡面に仕上げることが可能であり、
またスリーブ3は、全周に潤滑コーティングが施されて
いるが、従来のスプレーまたは、刷毛塗りによる樹脂コ
ーティング法でなく、無電解メッキ法によるコーティン
グであるので、1〜2ミリメートルの小径穴内径にも均
一厚さにコーティングが可能でその粗さも1ミクロン以
下にできる。これにより軸2とスリーブ3との間の摩擦
係数はさらに小さくできる。これはスリーブにコーティ
ングされたPTFEが摺動性を有すること、軸の表面が
滑かであることと、合わせて軸もスリーブも適度な硬度
を有し、金属突起が表面に食い込むことが無く、より良
好な摺動が得られる。
【0012】以上のように本実施例によれば、レンズア
クチュータを軸水平にしても性能が得られ、また軸垂直
で使用した場合も図示しない受光器に従来以上に大きい
出力が得られる。
【0013】尚、スリーブの内周面はとくにPTFEを
含むメッキを施さなくても摩擦係数は約0.05程度に
は減少するので、ほぼ同じ効果が得られる。
【0014】尚、スリーブの内周面は多数の微細孔また
は、多数の凹凸を有するニッケル系無電解メッキ後にP
TFEを含浸しても同じてりあり、その摩擦係数は圧電
振動子が振動している間は0.03程度に減少できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸端面ま
たはベースに圧電振動子を取付け、50〜400キロヘ
ルツで振動させることにより、軸受が半浮上状態で摺動
でき、軸水平でも、軸垂直でも姿勢差の影響の無いレン
ズアクチュータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明レンズアクチュータの一実施例の断面図
【図2】従来のレンズアクチュータの断面図
【符号の説明】
1 ベース 2 軸 3 スリーブ 3A メッキ層 4 ボビン 5A,5B マグネット 6 Z軸駆動コイル 7 R軸駆動コイル 8 レンズ 9 圧電振動子 1A,4A 透光穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに軸の一端がほぼ直角に固定さ
    れ、前記軸の外周にはスリーブが回動かつ摺動自在に挿
    入され、前記スリーブの外周には同軸上にボビンとZ軸
    駆動コイルが取り付けられ、前記Z軸駆動コイルの近傍
    にR軸駆動コイルが取り付けられ、前記2個のコイルの
    近傍には前記ベースに固定されたマグネットが位置し、
    前記ボビンにはレンズが固定され、前記軸の端面または
    ベースのいずれか一方に圧電振動子を取り付け50〜4
    00キロヘルツの周波数で振動することを特徴とするレ
    ンズアクチュータ。
  2. 【請求項2】 前記軸は鋼材から成り表面粗さは0.3
    ミクロンメータ以下であり、前記スリーブの内周は、4
    フッ化エチレン粉を重量比15〜30%含むニッケル系
    無電解メッキを施し、その表面粗さは1ミクロンメータ
    以下である第1項記載のレンズアクチュータ。
  3. 【請求項3】 前記軸は鋼材から成り表面粗さは0.3
    ミクロンメータ以下であり、前記スリーブの内周は、多
    数の凹凸または多数の微細孔を有するニッケル系無電解
    メッキを施した後、4フッ化エチレンを含浸させた第1
    項記載のレンズアクチュータ。
JP3250872A 1991-09-30 1991-09-30 レンズアクチユータ Pending JPH0589498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101229207B1 (ko) * 2004-09-29 2013-02-01 교세라 가부시키가이샤 카메라 모듈 및 이 카메라 모듈을 이용한 휴대 단말기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101229207B1 (ko) * 2004-09-29 2013-02-01 교세라 가부시키가이샤 카메라 모듈 및 이 카메라 모듈을 이용한 휴대 단말기

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