JPH0589303A - Icカード - Google Patents
IcカードInfo
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- JPH0589303A JPH0589303A JP3021080A JP2108091A JPH0589303A JP H0589303 A JPH0589303 A JP H0589303A JP 3021080 A JP3021080 A JP 3021080A JP 2108091 A JP2108091 A JP 2108091A JP H0589303 A JPH0589303 A JP H0589303A
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Abstract
しても容易に対応することができるICカードを実現す
る。 【構成】 ICカードの記憶手段を少なくとも1つ以上
に分割し、この分割された記憶領域毎にアドレス空間を
定義する。そして、このアドレス空間毎に各種アドレス
方式を識別するための属性情報を設ける。アプリケーシ
ョン側がこの記憶手段にアクセスする際には、ICカー
ドに搭載される制御手段が前記属性情報に対応したアド
レス方式に従って入出力制御を行う。
Description
ス方式が異なるアプリケーションを利用可能とするIC
カードに関する。
ドと総称するカードが多方面に採用されており、例えば
バンクカード、IDカード、クレジットカード等にCP
U、メモリを内蔵したICカードや、電子手帳または携
帯型のパーソナルコンピュータ等の外部記憶装置として
単にデータを記憶するメモリだけを搭載したICメモリ
カードが使われている。
ては、ROM、E2PROM等の不揮発性メモリ、或い
はDRAM、SRAM等の揮発性メモリが用いられてい
る。特に、CPU、メモリを内蔵したICカードでは、
1チップ上に両者を組込形成したマイクロプロセッサが
多用されている。このようなICカードは、カードリー
ダライタを介してデータの授受を行うものであり、それ
ぞれICカードのメモリへのアクセスは、内蔵のCPU
により行われ、メモリカードのメモリへのアクセスは、
端末側のCPUにより行われるようになっている。
レス方式に応じたデータの読み出しおよび書込みがなさ
れる。このアドレス方式には、論理アドレス方式、物理
アドレス方式およびレコード管理方式がある。まず、こ
の論理アドレス方式とは、メモリを管理するソフトウェ
アにおいて定義された相対アドレスによって、当該メモ
リのアドレス空間を規定し、この相対アドレスに基づい
て所定の記憶エリアにアクセスするようにした方式であ
る。なお、この相対アドレスは、所定の変換テーブルに
より実際のメモリアドレス(絶対アドレス)に変換され
る。物理アドレス方式とは、上記絶対アドレスでアドレ
ス空間を規定し、この絶対アドレスに基づいて所定の記
憶エリアにアクセスする方式である。レコード管理方式
とは、メモリ上の記憶エリアを所定データ長毎のレコー
ドに区分し、区分したレコードを識別するレコード番号
またはレコードポインタを用いて記憶エリアを管理する
方式である。故に、データの授受を行う場合には、適用
されるカードのアドレス方式に準拠したアプリケーショ
ンを具備し、それに基づいてデータの読み出し、書込み
とを行うように構成されている。
カードおいては、上述した各種アドレス方式のいずれか
によってメモリの記憶エリアが管理されており、これら
各アドレス方式に対応するアプリケーションが種々混在
した状況下にある。したがって、ICカードを異なるア
ドレス方式のアプリケーションに対応させるためには、
これらアドレス方式を個々に管理するマイクロチップを
カード内に具備しなければならないが、こうした場合、
該カードのコスト上昇などの様々な不都合を招致する。
このため、現実的には、ICカードのアドレス方式に対
応したアプリケーションでなければ、カードのデータに
アクセスすることができないという欠点があった。この
発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、アドレス
方式が異なるアプリケーションに容易に対応することが
できるICカードを提供することを目的としている。
ように、少なくとも1つ以上に分割された記憶領域毎に
定義されたアドレス空間を有し、前記アドレス空間毎に
アドレス方式を識別する属性情報bを設けた記憶手段a
と、前記属性情報bに対応したアドレス方式で入出力制
御する制御手段cとを具備することを特徴としている。
も1つ以上に分割された記憶領域毎に定義されたアドレ
ス空間を有し、このアドレス空間毎にアドレス方式を識
別する属性情報bが設けられ、制御手段cが前記属性情
報bに対応したアドレス方式に従って入出力制御を行
う。これにより、アドレス方式が異なるアプリケーショ
ンに対応可能となる。
いて説明する。 A.実施例の構成 図2は、この発明による一実施例の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、ICカード11は、カ
ードリーダライタ21との間でコマンド、データの送受
信を行うI/O12と、これらのコマンド処理、あるい
はデータ処理のプログラムやデータなどが格納されるE
EPROM13と、データ通信の制御およびこれらのプ
ログラムに基づいてのデータ処理を行うCPU14と、
このCPU14のワークエリアとして用いられるRAM
15とを具備してなる。
の授受を行うカードリーダライタ21は、I/O21
と、ROM23と、CPU24と、RAM25とから構
成されている。なお、このカードリーダライタ21は、
通信回線を介し、ホストコンピュータ側とデータ通信で
きるようになっている。
M13の記憶エリアは、システム情報を格納しておくシ
ステム領域と、ユーザ情報を格納しておくユーザ領域と
に分れており、さらに、図3に示すファイル構造となっ
ている。図3に示すように、このICカード11は、シ
ステムディレクトリSDの下に3つのルートディレクト
リRT1〜RT3を構成しており、これらによってファ
イル管理がなされている。ここで、ディレクトリRT1
は前述した物理アドレス方式のファイルが管理される領
域、ディレクトリRT2は前述した論理アドレス方式の
ファイルが管理される領域、また、ディレクトリRT3
は前述したレコード管理方式のファイルが管理される領
域である。このように、この実施例によるICカード
は、メモリの所定エリアが3分割され、それぞれ各アド
レス方式により管理されるように構成されている。な
お、このICカードには、CPUが具備され、これによ
り各アドレス方式のファイル管理がなされるように構成
されている。
れぞれ図4に示すフォーマットでアドレス管理情報が登
録されている。すなわち、図4(イ)は物理アドレス方
式の管理フォーマット、図4(ロ)は論理アドレス方式
の管理フォーマットを示し、図4(ハ)はレコード管理
方式の管理フォーマットを示している。この図におい
て、F1〜Fnは、上記の各フォーマットを形成する所
定バイト長のフレームである。例えば、F1はファイル
名が登録される8バイト長のフレーム、F2は上述した
アドレス方式を識別するための格納形式が登録される1
バイト長のフレームである。また、F3はフレームF1
に定義されたファイル名の先頭アドレスが登録されるフ
レームである。なお、Fnはブロックチェックコードで
あり、このアドレス管理情報をチェックする際に用いら
れる。
す図である。この図に示すように、1バイト中の下位3
ビットでアドレス方式を識別するようになっている。こ
のフレームF2において、例えば、下位3ビットが「0
01」の場合には物理アドレス方式、「010」の場合
には論理アドレス方式、「100」の場合にはレコード
管理方式を各々表わす。そして、この下位3ビットが物
理アドレス方式を表わしている時には、図4(イ)のフ
レームF4,F5,F6はいずれも未使用となる。一
方、下位3ビットが論理アドレス方式を表わしている場
合、図4(ロ)のフレームF5には、アドレスポインタ
が登録されると共に、フレームF6にエリアサイズが登
録される。このアドレスポインタとは、論理アドレスを
絶対(物理)アドレスに変換する際に用いられる変換テ
ーブルの入力番地を指し示すものである。さらに、下位
3ビットがレコード管理方式を表わしている場合、図4
(ハ)のフレームF4には、格納レコード数が登録さ
れ、かつ、フレームF5に次レコード番号、フレームF
6にレコードサイズがそれぞれ登録される。
合の動作について図6〜図20を参照し、説明する。な
お、この動作説明においては、ICカード11がカード
リーダライタ21にセットされ、該カードリーダライタ
21により所定のファイルがアクセスされるものとす
る。まず、カードリーダライタ21にICカード11が
セットされると、該カード内部に搭載されたCPU14
が起動する。これにより、図6に示すメインルーチンが
開始し、ステップSa1に進む。ステップSa1では、
イニシャライズが行われ、この結果、各種内部レジスタ
などがリセットされた後、カードリーダライタ21側に
対してATR情報(リセットした旨を表わす情報)が出
力される。次に、ステップSa2に進むと、CPUはカ
ードリーダライタ側からコマンドを受けるまで待機状態
となる。ここで、カードリーダライタ側から後述する各
種コマンドを受けると、ステップSa2の判断結果が
「YES」となり、次のステップSa3に進む。ステッ
プSa3では、受けたコマンドに応じたコマンド処理ル
ーチンが実行される。そして、ステップSa4では、こ
のコマンド処理ルーチンの実行結果を所定のフォーマッ
トに基づくレスポンスデータとしてカードリーダライタ
側へ送出する。そして、以後、上述したステップSa2
〜Sa4を繰り返す動作となる。
a4の動作において、前述した各アドレス方式のファイ
ルにアクセスする場合について詳述する。 所定のファイルを開く場合の動作 この場合、カードリーダライタ21側からICカード1
1へオープンコマンドが供給される。なお、このオープ
ンコマンドのコマンドフォーマットは図8(イ)に示す
通りである。このようなオープンコマンドが供給される
と、前述したメインルーチンにおけるステップSa2の
判断結果が「YES」となり、ステップSa3に進む。
これにより、図7に示すオープンコマンド処理ルーチン
が起動され、ステップSb1に進む。ステップSb1で
は、ステイタスデータSTS1を「0」とし、次のステ
ップSb2へ進む。ここで、ステイタスデータSTS1
とは、コマンド処理ルーチンにおけるエラーの有無を表
わすデータである。ステップSb2では、上記オープン
コマンドに付与されるファイル名FNに基づいて、前述
のルートディレクトリRT1〜RT3をサーチする。そ
して、ステップSb3では、サーチした結果、ファイル
名FNに該当するファイルが存在しているか否かを判断
する。ここで、ファイル名FNに該当するファイルが存
在する場合には、判断結果が「YES」となり、次のス
テップSb4へ進む。ステップSb4では、ファイルが
存在するディレクトリのフレームF3にファイルの先頭
アドレスをセットする。次いで、ステップSb5では、
このディレクトリのアドレス管理情報を読み出し、この
ルーチンを終了する。
が「NO」の場合、すなわち、オープンコマンドに付与
されたファイル名FNに該当するファイルが存在しない
場合には、ステップSb6に進む。ステップSb6で
は、ステイタスデータSTS1に「4」を加算し、この
ルーチンを終了する。そして、CPU14の処理は、こ
のオープンコマンド処理ルーチンからメインルーチンに
戻り、レスポンス送信処理(ステップSa4)が行われ
る。この場合のレスポンス送信処理では、図8(ロ)に
示すフォーマットのレスポンスデータがICカード11
からカードリーダライタ21側へ送出される。ここで、
ステイタスデータSTS1が「4」であると、カードリ
ーダライタ21側は該当するファイルが存在しない旨の
エラー表示を行う。
する場合の動作 上述したオープンコマンド処理によって開かれたファイ
ルが物理アドレス方式で管理されている場合には、以下
に示す読み出し動作および書込み動作が行われる。 a.読み出し動作 この読み出し動作では、カードリーダライタ21側から
ICカード11へ図10(イ)に示すフォーマットの読
み出しコマンドが供給される。このような読み出しコマ
ンドが供給されると、図9に示す読み出しコマンド処理
ルーチンが起動され、CPU14の処理がステップSc
1に進む。ステップSc1では、ステイタスデータST
S1を「0」とし、次のステップSc2へ進む。ステッ
プSc2では、ディレクトリRT1のフレームF2が物
理アドレスを表わす格納形式であるか否かを判断する。
そして、フレームF2の下位3ビットが「001」であ
る場合には、この判断結果が「YES」となり、ステッ
プSc3に進む。ステップSc3では、読み出しコマン
ドに付与されたアドレスRAを読み取り、これを内部レ
ジスタにセットする。次に、ステップSc4では、この
アドレスRAから順次ファイルのデータを読み出す。こ
の読み出しの際には、読み出しコマンドに含まれるデー
タ長LEN(図10(イ)参照)を読み出し単位として
いる。次いで、ステップSc5では、データ長LEN毎
の読み出しにおいて、アドレスエラーがあるか否かを判
断する。そして、エラーが無い場合には、ステップSc
6に進み、読み出したデータを図示していない出力バッ
ファにセットし、このルーチンを終了する。
が「NO」の場合、すなわち、このファイルが物理アド
レス方式でない場合には、ステップSc7に進み、ステ
イタスデータSTS1に「1」を加算する。また、読み
出し時にアドレスエラーがあった場合には、ステップS
c5の判断結果が「NO」となり、ステップSc8に進
み、このステイタスデータSTS1に更に「1」を加算
する。そして、CPU14の処理がメインルーチンのレ
スポンス送信処理(ステップSa4)に移行すると、図
10(ロ)に示すフォーマットによるレスポンスデータ
がICカード11側からカードリーダライタ21側へ送
出される。この結果、読み出しデータがカードリーダラ
イタ21側に受取られることになる。なお、このレスポ
ンスデータにおけるステイタスデータSTS1が「2」
の場合、カードリーダライタ21側は、上述した読み出
しコマンド処理にエラーがあったとしてエラー表示を行
う。
Cカード11へ図12(イ)に示すフォーマットの書込
みコマンドが供給される。このような書込みコマンドが
供給されると、図11に示す書込みコマンド処理ルーチ
ンが起動され、ステップSd1に進む。ステップSd1
では、ステイタスデータSTS1を「0」とし、次のス
テップSd2へ進む。ステップSd2では、ディレクト
リRT1のフレームF2が物理アドレスを表わす格納形
式であるか否かを判断する。そして、フレームF2の下
位3ビットが「001」である場合には、この判断結果
が「YES」となり、ステップSd3に進む。ステップ
Sd3では、書込みコマンドに付与された書込みアドレ
スWAを読み取り、これを内部レジスタにセットする。
次に、ステップSd4では、オープンしたファイルの書
込み領域が不足しているか否かを判断する。そして、書
込み領域が不足していない場合には、ここでの判断結果
が「NO」になり、次のステップSd5に進む。ステッ
プSc5では、書込みアドレスWAから順次、書込みコ
マンドに付与された書込みデータWDの書込みが行わ
れ、このルーチンを終了する。
が「NO」の場合、すなわち、このファイルが物理アド
レス方式でない場合には、ステップSd6に進み、ステ
イタスデータSTS1に「2」を加算する。また、ファ
イルの書込み領域が不足している場合には、ステップS
d4の判断結果が「YES」となり、ステップSd7に
進み、このステイタスデータSTS1に更に「1」を加
算する。そして、CPUの処理がメインルーチンのレス
ポンス送信処理(ステップSa4)に移行すると、図1
2(ロ)に示すフォーマットのレスポンスデータがIC
カード11からカードリーダライタ21側へ送出され
る。ここで、このレスポンスデータのステイタスデータ
STS1が「3」の場合、カードリーダライタ21側は
上述した書込みコマンド処理にエラーがあったとしてエ
ラー表示を行う。
する場合の動作 前述したオープンコマンド処理によって開かれたファイ
ルが論理アドレス方式で管理されている場合には、以下
に示す読み出し動作および書込み動作が行われる。 a.読み出し動作 この読み出し動作では、カードリーダライタ側からIC
カードへ図15(イ)に示すフォーマットの読み出しコ
マンドが供給される。このような読み出しコマンドが供
給されると、図13に示す読み出しコマンド処理ルーチ
ンが起動され、CPU14の処理がステップSe1に進
む。ステップSe1では、ステイタスデータSTS1を
「0」とし、次のステップSe2へ進む。ステップSe
2では、ディレクトリRT2のフレームF2が論理アド
レスを表わす格納形式で記述されているか否かを判断す
る。そして、このフレームF2の下位3ビットが「01
0」である場合には、この判断結果が「YES」とな
り、ステップSe3に進む。ステップSe3では、オー
プンしたファイルの先頭アドレスをセットする。次に、
ステップSe4では、フレームF5に登録されるアドレ
スポインタの値を内部レジスタにセットする。
た先頭アドレスを前記アドレスポインタに応じて絶対ア
ドレスに変換し、この絶対アドレスから順次、ファイル
のデータを読み出す。この読み出しの際には、読み出し
コマンドに含まれるデータ長LEN(図15(イ)参
照)を読み出し単位としている。次に、ステップSe6
では、読み出し時にファイル終端を表わすEOFコード
を検出したか否かが判断される。ここで、このEOFコ
ードが検出されない場合には、ファイル終端ではないの
で、EOFエラーとはならず、この判断結果は「NO」
となり、次のステップSe7に進む。そして、ステップ
Se7では、読み出したデータを図示していない出力バ
ッファにセットする。続いて、ステップSe8では、読
み出し完了後の論理アドレスを示すように、前述したフ
レームF3のアドレスポインタを更新し、このルーチン
を終了する。
が「NO」の場合、すなわち、このファイルが論理アド
レス方式でない場合には、ステップSe9に進み、ステ
イタスデータSTS1に「1」を加算する。また、読み
出し時にファイル終端となってしまい、EOFエラーが
発生した場合には、上述したステップSe6の判断結果
が「YES」となってステップSe10に進み、このス
テイタスデータSTS1に更に「1」を加算する。そし
て、CPU14の処理が前述したメインルーチンのレス
ポンス送信処理(ステップSa4)に移行すると、図1
5(ロ)に示すフォーマットによるレスポンスデータが
ICカード11からカードリーダライタ21側へ送出さ
れる。これにより、読み出しデータがカードリーダライ
タ21側に受取られることになる。一方、このレスポン
スデータのステイタスデータSTS1が「2」の場合、
カードリーダライタ21側は、上述した読み出しコマン
ド処理にエラーがあったとしてエラー表示を行う。
ードへ図16(イ)に示すフォーマットの書込みコマン
ドが供給される。このような書込みコマンドが供給され
ると、図14に示す書込みコマンド処理ルーチンが起動
され、ステップSf1に進む。ステップSf1では、ス
テイタスデータSTS1を「0」とし、次のステップS
f2へ進む。ステップSf2では、ディレクトリRT2
のフレームF2が論理アドレスを表わす格納形式である
か否かを判断する。そして、フレームF2の下位3ビッ
トが「010」である場合には、この判断結果が「YE
S」となり、ステップSf3に進む。ステップSf3で
は、オープンしたファイルの先頭アドレスをセットし、
続いて、ステップSf4では、ディレクトリRT2のフ
レームF5に登録されるアドレスポインタの値を参照
し、この値を内部レジスタにセットする。
込み領域が不足しているか否かを判断する。そして、書
込み領域が不足していない場合には、ここでの判断結果
が「NO」になり、次のステップSf6に進む。ステッ
プSf6では、セットされた先頭アドレスを前記アドレ
スポインタに応じて絶対アドレスに変換し、この絶対ア
ドレスから順次、書込みコマンドに付与された書込みデ
ータWDの書込みを行う。次いで、ステップSf7で
は、書込み完了後の論理アドレスを示すように、前述し
たフレームF3のアドレスポインタを更新し、このルー
チンを終了する。一方、上述したステップSf2の判断
結果が「NO」の場合、すなわち、このファイルが論理
アドレス方式でない場合には、ステップSf8に進み、
ステイタスデータSTS1に「2」を加算する。また、
ファイルの書込み領域が不足している場合には、ステッ
プSf5の判断結果が「YES」となってステップSf
9に進み、このステイタスデータSTS1に更に「1」
を加算する。
ンルーチンのレスポンス送信処理(ステップSa4)に
移行すると、図16(ロ)に示すフォーマットのレスポ
ンスデータがICカード11側からカードリーダライタ
21側へ送出される。ここで、このレスポンスデータの
ステイタスデータSTS1が「3」の場合、カードリー
ダライタ21側は、上述した書込みコマンド処理にエラ
ーがあったとしてエラー表示を行う。
する場合の動作 前述したオープンコマンド処理によって開かれたファイ
ルがレコード管理方式で管理されている場合には、以下
に示す読み出し動作および書込み動作が行われる。 a.読み出し動作 この読み出し動作では、カードリーダライタ側からIC
カードへ図19(イ)に示すフォーマットの読み出しコ
マンドが供給される。なお、このフォーマットにおける
レコード番号Nは、読み出すレコードの番号を指定する
ものである。このレコード番号Nが「0」である時は、
次のレコード番号を指し、通常は、読み出しするレコー
ド番号を1〜255の範囲で表わす。このような読み出
しコマンドが供給されると、図17に示す読み出しコマ
ンド処理ルーチンが起動され、ステップSg1に進む。
ステップSg1では、ステイタスデータSTS1を
「0」とし、次のステップSg2へ進む。ステップSg
2では、ディレクトリRT3のフレームF2がレコード
管理を表わす格納形式で記述されているか否かを判断す
る。そして、このフレームF2の下位3ビットが「10
0」である場合には、この判断結果が「YES」とな
り、ステップSg3に進む。ステップSg3では、オー
プンしたファイルにおけるレコードの先頭アドレスをフ
レームF3から読み出す。そして、ステップSg4で
は、上記レコード番号Nが「0」であるか否かを判断す
る。ここで、レコード番号Nが「0」でない場合には、
判断結果が「NO」になり、次のステップSg6に進
む。一方、レコード番号Nが「0」であると、この判断
結果が「YES」となり、ステップSg5に進む。ステ
ップSg5では、フレームF5に登録された次レコード
番号を読み取り、これを内部レジスタにセットする。
から読み出した格納レコード数が、読み出しを行うレコ
ード番号N以上であるか否か、つまり、読み出しするレ
コード番号Nが妥当な値であるかどうかを判断する。こ
こで、このレコード番号が妥当な値である場合には、判
断結果が「YES」となり、次のステップSg7に進
む。ステップSg7では、フレームF6のレコードサイ
ズを読み取り、このレコードサイズと、レコード番号N
および先頭アドレスとから、読み出しを開始すべき絶対
アドレスを求める。すなわち、レコードサイズと次レコ
ード番号(N−1)とを乗じ、この結果を先頭アドレス
に加算する処理がなされる。そして、ステップSg8で
は、こうした処理により求められた絶対アドレスから順
次、レコードのデータを読み出す。次いで、ステップS
g9では、この読み出したデータを図示していない出力
バッファにセットし、このルーチンを終了する。
が「NO」の場合、すなわち、このファイルがレコード
管理方式によらない場合には、ステップSg10に進
み、ステイタスデータSTS1に「2」を加算する。ま
た、読み出しレコード番号が格納レコード数より小さ
く、不正なものである時には、上述したステップSg6
の判断結果が「NO」となってステップSg11に進
み、このステイタスデータSTS1に更に「1」が加算
される。そして、CPU14の処理が前述したメインル
ーチンのレスポンス送信処理(ステップSa4)に移行
すると、図19(ロ)に示すフォーマットによるレスポ
ンスデータがICカード11からカードリーダライタ2
1側へ送出される。これにより、読み出したデータがカ
ードリーダライタ21側に受取られることになる。とこ
ろで、このレスポンスデータのステイタスデータSTS
1が「3」となった場合、カードリーダライタ21は、
上述した読み出しコマンド処理にエラーがあったとして
エラー表示を行う。
ードへ図20(イ)に示すフォーマットの書込みコマン
ドが供給される。なお、このフォーマットにおけるレコ
ード番号Nは、書込みを行うレコード番号を指定するも
のである。このような書込みコマンドが供給されると、
図18に示す書込みコマンド処理ルーチンが起動され、
ステップSj1に進む。まず、ステップSj1では、ス
テイタスデータSTS1を「0」とし、次のステップS
j2へ進む。ステップSj2では、ディレクトリRT3
のフレームF2がレコード管理を表わす格納形式で記述
されているか否かを判断する。そして、このフレームF
2の下位3ビットが「100」である場合には、この判
断結果が「YES」となり、ステップSj3に進む。ス
テップSj3では、オープンしたファイルにおけるレコ
ードの先頭アドレスをフレームF3から読み出し、これ
を内部レジスタにセットする。次いで、ステップSj4
では、書込みコマンドに付与されたレコード番号Nが
「0」であるか否かを判断する。ここで、レコード番号
Nが「0」でない場合には、判断結果が「NO」にな
り、次のステップSg6に進む。一方、レコード番号N
が「0」であると、この判断結果が「YES」となり、
ステップSj5に進む。ステップSj5では、フレーム
F5に登録されたレコード番号より1大きい次のレコー
ド番号を内部レジスタにセットし、次のステップSj6
に進む。
み出した格納レコード数が、書込みを行うレコード番号
N以上であるか否か、すなわち、書込みを行うレコード
番号Nが妥当な値であるかどうかを判断する。ここで、
このレコード番号が妥当な値である場合には、判断結果
が「YES」となり、次のステップSj7に進む。ステ
ップSj7では、フレームF6に登録されたレコードサ
イズを読み取り、このレコードサイズと、レコード番号
Nおよび先頭アドレスとから、書込みを開始する絶対ア
ドレスを求める。すなわち、レコードサイズと次レコー
ド番号(N−1)とを乗じ、この結果を先頭アドレスに
加算する処理がなされる。そして、ステップSj8で
は、こうした処理により求められた絶対アドレスから順
次、書込みコマンドに付与された書込みデータWDを書
込む。次いで、ステップSj9では、フレームF4に登
録される格納レコード数を1インクリメントし、このル
ーチンを終了する。
て、書込みを行うレコード番号Nが不正な値であると、
判断結果が「NO」となり、ステップSj10に進む。
ステップSj10では、フレームF6に登録されたレコ
ードサイズに基づき、ファイル中にレコードエリアを確
保する。次いで、ステップSj11では、このレコード
エリアを確保する際に、書込み領域が不足しているか否
かを判断する。ここで、書込み領域が足りた場合には、
この判断結果が「NO」となり、次のステップSj12
に進む。ステップSj12では、書込みを行うレコード
番号として、現在のレコード番号を1インクリメント
し、上記ステップSj7に進む。これにより、新たなレ
コードに書込みが行われることになる。
が「NO」の場合、すなわち、このファイルがレコード
管理方式によらない場合には、ステップSj13に進
み、ステイタスデータSTS1に「1」を加算する。ま
た、レコードエリアを拡張する際に、書込み領域が不足
した時には、上記ステップSj11の判断結果が「YE
S」となってステップSj14に進み、このステイタス
データSTS1に更に「2」を加算する。そして、CP
U14の処理が前述したメインルーチンのレスポンス送
信処理(ステップSa4)に移行すると、図20(ロ)
に示すフォーマットによるレスポンスデータがICカー
ド11からカードリーダライタ21側へ送出される。と
ころで、このレスポンスデータのステイタスデータST
S1が「3」となった場合、カードリーダライタ21
は、上述した読み出しコマンド処理にエラーがあったと
してエラー表示を行う。
各アドレス方式に対応させたファイルをICカードに具
備させると共に、各アドレス方式に応じた読み出しコマ
ンドおよび書込みコマンドを実行することができるの
で、どのようなカードリーダライタのアプリケーション
にも対応可能になっている。
ば、記憶手段には、少なくとも1つ以上に分割された記
憶領域毎に定義されたアドレス空間を有し、このアドレ
ス空間毎にアドレス方式を識別する属性情報が設けら
れ、制御手段が前記属性情報に対応したアドレス方式に
従って入出力制御を行うので、アドレス方式が異なるア
プリケーションに容易に対応することができる。
のフォーマットを示す図。
例を示す図。
チャート。
ンを示すフローチャート。
ンドに対するレスポンスデータのフォーマットを示す
図。
コマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
出しコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータ
のフォーマットを示す図。
コマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
みコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータの
フォーマットを示す図。
しコマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
コマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
出しコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータ
のフォーマットを示す図。
みコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータの
フォーマットを示す図。
しコマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
コマンド処理ルーチンを示すフローチャート。
出しコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータ
のフォーマットを示す図。
みコマンド及び該コマンドに対するレスポンスデータの
フォーマットを示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1つ以上に分割された記憶領
域毎に定義されたアドレス空間を有し、前記アドレス空
間毎にアドレス方式を識別する属性情報を設けた記憶手
段と、 前記属性情報に対応したアドレス方式で入出力制御する
制御手段とを具備することを特徴とするICカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021080A JP3007425B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021080A JP3007425B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | Icカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589303A true JPH0589303A (ja) | 1993-04-09 |
JP3007425B2 JP3007425B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=12044909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3021080A Expired - Lifetime JP3007425B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007425B2 (ja) |
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---|---|
JP3007425B2 (ja) | 2000-02-07 |
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