JPH02309416A - メモリカードシステム - Google Patents

メモリカードシステム

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JPH02309416A
JPH02309416A JP1130228A JP13022889A JPH02309416A JP H02309416 A JPH02309416 A JP H02309416A JP 1130228 A JP1130228 A JP 1130228A JP 13022889 A JP13022889 A JP 13022889A JP H02309416 A JPH02309416 A JP H02309416A
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JP
Japan
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memory card
device driver
fat
data
dos
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JP1130228A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Nakano
浩和 中野
Takashi Noguchi
敬 野口
Genichi Takeuchi
竹内 元一
Mitsunori Hibi
日比 光則
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CHINOU KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
CHINOU KAGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メモリカードをオペl、メーティングからデ
バイスとしてアクセスするメモリカードシステムに関す
るものである。
(従来の技術) コンビゴ、−夕で用いられるオペレーティングシステム
(以下O8という)上のアプリケーションソフトへのメ
モリカードのデータの送受は、メモリカードを読み書き
ソフトを通じて一度テキストファイルを仲介しやり取り
する方法と、デバイスドライバをO8に登iすることに
よりデバイスとして直接アプリケーションからのアクセ
スを可能とする方法がある。
第19図はデバイスドライバをOSの一例であるMS−
DOSに登録した際のデバイスのデータ構造およびMS
−DOSからのアクセスを示した図である。データ構造
はすべてクラスタと呼ばれるデータを1つのかたまりと
したものを最小単位としている。クラスタの管理はFA
T (ファイル・アロケーション・テーブル)に管理情
報を記録することにより行なわれる。アプリケーション
からのアクセスは、先ず、アプリケーションがシステム
コールをMS−DOSに要求し、MS−D。
Sはデバイスドライバを介してデバイスをFATの管理
情報をもとにクラスタ単位でアクセスすることにより行
なわれる。この場合明らかなように、デバイスのデータ
構造はクラスタで区切られたブロック構造でなければな
らない。また従来一般には、メモリカードはシート状の
カードの中に格納した読み書き可能な記憶素子の記憶容
量の制約から、記録効率を重視した記録フォーマットが
採用されている。第20図に示すように、このメモリカ
ードに記録されているデータを他のアプリケーションソ
フトで読み込むためには、メモリカード読み書きソフト
を用いてデータをテキストファイルに変換し、その後他
のアプリケーションソフトを実行させ、テキストファイ
ルを読み込むという動作が必要であった。書き込みに関
しては読み込みの逆の動作が必要である。
(発明が解決しようとする課題) 上記第20図の場合のアプリケーションとメモリカード
読み書きソフトとは、同時に動作することは困難であり
、アプリケーション実行中にメモリカードのデータを読
み込む必要が生じた場合にも一度アプリケーションソフ
トを終了し、メモリカード読み書きソフトによりデータ
をテキストファイルに変換した後、メモリカード読み書
きソフトを終了し、再度アプリケーションソフトを実行
させ、そのテキストファイルを読み込むといった手間が
かかるという課厘があった。
また、パーソナルコンピュータで用いられるO8へのデ
バイスとしての組み込みも、メモリカードのデータ構造
が記憶容量を重視した構造となっているため、極めて困
難であるといった課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、従来のメモリカードの記録構造を変更せずに、O
8にデバイスとして組み込むことを可能とすることを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、(1)メモリカードをオペレーティングシス
テムからアクセスして処理を行ない得るように構成した
メモリカードシステムにおいて、情報の記録機能を有す
るメモリカードと、メモリカードの情報を読み書きもし
くは読み込みを行なうリーダライタと、オペレーティン
グシステムに組み込まれるデバイスドライバと、疑似F
ATを持ちデバイスドライバで扱われるブロック構造の
データ構造とリーダライタで読み書きもしくは読み込み
されるメモリカードのデータ構造を相互に変換する記録
構造変換部を備えたことを特徴とするメモリカードシス
テム、および、(2)メモリカードをオペレーティング
システムからアクセスして処理を行ない得るように構成
したメモリカードシステムにおいて、情報の記録機能を
有するメモリカードと、メモリカードの情報を読み書き
もしくは読み込みを行なうリーダライタと、オペレーテ
ィングシステムに組み込まれるデバイスドライバーとか
ら成り、そのデバイスドライバにおいてメモリカードの
情報をキャラクタ型のデバイスとして扱うことを特徴と
するメモリカードシステムである。
(作用) 本発明において、デバイスドライバをブロック型として
登録した場合は、疑似FATを持ちデバイスドライバで
扱われるブロック構造のデータ構造とリーダライタで読
み書きもしくは読み込みされるメモリカードのデータ構
造を相互に変換する記録構造変換部が、アプリケーショ
ンに対して、メモリカードの連続したデータをブロック
型に見せかけて送受する。
デバイスドライバをキャラクタ型として登録した場合は
、デバイスドライバがメモリカードのデータをキャラク
タ型のデバイスとして扱う。
よって、従来のメモリカードの記録構造を変換せずにO
5にデバイスとして組み込むことを可能とする。
(実施例1) 第1図は、本発明メモリカードシステムの1実施例を示
すブロック図である。
本実施例は、第1図から明らかなように、データを格納
するメモリカードとホストコンビエータとの電気的接続
を行なうリーダライタと各種アプリケーションプログラ
ムを管理するO3の1例としてのMS−DOS、MS−
DOSからの入出力処理を行なうデバイスドライバ、デ
バイスドライバで扱うブロック構造のデータ構造をメモ
リカードのデータからシミュレートするデータ構造変換
部から構成され、データ構造変換部はデータ構造のシミ
ュレートの際のテーブルとなる疑似FATを持っている
。メモリカードは、カードステータス、識別用ID、プ
ログラムおよびデータ領域から成る。
次に上記の構成を更に詳細に説明する。
MS−DOSについて MS−DOSは、異種機間でのソフトウェアの互換性や
プログラム開発などの充実といったことを目的に誕生し
た。例えば、A社のハードウェア用のソフトウェアをB
社のハードウェアで使えないことはよくあることで、こ
れはA社のハードウェアに依存した部分があるためであ
る。MS−DOSはこのようなハードウェアの仕様の違
いから起こる問題を解消することがその目的の1つとし
て作られている。つまり、MS−DOSを使ってハード
ウェアに依存したソフトウェア仕様を吸収させることに
より、ハードウェアとアプリケーションソフトの緩衝地
帯となり、ハードウェアに依存しないソフトウェアを作
成することができるということになるのである。アプリ
ケーションソフト内部では、MS−DOSに対する共通
の命令(システムコール)を使用することにより、アプ
リケーションソフトの互換性が保゛たれる。
MS−DOSの構造について MS−DOSは3つの部分に分かれ、その各部分が互い
に関係してO8の働きをしている。これら3つの部分は
COMMAND、COM、MSDos、sysおよびI
O,SYSである。COMMAND、COMは、ユーザ
からのコマンドを受取り、その意味を解釈して実行に移
す部分で、ユーザとコンピュータのインターフェースプ
ログラムである。そのほかに、MS−DOSの内部コマ
ンドと呼ばれる部分はこの中に組み込まれている。MS
DOS、SYSは、MS−DOSの本体であり、IO,
SYSによる周辺装置の入出力機能を使って、コンソー
ルの入出力やディスクを管理するファイルシステムなど
を実現する。すなわち、ユーザソフトウェアとIO,S
YS間のインターフェース的な処理を行なう、IO,S
YSは、周辺装置(デバイス)のハードウェアを直接操
作する低レベル(ハードウェアに近いほどレベルが低い
)の入出力を行なう。また、IO,SYSの内部にあり
、各周辺装置を制御するプログラムのことをデバイスド
ライバという。
MSDOS、SYSとIO,SYSの相関についアプリ
ケーションプログラムの実行中に周辺装置に対する入出
力処理の要求を受けたMS DOS、SYSは、どのデ
バイスドライバに対してどのようなアクセスをすればよ
いかを判断し、目的のデバイスドライバにコマンドを送
る。必要ならばその周辺装置の状態を調べ、入出力が可
能か、状態が変化したかなどをチェックする。デバイス
ドライバはMSDOS、SYSが出力するコマンドにし
たがって、周辺装置の状態を調べたり、データの入出力
を行なったりして、その結果をMSDOS、SYSに返
すなど綿密な関係になっている。
MS−DOSのメモリマツプについて MS−DOSは、起動時から数回メモリマツプを変えな
がら立ち上がるが、安定後は第2図に示すようなマツプ
になる。
■割込みベクタ・・−RAMの最下位IKバイトは80
86/88の割込みベクタテーブルになっている。
■IO,SYS、MSDO3,SYS・・・システムの
起動時にディスクからRAM上に展開され、以降常駐す
る。
■システム作業域・・・C0NFIG、SYSファイル
の指定によりディスクバッファや新しいデバイスドライ
バなどのための領域がとられる。
■COMMAND、COM常駐域・・・COMMAND
、COMは、常駐部と非常駐部に分かれており、そのう
ち常駐部はシステム起動時にディスクからロードされ、
以降常駐する。この常駐部は工NT22H123H12
4H127Hのハンドラルーチンおよび非常駐部のロー
ダなどから構成されている。
以上の■〜■の領域は、MS−DOSのシステム領域で
、そのサイズは約25にバイト(IBM=PCの場合)
である。
■T P A (Transient Program
 Area)−システム領域のつぎからCOMMAND
、COM非常駐部の直前までのRAMがユーザプログラ
ム(外部コマンド)の領域であり、慣習でTPA領域と
呼ぶ。
■COMMAND、COM非常駐域・・・コマンド行の
解析、内部コマンドの実行、外部コマンドの起動などC
OMMAND、COMのほとんどの処理を行なう部分で
あり、この領域1はユーザ領域として使用し、破壊して
も差し支えない。COMMAND、COM常駐部でこの
領域のサムチェックを行ない、それが破壊されていると
認識すると、ディスクから再度ロードする。
上記■〜■の領域はRAMに連続して割付けられる。な
お、MS−DOSではシステム起動時にRAMの実装状
況を調べて、不連続な部分があると、その領域以降はシ
ステムの管理対象外となる。
■ROM −B I OS−・・多く+7)MS−DO
3?シンでは、BIOS部分はROM化され、アドレス
の最高位に置かれる構成になっている。デバイスドライ
バであるIO,SYSは、このROM−BIO8をコー
ルしながら処理を進める。また、ROM−BIO3中に
はデバイスの初期化やシステムの診断プログラムなどが
含まれていることが多い。
デバイスドライバについて デバイスドライバとは、ハードウェア装置を直接あるい
は間接的に操作し、MS−DOSとのインターフェース
をとるためのプログラムである。
デバイスドライバは、操作する装置の種類により、キャ
ラクタ型とブロック型の2つに分類される。前者はコン
ソールプリンタ、通信回線のような順次文字入力を行な
う装置に対するもの、後者はフロッピディスクやハード
ディスクなどのブロック単位(通常は物理セクタサイズ
の単位)で入出力を行なう装置に対するものである。I
O,SYSはデバイスドライバの集合体である。IO。
SYSが扱うデバイスは、キャラクタデバイスとブロッ
クデバイスの2種類に分けられる。キャラクタデバイス
はコンソールなどの1文字ずつ読み書きするデバイスを
指し、ブロックデバイスはディスクのようにランダムア
クセスができて、一度に大量のデータを読み書きするも
のを指す。キャラクタデバイスに対しては、各デバイス
(標準的にはCON、PRN、AUX)ごとにデバイス
ドライバが必要であるが、ブロックデバイスではひとつ
のデバイスドライバで複数の同種類のドライブを扱える
。デバイスドライバはデバイスを制御するためのプログ
ラム部と、各種の情報を記録しているデバイスヘッダ(
第3図)から構成される。以下デバイスヘッダの各フィ
ールドの機能を概説する。
■リンク情報・・・10.SYSのなかでは、デバイス
ドライバはこのフィールドのポインタでリンクされてお
り、システムはこの情報で現在使用可能なデバイスの種
類を認識する。最初、システム組込みのドライバは第4
図(a)のようにリンクされているが、C0NFIG、
SYSで新しいドライバを指定すると、それらは第4図
(b)のようにデフォルトドライバの前にリンクされる
。従って、デフォルトデバイス(CONなど)のドライ
バを新規に書いて登録すればIO,SYS組込みのデバ
イスドライバと置き換えることができる。
ユーザがC0NFIG、SYSで登録するドライバは、
このフィールドをFFFFにしておくと、システム起動
時に自動的にリンクがつながる。
■属性・・・第5図に示す16ビツトのフィールドで、
各ビットがデバイスの属性を示す。
■ストラテジエントリ・・・割込みエントリプログラム
部の2つのエントリポイントアドレス■デバイス名・・
・キャラクタデバイスの場合はデバイス名が入る。ブロ
ックデバイスの場合は、そのドライバが支援するドライ
ブの台数が記録される。
M S −D OSの立ち上がり時のプロセスフローを
第6図に示す。ユーザ独自のデバイスドライバをシステ
ムに登録するには、C0NFIG、SYSファイルに 
DEVICE= (名前)、sysと記述する。システ
ムをリセットして再起動することにより、このデバイス
ドライバがシステムに組み込まれる。この場合起動する
ディスクに組み込むデバイスドライバが入っていなけれ
ばならな(7S。
デバイスドライバの呼び出され方について第7図に示し
たようにMSDOS、SYSは、まず初めにデバイスド
ライバとあ間でコマンドやデータを受は渡すために用い
るコマンドパケットのポインタを得るという動作をする
。すなわち、MSDOS、SYSではコマンドパケット
の先頭アドレスをセーブしリターンする。この動作をス
トラテジコールという。そして再びMSDOS。
SYSはコマンドパケットにパラメータをセットし、デ
バイス割込みを行なう。このように2段階の手続きでM
SDOS、SYSはデバイスドライバを呼び出し、デバ
イスドライバはコマンドパケットのパラメータをもとに
各処理を行なう。
コマンドパケットについて コマンドパケットは、第8図のような構成(例としてイ
ニシャライズ処理を示す)になっており、先頭の13バ
イトをリクエストヘッダという。このリクエストヘッダ
は、゛さらに第9図のような構成になっている。リクエ
ストヘッダの長さは固定であるが、その他の部分はコマ
ンドにょって長さが異なる。リクエストヘッダの各フィ
ールドの意味を次に示す。
■コード長・・・コマンドパケットの長さくコマンドへ
ツダ+パラメータ)を示す。
■ユニットコード・・・ブロックデバイスに対してのみ
意味を持ち、どのドライブに対する要求かを示す。
■コマンドコード・・・IO,SYSでは17種類の入
出力要求が存在するので、その種別を示すO〜16の値
が入る。このコマンドには表1に示したようなものがあ
り、MSDOS、SYS、10゜SYS間のやり取りを
行なっている(レジスタを介してのデータ交換は行われ
ない)。なお、表1に示すデバイスドライバの形式は、
Bがブロック型デバイスに対する機能、Cがキャラクタ
型デバイスに対する機能、B/Cが共通の機能を示して
いる。
■ステータス・・・第10図に示す16ビツトのフィー
ルドである。
表1 システムコールについて システムコールとは、アプリケージ式ンソフトからMS
−DOSのシステムを操作、管理するサブルーチンのこ
とをいう。システムコールを使用すれば機種に依存しな
いプログラムを容易に作ることができ、さらに、MS−
DOSのバージョンに依存しないプログラムを作ること
も容易にできる。ユーザはアプリケーションプログラム
からソフトウェア割込みを行なうことにより利用するこ
とができる。そのときの動きを説明する。アプリケーシ
ョンプログラムからデバイスへのI10リクエスト(シ
ステムコール)の流れを見ると、第1)図に示したよう
に、アプリケーションプログラム=OMSDOS、5Y
S=6IO,SYS→一部ROM−BI OS時デバイ
スというように命令が処理される。このとき、アプリケ
ージ3ンプログラムへI10リクエストの結果を返す必
要があるならば、デバイス時一部ROM−B I O3
呻IO、SYS→MSDO3,SYS→アプリケーショ
ンプログラムというような流れになる。
FATについて FATは、ディスク内のファイル領域の使用状況を管理
している重要なテーブルである。MS−DOSでは、デ
ィスクをクラスタという単位に分割して管理している。
クラスタは、ディスクの物理セクタの集まりで、1クラ
スタはセクタ数の2のべき乗倍となるように制限されて
いる。ファイルはクラスタの連なりとして構成されるが
、ファイル作成時の状況によっては、必ずしも連続した
クラスタになっているわけではない。FATの各エント
リはクラスタと1対1に対応しており、その大きさは1
.5バイトである。その内容が示す意味は次の通りであ
る。
000・・・未使用のクラスタ 002〜FF6・・・対応するクラスタはファイルの一
部である。この値はファイルのつぎのクラスタ番号を示
す。
F F 7−・・対応するクラスタ内に不良セクタがあ
る。
FF8〜FFF・・・ファイルの最後のクラスタである
ことを示す。
クラスタ0は、システムの領域で、ファイル領域はクラ
スタ2から始まる。
FATの先頭はFAT  IDと呼ばれるディスクのタ
イプを示す特別のエントリである。システムはこの情報
を参照することによりドライブに装着されているディス
クのタイプを知ることができる。
第12図にディレクトリ、FATおよびディスクの割り
当ての関係を示す。
ディレクトリについて MS−DOSで扱うディスクのマツプは第13図のよう
になっている。この中でファイルの先頭を管理し、FA
Tと共にファイルを管理しているのがディレクトリであ
る。ディレクトリは第14図に示す32バイトの領域(
ディレクトリエントリ)の集合で、その個数はディスク
の種類により異なっている。ディレクトリエントリの各
フィールドの意味を次に示す。
■フィールド名、拡張子・・・ファイル名またはディレ
クトリ名のフィールド。使用していないエントリは先頭
1バイトに00)!またはE5Hが入る。
E5Hの場合は空エントリを示すだけだがOOHは以降
に有効なディレクトリエントリがないことを示し、ファ
イル検索の速度を上げるために用いる。
■属性・・・ファイルの属性をビット単位で示す。
ビットO:リードオンリファイル ビット1:li、!t、ファイル。DIRコマンドで表
示されない。
ビット2ニジステムフアイル。通常のシステムコールで
はアクセスできない。
ビット3:ボリュームラベル。ファイル名、拡張子にそ
のディスクのポリニームラ ベルが入っている。
ビット4:ディレクトリエントリ。サブディレクトリで
あることを示す。
ビット5:保存ビット。ファイルに書き込みが行なわれ
たときセットされる。
■最終更新日付、時刻・・・ファイルに最後に書き込ん
だときの日付、時刻が記録される(タイムスタンプ)。
■ファイルサイズ・・・4バイトでファイルのバイト長
を表わす(ディレクトリエントリの場合は0)。
BPBにって BPBは第15図に示すようなデバイスに関する諸元を
記録しているメモリブロックである。BPBは1つのデ
バイスドライバで複数種類のメディアを支援するために
用いられる。デバイスのアクセスはこのBPBから必要
となる情報を元に行なわれる。
さて、第16図はメモリカードデータフォーマットの1
例である。このデータはスタート番地から終了番地まで
連続的に書かれている。また1件分のレコードは「よみ
」、「名前」、「電話番号」、「住所」の3つの部分か
らなり、それぞれの区切りには独自の区切り記号が用い
られている。またレコードとレコードの間にはレコード
間区切り記号と、前のデータ、次のデータへのリンクボ
イタが書かれている。データの検索や追加、削除はこの
リンクボインクを用いて目的のレコードの「よみ」を読
むことにより行なわれる。このメモリカードデータの場
合、データが連続的に入る構造であるので、当然のこと
ながら、データはブロック構造でな(、FAT領域もデ
ィレクトリ領域も存在しない。
このメモリカードをデバイスドライバで扱うクラスタか
ら成るブロック構造に見せるため、疑似FATを設ける
。また、このメモリカードは、1つのディレクトリに相
当するものとしてディレクトリ領域をMS−DOSがデ
バイスドライバにアクセス要求した場合には、例えば、
電話帳というディレクトリのみを返すようにする。ディ
レクトリで示される先頭はFATの2を示すようにする
。また、このFATの内容は連続で、次のクラスタ番号
を示すようにし、FAT2の先頭はメモリカードのデー
タ先頭番地に相当することとする。この様子を第17図
に示す。
このシミュレートされたブロック構造に相当するBPB
は次のようになる。メモリカードの容量をl 6KBと
した場合の1例を示す。
1セクタ当たりのバイト数・・・32バイト/セクタ アロケーション単位・・・1セクタ/FAT予約セクタ
・・・0 FAT数・・・1 ルートディレクトリ数・・・l 全セクタ数・・・512 媒体記述子・・・0FEh FAT当たりのセクタ数・・・1 次にMS−DOSのI10リクエストコマンドとデバイ
スドライバ、ブロックシミュレータとの関係について述
べる。
Qコマンドff−ド2、BUILD  BPBBPBに
ついては1例として前述の値を返すこととする。
QINPUTコマンド デバイスからの入力コマンコである。データはクラスタ
単位で入力される。クラスタとデータとの関係は、疑似
FATによりMS−DOSが自動的に判断する。
0OUTPUT、0UTPUT  WIT)I  VE
RITYコマンド デバイスへの出力コマンコである。入力コマンドの場合
と同様にデータは疑似FATを参照しながらクラスタ単
位で出力される。
以上のように連続構造のデータをクラスタ単位のブロッ
ク構造にシミュレートし、MS−DOSからデバイスと
してアクセスを可能とする。
次に本実施例の動作を説明する。
ホストコンピュータのO3上では各種アプリケーション
が動作をする。アプリケーション側でデバイスのアクセ
スを行なうときには、アプリケーションからMS−DO
S本体へシステムコールを行ない、MS−DOSは起動
時に登録されたデバイスドライバを通じてFATを読み
、それを参考にしてデータをブロック単位でアクセスす
る。この際、データ構造変換部はメモリカードのデータ
構造をブロック構造としてシミュレートするためのテー
ブルとして疑似FATを持ち、デバイスドライバからの
FATの読み出しに対しては疑似FATの内容を返す。
MS−DOSは、その疑似FATを元にデバイスドライ
バに対して読み出しや書き込みをブロック単位で行ない
、データ構造変換部はメモリカードの対応する部分への
アクセスをリーダライタを通じて行なう。この場合、デ
ータ構造変換部および疑似FATはホストコンビエータ
の一部であっても、リーダライタをコントロールするた
めの独立した能動回路、例えばワンチップマイクロコン
ピュータであっても良い。また、ホストコンピュータの
一部である場合にはデバイスドライバに組み込むことも
可能である。
このようにしてデータ構造がブロック構造となっていな
いメモリカードをO8側からみたときに、ブロック構造
であるかのようにシミエレートを行なうことができる。
(実施例2) 前述のように、デバイスド−ライバで扱えるデータの型
にはブロック型とキャラクタ型がある。キャラクタ型で
は、データが先頭から順次アクセスされ終端記号(Ct
rl−Z)が出現したときに1つのファイルの終わりと
判断される。
ここで、デバイスドライバをキャラクタ型として登録し
た場合の例を述べる。
メモリカードの構造は第17図に示した構造となってい
る。このメモリカードデータはデータが連続的に入る構
造である。この場合のデバイスドライバからのアクセス
を第18図に示す。MSDos、sysから入力要求が
きた場合にはデバイスドライバはメモリカードのデータ
の先頭番地から読み込んでいき、データの終了番地まで
読む。
このメモリカードの場合には終了コード(Ctrl−Z
)が入っていないので、デバイスドライバ側で終了コー
ドを付けてからMSDOS、SYSにデータを渡す。ま
た、書き込みの場合も同様である。このようにして、メ
モリカードをMS−DOSにデバイスドライバを用いて
組み込むことができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、メモリカードの記録構
造を変えることなく、O8に組み込みを可能としたので
、従来のように他のアプリケーションのデータの送受に
おいてテキストファイルを介するという手間を省き、使
い勝手が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明メモリカードシステムの1実施例を示す
ブロック図、第2図はMS−DOSのメモリマツプを示
す説明図、第3図はデバイスヘッダの説明図、第4図は
デバイスドライバのリンクを示す説明図、第5図はデバ
イスの属性を示す説明図、第6図はシステム立上がりの
プロセスフローを示す説明図、第7図はデバイスドライ
バの呼び出され方を示す説明図、第8図はコマンドパケ
ットの構成例を示す説明図、第9図はリクエストヘッダ
の構成を示す説明図、第10図はコマンドステータスを
示す説明図、第1)図はアプリケーションとデバイスの
関係を示す説明図、第12図はディレクトリ、FAT、
ファイルの関係を示す説明図、第13図はMS−DOS
で扱うディスクのマツプを示す説明図、第14図はディ
レクトリフォーマットを示す説明図、第15図はBPH
の構造を示す説明図、第16図はメモリカードデータフ
ォーマットの一例の説明図、第17図は疑似ディレクト
リ、疑似FAT、メモリカードの関係を示す説明図、第
18図は他の実施例を示すブロック図、第19図および
第20図は従来のシステムを示すブロック図である。 特許出願人  株式会社知脳科学研究所同      
  中    野   浩   相同        
日    比   光    則代理人 弁理士  神
  戸      清同       神   戸  
      真第1図 (HEADER)  デバイスヘッダ (PACKET) (STRATEGY+ (ENTRY) 第6図 第7図 第8図 第10図 第1)図 第16図 4441: 3523 STI 2136233723
38235D 2139233023丁7丁丁丁7丁丁 第17図 第18図 第19図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メモリカードをオペレーティングシステムからア
    クセスして処理を行ない得るように構成したメモリカー
    ドシステムにおいて、情報の記録機能を有するメモリカ
    ードと、メモリカードの情報を読み書きもしくは読み込
    みを行なうリーダライタと、オペレーティングシステム
    に組み込まれるデバイスドライバと、疑似FATを持ち
    デバイスドライバで扱われるブロック構造のデータ構造
    とリーダライタで読み書きもしくは読み込みされるメモ
    リカードのデータ構造を相互に変換する記録構造変換部
    を備えたことを特徴とするメモリカードシステム
  2. (2)メモリカードをオペレーティングシステムからア
    クセスして処理を行ない得るように構成したメモリカー
    ドシステムにおいて、情報の記録機能を有するメモリカ
    ードと、メモリカードの情報を読み書きもしくは読み込
    みを行なうリーダライタと、オペレーティングシステム
    に組み込まれるデバイスドライバとから成り、そのデバ
    イスドライバにおいてメモリカードの情報をキャラクタ
    型のデバイスとして扱うことを特徴とするメモリカード
    システム
JP1130228A 1989-05-25 1989-05-25 メモリカードシステム Pending JPH02309416A (ja)

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JP (1) JPH02309416A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310447A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Buffalo Inc データ記憶装置およびこの初期化方法

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JP2007310447A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Buffalo Inc データ記憶装置およびこの初期化方法

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