JPH0588737B2 - - Google Patents

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JPH0588737B2
JPH0588737B2 JP60239435A JP23943585A JPH0588737B2 JP H0588737 B2 JPH0588737 B2 JP H0588737B2 JP 60239435 A JP60239435 A JP 60239435A JP 23943585 A JP23943585 A JP 23943585A JP H0588737 B2 JPH0588737 B2 JP H0588737B2
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JP
Japan
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latex
weight
acrylic
rubber
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JP60239435A
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JPS62100555A (ja
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Hiroto Takahashi
Kazuhisa Kawabata
Hirohide Kumabe
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DAIFURETSUKUSU KK
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DAIFURETSUKUSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は樹脂ラテツクス、ゴムラテツクス及び
アスフアルトからなる防水被覆剤として用いられ
るゴムアスフアルトエマルジヨンに関する。 「従来の技術」 従来のゴムアスフアルトエマルジヨンはゴムラ
テツクスとアスフアルトからなるものであり、そ
の調製は高温下攪拌しつつゴムラテツクス中にア
スフアルトを乳化混合することによつて行なわれ
ているが、エマルジヨン化が容易でなく、乳化混
合操作が繁雑で多大のエネルギーと時間を要する
ものであつた。またその使用に際して特殊な工夫
や工法を用いないと脹れやすく又脹れによる膨脹
収縮を繰りかえして老化が進んだり或は脹れによ
つて膜に亀裂が入ったりして問題が多かつた。 「発明が解決しようとする問題点」 本願発明者等は上記に鑑み種々検討の結果、樹
脂ラテツクスを用いることによりエマルジヨン化
が極めて容易で且つ施工効果に優れた性能のゴム
アスフアルトエマルジヨンが得られることを見出
し本発明を完成するに至つた。 「問題点を解決するための手段」 すなわち本発明はアクリル又はアクリルスチレ
ンラテツクス10〜90重量部(固型分換算)及び
SBRラテツクス90〜10重量部(固型分換算)か
らなる混合ラテツクスに対し溶融アスフアルト
200〜900重量部を乳化混合してなるゴムアスフア
ルトエマルジヨンである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明においてはラテツクスとして樹脂ラテツ
クスとSBRラテツクスが用いられる。 樹脂ラテツクスとしてはアクリル又はアクリル
スチレンラテツクスが用いられる。これ等のラテ
ツクスを用いることによりゴムアスフアルトエマ
ルジヨンの調製が比較的低温で乳化が可能であり
乳化助剤(Na2P2O3、Na2SiO4等の電解質)を用
いる際凝固等起し難く容易に分散乳化する。ま
た、得られるゴムアスフアルトエマルジヨンを用
いて形成される防水被覆は硬度、強度、或は柔軟
性等用途に応じ融通性に富む優れた性質のものと
なる。特にセメント系硬化剤を使用する場合は
SBR系のみでは収縮性が大きいとか、延びが小
さいとか、接着が悪くなるという様な防水材とし
て不利な変化が見られるがアクリル系ラテツクス
を使用することによつて容易にセメントと馴染み
やすい性質が得られ可撓性延びにすぐれたゴムア
スフアルトエマルジヨンを得ることが出来る。又
被着体が色色変化した場合も接着性が良い。 アクリル又はアクリルスチレンラテツクスとし
ては通常市販されているものを用いることができ
る。固型分含量は特に限定されるものではないが
例えば40〜60%のものが好ましく用いられる。 SBRラテツクスとしては通常市販されている
ものを用いることができる。固型分含量は特に限
定されるものではないが例えば40〜72%のものが
好ましく用いられる。 アスフアルトとしてはストレートアスフアルト
の針入度60〜80%のものが用いられる。 本発明のゴムアスフアルトエマルジヨンは、固
型分換算で10〜90重量部のアクリル又はアクリル
スチレンラテツクス及び90〜10重量部のSBRラ
テツクス(すなわちラテツクス分が合計100重量
部)に必要に応じ乳化剤を加え、攪拌下90〜140
℃で200〜900重量部の溶融アスフアルトを徐々に
加えて共乳化することによつて得られる。60℃未
満では粘度が高く作業が困難であり、他方170℃
を越えると乳化系が沸騰したりして乳化が難し
い。 アクリル又はアクリルスチレンラテツクスが10
重量部未満ではその効果が発揮し難い(ゴム90、
アクリル10、アスフアルト300の時アクリルは10/
400となり2%以下となつて効果が少ない)。他
方、90重量部を越えるとSBRが10重量部以下と
なり延びがあり接着性の良いゴムアスフアルトエ
マルジヨンが得にくい。 SBRが10重量部未満ではSBRの効果が出ない。
他方、90重量部を越えるとアクリルの比が少くア
クリル効果が少い。 アスフアルトが200重量部未満ではゴム、樹脂
分100でゴムが多く高価となり実用的でない。他
方、900重量部を越えるとゴム、樹脂分が100で10
%以下となりポリマー効果が少くなる。 アクリル又はアクリルスチレンラテツクスと
SBRラテツクスの混合ラテツクスの固型分含量
は好ましくは50〜90%である。50%未満では水分
が多すぎ、90%を越えるとアスフアルトを投入し
て乳化する作業や、製品へのセメント系硬化剤の
使用が難しくなる。 本発明のゴムアスフアルトエマルジヨンの固型
分含量は好ましくは60〜80%である。60%未満で
はセメント系硬化剤の量が多くなり延びが少し脆
くなる。又塗布する時乾燥が遅い。80%を越える
と塗布用としては好ましいがセメント系硬化剤の
使用がむづかしくなる。 本発明にかかるゴムアスフアルトエマルジヨン
の使用に際しては、乾燥に充分な気温がある場合
は硬化剤を使用することなく直接塗布することに
より塗膜防水材としての効果を充分発揮すること
が出来る。また、硬化剤としてセメント系の凝固
剤を使用して塗布すれば水分はセメント中に包含
され優秀な被膜を形成させることが出来る。この
場合は特に塗膜の強度と接着力が向上し、下地か
らの水蒸気発生等による脹れの防止能が高くな
り、固化、乾燥による肉やせも少く硬く延びのあ
るものとなる。用いられるセメント系凝固剤の量
はゴムアスフアルトエマルジヨンの水分含量(す
なわち固型分含量)にもよるが、エマルジヨンの
水100に対し、セメント140〜200である。形成さ
れる被膜の硬さはセメントの量によるが、硬度の
硬いものはコンクリートスラブ面に直接塗布して
極めてふくれ難い材料となり、延びの大きいもの
は防水層上部面に塗布して延びの多い塗膜や、亀
裂の補修等に有効な塗膜防水材とすることが出来
る。これらの場合硬化剤がセメント系であるため
下地に湿気があつても密着可能であり、硬化促進
剤を使用すれば硬化の速度も早くなり次の塗布迄
の時間を短縮することが可能であり作業時間も大
巾に短縮することが出来る。 「実施例」 次に、本発明の実施方法とその製品について実
験結果を例をあげて説明する。 実施例 1 SBRラテツクス(固型物60%)34重量部、ア
クリルスチレンラテツクス(固型分57%)17重量
部にアニオン系乳化剤0.6部を加え120℃の針入度
60〜80°のストレートアスフアルト100重量部を投
入乳化して得られた製品に水を加えて80%の小型
分に調製、得られたゴムアスフアルトエマルジヨ
ンの性質は下記の如くである。 濃 度 80% 粘 度 750CPS 塗膜物性 抗張力 4Kg/cm2 伸 率 2000%以上 硬 度 70(Type cによる測定) 特にゴム成分としてSBRの外にアクリル又は
アクリルスチレン樹脂を使用することに依つて特
徴づけられることは一般改修工事(防水)の時の
下地としてコンクリートアスフアルトルーフイン
グ(砂付)、塩化ビニルシート、ゴムシート、ウ
レタン、エポキシ等があるが、今までゴム化アス
フアルトとの密着が良くなかつた塩化ビニール、
ウレタン、エポキシの上に於ても発明にある如き
配合をすることによつて接着する様に改質され
た。
【表】 以上に示して来た様に下地の種類によつて制限
を受けることなく施工の巾が広くなつたのは本発
明の特徴である。 実施例 2 SBRラテツクス(固型分60%)34重量部、ア
クリルスチレンラテツクス17重量部(固型分57
%)にノニオン系乳化剤、アニオン系乳化剤を
1:1に1.3部を10%濃度になる様水を加えたも
のを添加して混合する。以上の調合ラテツクスに
120℃で、攪拌下ストレートアスフアルト(針入
度60〜80)100重量部混合乳化して伸展油10部を
加え更に水を加え固型分75%に調製した。エマル
ジヨンの調製が比較的低温で出来るので冷却が容
易である。また作業がやりやすくスムーズに行う
ことができる。 かくして得られたゴムアスフアルトエマルジヨ
ンに水セメント比70%になるようにセメントを投
入して固化し次の物性の塗膜材を得た。 抗張力(Kg/cm2) 6.6 伸 率(%) 100%以上 硬 度(C型硬度計) 76 100%モジユラス 4.3 300%モジユラス 1.7 180°剥離強度(Kg/1″) 10.3 (180°剥離強度はキヤンバスを上記ラテツクス
セメントでスレートに貼布したものを用いた。) 実施例 3 SBRラテツクス(固型物60%)45重量部、ア
クリルスチレンラテツクス(固型分57%)24重量
部にノニオン系乳化剤及びアニオン系乳化剤を
1:1に混合したもの1.3部を水5部に溶解した
ものを混合する。以上に調合したラテツクスに
120℃で攪拌下ストレートアスフアルト(針入度
60〜80)100重量部を混合乳化してゴムアスフア
ルトエマルジヨンを得る。此のゴムアスフアルト
にゴム伸展油13重量部を加え全固型分を65%に調
製した。 かくして得られたゴムアスフアルトエマルジヨ
ンに水セメント比60%になるようにセメントを加
え固化したものの塗膜物性は次の様である。 抗張力(Kg/cm2) 8.6 伸率比(%) 315 硬 度 81 此の製品を長さ390mm巾350mm深さ30mmの鉄製容
器に水比50%のコンクリートを打設し、一ケ月養
生後1の水を含浸させ表面水のみ雑布で拭き取
り上記ゴムアスフアルトエマルジヨンにセメント
を加えたものをその上に1.5Kg/m2塗布し、硬化
後端末部をエポキシでシーリング処理し更に3日
養生する。養生後80℃乾燥機で24時間加熱した所
脹れは見られなかつた。 以上の実施例で見られる様にゴムアスフアルト
エマルジヨンにセメント系硬化剤を加え伸率の大
きいものから乾燥不充分のコンクリートの上に貼
布し80℃に加熱しても脹れない様な巾の広いゴム
アスフアルトと調製するに当り、アクリル又はア
クリルスチレン、SBRを使用して得られるゴム
アスフアルトエマルジヨンが本発明の特長であ
る。 「発明の効果」 以上から明らかな如く、本願発明によればエマ
ルジヨンの調製が比較的低温で乳化可能で調製後
の冷却する際極めて容易で、得られる被膜が直接
塗布する際特にセメント系硬化剤の使用後の物性
の点において優れたものとなる従来にないゴムア
スフアルトエマルジヨンを得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリル又はアクリルスチレンラテツクス10
    〜90重量部(固型分換算)及びSBRラテツクス
    90〜10重量部(固型分換算)からなる、固型分含
    量50〜90%の混合ラテツクス100重量部に対し、
    溶融アスフアルト200〜900重量部を混合、乳化さ
    せてなる、固型分含量60〜80%の防水被覆用ゴム
    アスフアルトエマルジヨン。
JP23943585A 1985-10-28 1985-10-28 ゴムアスフアルトエマルジヨン Granted JPS62100555A (ja)

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