JPH0588418U - 断熱調理器具 - Google Patents
断熱調理器具Info
- Publication number
- JPH0588418U JPH0588418U JP598291U JP598291U JPH0588418U JP H0588418 U JPH0588418 U JP H0588418U JP 598291 U JP598291 U JP 598291U JP 598291 U JP598291 U JP 598291U JP H0588418 U JPH0588418 U JP H0588418U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- fitting body
- upper lid
- engaging
- locking portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた断熱性能を有し、かつ調理器具の美観
を損なわない構造の断熱外容器を作製する。 【構成】 断熱調理器具の蓋体24を、略円盤状の上蓋
体38の上蓋嵌合体の少なくともヒンジ部25とつまみ
部41に位置して係合爪よりなる第1の係止部が形成さ
れ、この上蓋嵌合体の内側面の第1の係止部の形成位置
以外の部位に凸状の突起または凹状溝よりなる第2の係
止部を設け、下蓋体39の下蓋嵌合体の上記第1の係止
部に対応する位置にこれと係合する係合爪よりなる第3
の係止部が形成され、かつ下蓋嵌合体の外側面の上記第
3の係止部の形成位置以外の部位に前記第2の係止部と
係合する凹状溝または凸状の突起よりなる第4の係止部
をが形成され、上記上蓋体38と下蓋体39とを上記第
1の係止部と第3の係止部とが係合し、かつ第2の係止
部と第4の係止部とが係合して一体化されている。 【効果】 断熱外容器の蓋体を螺着部材等の熱伝導を増
加させる接合部材を用いずに作製したので、断熱性能の
良好な断熱外容器の蓋体が得られる。
を損なわない構造の断熱外容器を作製する。 【構成】 断熱調理器具の蓋体24を、略円盤状の上蓋
体38の上蓋嵌合体の少なくともヒンジ部25とつまみ
部41に位置して係合爪よりなる第1の係止部が形成さ
れ、この上蓋嵌合体の内側面の第1の係止部の形成位置
以外の部位に凸状の突起または凹状溝よりなる第2の係
止部を設け、下蓋体39の下蓋嵌合体の上記第1の係止
部に対応する位置にこれと係合する係合爪よりなる第3
の係止部が形成され、かつ下蓋嵌合体の外側面の上記第
3の係止部の形成位置以外の部位に前記第2の係止部と
係合する凹状溝または凸状の突起よりなる第4の係止部
をが形成され、上記上蓋体38と下蓋体39とを上記第
1の係止部と第3の係止部とが係合し、かつ第2の係止
部と第4の係止部とが係合して一体化されている。 【効果】 断熱外容器の蓋体を螺着部材等の熱伝導を増
加させる接合部材を用いずに作製したので、断熱性能の
良好な断熱外容器の蓋体が得られる。
Description
【0001】
本考案は、加熱・冷却により半調理品とした食物を保温して調理して調理完成 品とする調理法等に好適に利用できる断熱調理器具に関する。
【0002】
一般に食物の加熱調理加工は、電熱や直火を用いて行なわれている。ところが 、このような調理法では加熱による煮くずれや焦げつきが生じ易く、またエネル ギーを多量に消費する不満があった。
【0003】 このような不満を解消できる調理法として、近時、適量の沸騰水や調味した沸 騰煮汁中に所望の生野菜や穀類を浸漬したり、半調理された加熱状態の食品を長 時間保温することにより調理完成品とする調理法が推奨されている。
【0004】 この種の調理に適した調理器具としては、従来、以下に示す断熱調理器が提案 されている。
【0005】 この断熱調理器は、図9に示すように、断熱容器1とその内部に出し入れ自在 に収納される蓋付き調理鍋2と、調理鍋2が収納された状態で前記断熱容器1の 口部開口を閉じる断熱性の合成樹脂製の蓋体3からなる。
【0006】 上記蓋体3は、略円盤状の上蓋体4と、この上蓋体4の上部外面側を覆う外装 材5と、略円盤状の下蓋体6と、上蓋体4および下蓋体6の間に介在された断熱 材7とからなり、上蓋体4周縁には蓋体3を上記断熱容器1に開閉自在に取り付 けるためのヒンジ部8と、それと対向する位置にツマミ部9を設け、かつ上蓋体 5の上面側には凹状の螺子受け10が設けられている。また下蓋体6の内側面に は、上記螺子受け10に接するように突出する螺子ガイド11が形成されている 。これら上蓋体4と下蓋体6とは重ね合わされ上蓋体4の螺子受け10からこの 螺子受け10に接する螺子ガイド11に螺子12を螺入しこれを螺着することに よって上蓋体4と下蓋体6とは接合されるようになっている。
【0007】
しかしながら、前述の断熱調理器の蓋体3は、上蓋体4に設けた螺子受け10 から下蓋体6に設けた螺子ガイド11に螺入した螺子12を螺着することにより 、上蓋体4と下蓋体6を接合一体化したものなので、上記螺合部分の熱伝導が増 し、断熱容器1の保温効力を劣化させる欠点があった。
【0008】 また上記断熱調理器具1の外面となる合成樹脂製の上蓋体4成型時に、螺子受 け10を形成させる際、この上蓋体4の螺子受け10成型部分に、外観上好まし くない樹脂部材の歪みが発生する。例えば、合成樹脂を射出成型により上記上蓋 体4にネジ受け凹部やネジガイド凸状部を配する形状に成型する際、金型から取 り出した成型品を冷却する過程において樹脂が収縮するため、図9中符号Cで示 す部分に、「ひけ」といわれる凹状の歪みや「そり」と称する反り歪みが発生し、こ れらが断熱調理器具1の上外面の外観を著しく損なうため、例えば外装材5等を 上蓋体4の外表面上に覆せて、上記「ひけ」等の上蓋体4の外面上の歪みを隠蔽し なければならないという欠点があったり、さらにはビスの使用によって伝導によ る熱損失が生じて保温性を損なう等の不都合があった。
【0009】 この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、優れた断熱性能を有し、かつ調 理器具の外面的美観を損なわない構造の断熱外容器を備えた調理器具の提供を目 的としている。
【0010】
この考案は、上記断熱調理器具における蓋体として、略円盤状の上蓋体と略円 盤状の下蓋体とそれらの間に介在された断熱材とを備え、上記上蓋体にはその周 縁にヒンジ部と、このヒンジ部と対向する位置にツマミ部とが形成され、かつ上 蓋体下面側には下方に向けて突出する上蓋嵌合体が上蓋体周縁部に沿って形成さ れてなるとともに、該上蓋嵌合体の少なくとも前記ヒンジ部とツマミ部に位置し て係合爪が形成されてなり、一方上記下蓋体の上面側には、上方に向けて突出し た下蓋嵌合体が周縁部に沿って設けられ、該下蓋嵌合体の上記係合爪に対応する 位置にこれと係合する係合爪が形成されてなり、そして上記上蓋体と下蓋体とを 上記上蓋嵌合体の係合爪と下蓋嵌合体の係合爪との係合により一体化されてなる 構成にすることによって上記課題を解決した。
【0011】 また、上記上蓋嵌合体の少なくとも該ヒンジ部と該ツマミ部に位置して係合爪 よりなる第1の係止部を形成し、また該上蓋嵌合体の内外いずれか一方の側面の 該第1の係止部の形成位置以外の部位に凸状の突起または凹状溝よりなる第2の 係止部を形成してなり、一方上記下蓋体の上面側には、上方に向けて突出した下 蓋嵌合体を周縁部に沿って設け、該下蓋嵌合体の上記第1の係止部に対応する位 置にこれと係合する係合爪よりなる第3の係止部を形成し、かつ該下蓋嵌合体の 内外いずれか他方の側面の該第3の係止部形成位置以外の部位に前記第2の係止 部と係合する凹状溝または凸状の突起よりなる第4の係止部を形成し、上記上蓋 体と下蓋体とを上記第1の係止部と第3の係止部とが係合し、かつ第2の係止部 と第4の係止部が係合して一体化するように構成することもできる。
【0012】 また、上記上蓋嵌合体を、下蓋嵌合体の外周を包囲するようにして係合一体化 してなる構成とするのが望ましい。
【0013】
本考案の断熱調理器具では、蓋体を上記構成とし、上蓋体と下蓋体とを接合す るためのネジ、ビスの如き螺着部材等の熱伝導を増加させる接合部材を省いた構 成としたので、断熱外容器の保温能力が劣化することがない。
【0014】 また蓋体の成型時に外観悪化の原因となる螺子受け等を不要としたので、上蓋 体の上外面にその外観を損なう原因となる 「ひけ」 や 「そり」 が発生することが ない。
【0015】
第1図ないし第8図は、本考案の真空調理器具の第1実施例を示す図である。 これらの図において符号21は断熱容器、22は内鍋である。
【0016】 断熱容器21は、図1および図3に示すように外容器23に蓋体24がヒンジ 25によって開閉自在に取り付けられてなるものである。
【0017】 上記外容器23は、図1に示すようにステンレス鋼或いは炭素鋼を材料とした 有底円筒状の内瓶26と、この内瓶26と同質材料であって、内瓶26よりも大 径の有底円筒状の外瓶27とからなり、これら内瓶26と外瓶27とは、それぞ れの口部28において気密に接合されて二重構造を形成している。内瓶26と外 瓶27の間の空間は、真空もしくは断熱材を充填した断熱部29になっている。 また、この外容器23の底面には、底部材30が、底部材30に設けられた螺子 穴31と外瓶27に設けられた螺子受け32とを螺子33にて螺合することによ り取り付けられている。また外瓶27口部近傍の外周面には2つの取手34が設 けられ、断熱調理器具全体が持ち運びやすいようになっている。
【0018】 内鍋22の口部外周には、上方に延びる把手柄部35と、その先端に設けられ た本体ツマミ部36とからなる把手37を取り付け、外容器23の外側に内鍋2 2に取り付けられた把手37の本体ツマミ部36が出るように構成し、収納性を 高めている。
【0019】 上記蓋体24は、図3に示すように略円盤状の上蓋体38と、同じく略円盤状 の下蓋体39と、断熱材40とから構成されている。この上蓋体38の周縁部の ヒンジ部25に対向する位置には、ヒンジ部25を支点に蓋体24を開閉するた めのツマミ部41が外方に突出して設けられ、このツマミ部41を上方へ引き上 げることにより、簡単に蓋体24を開閉できるようになっている。
【0020】 また図5に示すように下蓋体39の中央部には、凹部42が形成され、内鍋2 2を外容器23内に収納して外容器23の蓋体24を閉じる際、内鍋蓋43に取 り付けられたツマミ44を収納できるように設けられている。
【0021】 これら上記上蓋体38と下蓋体39とは、第1の係止部と第3の係止部による 嵌合とより結合され、さらにその上第2の係止部と第4の係止部による嵌合によ り接合一体化することにより確実な結合がなされる。
【0022】 上蓋体38下面側には、図4に示すように下方に向けて突出する上蓋嵌合体4 5が上蓋体38周縁部に沿って形成され、図2に示すように上蓋嵌合体45のヒ ンジ部25の形成位置と、その対向する位置(ツマミ部41形成位置)と、ヒンジ 部25の形成位置を基準(0度)とした時の45度および315度の位置およびそ の対向する位置とに対応する6箇所の位置に係止ツメ46(第1の係止部)が形成 されている。一方この上蓋嵌合体45と結合する下蓋体39の上面側には、図5 および図6に示すように上記上蓋嵌合体45に嵌入するよう上方に向けて突出し た下蓋嵌合体47が周縁部に沿って設けられ、この下蓋嵌合体47の上記係止ツ メ46に対応する位置にツメ係合部材48(第3の係止部)が形成されている。そ して上記上蓋体38と下蓋体39とを結合する時、図3および図7に示すように 上記係止ツメ46とツメ係合部材48とが係合し、一体化してなるものである。 なお、上蓋嵌合体45は下蓋嵌合体47の外周を包囲するように嵌合するように すると、保温使用時下蓋嵌合体47は熱により膨張し、これらの結合がより緊密 となって好ましい。
【0023】 そして上蓋体38と下蓋体39との間に形成される断熱部には、図1および図 3に示すように断熱材40が充填されている。この断熱部に充填される断熱材4 0としては発泡スチロール等の軽量で安価なものが望ましく、また断熱材40を 充填する代わりに上蓋体38と下蓋体39の嵌合部の気密に接合して断熱部を脱 気し、真空断熱層としてもよい。
【0024】 更に上蓋体38とした蓋体39との結合により強固に一体化するため、上記上 蓋嵌合体45の内側面の係止ツメ46形成位置以外の部位に凸型係止部材49を 形成し(第2の係止部)そしてこれに対応して下蓋嵌合体47の外側面に上記ツ メ係合部材48の形成位置以外の部位に凹型係合部材50(第4の係止部)を設 けて、これらを係合することにより一層確実な結合ができる。
【0025】 本実施例の断熱調理器具にあっては、略円盤状の上蓋体38の下面側に、上蓋 体の周縁部に沿いかつ下方に向けて突出形成された上蓋嵌合体45のヒンジ部2 5の形成位置と、その対向する位置(ツマミ部41形成位置)と、ヒンジ部25の 形成位置を基準(0度)とした時の45度および315度の位置と、その対向する 位置とに対応する以上6箇所に設けられた係止ツメ46(第1の係止部)を設け、 そして略円盤状の下蓋体39の上面側に、下蓋体39の周縁部に沿いかつ上方に 向けて突出形成された下蓋嵌合体47の上記6箇所に対向する位置にツメ係合部 材48(第3の係止部)を設け、上記第1の係止部と第3の係止部を係合するよう にしたので、蓋体24の開閉する際に力が加わるヒンジ部25やツマミ部41が ツメ係合で確実に結合され、しかもツメ係合であるのでヒンジ部やツマミ部の如 き突出部であってもその形成が容易である利点がある。その上に第1と第3との 係止部以外の部位に凹凸嵌合する第2と第4の係止部を配することにより強固な 結合が可能となるとともに上蓋体38と下蓋体39との間に形成された断熱層内 に断熱材40を充填した構成としたので、断熱外容器23の蓋体24に螺着部材 等の熱伝導を増加させる接合部材を省いた構成としたので、断熱外容器23の保 温能力が劣化することがない。
【0026】 また蓋体24の成型時に外観悪化の原因となる螺子受け等を不要としたので、 上蓋体38の上面側にその外観を損なう原因となる 「ひけ」 や 「そり」 が発生す ることがない。従って上蓋体38の上外面を隠蔽する外装材等の部材を設けなく て済み、これにより製造コストを低く抑えることができる。
【0027】 なお、本実施例においては、略円盤状の上蓋体38の下面側に、上蓋体38の 周縁部に沿いかつ下方に向けて突出形成された上蓋嵌合体45のヒンジ部25の 形成位置と、その対向する位置(ツマミ部41形成位置)と、ヒンジ部25の形成 位置を基準(0度)とした時の45度および315度の位置と、その対向する位置 とに対応する以上6箇所に設けられた係止ツメ46(第1の係止部)を設け、下蓋 嵌合体47に、上記6個の係止ツメ46に対向する位置にツメ係合部材48(第 3の係止部)を設け、上記6個の第1の係止部と、対向する6個の第3の係止部 を各々係合させた構成としたが、上記係止部の形成位置は、本実施例の6箇所に 限定されることはなく、少なくともヒンジ部25およびツマミ部41の形成位置 に形成すれば良い。
【0028】 また本実施例とは反対に、上蓋嵌合体45の方にツメ係合部材48を設け、下 蓋嵌合体47の方に係止ツメ46を設けた構成としてもよい。
【0029】 また図8に示すように上蓋嵌合体45および下蓋嵌合体47の双方に係止ツメ を設けて嵌合してもよい。
【0030】 また本実施例においては、上記上蓋嵌合体45の内側面側の、上記6個の係止 ツメ46の形成位置以外の部位に凸型係止部材49(第2の係止部)を設け、上記 下蓋嵌合体47の外側面側の、上記6個のツメ係合部材48の形成位置に対向す る位置以外の部位に凹型係合部材50(第4の係止部)を設け、上記凸型係止部材 49と凹型係合部材材50を係合させた構成としたが、これとは逆に上蓋嵌合体 45の内側面側に凹型係合部材50を設け、下蓋嵌合体47の外側面側に凸型係 止部材49を設けた構成としてもよい。
【0031】 また上蓋嵌合体45の内側面側に凸型係止部材49(または凹型係合部材50) を設け、下蓋嵌合体の外側面側に凹型係合部材50(または凸型係止部材49)を 設けた構成としてもよい。
【0032】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の断熱調理器具は、略円盤状の上蓋体と略円盤状 の下蓋体とそれらの間に介在された断熱材とを備え、上記上蓋体にはその周縁に ヒンジ部と、このヒンジ部と対向する位置にツマミ部とが形成され、かつ上蓋体 下面側には下方に向けて突出する上蓋嵌合体が上蓋体周縁部に沿って形成されて なるとともに、該上蓋嵌合体の少なくとも前記ヒンジ部とツマミ部に位置して係 合爪が形成されてなり、一方上記下蓋体の上面側には、上方に向けて突出した下 蓋嵌合体が周縁部に沿って設けられ、該下蓋嵌合体の上記係合爪に対応する位置 にこれと係合する係合爪が形成されてなり、そして上記上蓋体と下蓋体とを上記 上蓋嵌合体の係合爪と下蓋嵌合体の係合爪との係合により一体化して断熱蓋を形 成しているのでヒンジ部やツマミ部に開閉操作で力が負荷されても影響されるこ となく確実な結合が保持され、またその係止部の加工もツメ係合であるので、ヒ ンジやツマミ部等の凸部を形成しても容易に加工し得る利点がある。
【0033】 また、上記上蓋嵌合体の少なくとも該ヒンジ部と該ツマミ部に位置する係合爪 を第1の係止部とし、また該上蓋嵌合体の内外いずれか一方の側面の該第1の係 止部の形成位置以外の部位に凸状の突起または凹状溝よりなる第2の係止部が形 成されてなり、また上記下蓋体の上面側に、上方に向けて突出して設けられた下 蓋嵌合体の上記第1の係止部に対応する位置のこれと係合する係合爪を第3の係 止部とし、かつ該下蓋嵌合体の内外いずれか他方の側面の該第3の係止部形成位 置以外の部位に前記第2の係止部と係合する凹状溝または凸状の突起よりなる第 4の係止部が形成され、上記上蓋体と下蓋体とを上記第1の係止部と第3の係止 部とが係合し、かつ第2の係止部と第4の係止部が係合して一体化して断熱蓋を 形成しているのでより一層の確実な係合を保持した断熱蓋を形成し得る。そして このようにして形成した、断熱外容器の蓋体は螺着部材等の熱伝導を増加させる 接合部材を省いた構成としたので、断熱性能の良好な断熱外容器の蓋体が得られ る。
【0034】 また断熱調理器具の外面となる上蓋体成型時において上蓋体上面に、螺子受け 等の係合部材を形成しないので、上蓋体の外面にその外観を損なう原因となる 「 ひけ」 等の歪みが発生することがない。従って上蓋体の外面を隠蔽する外装材等 の部材を設けなくて済み、これにより製造コストを低く抑えることができる。
【図1】本発明の断熱調理器具の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】図1中符号24で示される蓋体の下面図であ
る。
る。
【図3】図2に示される蓋体24のAA′線断面図であ
る。
る。
【図4】図3中符号38で示される上蓋体を示す図であ
る。
る。
【図5】図3中符号39で示される下蓋体を示す図であ
る。
る。
【図6】図5に示す下蓋体39の側面図である。
【図7】図3中符号Cで示される部分の拡大図である。
【図8】図2に示される蓋体24のBB′線断面図にお
いて符号Dで示される部分の断面の拡大図である。
いて符号Dで示される部分の断面の拡大図である。
【図9】従来例の断熱調理器具を示す断面図である。
22 内鍋 23 外容器 24 蓋体 25 ヒンジ 38 上蓋体 39 下蓋体 40 断熱材 41 ツマミ部 45 上蓋嵌合体 46 係止ツメ 47 下蓋嵌合体 48 ツメ係合部材 49 凸型係止部材 50 凹型係合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今村 寿宏 東京都港区西新橋1丁目16番7号 日本酸 素株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 断熱性を有する外容器と、この外容器内
に出し入れ自在に収納される蓋を有する内容器と、内容
器が収納された状態で前記外容器の口部開口を閉じる断
熱性の蓋体とを具備した断熱調理器具において、上記蓋
体は、略円盤状の上蓋体と略円盤状の下蓋体とそれらの
間に介在された断熱材とを備え、上記上蓋体にはその周
縁にヒンジ部と、このヒンジ部と対向する位置にツマミ
部とが形成され、かつ上蓋体下面側には下方に向けて突
出する上蓋嵌合体が上蓋体周縁部に沿って形成されてな
るとともに、該上蓋嵌合体の少なくとも前記ヒンジ部と
ツマミ部に位置して係合爪が形成されてなり、一方上記
下蓋体の上面側には、上方に向けて突出した下蓋嵌合体
が周縁部に沿って設けられ、該下蓋嵌合体の上記係合爪
に対応する位置にこれと係合する係合爪が形成されてな
り、そして上記上蓋体と下蓋体とを上記上蓋嵌合体の係
合爪と下蓋嵌合体の係合爪との係合により一体化されて
なることを特徴とする断熱調理器具。 - 【請求項2】 断熱性を有する外容器と、この外容器内
に出し入れ自在に収納される蓋を有する内容器と、内容
器が収納された状態で前記外容器の口部開口を閉じる断
熱性の蓋体とを具備した断熱調理器具において、上記蓋
体は、略円盤状の上蓋体と略円盤状の下蓋体とそれらの
間に介在された断熱材とを備え、上記上蓋体にはその周
縁にヒンジ部と、このヒンジ部と対向する位置にツマミ
部とが形成されてなり、かつ上蓋体下面側には下方に向
けて突出する上蓋嵌合体が上蓋体周縁部に沿って形成さ
れてなるとともに、該上蓋嵌合体の少なくとも該ヒンジ
部と該ツマミ部に位置して係合爪よりなる第1の係止部
が形成され、また該上蓋嵌合体の内外いずれか一方の側
面の該第1の係止部の形成位置以外の部位に凸状の突起
または凹状溝よりなる第2の係止部が形成されてなり、
一方上記下蓋体の上面側には、上方に向けて突出した下
蓋嵌合体が周縁部に沿って設けられ、該下蓋嵌合体の上
記第1の係止部に対応する位置にこれと係合する係合爪
よりなる第3の係止部が形成され、かつ該下蓋嵌合体の
内外いずれか他方の側面の該第3の係止部形成位置以外
の部位に前記第2の係止部と係合する凹状溝または凸状
の突起よりなる第4の係止部が形成され、上記上蓋体と
下蓋体とを上記第1の係止部と第3の係止部とが係合
し、かつ第2の係止部と第4の係止部が係合して一体化
してなることを特徴とする断熱調理器具。 - 【請求項3】 上記上蓋嵌合体を、下蓋嵌合体の外周を
包囲するようにして係合一体化してなることを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の断熱調理器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991005982U JPH0747060Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 断熱調理器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991005982U JPH0747060Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 断熱調理器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588418U true JPH0588418U (ja) | 1993-12-03 |
JPH0747060Y2 JPH0747060Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=11626025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991005982U Expired - Lifetime JPH0747060Y2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 断熱調理器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747060Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50126787U (ja) * | 1974-04-01 | 1975-10-17 | ||
JPS5543850U (ja) * | 1978-09-14 | 1980-03-22 | ||
JP3013921U (ja) * | 1995-01-23 | 1995-07-25 | 有限会社フジテック | 傘袋自動装着機 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP1991005982U patent/JPH0747060Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50126787U (ja) * | 1974-04-01 | 1975-10-17 | ||
JPS5543850U (ja) * | 1978-09-14 | 1980-03-22 | ||
JP3013921U (ja) * | 1995-01-23 | 1995-07-25 | 有限会社フジテック | 傘袋自動装着機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0747060Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5004882A (en) | Microwavable metal baking pan with insulating girdle | |
US20150239606A1 (en) | Food container | |
JP2019194107A (ja) | 電子レンジ再加熱容器 | |
KR101242634B1 (ko) | 밀폐용기용 뚜껑 | |
JP2012056587A (ja) | 加熱容器用弁及びこの弁を取り付けた加熱容器 | |
JPH0747060Y2 (ja) | 断熱調理器具 | |
WO2016189897A1 (ja) | 蓋および調理器 | |
KR101853741B1 (ko) | 조리용기 손잡이의 결합구조 | |
JP3226022U (ja) | 保温鍋 | |
KR102074369B1 (ko) | 밀폐용기 겸용 냄비 | |
JPH08308747A (ja) | 断熱調理器具 | |
JPH072442Y2 (ja) | 食品の真空密閉保存容器の逆止弁 | |
JPH0335738Y2 (ja) | ||
CN215604776U (zh) | 一种保温餐杯 | |
CN217792623U (zh) | 一种隔热效果好的上开式烹饪器 | |
CN217792593U (zh) | 一种具有新型密封结构的上开式烹饪器 | |
JP2790041B2 (ja) | 断熱調理器具 | |
JPH049846Y2 (ja) | ||
JPS6136173Y2 (ja) | ||
KR200245643Y1 (ko) | 금속피막돌솥 | |
JP3908186B2 (ja) | 調理器用蓋のつまみ | |
CN209863329U (zh) | 一种烹饪器具的内盖结构 | |
JPH0737529Y2 (ja) | ランチジャー | |
JPS6335713Y2 (ja) | ||
JPH0421294Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960507 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |