JPH0587907U - 着磁装置 - Google Patents

着磁装置

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JPH0587907U
JPH0587907U JP9085291U JP9085291U JPH0587907U JP H0587907 U JPH0587907 U JP H0587907U JP 9085291 U JP9085291 U JP 9085291U JP 9085291 U JP9085291 U JP 9085291U JP H0587907 U JPH0587907 U JP H0587907U
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JP
Japan
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work
electrode
support
moving plate
magnetizing
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Withdrawn
Application number
JP9085291U
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English (en)
Inventor
功 菅原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海綿状の電極材にてワーク形状にかかわらず
接触面積を増大することで、スパークの発生を低減し、
かつ支持部材を一対に設けることで着磁作業の効率化を
図る。 【構成】 水平方向に往復移動する移動板上に、ワーク
が挿入される支持穴が形成された一対の支持部材を設
け、各支持部材が所定位置に位置させられたときに各々
の前記支持穴に係合する上部電極を移動板の上方に吊持
し、前記支持穴の各々の底部には、海綿状をなす電極材
を有する下部電極を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁性材料からなるワークに通電着磁を施して永久磁石を作製する着 磁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型モーター等に用いる磁石は円筒状に成形されたものが多く、この ような量産される定形の磁石を製作する場合、磁性体からなる圧縮成形されたワ ークの筒内に、所定形状の磁場発生用着磁ヨークを貫通させ、もしくは筒状の着 磁ヨーク内にワークを貫通させる、所謂貫通法により着磁することができる。
【0003】 ところが、永久磁石の用途は多様であり、また磁性材料を圧縮成形するだけで 容易に各種形状に作製できることから、形状の都度異なるワークについても着磁 を施す場合が少なからずある。この異形のワークを磁化するときには、上述のよ うな所定の着磁ヨークによる貫通法が使用できないため、ワークに直接パルス電 流を通電して着磁する、所謂通電着磁を施している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような通電着磁法では、ワークを保持しつつ一対の電極を当接させ、これ ら電極間に、ワークの性状等によっても異なるが例えば15,000〜20,0 00(A)程度のパルス電流を発生させるため、ワークと前記電極との接触状態 が良好でなければならない。しかしながら、ワークの形状が一定でないために、 ときにワークと電極との接触面積が少ない場合、ワークと電極との間でスパーク が発生しワークに損傷を与えることがあった。また、このようなスパークにより 電極も多く消耗するという問題もあった。
【0005】 さらに、多数のワークを着磁する際に、個々電極間に保持させるのに手間を要 するばかりか、その準備作業のために生産効率が低いというという実情も見られ た。
【0006】 すなわち、本考案の目的とするところは、通電着磁法によりワークを磁化する 際に、ワーク形状にかかわらず電極との接触を良好にしてスパークの発生を抑制 し、これによりワークおよび電極の損傷を低減させるとともに、さらに効率的に 着磁作業をおこうことのできる着磁装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の着磁装置では、磁性材料からなるワーク に通電して着磁する着磁装置であって、水平方向に往復移動する移動板上にその 移動方向に沿って設けられ、前記ワークが挿入される支持穴が形成された一対の 支持部材と、前記移動板の上方に吊持され、前記各支持部材が所定位置に位置さ せられたときに各々の前記支持穴に係合する上部電極と、前記支持穴の各々の底 部に設けられ、海綿状をなす電極材を有する下部電極とが備えられていることを 特徴とする。
【0008】
【作用】
磁化を施そうとするワークを支持部材の支持穴に投入し、上部電極の直下に位 置するように移動板を移動させる。そして、上部電極が係る支持穴に係合して支 持穴中のワーク上面に当接すると、この支持穴の底部には、海綿状をなす電極材 を有する下部電極があるから、ワークの下面が幾分ともこの電極材に埋没させら れるとともに、接触面積が増大して良好な接触状態を得ることができ、上部電極 と下部電極との間でパルス電流を通電したときにスパークの発生がない。さらに 、一の支持部材にてワークを着磁している間、他方の支持部材に次に磁化すべき ワークを投入して準備をおこなう。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る着磁装置(以下本装置という。)の実施例を、図1〜図2 に基づいて説明する。
【0010】 本装置は、図1に示されるように、概略、本体1と、この本体1の上面に配設 された移動板3と、この移動板3の上方に吊持された上部電極4と、前記移動板 3上に設けられ、底部に下部電極8が設けられた一対の支持部材7,7とから構 成されている。
【0011】 上記移動板3は、銅板等の導電材料からなり、本体1の上面にて矢印で示され る水平方向の所定範囲内を、直線的に往復移動するようになっている。また、明 確に図示されていないが、移動板3は、その縁部が本体1から絶縁され、かつ下 面がフェノールホルムアルデヒド樹脂(以下ベークライトという。)等からなる 絶縁板2によって絶縁されている。
【0012】 また、本体1のおよそ中央部には枠6が立設され、これにシリンダ装置5がロ ッドを下方に向けて取り付けられている。そしてこのシリンダ装置5によって、 上部電極4が昇降自在に吊持されている。この上部電極4は、銅等の導電材料か らなり着磁されるワークに実質的に当接する電極板4aと、この電極板4aと上 記シリンダ装置5とを絶縁する、ベークライト等からなる絶縁材4bとから形成 されている。
【0013】 一方、上記一対の支持部材7,7は、移動板3の上記移動方向に沿って設けら れたもので、着磁されるワークを簡便に支持するために、それぞれに支持穴7c が開孔されたベークライト等からなる支持体7bと、この支持体7bと移動板3 との間に介装された銅等の導電材料からなる電極板8dを含む下部電極8とから 形成されている。また、この支持穴7cは、上記上部電極4が挿入されるもので あり、上部電極4の断面形状に係合するように、かつ支持体7bを貫通して設け られている。さらには、上記支持体7bの支持穴7c底部には、電極板8dに載 置された状態で電極材8aが挿入されている。
【0014】 この電極材8aは、例えば直径が0.5mm以下の銅等の導電材からなる細線 を海綿状に密集させたもので、全体的に軟弾性を有する電極として形成されてい る。すなわち下部電極8は、導電材からなる細線が海綿状に集合された電極材8 aと、電極板8dとによって構成され、移動板3に導通した状態となっている。
【0015】 このような構成の本装置を使用してワークに着磁する場合、例えば上方に吊持 された上記上部電極4を陽極、支持部材7に設けられた下部電極8を陰極とする が、陰極側は移動板3をパルス電源(図示せず)の陰極側に接地しておけばよい 。そして、図2に示されるように、磁化を施そうとするワークWを支持部材7の 支持穴7cに投入する。
【0016】 次に、移動板3を、ワークWの投入された支持部材7が上部電極4の直下に位 置するように移動させる。そして、シリンダ装置5を作動してその下端に吊持さ れた上記上部電極4を下降させ、支持部材7の支持穴7cに挿入し、係る上部電 極4をワークWの上方から幾分押圧するようにワークWに当接させる。
【0017】 すると、この支持穴7cの底部には下部電極8があり、細線を海綿状に密集さ せて形成された電極材8aが挿入されているから、支持穴7c中のワークWはそ の下面が幾分ともこの電極材8aに埋没させられるとともに、電極材8aとの接 触面積が増大して良好な接触状態を得ることができる。このようにして、上部電 極4と下部電極8との間でパルス電流を通電し、ワークWに着磁を施す。
【0018】 また、一のワークWを着磁している間、他方の着磁作業をしていない支持部材 7の支持穴7cに、次に磁化すべきワークWを投入して準備をおこない、前記一 のワークWの着磁終了後、この準備したワークWを当初と同様に上部電極4の下 方に送り込んで着磁を施せばよい。
【0019】 このように、本装置では、支持部材7が所定位置に位置させられたときに上方 から下降して支持穴7cに係合する上部電極4によりワークWを幾分押圧すると ともに、支持穴7cの底部に設けられた下部電極8の電極材8aが海綿状に形成 されているので、ワークWが押圧されたときにワークWの接触面積が増大し、パ ルス電流を通電したときにもスパッタの発生を抑制することができ、したがって 、ワークWに損傷を与えることなく、かつ、電極の消耗も低減することができる 。
【0020】 また、ワークWを支持する支持部材7に支持穴7cが形成されているため、こ の支持穴7cにワークWを投入するだけで極めて容易にこれを保持することがで き、準備作業が簡便であるとともに、さらに、本体1の上面を水平方向に直線的 に往復移動する移動板3上に、その移動方向に沿って上記支持部材7が一対に設 けられているので、一方の支持部材7にて着磁作業を施す間に、他方の支持部材 7にて次に着磁を施すワークWを準備でき、付帯作業に時間を費やすことなく効 率的に着磁作業を進めることができる。
【0021】 尚、上述した本装置の昇降自在に形成された上部電極4にあっては、移動板3 の上方に弾性部材によって予めほぼ一定の高さに吊持され、さらにその電極板は 、上記電極板4aに代えて、ワークWとの当接面が下方に向かって幾分突出する 湾曲面に形成されたものであってもよい。本装置をこのような構成とすると、移 動板3を所定位置まで移動させるだけでワーク上面に当接させることができ、装 置構成をより簡素にすることができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、支持部材に開孔された支持穴の底部に 設けられた下部電極が海綿状の電極材を有しているので、挿入されたワークとの 接触面積が増大し、パルス電流を通電したときにもスパッタの発生を抑制するこ とができ、したがって、ワークWに損傷を与えることなく、かつ、電極の消耗も 低減することができるという効果を奏するうえ、さらに、ワークを支持する支持 部材に支持穴が形成されているので、着磁すべきワークを投入するだけで極めて 容易にこれを保持させることができるとともに、水平方向に直線的に往復移動す る移動板上の移動方向に沿って前記支持部材が一対に設けられているので、一方 の支持部材にて着磁作業を施す間に他方の支持部材にて次の作業を準備でき、し たがって効率的に着磁作業を進めることができるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る着磁装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】支持部材に設けられた海綿状の電極材を示す側
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 3 移動板 4 上部電極 4a 電極板 5 シリンダ装置 7 支持部材 7c 支持穴 8 下部電極 8a 電極材 8d 電極板 W ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料からなるワークに通電して着磁
    する着磁装置であって、水平方向に往復移動する移動板
    上にその移動方向に沿って設けられ、前記ワークが挿入
    される支持穴が形成された一対の支持部材と、前記移動
    板の上方に吊持され、前記各支持部材が所定位置に位置
    させられたときに各々の前記支持穴に係合する上部電極
    と、前記支持穴の各々の底部に設けられ、海綿状をなす
    電極材を有する下部電極とが備えられていることを特徴
    とする着磁装置。
JP9085291U 1991-11-06 1991-11-06 着磁装置 Withdrawn JPH0587907U (ja)

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JP9085291U JPH0587907U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 着磁装置

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JP9085291U JPH0587907U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 着磁装置

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JPH0587907U true JPH0587907U (ja) 1993-11-26

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ID=14010111

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JP9085291U Withdrawn JPH0587907U (ja) 1991-11-06 1991-11-06 着磁装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100352077B1 (ko) * 2000-06-27 2002-09-12 주식회사 한국마그넷트알로이 영구자석의 자동 다극 착자장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100352077B1 (ko) * 2000-06-27 2002-09-12 주식회사 한국마그넷트알로이 영구자석의 자동 다극 착자장치

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