JPH0587182U - 扉の開閉装置 - Google Patents

扉の開閉装置

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JPH0587182U
JPH0587182U JP2778892U JP2778892U JPH0587182U JP H0587182 U JPH0587182 U JP H0587182U JP 2778892 U JP2778892 U JP 2778892U JP 2778892 U JP2778892 U JP 2778892U JP H0587182 U JPH0587182 U JP H0587182U
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JP
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shaft
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JP2778892U
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JPH078763Y2 (ja
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裕 沢田
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コーエイ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成簡単で安価な両開き可能な扉の開閉装置を
提供する。 【構成】キャビネット1の前面開口部2の左右端部の上
下両端にそれぞれ鉛直方向に向く回転枢支軸10を設け、
一方扉3の左右端部の上下両端にはそれぞれ軸受金具14
と、軸受金具14の両側板14a間に位置し軸15により連結
され軸受金具14の先端の軸嵌入用通路16の奥に扉3の端
部側にふくらむように形成されたふくらみ部16a内に位
置した回転枢支軸10を抱着する抱着部材17を設け、抱着
部材17には軸15に対して嵌脱する通路22とこの通路22の
開口部に設けられた弾性爪23と通路22の奥に軸15に対し
て相対的に往復移動可能ならしめる長孔24が扉3に対向
する面側に形成され、この面とは反対の面側における抱
着部材17の先端には適当な弾性を有して回転枢支軸10を
軸嵌入用通路16との間で抱着支持すべく弾性を有する円
弧状の抱着片25が設けられ、両開き可能に構成した扉の
開閉装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種家具に設けられる扉の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家具に回動自在に設けられる扉の開き方向は一方向、例えば右開き、あ るいは左開きの何れかに限られていた。しかし乍ら家具の配置場所によっては家 具の内部に対する被収納物の出し入れのときに作業が行ないにくい場合があった 。そこで、左右何れの方向からでも開くことができるようにした扉開閉装置が実 開昭61−98173 号などで種々提案されているが、何れも構成が複雑で、コストが 高くなるという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような課題を解決するもので、構成簡単で安価な両開き可能な扉 の開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案は、扉取付体の前面開口部の左右端部の上下 両端もしくは扉の左右端部の上下両端にそれぞれ鉛直方向に向く回転枢支軸を設 け、一方扉の左右端部の上下両端もしくは扉取付体の前面開口部の左右端部の上 下両端にはそれぞれ、軸受金具と、この軸受金具の両側板間に位置し軸により連 結され軸受金具の先端の軸嵌入用通路の奥に扉の端部側にふくらむように形成さ れたふくらみ部内に位置した回転枢支軸を抱着する抱着部材を設け、前記抱着部 材には前記軸に対して嵌脱する通路とこの通路の開口部に設けられた弾性爪とこ の通路の奥に前記軸に対して相対的に往復移動可能ならしめる長孔が扉もしくは 扉取付体に対向する面側に形成され、この面とは反対の面側における抱着部材の 先端には適当な弾性を有して前記回転枢支軸を軸嵌入用通路との間で抱着支持す べく弾性を有する円弧状の抱着片が設けられ、また抱着部材の前記通路は前記抱 着片の円弧と同心状の円弧状を呈し、また前記反対の面側における抱着部材の他 端には前記軸取付金具の板部に対して係脱自在な溝を形成し、さらに前記左右の 回転枢支軸間の間隔を左右の軸受金具の軸嵌入用通路間の間隔よりも若干大きく したものである。
【0005】
【作用】
この構成により、構成簡単で閉塞状態を確実に保持し得、且つスムーズに開閉 が可能な両開き式扉の開閉装置を安価に提供することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説明する。 図1〜図8において、1はキャビネットで、このキャビネット1の前面開口部 2には扉3が設けられる。この扉3は前記キャビネット1の前端部における左右 の側板4の上下両端内面にビス止めされるキャビネット側部材5と、扉3の上下 両端且つ左右両端内面にビス止めされる扉側部材6とを連結させることによりキ ャビネット1に支持される。従って、前記キャビネット側部材5と扉側部材6と を連結させることにより構成される支持装置7が4隅に位置してキャビネット1 に扉3を両開き可能に支持するのである。
【0007】 詳しくは各支持装置7においてキャビネット側部材5はキャビネット1の側板 4の内面にビス8にて固定され先端部がキャビネット1の前端部から前方に突出 する軸取付金具9と、この金具9の先端に軸芯が鉛直方向に向くように設けられ た回転枢支軸10とから構成されている。
【0008】 また、扉側部材6は扉3の内面にビス11にて固定される樹脂製の基盤12と、こ の基盤12にビス13にて固定される軸受金具14と、この軸受金具14の両側板14a間 に位置し軸15により連結され軸受金具14の先端の軸嵌入用通路16に対する前記回 転枢支軸10の出退時に往復移動する樹脂製の抱着部材17と、同じく前記軸受金具 14の両側板14a間に位置し軸受金具14に前記ビス13により固定され前記抱着部材 17の溝19に係脱自在な突部20を持つ樹脂製の規制部材21とから構成されている。
【0009】 さらに詳しくは、前記通路16は前記両側板14aの先端に形成されているととも に通路16の奥のふくらみ部16aは扉3の端部側にふくらんでいる。また、前記 抱着部材17には前記軸15に対して嵌脱する通路22とこの通路22の開口部に設けら れた弾性爪23とこの通路22の奥に前記軸15に対して相対的に往復移動可能ならし める長孔24が扉3に対向する面17a側に形成され、この面17aとは反対の面17b 側における抱着部材17の先端には適当な弾性を有して前記回転枢支軸10を通路16 との間で抱着支持すべく弾性を有する円弧状の抱着片25が設けられ、さらに前記 反対の面17b側における抱着部材17の他端には前記軸取付金具9の板部26に対し て係脱自在な溝27が形成されている。なお、前記通路22は前記抱着片25の円弧と 同心状の円弧状を呈し、通路22の奥に前記長孔24が形成されている。
【0010】 ところで、前記キャビネット1側の左右の回転枢支軸10,10間の間隔が扉3側 の左右の通路16,16間の間隔よりも若干広く、例えば一側部の回転枢支軸10がふ くらみ部16a内に位置した状態で他側部の回転枢支軸10が通路16内に位置し、そ の後他側部の回転枢支軸10が通路16の奥でふくらみ部16aの側に動くと、他側部 の回転枢支軸10は前記抱着部材17を押し、抱着部材17の一部が通路16の入口部に 位置し、通路16の開口幅を小さくして通路16から回転枢支軸10の抜け止めを行な うようになっている。
【0011】 上記構成のキャビネット側部材5と扉側部材6とからなる支持装置7を4個用 いて、キャビネット1に対して扉3を取り付けることにより、扉3は左右のどち らからでも開くことができる両開き式となる。図6〜図8にその動作の状態を示 しており、図6に示すような閉じた状態の扉3を一側部の回転枢支軸10を支点に 開くときは扉3の他側部を手前に引くことにより、扉3の一側部の通路16のふく らみ部16a内に回転枢支軸10が位置するように力が掛かり、同時に扉3の他側部 の通路16内の入口部に対向する位置に他側部の回転枢支軸10が位置し、抱着部材 17の抱着片25および通路16から他側部の回転枢支軸10が抜け出て扉3を一側部の 回転枢支軸10を支点に回動する(図7参照)。この図7に示す状態において、扉 3の一側部の軸受金具14に対して回転枢支軸10は前記軸取付金具9の板部26に対 して溝27が係合する抱着部材17と軸受金具14の通路16の奥でふくらみ部16aとで つかまれて、扉3はキャビネット1に枢支されている。図7は扉3の他側部はキ ャビネット1の他側部の回転枢支軸10から外れた状態となっており、この状態に なる前の扉の開き始めのときは、扉3の一側部の抱着部材17は軸取付金具9の板 部26に対して溝27が係合した状態で軸受金具14が一側部の回転枢支軸10の回りで 回動し始め、このとき前記軸15は円弧状の通路22を通りながら抱着部材17を回転 枢支軸10側に押しつけ、また前記規制部材21の突部20によって抱着部材17を回転 枢支軸10側に押しつけ、軸15は弾性爪23を押し開きながら通路22から抜け出るこ とになる。
【0012】 図6に示すような閉じた状態の扉3を他側部の回転枢支軸10を支点に開くとき は扉3の一側部を手前に引くことにより、前述と同様の動作により扉3は開かれ る。
【0013】 扉3を閉じるときは、扉3を閉動させると前述の扉開動時の動作と逆の動作で キャビネット1の左右の軸取付金具9の回転枢支軸10に扉3の左右の軸受金具14 が結合される。
【0014】 ところで、上記実施例において、回転枢支軸10をキャビネット1側に設け、軸 受金具14を扉3側に設けているが、その逆、即ちキャビネット1側に軸受金具14 、扉3側に回転枢支軸10を設けるようにしても良い。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、構成簡単で閉塞状態を確実に保持し得、且つス ムーズに開閉が可能な両開き式扉の開閉装置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における開閉装置の分解斜視
図である。
【図2】同扉側に取り付けられる樹脂製基盤の斜視図で
ある。
【図3】同扉側部材の斜視図である。
【図4】同扉側部材を構成する軸受金具と抱着部材と規
制部材の拡大斜視図である。
【図5】同扉側部材を構成する軸受金具に対する抱着部
材と規制部材の動作を説明する拡大斜視図である。
【図6】同扉を閉じた状態を示す横断面図である。
【図7】同扉の左側を開いた状態を示す横断面図であ
る。
【図8】同扉の右側を開いた状態を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 前面開口部 3 扉 4 側板 5 キャビネット側板部 6 扉側部材 7 支持装置 9 軸取付金具 10 回転枢支軸 12 基盤 14 軸受金具 14a 側板 15 軸 16 軸嵌入用通路 16a ふくらみ部 17 抱着部材 17a 面 17b 面 22 通路 23 弾性爪 24 長孔 25 抱着片 26 板部 27 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉取付体の前面開口部の左右端部の上下
    両端もしくは扉の左右端部の上下両端にそれぞれ鉛直方
    向に向く回転枢支軸を設け、一方扉の左右端部の上下両
    端もしくは扉取付体の前面開口部の左右端部の上下両端
    にはそれぞれ、軸受金具と、この軸受金具の両側板間に
    位置し軸により連結され軸受金具の先端の軸嵌入用通路
    の奥に扉の端部側にふくらむように形成されたふくらみ
    部内に位置した回転枢支軸を抱着する抱着部材を設け、
    前記抱着部材には前記軸に対して嵌脱する通路とこの通
    路の開口部に設けられた弾性爪とこの通路の奥に前記軸
    に対して相対的に往復移動可能ならしめる長孔が扉もし
    くは扉取付体に対向する面側に形成され、この面とは反
    対の面側における抱着部材の先端には適当な弾性を有し
    て前記回転枢支軸を軸嵌入用通路との間で抱着支持すべ
    く弾性を有する円弧状の抱着片が設けられ、また抱着部
    材の前記通路は前記抱着片の円弧と同心状の円弧状を呈
    し、また前記反対の面側における抱着部材の他端には前
    記軸取付金具の板部に対して係脱自在な溝を形成し、さ
    らに前記左右の回転枢支軸間の間隔を左右の軸受金具の
    軸嵌入用通路間の間隔よりも若干大きくした扉の開閉装
    置。
JP2778892U 1992-04-28 1992-04-28 扉の開閉装置 Expired - Lifetime JPH078763Y2 (ja)

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JP2778892U JPH078763Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 扉の開閉装置

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JP2778892U JPH078763Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 扉の開閉装置

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JPH0587182U true JPH0587182U (ja) 1993-11-22
JPH078763Y2 JPH078763Y2 (ja) 1995-03-06

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ID=12230717

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JP2778892U Expired - Lifetime JPH078763Y2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 扉の開閉装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020526688A (ja) * 2017-07-14 2020-08-31 パンドウィット・コーポレーション スラムシャットドアを伴う垂直ケーブルマネージャ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020526688A (ja) * 2017-07-14 2020-08-31 パンドウィット・コーポレーション スラムシャットドアを伴う垂直ケーブルマネージャ

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JPH078763Y2 (ja) 1995-03-06

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