JPH058687A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JPH058687A
JPH058687A JP16176791A JP16176791A JPH058687A JP H058687 A JPH058687 A JP H058687A JP 16176791 A JP16176791 A JP 16176791A JP 16176791 A JP16176791 A JP 16176791A JP H058687 A JPH058687 A JP H058687A
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JP
Japan
Prior art keywords
hologram
light
vehicle
light source
light beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP16176791A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Matoba
照久 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP16176791A priority Critical patent/JPH058687A/ja
Publication of JPH058687A publication Critical patent/JPH058687A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源から放射される光束のうち、ホログラム
で回折されて後方へ放射される光束の割合を増加させ、
光源で発生した光束を有効に利用することの出来る車両
用灯具を提供する。 【構成】 光源1と、多重露光ホログラム4の表面で正
反射された光源1からの光束6Aを再び多重露光ホログ
ラム4に入射させるミラー5と、光源1から直接入射し
た光束6の一部とミラー5を介して入射した光束6Bと
の両方を車両後方へ回折する多重露光ホログラム4と、
を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、車両のブレ
ーキを作動させたことを後続車両に知らせる制動灯や車
両の曲がる方向を示す方向指示器のような車両用灯具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に用いられている制動灯や方
向指示器は、車両後部のバンパーやフェンダなどに取り
付けられたランプであったが、最近、後続車両からの視
認性を向上させるため、車両後部の比較的高い位置、例
えばリアウインドー近傍に発光素子などからなる大型の
表示器(いわゆるハイマウント・ストップランプなど)
を設ける技術が実用化されている。
【0003】上記のごとき制動灯の従来例としては、例
えば、実開平2−74243号公報に記載されているも
のがある。図7は、上記従来例の断面図である。図7に
おいて、21は光源であり、車両のルーフ26の内面に
取り付けられている。また、22はリアウインドー、2
3はリアウインドー22に貼り付けられたホログラム、
24は光源21からの光束、25はホログラム23で回
折された光束である。図7の装置において、運転者がブ
レーキを操作(具体的にはブレーキペダルを踏む)する
と、それに連動して光源21が点灯する。光源21から
射出した光束24は、ホログラム23によって後続車両
方向に回折され、光束25となって車両後方へ放射さ
れ、後続車両にブレーキを踏んだことを知らせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の車両用灯具においては、光源21を設ける位置や
リアウインドーの角度などのレイアウト上の制約のた
め、ホログラム23に対する光束24の入射角が大きく
なる。そのため、ホログラム23の表面での反射率が高
くなり、透過率は低くなるので、その分だけ後方へ放射
される光束25が弱くなり、したがって輝度の高い光源
が必要になる、という問題があった。
【0005】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、光源から放射され
る光束のうち、ホログラムで回折されて後方へ放射され
る光束の割合を増加させ、光源で発生した光束を有効に
利用することの出来る車両用灯具を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち本発明においては、ホログラ
ム表面で正反射された光束を再び該ホログラムに入射さ
せる再入射手段(例えばミラー)を設け、かつ、ホログ
ラムとして光源から直接入射した光束と再入射手段を介
して入射した光束との両方を車両後方へ回折するホログ
ラムを用いるように構成している。
【0007】
【作用】上記のように本発明においては、ホログラム表
面で正反射した光束、すなわち従来では無駄になってい
た光束をホログラムに再入射させ、その光束も車両後方
へ放射するようにしたものである。そのため光源から発
生した光束のうち、車両後方へ放射される割合が増加
し、その分だけ小さな輝度の光源を使用することが可能
となる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の断面図であり、
制動灯に本発明を適用した場合を示す。まず構成を説明
すると、1は光源、2は車両のリアウインドー、3は車
両のルーフ、4はリアウインドー2に貼り付けられた多
重露光ホログラム(詳細後述)、5はミラー、6は光源
1から放射された光束、6Aは多重露光ホログラム4の
表面で反射された光束、6Bはミラー5で再反射された
光束である。また、7は車両後方へ放射される光束であ
り、7Aと7Bの合成されたものである。なお、7Aは
光源1からの光束のうち直接に多重露光ホログラム4で
回折された光束、7Bはミラー5で反射された光束6B
が多重露光ホログラム4で回折された光束である。
【0009】次に作用を説明する。運転者がブレーキペ
ダルを踏むと、それに連動して、光源1が点灯する。光
源1から放射された光束6の一部は、多重露光ホログラ
ム4で回折され、光束7Aとなって車両後方へ放射され
る。一方、光束6のうち、多重露光ホログラム4の表面
で正反射された光束6Aはミラー5によって再反射さ
れ、光束6Bとなって再び多重露光ホログラム4に入射
する。そして多重露光ホログラム4によって回折され、
光束7Bとなって車両後方へ放射される。したがって車
両後方へ放射される全体の光束7は、光束7Aと7Bと
が合成されたものとなる。
【0010】上記のように、光源1から放射された光束
6のうち、多重露光ホログラム表面で反射された分6A
を再び多重露光ホログラム4に送り、その分も回折して
後方へ放射することにより、光源1から放射された光束
を有効に利用することが出来る。
【0011】次に、上記の実施例で用いた多重露光ホロ
グラム4について説明する。図2は、通常のホログラム
におけるホログラム露光方法と再生動作を示す断面図で
あり、(a)は露光方法、(b)は再生動作を示す。図
2において、(a)に示すように、コヒーレントな露光
光束41と42とを干渉させ、ホログラム40に記録す
ることによって通常のホログラムが作製される。また、
(b)に示すように、露光光束41と同様の再生光束4
3をホログラム40に入射させると、露光光束42と同
じ方向に回折され、回折光束44となる。
【0012】しかし、本実施例に用いる多重露光ホログ
ラム4は、複数方向からの光束を同一方向に回折させる
機能が必要である。したがって、いわゆる多重露光によ
って製造する。図3は、多重露光方法を説明するための
断面図である。図3において、まず(a)に示すよう
に、第1回目の露光では、光束41と42Aとの干渉を
ホログラム45に記録する。次に、(b)に示すよう
に、第2回目の露光では、光束41と光束42Bとの干
渉をホログラム45に記録する。このように、或る1つ
の光束41と、他の複数の光束42A、42Bとの干渉
を同一のホログラム45に個別に記録するのが多重露光
方法である。次に、図4に示すように、図3の方法で作
成された多重露光ホログラム45に、露光時の光束42
A、42Bと同様の光束43A、43Bが入射される
と、露光光束41と同一方向の光束44となって回折さ
れる。次に、図5は、本発明の第2の実施例の断面図で
ある。
【0013】この実施例は、前記図1の実施例における
多重露光ホログラム4の代わりに、2つに分割されたホ
ログラム4Aと4Bを用いたものである。ホログラム4
Aは光源1からの光束を車両後方へ回折するようになっ
ており、ホログラム4Bはミラー5で反射した光束を車
両後方へ回折するようになっている。光源1から放射さ
れた光束6の一部はホログラム4Aに入射して回折さ
れ、光束7Aとなって車両後方へ放射される。一方、ホ
ログラム4Aの表面で反射された光束6Aは、ミラー5
で再反射され、光束6Bとなってホログラム4Bに入射
する。そしてホログラム4Bによって回折され、光束7
Bとなって車両後方へ放射される。したがって車両後方
へ放射される全体の光束7は、光束7Aと7Bとが合成
されたものとなる。
【0014】次に、図6は、本発明の第3の実施例の断
面図である。この実施例は、前記のごとき多重露光ホロ
グラムや分割したホログラムを用いず、1つのホログラ
ムを用いる例である。光源11から放射された光束16
は、ホログラム14に垂直に入射する。そして一部は車
両後方へ回折して光束17Aとなり、一部はホログラム
14の表面で反射されて光束16Aとなる。この光束1
6Aは光源カバー15で再反射され、再反射光束16B
としてホログラム14に入射する。そしてホログラム1
4によって回折され、光束17Bとなって車両後方へ放
射される。したがって、車両後方へ放射される全体の光
束17は、光束17Aと17Bとが合成されたものとな
る。なお、上記の光源カバー15は、例えばガラス製の
カバーであり、光源11から放射された光束16を透過
すると共に、ホログラム14からの反射光16Aを再反
射するものである。
【0015】また、これまでの実施例においては、制動
灯の場合について説明したが、方向指示器の場合にも同
様に本発明を適用することが出来る。方向指示器の場合
には、例えば、表示形状が矢印のホログラムをリアウイ
ンドーの両端にそれぞれ設けるように構成すればよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、ホログラム表面で正反射した光束、すなわち従来
では無駄になっていた光束をホログラムに再入射させ、
その光束も車両後方へ放射するように構成したことによ
り、光源から発生した光束のうち、車両後方へ放射され
る割合が増加し、その分だけ小さな輝度の光源を使用す
ることが可能になる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図。
【図2】従来のホログラムの製造方法および再生動作を
示す断面図。
【図3】本発明に用いる多重露光ホログラムの製造方法
を示す断面図。
【図4】多重露光ホログラムの再生動作を示す断面図。
【図5】本発明の第2の実施例の断面図。
【図6】本発明の第3の実施例の断面図。
【図7】従来装置の一例の断面図。
【符号の説明】
1…光源 2…リアウインドー 3…ルーフ 4…多重露光ホログラム 4A、4B…ホログラム 5…ミラー 6、6A、6B…光束 7、7A、7B…回折光束 11…光源 14…ホログラム 15…光源カバー 16、16A、16B…光束 17、17A、17B…回折光束 21…光源 22…リアウインドー 23…ホログラム 24…光源からの光束 25…回折光束 26…ルーフ 40…ホログラム 41、42、42A、42B…露光光束 43、43A、43B…再生光束 44…回折光束 45…多重露光ホログラム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】光源と、 下記ホログラム表面で正反射された上記光源からの光束
    を再び該ホログラムに入射させる再入射手段と、 上記光源から直接入射した光束と上記再入射手段を介し
    て入射した光束との両方を車両後方へ回折するホログラ
    ムと、 を備えたことを特徴とする車両用灯具。
JP16176791A 1991-07-02 1991-07-02 車両用灯具 Pending JPH058687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16176791A JPH058687A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16176791A JPH058687A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 車両用灯具

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Publication Number Publication Date
JPH058687A true JPH058687A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15741515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16176791A Pending JPH058687A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 車両用灯具

Country Status (1)

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JP (1) JPH058687A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039124A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company 車両用ランプ
JP2016088395A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 大日本印刷株式会社 表示装置及び移動体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039124A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 現代自動車株式会社Hyundaimotor Company 車両用ランプ
JP2016088395A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 大日本印刷株式会社 表示装置及び移動体

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