JPH0586777A - シヤツター基材、シヤツター基材の製造方法及びシヤツター付収納庫 - Google Patents
シヤツター基材、シヤツター基材の製造方法及びシヤツター付収納庫Info
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- JPH0586777A JPH0586777A JP27725791A JP27725791A JPH0586777A JP H0586777 A JPH0586777 A JP H0586777A JP 27725791 A JP27725791 A JP 27725791A JP 27725791 A JP27725791 A JP 27725791A JP H0586777 A JPH0586777 A JP H0586777A
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- resin
- shaped
- plate
- hard
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気密性、可撓性、軽量性、耐久性及び断熱効
果に優れ、且つ製作費も安価にできるシャッター基材及
びこれを備える保冷車等を提供する。 【構成】 繊維31若しくは網状体により強化された軟
質性樹脂(ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン等)からなるシート状基部3と、繊維21
若しくは網状体により強化された硬質性樹脂(不飽和ポ
リエステル樹脂等)からなり該シート状基部3上に形成
され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数の板状
部2と、該複数の板状部2のうちの少なくとも1つの該
板状部内に配置される硬質発泡樹脂板(硬質ポリウレタ
ンフォーム)4と、からなり、該シート状基部3及び該
複数の板状部2は一体的に形成されることを特徴とする
シャッター基材。更にこのシャッター基材を保冷車用シ
ャッターとして利用できる。
果に優れ、且つ製作費も安価にできるシャッター基材及
びこれを備える保冷車等を提供する。 【構成】 繊維31若しくは網状体により強化された軟
質性樹脂(ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン等)からなるシート状基部3と、繊維21
若しくは網状体により強化された硬質性樹脂(不飽和ポ
リエステル樹脂等)からなり該シート状基部3上に形成
され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数の板状
部2と、該複数の板状部2のうちの少なくとも1つの該
板状部内に配置される硬質発泡樹脂板(硬質ポリウレタ
ンフォーム)4と、からなり、該シート状基部3及び該
複数の板状部2は一体的に形成されることを特徴とする
シャッター基材。更にこのシャッター基材を保冷車用シ
ャッターとして利用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッター基材、その
製造方法及び該シャッター基材を備える収納庫に関する
ものである。本発明は、収納庫(例えば、列車・自動車
・コンテナ等の移動構造物、家屋・車庫等の建築物、特
に冷凍、冷蔵用収納庫、収納車等の開口部等を開閉する
ためのシャッター扉等に利用される。
製造方法及び該シャッター基材を備える収納庫に関する
ものである。本発明は、収納庫(例えば、列車・自動車
・コンテナ等の移動構造物、家屋・車庫等の建築物、特
に冷凍、冷蔵用収納庫、収納車等の開口部等を開閉する
ためのシャッター扉等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の第1シャッター基材としては、補
強プラスチック突板をプラスチックフィルムを介して接
着して連設してなる連続シート状のものが知られている
(特開昭54−63534号公報)。また、従来の第2
シャッター基材としては、巻き上げ用で連続シート状の
金属製波形シャッターシートも知られている(特開昭5
7−151789号公報)。更に、従来の第3シャッタ
ー基材としては、金属製の中空函枠体内に断熱材を充填
配置してシャッタースラットを形成し、これを多数連結
したものも知られている(特開昭51−130045号
公報)。
強プラスチック突板をプラスチックフィルムを介して接
着して連設してなる連続シート状のものが知られている
(特開昭54−63534号公報)。また、従来の第2
シャッター基材としては、巻き上げ用で連続シート状の
金属製波形シャッターシートも知られている(特開昭5
7−151789号公報)。更に、従来の第3シャッタ
ー基材としては、金属製の中空函枠体内に断熱材を充填
配置してシャッタースラットを形成し、これを多数連結
したものも知られている(特開昭51−130045号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1のシャッター
基材では十分な機械的強度は図れない。また、上記第2
の金属製シャッター基材では断熱性に優れず、重量が大
きくなる傾向があり、また十分な可能な可撓性に欠けシ
ャッターとしての昇降が十分にうまく行かない場合もあ
る。更に、上記第3のスラット式シャッター基材では、
スラットの継ぎ目自体が本来的に存在するので気密の点
で問題が残り、構造も複雑であるので製作費が高価とな
る。
基材では十分な機械的強度は図れない。また、上記第2
の金属製シャッター基材では断熱性に優れず、重量が大
きくなる傾向があり、また十分な可能な可撓性に欠けシ
ャッターとしての昇降が十分にうまく行かない場合もあ
る。更に、上記第3のスラット式シャッター基材では、
スラットの継ぎ目自体が本来的に存在するので気密の点
で問題が残り、構造も複雑であるので製作費が高価とな
る。
【0004】本発明は、上記欠点を克服するものであ
り、気密性、可撓性、軽量性、耐久性及び断熱効果に優
れ、且つ製作費も安価にできるシャッター基材及びその
製造方法、更に該シャッター基材を備える収納庫を提供
することを目的とする。
り、気密性、可撓性、軽量性、耐久性及び断熱効果に優
れ、且つ製作費も安価にできるシャッター基材及びその
製造方法、更に該シャッター基材を備える収納庫を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明のシャッター
基材は、繊維若しくは網状体により強化された軟質性樹
脂からなるシート状基部と、繊維若しくは網状体により
強化された硬質性樹脂からなり該シート状基部上に形成
され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数の板状
部と、からなり、該シート状基部及び該板状部は一体的
に形成されることを特徴とする。
基材は、繊維若しくは網状体により強化された軟質性樹
脂からなるシート状基部と、繊維若しくは網状体により
強化された硬質性樹脂からなり該シート状基部上に形成
され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数の板状
部と、からなり、該シート状基部及び該板状部は一体的
に形成されることを特徴とする。
【0006】上記「繊維若しくは網状体」の材質はケブ
ラー等の有機高分子材料、ガラス・カーボン等の無機材
料、ステンレス等の金属材料のいずれでもよく、また繊
維の長さ、径は適宜選択される。長繊維の場合は、通
常、所定の空間全体内に通常、シート状若しくは紐状繊
維集積体を積層して立体的に配設したり、予め立体的な
集積体を作り、これを所定場所に配設したりする。短繊
維の場合は、通常、原料樹脂内に分散されて使用され
る。上記「軟質性樹脂」については、シート状とした場
合の可撓性、強化繊維等との適合性、硬質性樹脂との適
合性等により種々選択され、例えば、第2発明に示すよ
うに、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン又はポリ塩化ビニル等を用いることができる。
ここで、「軟質性樹脂」とは高分子が主として二次元的
に結合したようなものをいい、樹脂自体の硬度が小さ
く、ある程度の柔軟性があるものをいう。
ラー等の有機高分子材料、ガラス・カーボン等の無機材
料、ステンレス等の金属材料のいずれでもよく、また繊
維の長さ、径は適宜選択される。長繊維の場合は、通
常、所定の空間全体内に通常、シート状若しくは紐状繊
維集積体を積層して立体的に配設したり、予め立体的な
集積体を作り、これを所定場所に配設したりする。短繊
維の場合は、通常、原料樹脂内に分散されて使用され
る。上記「軟質性樹脂」については、シート状とした場
合の可撓性、強化繊維等との適合性、硬質性樹脂との適
合性等により種々選択され、例えば、第2発明に示すよ
うに、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン又はポリ塩化ビニル等を用いることができる。
ここで、「軟質性樹脂」とは高分子が主として二次元的
に結合したようなものをいい、樹脂自体の硬度が小さ
く、ある程度の柔軟性があるものをいう。
【0007】上記「板状部」を強化する繊維等の材質
は、上記シート状基部を強化する繊維等の材質と基本的
には同じであり、同材質のものを使用できるし、異なっ
たものを用いてもよい。しかし、板状部はシャッター基
材の全体の強度を決定する部分であるので、板状部の機
械的強度を大きくするようなものが好ましい。上記「硬
質性樹脂」については、樹脂自身の機械的強度・耐久
性、強化繊維等との適合性、軟質性樹脂との適合性等に
より種々選択され、例えば、第3発明に示すように、不
飽和ポリエステルの硬化樹脂等を用いることができる。
ここで、「硬化性樹脂」とは高分子が三次元的等に結合
したようなものをいい、樹脂自体の硬度が大きいものを
いう。
は、上記シート状基部を強化する繊維等の材質と基本的
には同じであり、同材質のものを使用できるし、異なっ
たものを用いてもよい。しかし、板状部はシャッター基
材の全体の強度を決定する部分であるので、板状部の機
械的強度を大きくするようなものが好ましい。上記「硬
質性樹脂」については、樹脂自身の機械的強度・耐久
性、強化繊維等との適合性、軟質性樹脂との適合性等に
より種々選択され、例えば、第3発明に示すように、不
飽和ポリエステルの硬化樹脂等を用いることができる。
ここで、「硬化性樹脂」とは高分子が三次元的等に結合
したようなものをいい、樹脂自体の硬度が大きいものを
いう。
【0008】上記「シート状基部」の厚みについては、
特に限定はないが、可撓性、機械的強度等との点から2
〜5mmが望ましい。また、上記板状部の厚み、幅(シ
ャッター・長さ方向の長さ)についても特に限定はない
が、機械的強度の観点から厚みは20〜40mm、幅
(シャッターの横方向の長さ)は50〜200mmが望
ましい。隣接する板状部間の間隔は使用時に互いに抵触
しないものであればよく、使用時の曲がり程度(アール
度)、巻き程度、使用する板状部の幅等により種々選択
され、また、その横断面形状を特に問わない。尚、図6
の如く、板状部が外側になるように配置する場合は、こ
の間隔は所謂スリット程度の微小のものでもよい。ま
た、第2発明に示すように、複数の板状部のうちの少な
くとも1つの該板状部内には、「硬質発泡樹脂板」を配
置したものとすることができる。この硬質発泡樹脂板は
断熱効果、更に板状部の機械的強度を高めるものであ
り、通常、硬質発泡ポリウレタンが用いられるが、他に
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の発泡体を用いることができる。また、この
発泡樹脂板は、通常、全ての板状部内に配設されるが、
これに限らず必要な部分の板状部内にのみ配設すること
ができる。
特に限定はないが、可撓性、機械的強度等との点から2
〜5mmが望ましい。また、上記板状部の厚み、幅(シ
ャッター・長さ方向の長さ)についても特に限定はない
が、機械的強度の観点から厚みは20〜40mm、幅
(シャッターの横方向の長さ)は50〜200mmが望
ましい。隣接する板状部間の間隔は使用時に互いに抵触
しないものであればよく、使用時の曲がり程度(アール
度)、巻き程度、使用する板状部の幅等により種々選択
され、また、その横断面形状を特に問わない。尚、図6
の如く、板状部が外側になるように配置する場合は、こ
の間隔は所謂スリット程度の微小のものでもよい。ま
た、第2発明に示すように、複数の板状部のうちの少な
くとも1つの該板状部内には、「硬質発泡樹脂板」を配
置したものとすることができる。この硬質発泡樹脂板は
断熱効果、更に板状部の機械的強度を高めるものであ
り、通常、硬質発泡ポリウレタンが用いられるが、他に
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等の発泡体を用いることができる。また、この
発泡樹脂板は、通常、全ての板状部内に配設されるが、
これに限らず必要な部分の板状部内にのみ配設すること
ができる。
【0009】本第4発明のシャッター基材を製造する方
法は、一定間隔をもって形成される複数の板状突設部を
有し多数の溝状キャビティが並設される金型の該溝状キ
ャビティ内のほぼ全体に強化繊維若しくは網状体を配設
し、その後、上記板状突設部の上端に相当する面まで硬
質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、更に、該
硬質用原料樹脂の上に、軟質性樹脂を構成する軟質性原
料樹脂を充填し、その後、これら全体を加熱して一体的
に硬化させて、強化された軟質性樹脂からなるシート状
基部及び強化された硬質性樹脂からなる複数の板状部が
一体的に成形されたことを特徴とする。
法は、一定間隔をもって形成される複数の板状突設部を
有し多数の溝状キャビティが並設される金型の該溝状キ
ャビティ内のほぼ全体に強化繊維若しくは網状体を配設
し、その後、上記板状突設部の上端に相当する面まで硬
質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、更に、該
硬質用原料樹脂の上に、軟質性樹脂を構成する軟質性原
料樹脂を充填し、その後、これら全体を加熱して一体的
に硬化させて、強化された軟質性樹脂からなるシート状
基部及び強化された硬質性樹脂からなる複数の板状部が
一体的に成形されたことを特徴とする。
【0010】本第5発明のシャッター基材を製造する方
法は、一定間隔をもって形成される複数の板状突設部を
有し多数の溝状キャビティが並設される金型の該溝状キ
ャビティ内の底面側に第1強化繊維若しくは網状体を配
設し、その後、配設された該第1強化繊維若しくは網状
体内に硬質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、
更に、充填された該硬質用原料樹脂面上に、硬質発泡樹
脂板を配置し、その後、該硬質発泡樹脂板の上のキャビ
ティ全体に第2強化繊維若しくは網状体を配設し、その
後、配設された該第2強化繊維若しくは網状体部分内で
あって上記板状突設部の上端に相当する面まで硬質性樹
脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、更に、再充填さ
れた該硬質用原料樹脂面上であって残りのキャビティ内
に軟質性樹脂を構成する軟質性原料樹脂を充填し、その
後、これら全体を加熱して一体的に硬化させて、強化さ
れた上記軟質性樹脂からなるシート状基部及び強化され
た上記硬質性樹脂からなる複数の板状部が一体的に成形
されたことを特徴とする。
法は、一定間隔をもって形成される複数の板状突設部を
有し多数の溝状キャビティが並設される金型の該溝状キ
ャビティ内の底面側に第1強化繊維若しくは網状体を配
設し、その後、配設された該第1強化繊維若しくは網状
体内に硬質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、
更に、充填された該硬質用原料樹脂面上に、硬質発泡樹
脂板を配置し、その後、該硬質発泡樹脂板の上のキャビ
ティ全体に第2強化繊維若しくは網状体を配設し、その
後、配設された該第2強化繊維若しくは網状体部分内で
あって上記板状突設部の上端に相当する面まで硬質性樹
脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、更に、再充填さ
れた該硬質用原料樹脂面上であって残りのキャビティ内
に軟質性樹脂を構成する軟質性原料樹脂を充填し、その
後、これら全体を加熱して一体的に硬化させて、強化さ
れた上記軟質性樹脂からなるシート状基部及び強化され
た上記硬質性樹脂からなる複数の板状部が一体的に成形
されたことを特徴とする。
【0011】本第6発明のシャッター付収納庫は、出入
口面を有する収納用箱体と、該収納用箱体の該出入口面
の両端側に配設された各開閉用ガイドレールと、該各開
閉用ガイドレール間に配設される上記第1〜第3発明の
シャッター基材と、を備えることを特徴とする。そし
て、第7発明に示すように、この収納用箱体は冷凍車で
あり、上記シャッター基材にはローラーが取り付けら
れ、上記収納用箱体にはショッター基材と接触するシー
ル材が取り付けられているものとすることができる。
口面を有する収納用箱体と、該収納用箱体の該出入口面
の両端側に配設された各開閉用ガイドレールと、該各開
閉用ガイドレール間に配設される上記第1〜第3発明の
シャッター基材と、を備えることを特徴とする。そし
て、第7発明に示すように、この収納用箱体は冷凍車で
あり、上記シャッター基材にはローラーが取り付けら
れ、上記収納用箱体にはショッター基材と接触するシー
ル材が取り付けられているものとすることができる。
【0012】
【実施例】本発明を実施例を用いて図面に基づき具体的
に説明する。 実施例1 (1)シャッター基材の構造 本実施例のシャッター基材1は、図1及び図5に示すよ
うに、繊維21により強化された軟質性樹脂からなるシ
ート状基部(厚さ;2〜4mm、縦:シャッター長さ;
2500mm、横:シャッター幅;1200mm)2
と、同繊維31により強化された硬質性樹脂からなる複
数の板状部(厚さ;20〜30mm、縦;50〜200
mm(特に80〜90mm)、横;1200mm)3
と、この各板状部3内に配置され硬質発泡樹脂板(厚
さ;10〜20mm、縦;60〜70mm、横;約11
00mm)4からなる断熱部と、からなる。この各板状
部3は、シート状基部2上に形成され適宜な間隔(例え
ば、約4〜6mm)5をもって連続的に配列されてい
る。そして、このシート状基部2及び板状部3は一体的
に形成されている。尚、この間隔5の形状は、図7に示
すように、横断面が三角形とすることができる。この角
度は特に限定されないが、例えば、同図に示すように、
3つの板状部によりほぼ直角に曲げる場合には、この角
度を30°とし、これにより直角に曲がる場合はこの隙
間が互いにほぼ接触し隙間がない状態とすることができ
る。上記シート状基部2、板状部3及び硬質発泡樹脂板
4を構成する樹脂は、各々、ポリ塩化ビニル、不飽和ポ
リエステル及び硬質発泡ウレタン(独立気泡型)であ
り、上記強化繊維21、31はガラス繊維である。
に説明する。 実施例1 (1)シャッター基材の構造 本実施例のシャッター基材1は、図1及び図5に示すよ
うに、繊維21により強化された軟質性樹脂からなるシ
ート状基部(厚さ;2〜4mm、縦:シャッター長さ;
2500mm、横:シャッター幅;1200mm)2
と、同繊維31により強化された硬質性樹脂からなる複
数の板状部(厚さ;20〜30mm、縦;50〜200
mm(特に80〜90mm)、横;1200mm)3
と、この各板状部3内に配置され硬質発泡樹脂板(厚
さ;10〜20mm、縦;60〜70mm、横;約11
00mm)4からなる断熱部と、からなる。この各板状
部3は、シート状基部2上に形成され適宜な間隔(例え
ば、約4〜6mm)5をもって連続的に配列されてい
る。そして、このシート状基部2及び板状部3は一体的
に形成されている。尚、この間隔5の形状は、図7に示
すように、横断面が三角形とすることができる。この角
度は特に限定されないが、例えば、同図に示すように、
3つの板状部によりほぼ直角に曲げる場合には、この角
度を30°とし、これにより直角に曲がる場合はこの隙
間が互いにほぼ接触し隙間がない状態とすることができ
る。上記シート状基部2、板状部3及び硬質発泡樹脂板
4を構成する樹脂は、各々、ポリ塩化ビニル、不飽和ポ
リエステル及び硬質発泡ウレタン(独立気泡型)であ
り、上記強化繊維21、31はガラス繊維である。
【0013】(2)シャッター基材の製造 上記シャッター基材1は、以下のようにして製造され
る。まず、図3に示す、一定間隔をもって形成される複
数の所定形状の板状突設部61を有し多数の溝状キャビ
ティ62が並設される金型6を用意する。尚、この板状
突設部61の先端は外枠体部63の先端よりも低い位置
にあり、キャビティ62は、板状部形成用キャビティ6
2aと、その上方にあるシート状基部形成用キャビティ
62bとからなる。そして、この金型の原料接液部に所
定の離型剤を塗布し、その後、このキャビティ62の底
面側の約1/3程度の所まで、上記強化繊維用集積体を
敷きつめた。更に、この強化繊部分内にポリエステル樹
脂を構成する硬質用原料樹脂(例えば、大日本インキ株
式会社製、商品名;「ポリライト」)を充填する。その
後、この硬質用原料樹脂の上に、上記硬質ポリウレタン
発泡樹脂板体を配置した。更に、この硬質ポリウレタン
発泡樹脂板体の主として上のキャビティ全体内に、上記
と同じ強化繊維集積体を敷きつめた。
る。まず、図3に示す、一定間隔をもって形成される複
数の所定形状の板状突設部61を有し多数の溝状キャビ
ティ62が並設される金型6を用意する。尚、この板状
突設部61の先端は外枠体部63の先端よりも低い位置
にあり、キャビティ62は、板状部形成用キャビティ6
2aと、その上方にあるシート状基部形成用キャビティ
62bとからなる。そして、この金型の原料接液部に所
定の離型剤を塗布し、その後、このキャビティ62の底
面側の約1/3程度の所まで、上記強化繊維用集積体を
敷きつめた。更に、この強化繊部分内にポリエステル樹
脂を構成する硬質用原料樹脂(例えば、大日本インキ株
式会社製、商品名;「ポリライト」)を充填する。その
後、この硬質用原料樹脂の上に、上記硬質ポリウレタン
発泡樹脂板体を配置した。更に、この硬質ポリウレタン
発泡樹脂板体の主として上のキャビティ全体内に、上記
と同じ強化繊維集積体を敷きつめた。
【0014】更に、配設された強化繊維部分のうち板状
体形成用キャビティ62aに相当する部分に(即ち、板
状突設部61の上端に相当する面まで)、上記と同じ硬
質用原料樹脂を充填する。その後、この硬質用原料樹脂
面上であってシート状基部形成用キャビティ62bに、
ポリスチレン樹脂を構成する軟質性樹脂原料(硬化触媒
入りスチレン)を充填した。そして、上蓋(上金型)を
かむせ、これらを加熱炉に入れて、これら全体を60
℃、30分加熱して一体的に硬化させて、本実施例のシ
ャッター基材1を製造した。
体形成用キャビティ62aに相当する部分に(即ち、板
状突設部61の上端に相当する面まで)、上記と同じ硬
質用原料樹脂を充填する。その後、この硬質用原料樹脂
面上であってシート状基部形成用キャビティ62bに、
ポリスチレン樹脂を構成する軟質性樹脂原料(硬化触媒
入りスチレン)を充填した。そして、上蓋(上金型)を
かむせ、これらを加熱炉に入れて、これら全体を60
℃、30分加熱して一体的に硬化させて、本実施例のシ
ャッター基材1を製造した。
【0015】(3)実施例の効果 本シャッター基材は、連続シート状であるので、気密性
を有し、また、シート状基部の材質が軟質性樹脂である
ので可撓性を有し、更に、シート状基部及び板状部とも
に繊維強化されているので、強度及び耐久性にも優れ
る。また、この板状部内には断熱部が設けられているの
で、断熱効果が高められ、しかもその独立気泡型硬質発
泡樹脂板が回りの樹脂により覆われているので、この板
部自体の強度が大変優れる。更に、これらは繊維強化樹
脂からなる一体物であるので、金属シャッターに比べて
著しく軽量でもあり、またシート状基部と板状部とが分
離しがたいし、更に、所望の大きさに容易に切断等の加
工をすることができ、大変実用的である。また、本実施
例の方法によれば、上記に示す優れた性能を有するシャ
ッター基材を容易に且つ安価に製造できる。
を有し、また、シート状基部の材質が軟質性樹脂である
ので可撓性を有し、更に、シート状基部及び板状部とも
に繊維強化されているので、強度及び耐久性にも優れ
る。また、この板状部内には断熱部が設けられているの
で、断熱効果が高められ、しかもその独立気泡型硬質発
泡樹脂板が回りの樹脂により覆われているので、この板
部自体の強度が大変優れる。更に、これらは繊維強化樹
脂からなる一体物であるので、金属シャッターに比べて
著しく軽量でもあり、またシート状基部と板状部とが分
離しがたいし、更に、所望の大きさに容易に切断等の加
工をすることができ、大変実用的である。また、本実施
例の方法によれば、上記に示す優れた性能を有するシャ
ッター基材を容易に且つ安価に製造できる。
【0016】実施例2 本実施例では、上記実施例により製造されたシャッター
基材を備えた収納庫について説明する。本実施例のシャ
ッター付収納庫は、図4、図7(又は図5)及び図8に
示すように、出入口面を有する収納用箱体7と、収納用
箱体7の出入口面の両端側に配設された各開閉用ガイド
レール8、8と、この各開閉用ガイドレール8間に配置
されるシャッター基材1と、を備える。
基材を備えた収納庫について説明する。本実施例のシャ
ッター付収納庫は、図4、図7(又は図5)及び図8に
示すように、出入口面を有する収納用箱体7と、収納用
箱体7の出入口面の両端側に配設された各開閉用ガイド
レール8、8と、この各開閉用ガイドレール8間に配置
されるシャッター基材1と、を備える。
【0017】この収納用箱体7は、建築物、列車・コン
テナ等の移動構造物の収納庫等であればよいが、図4で
は保冷車を例示して説明する。この収納用箱体7の構造
についてはシャッターを除いては限定されず、公知のも
ので足りる。また、収納用箱体の壁面に断熱材を配置し
て低温保管を目的とすることもできる。上記開閉用ガイ
ドレール8は、シャッター1を誘導するためのものであ
り、材質、形状等についても特に限定されない。尚、図
中、12はトーションスプリングバランス式(例えば8
万サイクル等)の開閉機構、13はワンタッチ式ロック
装置を示す。そして、このシャッター基材1の一側方側
には、図8に示すように、このシャッター基材1が滑ら
かに昇降するために、ローラー取付金具10を介してロ
ーラー9が取り付けられている。そして、このローラー
9は、ガイドレール8に沿って転動するようになってい
る。尚、このローラー9は、収納用箱体7の側に取り付
けられることも可能である。
テナ等の移動構造物の収納庫等であればよいが、図4で
は保冷車を例示して説明する。この収納用箱体7の構造
についてはシャッターを除いては限定されず、公知のも
ので足りる。また、収納用箱体の壁面に断熱材を配置し
て低温保管を目的とすることもできる。上記開閉用ガイ
ドレール8は、シャッター1を誘導するためのものであ
り、材質、形状等についても特に限定されない。尚、図
中、12はトーションスプリングバランス式(例えば8
万サイクル等)の開閉機構、13はワンタッチ式ロック
装置を示す。そして、このシャッター基材1の一側方側
には、図8に示すように、このシャッター基材1が滑ら
かに昇降するために、ローラー取付金具10を介してロ
ーラー9が取り付けられている。そして、このローラー
9は、ガイドレール8に沿って転動するようになってい
る。尚、このローラー9は、収納用箱体7の側に取り付
けられることも可能である。
【0018】更に、シャッター1と収納用箱体7との密
閉性を高めるために、シール材11が、この収納用箱体
7側に取り付けられている。尚、このシール材11は、
シャッター側に取り付けることもできる。また、本実施
例では、図4及び図5(図7)に示すように、シャッタ
ー基材1は、シート状基部2の面が収納用箱体の外側
(即ちシャッターを閉じた状態で外部より見える側)に
なるように配設しているが、これと逆の配置とすること
もできる。この逆配置の場合は、板状部間の間隔を極め
て小さくできる。これを小さくしても、使用時に互いに
抵触することがないためである。
閉性を高めるために、シール材11が、この収納用箱体
7側に取り付けられている。尚、このシール材11は、
シャッター側に取り付けることもできる。また、本実施
例では、図4及び図5(図7)に示すように、シャッタ
ー基材1は、シート状基部2の面が収納用箱体の外側
(即ちシャッターを閉じた状態で外部より見える側)に
なるように配設しているが、これと逆の配置とすること
もできる。この逆配置の場合は、板状部間の間隔を極め
て小さくできる。これを小さくしても、使用時に互いに
抵触することがないためである。
【0019】本実施例のシャッター付保冷車において
は、一体成形物のシャッター基材を用いるとともにシー
ル材をも用いるので、著しく気密性に優れ、保冷車にと
っては極めて有用である。また、シャッター基材が軽量
であるとともに、ローラーを用いているので、その開閉
(昇降)をより一層スムーズに行うことができる。更
に、シャッター基材のシート状基部面が外側に位置する
ので、人目に触れるこの面に横溝、切れ目及び凹凸が全
くなく、そのため、この面上に広告その他のデザインを
する場合、大変便利であり、美観に優れ且つ識別が容易
なデザイン(文字を含む。)とすることができる。尚、
本発明においては、上記具体的実施例に示すものに限ら
れず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。即ち、シャッター基材の
大きさ、シート状基部の大きさ、厚さ、板状部の大きさ
(幅、横長さ、厚さ)、隣接する板状部間の間隔等は種
々選択される。また、シャッター基材としては、図2に
示すように、板状部内に硬質発泡樹脂板を配設しないも
のでもよい。この場合でも、金属製シャッター基材と比
べると、断熱性、軽量性及び製造容易性等に優れる。
は、一体成形物のシャッター基材を用いるとともにシー
ル材をも用いるので、著しく気密性に優れ、保冷車にと
っては極めて有用である。また、シャッター基材が軽量
であるとともに、ローラーを用いているので、その開閉
(昇降)をより一層スムーズに行うことができる。更
に、シャッター基材のシート状基部面が外側に位置する
ので、人目に触れるこの面に横溝、切れ目及び凹凸が全
くなく、そのため、この面上に広告その他のデザインを
する場合、大変便利であり、美観に優れ且つ識別が容易
なデザイン(文字を含む。)とすることができる。尚、
本発明においては、上記具体的実施例に示すものに限ら
れず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。即ち、シャッター基材の
大きさ、シート状基部の大きさ、厚さ、板状部の大きさ
(幅、横長さ、厚さ)、隣接する板状部間の間隔等は種
々選択される。また、シャッター基材としては、図2に
示すように、板状部内に硬質発泡樹脂板を配設しないも
のでもよい。この場合でも、金属製シャッター基材と比
べると、断熱性、軽量性及び製造容易性等に優れる。
【0020】
【発明の効果】本発明のシャッター基材は、繊維等で強
化された樹脂からなり、連続シート状であるとともに各
板状部間には適度な間隔があり、且つシート状基部の材
質が軟質性樹脂であるので、金属シャッターに比べて軽
量であり、気密性を有するとともに、可撓性を有し、そ
のため容易且つ確実に天井に収納されたり巻き取ったり
することができる。また、このシート上基部のみなら
ず、このシート状基部よりも厚い板状部も繊維等で強化
されているので強度及び耐久性に優れ、断熱性も有す
る。更に、シート状基部と板状部とは一体同時成形され
たものであり、この境界領域にも強化繊維が配設されて
いるので、このシート状基部と板状部とが分離しがた
く、その接合強度も優れる。更に、板状部内に硬質発泡
樹脂板を有する場合は、更に一層、断熱効果及び軽量性
が高められる。
化された樹脂からなり、連続シート状であるとともに各
板状部間には適度な間隔があり、且つシート状基部の材
質が軟質性樹脂であるので、金属シャッターに比べて軽
量であり、気密性を有するとともに、可撓性を有し、そ
のため容易且つ確実に天井に収納されたり巻き取ったり
することができる。また、このシート上基部のみなら
ず、このシート状基部よりも厚い板状部も繊維等で強化
されているので強度及び耐久性に優れ、断熱性も有す
る。更に、シート状基部と板状部とは一体同時成形され
たものであり、この境界領域にも強化繊維が配設されて
いるので、このシート状基部と板状部とが分離しがた
く、その接合強度も優れる。更に、板状部内に硬質発泡
樹脂板を有する場合は、更に一層、断熱効果及び軽量性
が高められる。
【0021】本発明の製造方法によれば、上記の如く優
れた性能を有するシャッター基材を容易に製造でき、し
かも製造原価も低減できる。本発明のシャッター付収納
庫においては、第1発明によるシャッター基材自身の効
果に加えて、収納庫全体の気密性を向上でき、また、シ
ャッター基材が軽量であるので、その開閉(昇降)をス
ムーズに行うことができる。更に、シャッター基材の人
目に触れる面を、切れ目が全くないか若しくは大変少な
くできるし、その面は平滑な面とすることができるの
で、美観に優れ且つ識別が容易なデザインを行うことが
できる。また、ヒンジ式ドアに比べて、開閉スペースが
小さくなり、開口時にドアが障害とならない効果もあ
る。
れた性能を有するシャッター基材を容易に製造でき、し
かも製造原価も低減できる。本発明のシャッター付収納
庫においては、第1発明によるシャッター基材自身の効
果に加えて、収納庫全体の気密性を向上でき、また、シ
ャッター基材が軽量であるので、その開閉(昇降)をス
ムーズに行うことができる。更に、シャッター基材の人
目に触れる面を、切れ目が全くないか若しくは大変少な
くできるし、その面は平滑な面とすることができるの
で、美観に優れ且つ識別が容易なデザインを行うことが
できる。また、ヒンジ式ドアに比べて、開閉スペースが
小さくなり、開口時にドアが障害とならない効果もあ
る。
【図1】実施例1に係わるシャッター基材の一部拡大横
断面図である。
断面図である。
【図2】硬質発泡樹脂板を有しないシャッター基材の一
部拡大横断面図である。
部拡大横断面図である。
【図3】実施例1において用いる金型の一部横断面図で
ある。
ある。
【図4】実施例2に係わるシャッター付保冷車の要部説
明図である。
明図である。
【図5】シャッター基材のシート状基部側を外側に配設
する状態を示す縦断面図である。
する状態を示す縦断面図である。
【図6】シャッター基材のシート状基部側を内側に配設
する状態を示す縦断面図である。
する状態を示す縦断面図である。
【図7】隙間の横断面形状が三角形であるシャッター基
材の使用説明図である。
材の使用説明図である。
【図8】実施例2に係わるシャッター付保冷車において
シャッター基材の取付状態を示す一部説明断面図であ
る。
シャッター基材の取付状態を示す一部説明断面図であ
る。
1;シャッター基材、2;板状部、21;強化繊維、
3;シート状基部、31;強化繊維、4;硬質発泡樹脂
板、5;板部間の間隔、6;金型、61;金型の板状突
設部、62;キャビティ、7;収納用箱体、8;ガイド
レール、9;ローラー、11;シール材。
3;シート状基部、31;強化繊維、4;硬質発泡樹脂
板、5;板部間の間隔、6;金型、61;金型の板状突
設部、62;キャビティ、7;収納用箱体、8;ガイド
レール、9;ローラー、11;シール材。
Claims (7)
- 【請求項1】 繊維若しくは網状体により強化された軟
質性樹脂からなるシート状基部と、繊維若しくは網状体
により強化された硬質性樹脂からなり該シート状基部上
に形成され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数
の板状部と、からなり、該シート状基部及び該板状部は
一体的に形成されることを特徴とするシャッター基材。 - 【請求項2】 繊維若しくは網状体により強化された軟
質性樹脂からなるシート状基部と、繊維若しくは網状体
により強化された硬質性樹脂からなり該シート状基部上
に形成され適宜な間隔をもって連続的に配列される複数
の板状部と、該複数の板状部のうちの少なくとも1つの
該板状部内に配置される硬質発泡樹脂板と、からなり、
該シート状基部及び該複数の板状部は一体的に形成され
ることを特徴とするシャッター基材。 - 【請求項3】 上記軟質性樹脂はポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン又はポリ塩化ビニル
であり、上記硬質性樹脂は不飽和ポリエステルの硬化樹
脂であり、上記硬質発泡樹脂板は硬質ポリウレタンフォ
ームである請求項1又は2記載のシャッター基材。 - 【請求項4】 一定間隔をもって形成される複数の板状
突設部を有し多数の溝状キャビティが並設される金型の
該溝状キャビティ内のほぼ全体に強化繊維若しくは網状
体を配設し、その後、上記板状突設部の上端に相当する
面まで硬質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、 更に、該硬質用原料樹脂の上に、軟質性樹脂を構成する
軟質性原料樹脂を充填し、その後、これら全体を加熱し
て一体的に硬化させて、強化された軟質性樹脂からなる
シート状基部及び強化された硬質性樹脂からなる複数の
板状部が一体的に成形されたことを特徴とするシャッタ
ー基材を製造する方法。 - 【請求項5】 一定間隔をもって形成される複数の板状
突設部を有し多数の溝状キャビティが並設される金型の
該溝状キャビティ内の底面側に第1強化繊維若しくは網
状体を配設し、その後、配設された該第1強化繊維若し
くは網状体内に硬質性樹脂を構成する硬質用原料樹脂を
充填し、 更に、充填された該硬質用原料樹脂面上に、硬質発泡樹
脂板を配置し、その後、該硬質発泡樹脂板の上のキャビ
ティ全体に第2強化繊維若しくは網状体を配設し、その
後、配設された該第2強化繊維若しくは網状体部分内で
あって上記板状突設部の上端に相当する面まで硬質性樹
脂を構成する硬質用原料樹脂を充填し、 更に、再充填された該硬質用原料樹脂面上であって残り
のキャビティ内に軟質性樹脂を構成する軟質性原料樹脂
を充填し、その後、これら全体を加熱して一体的に硬化
させて、強化された上記軟質性樹脂からなるシート状基
部及び強化された上記硬質性樹脂からなる複数の板状部
が一体的に成形されたことを特徴とするシャッター基材
を製造する方法。 - 【請求項6】 出入口面を有する収納用箱体と、該収納
用箱体の該出入口面の両端側に配設された各開閉用ガイ
ドレールと、該各開閉用ガイドレール間に配置される請
求項1〜3記載のシャッター基材と、を備えることを特
徴とするシャッター付収納庫。 - 【請求項7】 上記収納用箱体は冷凍車であり、上記シ
ャッター基材にはローラーが取り付けられ、上記収納用
箱体にはショッター基材と接触するシール材が取り付け
られている請求項6記載のシャッター付収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27725791A JPH0586777A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | シヤツター基材、シヤツター基材の製造方法及びシヤツター付収納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27725791A JPH0586777A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | シヤツター基材、シヤツター基材の製造方法及びシヤツター付収納庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586777A true JPH0586777A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17581008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27725791A Pending JPH0586777A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | シヤツター基材、シヤツター基材の製造方法及びシヤツター付収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0586777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006152654A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Nifco Inc | 扉用シャッター |
WO2017063656A1 (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Dan-Doors A/S | Improvements in or relating to roller gates |
EP3348440A4 (en) * | 2015-09-11 | 2019-01-23 | Nifco Inc. | COVER |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27725791A patent/JPH0586777A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006152654A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Nifco Inc | 扉用シャッター |
JP4498110B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2010-07-07 | 株式会社ニフコ | 扉用シャッター |
EP3348440A4 (en) * | 2015-09-11 | 2019-01-23 | Nifco Inc. | COVER |
EP3674141A1 (en) * | 2015-09-11 | 2020-07-01 | Nifco Inc. | Shutter |
US10857946B2 (en) | 2015-09-11 | 2020-12-08 | Nifco Inc. | Shutter |
WO2017063656A1 (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | Dan-Doors A/S | Improvements in or relating to roller gates |
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