JPH0586555U - ポータブルダイアリー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】週間単位であらわされるダイアリーの、各日付
毎に記入されるメモを整然化すると共に、持ち運びの便
利な機能性の高いポータブルダイアリーを提供する。 【構成】週間単位で表されたダイアリーの各個別の日付
表示部を境として、その上部および下部に、それぞれ書
き込み可能なメモ欄を設けた。 これにより上部のメモ
欄を午前中の予定欄、あるいは社外事項の書き込み欄と
し、あるいは下部のメモ欄を午後の予定欄、あるいは社
内事項の書き込み欄とするなど、時間的に、あるいは項
目別に少なくとも二分して記録することができ、機能性
を高めることが出来ること、また低コストに生産でき営
業活動に持ち歩くことも可能でポータブル性にも優れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、週間単位で表されたポータブルダイアリーに関し、機能性に富み、 しかも簡便かつ安価なポータブルダイアリーを提供することを目的とする。

【０００２】

【従来の技術】

とくにビジネス仕様のダイアリーにおいては、週間単位にて表示されたものが 使いやすく、一般的に最も多く用いられている。 そしてこのタイプのものにあ っては、たとえば実公平３−５６３７７号公報に示されているように、週間単位 のダイアリーの各日付表示部に、書き込み用のスペースを設けて各日付毎のスケ ジュールを把握できるように工夫がなされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来のダイアリーの構成による場合においては、一般 的に形成されている書き込み用のスペースが比較的小さいばかりでなく、スペー ス上に書き込まれた書き込み事項が整然性を欠き、そのためにそのいずれが先か 不明瞭となることが多く、そのために各書き込み事項毎に順番や、大凡の約束時 間等を付記する必要があるために、なおさらスペースの余裕がなくなる傾向があ る。

【０００４】 また既知の週間単位のダイアリーにあっては、その多くが前記した実公平３− ５６３７７号公報の考案にもみるように、机上に設置できる基台上にＵ字状の止 め金具等を介して綴じ込まれるようになっているために、材料費が嵩むばかりで なく引き出しの内部に収納ができないために機密性に欠け、しかも持ち運びには 不向きであって、営業活動上においてはいまひとつ改善の余地があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案にあっては、上記した従来技術における種々の課題を解決し、各 日付毎の書き込みスペースを十分にするばかりでなく、午前と午後、あるいは社 内事項と社外事項等の如く、少なくとも２種に分類して書き込めるようにし、し かも構造を簡素化してコストの低減と機密性の向上をはかるとともに、持ち運び を可能として特に営業活動上において十分な機能を発揮できるようにしたもので あって、具体的には週間単位で表されたダイアリーの各個別の日付け表示部を境 として、その上部および下部に、それぞれ書き込み可能なメモ欄を設けたことを 特徴としたポータブルダイアリーに関する。

【０００６】 また本考案は週間単位で表されたダイアリーの一部には当該週間の属する月間 のダイアリーが表されているようにした請求項１に記載のポータブルダイアリー にも関する。

【０００７】

【作用】

週間単位で表されたダイアリーの各個別の日付け表示部の上部に形成されたメ モ欄を午前中の予定欄とし、日付表示部の下部に形成されたメモ欄を午後の予定 欄として書き込むようにし、または日付け表示部の上部に形成されたメモ欄を社 外事項書き込み欄とし、日付表示部の下部に形成されたメモ欄を社内事項書き込 み欄として用いる等の使い分けをし、また重ねられている表紙を反転させるなど して当該日付表示部を隠蔽させ、あるいは隠蔽したまま机の引き出し内に収納し 、またはこれを上着のポケットやカバン内に収納して営業活動に持ち歩く。

【０００８】

【実施例】

以下において本考案の具体的な内容を図１の実施例をもとに説明すると、１は 週間単位で表すためのダイアリーの表面、１ａはダイアリーの裏面を示し、１枚 のダイアリーの表面と、ほかのダイアリーの裏面とが互いに隣接するように、複 数の週間ダイアリーを、それぞれの端部に形成した綴じ穴２を環状のリング３に 挿通保持させて構成されている。

【０００９】 ダイアリー１の表面には、週間（７日）単位の各日付と曜日とからなる各日付 表示部４が、ダイアリー１の略中央部に、しかもダイアリー１の長さ方向に向け て順に印刷されており、さらに日付表示部４の上部と下部とにはそれぞれ書き込 み可能なメモ欄５および６が設けられている。 さらに７は当該週間の属する月 間のダイアリーを示し、しかも月間のダイアリー７には、当該週間の該当する日 付・曜日群の部分に位置表示８がなされている。 この位地表示８は、図１の実 施例においては該当部分を四角形のマスで囲んでいるが、該当部分を着色し、他 の部分と色彩的に色分けしてもよい。

【００１０】 さらにダイアリーの裏面１ａには、環状のリング３によって接続されていると ころの、隣接するダイアリー１の表面上にあらわされた各日付表示部４に対応さ せて区画されたメモ欄が設けられている。 このメモ欄９は、前記した日付表示 部４の上下に形成されたメモ欄５および６の書き込みスペースでは足りない場合 や、全く別のレベルでの記録事項を記載するようにしたものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上記した通り、週間単位で表されたダイアリーの各個別の日付け表示 部を境として、その上部および下部に、それぞれ書き込み可能なメモ欄を設けた ものであるために、各個別の日付け表示部の上部に形成されたメモ欄を午前中の 予定欄とし、日付表示部の下部に形成されたメモ欄を午後の予定欄として書き込 むようにし、または日付け表示部の上部に形成されたメモ欄を社外事項書き込み 欄とし、日付表示部の下部に形成されたメモ欄を社内事項書き込み欄として用い る等の使い分けをするなど、時間的に、あるいは項目別に少なくとも２分して記 録することができ、種々の記録事項を整然化させることができ、機能性を一層高 めることができる。

【００１２】 また重ねられている表紙を反転させるなどして当該日付表示部を隠蔽させ、あ るいは隠蔽したまま机の引き出し内に収納し、またはこれを上着のポケットやカ バン内に収納してポータブルダイアリーとして営業活動に持ち歩くことができる ために、手帳がわりにもなり、週間のスケジュールを一目瞭然にすることができ て機能性が倍加する。

【００１３】 また週間単位で表されたダイアリーの一部には当該週間の属する月間のダイア リーが表されているために週間のスケジュールの把握を完全にすると共に、これ と前後する該当月内の業務予定などをも把握しやすくなること、さらに上記した 月間のダイアリー中の、当該週間の該当する日付・曜日群の部分に位置表示を付 した場合においては、週間のスケジュールの把握と、これと前後する該当月内の 業務予定などの把握を、より一層容易にすることができるなど、種々の有益な効 果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例であるポータブルダイアリー
の平面図をあらわす。

【符号の説明】

１ ダイアリーの表面 １ａ ダイアリーの裏面 ２ 綴じ穴 ３ 環状のリング ４ 日付表示部 ５ メモ欄 ６ メモ欄 ７ 月間のダイアリー ８ 位地表示 ９ メモ欄

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 週間単位で表されたダイアリーの各個別
   の日付け表示部を境として、その上部および下部に、そ
   れぞれ書き込み可能なメモ欄を設けたことを特徴とした
   ポータブルダイアリー。
2. 【請求項２】 週間単位で表されたダイアリーの一部に
   は当該週間の属する月間のダイアリーが表されているよ
   うにした請求項１に記載のポータブルダイアリー。