JPH058637Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH058637Y2
JPH058637Y2 JP2513186U JP2513186U JPH058637Y2 JP H058637 Y2 JPH058637 Y2 JP H058637Y2 JP 2513186 U JP2513186 U JP 2513186U JP 2513186 U JP2513186 U JP 2513186U JP H058637 Y2 JPH058637 Y2 JP H058637Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
tone plate
percussion instrument
frame
instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2513186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62140595U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2513186U priority Critical patent/JPH058637Y2/ja
Publication of JPS62140595U publication Critical patent/JPS62140595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH058637Y2 publication Critical patent/JPH058637Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は音板打楽器携帯装置用アダプタに関
するもので、特に卓上型音板打楽器を特別な加工
を加えたりあるいはまた固定用部品を取付けたり
することなく携帯装置に簡単にしかも打撃面の高
さが高くならないように取付け得るようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
従来から、マーチング中の楽器、例えばマーチ
ングベルの安定性、演奏性を向上させるために使
用されるこの種の音板楽器携帯装置は、演奏者の
体に装着されるもので、楽器が設置固定されるフ
レームと、このフレームに配設され両肩にかけら
れる左右一対の肩かけと、フレームの安定性を向
上させるため腹部に当てられる略半円形の腹当て
とを備え、前記フレームに配設した楽器固定用ね
じで音板打楽器を該フレーム上に固定するように
構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、音板打楽器のうち携帯用以外の
音板打楽器はもつぱら卓上にて使用され、マーチ
ング時には殆んど使用されることがないので、楽
器固定用ねじに対応してねじ孔が設けられておら
ず、携帯装置に設置することができないという不
都合があつた。そこで、従来はこの卓上型音板打
楽器をやむなく携帯装置に取付けて使用する場合
は紐、針金等で縛つているが、このような固定方
法ではマーチング中に紐等が緩んでガタ付き易
く、安定性および演奏性という点で問題があつ
た。また、取付け、取外し作業に時間がかかり面
倒である。そこで、卓上型の音板打楽器を簡単に
取付け得るようにしたアダプタが要請されてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る音板打楽器携帯装置用アダプタ
は上述したような要請に応えるべくなされたもの
で、平面略コ字状の携帯装置上に載置され、その
上面に着脱可能に螺着される略#字形に形成され
た楽器保持枠を備え、この楽器保持枠は、前後方
向それぞれ延在し音板打楽器が載置され、前記携
帯装置と遊嵌する左右一対の支持部材と、左右方
向にそれぞれ延在して前記一対の支持部材の前後
端部を互いに連結すると共に、前記携帯装置上面
との当接部を有し、前記支持部材上面に固定され
る前後一対の連結部材とで構成され、前記両連結
部材に配設され、前記支持部材上に載置した音板
打楽器の枠体を挟持するクランプ装置をそれぞれ
配設したものである。
〔作用〕
この考案においてはクランプ装置で音板打楽器
の枠体を挾持しているので、音板打楽器自体には
何ら加工を施したり、固定用部品を取付けたりす
る必要がなく、簡単にかつ確実にセツトし得る。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係るアダプタと携帯装置の
斜視図、第2図は第1図−線拡大断面図、第
3図はアダプタを携帯装置上にセツトした状態を
示す要部の断面図、第4図はクランプ装置の側面
図である。先ず第1図および第2図において携帯
装置1の構造を説明すると、この携帯装置1は、
携帯専用の音板打楽器(マーチングベル)2が載
置固定されるフレーム3と、演奏者の腹部に当て
がわれる腹当て4と、これらのフレーム3および
腹当て4を演奏者の肩より吊り下げる左右一対の
吊バンド(図示せず)等で構成されている。
前記フレーム3は鉄板等の金属板の折り曲げ加
工によつて略コ字状に形成されることにより、左
右一対の側板部3A,3Bと、側板部3A,3B
の一端を互いに連結する連結部3Cとからなり、
開放端に前記腹当て4が取付けられている。フレ
ーム3および腹当て4はその剛性を大きくするた
め上下の幅が大きく設定されている。フレーム3
と腹当て4とで囲まれた空間内には前後一対のス
ライド板12,13を前後方向に移動自在に保持
する左右一対のレール板5,6が配設されてお
り、これらのレール板5,6の前端は前記腹当て
4の外側面に止めねじ、溶接等で固定され、後端
は前記フレーム3の連結部3C内側面に止めねじ
によつて固定されている。
前記各レール板5,6には前後方向に長い前後
一対の長孔8,9,10,11が互いに対向して
形成されており、これらの長孔8と10および9
と11に前記各スライド板12,13の両端薄肉
部14,15が前後方向に移動自在に挿通保持さ
れている。前記各スライド板12,13は滑り易
い合成樹脂等によつて形成され、その中央には上
下面に貫通するね取付用孔18がそれぞれ形成さ
れており、このねじ取付用孔18に楽器固定用ね
じ16,17が下方より挿通され、止め輪19に
よつて抜けを防止されている。
前記フレーム3の側板部3A,3Bおよびレー
ル板5,6は、その長手方向中央部にて連結棒2
0により互いに連結され、相互間の間隔を一定に
保持している。腹当て4は略半円形に形成され、
その内側面にはゴム、フエルト等のパツド21が
全長に亘つて接着固定されている。
このような構成からなる携帯装置1上に設置さ
れる前記音板打楽器2の基台部下面で長手方向略
中央部には前後一対の鬼目ナツト22が前記各楽
器固定用ねじ16,17に対応して埋込まれ、さ
らにこれら鬼目ナツト22の両側には前後方向に
長く延在する左右一対のスライドガイド26,2
7が前記各レール板5,6に対応してねじ止め固
定されている。各スライドガイド26,27の下
面中央には長溝30,31がそれぞれ全長に亘つ
て形成されている。
前記音板打楽器2を携帯装置1上に固定するに
は該打楽器2をフレーム3上に載せ、各楽器固定
用ねじ16,17が各鬼目ナツト22に対応する
ようにスライド板12,13を前後に移動調整
し、しかる後前記ねじ16,17を鬼目ナツト2
2にそれぞれねじ込めばよい。この時、各スライ
ドガイド26,27の下面に設けられた長溝3
0,31にレール板5,6の上端が係合すること
で、音板打楽器2の左右方向のガタ付きが防止さ
れ、また各楽器固定用ねじ16,17を強く締付
けると、スライドガイド26,27がレール板
5,6に圧接され、各スライド板12,13の両
端薄肉部14,15の上面が各長孔8,9,1
0,11の上側壁に圧接されるので、スライド板
12,13、換言すれば音板打楽器2の前後方向
の移動を防止し得る。
さて、前記携帯専用の音板打楽器2の代りに卓
上型の音板打楽器40を設置使用する場合には、
この考案を特徴づけるアダプタ41が前記携帯装
置1上に固定され、このアダプタ41上に前記卓
上型音板打楽器40がセツトされる。
アダプタ41は第1図、第3図および第4図に
示すように略#の字形に結合されることにより左
右一対の支持部材46,47と、前後一対の連結
部材48,49とからなる楽器保持枠45を備
え、前記各連結部材48,49の端部にそれぞれ
クランプ装置50が取付けられている。前記一対
の支持部材46,47は互いに平行で前後方向に
延在し、これら支持部材46,47上に前記卓上
型の音板打楽器40の基台を構成する一対の枠体
52,53が載置される。前記一対の枠体52,
53は略ハの字形に配設されることにより低音側
より高音側に至るにしたがつて徐々に間隔が狭ま
つている。
前記一対の連結部材48,49は、前記支持部
材46,47の上面前後部に載置固定され、長手
方向中央にはナツト54,55が前記各楽器固定
用ねじ16,17に対応してそれぞれ埋込まれて
いる。また、各連結部材48,49の下面にはそ
れぞれ左右一対からなるスライドガイド57,5
8,59,60がねじ止め固定されている。連結
部材48のスライドガイド57,58は前記レー
ル板5,6に対応して設けられ、これら両ガイド
57,58の下面には前記レール板5,6の上端
が嵌合する溝61,62がそれぞれ形成されてい
る。一方、連結部材49のスライドガイド59,
60は前記レール3の両側板部3A,3Bに対応
して設けられ、これらガイドの下面にも前記各側
板部3A,3Bの上端が嵌合する溝(図示せず)
がそれぞれ形成されている。そして、一方の連結
部材48は前記枠体52とほぼ平行に近接対向も
しくは接触し、該枠体52を連結部材48の両端
に取付けられた一対のクランプ装置50,50
a,50bで挾持する。これに対してもう一方の
連結部材49は前記枠体53とほぼ平行に近接対
向もしくは接触し、両端に設けられた一対のクラ
ンプ装置50,50c,50dで前記枠体53を
挾持する。
前記クランプ装置50は、金属板によつて形成
されたクリツプ70を備え、このクリツプ70は
略コ字状に折曲形成されることにより相対向する
上、下片70A,70Bと、これら両片70A,
70Bの一端を互いに連結する連結片70Cとか
らなり、下片70Bの先端部上面に前記枠体5
2,53が載置され、上片70Aの先端に前記枠
体52,53の一つの角部に上方から係合する略
鉤形の係合部71が一体に設けられている。前記
上、下片70A,70Bの基部間には前記枠体5
2,53の端部が挿入され、連結片70Cが止め
ねじ73によつて前記枠体52,53に固定され
ている。この止めねじ73を締付けたり緩めたり
すると、クリツプ70を前後方向に移動調整する
ことができ、これにより各種サイズの音板打楽器
40に対応し得、枠体52,53の挾持を確実に
する。また、一対の上、下片70A,70Bの長
手方向中央部は止めねじ75とナツト76によつ
て連結されており、この止めねじ75を締付ける
と、前記一対の上下片70A,70Bの先端部間
の間隔が狭まり枠体52,53に対する保持力を
増大させる。
このような構成からなるアダプタ41を携帯装
置1上にセツトする場合には、フレーム3上に楽
器保持枠45を載置して、各レール板5,6の上
端をスライドガイド57,58の溝61,62に
嵌合させると同時にフレーム3の各側板部3A,
3Bの上端を各スライドガイド59,60の溝に
嵌合させ、しかる後スライド板12,13を前後
に移動調整して各楽器固定用ねじ16,17をナ
ツト54,55にそれぞれねじ込めばよい。そし
て、卓上型音板打楽器40を一対の支持部材4
6,47上に載置し、各クランプ装置50で枠体
52,53を保持することにより、前記音板打楽
器40の取付けを完了する。他方、取外す場合に
は、上述したとは逆の操作を行えばよい。したが
つて、音板打楽器40のアダプタ41に対応する
取付けおよびアダプタ41からの取外しが簡単か
つ容易である。また、音板打楽器40自体には何
ら加工を施したりねじを取付けたりする必要がな
く、しかも枠体52,53の取付け高さが連結部
材48,49の高さと同じで、第2図に示した携
帯専用の音板打楽器2の取付け高さと殆んど変ら
ず、したがつてアダプタ41の使用に拘わらず卓
上型音板打楽器40の打撃面高さが携帯専用の音
板打楽器のそれに比べて高くなる虞れがない。
なお上記実施例は各連結部材48,49にクラ
ンプ装置50を一対ずつ取付けた場合について説
明したが、この考案はその数に何ら限定されるも
のではなく、またクランプ装置50自体の構造も
種々の変更が可能である。また、音板打楽器40
の基台を前後一対の枠体52,53で構成した
が、一枚の板体で構成されるものであつてもよい
ことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係る音板打楽器
携帯装置用アダプタによれば、構造が簡単で、部
品点数が少なく、安価に製作し得るばかりか、音
板打楽器の取付け、取外し操作が簡単にして該楽
器を確実に保持固定し得、マーチング時の演奏性
を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るアダプタと携帯装置の
斜視図、第2図は第1図−線拡大断面図、第
3図はアダプタをセツトした状態を示す要部断面
図、第4図はクランプ装置の側面図である。 1……携帯装置、2……携帯専用の音板打楽
器、3……フレーム、16,17……楽器固定用
ねじ、40……卓上型音板打楽器、41……アダ
プタ、45……楽器保持枠、46,47……支持
部材、48,49……連結部材、50……クラン
プ装置、52,53……枠体(基台)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 平面略コ字状の携帯装置上に載置され、その上
    面に着脱可能に螺着される略#字形に形成された
    楽器保持枠を備え、 この楽器保持枠は、前後方向それぞれ延在し音
    板打楽器が載置され、前記携帯装置と遊嵌する左
    右一対の支持部材と、 左右方向にそれぞれ延在して前記一対の支持部
    材の前後端部を互いに連結すると共に、前記携帯
    装置上面との当接部を有し、前記支持部材上面に
    固定される前後一対の連結部材とで構成され、 前記両連結部材に配設され、前記支持部材上に
    載置した音板打楽器の枠体を挟持するクランプ装
    置をそれぞれ配設したことを特徴とする音板打楽
    器携帯装置用アダプタ。
JP2513186U 1986-02-25 1986-02-25 Expired - Lifetime JPH058637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2513186U JPH058637Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2513186U JPH058637Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140595U JPS62140595U (ja) 1987-09-04
JPH058637Y2 true JPH058637Y2 (ja) 1993-03-03

Family

ID=30824997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2513186U Expired - Lifetime JPH058637Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH058637Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3932613C2 (de) * 1988-09-30 1994-07-14 Latin Percussion Inc Schlaginstrument in Form eines aus Kunststoff bestehenden Blockes

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62140595U (ja) 1987-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3445943B2 (ja) 楽器用肩当て
US20020168079A1 (en) Microphone mount
US3763736A (en) Electrical pickup for guitar and combination
US4671158A (en) Drum resonance eliminator
US5796021A (en) Pick holder for guitars and other stringed instruments
DE59805487D1 (de) Befestigungsplatte für ein Beschlagteil, vorzugsweise zur Befestigung eines Scharnierarms an einer Tragwand eines Möbels
US20020168078A1 (en) Microphone mount
WO2004052151A1 (ja) 棚受け金具
US20130025431A1 (en) Harmonica holder and sound baffle
US7300027B2 (en) Musical instrument hanger
JPH058637Y2 (ja)
DE60115970D1 (de) Snowboardbindung
AU3045100A (en) Retaining elements for building sheets
JPS61179492A (ja) バイオリン若しくはビオラ用の支持装置
US6663094B2 (en) Apparatus for holding a ski during repair and maintenance
US20130133505A1 (en) Musical instrument carrier and related methods
JP2001067065A (ja) 楽器用あご当て
US2486264A (en) Violin microphone
KR100214417B1 (ko) 차량의 소음측정용 마이크로폰 장착장치
US5076132A (en) Clamp mount for a musical drum
CN219958519U (zh) 一种拾音器固定件
JPH0245914Y2 (ja)
JPS62219894A (ja) マイクロホン取付装置
US7348478B1 (en) Tambourine connection to support structure
JP3034466B2 (ja) 物干竿等の支持装置