JPS61179492A

JPS61179492A - バイオリン若しくはビオラ用の支持装置

Info

Publication number: JPS61179492A
Application number: JP60241248A
Authority: JP
Inventors: エドムント　ホルバツト
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-10-27
Filing date: 1985-10-28
Publication date: 1986-08-12
Also published as: EP0180069A3; EP0180069A2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、バイオリン若しくはビオラを支持するための
装置に関する。

（従来の技術）周知の如く、バイオリンは、受動的支持部、即ち鎖骨の
ところと、それを受けとめる部分との間で支えられ、左
手は、いつも動ける状態になっている。

演奏中、余計な力を抜いている場所とともに、腕や指に
、確実に、自由な運動ができるようにさせる必要がある
ので、支持機能を果たすのは、鎖骨のところに限られる
。

不快感を与えない場所を提供するために、今日。

殆どのバイオリンには、顎当てがついている。これは、
２つのクランプにより、バイオリンの上面と下方曲面の
縁部に固着され、かつ、バイオリンが、顎と鎖骨との間
でしっかり保持されるように、顎の形に合わせてつくら
れている。

鎖骨に対して柔軟な当たりを提供するため、肩当て物が
使われることがある。それによって、鎖骨に対する押圧
が緩和され、長時間に及ぶ演奏中にもたらされる疲労を
防ぐことができる。

しかし、従来公知の肩当てには、それらをバイオリン本
体に取り付けるのに、別の固定部材が要るため、音色が
損われるという欠点がある。更に、バイオリン本体に取
り付けられる保持部材どれ一つをとっても、音質にロス
をもたらすものである。

（発明の目的）本発明の目的は、仮りに、顎当てだけしか楽器本体につ
けられていなくても、楽器の音色特性に何等影響を与え
ず、しかも、従来の肩当てがつけられているものに比べ
、相当価れた音色が得られる、演奏中に顎と肩の間でバ
イオリン若しくはビオラを支持するために用いる装置を
提供することにある。

（実施例）以下、本発明を、添付の図面を参照して、詳細に説明す
る。

上面（２）と、側面（３）によって上面（２）に結合さ
れる背面（４）とからなるバイオリンの本体（１）に、
顎当て（Ｋ）および肩当て（Ｓ）が取り付けられている
。

第２図示の下方曲面（５）の縁部に近いところで、顎当
て（Ｋ）が、２つの保持装置（６）（７）により取り付
けられる。

通常の仕方と異なり、保持装置は、互いに広く離して置
かれる。２つのクランプ同士の間の第３の支持部（８）
が、顎当てのもたらす不必要な横方向の動きを防止する
。

顎当て（Ｋ）は、緒止掛けに掛けられたループ状の緒（
１０）により保持されている緒止板（９）の上を広がる
ようになっている。

２つの保持装置（６）（７）はそれぞれ、ボルト（１２
）を備え、このボルトには、一方の端部に、右回りねじ
山（Ｒ）、対向する他方の端部に、左回りねじ山（Ｌ）
が切られ、更に、このボルトに対して直角に、小さい孔
（通し孔ではない）（１２）が設けられているため、孔
（１２）に挿入される細いピンによって、ボルトを回転
することができる。

バイオリンの本体に面を向けている顎当て（Ｋ）および
肩当て（Ｓ）の両端部には、保持部材（１３）（１４）
（１５）　（１６）が設けられていて、それらは、ねじ
（１７）によって、向かい合うようにして、顎当て、若
しくは肩当ての部分に固着される。

ボルト（１２）の簡単な回転のより、２つの保持装置、
即ちクランプ（６）（７）を、バイオリンの下方曲面（
５）に対して締めつけることができる。

顎当て（１８）の形状は、既に説明した解決方法におい
て述べた通りになっており、そのため、保持装置（２１
）　（２２）の下方部材（１９）　（２０）はまた、肩
当て（２５）の固定クランプ（２３）　（２４）に対す
る逆のクランプとしての役目を果たす。

パッドの働きをする肩当て（２５）のホルダー（２６）
（２７）は、クランプ（２３）　（２４）によって、顎
当ての逆クランプ（１９）　（２０）に連結される。

逆クランプ（１９）　（２ｏ）は、鋼製ばね（２９）の
フック（２８）　（ホルダー（２６）　（２７）の中に
置かれている）が。

この目的のため、顎当て固定用クランプ（２１）（２２
）の下方部材（１９）　（２０）に形成されている凹部
（３０）に嵌合しうるようにつくられている。

従って、鋼製ばね（２９）の他のフック（３１）は、こ
のために、顎当て用クランプ（２１）（２２）の下方部
材（１９）　（２０）に形成されている逆フック（３２
）に嵌め込まれる。

そのため、肩当て（２５）は、顎当て保持装置の下方部
材にしっかり載っており、一方向に動かすだけで、肩当
ての着脱は、簡単に、しかも早くできる。

調節可能なホルダー（３３）　（３４）の場合、玉継手
（３５）を使用することによって、肩当て（３６）の高
さとともに、その横方向の位置を調節することが可能で
ある。玉継手（３５）は、ねじ（３７）によって保持さ
れる。

肩当ての距離（首からの）に対する調節は、肩の方向に
動きうるねじ（３８）によってできる。このねじ（３８
）は、逆ねじ（３９）によって保持されている。

ホルダーはまた、玉継手（４０）により、肩当て、即ち
パッド（３６）に接続され、それによって、肩に対して
行なう調節が簡単である。

肩当で、即ちパッド（２５）　（２６）は、若干傾斜し
ており（Ａ、Ｂ参照）、かつ、共鳴胴に載っている。

共鳴のロスをなくすために、バイオリン本体とクランプ
との間に、ゴムシール（４１）を使用する。

本発明の決定的な利点は、顎当て（Ｋ）および肩当て（
Ｓ）、即ち（２５）　（３６）が、いずれも、同じ保持
装置（６）（７）（２１）（２２）に固定されており、
従って、バイオリンの本体が、付加的固定部材により、
音色特性や、共鳴特性にもたらされる弊害を全く受けな
い点にある。

保持装置（６）（７）は、あくまでも、例として挙げた
ものである。当業者であれば、本発明の精神に反するこ
となく、変形しうることに思い至る筈である。

特に、保持装置（６）（７）を、バイオリンの本体に、
絶対外れないように螺着するか、或いは、着脱可能に取
り付けできる。また、高さ調節機能を設け、それにより
、演奏家の生理的要因を考慮した肩当ての位置合わせが
できる。この調節は、例えば、固定ナツトを有する調節
ねじからなっている。

以上、バイオリンに関して説明してきた諸々のことは、
ビオラの場合にも適用できる。

従来必要とされてきた、肩当てをバイオリン本体に取り
付けるための付帯的装置を取り外しうろことによって、
音楽家の耳に直接聞こえてくる音色を、相当に向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による肩当て、および顎当てが装着さ
れたバイオリンの背面図である。第２図は１本発明による肩当て、および顎当てが装着さ
れたバイオリンを下方から見た際の斜視図である。第３図は、顎当ておよび可動な肩当てを有するバイオリ
ンを、下方から見た際の斜視図である。第４図は、固定ホルダーを有する肩当てを示す斜視図で
ある。第５図は、調節可能なホルダーを有する肩当てを示す斜
視図である。第６図は、３次元の方向に調節しうる肩当でホルダーの
縦断面図である。第７図は、顎当て固定クランプを、下方から見た際の拡
大斜視図である。第８図は、調節可能なホルダーの斜視図である。（１）バイオリン本体　　（２）上面（３）側面　　　　　　　（４）背面（５）下方曲面　　　　　（６）（７）保持装置（８）
第３保持部　　　　（９）締止板（１０）緒　　　　　
　　　（１１）緒止掛け（１２）孔（１３）　（１４）　（１５）　（１６）保持部材（１
７）ねじ　　　　　　　（１８）顎当て（１９）　（２
０）下方部材　　　（２０）（２１）保持装置（２３）
　（２４）固定クランプ　（２５）肩当て（２６）　（
２７）ホルダー　　　（２８）フック（２９）ばね　　
　　　　　（３０）凹部（３１）フック　　　　　　（
３２）逆フック（３３）　（３４）ホルダー　　　（３
５）玉継手（３６）ＪＷ当て　　　　　　（３７）ねじ
（３８）ねじ　　　　　　　（３９）逆ねじ（４０）玉
継手　　　　　　（４１）ゴムシール（Ｓ）肩当て　　
　　　　（Ｋ）顎当て図面の浄書（内容に変更なし）ＦＩＧ、１ＦＩＧ、３手続補正書彷式）昭和６１年２月２７日特許庁長官　宇　賀　道　部　殿１、事件の表示　昭和６０年特　許　願第２４１２４８
号２、発明の名称　　バイオリン若しくはビオラ用の支
持装置３、補正をする者事件との関係　　特許出願人氏　名　　　　エドムント　ホルバット４、代理人５、補正命令の日付

Claims

【特許請求の範囲】

（１）演奏の際に、顎と肩の間で、バイオリン若しくは
ビオラを支持するための装置であって、２つの保持装置（６）（７）により、楽器本体の上方曲
面の上側に取り付けられる顎当て（Ｋ）と、下方曲面（
５）の下側に置かれる肩当て（Ｓ）とからなり、かつ、
前記肩当て（Ｓ）が、顎当て（Ｋ）を固定する役目をし
ている２つの保持装置（６）（７）の下方部材（１４）
（１５）に固着されることを特徴とするバイオリン若し
くはビオラ用の支持装置。
（２）肩当て（Ｓ）が、着脱自在に、保持装置に固着さ
れることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載
のバイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（３）肩当て（Ｓ）が、恒久的に、保持装置（６）（７
）に固着されることを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項に記載のバイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（４）肩当て（Ｓ）を、それの高さ調節ができ、それに
より、演奏家の生理的特性に適応させうるよう、固定ナ
ットを有する調節ねじによって、保持装置の下方部材（
１４）（１５）に固着することを特徴とする特許請求の
範囲第（２）項または第（３）項に記載のバイオリン若
くはビオラ用の支持装置。
（５）保持装置（６）（７）が、クランプの形をなし、
各クランプには、右回りのねじ山（Ｒ）および左回りの
ねじ山（Ｌ）が切られており、かつ、肩当て（Ｓ）が、
これらの保持装置、即ちクランプ（６）（７）の下方部
材（１４）（１５）に、着脱式か、恒久的に固着される
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（４
）項のいずれかに記載のバイオリン若しくはビオラ用の
支持装置。
（６）構造および位置の点で、顎当て保持装置に適合し
うるよう作られた保持部材を設け、それから、肩当てを
、前記保持装置に取り付けられるようにしたことを特徴
とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（５）項のいず
れかに記載のバイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（７）顎当ての固定クランプが、広く隔離しており、か
つ、前記顎当ての縁部における２つのクランプの間に、
第３支持部（８）が設けられることを特徴とする特許請
求の範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに記載の
バイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（８）顎当てのクランプ（２１）（２２）の下方部材（
１９）（２０）が、肩当ての固定クランプ（２９）に対
して、逆のクランプとしてつくられていることを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項乃至第（７）項のいずれ
かに記載のバイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（９）肩当て（３６）のホルダー（３３）（３４）が、
高さと、首からの距離とを調節しうる調節ねじ（３８）
および玉継手（３５）（４０）によって固定されること
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（８）項
のいずれかに記載のバイオリン若しくはビオラ用の支持
装置。
（１０）パッドの働きをする肩当て（２５）（３６）が
、若干傾斜しているため（Ａ、Ｂ参照）、それを肩や共
鳴胴に置くことができるようになっていることを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項乃至第（９）項のいずれ
かに記載のバイオリン若しくはビオラ用の支持装置。
（１１）ゴムシール（４１）を、共鳴のロスがないよう
、バイオリン本体とクランプの間に配置するようにした
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（１
０）項のいずれかに記載のバイオリン若しくはビオラ用
の支持装置。