JPH0586370A - 地盤注入剤とその注入工法 - Google Patents

地盤注入剤とその注入工法

Info

Publication number
JPH0586370A
JPH0586370A JP27331091A JP27331091A JPH0586370A JP H0586370 A JPH0586370 A JP H0586370A JP 27331091 A JP27331091 A JP 27331091A JP 27331091 A JP27331091 A JP 27331091A JP H0586370 A JPH0586370 A JP H0586370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
agent
colloidal silica
injection
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27331091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3150380B2 (ja
Inventor
Hideaki Baba
英明 馬場
Kuniaki Maejima
邦明 前島
Eiji Miyoshi
栄治 三好
Shigeru Sonobe
成 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority to JP27331091A priority Critical patent/JP3150380B2/ja
Publication of JPH0586370A publication Critical patent/JPH0586370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3150380B2 publication Critical patent/JP3150380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟弱地盤の強化や湧き水の止水などに使用さ
れるコロイダルシリカ系の地盤注入剤とその注入工法を
提供する。 【構成】 水性コロイダルシリカと高モル比珪酸カリウ
ム水溶液の混合液であって、混合液のSiO2 /(Na
2 O+K2 O)で表されるモル比が5〜20であり、Si
2 濃度が15〜35重量%で自硬性を有する地盤注入剤。
該地盤注入剤を1ショット方式、1.5 ショット方式、2
ショト方式のいずれかの方式で地盤へ注入する注入工
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性コロイダルシリカ
と高モル比珪酸カリウム水溶液の混合液を主剤に用いた
地盤注入剤およびその注入工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル工事、都市土木工事にお
いて軟弱地盤の強度や湧き水の止水に多種多様なグラウ
ト剤が地盤の性状に応じて使い分けされている。この種
のグラウト剤としては、コストおよび機能の面から、水
ガラス(珪酸アルカリ水溶液)系グラウト剤が多用され
ており、これには懸濁型(LW)と溶液型がある。この
うち前者のグラウト剤は、硬化剤(ゲル化剤)がポルト
ランドセメント、消石灰、鉄鋼スラグ等の難溶性カルシ
ウム塩類を用いる薬剤であり、後者の溶液型グラウト剤
は例えば、硫酸水素ナトリウム、硫酸マグネシウム、リ
ン酸等の各種酸類、酢酸、グリオキザール、エチレンカ
ーボネートなどの有機酸類、アルデヒド類、エステル類
等の可溶性酸性化合物を硬化剤とするものである。
【0003】最近、水ガラスのアルカリを嫌って酸性水
ガラスや水性コロイダルシリカを主剤とした注入剤が開
発されている。例えば、水性コロイダルシリカ系グラウ
ト剤にあっては、硬化剤として消石灰やポルトランドセ
メント等のセメント(特願昭59−66482 号公報)、スル
ファミン酸マグネシウム等のアルカリ土類金属塩(特開
昭63−168485号公報) 、塩化ナトリウムや硫酸水素ナト
リウム等のアルカリ金属塩( 特開昭59−152985号公
報)、グリオキザール等の有機薬剤(特公平2−36156
号公報) 、またはアルミニウム塩等の3価の金属塩(特
開昭59−152984号公報)等、水ガラス系と同じく懸濁ま
たは溶液性の電解質を加えて硬化させる方法が提案され
ている。
【0004】水ガラスを使用する方法は、すでに多数の
文献で紹介されているように、注入した材料中に含まれ
る多量のナトリウム塩が薬剤注入後の地盤の耐久性を損
ね、さらには溶出してくるアルカリ性塩類のために地下
水の汚染や地下埋設物の腐食を進行させる環境上の汚染
現象が問題となっている。酸性水ガラスを使用した場合
には、前記のアルカリ問題は直接的には回避できるけれ
ども、これらの本質的欠点はまったく同様である。
【0005】このため、近時、アルカリ金属塩を実質的
に含まないコロイダルシリカ系グラウト剤の利用が注目
されてきているが、ポルトランドセメントの如き懸濁型
のグラウト剤にあっては経時的な強度の増加が期待でき
る反面、地盤の地質によってはセメント粒子が地盤の中
へ深く注入浸透できない場合が多く、そのような地盤に
対してはやはり液状硬化剤を必要とする。
【0006】一般に、コロイダルシリカは、多価金属イ
オンや酸性物質を硬化剤として使用すると流動性を失っ
てゲル状固体に変化するが、そのホモゲルの強度は、通
常、水ガラス系に比べて非常に弱い。そのうえ、このゲ
ルには経時的な強度の増加がないため流水や地盤の変動
に対する耐久性は期待できない。通常、地盤の一時的な
止水を目的とする場合には少なくとも0.3kg/cm2 、好ま
しくは0.4kg/cm2 以上のホモゲル強度が必要であるとさ
れている。従って、コロイダルシリカ系溶液型グラウト
剤の実用化とは、コスト低減の努力と共に強度的な改良
が重要な課題となる。この点、特公平2−36156 号公報
ではNa2 O濃度が 0.6〜5重量%と高いコロイダルシ
リカを使用しており、とくに実施例等によれば、SiO
2 /Na2 Oのモル比が 4.7〜5.4 のコロイダルシリカ
を用いて1kg/cm2以上のホモゲル強度を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
ロイダルシリカは、該当モル比が50〜100 の範囲にある
通常品とは異なり、むしろ水ガラスに近い性状であるた
め、モル比4以上の高モル比水ガラス系注入剤と比較し
て機能的な相違は見い出せない。
【0008】本発明者等は、以上の事実に鑑み鋭意研究
したところ、通常のコロイダルシリカと珪酸カリウムと
の混合液が特定組成領域にあると、地盤注入剤として好
適な自硬性を発揮することを知見した。
【0009】本発明は前記知見に基づいて開発されたも
ので、その目的は軟弱地盤の強化や湧き出し地下水の止
水に対して顕著な効果を発揮するコロイダルシリカ系の
地盤注入剤と該地盤注入剤を地盤に注入するための注入
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による地盤注入剤は、水性コロイダルシリカ
と珪酸カリウム水溶液の混合液であって、混合液のSi
2 /(Na2 O+K2 O)で表されるモル比が5〜20
であり、SiO2 濃度が13〜35重量%で自硬性を有する
ことを構成上の特徴とする。
【0011】また、本発明に係る地盤注入剤は、前記混
合液と有機系硬化剤または/および無機系硬化剤を配合
してなる組成を構成上の特徴とするものである。さら
に、本発明は、前記の地盤注入剤を用いた被処理地盤へ
注入する薬液注入工法である。
【0012】以下、本発明について詳述する。本発明に
使用する水性コロイダルシリカは、通常シリカゾルと称
される公知のものであり、例えば、水ガラスを原料とし
てイオン交換法、酸中和法、電気透析法等あるいはシリ
カゲルの解膠法で製造される。この製法の詳細は、例え
ば米国特許第2577484 号明細書、米国特許第3711419 号
明細書、米国特許第2572578 号明細書、特願昭52−3389
9 号公報、米国特許第3668088 号明細書、特開平1−31
7115号公報等に記載されている。他にも、例えば米国特
許第3650977 号明細書や特公昭46−7367号公報記載の金
属シリコンの酸化による製法や、米国特許第2951044 号
明細書や特開昭62−127216号公報記載の微細シリカ粉末
の水分散による製造方法で得られるコロイダルシリカを
使用することができる。
【0013】これらの水性コロイダルシリカは、平均粒
子径3〜100nm の粒径範囲のものが使用し得るが、粒子
径の大きいものはホモゲル強度が弱くなるため、多くの
場合平均粒子径50nm以下が実用的である。かかるコロイ
ダルシリカの市販品標準グレードは平均径10〜20nmであ
るが、本発明の目的には3〜10nmの小粒子グレードのも
のがゲル強度が高く特に好ましい。しかし、平均粒子径
が3nm以下のものは、安定性を図るためにアルカリ成分
が量に含有されているため本発明の目的には適合し難
い。
【0014】いずれにせよ、水性コロイダルシリカには
コロイドの安定化剤として微量のアルカリイオンまたは
水素イオンを含有するが、本発明においてはアルカリ含
有量がSiO2 /Na2 Oのモル比(以下「モル比」と
いう)として20以上、好ましくは30〜500 の水性コロイ
ダルシリカが選択的に使用される。成分組成としては、
SiO2 の含有率が15〜50重量%、好ましくは20〜35重
量%のものがよく、例えば表1に記載したものが代表的
に挙げられる。
【0015】
【表1】
【0016】上記の水性コロイダルシリカに配合する珪
酸カリウムとしては、アルカリ分が少なく固形分(Si
2 +K2 O)の多い珪酸カリウム水溶液を使用するこ
とが有利である。かかる珪酸カリウムとしては、例えば
表2に挙げた市販品がある。
【0017】
【表2】
【0018】本発明に係る地盤注入剤は、上記の水性コ
ロイダルシリカと珪酸カリウム水溶液の混合液であっ
て、混合液の組成は処理する地盤の性状や注入工法によ
り異なるが、混合液のSiO2 /(Na2 O+K2 O)
で表されるモル比が5〜20、好ましくは6〜18であり、
かつSiO2 濃度として13〜35重量%、好ましくは20〜
30重量%の範囲にあることが要件となる。このような組
成を持つような割合で両成分を混合すると、他の硬化剤
を必ずしも要すことなくこの溶液自体で実用性のあるホ
モゲル強度をもつゲル化が生じることは驚きである。
【0019】上記の組成において、モル比が5未満の場
合には混合時にゲルの発生が生じてゲルタイムが短くな
り、実用性のある強度を得ることができなくなる。さら
に、モル比が小さくなると水ガラスと同様な機能となっ
て、コロイダルシリカを使用する特性が生かされない。
また、モル比が20を上回ると、コロイダルシリカの特性
しか得られず期待する効果を得ることができなくなる。
【0020】上記の水性コロイダルシリカと珪酸カリウ
ム水溶液の混合物には、硬化剤等を配合して別組成の地
盤注入剤とすることができる。
【0021】配合する有機系硬化剤としては、例えばグ
リオキザール、γ−ブチロラクトン、エチレングリコー
ルジアセテートおよび炭酸エチレンより選ばれた1種以
上が好ましく使用される。また、無機系硬化剤として
は、例えば、炭酸、酢酸、硫酸、燐酸、亜硫酸、塩酸、
硝酸などの酸類およびその可溶性塩類から選ばれた1種
以上が好ましく使用される。
【0022】それらの硬化剤の種類、配合割合は施工目
的、経済性、施工条件などに合わせて選定すればよく、
特に限定されるものではない。例えばグリオキザールの
場合、単独で使用すればゲルタイムの長い強度の高い注
入剤となるが、経済的には不利になる。また、例えば、
燐酸とマグネシウム塩とポリ燐酸塩の組み合わせや燐酸
やアルミニウム塩とポリ燐酸塩の組み合わせなどを使用
した場合、より強度の改良された地盤注入剤が得られ
る。これらの硬化剤は混合して使用してすることも可能
で、この場合はゲルタイムや強度をより適時に調製する
ことができる。
【0023】上記の地盤注入剤を用いる本発明の注入工
法は、ゲルタイムに応じて両液を混合し、一液一系統式
で注入する1ショット方式、二液一系統式で注入する1.
5 ショット方式、二液二系統式で注入する2ショット方
式でおこなわれる。硬化剤の特徴を生かした注入工法と
しては、1ショット方式が適当である。
【0024】
【作用】本発明に係る地盤注入剤は、水性コロイダルシ
リカと珪酸カリウムとを特定範囲のモル比とSiO2
度になるように配合するのみで優れた自硬性が発現し、
幅広いゲルタイムの中で実用性のある圧縮強度で硬化す
る。さらにこれに硬化剤を配合すると一軸圧縮強度の高
いホモゲルに転化する。したがって、地盤に注入した場
合に極めて強固な強化作用と止水機能が発揮される。
【0025】
【実施例】以下、実施例、比較例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明するが、各例における地盤注入剤の評価
は、次の測定方法でおこなった。
【0026】ゲルタイム:成分混合した地盤注入剤をビ
ーカーに入れ、マグネチックスターラーで撹拌を続ける
と粘度が次第に増大する。この際、地盤注入剤をビーカ
ーに入れた時点から、粘度が増大しやがてゲル化してビ
ーカーを90度傾けても流動性が消失して流下しなくなる
までの時間をゲルタイムとして測定する。
【0027】圧縮強度:成分を均一に混合したゲル化前
の地盤注入剤を50mmφ×100mm Hの型枠に流入れてゲル
化させ、供試体を水中に養成して所定時間後に脱型し、
アームスラー型強度試験機を用いてホモゲルの一軸圧縮
強度を測定する。
【0028】実施例1〜5、比較例1〜5 前掲した表1の水性コロイダルシリカと表2の珪酸カリ
ウムを表3に示す配合割合により各種の地盤注入剤を調
製した。各地盤注入剤につきゲルタイムと圧縮強度を測
定し、その結果を混合液の組成と対比させて表4に示し
た。表4の結果から、特定の水性のコロイダルシリカと
珪酸カリウム溶液のみで構成されたもので優れた自硬性
を示し、幅広いゲルタイムの中で実用性のある圧縮強度
が認められた。
【0029】
【表3】 表注: (*1)高モル比珪酸ソーダとしてはSiO2 =23
%、Na2 O=6.0 %、モル比3.95のものを使用。
【0030】
【表4】
【0031】実施例6〜13、比較例6〜7 表1に示したコロイダルシリカ(A−1)50mlと表2に
示す 3.1モルA珪酸カリウムの混合液(A液)および有
機硬化剤と無機硬化剤を水に希釈した硬化剤(B液)を
それぞれ調製した。A液とB液の混合液による地盤注入
剤のホモゲルを作成し、その特性を評価した。その組成
を表5に示し、結果をA液の組成と対比して表6に示し
た。
【0032】
【表5】 表注:(*1)B−1はグリオキザール(40%水溶液) 、B−
2はγ−ブチロラクトン、B−3はエチレングリコール
ジアセテート、B−4は炭酸エチレン(30%水溶液) 、以
下同じ。 (*2)比較例2は珪酸カリの代わりに3号珪酸ソーダを使
【0033】
【表6】
【0034】実施例14〜19 表1に示すコロイダルシリカと表2に示す珪酸カリウム
の混合液(A液)に硬化剤(B液)を表7の割合で配合
した地盤注入剤につき、ホモゲルを作成した。得られた
評価特性をA液の組成と対比させて表8に示した。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】実施例20〜28、比較例8〜11 表1に示すコロイダルシリカと表2に示す珪酸カリウム
の混合液(A液)に硬化剤(B液)を表9の割合で配合
した地盤注入剤につき、ホモゲルを作成した。得られた
評価特性をA液の組成と対比させて表10に示した。
【0038】
【表9】
【0039】
【表10】
【0040】実施例29〜34 表1に示すコロイダルシリカと表2に示す珪酸カリウム
の混合液(A液)に硬化剤(B液)を表11の割合で配合
した地盤注入剤につき、ホモゲルを作成した。得られた
評価特性をA液の組成と対比させて表12に示す。
【0041】
【表11】
【0042】
【表12】
【0043】実施例35、比較例12〜13 コロイダルシリカとして表1に示すA−1およびアルカ
リ量の多い市販品〔SiO2 :20.1wt%、Na2 O:4.
0 wt%、触媒化成(株)製“カタロイドSI−500"〕
(A−4)、3号珪酸ナトリウムをそれぞれ使用し、表
13の配合によるA液とB液からなる地盤注入剤を作製し
た。このもののホモゲルについて測定した評価特性をA
液の組成と対比して表14に示した。表14の結果は、本発
明に係わる地盤注入剤が経時的に安定した耐久性を有す
ることを示すものである。
【0044】
【表13】
【0045】
【表14】
【0046】実施例36 実施例35の地盤注入剤を、次の1ショット注入工法によ
り土壌に注入した。A液は7.5 l のコロイダルシリカ
(A−1)を撹拌しつつ、3.5 モルA珪酸カリウムを7.
5 l 加える混合手順で作成した。B液は水12.6 lにB−
1(グリオキザール40%水溶液)2.3 l および75%燐酸
180gを加え充分撹拌して均一液とした。注入作業の1分
前にA液を撹拌しつつB液を加え地盤注入剤を調製し
た。
【0047】透水係数8.35×10-3cm/secの砂質土壌に地
盤注入剤をダブコンポンプ〔(株)島津製作所製〕を用
いて10 l/ 分で100 l 注入した。土壌注入は5kg/cm2
注入圧でおこなったが、注入段階で何等の問題もなかっ
た。注入後の材令1日の改質土壌は透水係数5.6 ×10-7
cm/secであり、圧縮強度は15kg/cm2(サンドゲル)であ
った。この結果から本注入剤が実用においても充分性能
を満足するものであることが確認できた。
【0048】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば水性コロ
イダルシリカと珪酸カリウム水溶液の混合液を主剤と
し、軟弱地盤の強化、湧き出し地下水の止水等に有効な
実用性の高い地盤注入剤とその注入工法を提供すること
が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三好 栄治 東京都江東区亀戸9丁目15番1号 日本化 学工業株式会社研究開発本部土木建設材料 研究所内 (72)発明者 園部 成 東京都江東区亀戸9丁目15番1号 日本化 学工業株式会社研究開発本部土木建設材料 研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性コロイダルシリカと珪酸カリウム水
    溶液の混合液であって、混合液のSiO2 /(Na2
    +K2 O)で表されるモル比が5〜20であり、SiO2
    濃度が13〜35重量%で自硬性を有することを特徴とする
    地盤注入剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の混合液にグリオキザー
    ル、γ−ブチロラクトン、エチレングリコールジアセテ
    ートおよび炭酸エチレンより選ばれた1種以上の硬化剤
    を配合するものである地盤注入剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の混合液に炭酸、酢酸、硫
    酸、燐酸、亜硫酸、塩酸、硝酸などの酸類またはその塩
    類より選ばれた1種以上の硬化剤を配合するものである
    地盤注入剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の混合液に請求項2および
    3記載の地盤注入剤を併用して配合してなるものである
    地盤注入剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4いずれか記載
    の地盤注入剤を、1ショット方式、1.5 ショット方式ま
    たは2ショット方式のいずれかの方式により、被処理地
    盤へ注入することを特徴とする薬液注入工法。
JP27331091A 1991-09-25 1991-09-25 地盤注入剤とその注入工法 Expired - Lifetime JP3150380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27331091A JP3150380B2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 地盤注入剤とその注入工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27331091A JP3150380B2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 地盤注入剤とその注入工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0586370A true JPH0586370A (ja) 1993-04-06
JP3150380B2 JP3150380B2 (ja) 2001-03-26

Family

ID=17526094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27331091A Expired - Lifetime JP3150380B2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 地盤注入剤とその注入工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3150380B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0641748A1 (de) * 1993-09-04 1995-03-08 Rudolf Schanze Masse für die Befestigung von Dübeln u.dgl. in Hohlräumen von Beton, Stein und Ziegelmauerwerk, auf Basis Wasserglas, und Verfahren zur Herstellung der Masse
JPH10102059A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Mitsui Petrochem Ind Ltd 土壌安定化方法
JP2009173924A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Kyokado Eng Co Ltd 地盤注入剤および地盤注入工法
JP2013159775A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Nippon Chem Ind Co Ltd ゲル化時間の調整の可能な地盤細孔部への注入止水材

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0641748A1 (de) * 1993-09-04 1995-03-08 Rudolf Schanze Masse für die Befestigung von Dübeln u.dgl. in Hohlräumen von Beton, Stein und Ziegelmauerwerk, auf Basis Wasserglas, und Verfahren zur Herstellung der Masse
JPH10102059A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Mitsui Petrochem Ind Ltd 土壌安定化方法
JP2009173924A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Kyokado Eng Co Ltd 地盤注入剤および地盤注入工法
JP2013159775A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Nippon Chem Ind Co Ltd ゲル化時間の調整の可能な地盤細孔部への注入止水材

Also Published As

Publication number Publication date
JP3150380B2 (ja) 2001-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4904304A (en) Chemical grout for ground injection and method for accretion
JPH0586370A (ja) 地盤注入剤とその注入工法
JP3142325B2 (ja) 地盤注入剤とその注入工法
JP2959706B2 (ja) 地盤改良剤
JPH1161125A (ja) 地盤注入材
JP2525331B2 (ja) 地盤注入用薬液
JP3205900B2 (ja) 地盤注入用グラウト材
JPH05140557A (ja) 地盤注入剤および注入工法
JP3186829B2 (ja) 土木用材料
JP2808252B2 (ja) 地盤固結材
JP3575561B2 (ja) 地盤固結材
JP2549949B2 (ja) 地盤改良剤
JPH05202513A (ja) 地盤注入工法
JP4018942B2 (ja) シリカ系グラウトおよび地盤改良方法
JP3226510B2 (ja) 地盤硬化法
JP3431725B2 (ja) 地盤注入剤
JP2860716B2 (ja) グラウト注入剤
JP3396789B2 (ja) 地盤注入材
JP3336058B2 (ja) 地盤注入剤及びその注入工法
JP2001098271A (ja) 地盤固結材
JP2000109835A (ja) 地盤注入用薬液
JP2904626B2 (ja) 地盤改良剤
JPH09165576A (ja) スラグ系高強度グラウト剤
JP2860718B2 (ja) 地盤改良剤
JP2000087035A (ja) 地盤固結材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 11