JPH0586317B2 - - Google Patents

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JPH0586317B2
JPH0586317B2 JP62146953A JP14695387A JPH0586317B2 JP H0586317 B2 JPH0586317 B2 JP H0586317B2 JP 62146953 A JP62146953 A JP 62146953A JP 14695387 A JP14695387 A JP 14695387A JP H0586317 B2 JPH0586317 B2 JP H0586317B2
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JP
Japan
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output
circuit
rectifier circuit
reactor
capacitors
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JP62146953A
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JPS63313668A (ja
Inventor
Takayuki Kashima
Akira Sakabe
Yoshifumi Yamanaka
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63313668A publication Critical patent/JPS63313668A/ja
Publication of JPH0586317B2 publication Critical patent/JPH0586317B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特にTIG溶接用電源として好適なイ
ンバータ制御形の交直両用アーク溶接電源に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、インバータ制御の採用により小形軽量化
を図つた交直両用アーク溶接電源が実用化されて
いる。
その主回路構成を第3図に示す。すなわち、入
力端子1に印加された商用周波数の三相交流電圧
を入力側整流回路2により直流とし、これをイン
バータ3により商用周波数より高い周波数、例え
ば20kHzの交流に変換して主変圧器4に印加し、
主変圧器4により溶接に適した電圧に降圧された
交流電圧を出力側整流回路5、リアクタ6、コン
デンサ20によつて平滑な直流とし、極性反転回
路21を介して出力端子14から交流出力と直流
出力を選択的に取り出す構成となつている。極性
反転回路21はトランジスタ等の反転用スイツチ
ング素子22,23,24,25と逆並列ダイオ
ード26,27,28,29をブリツジ接続して
構成され、22,23と24,25の2組のスイ
ツチング素子を交互にオン・オフさせれば、出力
は交流となり、いずれか1組のスイツチング素子
のみをオンし続ければ、出力は直流となる。いず
れの場合も、インバータ3の出力パルス幅を変え
ることによつて出力制御を行なう。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術では、反転用スイツチング素子2
2〜25のオン・オフの時間比と周期の選択によ
り溶接に適した交流出力波形が得られる。しか
し、アーク溶接回路は低圧大電流回路であるた
め、反転用スイツチング素子22〜25が大容量
素子となる上、常に2個直列に動作するため、電
力損失が大きい。さらに、主変圧器出力側回路は
負荷ケーブルも含めて誘導性回路であり、出力電
流の極性反転時に過渡電圧を発生するので、各ス
イツチング素子ごとに過渡電圧を吸収するための
コンデンサ・抵抗等の図示していない保護部品も
多数必要とする。この結果、溶接電源全体として
寸法・重量が大きく、かつ高価となるのを免れな
かつた。
本発明の目的は、より小形軽量で低損失であ
り、かつ経済的なインバータ制御形の交直両用ア
ーク溶接電源を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、インバータにより出力制御される
主変圧器の出力側に中性点を有する整流回路を設
け、この出力側整流回路の正負出力端子間に直列
接続された2個のコンデンサと直列接続された2
個の逆並列ダイオード付スイツチング素子とを並
列に接続してブリツジ回路を構成し、かつブリツ
ジ回路の上記両コンデンサの接続点を出力側整流
回路の中性点に接続し、ブリツジ回路の上記両コ
ンデンサの接続点と上記中性点との間またはブリ
ツジ回路と出力側整流回路の正負出力端子との間
にリアクタを設け、ブリツジ回路の上記両コンデ
ンサの接続点と上記両スイツチング素子の接続点
から溶接用出力端子を導出し、上記両スイツチン
グ素子のオンオフ制御により交流出力と直流出力
を選択的に取り出し得るようにすることで達成さ
れる。
〔作用〕
出力側整流回路の正側出力端子に接続されたス
イツチング素子をオンにすると、正側出力端子か
ら当該スイツチング素子と負荷を経て中性点へと
正方向の直流電流が流れ、出力側整流回路の負側
出力端子に接続されたスイツチング素子をオンに
すると、中性点から当該スイツチング素子と負荷
を経て負側出力端子へと逆方向の直流電流が流れ
る。両スイツチング素子を交互にオン・オフさせ
れば、上記経路で負荷に交流電流が流れ、出力側
のスイツチング素子2個で直流を交流に変換する
ことができる。出力回路のリアクタとコンデンサ
はインバータ出力周波数の電流リツプルを平滑化
する。いずれか一方のスイツチング素子がオンか
らオフになる極性反転時に出力回路のリアクタに
発生する過渡電圧は出力側整流回路を介してコン
デンサに吸収され、また負荷ケーブルに発生する
過渡電圧は他方のスイツチング素子が有する逆並
列ダイオードを介してコンデンサに吸収される。
そして、この過渡電圧により充電されたコンデン
サは、続いて他方のスイツチング素子がオフから
オンになつたときに負荷を通して放電し、アーク
の再点弧を助ける。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明す
る。
本実施例では、入力端子1に印加された商用周
波数の三相交流電圧を入力側整流回路2により直
流とし、これをインバータ3により商用周波数よ
り高い周波数、例えば20kHzの交流に変換して主
変圧器4に印加する。主変圧器4により溶接に適
した電圧に降圧された交流電圧を中性点Nを有す
る出力側整流回路5で全波整流して直流に変換す
る。
一方、逆並列ダイオード12,13を有する2
個のスイツチング素子10,11を直列に接続
し、これと並列に2個の直列コンデンサ8,9を
接続してブリツジ回路を構成する。なお、逆並列
ダイオード12,13は、一般的にはトランジス
タ等のスイツチング素子10,11に内蔵されて
いる。
上記ブリツジ回路のスイツチング素子10とコ
ンデンサ8の接続点を出力側整流回路5の正側出
力端子に、スイツチング素子11とコンデンサ9
の接続点を出力側整流回路5の負側出力端子に、
コンデンサ8,9の接続点をリアクタ6を介して
中性点Nにそれぞれ接続する。また、溶接用出力
をスイツチング素子10,11の接続点とコンデ
ンサ8,9の接続点から取り出すよう溶接用出力
端子14を設ける。
上記構成において、スイツチング素子10をオ
ンスイツチング素子11をオフにすると、出力側
整流回路5の正側出力端子からスイツチング素子
10、負荷(図示せず)、リアクタ6を経て中性
点Nへと正方向の直流電流が流れ、スイツチング
素子10をオン・スイツチング素子11をオンに
すると、中性点Nからリアクタ6、負荷(図示せ
ず)、スイツチング素子11を経て出力側整流回
路5の負側出力端子へと逆方向の直流電流が流れ
る。また、スイツチング素子10,11を交互に
オン・オフさせると、上記の経路で負荷に交流電
流を供給することができる。このとき、オン・オ
フの時間比と周期を選択することによつて任意の
交流出力波形が得られる。
このようにスイツチング素子10,11のオ
ン・オフを制御するのが駆動回路18であり、出
力電流値の制御は、変流器15の電流検出値を電
流設定器17の設定値と比較し、両者が一致する
ようにパルス幅制御回路16でインバータ3の出
力パルス幅を制御することによつて行なわれる。
本機が最も一般的に使われる交流TIG溶接で
は、正極性半波から逆極性半波に移るときに再点
弧しにくい。この再点弧を助けるために必要とあ
れば、逆極性半波への極性反転時にコンデンサ9
を所要の電圧に充電する再点弧補助回路19を設
ける。
インバータ出力周波数の電流リツプルはリアク
タ6とコンデンサ8,9で平滑化し、出力電流の
極性反転時にリアクタ6および図示しない負荷ケ
ーブルに発生する過渡電圧もコンデンサ8,9で
吸収する。その作用をスイツチング素子10がオ
ンからオフになる反転時について説明すると、こ
のときリアクタ6に発生する過渡電圧は、リアク
タ6→主変圧器4→出力側整流回路5→コンデン
サ8→リアクタ6の経路でコンデンサ8を充電す
る。また負荷ケーブルに発生する過渡電圧は、負
荷ケーブル→コンデンサ9→逆並列ダイオード1
3→負荷ケーブルの経路でコンデンサ9を充電す
る。そして、コンデンサ9の電荷は、続いてスイ
ツチング素子11がオフからオンになつたときに
負荷を通して放電し、アークの再点弧を助ける。
スイツチング素子11がオンからオフになる反転
時についても上記と同様である。このように、コ
ンデンサ8,9は電流リツプルの平滑化、過渡電
圧の吸収・再点弧の促進を行なう。
第1図のリアクタ6に代えて、第2図に示すよ
うに出力側整流回路5の正側出力端子とブリツジ
回路との間および出力側整流回路5の負側出力端
子とブリツジ回路との間にリアクタ6,7を別置
してもよい。この場合、リアクタ6,7の鉄心を
共通として両者を磁気的に結合し、それぞれの誘
起電圧の向きを通電方向と一致させることにより
スイツチング素子10がオンからオフになる反転
時にリアクタ6に発生する過渡電圧でリアクタ7
に電圧を誘起させ、その電圧によつて逆極性側の
コンデンサ9を充電することができ、反転時リア
クタに発生する電圧をより有効に再点弧に利用で
きるようになる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、下記のような効果がある。
(1) 最も高価な回路部品である出力側の反転用ス
イツチング素子が2個でよく、各スイツチング
素子に付属するコンデンサ、抵抗等の保護部品
もそれだけ少なくてすむので、それらのコスト
が従来機の1/2となり、経済的である。
(2) 反転用スイツチング素子は1個ずつ動作する
ので、その電力損失が従来機に比べ半減する。
(3) 特別な部品を用いずに、電流リツプルの平滑
化、極性反転時の過渡電圧の吸収、吸収したエ
ネルギーによるアークの再点弧の促進ができ
る。
(4) 正方向電流と逆方向電流を流す電源として主
変圧器および出力側整流回路を共用できるた
め、回路構成が簡単で電力損失も少なく、溶接
電源をより小形軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2
図は本発明の他の実施例を示す回路図、第3図は
インバータ制御形交直両用アーク溶接電源の従来
例の回路図である。 3……インバータ、4……主変圧器、5……出
力側整流回路、6,7……リアクタ、8,9……
コンデンサ、10,11……スイツチング素子、
12,13……逆並列ダイオード、14……出力
端子、18……駆動回路、N……中性点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インバータにより出力制御される主変圧器の
    出力側に中性点を有する整流回路を設け、この出
    力側整流回路の正負出力端子間に直列接続された
    2個のコンデンサと直列接続された2個の逆並列
    ダイオード付スイツチング素子とを並列に接続し
    てブリツジ回路を構成し、かつブリツジ回路の上
    記両コンデンサの接続点を出力側整流回路の中性
    点に接続し、ブリツジ回路の上記両コンデンサの
    接続点と上記中性点との間またはブリツジ回路と
    出力側整流回路の正負出力端子との間にリアクタ
    を設け、ブリツジ回路の上記両コンデンサの接続
    点と上記両スイツチング素子の接続点から溶接用
    出力端子を導出し、上記両スイツチング素子のオ
    ンオフ制御により交流出力と直流出力を選択的に
    取り出し得るようにしたことを特徴とする交直両
    用アーク溶接電源。 2 ブリツジ回路と出力側整流回路の正側出力端
    子との間およびブリツジ回路と出力側整流回路の
    負側出力端子との間にリアクタを設け、両方のリ
    アクタを磁気的に結合したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の交直両用アーク溶接電
    源。
JP62146953A 1987-06-15 1987-06-15 交直両用ア−ク溶接電源 Granted JPS63313668A (ja)

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JPS63313668A JPS63313668A (ja) 1988-12-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6176121B2 (ja) * 2014-01-10 2017-08-09 住友電気工業株式会社 電力変換装置及び三相交流電源装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181935A (ja) * 1975-01-16 1976-07-17 Toyo Electric Mfg Co Ltd
JPS63171267A (ja) * 1987-01-09 1988-07-15 Sansha Electric Mfg Co Ltd 交流ア−ク溶接機用電源装置
JPS63281777A (ja) * 1987-05-13 1988-11-18 Sansha Electric Mfg Co Ltd 交流ア−ク溶接機用電源装置

Patent Citations (3)

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