JPH0585944A - テクネチウム−99mで標識された臓器特異的物質の製造方法 - Google Patents
テクネチウム−99mで標識された臓器特異的物質の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 望ましくないテクネチウム−99m化合物が
抗体に結合していない、テクネチウム−99m標識臓器
特異的物質の製造方法の提供。 【構成】 臓器特異的物質が過テクネチウム酸塩および
錯体安定化還元剤と混合されるテクネチウム−99mで
標識され、予めテクネチウム−99mに対する錯化剤に
より前処置または結合された臓器特異的物質を製造する
方法において、還元剤に必要な錯化剤を、還元剤に対し
て化学量論量使用する。
抗体に結合していない、テクネチウム−99m標識臓器
特異的物質の製造方法の提供。 【構成】 臓器特異的物質が過テクネチウム酸塩および
錯体安定化還元剤と混合されるテクネチウム−99mで
標識され、予めテクネチウム−99mに対する錯化剤に
より前処置または結合された臓器特異的物質を製造する
方法において、還元剤に必要な錯化剤を、還元剤に対し
て化学量論量使用する。
Description
【0001】本発明は、テクネチウム−99mで標識さ
れ、予めテクネチウム−99mに対する錯化剤により前
処置または結合された臓器特異的物質を製造するにあた
り、臓器特異的物質を過テクネチウム酸塩および錯体安
定化還元剤と混合する製造方法に関する。
れ、予めテクネチウム−99mに対する錯化剤により前
処置または結合された臓器特異的物質を製造するにあた
り、臓器特異的物質を過テクネチウム酸塩および錯体安
定化還元剤と混合する製造方法に関する。
【0002】放射性核種による医学診断には、何年も前
から、蛋白質が使用され、成功している。たとえば、心
臓の検査はテクネチウム−99mまたは他の適当な核種
で標識されたヒト血清アルブミン(HSA)によって実
施することができる。
から、蛋白質が使用され、成功している。たとえば、心
臓の検査はテクネチウム−99mまたは他の適当な核種
で標識されたヒト血清アルブミン(HSA)によって実
施することができる。
【0003】最近、免疫グロブリンが最も重要になって
きて、とくにモノクローナル抗体が悪性病変の診断に使
用されている。モノクローナル抗体はまた、他の核医学
診断の領域、たとえば炎症フォーカスの部位決定に有用
なことが証明されている。
きて、とくにモノクローナル抗体が悪性病変の診断に使
用されている。モノクローナル抗体はまた、他の核医学
診断の領域、たとえば炎症フォーカスの部位決定に有用
なことが証明されている。
【0004】初期には、抗体が様々なヨウ素同位元素
(ヨウ素−123またはヨウ素−131)またはインジ
ウム−111で標識された。しかしながら、臨床試験に
より、寿命の極めて短い核種、テクネチウム−99m
(Tc−99m)も同様に使用できることが明らかにさ
れた。この核種は、極めて好ましい核物理学的性質を有
することから、核医学において傑出した地位を占めてい
る。さらに、Mo−99/Tc−99m発生装置は、実
際に、いつでもどこでも使用できる。
(ヨウ素−123またはヨウ素−131)またはインジ
ウム−111で標識された。しかしながら、臨床試験に
より、寿命の極めて短い核種、テクネチウム−99m
(Tc−99m)も同様に使用できることが明らかにさ
れた。この核種は、極めて好ましい核物理学的性質を有
することから、核医学において傑出した地位を占めてい
る。さらに、Mo−99/Tc−99m発生装置は、実
際に、いつでもどこでも使用できる。
【0005】これが、蛋白質のテクネチウム−99mに
よる標識方法が数多く報告されてきた理由である。これ
らの方法は、大きく2群に分けることができる。
よる標識方法が数多く報告されてきた理由である。これ
らの方法は、大きく2群に分けることができる。
【0006】一群に分類される方法はすべて、広範囲の
種類の錯化剤をまず抗体にカップリングさせ、これらを
介して、テクネチウム−99mを安定に結合させるもの
である。しかしながら、この方法は、標識収率が不適当
に高く、したがってそのまま投与できる製品を製造する
ためには精製工程が必要になる。
種類の錯化剤をまず抗体にカップリングさせ、これらを
介して、テクネチウム−99mを安定に結合させるもの
である。しかしながら、この方法は、標識収率が不適当
に高く、したがってそのまま投与できる製品を製造する
ためには精製工程が必要になる。
【0007】テクネチウム−99mを直接抗体に結合さ
せる方法は、第二群に属する。この目的では、抗体に反
応性の基を生成させる。これらは一般に、ジスルフィド
橋の適当な還元剤(たとえば、2−メルカプトエタノー
ル、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール、シス
テイン等)による還元で生成されるSH基である。この
方法で標識された蛋白質は特殊な精製工程を必要とせ
ず、直接注射することができる。この群からは、とく
に、以下の方法を挙げることができる。
せる方法は、第二群に属する。この目的では、抗体に反
応性の基を生成させる。これらは一般に、ジスルフィド
橋の適当な還元剤(たとえば、2−メルカプトエタノー
ル、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール、シス
テイン等)による還元で生成されるSH基である。この
方法で標識された蛋白質は特殊な精製工程を必要とせ
ず、直接注射することができる。この群からは、とく
に、以下の方法を挙げることができる。
【0008】B.A. Rhodesは抗−hCG抗体のTc−9
9mによる標識を記載している(USA−4,472,3
71)。この場合は、抗体は過剰の錫(II)で処理され
これが生成物中に残る。錫(II)イオンは、抗体中のジ
スルフィド橋のSH基への還元をもたらすと同時に、他
方では、過テクネチウム酸塩をTc(IV)−99mに還元
する。この型のTc−99mは抗体に結合できる。大過
剰の錫(II)イオンはTc−99mを抗体に結合させる
のみでなく、除去しなければならないTc化合物も生成
させる(US−A−4,472,371:実施例II参
照)。しかしながら、これは、検査室に維持しなければ
ならない条件という点で、重大な欠点である。
9mによる標識を記載している(USA−4,472,3
71)。この場合は、抗体は過剰の錫(II)で処理され
これが生成物中に残る。錫(II)イオンは、抗体中のジ
スルフィド橋のSH基への還元をもたらすと同時に、他
方では、過テクネチウム酸塩をTc(IV)−99mに還元
する。この型のTc−99mは抗体に結合できる。大過
剰の錫(II)イオンはTc−99mを抗体に結合させる
のみでなく、除去しなければならないTc化合物も生成
させる(US−A−4,472,371:実施例II参
照)。しかしながら、これは、検査室に維持しなければ
ならない条件という点で、重大な欠点である。
【0009】EP−A−0,271,806には、錫(I
I)イオンが抗体とは別個に錯体化された型で保存され
る標識方法が記載されている。標識の直前に2つの成分
を混合する。したがって、標識ユニットは2つの瓶から
なる。混合してはならない2つの瓶を操作しなければな
らないことは、使用者にとって不便である。
I)イオンが抗体とは別個に錯体化された型で保存され
る標識方法が記載されている。標識の直前に2つの成分
を混合する。したがって、標識ユニットは2つの瓶から
なる。混合してはならない2つの瓶を操作しなければな
らないことは、使用者にとって不便である。
【0010】この場合には、錯体安定化錫(II)イオン
が還元剤としても用いられる。錯化剤は錫(II)イオン
に対して過剰に用いられ、すなわち、錯体の形成は錫
(II)イオンとに止まらず、Tc−99mとも起こる。
が還元剤としても用いられる。錯化剤は錫(II)イオン
に対して過剰に用いられ、すなわち、錯体の形成は錫
(II)イオンとに止まらず、Tc−99mとも起こる。
【0011】他の先行技術刊行物では、生成されたTc
−99m錯体〔錫(II)の錯化剤との〕を予め発生さ
せ、この生成された錯体によりTc−99mが抗体に移
送されている。この方法は錯体交換(transcomplexatio
n)と呼ばれる。
−99m錯体〔錫(II)の錯化剤との〕を予め発生さ
せ、この生成された錯体によりTc−99mが抗体に移
送されている。この方法は錯体交換(transcomplexatio
n)と呼ばれる。
【0012】EP−A−0,237,150によれば、T
c−99m酒石酸塩またはグルコヘプトン酸塩が抗体の
Tc−99mによる標識に使用されている。
c−99m酒石酸塩またはグルコヘプトン酸塩が抗体の
Tc−99mによる標識に使用されている。
【0013】WO88/07382では、同じ目的に、
スクロース、グルコヘプトン酸塩、酒石酸塩およびアラ
ボン酸塩とのTc−99m錯体が用いられている。実際
には、これらの錯体の安定性がとくに重視される。
スクロース、グルコヘプトン酸塩、酒石酸塩およびアラ
ボン酸塩とのTc−99m錯体が用いられている。実際
には、これらの錯体の安定性がとくに重視される。
【0014】WO89/07382では、Tc−99m
酒石酸塩が同じく錯体交換に使用されている。ここに
は、抗体を最初に錯化剤に結合させる方法が記載されて
いる。
酒石酸塩が同じく錯体交換に使用されている。ここに
は、抗体を最初に錯化剤に結合させる方法が記載されて
いる。
【0015】Tc−99mを錯体交換により抗体に移送
する上述の方法は、最終生成物が、制御不能の反応の結
果として、望ましくないTc−99m化合物を含有する
という、そのシステムに基づく欠点を有する。
する上述の方法は、最終生成物が、制御不能の反応の結
果として、望ましくないTc−99m化合物を含有する
という、そのシステムに基づく欠点を有する。
【0016】したがって、本発明の目的は、望ましくな
いTc−99m化合物が抗体に結合していない、Tc−
99mで標識された臓器特異的物質の製造方法を提供す
ることにある。
いTc−99m化合物が抗体に結合していない、Tc−
99mで標識された臓器特異的物質の製造方法を提供す
ることにある。
【0017】この目的は、本明細書の導入部に記載した
種類の方法において、還元剤に必要な錯化剤を還元剤に
対して化学量論量で使用することからなる方法を提供す
ることによって達成された。
種類の方法において、還元剤に必要な錯化剤を還元剤に
対して化学量論量で使用することからなる方法を提供す
ることによって達成された。
【0018】従来の概念に反して、驚くべきことに、T
c−99mを抗体に移送するのに錯体交換は必要ではな
いことが見出されたのである。
c−99mを抗体に移送するのに錯体交換は必要ではな
いことが見出されたのである。
【0019】錯化剤は、溶液中の錫(II)イオンの錯体
中への保持、すなわち、その水酸化錫(II)としての沈
殿を防止する役目しか果たしていないという事実が明ら
かになったことは全く驚くべきことであった。これまで
用いられてきた、錯体交換を開始させる錯化剤は必要で
はなく、それが最終分析においてかなりの欠点ともな
り、とくに錫(II)イオンと抗体とを2つの別の容器に保
存する必要があった。
中への保持、すなわち、その水酸化錫(II)としての沈
殿を防止する役目しか果たしていないという事実が明ら
かになったことは全く驚くべきことであった。これまで
用いられてきた、錯体交換を開始させる錯化剤は必要で
はなく、それが最終分析においてかなりの欠点ともな
り、とくに錫(II)イオンと抗体とを2つの別の容器に保
存する必要があった。
【0020】これに対して、本発明によれば、錫(II)
錯体と抗体を1つの容器に保存することが可能になる。
錯体と抗体を1つの容器に保存することが可能になる。
【0021】還元剤としては亜ジチオン酸塩(dithioni
te)または錫(II)イオンの使用が好ましい。
te)または錫(II)イオンの使用が好ましい。
【0022】錯化剤の「化学量論」量とは、錫(II)イ
オンの原子価を完全に飽和し、しかしながら同時に特定
の組成の錯体を達成するのに必要な量を意味する。
オンの原子価を完全に飽和し、しかしながら同時に特定
の組成の錯体を達成するのに必要な量を意味する。
【0023】化学量論的錫(II)錯体は3〜11、好ま
しくは4〜7のpH範囲において安定でなければならな
い。
しくは4〜7のpH範囲において安定でなければならな
い。
【0024】錫(II)イオンと錯化剤の特定の化学量論
比は、各場合に選択された錯化剤に依存するので、それ
についての一般的記述を与えることはできない。
比は、各場合に選択された錯化剤に依存するので、それ
についての一般的記述を与えることはできない。
【0025】陰イオン錯体がとくに好ましい。一方、こ
れらの中でも4個〜8個の陰電荷をもつ錯体が好まし
い。電荷の中和は、アルカリ金属、アルカリ土類金属ま
たはアンモニウムイオンによって行われる。
れらの中でも4個〜8個の陰電荷をもつ錯体が好まし
い。電荷の中和は、アルカリ金属、アルカリ土類金属ま
たはアンモニウムイオンによって行われる。
【0026】とくに、錫(II)イオンとクエン酸の錯体
は極めて好ましい。生成する化学量論的陰イオン性錫
(II)−クエン酸錯体、〔錫(クエン酸)2〕4-は公知で
ある〔Gmelin, Handbuch der Anorganischen Chemie, Z
inn(無機化学ハンドブック)C部、217〜229
頁、Heidelberg, 1875〕。
は極めて好ましい。生成する化学量論的陰イオン性錫
(II)−クエン酸錯体、〔錫(クエン酸)2〕4-は公知で
ある〔Gmelin, Handbuch der Anorganischen Chemie, Z
inn(無機化学ハンドブック)C部、217〜229
頁、Heidelberg, 1875〕。
【0027】これに対して、同様にとくに好ましい、錫
(II)イオンと1,1,3,3−プロパンテトラホスホン
酸との錯体はこれまで記載されていない。しかしなが
ら、本技術分野における熟練者には知られている方法に
より、1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸を錫(I
I)と互いに2:1のモル比で反応させることにより得
られ、このモル比に相当する組成の錯体が生成する(下
記参照)。一方、これより低いモル比では1分子のホス
ホン酸が4個の錫(II)イオンを結合した難溶性の化合
物の生成を招く。
(II)イオンと1,1,3,3−プロパンテトラホスホン
酸との錯体はこれまで記載されていない。しかしなが
ら、本技術分野における熟練者には知られている方法に
より、1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸を錫(I
I)と互いに2:1のモル比で反応させることにより得
られ、このモル比に相当する組成の錯体が生成する(下
記参照)。一方、これより低いモル比では1分子のホス
ホン酸が4個の錫(II)イオンを結合した難溶性の化合
物の生成を招く。
【0028】本発明の方法によって製造される本発明の
臓器特異的物質は、一般的に、それらの分子内に錯体形
成作用をもつ官能基少なくとも1個を有する担体物質で
ある。これらの基は通常、電子対を与えるように働く原
子またはイオン(ルイス酸)である。錯体形成作用をも
つこのような官能基には、たとえば、−SCN、−NH
2、−NHR、−NR2、−COO、−OH、=S、−S
H、−NO基がある。
臓器特異的物質は、一般的に、それらの分子内に錯体形
成作用をもつ官能基少なくとも1個を有する担体物質で
ある。これらの基は通常、電子対を与えるように働く原
子またはイオン(ルイス酸)である。錯体形成作用をも
つこのような官能基には、たとえば、−SCN、−NH
2、−NHR、−NR2、−COO、−OH、=S、−S
H、−NO基がある。
【0029】このような錯体形成作用を有する官能基を
もつ物質の代表的な例としては、蛋白質(−NH、−N
H2、−COO基)、酵素(−NH2、−OH、−P=O
基)、糖(−OH基)または側鎖に適当な官能基を有す
るポリマーを挙げることができる。
もつ物質の代表的な例としては、蛋白質(−NH、−N
H2、−COO基)、酵素(−NH2、−OH、−P=O
基)、糖(−OH基)または側鎖に適当な官能基を有す
るポリマーを挙げることができる。
【0030】標識すべき化合物がこのような官能基をも
たない場合は、その物質を、標識前に適当な錯化剤によ
り前処置するかまたはそれにカップリングさせなければ
ならない。
たない場合は、その物質を、標識前に適当な錯化剤によ
り前処置するかまたはそれにカップリングさせなければ
ならない。
【0031】「前処置」の語は、本発明の範囲内におい
ては、標識すべき分子中に錯体形成作用を有する官能基
の生成を招く手段を行うことを意味する。たとえば抗体
はジスルフィド橋を含有する。しかしながら、互いに共
有結合した2個の硫黄原子はテクネチウム−99mの錯
体を形成させることはできない。しかし、ジスルフィド
橋を還元して2個のSH基を生成させれば、これらはそ
れ自体テクネチウム−99mの優れた錯体形成リガンド
であり、しかもテクネチウム−99mを好収率で結合す
る。
ては、標識すべき分子中に錯体形成作用を有する官能基
の生成を招く手段を行うことを意味する。たとえば抗体
はジスルフィド橋を含有する。しかしながら、互いに共
有結合した2個の硫黄原子はテクネチウム−99mの錯
体を形成させることはできない。しかし、ジスルフィド
橋を還元して2個のSH基を生成させれば、これらはそ
れ自体テクネチウム−99mの優れた錯体形成リガンド
であり、しかもテクネチウム−99mを好収率で結合す
る。
【0032】テクネチウム−99mを錯体形成作用を有
する官能基をもたない臓器特異的物質に結合させる他の
可能性としては、その分子へのこのような官能基の導
入、またはその分子への錯化剤の化学的結合がある。
する官能基をもたない臓器特異的物質に結合させる他の
可能性としては、その分子へのこのような官能基の導
入、またはその分子への錯化剤の化学的結合がある。
【0033】抗体のテクネチウム−99m体標識方法は
とくに興味がある。抗体またはF(ab′)2抗体フラグ
メントのS−S結合の部分還元は、室温における緩和な
還元剤への暴露(臓器特異的物質の前処置)によって達
成される。とくに適当な還元剤は、たとえば2−メルカ
プトエタノールまたは2−メルカプトエチルアミン(シ
ステアミン)のようなモノチオールである。この場合に
は、免疫学的反応性は失われず、小さなフラグメントに
断片化されてもいない反応性抗体分子が得られる。抗体
またはF(ab′)2抗体フラグメントの部分還元には、
長時間暴露しても一部のS−S結合しか切断せず、抗体
成分の断片化を招かないすべての還元剤が、原理的に適
当である。抗体成分がこの種類の還元剤に暴露される時
間は、1時間を越す必要はない。一般的に、結合させる
適当量のテクネチウム−99m陽イオンに十分なSH基
は、わずか10〜30分には生成する。過剰の還元剤を
ついで除去し、部分還元抗体を緩衝溶液(たとえば0.
02M リン酸塩溶液 pH7.2)中に単離し、直ちに凍
結乾燥する。この間、抗体中の遊離チオール基の空気中
酸素による再酸化を防止する必要がある。緩衝物質を除
いて他の添加物を含まず、保護気体としての窒素気体で
覆った凍結乾燥抗体は、変化することなく何週間も冷蔵
温度(−5〜+5℃)に保存することができる。すなわ
ち、等張性食塩溶液を添加すると期待どおりに再溶解す
る。
とくに興味がある。抗体またはF(ab′)2抗体フラグ
メントのS−S結合の部分還元は、室温における緩和な
還元剤への暴露(臓器特異的物質の前処置)によって達
成される。とくに適当な還元剤は、たとえば2−メルカ
プトエタノールまたは2−メルカプトエチルアミン(シ
ステアミン)のようなモノチオールである。この場合に
は、免疫学的反応性は失われず、小さなフラグメントに
断片化されてもいない反応性抗体分子が得られる。抗体
またはF(ab′)2抗体フラグメントの部分還元には、
長時間暴露しても一部のS−S結合しか切断せず、抗体
成分の断片化を招かないすべての還元剤が、原理的に適
当である。抗体成分がこの種類の還元剤に暴露される時
間は、1時間を越す必要はない。一般的に、結合させる
適当量のテクネチウム−99m陽イオンに十分なSH基
は、わずか10〜30分には生成する。過剰の還元剤を
ついで除去し、部分還元抗体を緩衝溶液(たとえば0.
02M リン酸塩溶液 pH7.2)中に単離し、直ちに凍
結乾燥する。この間、抗体中の遊離チオール基の空気中
酸素による再酸化を防止する必要がある。緩衝物質を除
いて他の添加物を含まず、保護気体としての窒素気体で
覆った凍結乾燥抗体は、変化することなく何週間も冷蔵
温度(−5〜+5℃)に保存することができる。すなわ
ち、等張性食塩溶液を添加すると期待どおりに再溶解す
る。
【0034】この方法で製造した部分還元抗体成分(前
処置された臓器特異的物質)はついで、本発明の方法に
より、それに過テクネチウム酸塩と化学量論量の錫(I
I)イオンの混合物を加えた場合、Tc−99mによっ
て円滑に標識される。
処置された臓器特異的物質)はついで、本発明の方法に
より、それに過テクネチウム酸塩と化学量論量の錫(I
I)イオンの混合物を加えた場合、Tc−99mによっ
て円滑に標識される。
【0035】そのまま使用することができる診断補助剤
は、最初に凍結乾燥抗体成分をテクネチウム−99m−
過テクネチウム酸塩溶液中に溶解し、ついで錫(II)錯
体の溶液を添加することにより還元および抗体へのテク
ネチウムの結合を達成させる操作によって製造できる。
は、最初に凍結乾燥抗体成分をテクネチウム−99m−
過テクネチウム酸塩溶液中に溶解し、ついで錫(II)錯
体の溶液を添加することにより還元および抗体へのテク
ネチウムの結合を達成させる操作によって製造できる。
【0036】しかしながら、診断補助剤はまた、抗体成
分を錫(II)錯体含有溶液中に最初に溶解し、ついでテ
クネチウム−99m−過テクネチウム酸塩溶液を添加す
ることにより凍結乾燥抗体成分を標識することによって
製造できる。
分を錫(II)錯体含有溶液中に最初に溶解し、ついでテ
クネチウム−99m−過テクネチウム酸塩溶液を添加す
ることにより凍結乾燥抗体成分を標識することによって
製造できる。
【0037】テクネチウム−99m標識臓器特異的物質
を含有する診断補助剤の製造には、臓器特異的物質また
は前処置された臓器特異的物質もしくはTc−99mの
ための錯化剤にカップリングした臓器特異的物質を含有
し、適宜緩衝物質と混合したアッセイ、および臓器特異
的物質上のテクネチウムを還元するのに必要な錯体安定
化錫(II)塩とを組み合わせるのが便利である。凍結乾
燥し、適宜前処置した臓器特異的物質を緩衝物質として
のリン酸水素二ナトリウム(pH7.2)と混合したアッ
セイはとくに有用なことが明らかにされている。この方
法で、短時間たとえばわずか5分間反応させると、事実
上定量的にテクネチウム−99mで標識され、不純物と
しては1%未満の過テクネチウム酸塩と極めて少量のT
c−99mで標識された錫(II)成分を含む物質が得ら
れ、したがって以後の精製過程はもはや必要ではない。
を含有する診断補助剤の製造には、臓器特異的物質また
は前処置された臓器特異的物質もしくはTc−99mの
ための錯化剤にカップリングした臓器特異的物質を含有
し、適宜緩衝物質と混合したアッセイ、および臓器特異
的物質上のテクネチウムを還元するのに必要な錯体安定
化錫(II)塩とを組み合わせるのが便利である。凍結乾
燥し、適宜前処置した臓器特異的物質を緩衝物質として
のリン酸水素二ナトリウム(pH7.2)と混合したアッ
セイはとくに有用なことが明らかにされている。この方
法で、短時間たとえばわずか5分間反応させると、事実
上定量的にテクネチウム−99mで標識され、不純物と
しては1%未満の過テクネチウム酸塩と極めて少量のT
c−99mで標識された錫(II)成分を含む物質が得ら
れ、したがって以後の精製過程はもはや必要ではない。
【0038】本発明の方法によって製造される臓器特異
的物質は、錫(II)錯体とともに1つの容器に保存され
るにもかかわらず、凍結乾燥生成物の変わらぬ安定性が
保証される。これは、臓器特異的物質の迅速な、簡単
な、満足できる標識を保証する。
的物質は、錫(II)錯体とともに1つの容器に保存され
るにもかかわらず、凍結乾燥生成物の変わらぬ安定性が
保証される。これは、臓器特異的物質の迅速な、簡単
な、満足できる標識を保証する。
【0039】一部の標識キット中に存在する安定化剤
は、注射溶液のさらに長期の安定性を保証するので、同
様に有利である。
は、注射溶液のさらに長期の安定性を保証するので、同
様に有利である。
【0040】以下の実施例は本発明を例示するものであ
る。 実施例1:錫(II)と1,1,3,3−プロパンテトラホ
スホン酸の安定な錯体の製造 0.5240g(1.0mmol)の1,1,3,3−プロパン
テトラホスホン酸四ナトリウム四水和物(PTP)を1
00mlの水に溶解する。0.2257g(1.0mmol)の
塩化錫(II)二水和物を100mlの0.1N塩酸に溶解
する。ビーカー中、2ml(0.02mmol)のPTP溶液
を1ml(0.01mmol)の錫(II)溶液中に混合し、つ
いでpHを2N水酸化ナトリウム溶液で所望のpH値=3〜
11に調整する。澄明な溶液が得られる。
る。 実施例1:錫(II)と1,1,3,3−プロパンテトラホ
スホン酸の安定な錯体の製造 0.5240g(1.0mmol)の1,1,3,3−プロパン
テトラホスホン酸四ナトリウム四水和物(PTP)を1
00mlの水に溶解する。0.2257g(1.0mmol)の
塩化錫(II)二水和物を100mlの0.1N塩酸に溶解
する。ビーカー中、2ml(0.02mmol)のPTP溶液
を1ml(0.01mmol)の錫(II)溶液中に混合し、つ
いでpHを2N水酸化ナトリウム溶液で所望のpH値=3〜
11に調整する。澄明な溶液が得られる。
【0041】1ml(0.01mmol)のPTP溶液と1ml
(0.01mmol)の錫(II)溶液を混合すると直ちに沈
殿を生じ、この沈殿はpHを3〜11の範囲で変えても溶
解させることはできない。上澄液中には錫(II)イオン
は検出できないが、なお3当量のPTPが検出される。
(0.01mmol)の錫(II)溶液を混合すると直ちに沈
殿を生じ、この沈殿はpHを3〜11の範囲で変えても溶
解させることはできない。上澄液中には錫(II)イオン
は検出できないが、なお3当量のPTPが検出される。
【0042】錫(II)クエン酸塩錯体の製造は実施例2
に記載する。 実施例2:クエン酸塩との錫(II)錯体の製造 0.12955gのクエン酸と0.07603gの塩化錫
(II)二水和物を10mlの水に溶解する。この溶液を水
で900mlに希釈し、pHを2N水酸化ナトリウム溶液に
よってpH=6.5〜7に調整し、ついで容量を水で正確
に1リットルとする。1mlあたり40μgの錫(II)を
含有し、そのまま抗体生成物の製造に使用できる。
に記載する。 実施例2:クエン酸塩との錫(II)錯体の製造 0.12955gのクエン酸と0.07603gの塩化錫
(II)二水和物を10mlの水に溶解する。この溶液を水
で900mlに希釈し、pHを2N水酸化ナトリウム溶液に
よってpH=6.5〜7に調整し、ついで容量を水で正確
に1リットルとする。1mlあたり40μgの錫(II)を
含有し、そのまま抗体生成物の製造に使用できる。
【0043】以下の実施例は、モノクローナル抗体BW
494/32による標識キットの製造を示す。この抗体
は主として乳癌または卵巣癌細胞によって発現される抗
原と反応する。 実施例3:モノクローナル抗体BW494/32による
標識ユニットの製造 実施例1または実施例2からの溶液0.5mlを、1mgの
免疫グロブリンを含有し、予め2−メルカプトエタノー
ル、3−メルカプト−1,2−プロパンジオールまたは
他の適当な還元剤で処理した抗体溶液1mlに加える。こ
の溶液を互いに混合し、ついで凍結乾燥する。
494/32による標識キットの製造を示す。この抗体
は主として乳癌または卵巣癌細胞によって発現される抗
原と反応する。 実施例3:モノクローナル抗体BW494/32による
標識ユニットの製造 実施例1または実施例2からの溶液0.5mlを、1mgの
免疫グロブリンを含有し、予め2−メルカプトエタノー
ル、3−メルカプト−1,2−プロパンジオールまたは
他の適当な還元剤で処理した抗体溶液1mlに加える。こ
の溶液を互いに混合し、ついで凍結乾燥する。
【0044】Tc−99mによる標識の操作は次のとお
りである。
りである。
【0045】活性500MBq−1500MBqの、市
販の発生装置からの溶出液を凍結乾燥物に加える。この
活性は容量1ml〜10ml中に存在させることができる。
5〜10分経過すると、生成物を注射に使用できる。
販の発生装置からの溶出液を凍結乾燥物に加える。この
活性は容量1ml〜10ml中に存在させることができる。
5〜10分経過すると、生成物を注射に使用できる。
【0046】放射化学的純度を、薄層クロマトグラフィ
ー(ITLC SG/メチルエチルケトン)または高速
液体クロマトグラフィー〔ゲル濾過カラム(たとえば、
BioRad TSK 250)、0.1M リン酸緩衝液pH6.8、流
速:1ml/min〕で調べたところ、添加した活性の95
%〜98%が抗体に結合したことを示した。この溶液は
24時間経過するまで十分な安定性を維持した。
ー(ITLC SG/メチルエチルケトン)または高速
液体クロマトグラフィー〔ゲル濾過カラム(たとえば、
BioRad TSK 250)、0.1M リン酸緩衝液pH6.8、流
速:1ml/min〕で調べたところ、添加した活性の95
%〜98%が抗体に結合したことを示した。この溶液は
24時間経過するまで十分な安定性を維持した。
【0047】担癌ヌードマウスでの動物実験によれば、
これらの生成物により、腫瘍1gあたり6〜7%の腫瘍
内貯蔵レベルが達成された。
これらの生成物により、腫瘍1gあたり6〜7%の腫瘍
内貯蔵レベルが達成された。
Claims (12)
- 【請求項1】 臓器特異的物質が過テクネチウム酸塩お
よび錯体安定化還元剤と混合される、テクネチウム−9
9mで標識され、予めテクネチウム−99mに対する錯
化剤により前処置または結合された臓器特異的物質を製
造する方法において、還元剤に必要な錯化剤を還元剤に
対して化学量論量で使用することからなる上記の方法。 - 【請求項2】 化学量論量の使用により特定の組成の錯
体が導かれる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 還元剤の錯体はpH3〜11の範囲で安定
である請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 錯体は陰イオン錯体である請求項1〜3
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 還元剤として錫(II)イオンが用いられ
る請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 錯化剤としてクエン酸および/または
1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸が用いられる
請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 臓器特異的物質として蛋白質、酵素、糖
またはポリマーが用いられる請求項1〜6のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項8】 モノクローナル抗体またはそのF(a
b′)2フラグメントを使用する請求項1および7に記載
の方法。 - 【請求項9】 腫瘍関連抗原に対する抗体またはそのF
(ab′)2フラグメントを使用する請求項8に記載の方
法。 - 【請求項10】 臓器特異的物質を含有する成分を最初
にテクネチウム−99m−過テクネチウム酸塩溶液中に
溶解し、ついで錯体安定化還元剤を添加することにより
還元および臓器特異的物質へのテクネチウムの結合を達
成させることによって製造された診断補助剤。 - 【請求項11】 臓器特異的物質を含有する成分を最初
に錯体安定化還元剤の溶液中に溶解し、ついでテクネチ
ウム−99m−過テクネチウム酸塩溶液を添加すること
により臓器特異的物質をテクネチウムで標識することに
よって製造された診断補助剤。 - 【請求項12】 錯体安定化還元剤は錫(II)とクエン
酸または1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸の化
学量論的錯体であり、この還元剤をいずれの場合も、臓
器特異的物質のテクネチウム−99mによる安定な標識
のために、臓器特異的物質1mgあたり錫(II)に基づい
て1〜100μg、好ましくは5〜10μg添加する請
求項10および11に記載の診断補助剤。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE41033701 | 1991-02-05 | ||
DE4103370 | 1991-02-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585944A true JPH0585944A (ja) | 1993-04-06 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01862692A Expired - Fee Related JP3549115B2 (ja) | 1991-02-05 | 1992-02-04 | テクネチウム−99mで標識された臓器特異的物質の製造方法 |
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ES (1) | ES2098382T3 (ja) |
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IE (1) | IE920359A1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254170A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Inst Nuclear Energy Research Rocaec | テクネチウム−99m過テクネチウム酸溶液の濃縮装置及びその方法 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3987157A (en) * | 1974-08-29 | 1976-10-19 | Union Carbide Corporation | Technetium 99-m labeled radio-diagnostic agents employing stannous tartrate and method of preparation |
US4293537A (en) * | 1978-09-05 | 1981-10-06 | Wong Dennis W | Novel chemical method of labeling proteins with 99m Tc-Technetium at physiological condition |
US4424200A (en) * | 1979-05-14 | 1984-01-03 | Nuc Med Inc. | Method for radiolabeling proteins with technetium-99m |
US4311688A (en) * | 1979-10-29 | 1982-01-19 | Serono Laboratories Inc. | Composition and method for cancer detection in humans |
DE3237573A1 (de) * | 1982-10-09 | 1984-04-12 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Technetium-99m-tri- und tetraphosphonate zur szintigraphischen dastellung res-haltiger organe und der lymphgefaesse und verfahren zu deren herstellung |
US4652440A (en) * | 1984-05-03 | 1987-03-24 | Paik Chang H | Method of stably radiolabeling antibodies with technetium and rhenium |
US5175343A (en) * | 1985-01-14 | 1992-12-29 | Neorx Corporation | Metal radionuclide labeled proteins for diagnosis and therapy |
US4877868A (en) * | 1986-03-12 | 1989-10-31 | Neorx Corporation | Radionuclide antibody coupling |
US5164175A (en) * | 1986-12-10 | 1992-11-17 | Hoechst Aktiengesellschaft | Diagnostic aid containing an organ-specific substance labeled with technetium-99m |
DE3728599A1 (de) * | 1986-12-10 | 1988-06-23 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung einer mit technetium-99m-markierten organspezifischen substanz |
EP0354923B1 (en) * | 1987-04-02 | 1994-06-29 | Centocor, Inc. | Method for labelling antibodies with a metal ion |
US5053493A (en) * | 1987-04-02 | 1991-10-01 | Centocor Cardiovascular Imaging Partners, L.P. | Method for labeling antibodies with a metal ion |
US5021556A (en) * | 1987-07-22 | 1991-06-04 | Neorx Corporation | Method of radiolabeling chelating compounds comprising sulfur atoms with metal radionuclides |
DE3728600A1 (de) * | 1987-08-27 | 1989-03-09 | Hoechst Ag | Verfahren zur markierung von substanzen mit technetium oder rhenium |
IL89222A (en) * | 1988-02-09 | 1995-03-30 | Mallinckrodt Inc | Preparation of metal-radionuclide-labelled proteins, certain novel compounds used therein and radiopharmaceutical compositions containing the labelled proteins |
US5128119A (en) * | 1989-06-12 | 1992-07-07 | Immunomedics, Inc. | Methods for technetium/rhenium labeling of f(ab1)2 fragments |
US5061641A (en) * | 1988-04-01 | 1991-10-29 | Immunomedics, Inc. | Method for radiolabeling proteins |
ATE172879T1 (de) * | 1989-08-09 | 1998-11-15 | Rhomed Inc | Direkte radioetikettierung von antikörpern und sonstigen proteinen mittels technetium oder rhenium |
US5078985A (en) * | 1989-08-09 | 1992-01-07 | Rhomed, Incorporated | Radiolabeling antibodies and other proteins with technetium or rhenium by regulated reduction |
CA1340250C (en) * | 1989-09-18 | 1998-12-15 | Hans J. Hansen | Method for rapidly radiolabeling monovalent antibody fragments with technetium |
US5011676A (en) * | 1990-03-27 | 1991-04-30 | Thomas Jefferson University | Method to directly radiolabel antibodies for diagnostic imaging and therapy |
-
1992
- 1992-02-03 FI FI920459A patent/FI920459A/fi not_active Application Discontinuation
- 1992-02-03 DE DE59207867T patent/DE59207867D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-02-03 EP EP92101708A patent/EP0498333B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-02-03 ES ES92101708T patent/ES2098382T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-02-03 AT AT92101708T patent/ATE147637T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1992-02-04 JP JP01862692A patent/JP3549115B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-06 US US08/468,355 patent/US5863517A/en not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-09-01 US US09/145,238 patent/US6090366A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007254170A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Inst Nuclear Energy Research Rocaec | テクネチウム−99m過テクネチウム酸溶液の濃縮装置及びその方法 |
JP4578425B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2010-11-10 | 行政院原子能委員會核能研究所 | テクネチウム−99m過テクネチウム酸溶液の濃縮装置及びその方法 |
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DE59207867D1 (de) | 1997-02-27 |
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