JPH0585824A - アンモニウムで分散させたシユウ酸塩共沈物からイツトリア−ガドリニアセラミツクシンチレータを製造する方法 - Google Patents

アンモニウムで分散させたシユウ酸塩共沈物からイツトリア−ガドリニアセラミツクシンチレータを製造する方法

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JPH0585824A
JPH0585824A JP4058836A JP5883692A JPH0585824A JP H0585824 A JPH0585824 A JP H0585824A JP 4058836 A JP4058836 A JP 4058836A JP 5883692 A JP5883692 A JP 5883692A JP H0585824 A JPH0585824 A JP H0585824A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】半透明ないし透明の多結晶質イットリア−ガド
リニアシンチレータを製造するための簡単な方法を提供
する。 【構成】イットリア−ガドリニア組成物のシュウ酸塩が
共沈させられる。このシュウ酸塩を約75〜125℃で
乾燥した後、乾燥後のシュウ酸塩の水性懸濁液が調製さ
れる。次いで、シュウ酸塩の凝集体を分散させるのに有
効な量の水酸化アンモニウム溶液を添加しながら上記の
懸濁液が撹拌される。分散後のシュウ酸塩をか焼してそ
れらを実質的に完全に酸化することにより、イットリア
−ガドリニア組成物の酸化物粉末が生成される。この酸
化物粉末を常温圧縮して圧縮体を形成した後、圧縮体を
還元雰囲気または真空中において焼結することにより、
半透明ないし透明の多結晶質イットリア−ガドリニアシ
ンチレータを得ることにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】本願は、1991年2月26日に
提出された米国特許出願第660,462号と関連を有
している。
【0001】本発明は、計算機断層撮影(CT)用途並
びにその他のX線、γ線および核放射線検出用途におい
て有用な希土類酸化物セラミックシンチレータの製造方
法に関するものである。更に詳しく言えば本発明は、半
透明ないし透明の多結晶質イットリア−ガドリニアシン
チレータの製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】計算機断層撮影装置(CTスキャナ)は
医学診断装置であって、それによれば比較的平坦なX線
ビームが被験者に照射される。その場合、X線ビームの
強度は被験者の体内における複数の経路に沿ってのエネ
ルギー吸収度に直接に関連して変化することになる。そ
れらの経路に沿ってのX線強度(すなわち、X線吸収
度)を複数の相異なる視角から測定すれば、X線が通過
した人体の横断面内における様々な区域に関してX線吸
収係数を計算することができる。これらの区域は約1mm
×1mmの寸法を持ったほぼ正方形の部分から成るのが通
例である。こうして得られた吸収係数を使用すれば、X
線ビームが通過した対象物(たとえば、被験者の体内器
官または工業用装置の構造部材)の画像を構成すること
ができるのである。
【0003】かかるCTスキャナ内に組込まれた重要な
一体部分として、検査すべき特定の物体を通過すること
によって変調されたX線を受光するX線検出器がある。
このX線検出器は、入射X線で励起された場合に光学波
長の輻射線を放射するシンチレータ材料を含むのが普通
である。典型的な医学用途または工業用途においては、
シンチレータ材料からの光出力は光電的に応答して電気
的な出力信号を発生する材料に入射させられる。こうし
て得られた信号の振幅は、入射X線の強度に直接に関連
している。このような電気信号を数字化してからディジ
タル計算機手段で処理すれば、陰極線管のスクリーンま
たはその他の永久媒体上に表示するのに適した形態で吸
収係数が求められることになる。
【0004】計算機断層撮影用途は特定の厳しい要求条
件を有するから、X線またはγ線によって励起された場
合に光学波長の輻射線を放射するシンチレータ材料の全
てが計算機断層撮影用途に適するとは限らない。有用な
シンチレータ材料は、光電子増倍管やホトダイオードの
ごとき光検出器によって最も効率的に検出される電磁ス
ペクトル領域(すなわち、可視および近可視領域)内に
含まれる光学波長の輻射線にX線を効率的に変換するも
のでなければならない。また、かかるシンチレータ材料
は高い光学的透明度を有することも望ましい。そうすれ
ば、光学波長の輻射線は光学的トラッピングを受けるこ
となく効率的に伝達される結果、シンチレータ本体の深
部で発生した輻射線も外部に位置する光検出器によって
検出されることになる。このことは、十分な量子検出効
率および高いSN比を維持しながら患者の被曝量を最少
限に抑えるために照射X線量をできるだけ少なくするこ
とが望ましい医学診断用途において特に重要である。
【0005】シンチレータ材料に関するその他の望まし
い性質としては、残光の持続時間が短く、ヒステリシス
が小さく、X線阻止能が大きく、かつ分光直線性を示す
ことが挙げられる。残光とは、X線励起の終了後にも一
定時間にわたってシンチレータが光学波長の輻射線を放
射し続ける傾向を指す。運動する体内器官の撮影のごと
くに急速な逐次走査を必要とする用途においては、残光
の持続時間が短いことが極めて望ましい。ヒステリシス
とは、シンチレータの照射履歴に応じ、同じ励起X線に
対しても光出力が異なるというシンチレータ材料の性質
を指す。計算機断層撮影用途においては、各々のシンチ
レータセルからの光出力を正確に反復測定する必要があ
ると共に、シンチレータ本体に入射した同じX線に対し
て実質的に同じ光出力が得られなければならないことを
考えると、ヒステリシスの小さいことが望ましい。な
お、比較的早い速度で行われる多数の連続速度に関して
の典型的な検出精度は1/1000程度である。また、
効率的なX線検出にとってはX線阻止能が大きいことが
望ましい。なぜなら、シンチレータによって吸収されな
かったX線は検出を免れてしまうからである。シンチレ
ータ材料のもう1つの重要な性質は分光直線性である
が、その理由はシンチレータに入射するX線が様々な波
長を有することにある。シンチレータはこのようなX線
波長の全てについて実質的に一様な応答を示さなければ
ならないのである。
【0006】高い光学的透明度、高い密度、優れた均質
性、および立方晶系の結晶構造を有しかつCTスキャナ
において有用な多結晶質の希土類酸化物セラミックシン
チレータおよびそれらの製造方法は、米国特許第442
1671、4518545、4525628、4466
929、4466930および4747973号の明細
書中に開示されている。簡単に述べれば、かかる多結晶
質のセラミックシンチレータは立方晶系の結晶構造を生
成するGd2 3 、Y2 3 、La2 3 、Lu2 3
およびそれらの混合物から成る群より選ばれた希土類酸
化物から成っている。かかる立方晶系の結晶構造が所定
の波長において発光するようにするため、上記の希土類
酸化物にユウロピウム、ネオジム、イッテルビウム、ジ
スプロシウム、テルビウムまたはプラセオジムのごとき
希土類賦活剤が添加される。更にまた、所望に応じ、セ
ラミックシンチレータの透明度を向上させるために十分
な量の透明度向上剤(たとえば、ThO2 、ZrO2
たはTa2 5 )並びにより高い光出力を生み出す光出
力回復剤(たとえば、CaOまたはSrO)を添加する
こともできる。
【0007】上記のごとき希土類酸化物セラミックシン
チレータを製造する際の重要な工程は、所望のシンチレ
ータ材料成分を含有する適当な粉末を調製することであ
る。適当な粉末は、サブミクロンないしミクロンの粒度
およびたとえば99.99〜99.9999%の純度を
有するものである。高い光学的透明度を得るためにはサ
ブミクロンないしミクロンの粉末粒度が必要であって、
粒度がそれよりも大きくなると、粉末を焼結してシンチ
レータを製造した場合に高い気孔率および光学的透明度
の低下を生じることになる。所望の原料粉末を調製する
ための一方法として、湿式のシュウ酸塩共沈法が知られ
ている。それによれば、イットリウム、ガドリニウム、
ユウロピウム、ニオブ、イッテルビウム、ジスプロシウ
ム、テルビウムおよびプラセオジムの硝酸塩が所定のモ
ル比率で水に溶解される。こうして得られた所望のシン
チレータ材料成分の硝酸塩水溶液が、たとえば室温で8
0%の飽和度を有するシュウ酸溶液と混合される。その
結果として共沈したシュウ酸塩が洗浄され、中和され、
濾別され、次いで空気中において約100℃で約8時間
にわたり乾燥される。その後、かかるシュウ酸塩を空気
中において約700〜約900℃で1〜4時間にわたり
か焼(すなわち、熱分解)することによって対応する酸
化物が生成される。通例、800℃で1時間にわたり加
熱すれば十分である。粉末を焼結してシンチレータを製
造する場合には、光学的透明度を向上させるため、シュ
ウ酸塩または生成された酸化物をボールミル処理、コロ
イドミル処理および流体エネルギー処理のごとき方法の
いずれかによって微粉砕することが好ましい。
【0008】次に、所定量の粉末から型圧縮によって粉
末圧縮体が形成される。あるいはまた、粉末圧縮体の密
度を更に高めるため、型圧縮に続いて等圧圧縮を施すこ
ともできる。その後、焼結操作、焼結+ガス高温等圧圧
縮操作またはセラミック高温圧縮操作によって粉末圧縮
体が高密度化される。上記のごとき希土類酸化物セラミ
ックシンチレータを製造するための公知方法において
は、微粉砕されたシュウ酸塩または酸化物粉末を用いて
焼結シンチレータを製造した場合に光学的透明度が最も
向上する。
【0009】本発明の1つの目的は、シュウ酸塩または
酸化物粉末を微粉砕する工程を実施することなく、イッ
トリア−ガドリニアセラミックシンチレータにおいて高
い光学的透明度を得るための簡単な方法を提供すること
にある。
【0010】本発明のもう1つの目的は、シュウ酸塩共
沈物の凝集体を水酸化アンモニウム溶液で分散させるよ
うな湿式の化学的方法によって微細なイットリア−ガド
リニアセラミックシンチレータ粉末を製造することにあ
る。
【0011】本明細書中において使用される「透明」お
よび「半透明」という用語は、シンチレータ材料におけ
る様々な光学的透明度を表わすものである。本発明のシ
ンチレータ材料は、シンチレータ材料の研摩板をそれぞ
れのイオンの発光波長において試験する標準的な分光透
過率試験(すなわち、「狭角」透過率試験)によって測
定した場合、100cm-1未満の光学的減衰係数を示すの
が通例である。最も望ましいシンチレータ材料はより低
い減衰係数を示し、従ってより高い光学的透明度を示
す。
【0012】
【発明の概要】このたび、本発明者等は光学的透明度の
高いイットリア−ガドリニアセラミックシンチレータを
製造するための簡単な方法を見出した。本発明の方法に
よって製造されたシンチレータにおいては、微粉砕され
たシュウ酸塩粉末を用いる公知の方法によって製造され
たシンチレータの場合と同様な高い光学的透明度がシュ
ウ酸塩粉末の微粉砕を行うことなしに得られるのであ
る。
【0013】半透明ないし透明の多結晶質イットリア−
ガドリニアシンチレータを製造するための本発明方法に
従えば、所望のイットリア−ガドリニア組成物のシュウ
酸塩を共沈させた後、かかるシュウ酸塩が約75〜12
5℃で乾燥される。こうして共沈させたシュウ酸塩の粒
度を低下させるため、乾燥後のシュウ酸塩の水性懸濁液
が調製され、そしてシュウ酸塩の凝集体を分散させるの
に有効な量の水酸化アンモニウム溶液を添加しながら上
記の懸濁液が撹拌される。かかる水酸化アンモニウム溶
液は混合物のpHを約8〜10に上昇させることが好ま
しい。分散後のシュウ酸塩をか焼してそれらを実質的に
完全に酸化することにより、イットリア−ガドリニア組
成物の酸化物粉末が生成される。かかる酸化物粉末を常
温圧縮して圧縮体を形成した後、この圧縮体を還元雰囲
気または真空中において焼結することにより、半透明な
いし透明の多結晶質イットリア−ガドリニアシンチレー
タが得られる。
【0014】
【詳細な説明】本発明に従えば、イットリア−ガドリニ
ア組成物のシュウ酸塩共沈物を水酸化アンモニウム溶液
で分散させることにより、公知の方法によって得られる
シュウ酸塩共沈物よりも微細なシュウ酸塩共沈物が得ら
れることが見出された。かかる微細なシュウ酸塩共沈物
をか焼することによって得られる微細な酸化物粉末を焼
結すれば、公知の方法に従って微粉砕されたシュウ酸塩
または酸化物粉末から製造されるイットリア−ガドリニ
アシンチレータの光学的透明度に匹敵する高い光学的透
明度が得られる。その結果、か焼工程または焼結工程に
先立ってシュウ酸塩または酸化物粉末を微粉砕する必要
なしに光学的透明度の高いイットリア−ガドリニアシン
チレータを製造することができるのである。
【0015】本発明のシンチレータを構成するイットリ
ア−ガドリニア組成物は、イットリウムおよびガドリニ
ウムの酸化物と3価の希土類賦活剤の酸化物とから成っ
ている。更に詳しく述べれば、かかるイットリア−ガド
リニア組成物は約5〜50モル%のGd2 3 、約0.
02〜12モル%の希土類賦活剤(たとえば、ユウロピ
ウム、ネオジム、イッテルビウム、ジスプロシウム、テ
ルビウムまたはプラセオジム)の酸化物、並びに残部の
2 3 から成っている。約5モル%未満のGd2 3
を含有する組成物は多くの実用的な検出器用途にとって
不十分なX線阻止能を示す一方、50モル%を越えるG
2 3 を含有する組成物は立方晶系以外の結晶相の増
加のために光学的透明度の低下を示す。ユウロピウム、
ネオジム、イッテルビウム、ジスプロシウム、テルビウ
ムまたはプラセオジムのごとき3価の希土類元素の酸化
物は、シンチレータの発光効率を向上させるための賦活
剤としてイットリア−ガドリニア基本系に添加される。
本発明のシンチレータを構成する好適なイットリア−ガ
ドリニア組成物の実例としては、約25〜30モル%の
Gd2 3 、約1〜6モル%のEu2 3 および残部の
2 3 から成る組成物、約30モル%のGd2 3
約0.25モル%のNd2 3 および残部のY2 3
ら成る組成物、約40モル%のGd2 3 、約0.15
モル%のTb 2 3 および残部のY2 3 から成る組成
物、並びに約40モル%のGd2 3 、約0.2モル%
のDy2 3 および残部のY23 から成る組成物が挙
げられるが、これが完全なリストでないことは言うまで
もない。
【0016】上記のごときイットリア−ガドリニア組成
物は、シンチレータ材料の構造に高度の対称性を付与す
る立方晶系の結晶相を生成する。このような構造を有す
るシンチレータ材料は、計算機断層撮影用途にとって特
に望ましいものである。シンチレータ材料中において立
方晶系以外の結晶相(たとえば、単斜晶系の結晶相)が
増加すると、結晶粒界割れや結晶構造の不均一性のた
め、相対光出力が低下しかつ光学的透明度が劣ることに
なる。このような立方晶系以外の結晶構造を有するシン
チレータ材料は、光が透過する際の実効光路長が長いた
めに顕著な光の散乱や再吸収を示す。その結果、外部の
光検出器によって検出し得る光の量は減少することにな
る。
【0017】上記のごときイットリア−ガドリニア組成
物においては、再構成された画像の歪みや画像中におけ
るアーティファクトの存在を引起こすことがあるので望
ましくないシンチレータ材料の残光を低減させるために
ある種の添加剤が有用である。すなわち、約0.15〜
0.7モル%のYb2 3、約0.1〜2モル%のSr
O、および約0.1〜2モル%のCaOが残光低減剤と
して有用である。上記のごときイットリア−ガドリニア
組成物の粉末からは、焼結操作、焼結+高温等圧圧縮操
作およびセラミック高温圧縮操作によってシンチレータ
を製造することができる。とは言え、かかるシンチレー
タの製造に先立ち、所望のシンチレータ材料成分を含有
する適当な粉末を調製することが必要である。
【0018】本発明の方法においては、粉末の粒度を低
下させるための微粉砕を行う必要なしに、イットリア−
ガドリニア組成物の微細な酸化物粉末が湿式の化学的方
法によって調製される。先ず最初に、シュウ酸塩共沈法
に従い、イットリウム、ガドリニウム、ユウロピウム、
ネオジム、イッテルビウム、ジスプロシウム、テルビウ
ム、プラセオジムおよびストロンチウムの硝酸塩または
塩化物を所定のモル比率で水に溶解することによって水
性希土類溶液が調製される。あるいはまた、それぞれの
酸化物を硝酸または塩酸の水溶液に溶解することによっ
て水性希土類溶液を調製することもできる。好ましく
は、かかる水性希土類溶液を濾過することによって不溶
分を除去した後、0.1〜0.2モルの水性希土類溶液
が得られるように希釈が行われる。
【0019】たとえば室温で80%の飽和度を有するシ
ュウ酸溶液を撹拌しながら、そこに上記の水性希土類溶
液を徐々に添加することによってそれぞれのシュウ酸塩
が共沈させられる。かかる撹拌は、汚染を引起こさない
ような任意適宜の手段(たとえば、磁気撹拌、乱流混合
または機械的振動)によって行うことができる。こうし
て共沈させたシュウ酸塩を洗浄し、中和し、次いで濾過
することにより、過剰のシュウ酸を除去することが好ま
しい。かかるシュウ酸塩から濾過によって過剰の水を除
去した後、それが空気中において約75〜125℃で数
時間にわたり乾燥される。かかる乾燥の結果として砕け
易いケークが得られるが、このケークは圧力を加えなが
ら(たとえば約20メッシュの)ナイロンふるいに通す
ことによって粒状化することができる。
【0020】本発明に従えば、シュウ酸塩の凝集体を分
散させるのに有効な量の水酸化アンモニウム溶液を添加
しながらシュウ酸塩の水性懸濁液を撹拌することによ
り、シュウ酸塩粉末の粒度を一層低下させ得ることが見
出された。この場合に使用される水酸化アンモニウム溶
液は水酸化アンモニウムまたは水酸化アンモニウム化合
物(たとえば、水酸化テトラメチルアンモニウム)の水
溶液であって、水性シュウ酸塩懸濁液のpHを約8〜1
0に上昇させるものであることが好ましい。なお、かか
る水酸化アンモニウム溶液は水性シュウ酸塩懸濁液のp
Hを約9.5に上昇させるのに十分な濃度で水酸化アン
モニウムを含有するものであれば一層好ましい。シュウ
酸塩の凝集体を分散させるためには、約30分間にわた
って撹拌を行えば十分であることが判明した。かかる撹
拌は、シュウ酸塩を汚染しないような任意適宜の手段
(たとえば、磁気撹拌、超音波撹拌、または振盪のごと
き機械的振動)によって行うことができる。
【0021】好ましくは、分散後の水性シュウ酸塩懸濁
液を濾過しかつ洗浄することによって過剰の水酸化アン
モニウムが除去される。かかる濾過および洗浄を容易に
するため、水性シュウ酸塩懸濁液中のシュウ酸塩を沈降
させることができる。そのためには、たとえば、水性シ
ュウ酸塩懸濁液にシュウ酸溶液を添加し、そしてシュウ
酸塩の沈降が開始するまで撹拌を続ければよい。その
後、沈降したシュウ酸塩から傾瀉によって水を除去し、
次いで新鮮な水を添加してシュウ酸塩を洗浄する操作が
繰返される。洗浄後のシュウ酸塩を濾別し、そして約7
5〜125℃で乾燥した後、上記のごとくにして粒状化
が行われる。
【0022】水酸化アンモニウムによるシュウ酸塩共沈
物の処理は、乾燥後のシュウ酸塩粉末において粒度の低
下をもたらす。本発明の方法によって得られるシュウ酸
塩粉末の粒度は、公知の方法に従って微粉砕を行った後
に得られる粒度にほぼ等しい。たとえば、水酸化アンモ
ニウム溶液を用いて分散させることにより、5ミクロン
以下の粒度を有するシュウ酸塩粉末を得ることができ
る。その結果、本発明の方法によって得られたシュウ酸
塩粉末を用いて焼結シンチレータを製造する場合には、
同等の高い光学的透明度を得るために微粉砕を行う必要
はないのである。とは言え、焼結シンチレータにおいて
光学的透明度の一層の向上を達成するため、本発明の方
法においてシュウ酸塩粉末の微粉砕およびふるい分けを
行うこともできる。たとえば、微小サイズ(たとえば、
100〜325メッシュ)のナイロンふるいを用いてシ
ュウ酸塩粉末の乾式または湿式ふるい分けを行うことに
より、光学的透明度の向上が達成される。微粉砕はシュ
ウ酸塩または酸化物粉末を汚染しないような手段を用い
て行うことが好ましい。たとえば、ジェットエアミル処
理あるいは硬質有機重合体の粉砕媒体または金属の粉砕
媒体(たとえば、硬質有機重合体で被覆された鋼球)を
用いた高エネルギー振動ミル処理を採用することができ
る。適当な硬質有機重合体の粉砕媒体はDスケールのシ
ョア押込み硬度計で測定した場合に約40以上の硬さを
有するものであって、硬質有機重合体の実例としては
(ナイロンをはじめとする)ポリアミド、ポリエチレ
ン、アセチルおよびポリエステルが挙げられる。
【0023】上記のごときシュウ酸塩粉末を空気中にお
いて約700〜約900℃で1〜4時間にわたりか焼
(すなわち、熱分解)することにより、対応する酸化物
粉末が生成される。通例、800℃で1時間にわたり加
熱すれば十分である。かかる酸化物粉末を型圧縮するこ
とによって圧縮体が形成される。あるいはまた、圧縮体
の密度を更に高めるため、型圧縮に続いて等圧圧縮を施
すこともできる。なお、不要の反応および汚染を回避す
るため、シンチレータ材料成分に対して不活性な型材料
を使用することが好ましい。適当な型材料としては、ア
ルミナ、炭化ケイ素、並びにモリブデン、焼入れ鋼およ
びニッケル基合金のごとき金属が挙げられる。詳しく述
べれば、かかる圧縮体は約3000〜15000psi の
圧力下で型圧縮を施すことによって形成される。あるい
はまた、圧縮体の密度を更に高めるため、型圧縮の後に
10000〜60000psi の圧力下で等圧圧縮を施す
こともできる。粉砕助剤、圧縮助剤、またはワックスの
ごとき潤滑剤が使用された場合には、焼結に先立って全
ての有機添加剤を除去するための酸化処理を行うことも
できる。その後、たとえばタングステン発熱体を具備し
た高温炉を使用しながら、真空または還元雰囲気(たと
えば、約23℃の露点を有する湿性水素雰囲気)中にお
いて圧縮体が焼結される。その場合、圧縮体は約100
〜700℃/時の速度で1800〜2100℃の焼結温
度にまで加熱され、次いで約1〜30時間にわたってそ
の焼結温度に保持される。その結果、圧縮体の顕著な高
密度化および光学的透明度の発現が達成されることにな
る。焼結後、圧縮体は約2〜10時間にわたって室温に
まで冷却される。
【0024】あるいはまた、最終焼結温度よりも低い温
度に圧縮体を保持する過程を含む加熱操作によって焼結
シンチレータを製造することもできる。通例、圧縮体は
300〜400℃/時の速度で1600〜1700℃の
保持温度にまで加熱される。約1〜20時間にわたって
その温度に保持した後、圧縮体は約1800〜2100
℃の温度にまで加熱され、そして1〜10時間にわたっ
て最終焼結が施される。なお、保持温度から最終焼結温
度までの昇温は約25〜75℃/時の速度で行われる。
好適な加熱操作は、圧縮体を5時間で約1700℃の保
持温度にまで加熱し、8時間にわたって1700℃に保
持し、それから4時間で1910℃にまで加熱し、次い
で2時間にわたって1910℃に保持して焼結を行うこ
とから成っている。
【0025】本発明方法の様々な特徴および利点を一層
詳しく説明するため、以下に実施例を示す。
【0026】
【実施例1】約67モル%の酸化イットリウム、30モ
ル%の酸化ガドリニウムおよび3モル%の酸化ユウロピ
ウムから成る約50gの混合酸化物を約200gの硝酸
および水に溶解することにより、500mlの最終容積を
有する酸化物溶液を調製した。かかる酸化物溶液を濾過
し、そして蒸留水で3リットルに希釈した。167gの
シュウ酸を3リットルの蒸留水に溶解して成るシュウ酸
溶液を撹拌しながら、それに酸化物溶液をゆっくりと添
加することによって対応するシュウ酸塩の共沈物を生成
させた。沈殿が完了するまで(すなわち、約1分間にわ
たって)シュウ酸塩共沈物の懸濁液を撹拌した後、それ
を約16リットルの蒸留水と共に撹拌して洗浄し、シュ
ウ酸塩を沈降させ、次いで傾瀉によって水を除去した。
かかる洗浄−傾瀉操作を8回繰返したところ、洗液のp
Hは(蒸留水のpHの約10%以内にある)約5.5に
まで上昇した。洗浄後のシュウ酸塩共沈物を濾過して液
体を除去した後、空気中において105℃で数時間にわ
たり乾燥することによって砕け易いケークを得た。かか
るケークルを加圧下で20メッシュのナイロンふるいに
通すことによって粒状化した。
【0027】水酸化アンモニウム溶液による分散工程を
次のようにして実施した。すなわち、約50gの乾燥シ
ュウ酸塩共沈物を150mlの蒸留水中に懸濁することに
よって水性シュウ酸塩懸濁液を調製した。かかる水性シ
ュウ酸塩懸濁液を撹拌しながら、約1.5モルの水酸化
アンモニウム溶液を混合物のpHが約9.5に上昇する
まで添加した。かかる混合物を約30分間にわたって撹
拌した後、1.8gのシュウ酸を30mlの蒸留水に溶解
して成るシュウ酸溶液を撹拌下で添加したところ、混合
物のpHは約3.0に低下した。かかる混合物を更に1
分間にわたって撹拌した後、濾過によって液体を除去し
た。更に2.5リットルの水を用いて濾別後のシュウ酸
塩共沈物を洗浄した。洗浄後のシュウ酸塩共沈物を乾燥
し、次いで上記のごとくにして粒状化した。
【0028】乾燥後のシュウ酸塩粉末を空気中において
825℃で2時間にわたりか焼することにより、対応す
る酸化物粉末を生成させた。かかる酸化物粉末を鋼製の
型に入れて圧縮することによってペレットを形成し、次
いでこのペレットに60000psi の圧力下で等圧圧縮
を施した。次に、タングステン発熱体を具備した炉を使
用しながら、圧縮後のペレットを流動する湿性水素雰囲
気中において下記の条件下で加熱した。すなわち、ペレ
ットを5時間で1700℃にまで加熱し、8時間にわた
って1700℃に保持し、4時間で1910℃にまで加
熱し、次いで2時間にわたり1910℃に保持すること
によってペレットを焼結した。こうして得られた焼結ペ
レットを2時間で室温にまで冷却した。かかる焼結ペレ
ットの可視光に対する光学的透明度をインライン透過率
試験によって測定したところ、それは1mmの厚さについ
て47%のインライン透過率および5.5cm-1の減衰係
数を有していた。
【0029】
【実施例2】水酸化アンモニウム溶液による分散工程を
省いた点を除けば、実施例1の場合と同じ手順に従って
イットリア−ガドリニア組成物の焼結ペレットを形成し
た。かかる焼結ペレットの光学的透明度を測定したとこ
ろ、それは1mmの厚さについて0.1%未満のインライ
ン透過率および約70cm-1の減衰係数を有していた。
【0030】
【実施例3】実施例1の場合と同じ手順に従ってシュウ
酸塩共沈物の懸濁液を調製した。かかるシュウ酸塩懸濁
液に対し、混合物のpHが8.0になるまで水酸化アン
モニウム溶液を添加した。かかる混合物を30分間にわ
たって撹拌した後、実施例1の場合と同様にしてシュウ
酸溶液を添加することによってシュウ酸塩を沈降させ
た。水酸化アンモニウムで分散させたシュウ酸塩懸濁液
を濾過することによって液体を除去した後、4リットル
の蒸留水で洗浄して過剰の水酸化アンモニウムを除去
し、次いで濾過によって液体を除去した。その後、実施
例1の場合と同様にして洗浄後のシュウ酸塩共沈物を乾
燥しかつ焼結することにより、焼結ペレットが得られ
た。かかる焼結ペレットの光学的透明度を測定したとこ
ろ、それは1mmの厚さについて約47%のインライン透
過率および約5.5cm-1の減衰係数を有していた。
【0031】
【実施例4】実施例1の場合と同じ手順に従ってシュウ
酸塩共沈物の懸濁液を調製した。かかるシュウ酸塩懸濁
液に対し、混合物のpHが10.0になるまで水酸化ア
ンモニウム溶液を添加し、次いでこの混合物を30分間
にわたって撹拌した。水酸化アンモニウムで分散させた
シュウ酸塩懸濁液を濾過することによって液体を除去し
た後、4リットルの蒸留水で洗浄して過剰の水酸化アン
モニウムを除去し、次いで濾過によって液体を除去し
た。その後、実施例1の場合と同様にして洗浄後のシュ
ウ酸塩共沈物を乾燥し、圧縮し、そして焼結することに
より、焼結ペレットが得られた。かかる焼結ペレットの
光学的透明度を測定したところ、それは1mmの厚さにつ
いて49%のインライン透過率および5.0cm-1の減衰
係数を有していた。
【0032】
【実施例5】実施例1の場合と同様にしてシュウ酸塩粉
末を調製した後、100メッシュのナイロンふるいを用
いてシュウ酸塩粉末の乾式ふるい分けを行った。次い
で、実施例1の場合と同じ手順に従ってふるい分け後の
シュウ酸塩粉末を乾燥し、か焼し、そして焼結した。こ
うして得られた焼結ペレットの光学的透明度を測定した
ところ、それは1mmの厚さについて55%のインライン
透過率および3.9cm-1の減衰係数を有していた。
【0033】
【実施例6】実施例1の場合と同様にしてシュウ酸塩粉
末を調製した後、325メッシュのナイロンふるいを用
いてシュウ酸塩粉末の湿式ふるい分けを行った。次い
で、実施例1の場合と同じ手順に従ってふるい分け後の
シュウ酸塩粉末を乾燥し、か焼し、そして焼結した。こ
うして得られた焼結ペレットの光学的透明度を測定した
ところ、それは1mmの厚さについて58%のインライン
透過率および3.3cm-1の減衰係数を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チヤールス・デビツト・グレスコビツチ アメリカ合衆国、ニユーヨーク州、スケネ クタデイ、ビユーモント・ドライブ、1229 番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 所望のイットリア−ガドリニア組成
    物のシュウ酸塩を共沈させ、(b) 前記シュウ酸塩を約7
    5〜125℃で乾燥し、(c) 前記シュウ酸塩の水性懸濁
    液と、前記シュウ酸塩の凝集体を分散させるのに有効な
    量の水酸化アンモニウム溶液との混合物を撹拌すること
    によって前記シュウ酸塩を分散させ、(d) 前記シュウ酸
    塩をか焼してそれらを実質的に完全に酸化することによ
    り、前記イットリア−ガドリニア組成物の粉末を生成さ
    せ、(e) 前記粉末を常温圧縮して圧縮体を形成し、次い
    で(f) 還元雰囲気または真空中において前記圧縮体を焼
    結することによって半透明ないし透明の多結晶質イット
    リア−ガドリニアシンチレータを得る諸工程から成るこ
    とを特徴とする、半透明ないし透明の多結晶質イットリ
    ア−ガドリニアシンチレータの製造方法。
  2. 【請求項2】 シュウ酸塩を共沈させる前記工程(a)
    が、前記イットリア−ガドリニア組成物の硝酸塩または
    塩化物の水溶液と、前記シュウ酸塩を共沈させるのに有
    効な量のシュウ酸水溶液とを混合することから成る請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(c) において、前記水酸化アン
    モニウム溶液が前記混合物のpHを約8〜10に上昇さ
    せる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(c) において、前記撹拌が約1
    5〜45分間にわたって行われる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 分散後の前記シュウ酸塩を洗浄すること
    によって過剰の水酸化アンモニウムが除去される請求項
    4記載の方法。
  6. 【請求項6】 有効量のシュウ酸を添加することによっ
    て分散後の前記シュウ酸塩を沈降させる工程が追加包含
    される請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(d) に先立ち、前記シュウ酸塩
    の微粉砕またはふるい分けを行う工程が追加包含される
    請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(d) に先立ち、前記シュウ酸塩
    の微粉砕またはふるい分けを行う工程が追加包含される
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記微粉砕が硬質有機重合体の粉砕媒体
    を用いた振動ミル処理によって行われる請求項7記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記微粉砕が硬質有機重合体の粉砕媒
    体を用いた振動ミル処理によって行われる請求項8記載
    の方法。
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