JPH0585638U - インクジェットプリンタ用インク容器 - Google Patents

インクジェットプリンタ用インク容器

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JPH0585638U
JPH0585638U JP4608591U JP4608591U JPH0585638U JP H0585638 U JPH0585638 U JP H0585638U JP 4608591 U JP4608591 U JP 4608591U JP 4608591 U JP4608591 U JP 4608591U JP H0585638 U JPH0585638 U JP H0585638U
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air
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルターの目づまりを防ぎ、安定したイン
ク供給ができるようにする。 【構成】 インク容器3内と外界との境界部となる空気
取入れ口11cに極薄のプラスチックフィルムからなる
可撓性隔膜10を取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘッドからインクを用紙に向けて噴射して印字を行なうインクジェ ットプリンタに搭載するインク容器に関する。
【0002】
【従来技術】
図2は一般的なインクジェットプリンタの斜視図である。プリンタ本体15の 内部には、円筒状のプラテン12が回転駆動自在に設けられており、このプラテ ン12の前側には、2本のガイドシャフト13,13がプラテン12の軸方向に 沿って設けられている。これらの各ガイドシャフト13にはキャリッジ1がガイ ドシャフト13に沿って往復動自在に設けられており、このキャリッジ1には、 例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の各色のインクを噴射するた めの印字ヘッド2が搭載されている。また、キャリッジ1には各色のインクを印 字ヘッド2へ供給するインク容器3が装着されている。さらにプリンタ本体15 のプラテン12の後方側にはロール状に巻回された連続状の用紙14が設けられ ており、この用紙14はプラテン12の外周に沿って所定の印字位置に案内され るようになっている。
【0003】 図3は、従来のインクジェットプリンタにおけるインク供給系の構造を示して いる。キャリッジ1は印字ヘッド2とインク容器3を搭載して、ガイドシャフト 13に沿って往復動しながら印字を行なう。密封されたインク容器3の底部に形 成された開口3aはゴム栓8で閉塞されている。またインク容器3の内部には上 下方向に延びる空気取入れ管11が設けられており、空気取入れ管11の下部開 口端11aはゴム栓8で閉塞されている。空気取入れ管11の上端部には空気取 入れ口11bが形成されており、この空気取入れ口11bには一般にポリプロピ レン製の不織布を用いた揆水性フィルター9が装着されている。空気取入れ口1 1bはインク容器3のインクの液面よりの上方に位置するようにインク充填量が さだめられている。密封されたインク容器3をキャリッジ1に装着すると、空気 供給針7とインク供給針4がゴム栓8を突き破りインク容器3から印字ヘッド2 へのインクの供給と外部からインク容器3内への空気の供給がそれぞれ空気供給 針7の穴7aとインク供給針4の穴4aを通して可能となる。インク容器3から 印字ヘッド2へのインク供給は、インク供給針4とインク供給チューブ5を通し て行なわれる。そして供給されたインク量に相当する量の空気が、空気供給チュ ーブ6と空気供給針7を通して最後に空気取入れ口11bにあたる所でポリプロ ピレン製の不織布を用いた揆水性フィルター9を介してインク容器3内へ供給さ れる。また印字中の空気チューブ6の端は大気開放状態となっている。
【0004】 インクジェットプリンタの印字ヘッド2にインクを供給するインク容器3には 大きく分けると、インク容器3に直接インクを入れるものと、一旦アルミ等の袋 にインクを密封し、それをインク容器3に入れるものとの2種類がある。一般に はインク容器3に直接インクを入れる方が構造が簡単で、インクの残量が直接目 で確認できる等の理由でよく用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらインク容器3にインクを直接入れる構造の場合、プリンタ本体が 斜めに設置されていたりすると、空気取入れ口11aに取付けたフィルター9に インクが接してしまい、このインクの成分は水溶性なものだけではなく、種々の 溶剤が含まれているため、空気取入れ口11aに取付けたフィルター9が、イン クを完全にはじくことは困難であった。このためフィルター9がインクに接した 状態で温度変化や気圧変化等により、インク容器3の内圧が外部大気圧よりも高 くなると、インク容器3内のインクがフィルター9内に浸透してフィルター9が 目づまりをおこし、印字ヘッド2から吐出されたインク量に相当する空気が入ら なくなり、やがてインクの供給系が負圧になり吐出性能に悪影響が出るという問 題が生じていた。特に時間あたりのインク吐出量が多い高速印字のインクジェッ トプリンタが最も影響を受けやすかった。
【0006】 本考案はフィルターの目づまりを防ぎ、安定したインク供給ができるようにす ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のインクジェットプリンタ用インク容器内は インク容器内と外界との境界部に可撓性隔膜を取付けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、温度変化や気圧変化に応じてインク容器内と外界との境界部 に取付けた可撓性隔膜が伸縮することにより、可撓性隔膜の表側(外界)と裏側 (容器内)の圧力差を無くすることができるので、インク容器内のインクがフィ ルターに浸透しにくくなりフィルターが目詰まりを起こしにくくなる。
【0009】
【実施例】
本考案に係るインクジェットプリンタの印字ヘッド駆動系の構造は図2に示し た一般的なインクジェットプリンタのものとほぼ同様であるので、ここでは本考 案に係るインク供給系について詳細に説明する。図1は本考案の一実施例におけ るインク供給系の構成を示す。キャリッジ1は印字ヘッド2とインク容器3を搭 載して、ガイドシャフト13に沿って往復動しながら印字を行なう。密封された インク容器3の底部に形成された開口3aは、ゴム栓8で閉塞されている。また インク容器3の内部には、上下方向に延びる空気取入れ管11が設けられており 空気取入れ管11の下部開口端11aは、ゴム栓8で閉塞されている。空気取入 れ管11の上端部には空気取入れ口11bが形成されており、この空気取入れ口 11bには、一般にポリプロピレン製の不織布を用いた揆水性フィルター9が装 着されている。空気取入れ口11bは、インク容器3のインクの液面よりの上方 に位置するようにインク充填量がさだめられている。
【0010】 密封されたインク容器3をキャリッジ1に装着すると、空気供給針7とインク 供給針4がゴム8を突き破りインク容器3からのインクの供給とインク容器3内 への空気の供給が、空気供給針7の穴7aとインク供給針4の穴4aを通じて可 能となる。インク容器3から印字ヘッド2へのインク供給は、インク供給針4と インク供給チューブ5を通して行なわれる。そして供給されたインク量に相当す る量の空気が、空気供給チューブ6と空気供給針7を通して、最後に空気取り入 れ口11bにあたる所で例えばポリテトラフルオルエチレン製、ポリプロピレン 製等のフィルター9を介してインク容器3内へ供給される。インク容器3内と外 界との境界部には例えばポリエチレン−ナイロン重合フィルムや、ポリエチレン −ナイロン−ポリエチレン重合フィルム等の極薄のプラスチックフィルムからな る可撓性隔膜10を取付けている。隔膜10の取付け場所としては、インク容器 3内と外界との境界部であればどこでもよいが、本実施例では、空気取入れ管1 1の空気取入れ口11bのフィルター9に対面するように空気取入れ管11の上 端に形成された別の空気取入れ口11cに取付けておりこの位置が最適である。 このプラスチックフィルム10の表側と裏側で圧力差が生じると圧力の低い方に プラスチックフィルム10が膨らみ圧力差を無くす。なお印字中は空気チューブ 6の端は大気開放状態となっている。
【0011】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、温度変化や気圧変化に応じてイン ク容器内と外界との境界部に取付けた可撓性隔膜が伸縮することにより、可撓性 隔膜の表側(外界)と裏側(容器内)の圧力差を無くすることができるので、イ ンク容器内のインクがフィルターに浸透しにくくなりフィルターが目詰まりを起 こしにくくなり、したがって印字ヘッドにインクを安定して供給できるので、高 速印字のインクジェットプリンタにも十分対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるインク供給系の構成
を説明した図である。
【図2】一般的なインクジェットプリンタを示した斜視
図である。
【図3】従来のインク供給系の構成を示した図である。
【符号の説明】 1 キャリッジ 2 印字ヘッド 3 インク容器 3a 開口 4 インク供給針 5 インク供給チューブ 6 空気供給チューブ 7 空気供給針 8 ゴム栓 9 フィルター 10 プラスチックフィルム 11 空気取入れ口 11a 下部開口 11b 空気取入れ口 11c 空気取入れ口 12 プラテン 13 ガイドシャフト 14 用紙 15 プリンタ本体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の駆動信号に基づいて用紙にインク
    を噴射させるインクジェットプリンタに搭載されるイン
    ク容器において、該インク容器に設けた空気取入れ口に
    揆水性フィルターを設けると共に、該インク容器内と外
    界との境界部に、可撓性隔膜を取付けたことを特徴とす
    るインクジェットプリンタ用インク容器。
  2. 【請求項2】 前記空気取入れ口を複数に分け、少なく
    とも一つの前記空気取入れ口に前記揆水性フィルターを
    取付け、他の前記空気取入れ口に可撓性隔膜を取付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリ
    ンタ用インク容器。
JP1991046085U 1991-05-22 1991-05-22 インクジェットプリンタ用インク容器 Expired - Lifetime JP2545894Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publications (2)

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JPH0585638U true JPH0585638U (ja) 1993-11-19
JP2545894Y2 JP2545894Y2 (ja) 1997-08-27

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JP1991046085U Expired - Lifetime JP2545894Y2 (ja) 1991-05-22 1991-05-22 インクジェットプリンタ用インク容器

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542882A (en) * 1978-09-22 1980-03-26 Canon Inc Cartridge for recording head
JPH0234351A (ja) * 1988-07-26 1990-02-05 Canon Inc インクジェット記録ヘッド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542882A (en) * 1978-09-22 1980-03-26 Canon Inc Cartridge for recording head
JPH0234351A (ja) * 1988-07-26 1990-02-05 Canon Inc インクジェット記録ヘッド

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JP2545894Y2 (ja) 1997-08-27

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