JPH0585437U - ガス吸収塔等用の充填物 - Google Patents
ガス吸収塔等用の充填物Info
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- JPH0585437U JPH0585437U JP2368792U JP2368792U JPH0585437U JP H0585437 U JPH0585437 U JP H0585437U JP 2368792 U JP2368792 U JP 2368792U JP 2368792 U JP2368792 U JP 2368792U JP H0585437 U JPH0585437 U JP H0585437U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填物のシート材に付着した付着物を除去す
べく容易にその清掃が行えるようにすることを目的とす
る。 【構成】 シート材1に穿設した貫通孔に挿脱可能な棒
状体5を挿通せしめて、該棒状体5に複数のシート材1
が相互に間隙4を隔てて並設されてなることを特徴とす
る。
べく容易にその清掃が行えるようにすることを目的とす
る。 【構成】 シート材1に穿設した貫通孔に挿脱可能な棒
状体5を挿通せしめて、該棒状体5に複数のシート材1
が相互に間隙4を隔てて並設されてなることを特徴とす
る。
Description
【0001】
本考案は、例えばガス吸収塔, 脱臭塔, 冷却塔等に適用される充填物の改良に 関する。
【0002】
この種充填物は、ガス吸収塔や脱臭塔等に内装してガス等を処理すべく使用さ れるものであるが、従来の充填物としては例えば図5に示すようなものが存在す る。
【0003】 即ち、この従来のものは合成樹脂等からなる複数のシート材1aを間隙4aを隔て て並設したものであり、各シート材1aは溶着等により接着されている。
【0004】 而して、かかる構成からなる充填物は、構造上比表面積が確保できると共に、 圧力損失の低減化が図れる等の利点があるため、ガス吸収塔や脱臭塔のみならず 冷却塔等にも幅広く適用されるに至っている。
【0005】 そして、例えばガス吸収塔で粉塵を含むような被処理ガスを処理するような場 合、前記シート材1aの表面には生物膜,スラッジ,スケール等が付着し易く、長 期の使用によりシート材1a間の間隙4aが目詰まりするという事態が発生する。従 って、ガス吸収塔の性能低下を防止するためにも、充填物は定期的に清掃する必 要がある。
【0006】
しかしながら、上記従来の充填物にあっては、各シート材1aが相互に接着して 並設されてなるため、分解することは勿論、充填物に衝撃等を与えてもシート材 1a間の間隙幅を拡縮させることもできず、また間隙4aに棒体等を挿入して清掃す ることも困難であった。
【0007】 従って、従来の充填物では完全に付着物を除去することができず、結果的に付 着物がシート材1aに残存してしまうという問題点を有していたのである。
【0008】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 充填物のシート材に付着した付着物を除去すべく容易にその清掃が行えるように することを課題とする。
【0009】
即ち、上記課題を解決するために、本考案はシート材1に穿設した貫通孔に挿 脱可能な棒状体5を挿通せしめて、該棒状体5に複数のシート材1が相互に間隙 4を隔てて並設されてなるガス吸収塔等用の充填物である。
【0010】
従って、上記構成を特徴とする充填物に於いては、シート材1はその貫通孔に 挿脱可能な棒状体5を介して並設されてなるために、シート材1を棒状体5から 離脱せしめれば、該シート材1の清掃が容易に行えることとなる。
【0011】 また、前記間隙4の幅を拡縮可能にシート材1を相互に接離自在に構成すれば 、該シート材1に振動等の衝撃を与えれば、棒状体5からシート材1を離脱せし めることなく、その清掃が行えるのである。
【0012】
以下、本考案に係る充填物の一実施例について図面に従って説明する。
【0013】 図1及び図2に於いて、1は縦断面が略V字状の波形形状に且つ横断面が曲線 状の波形形状に形成された薄肉状の合成樹脂からなるシート材を示す。2はシー ト材1の表面に膨出形成された凸状部で、3はシート材1の裏面に形成された凹 状部を示し、この両者は所定の配列でもって配設されてなり、図3のようにシー ト材1の凸状部2を並設する他のシート材1の凹状部3に嵌入して複数のシート 材1が間隙4を隔てて並設されている。
【0014】 5は図3の如くシート材1の四隅に位置する凸状部2及び凹状部3に夫々穿設 した貫通孔6,7に挿脱自在に挿通された棒状体であり、その両端にはネジ部8 が形成されてなる。9は棒状体5のネジ部8にワッシャー10を介して弛めに螺着 されたナットである。
【0015】 本実施例に係る充填物は以上のような構成からなるが、次にかかる充填物を例 えばガス吸収塔11に使用する場合について説明する。
【0016】 図4に示すように、充填物12はガス吸収塔11に設けられた収納室13に内装着さ れるが、かかるガス吸収塔11は、下部側面にガス吸入口14を有すると共に、上端 部に処理ガスの排出口15が設けられ、且つ下端部にはスラッジや処理液等の排出 口16が設けられてなり、しかも充填物12の上方位置には複数のノズル17を接続し た配管18が配設されている。
【0017】 そして、ガス供給口14から処理するガスを供給すると共に、配管18に水等の液 体を供給してノズル17から充填物12に向けて噴射せしめる。かかる液体は充填物 12の各シート材1を伝わって流下し、前記ガスに含有する粉塵等が液体を介して シート材1に付着する一方で、処理ガスは充填物12の間隙4を介して排出口15か ら外部に排出される。
【0018】 これにより、シート材1に生成膜,スラッジやスケール等が付着することにな るが、棒状体5のネジ部8にはナット9が弛めに螺着されてなり且つシート材1 は合成樹脂からなるために、間隙4の幅が拡縮しうるようにシート材1が相互に 接離自在である。
【0019】 従って、充填物12をガス吸収塔11の収納室13から取外して、そのシート材1に 矢印方向に外力を加える等して衝撃を与えると、各シート材1が棒状体5に対し て若干移動して該シート材1に付着した生成膜,スラッジ等を除去することがで き、その清掃が極めて容易に行えることとなる。これにより、事前に目詰まりの 発生を防止できるのである。勿論目詰まりが生じても、同様にしてこの目詰まり を解消することができる。
【0020】 この場合に於いて、ガス吸収塔11自体に充填物12に振動等の衝撃を与える手段 を設けておけば、充填物12をガス吸収塔11から取外す必要もなくなるため、一連 の清掃作業が一層簡易なものとなる。
【0021】 また、衝撃を与えただけでは付着物を除去しきれない場合は、ナット9を棒状 体5のネジ部8から螺脱し、これからシート材1を取外して該シート材1の清掃 を行えばよい。
【0022】 尚、上記実施例に於いては、シート材1を薄肉状の合成樹脂で構成したが、か かるシート材1の具体的な材質は問わず、例えば薄肉状のステンレス板や鉄板等 で形成してもよく、またシート材1は棒状体5から離脱せしめて付着物を除去可 能であるため、必ずしも薄肉状に形成する必要はない。
【0023】 さらに、シート材1の形状は必ずしも該実施例の如く波形形状に形成しなくて もよく、またシート材1に凸状部2や凹状部3を設ける必要もなく、該シート材 1の形状は任意に変更可能である。
【0024】 また、上記実施例では棒状体5の両端に形成したネジ部8にナット9を螺着せ しめてシート材1の並設状態を保持してなるが、例えば充填物12をガス吸収塔11 等に内装着した際に、該ガス吸収塔11等の内壁面を利用してシート材1の並設状 態が保持されるように構成することも可能であり、よって必ずしも充填物12自体 にかかる保持手段を設ける必要はない。
【0025】 さらに、棒状体5の数やその挿通位置もシート材1の大きさやその数に応じて 任意に変更可能である。
【0026】 また、本考案に係る充填物12はガス吸収塔11用に限定されず、例えば脱臭塔, 冷却塔,放散塔,精留塔,集塵器,ミストセパレーター等にも勿論適用可能であ る。
【0027】
叙上の様に、本考案は複数のシート材が、該シート材に穿設した貫通孔に挿脱 可能な棒状体を介して並設されてなるために、シート材が相互に溶着等により接 着していた従来のものとは異なり、各シート材は棒状体から離脱させることがで き、よって各シート材の清掃が極めて簡易に且つ良好に行えるという格別の効果 を得るに至った。
【0028】 また、シート材間の間隙幅を拡縮可能にシート材を相互に接離自在に構成する と、シート材に振動等の衝撃を与えれば、棒状体からシート材を取外すことなく 付着物を除去することができるという特有の効果を奏する。
【0029】 さらに、本考案に係る充填物は、上述したように全体の構成が極めて簡易であ るため、その製作も容易に且つ安価に行えるという実用的な効果もある。
【図1】本考案の一実施例を示し、(イ) は充填物の正面
図、(ロ) は同平面図。
図、(ロ) は同平面図。
【図2】充填物の側面図。
【図3】シート材の並設状態を示す要部断面図。
【図4】使用状態を示す説明図。
【図5】従来例を示す充填物の側面図。
1…シート材 4…間隙 5…棒状体 8…ネジ部 9…ナット
Claims (4)
- 【請求項1】 シート材1に穿設した貫通孔に挿脱可能
な棒状体5を挿通せしめて、該棒状体5に複数のシート
材1が相互に間隙4を隔てて並設されてなることを特徴
とするガス吸収塔等用の充填物。 - 【請求項2】 前記間隙4の幅を拡縮しうるようにシー
ト材1が相互に接離自在に構成されてなる請求項1記載
のガス吸収塔等用の充填物。 - 【請求項3】 前記棒状体5の少なくとも一端部にネジ
部8が形成され且つシート材1の並設状態を保持すべく
該ネジ部8にはナット9が螺着されてなる請求項1記載
のガス吸収塔等用の充填物。 - 【請求項4】 前記シート材1が波形形状に形成されて
なる請求項1乃至3の何れかに記載のガス吸収塔等用の
充填物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2368792U JPH0585437U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | ガス吸収塔等用の充填物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2368792U JPH0585437U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | ガス吸収塔等用の充填物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585437U true JPH0585437U (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=12117356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2368792U Pending JPH0585437U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | ガス吸収塔等用の充填物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585437U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0280314A (ja) * | 1988-09-17 | 1990-03-20 | Osaka Gas Co Ltd | 活性炭含有シート |
JPH03109919A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-05-09 | Chuetsu Pulp Kogyo Kk | 脱臭体 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP2368792U patent/JPH0585437U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0280314A (ja) * | 1988-09-17 | 1990-03-20 | Osaka Gas Co Ltd | 活性炭含有シート |
JPH03109919A (ja) * | 1989-06-19 | 1991-05-09 | Chuetsu Pulp Kogyo Kk | 脱臭体 |
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