JPH0585341U - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の電気掃除機と使用方法を変更せずに、
自動的に車輪及び電源コードのクリーニングを行なう。 【構成】 電源コード３２或いは、車輪３３に接触させ
たブラシ６と、ブラシ６ではたき落としたゴミを溜める
ゴミ溜り５と、排気循環式ダニ死滅装置に組込んだ吸引
管４を有し、吸引管４によりゴミ溜り５のゴミを吸引で
きるように配置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、床、たたみ、じゅうたん等のゴミ、ホコリを吸引する電気掃除機に 関し、特に電源コード、車輪等の床に直接触れる部分のクリーニング装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

図４は従来の電気掃除機の概略斜視図である。従来の電気掃除機では電源コー ド３２や車輪３３に付いたゴミは操作者が拭き取る等してクリーニングを行なっ ていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

図４に示すように、従来の電気掃除機では電源コード３２や車輪３３のクリー ニング装置がないため、そのまま使用していると、掃除機本体内にゴミが溜まっ たり、掃除をした床に再度ゴミが落ちるといった問題があり、これを防ぐには使 用者が拭き掃除をする必要があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

従って、本考案では上記の課題を解決するために、電気掃除機の床と接触する 部分を自動的にクリーニングするクリーニング装置を設け、このクリーニング装 置は、電源コードや車輪に接触して配設され他ブラシから構成される。さらに、 このブラシ手段で落としたゴミを吸引モータにより吸引する構造としても良い。

【０００５】

【作用】

この考案によれば、部屋の掃除中に電源コードや車輪に付いたゴミは、車輪の ゴミは走行中に、電源コードのゴミは電源コードを巻き取るときに、ブラシ手段 により落とされ、ゴミ溜りに溜められる。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図１〜図３を参照して説明する。図１は本考案による 電気掃除機の電源コード部の実施例を示す概略側面図、図２は同じく車輪部の実 施例を示す概略側面図である。図３は本考案による電気掃除機の吸引部の構造を 示すブロック図である。

【０００７】 図１に示すように、電源コードリール３４に巻き取られた電源コード３２は掃 除機本体３１より外部に引き出すことができるように設置され、その出入口の近 くにブラシ６ａが電源コード３２に接触するように配置されている。また、ブラ シ６ａは、電気掃除機本体３１に弾性材でできた支持部材１２ａを回して取り付 けられているので、電源コード３２が振動した場合にも、ブラシ６ａは一定の圧 力で電源コード３２に接触する。

【０００８】 また、ブラシ６ａの下方にはゴミ溜り５ａが設けられていて、ブラシ６ａによ り落とされたゴミはそこに溜められる。また、ゴミ溜り５ａには後述する吸引管 ４ａの吸引口が吸引可能に設置されている。

【０００９】 また、図２に示すように本体３１に回転可能に軸支された車輪３３の表面にも ブラシ６ｂが接触するように配置され、ブラシ６ｂの下方には、走行中に落とさ れたゴミが溜まるゴミ溜り５ｂが設置されている。また、ゴミ溜り５ｂには後述 する吸引管４ｂが設置されている。

【００１０】 図３は本考案による電気掃除機の吸引部の構造を示すブロック図である。吸引 モータ１０で発生した吸引によりノズルから空気とゴミを一緒に吹き込み、ゴミ パック９にゴミを溜めて排気する。

【００１１】 風路切り換え装置８は、吸引時には、ノズルとゴミパック９を連結してゴミを ゴミパック９に送る。

【００１２】 また、清掃終了後、ゴミと一緒に吸引されたダニを駆除する場合には、吸引モ ータの排気回路１１とゴミ溜り５ａ，ｂとゴミパック９を連結するとともに、ノ ズル７とゴミパック９の連結を解除し、排気をゴミパック９内に循環させてダニ を駆除するとともに、ゴミ溜り５ａ，ｂのゴミパック９内に吸引する。

【００１３】 以上のような構成の電気掃除機で掃除を行うために、電源コード３２を引き出 して床の上に置いた場合、床のゴミが電源コード３２に付着するが電源コード３ ２にブラシ６ａが接触しているので、電源コード３２を巻き取るときに付着した ゴミはブラシ６ａによるゴミ溜り５に落とされる。

【００１４】 また、車輪３３は掃除中は掃除が終了していない場所を走行した場合には、ゴ ミが付着するが、車輪３３にブラシ６ｂが接触しているので、付着したゴミは走 行中にブラシ６ｂによるゴミ溜り５ｂに落とされる。ゴミ溜り５ａ，ｂに落とさ れたゴミは、清掃終了後風路切り換え装置８を介してゴミパック９内に吸引され る。

【００１５】 このように本実施例によれば、操作者は従来の操作手順を増やすことなしに、 電源コード３２と車輪３３のクリーニングを行なうことができるので、従来の掃 除機のように車輪３３や電源コード３２に付着したゴミを拭き取る必要がなく、 また、付着したゴミをそのままにしたため掃除が終了した場所を汚す事も無くな る。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案は掃除機の使い方を変える事無く、車輪や電源 コードのクリーニングを行なえるので、従来の掃除機のように車輪や電源コード に付着したゴミを拭き取る必要が無く、また付着したゴミをそのままにしたたた め掃除が終了した場所を汚す事も無くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】

【図２】電源コード及び車輪の自動クリーニング装置を
表す概略側面図である。

【図３】本考案の吸引状態を示すブロック図である。

【図４】従来の掃除機を表す概略斜視図である。

【符号の説明】

４ａ，ｂ 吸引管 ５ａ，ｂ ゴミ溜り ６ａ，ｂ ブラシ ８ 風路切り換え装置 ９ ゴミパック １０ 吸引モータ １１ 排気風路 ３１ 電気掃除機 ３２ 電源コード ３３ 車輪 ３４ 電源コードリール

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 床、たたみ、じゅうたん等のゴミ、ホコ
   リを吸引して掃除する掃除機において床等の外部と接触
   する部分を自動的にクリーニングするクリーニング装置
   を設けたことを特徴とする電気掃除機。
2. 【請求項２】 前記クリーニング装置は、床等の外部と
   接触する掃除機本体を走行させる車輪及び／又は、コン
   セントに接続され電力を供給する電源コードに接触して
   配設されたブラシ手段から構成され、該ブラシ手段は前
   記車輪及び／又は前記電源コードに付着したゴミをはた
   き落として自動的にクリーニングする構成としたことを
   特徴とする請求項１記載の電気掃除機。
3. 【請求項３】 前記クリーニング装置は、前記車輪及び
   ／又は前記電源コードから前記ブラシ手段によって落と
   されたゴミを収集するゴミ留りを有することを特徴とす
   る請求項２記載の電気掃除機。
4. 【請求項４】 前記クリーニング装置は、前記ブラシ手
   段がはたき落としたゴミを吸引する手段を有し、前記ゴ
   ミを吸引することを特徴とする請求項１、２、３記載の
   電気掃除機。