JPH058531B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH058531B2 JPH058531B2 JP62219603A JP21960387A JPH058531B2 JP H058531 B2 JPH058531 B2 JP H058531B2 JP 62219603 A JP62219603 A JP 62219603A JP 21960387 A JP21960387 A JP 21960387A JP H058531 B2 JPH058531 B2 JP H058531B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- aluminum
- optical fiber
- aluminum coated
- irregularly shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 31
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 12
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000007306 turnover Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、光フアイバ複合架空地線
（OPGW）に関し、特にそのアルミ被覆網線に関
するものである。 〔従来の技術〕 従来から知られているOPGWの例を第１図と
第２図に示す。第１図はアルミ被覆網線１として
成形線を用いたものであり、光フアイバユニツト
（OPユニツト）２は、アルミスペーサ３、光フア
イバ４及びアルミパイプ５により構成される。ま
たアルミ被覆網線１の外側に丸形アルミ被覆網線
６が撚られる。 第２図はアルミ被覆網線７として異形線を用い
たものであり、OPユニツト８は光フアイバ９と
アルミパイプ１０とにより構成される。 上記の各アルミ被覆網線１，７は、扇形に形成
され、OPユニツト２，８のまわりにおいてブリ
ツジ効果を発揮し、延線時に加わる加重を受止
め、OPユニツト２，８を保護する。 なお、成形線と異形線の相違は、成形線の網線
１ａは丸線であるが、異形線の網線７ａは異形
（扇形）である点である。 〔発明が解決しようとする問題点） 上記のアルミ被覆網線１，７は、幅の狭い方の
面をOPユニツト２，８側に向けてそのまわりに
撚られるが、撚つている途中でアルミ被覆網線
１，７が反転する（即ち、幅の狭い方の面が外向
きになる）ことがある。アルミ被覆網線１，７が
反転して撚られると、OPユニツト２，８がつぶ
れ、その中の光フアイバ４，９が断線するおそれ
がある。 アルミ被覆網線１，７が反転する原因は、その
寸法形状に関係すると考えられるが、従来定説的
なものがなかつた。そのため、設計基準がなく、
また生産性の低いなどの問題があつた。 そこで、この出題の発明者は、種々の実験によ
り安定した撚りが行える寸法形状を考究し、本発
明に想到したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前記の問題点を解決するために、この発明は、
成形線と異形線のそれぞれについて、その幅の代
表値Ｗと高さＴ（第３図参照）との比Ａ（Ａ＝Ｗ／
Ｔ）を成形線の場合1.0〜1.4、異形線の場合1.3〜
1.8になるように設定したものである。 但し、 Ｗ＝（Ｄ＋Ｔ＋2c）π／ｎ であり、ＤはOPユニツト２の直径、ｃはOPユニ
ツト２とアルミ被覆網線１又はOPユニツト８と
アルミ被覆網線７とのすき間、ｎは撚本数であ
る。 次に、上記の数値の設定理由について説明す
る。 (1) 成形線の場合 通常、成形線は、成形前の状態、即ち丸線で
なる鋼線１ａのまわりに丸形のアルミ線１ｂを
被覆した状態（第４図参照）で撚線機に供給
し、その撚口で成形ロール１１，１２により扇
形に成形したのち、OPユニツト２，８上に撚
られる。 この場合Ｗ／Ｔ＞1.4に設定すると、安定性
のよい成形線が得られるが、第５図に示すよう
に、アルミ線１ｂが全体的に偏平となり、鋼線
１ａとの間で剥離が生じたり、所要の形状が出
ないことがある。また、アルミ線１ｂの最小ア
ルミ厚が規格値に達しない問題もある。 Ｗ／Ｔ＜1.0に設定すると、成形は容易であ
るが、安定性が悪く、撚線時に反転し易い問題
がある。第６図はこの場合の成形ロール１１，
１２、第７図は成形品の形状を示す 1.0≦Ｗ／Ｔ≦1.4に設定すると、成形上問題
は無く、安定した撚線ができる。特に、1.1〜
1.3が一層好ましい。 (2) 異形線の場合 異形線は、異形鋼線７ａの上にアルミ線７ｂ
を直接押し出すことにより製造される。 この場合、Ｗ／Ｔ＞1.8設定すると、両側部
１５，１６（第８図参照）に比べ、上下部１
３，１４に過度に多くのアルミ流れ量が必要と
なり、特に上部１３（長円弧側）でアルミ途切
れが生じ易い問題がある。 Ｗ／Ｔ＜1.3に設定すると、押出時の問題は
無いが、第９図のように高さが大になるため安
定性が悪く、反転し易い問題がある。 1.3≦Ｗ／Ｔ≦1.8に設定すると、押出し上の
問題は無く、安定した撚線ができる。特に1.4
〜1.6が一層好ましい。 〔実施例〕 成形線と異形線について、それぞれＷ／Ｔを変
えたものにつき、比較例と本発明の実施例とにつ
き、500ｍの撚線を実験的に行つた。OPユニツト
の直径は６mmのものを使用した。この場合の実験
結果を第１表に示す。 第１表において、撚線結果、製品評価の欄にお
いて、〇印は良好、△印はやや不良、×印は不良
を示す。
（OPGW）に関し、特にそのアルミ被覆網線に関
するものである。 〔従来の技術〕 従来から知られているOPGWの例を第１図と
第２図に示す。第１図はアルミ被覆網線１として
成形線を用いたものであり、光フアイバユニツト
（OPユニツト）２は、アルミスペーサ３、光フア
イバ４及びアルミパイプ５により構成される。ま
たアルミ被覆網線１の外側に丸形アルミ被覆網線
６が撚られる。 第２図はアルミ被覆網線７として異形線を用い
たものであり、OPユニツト８は光フアイバ９と
アルミパイプ１０とにより構成される。 上記の各アルミ被覆網線１，７は、扇形に形成
され、OPユニツト２，８のまわりにおいてブリ
ツジ効果を発揮し、延線時に加わる加重を受止
め、OPユニツト２，８を保護する。 なお、成形線と異形線の相違は、成形線の網線
１ａは丸線であるが、異形線の網線７ａは異形
（扇形）である点である。 〔発明が解決しようとする問題点） 上記のアルミ被覆網線１，７は、幅の狭い方の
面をOPユニツト２，８側に向けてそのまわりに
撚られるが、撚つている途中でアルミ被覆網線
１，７が反転する（即ち、幅の狭い方の面が外向
きになる）ことがある。アルミ被覆網線１，７が
反転して撚られると、OPユニツト２，８がつぶ
れ、その中の光フアイバ４，９が断線するおそれ
がある。 アルミ被覆網線１，７が反転する原因は、その
寸法形状に関係すると考えられるが、従来定説的
なものがなかつた。そのため、設計基準がなく、
また生産性の低いなどの問題があつた。 そこで、この出題の発明者は、種々の実験によ
り安定した撚りが行える寸法形状を考究し、本発
明に想到したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 前記の問題点を解決するために、この発明は、
成形線と異形線のそれぞれについて、その幅の代
表値Ｗと高さＴ（第３図参照）との比Ａ（Ａ＝Ｗ／
Ｔ）を成形線の場合1.0〜1.4、異形線の場合1.3〜
1.8になるように設定したものである。 但し、 Ｗ＝（Ｄ＋Ｔ＋2c）π／ｎ であり、ＤはOPユニツト２の直径、ｃはOPユニ
ツト２とアルミ被覆網線１又はOPユニツト８と
アルミ被覆網線７とのすき間、ｎは撚本数であ
る。 次に、上記の数値の設定理由について説明す
る。 (1) 成形線の場合 通常、成形線は、成形前の状態、即ち丸線で
なる鋼線１ａのまわりに丸形のアルミ線１ｂを
被覆した状態（第４図参照）で撚線機に供給
し、その撚口で成形ロール１１，１２により扇
形に成形したのち、OPユニツト２，８上に撚
られる。 この場合Ｗ／Ｔ＞1.4に設定すると、安定性
のよい成形線が得られるが、第５図に示すよう
に、アルミ線１ｂが全体的に偏平となり、鋼線
１ａとの間で剥離が生じたり、所要の形状が出
ないことがある。また、アルミ線１ｂの最小ア
ルミ厚が規格値に達しない問題もある。 Ｗ／Ｔ＜1.0に設定すると、成形は容易であ
るが、安定性が悪く、撚線時に反転し易い問題
がある。第６図はこの場合の成形ロール１１，
１２、第７図は成形品の形状を示す 1.0≦Ｗ／Ｔ≦1.4に設定すると、成形上問題
は無く、安定した撚線ができる。特に、1.1〜
1.3が一層好ましい。 (2) 異形線の場合 異形線は、異形鋼線７ａの上にアルミ線７ｂ
を直接押し出すことにより製造される。 この場合、Ｗ／Ｔ＞1.8設定すると、両側部
１５，１６（第８図参照）に比べ、上下部１
３，１４に過度に多くのアルミ流れ量が必要と
なり、特に上部１３（長円弧側）でアルミ途切
れが生じ易い問題がある。 Ｗ／Ｔ＜1.3に設定すると、押出時の問題は
無いが、第９図のように高さが大になるため安
定性が悪く、反転し易い問題がある。 1.3≦Ｗ／Ｔ≦1.8に設定すると、押出し上の
問題は無く、安定した撚線ができる。特に1.4
〜1.6が一層好ましい。 〔実施例〕 成形線と異形線について、それぞれＷ／Ｔを変
えたものにつき、比較例と本発明の実施例とにつ
き、500ｍの撚線を実験的に行つた。OPユニツト
の直径は６mmのものを使用した。この場合の実験
結果を第１表に示す。 第１表において、撚線結果、製品評価の欄にお
いて、〇印は良好、△印はやや不良、×印は不良
を示す。
【表】
この発明は以上のごときものであるから、次に
列挙する効果がある。 (1) 撚線時の反転がなく、光フアイバを断線させ
ることがない。 (2) 安定して製造ができる。 (3) 成形ロール、プレフオームロールの摩擦が少
ない。 (4) 設計の基準ができるため、早く設計できる。 (5) 最小アルミ厚の規格に対し、余裕ができる。 (6) 作業の段取時間が短くなり、撚線速度も高め
ることができるので、生産性が向上する。 (7) 異形線の押し出し時、アルミ途切れが発生せ
ず、歩溜まりが向上する。
列挙する効果がある。 (1) 撚線時の反転がなく、光フアイバを断線させ
ることがない。 (2) 安定して製造ができる。 (3) 成形ロール、プレフオームロールの摩擦が少
ない。 (4) 設計の基準ができるため、早く設計できる。 (5) 最小アルミ厚の規格に対し、余裕ができる。 (6) 作業の段取時間が短くなり、撚線速度も高め
ることができるので、生産性が向上する。 (7) 異形線の押し出し時、アルミ途切れが発生せ
ず、歩溜まりが向上する。
第１図及び第２図は従来例の断面図、第３図は
この発明の寸法の説明図、第４図は成形ロールの
正面図、第５図は第４図のロールによる成形線の
断面図、第６図は他の成形ロールの正面図、第７
図は第６図のロールによる成形線の断面図、第８
図及び第９図は異形線の断面図である。 １……アルミ被覆鋼線、１ａ……鋼線、１ｂ…
…アルミ線、２……OPユニツト、７……アルミ
被覆鋼線、７ａ……鋼線、７ｂ……アルミ線、８
……OPユニツト。
この発明の寸法の説明図、第４図は成形ロールの
正面図、第５図は第４図のロールによる成形線の
断面図、第６図は他の成形ロールの正面図、第７
図は第６図のロールによる成形線の断面図、第８
図及び第９図は異形線の断面図である。 １……アルミ被覆鋼線、１ａ……鋼線、１ｂ…
…アルミ線、２……OPユニツト、７……アルミ
被覆鋼線、７ａ……鋼線、７ｂ……アルミ線、８
……OPユニツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 成形線で成形されるアルミ被覆網線におい
て、その成形線の幅の代表値Ｗと高さＴとの比
（Ａ＝Ｗ／Ｔ）を、1.0〜1.4に設定してなる光フ
アイバ複合架空地線のアルミ被覆網線。 但し、 Ｗ＝（Ｄ＋Ｔ＋2c）π／ｎ ここに、Ｄは光フアイバユニツトの直径、ｃは
光フアイバユニツトとアルミ被覆網線間のすき
間、ｎは撚本数、πは円周率である。 ２ 異形線で形成されるアルミ被覆網線におい
て、その異形線の幅の代表値Ｗと高さＴとの比
（Ａ＝Ｗ／Ｔ）を1.3〜1.8に設定してなる光フア
イバ複合架空地線のアルミ被覆網線。 但し、 Ｗ＝（Ｄ＋Ｔ＋2c）π／ｎ ここに、Ｄは光フアイバユニツトの直径、ｃは
光フアイバユニツトとアルミ被覆網線間のすき
間、ｎは撚本数、πは円周率である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62219603A JPS6463210A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Aluminum coated steel wire for optical fiber composite overhead earthwire |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62219603A JPS6463210A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Aluminum coated steel wire for optical fiber composite overhead earthwire |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6463210A JPS6463210A (en) | 1989-03-09 |
| JPH058531B2 true JPH058531B2 (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16738119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62219603A Granted JPS6463210A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Aluminum coated steel wire for optical fiber composite overhead earthwire |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6463210A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6179308U (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-27 |
-
1987
- 1987-09-02 JP JP62219603A patent/JPS6463210A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6463210A (en) | 1989-03-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4915490A (en) | Optical fibre cable with crush-resistant tube | |
| DE3873499T2 (de) | Verfahren zur herstellung von optischen fasern hoher mechanischer festigkeit durch ziehen unter hoher zugkraft. | |
| US4809492A (en) | Torsionally balanced wire rope or cable | |
| JPH058531B2 (ja) | ||
| JPH03249288A (ja) | 動索用ワイヤロープ | |
| KR200210083Y1 (ko) | 와이어 로프 연선장치의 3방향 압착구조 | |
| JP3134695B2 (ja) | Ｓｚ撚スペーサ型光ファイバケーブル | |
| JPS6366958B2 (ja) | ||
| JPS617816A (ja) | 自己支持型架空光フアイバ−ケ−ブル | |
| SU1147536A1 (ru) | Способ изготовлени плющенной биметаллической ленты | |
| JP2586141B2 (ja) | 電線の撚線装置 | |
| JPH05203849A (ja) | 自己支持型ケーブル | |
| JPS6116571Y2 (ja) | ||
| JPH0229617Y2 (ja) | ||
| JPS5833616Y2 (ja) | アルミハイデンセン | |
| JPS63124307A (ja) | 光フアイバ複合架空地線 | |
| JPS58225509A (ja) | 中空セグメンタルコンダクタ−の製造方法 | |
| CN113764128A (zh) | 一种全向叉车视频监控线芯 | |
| JPH0362422A (ja) | 水密型撚線導体の製造方法 | |
| JPH1153961A (ja) | 弛度抑制型電線の製造方法 | |
| JPH0753217Y2 (ja) | 鋼心アルミより線 | |
| JPH0322728Y2 (ja) | ||
| JPH10340641A (ja) | 電力ケーブル用導体 | |
| JPS63149030A (ja) | ワイヤロ−プの製造法 | |
| JPS6243013A (ja) | 圧縮撚線の製造方法 |