JPH0585195U - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JPH0585195U JPH0585195U JP3352392U JP3352392U JPH0585195U JP H0585195 U JPH0585195 U JP H0585195U JP 3352392 U JP3352392 U JP 3352392U JP 3352392 U JP3352392 U JP 3352392U JP H0585195 U JPH0585195 U JP H0585195U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- slit
- voice coil
- flange portion
- diaphragm
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】フランジ部10Bには、ボイスコイルのリード
線12Aを振動板10の内方側から外方側に引き出す為
の引出し用穴13、及び、スリット15が形成される。
スリット15は、穴13に連なり、長径Lに対してボイ
スコイルの巻回方向Xの上流側に一定角度を成す直線状
に形成され、フランジ部10Bの外周側に向けて延び
て、フランジ部10Bの外周端で巻回方向Xの上流側に
臨んで開口している。スピーカの組立に際し、ボイスコ
イルの巻線終了後、リード線12Aがスリット15の開
口の下方側を通るように、リード線12Aを振動板10
の径方向外方に延ばす。この状態で、リード線12Aを
上側に回すか、又はフランジ部10Bを下方に押と、リ
ード線12Aは、スリット15を通過して穴13に挿入
される。 【効果】リード線12Aを穴13に挿通させる作業の自
動化が可能となり、作業時間の短縮等によるコストの低
減が図れる。
線12Aを振動板10の内方側から外方側に引き出す為
の引出し用穴13、及び、スリット15が形成される。
スリット15は、穴13に連なり、長径Lに対してボイ
スコイルの巻回方向Xの上流側に一定角度を成す直線状
に形成され、フランジ部10Bの外周側に向けて延び
て、フランジ部10Bの外周端で巻回方向Xの上流側に
臨んで開口している。スピーカの組立に際し、ボイスコ
イルの巻線終了後、リード線12Aがスリット15の開
口の下方側を通るように、リード線12Aを振動板10
の径方向外方に延ばす。この状態で、リード線12Aを
上側に回すか、又はフランジ部10Bを下方に押と、リ
ード線12Aは、スリット15を通過して穴13に挿入
される。 【効果】リード線12Aを穴13に挿通させる作業の自
動化が可能となり、作業時間の短縮等によるコストの低
減が図れる。
Description
【0001】
本考案は、スピーカに関し、特に、スピーカ組立時に、ボイスコイルのリード 線を振動板の内方側から外方側に引き出す為に用いられる引出し用穴付近の構造 に関する。
【0002】
スピーカの組立に際し、ボイスコイルを振動板の内周縁部に巻回した後、ボイ スコイルのリード線を、振動板の内方側から外方側に引き出して、端子板に半田 付する必要がある。この為、従来では、振動板のフランジ部に、リード線引出し 用穴を形成しておき、この引出し用穴を通して、リード線を引き出している。
【0003】
上記従来例では、リード線を引出し用穴に通す作業は、手作業で行われており 、しかも、特に小型スピーカの場合、使用されるリード線の径は極めて小さく、 切断し易い為、作業時間を要し、面倒であった。その為、従来から、かかる作業 の自動化が所望されていた。
【0004】 本考案は、上記問題を解決できるスピーカを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするところは、外周縁部にフラン ジ部を有し、且つ内周縁部が磁気空隙に挿入された振動板と、振動板の内周縁部 に巻回されたボイスコイルとから成る振動系を有し、フランジ部には、ボイスコ イルのリード線を振動板の内方側から外方側に引き出す為の引出し用穴が形成さ れているスピーカにおいて、前記フランジ部には、引出し用穴に連なり、且つ、 フランジ部の外周側に向けて延びて外周端で開口しているスリットが、形成され ている点である。
【0006】 又、スリットの前記開口は、ボイスコイルの巻回方向上流側に臨んでいる場合 もある。
【0007】
本考案に従えば、振動板のフランジ部には、ボイスコイルのリード線引出し用 穴及びスリットが形成されている。スリットは、引出し用穴に連なり、フランジ 部の外周側に向けて延びて外周端で開口している。従って、スピーカの組立に際 し、ボイスコイルの巻線終了後、ボイスコイルのリード線がスリットの開口の下 方側を通るように、リード線を振動板の径方向外方に延ばす。このような状態で 、リード線を上側に回すか、又はフランジ部を下方に押す。これにより、リード 線は、スリットを通過して引出し用穴に挿入される。
【0008】 従って、巻線終了後、リード線をスリット開口の下方側を通るように延ばす工 程と、リード線を上側に回すか又はフランジ部を下方に押す工程という、2つの 簡単な操作工程により、リード線を引出し用穴に挿通させることができる為、か かる作業の自動化が可能となる。
【0009】
図1は本考案の一実施例の縦断面図であり、図2はその平面図であり、図3は 要部分解斜視図である。スピーカ1は、磁気回路2と振動系3とから成る。磁気 回路2は、いわゆる内磁型磁気回路であり、有底筒状ヨーク4と、ヨーク4の上 部4Aとの間でリング状磁気空隙5を形成するセンターポール6と、ヨーク4の 下部4Bとセンターポール6間に介在されるマグネット7とから構成される。こ の磁気回路2は、ハウジング8に収容されている。
【0010】 振動系3は、楕円型振動板10と、センターポール6の上面を覆い振動板10 に装着されるダストキャップ11と、ボイスコイル12とから成る。振動板10 の内周縁部は筒状とされ、この筒状部10Aが磁気空隙5に挿入されている。又 、振動板10の外周縁部には、フランジ部10Bが一体的に形成されている。筒 状部10Aには、ボイスコイル12が巻回されており、このボイスコイル12の リード線12Aは、図5にも示すように、振動板10の内面に沿って延び、フラ ンジ部10Bに形成されているリード線引出し用穴13を挿通して振動板10の 外面に引き出されて端子板14に半田付されている。尚、リード線12Aと振動 板10の内面とは、接着剤により接着されている。従って、振動板10の振動に 起因して、リード線12Aが切断されることはない。
【0011】 前記フランジ部10Bは、図2及び図4に明らかに示すように、長径側が広く 、短径側が狭くなるように形成されている。そして、このフランジ部10Bの一 方の長径側部分には、図4及び図5に明らかに示すように、ボイスコイル12の リード線12Aの引出し用穴13、及び、スリット15が形成されている。スリ ット15は、穴13に連なり、フランジ部10Bの外周側に向けて、長径Lに対 してボイスコイル12の巻回方向Xの上流側に一定角度を成して直線状に延び、 フランジ部10Bの外周端で開口している。従って、スリット15の開口は、ボ イスコイル12の巻回方向Xの上流側に臨んだ状態となっている。
【0012】 尚、本考案においては、スリット15の形状は、本実施例に限定されるもので はなく、長径Lに沿って形成してもよく、又、巻回方向Xの下流側に開口してい てもよい。更に、複数のスリット15を形成するようにしてもよい。但し、スリ ット15を本実施例のように構成すれば、スリット15を長径Lに沿って形成し た場合に比べて、、開口幅を大とすることができ、リード線12Aを容易にスリ ット15に挿入することが可能となる。
【0013】 次に上記構成のスピーカ1の組立時におけるボイスコイル12の巻線処理工程 について説明する。巻線治具を用いて、ボイスコイル12を、振動板10の筒状 部10Aに巻回する。そして、巻線終了後、リード線12Aがスリット15の開 口の下方側を通るように、リード線12Aを振動板10の径方向外方に延ばす。 このような状態で、リード線12Aを上側に回すか、又はフランジ部10Bを下 方に押す。これにより、リード線12Aは、スリット15を通過して穴13に挿 入される。このような状態で、振動板10内にあるリード線12Aを振動板10 の内面に沿わせ、接着剤によりリード線12Aを振動板10内面に接着する。又 、リード線12Aの先端を端子板14に半田付する。こうして、ボイスコイル1 2の巻線処理工程が終了する。 前述の実施例では、楕円型振動板を備えたスピーカについて説明したけれども 、本考案はこれに限定されるものではなく、その他種々のスピーカについても実 施することができる。
【0014】
以上詳述したように、本考案によれば、ボイスコイルの巻線終了後、リード線 をスリット開口の下方側を通るように延ばす工程と、リード線を上側に回すか又 はフランジ部を下方に押す工程という、2つの簡単な操作工程により、リード線 を引出し用穴に挿通させることができる為、自動化が可能となり、作業時間の短 縮等によるコストの低減が図れる。 又、スリットの開口が、ボイスコイルの巻回方向上流側に臨むようにすれば、 開口幅を大きくとることができ、リード線のスリットへの挿入を、より一層円滑 に行うことができる。
【図1】本考案の一実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例の平面図である。
【図3】本考案の一実施例の要部分解斜視図である。
【図4】図2の右半分の拡大図である。
【図5】図4のA−A線矢視断面図である。
1…スピーカ、2…磁気回路、3…振動系、4…ヨー
ク、5…磁気空隙、6…センターポール、10…振動
板、10B…フランジ部、12…ボイスコイル、12A
…ボイスコイルのリード線、13…リード線引出し用
穴、15…スリット、X…ボイスコイルの巻回方向。
ク、5…磁気空隙、6…センターポール、10…振動
板、10B…フランジ部、12…ボイスコイル、12A
…ボイスコイルのリード線、13…リード線引出し用
穴、15…スリット、X…ボイスコイルの巻回方向。
Claims (2)
- 【請求項1】外周縁部にフランジ部を有し、且つ内周縁
部が磁気空隙に挿入された振動板と、振動板の内周縁部
に巻回されたボイスコイルとから成る振動系を有し、フ
ランジ部には、ボイスコイルのリード線を振動板の内方
側から外方側に引き出す為の引出し用穴が形成されてい
るスピーカにおいて、 前記フランジ部には、引出し用穴に連なり、且つ、フラ
ンジ部の外周側に向けて延びて外周端で開口しているス
リットが、形成されていることを特徴とするスピーカ。 - 【請求項2】スリットの前記開口は、ボイスコイルの巻
回方向上流側に臨んでいる請求項1記載のスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352392U JPH0585195U (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352392U JPH0585195U (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585195U true JPH0585195U (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=12388906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352392U Pending JPH0585195U (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585195U (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP3352392U patent/JPH0585195U/ja active Pending
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