JPH0585093U - モータドライブ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータドライブ制御装置のパワー回路部より
発生するノイズが制御回路部に影響するのを減少させ
る。 【構成】 大電力半導体６とパワー基板８で構成された
パワー回路部を底板１、右側板２、左側板３、中板４
ａ，４ｂからなるケースの内側に取付け、制御回路部と
なる制御基板７をケースの外側に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、モータを制御するモータドライブ制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、パワー回路部と制御回路部とは一枚のプリント基板９で構成されている 。 そして、モータドライブ制御装置は図２に示すように、大電力半導体６とプリ ント基板９とが、底板１、右側板２、左側板３、中板１０、パネル板５からなる ケースに収納された構成である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このようにパワー回路部と制御回路部が一枚のプリント基板で 構成されていると、大電力半導体６に駆動信号が供給されたとき、大電力半導体 ６およびパワー回路部より発生するノイズが制御回路部に印加され、モータが誤 動作するような悪影響を与える。

【０００４】 そこで本考案は、大電力半導体６およびパワー回路部より生ずるノイズの影響 を解消できるようにしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案においては、モータに電圧を加えるべき大電力半導体と、パワー基板 上に構成した、上記大電力半導体を駆動するドライブ回路および上記大電力半導 体ないしドライブ回路に対する制御電源回路からなるパワー回路部とをケースの 内側に取り付け、制御基板上に構成した、上記モータに対する制御回路部を上記 ケースの外側に取り付ける。

【０００６】

【作用】 制御回路部と、制御電源および半導体ドライブ回路からなるパワー回路部とを 別々のプリント基板で形成し、パワー回路部と大電力半導体をケースの内側に取 り付け制御回路部をケース外側に取り付けることによりケースでシールドをおこ ない、大電力半導体が動作した時に生じるノイズの影響を減少させることができ る。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。制御回路部は制 御基板７で、パワー回路部はパワー基板８で形成している。 図１に示すように、モータドライブ制御装置のケースは底板１、右側板２、左 側板３、中板４ａ，４ｂからなる。大電力半導体６は底板１に固定する。制御基 板７は中板４ｂに外側に向けて取り付ける。パワー基板８は中板４ａに内側に向 けて取り付ける。

【０００８】 これにより、大電力半導体６とパワー基板８が底板１、右側板２、左側板３、 中板４ａ，４ｂで囲まれたことになり、これらケースでノイズの発生源となるも のをシールドした形となる。

【０００９】 制御基板７は大電力半導体６やパワー基板８よりの影響を少なくするため、ケ ースの外側に取り付けている。

【００１０】

【考案の効果】

以上述べたように本考案によって、ノイズの発生源となる大電力半導体６とパ ワー基板８からなるパワー回路部を、ケースによりシールドすることができ、制 御回路部へのノイズの影響を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のモータドライブ制御装置の一例を示す
図である。

【図２】従来のモータドライブ制御装置の一例を示す図
である。

【符号の説明】

１ 底板 ２ 右側板 ３ 左側板 ４ａ，４ｂ 中板 ５ パネル板 ６ 大電力半導体 ７ 制御基板 ８ パワー基板 ９ プリント基板 １０ 中板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モータに電圧を加えるべき大電力半導体
   と、パワー基板上に構成した、上記大電力半導体を駆動
   するドライブ回路および上記大電力半導体ないしドライ
   ブ回路に対する制御電源回路からなるパワー回路部とを
   ケースの内側に取り付け、制御基板上に構成した、上記
   モータに対する制御回路部を上記ケースの外側に取り付
   けたモータドライブ制御装置。