JPH0585081B2 - - Google Patents
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- JPH0585081B2 JPH0585081B2 JP61173232A JP17323286A JPH0585081B2 JP H0585081 B2 JPH0585081 B2 JP H0585081B2 JP 61173232 A JP61173232 A JP 61173232A JP 17323286 A JP17323286 A JP 17323286A JP H0585081 B2 JPH0585081 B2 JP H0585081B2
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 9
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
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- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、たとえば誘電体共振器を用いて構
成されたトラツプフイルタが結合されたバンドパ
スフイルタ装置の改良に関する。
成されたトラツプフイルタが結合されたバンドパ
スフイルタ装置の改良に関する。
[従来の技術]
従来より、第2図に示すように、バンドパスフ
イルタ1に、たとえば誘電体同軸共振器を用いて
構成されたトラツプフイルタ2を結合することに
より、バンドパスフイルタ装置の減衰特性の改善
が図られている。すなわち、第3図に曲線Aで示
す減衰特性を有するバンドパスフイルタ1に、上
記トラツプフイルタ2を結合することにより、1
点鎖線Bで示すようにカツトオフ周波数f1近傍に
おける減衰特性の改善が図られている。
イルタ1に、たとえば誘電体同軸共振器を用いて
構成されたトラツプフイルタ2を結合することに
より、バンドパスフイルタ装置の減衰特性の改善
が図られている。すなわち、第3図に曲線Aで示
す減衰特性を有するバンドパスフイルタ1に、上
記トラツプフイルタ2を結合することにより、1
点鎖線Bで示すようにカツトオフ周波数f1近傍に
おける減衰特性の改善が図られている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、実際には、誘電体共振器を用い
たトラツプフイルタ2を結合した場合、第3図の
破線Cで示すように、カツトオフ周波数f1よりも
通過帯域側においてもかなりの減衰が生じる。従
来は、このようなトラツプフイルタ2の負荷に起
因する減衰特性のずれは、バンドパスフイルタ1
内の定数を変更することにより吸収していた。し
かしながら、減衰特性をさらに改善していくに従
い、バンドパスフイルタ1内の定数変更により上
記ずれを吸収しきれなくなつており、その結果フ
イルタ特性が劣化せざるを得なかつた。
たトラツプフイルタ2を結合した場合、第3図の
破線Cで示すように、カツトオフ周波数f1よりも
通過帯域側においてもかなりの減衰が生じる。従
来は、このようなトラツプフイルタ2の負荷に起
因する減衰特性のずれは、バンドパスフイルタ1
内の定数を変更することにより吸収していた。し
かしながら、減衰特性をさらに改善していくに従
い、バンドパスフイルタ1内の定数変更により上
記ずれを吸収しきれなくなつており、その結果フ
イルタ特性が劣化せざるを得なかつた。
他方、特開昭60−5602には、第4図に示す減衰
特性を有するトラツプフイルタにおいて、その反
共振点をコントロールし得る構成が開示されてい
る。すなわち、第5図に示すように、誘電体共振
器6の内導体と信号伝送ライン7との間にリアク
タンス素子8を挿入し、他方、かつ外導体を接地
し、リアクタンス素子8および誘電体共振器6と
により直列共振を発生させ、この共振器6とリア
クタンス素子8とで構成される直列回路の両端に
並列にケーブル9を接続し、該ケーブルの終端を
オープンまたはシヨートさせて、リアクタンス素
子8、共振器6およびケーブル9の組合わせで第
2の周波数において反共振が生じるように構成さ
れている。しかしながら、この先行技術は、ケー
ブル9の長さを選択することにより、第4図の反
共振点の位置を制御し得ることを開示しているに
すぎない。
特性を有するトラツプフイルタにおいて、その反
共振点をコントロールし得る構成が開示されてい
る。すなわち、第5図に示すように、誘電体共振
器6の内導体と信号伝送ライン7との間にリアク
タンス素子8を挿入し、他方、かつ外導体を接地
し、リアクタンス素子8および誘電体共振器6と
により直列共振を発生させ、この共振器6とリア
クタンス素子8とで構成される直列回路の両端に
並列にケーブル9を接続し、該ケーブルの終端を
オープンまたはシヨートさせて、リアクタンス素
子8、共振器6およびケーブル9の組合わせで第
2の周波数において反共振が生じるように構成さ
れている。しかしながら、この先行技術は、ケー
ブル9の長さを選択することにより、第4図の反
共振点の位置を制御し得ることを開示しているに
すぎない。
よつて、この発明の目的は、第2図に示したよ
うに、バンドパスフイルタに、誘電体共振器を用
いて構成されたトラツプフイルタが結合されてな
るトラツプ付バンドパスフイルタ装置において、
トラツプフイルタ負荷に起因するフイルタ特性の
劣化を防止し得る構成を得供することにある。
うに、バンドパスフイルタに、誘電体共振器を用
いて構成されたトラツプフイルタが結合されてな
るトラツプ付バンドパスフイルタ装置において、
トラツプフイルタ負荷に起因するフイルタ特性の
劣化を防止し得る構成を得供することにある。
[問題点を解決するための手段]
この発明のトラツプ付バンドパスフイルタ装置
は、バンドパスフイルタと、該バンドパスフイル
タに結合されており、かつ直列共振動を有するト
ラツプフイルタとを備え、 前記トラツプフイルタのトラツプ周波数は前記
バンドパスフイルタの通過帯域外にあり、かつ前
記バンドパスフイルタの通過帯域内の周波数にお
いて、前記トラツプフイルタのアドミツタンスを
実質的に0とするリアクタンス素子が上記直列共
振部に並列に接続されていることを特徴とする。
は、バンドパスフイルタと、該バンドパスフイル
タに結合されており、かつ直列共振動を有するト
ラツプフイルタとを備え、 前記トラツプフイルタのトラツプ周波数は前記
バンドパスフイルタの通過帯域外にあり、かつ前
記バンドパスフイルタの通過帯域内の周波数にお
いて、前記トラツプフイルタのアドミツタンスを
実質的に0とするリアクタンス素子が上記直列共
振部に並列に接続されていることを特徴とする。
[作用]
この発明では、直列共振部に、並列にリアクタ
ンス素子を付加することにより並列共振を生じさ
せ、それによつてバンドパスフイルタ装置のフイ
ルタ特性の劣化を防止するものである。
ンス素子を付加することにより並列共振を生じさ
せ、それによつてバンドパスフイルタ装置のフイ
ルタ特性の劣化を防止するものである。
[実施例の説明]
第1図に示すように、バンドパスフイルタ11
に、直列共振部13を有するトラツプが結合され
ている構成において、該直列共振部13に並列に
リアクタンスXを接続した場合、直列共振部13
とリアクタンスXとで構成される回路の全体のア
ドミツタンスは、 Y=1/i(Zatanθ−1/cω)+1/X ……(1) (θ=πω/2ωOR) 但し、上式においてZaは直列共振部13のイ
ンピーダンス、ωORは共振器の共振周波数を示
す。
に、直列共振部13を有するトラツプが結合され
ている構成において、該直列共振部13に並列に
リアクタンスXを接続した場合、直列共振部13
とリアクタンスXとで構成される回路の全体のア
ドミツタンスは、 Y=1/i(Zatanθ−1/cω)+1/X ……(1) (θ=πω/2ωOR) 但し、上式においてZaは直列共振部13のイ
ンピーダンス、ωORは共振器の共振周波数を示
す。
第1図の構成においてバンドパスフイルタ装置
全体の帯域特性のずれを吸収させるには、直列共
振部13とそれに並列に接続されたリアクタンス
Xとによつて形成される回路の反共振周波数を
ω0とし、このω0がバンドパスフイルタの通過帯
域内に入るように、式(1)においてY=0となる条
件を求めればよい。すなわち、 X=−i(Zatanπω0/2ωOR−1/Cω0) ……(2) の値のリアクタンス成分を直列共振部に並列に接
続すればよい。言い換えれば、ω0において、直
列共振部13が誘導性リアクタンスとして働くな
らば、Xを容量性リアクタンス素子で、逆に直列
共振部13が容量性リアクタンスとして振舞うな
らばXとして誘導性リアクタンス素子を付加すれ
ばよいことになる。
全体の帯域特性のずれを吸収させるには、直列共
振部13とそれに並列に接続されたリアクタンス
Xとによつて形成される回路の反共振周波数を
ω0とし、このω0がバンドパスフイルタの通過帯
域内に入るように、式(1)においてY=0となる条
件を求めればよい。すなわち、 X=−i(Zatanπω0/2ωOR−1/Cω0) ……(2) の値のリアクタンス成分を直列共振部に並列に接
続すればよい。言い換えれば、ω0において、直
列共振部13が誘導性リアクタンスとして働くな
らば、Xを容量性リアクタンス素子で、逆に直列
共振部13が容量性リアクタンスとして振舞うな
らばXとして誘導性リアクタンス素子を付加すれ
ばよいことになる。
この発明では、上述のように誘電体共振器を用
いて構成された直列共振部に、容量性または誘導
性リアクタンス素子を付加するだけで、トラツプ
付バンドパスフイルタ装置の特性のずれを効果的
に吸収することが可能であり、よつて従来のトラ
ツプ付バンドパスフイルタ装置では不可能であつ
たフイルタ特性を極めて簡単に実現することがで
きる。
いて構成された直列共振部に、容量性または誘導
性リアクタンス素子を付加するだけで、トラツプ
付バンドパスフイルタ装置の特性のずれを効果的
に吸収することが可能であり、よつて従来のトラ
ツプ付バンドパスフイルタ装置では不可能であつ
たフイルタ特性を極めて簡単に実現することがで
きる。
したがつて、直列共振部13によるトラツプ周
波数がバンドパスフイルタ11の通過帯域よりも
高域側に存在する場合には、誘導性リアクタンス
素子を、通過帯域よりも低域側に存在する場合に
は容量性リアクタンス素子を付加すればよいこと
がわかる(第6図および第7図参照)。
波数がバンドパスフイルタ11の通過帯域よりも
高域側に存在する場合には、誘導性リアクタンス
素子を、通過帯域よりも低域側に存在する場合に
は容量性リアクタンス素子を付加すればよいこと
がわかる(第6図および第7図参照)。
次に、より具体的な例として、第6図の場合、
すなわち直列共振部が容量性リアクタンスとして
振舞う場合につき説明する。この場合、直列共振
部に接続するリアクタンス素子としてコイルを接
続した場合、第8図に示す等価回路となる。第8
図において、C,r,LおよびRは次のとおりで
ある。
すなわち直列共振部が容量性リアクタンスとして
振舞う場合につき説明する。この場合、直列共振
部に接続するリアクタンス素子としてコイルを接
続した場合、第8図に示す等価回路となる。第8
図において、C,r,LおよびRは次のとおりで
ある。
C:直列共振部の等価容量
r:直列共振部の等価抵抗
L:付加するコイルのインダクタンス
R:付加するコイルの等価抵抗
この場合、コイルのQ0をQ1、直列共振部の見
掛けのQ0をQ2とすると、 Q1=ω0L/R…(7)、ならびにQ2=1/Cω0r…
(8)となる。
掛けのQ0をQ2とすると、 Q1=ω0L/R…(7)、ならびにQ2=1/Cω0r…
(8)となる。
他方、直列共振部とコイルの合成アドミツタン
スは、 Y=1/jωL+R+1/1/jωc+r ……(3) となる。よつて、直列共振部とコイルとをω0で
反共振させるには、 式(3)の虚部=CR2−L+ω0 2(L2C −LC2r2)=0 ……(4) ω0 2=L−CR2/L2C−LC2r21/LC ……(5) (なぜならば、Q1=200、Q2=800、ω0=2π×
900MHz、C=3.13pFとすると(4)、(7)および(8)よ
り、R=0.283Ω、r=0.07Ω、L=10nHとなるた
め、式(5)のように近似することができるからであ
る。) よつて、式(5)を式(3)の実部に代入すれば、式(3)
1/ω0L(1/Q1+1/Q2)…(6)のように変形され
る。
スは、 Y=1/jωL+R+1/1/jωc+r ……(3) となる。よつて、直列共振部とコイルとをω0で
反共振させるには、 式(3)の虚部=CR2−L+ω0 2(L2C −LC2r2)=0 ……(4) ω0 2=L−CR2/L2C−LC2r21/LC ……(5) (なぜならば、Q1=200、Q2=800、ω0=2π×
900MHz、C=3.13pFとすると(4)、(7)および(8)よ
り、R=0.283Ω、r=0.07Ω、L=10nHとなるた
め、式(5)のように近似することができるからであ
る。) よつて、式(5)を式(3)の実部に代入すれば、式(3)
1/ω0L(1/Q1+1/Q2)…(6)のように変形され
る。
したがつて、バンドパスフイルタ11に直列共
振部およびコイルを付加した場合、ω0において
式(6)で表わされるコンダクタンス分を付加した場
合と等価になることがわかる。このコンダクタン
ス分によるω0における挿入損失は、Q1=200、Q2
=800、L=10nH、ω0=2π×900MHzの場合
0.024dBにすぎず、無視し得る大きさであること
がわかる。それゆえに、バンドパスフイルタ11
に上記直列共振部およびコイルを付加した場合、
バンドパスフイルタ本体の定数変更を行なうこと
なく、単にコイルを付加するだけでフイルタ特性
のずれを吸収し得ることがわかる。
振部およびコイルを付加した場合、ω0において
式(6)で表わされるコンダクタンス分を付加した場
合と等価になることがわかる。このコンダクタン
ス分によるω0における挿入損失は、Q1=200、Q2
=800、L=10nH、ω0=2π×900MHzの場合
0.024dBにすぎず、無視し得る大きさであること
がわかる。それゆえに、バンドパスフイルタ11
に上記直列共振部およびコイルを付加した場合、
バンドパスフイルタ本体の定数変更を行なうこと
なく、単にコイルを付加するだけでフイルタ特性
のずれを吸収し得ることがわかる。
第9図〜第11図は、この発明の具体的な構造
例を示す図である。ここでは、アース板21,2
2を介して複数の誘電体同軸共振器23,24,
25,26が収納されたトラツプ付バンドパスフ
イルタ装置が示されている。このうち、共振器2
3…25はバンドパスフイルタ本体部を構成する
ために設けられているものであり、アース板21
の反対側にも適宜の段数の同軸共振器が配設され
ている。各共振器23…25は、外導体がアース
板21,22…に接続されて接地されており、他
方、内導体同士が間に配置された結合基板31を
用いて相互に結合されている。すなわち、共振器
23と共振器24との結合を例にとると、それぞ
れの内導体は結合基板31上の導電パターン31
a,31bに接続されており、他方、第10図に
示すように導電パターン31a,31bは結合基
板31上で対向されているため、共振器23,2
4の内導体は導電パターン31a,31b間に形
成される容量を介して結合されている。同様に、
共振器23と、共振器25は、導電パターン31
aと導電パターン31cとにより容量結合されて
いる。
例を示す図である。ここでは、アース板21,2
2を介して複数の誘電体同軸共振器23,24,
25,26が収納されたトラツプ付バンドパスフ
イルタ装置が示されている。このうち、共振器2
3…25はバンドパスフイルタ本体部を構成する
ために設けられているものであり、アース板21
の反対側にも適宜の段数の同軸共振器が配設され
ている。各共振器23…25は、外導体がアース
板21,22…に接続されて接地されており、他
方、内導体同士が間に配置された結合基板31を
用いて相互に結合されている。すなわち、共振器
23と共振器24との結合を例にとると、それぞ
れの内導体は結合基板31上の導電パターン31
a,31bに接続されており、他方、第10図に
示すように導電パターン31a,31bは結合基
板31上で対向されているため、共振器23,2
4の内導体は導電パターン31a,31b間に形
成される容量を介して結合されている。同様に、
共振器23と、共振器25は、導電パターン31
aと導電パターン31cとにより容量結合されて
いる。
したがつて、第9図および第10図の構成にお
いて、バンドパスフイルタ本体部は、第11図に
等価回路で示すように、各共振器23…25がコ
ンデンサを介して結合された構成とされている。
いて、バンドパスフイルタ本体部は、第11図に
等価回路で示すように、各共振器23…25がコ
ンデンサを介して結合された構成とされている。
他方、共振器26は、この発明のトラツプフイ
ルタにおける直列共振部を構成するものであり、
その外導体はアース板22に接続されて接地され
ており、内導体は結合基板31上の導電パターン
31eに接続されている。また、結合基板31上
には、導電パターン31cと導電パターン31e
との間にさらに導電パターン31dが導電パター
ン31c,31eと対向するように形成されてい
る。この導電パターン31dには、引出端子41
が接続されており、かつコイル42がアース板2
2との間に接続されている。
ルタにおける直列共振部を構成するものであり、
その外導体はアース板22に接続されて接地され
ており、内導体は結合基板31上の導電パターン
31eに接続されている。また、結合基板31上
には、導電パターン31cと導電パターン31e
との間にさらに導電パターン31dが導電パター
ン31c,31eと対向するように形成されてい
る。この導電パターン31dには、引出端子41
が接続されており、かつコイル42がアース板2
2との間に接続されている。
よつて、上記したバンドパスフイルタ本体部が
接続された導電パターン31dに容量結合された
導電パターン31eに、共振器26が接続されて
いるので、電パターン31d,31e間の容量お
よび共振器26が直列共振部を構成していること
がわかる。また、導電パターン31dとアース板
22との間に接続されたコイル42が、第11図
に示すように、直列共振部に並列に接続された誘
導性リアクタンス素子として機能し得ることがわ
かる。
接続された導電パターン31dに容量結合された
導電パターン31eに、共振器26が接続されて
いるので、電パターン31d,31e間の容量お
よび共振器26が直列共振部を構成していること
がわかる。また、導電パターン31dとアース板
22との間に接続されたコイル42が、第11図
に示すように、直列共振部に並列に接続された誘
導性リアクタンス素子として機能し得ることがわ
かる。
第9図〜第11図の例から明らかなように、こ
の発明によれば、単にコイル42をアース板22
と電極31dとの間に接続しただけで、フイルタ
特性のずれを解消することができる。
の発明によれば、単にコイル42をアース板22
と電極31dとの間に接続しただけで、フイルタ
特性のずれを解消することができる。
なお、第9図および第10図の例では、コイル
42の他方端をアース板22に接続したが、他の
接地電位部分、たとえば共振器26の外導体に接
続してもよい。
42の他方端をアース板22に接続したが、他の
接地電位部分、たとえば共振器26の外導体に接
続してもよい。
[発明の効果]
この発明では、バンドパスフイルタの通過帯域
内の周波数において、直列共振部に並列にトラツ
プフイルタ部の全体のアドミツタンスを実質的に
0とするリアクタンス素子が接続されているの
で、バンドパスフイルタの定数変更を行なわずと
もフイルタ特性のずれを確実に吸収することがで
き、しかも付加する素子としては、コイルあるい
はコンデンサだけでよいため極めて簡単にかつ安
価にフイルタ特性に優れたトラツプ付バンドパス
フイルタ装置を提供することができる。
内の周波数において、直列共振部に並列にトラツ
プフイルタ部の全体のアドミツタンスを実質的に
0とするリアクタンス素子が接続されているの
で、バンドパスフイルタの定数変更を行なわずと
もフイルタ特性のずれを確実に吸収することがで
き、しかも付加する素子としては、コイルあるい
はコンデンサだけでよいため極めて簡単にかつ安
価にフイルタ特性に優れたトラツプ付バンドパス
フイルタ装置を提供することができる。
第1図は、この発明の構成を説明するための模
式図、第2図は従来のトラツプ付バンドパスフイ
ルタ装置の一例を説明するための模式図、第3図
は従来技術の問題点を説明するための減衰量−周
波数特性図、第4図は従来の非対称トラツプを説
明するための減衰量−周波数特性図、第5図は第
4図に示した特性を有する非対称トラツプを示す
模式図である。第6図および第7図は、この発明
において用いられるトラツプフイルタ部分の等価
回路を示す各図であり、第8図は誘導性リアクタ
ンス素子としてコイルを付加した場合のトラツプ
フイルタ部の等価回路を示す図である。第9図お
よび第10図は、この発明のバンドパスフイルタ
装置の具体的構造例を説明するための斜視図およ
び平面図であり、第11図はその等価回路を示す
図である。 図において、11はバンドパスフイルタ、13
は直列共振部、26は誘電体同軸共振器、42は
誘導性リアクタンス素子としてのコイルを示す。
式図、第2図は従来のトラツプ付バンドパスフイ
ルタ装置の一例を説明するための模式図、第3図
は従来技術の問題点を説明するための減衰量−周
波数特性図、第4図は従来の非対称トラツプを説
明するための減衰量−周波数特性図、第5図は第
4図に示した特性を有する非対称トラツプを示す
模式図である。第6図および第7図は、この発明
において用いられるトラツプフイルタ部分の等価
回路を示す各図であり、第8図は誘導性リアクタ
ンス素子としてコイルを付加した場合のトラツプ
フイルタ部の等価回路を示す図である。第9図お
よび第10図は、この発明のバンドパスフイルタ
装置の具体的構造例を説明するための斜視図およ
び平面図であり、第11図はその等価回路を示す
図である。 図において、11はバンドパスフイルタ、13
は直列共振部、26は誘電体同軸共振器、42は
誘導性リアクタンス素子としてのコイルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バンドパスフイルタと、バンドパスフイルタ
に結合されており、かつ直列共振部を有するトラ
ツプフイルタとを備えるトラツプ付バンドパスフ
イルタ装置において、 前記トラツプフイルタのトラツプ周波数は前記
バンドパスフイルタの通過帯域外にあり、かつ 前記バンドパスフイルタの通過帯域内の周波数
において、前記トラツプフイルタのアドミツタン
スを実質的に0とするリアクタンス素子が前記直
列共振部に並列に接続されていることを特徴とす
る、トラツプ付バンドパスフイルタ装置。 2 前記トラツプフイルタのトラツプ周波数が前
記バンドパスフイルタの通過帯域より高域側に存
在する場合には、前記リアクタンス素子は誘導性
リアクタンスとして働くものである、特許請求の
範囲第1項記載のトラツプ付バンドパスフイルタ
装置。 3 前記トラツプフイルタのトラツプ周波数が前
記バンドパスフイルタの通過帯域より低域側に存
在する場合には、前記リアクタンス素子は容量性
リアクタンスとして働くものである、特許請求の
範囲第1項記載のトラツプ付バンドパスフイルタ
装置。 4 前記バンドパスフイルタと前記トラツプフイ
ルタの誘電体共振器とを結合するための結合基板
をさらに備え、 前記結合基板上の導電パターンと、バンドパス
フイルタ装置の接地電位部分との間に、前記リア
クタンス素子としてのコイルが接続されている、
特許請求の範囲第2項記載のトラツプ付バンドパ
スフイルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17323286A JPS6330003A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | トラツプ付バンドパスフイルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17323286A JPS6330003A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | トラツプ付バンドパスフイルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6330003A JPS6330003A (ja) | 1988-02-08 |
JPH0585081B2 true JPH0585081B2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=15956596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17323286A Granted JPS6330003A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | トラツプ付バンドパスフイルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6330003A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3633476B2 (ja) | 2000-04-19 | 2005-03-30 | 株式会社村田製作所 | フィルタ、アンテナ共用器および通信機装置 |
WO2016076093A1 (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-19 | 株式会社村田製作所 | フィルタ回路、rfフロントエンド回路、および、通信装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59112784A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-29 | Pioneer Electronic Corp | テレビ受像機 |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP17323286A patent/JPS6330003A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59112784A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-29 | Pioneer Electronic Corp | テレビ受像機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6330003A (ja) | 1988-02-08 |
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