JPH0584446U - 線材コイルの分割装置 - Google Patents

線材コイルの分割装置

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JPH0584446U
JPH0584446U JP2370292U JP2370292U JPH0584446U JP H0584446 U JPH0584446 U JP H0584446U JP 2370292 U JP2370292 U JP 2370292U JP 2370292 U JP2370292 U JP 2370292U JP H0584446 U JPH0584446 U JP H0584446U
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JP
Japan
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wire rod
coil
rod coil
drive mechanism
receiving member
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Pending
Application number
JP2370292U
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English (en)
Inventor
進 神原
一己 古財
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線材コイルを精度高く分割できるようにする
こと。 【構成】 線材コイルの分割装置100は、架台11の
レール12上を走行でき、線材コイル200の両端面2
01,202に係合する1対の押え板13,14からな
るガイド10と、押え板13,14を互いに接近・離間
させる水平駆動機構20と、架台11の長手方向にそっ
て中央部に固定された支持台30と、支持台30上に滑
動自在に乗せられかつ突合せ部411,421を曲折自
在に連結された1対の傾斜板41,42からなる線材コ
イル受け部材40と、架台11の中央部に固定されてい
て線材コイル受け部材40の曲折自在の突合せ部41
1,421を鉛直方向に押し上げる鉛直駆動機構50と
からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線材コイルを任意の位置で分割することができる線材コイルの分割 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧延機によって圧延成形された線材は巻取機にコイル状に巻き取られ、 所定の量に達すると切断機によって切断され、そして、残りの線材は他の巻取機 に巻き取られていた。
【0003】 この方式では、巻取機の巻替えにかなりの時間を要し、能率が悪い。さらに、 巻取後の線材の巻姿に不具合があると、各コイルの両端面の一部を切り捨てねば ならず、歩留の低下を招いていた。
【0004】 そこで、本出願人は線材コイルを能率よくかつ歩留の低下を招かずに分割する 「条鋼線材のハーフコイル製造法」(特開昭64−83329号公報)を提案し た。
【0005】 この方法は、分割アームに段差を設けてコイルを分割するものであるが、コイ ルがもつれている場合、特に細径コイルのとき、分割がきわめて困難になる。
【0006】 また、製品コイルを目測でカッタによって切断する場合、重量精度が劣る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、線材コイルをカッタにより目測で切断する場合、分割コイルの重量 精度の高いコイル分割装置を得ることを課題にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案の線材コイルの分割装置は、架台のレール上を走行でき、線材コイルの 両端面に係合する1対の押え板からなるガイドと、該押え板を互いに接近・離間 させる水平駆動機構と、前記架台の長手方向にそって中央部に固定された支持台 と、該支持台上に滑動自在に乗せられかつ突合せ部を曲折自在に連結された1対 の傾斜板からなる線材コイル受け部材と、前記架台の中央部に固定されていて前 記線材コイル受け部材の曲折自在の突合せ部を鉛直方向に押し上げる鉛直駆動機 構とからなる手段によって、上記課題を解決している。
【0009】 前記ガイドの中心位置の変位を表示する目盛板を前記架台に取り付けることが 好ましい。
【0010】 前記線材コイル受け部材の曲折自在突合せ部を可撓性の帯状材で連結すること が好ましい。
【0011】
【作用】
線材コイルを目測で分割する場合、コイルの巻き密度が不均一であると、分割 後の重量精度が劣ることになる。そこで、まずガイドの押え板でコイル両端を押 え付けてコイル巻き密度をほぼ均一にする。
【0012】 ついで、目標とするコイルの分割位置を傾斜板の突合せ部に合せるようにガイ ドを移動させ、クランパによって固定する。
【0013】 コイルを押え付けた状態では、切断カッタが挿入しにくいので、傾斜板の突合 せ部を曲折上昇させてコイルを分割する。このとき、押え板はコイルの傾斜量だ け自動的に後退する。
【0014】 このようにして、コイルを分割した状態でカッタによりコイルを切断する。切 断後、傾斜板を元の位置まで下降させる。
【0015】 傾斜板の突合せ部の昇降のさいに線材コイルがその継ぎ目にからまらないよう に、その突合せ部に可撓性の帯状材で覆うことが好ましい。この帯状材は、曲折 部の継手としても作用する。
【0016】
【実施例】
図1〜5を参照して、本考案の線材コイルの分割装置の実施例について説明す る。
【0017】 本考案の線材コイルの分割装置100は、架台11のレール12上を走行でき 、線材コイル200の両端面201,202に係合する1対の押え板13,14 からなるガイド10と、押え板13,14を互いに接近・離間させる水平駆動機 構20と、架台11の長手方向にそって中央部に固定された支持台30と、支持 台30上に滑動自在に乗せられかつ突合せ部411,421を曲折自在に連結さ れた1対の傾斜板41,42からなる線材コイル受け部材40と、架台11の中 央部に固定されていて線材コイル受け部材40の曲折自在の突合せ部411,4 21を鉛直方向に押し上げる鉛直駆動機構50とからなる。
【0018】 図1,2に示すように、ガイド10の押え板13,14は水平駆動機構20に よって互いに連結される。水平駆動機構20は、例えば、流体圧シリンダ、ねじ 機構等でよい。
【0019】 押え板13,14の下端に車輪15が回転自在に取り付けられ、車輪15がレ ール12上に乗る。押え板13,14は、水平駆動機構20によって互いに同量 だけ接近・離間(センタリング)される。押え板13,14は線材コイル受け部 材40と干渉しないようにほぼ逆U字形状になっている。
【0020】 ガイド10は、全体として、水平駆動機構20とともにレール12上を移動で きる。レール12上の位置固定のために、クランパ16(図1)が押え板13, 14に取り付けられている。
【0021】 線材コイル受け部材40の傾斜板41,42は、図1,2,3に示すように、 突合せ部411,421と反対側に車輪43が回転自在に取り付けられ、支持台 30上に固定されたレール31上に乗る。
【0022】 図5に示すように、支持台30には、傾斜板41,42およびレール31を収 納し、傾斜板41,42が水平状態にあるとき、支持台上面32とほぼ一致する ように、凹部33が設けられている。
【0023】 傾斜板41,42が水平状態にあるとき、その端面412,422が凹部33 の肩34に接触するようになっている。傾斜板41,42が後述するように傾斜 するさいに、肩34に円滑に接触するように、端面412,422が半円形に丸 められることが好ましい。
【0024】 また、傾斜板41,42が傾斜したさいに、端面412,422と肩34との 間に間隙が生じて線材コイル200の端面付近の線材がもつれ込まないように、 薄鋼板、ゴム、プラスチック等のカバー35を肩34の上方の上面32に固定す ることが好ましい。
【0025】 鉛直駆動機構50は、図2,3に示すように、流体圧シリンダ、ジャッキ等で よい。作動ロッド51の先端にローラ52を回転自在に取り付けることが好まし い。ローラ52は、機構50が作動されていないときに、図4に示すように、傾 斜板41,42の突合せ部411,421に接触し、傾斜板41,42をほぼ水 平に支持する。
【0026】 機構50が作動されたときに、ローラ52は突合せ部411,421を図3に 示すように押し上げる。突合せ部411,421の昇降を円滑にし、かつ、線材 コイル200の分割付近の線材がもつれ込まないように、突合せ部411,42 1の上下面に、図4に示すように、薄鋼板、ゴム、プラスチック等の可撓性の帯 状体44を取り付けることが好ましい。
【0027】 帯状体44は、傾斜板41,42の突合せ部411,421の曲接連結部を構 成する。
【0028】 傾斜板41,42は機構50によって上昇されるが、機構50が下降したとき は、自重によって下降することができる。
【0029】 図1,2に示すように、ガイド10の中心位置決めおよび中心位置の移動量を 明示するために、目盛板60を架台11に取り付けることが好ましい。
【0030】 次に、本考案の線材コイルの分割装置100の動作について説明する。
【0031】 図1に示すように、ガイド10の中心位置を目盛板60によって所定の位置に 合せた後、クランパ16によってガイド10を固定する。次に、線材コイル20 0を支持台30上に乗せる。
【0032】 クランパ16を解除して、水平駆動機構20を作動し、押え板13,14を近 接させてコイル200の両端面201,202を押し付け、コイル密度を均一に する。
【0033】 次に、鉛直駆動機構50を作動してローラ52を上昇させて傾斜板41,42 の突合せ部411,421を押し上げる。これにより、図3の2点鎖線で示すよ うに、コイル200は分割される。
【0034】 この状態で、コイル200の線材の一部Pをカッタ(図示せず)によって切断 する。
【0035】 傾斜したままで切断コイルを別々に取り去るか、または、傾斜を解除した後に 別々に取り去ってもよい。
【0036】 本考案の分割装置を実際に使用して線材コイルを2等分した結果を下記の表1 に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、比較的構造簡単な装置によって、線材コイルを任意の位置で 分割できる。分割切断後のコイルももつれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線材コイルの分割装置の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線からみた横断面図である。
【図3】図1のIII−III線からみた縦断面図であ
る。
【図4】傾斜板の突合せ部の部分拡大断面図である。
【図5】傾斜板の端部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100:線材コイルの分割装置、 200:線
材コイル、10:ガイド、
11:架台、12:レール、
13,14:押え板、15:車輪、
20:水平駆動機構、30:支持台、
31:レール、32:上面、
33:凹部、34:肩、
35:カバー、40:線
材コイル受け部材、 41,42:傾斜
板、43:車輪、 44:
帯状体、50:鉛直駆動機構、 5
1:作動ロッド、52:ローラ、
60:目盛板、411,421:突合せ部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台のレール上を走行でき、線材コイル
    の両端面に係合する1対の押え板からなるガイドと、該
    押え板を互いに接近・離間させる水平駆動機構と、前記
    架台の長手方向にそって中央部に固定された支持台と、
    該支持台上に滑動自在に乗せられかつ突合せ部を曲折自
    在に連結された1対の傾斜板からなる線材コイル受け部
    材と、前記架台の中央部に固定されていて前記線材コイ
    ル受け部材の曲折自在の突合せ部を鉛直方向に押し上げ
    る鉛直駆動機構とからなる線材コイルの分割装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドの中心位置の変位を表示する
    目盛板を前記架台に取り付けたことを特徴とする請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記線材コイル受け部材の曲折自在突合
    せ部を可撓性の帯状材で連結したことを特徴とする請求
    項1記載の装置。
JP2370292U 1992-04-14 1992-04-14 線材コイルの分割装置 Pending JPH0584446U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002307119A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Nippon Steel Corp 線材コイルの分割方法及び装置
CN109102970A (zh) * 2018-09-17 2018-12-28 吴江市凯宝电器有限公司 一种废旧数据线处理装置

Cited By (3)

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JP2002307119A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Nippon Steel Corp 線材コイルの分割方法及び装置
JP4551021B2 (ja) * 2001-04-11 2010-09-22 新日本製鐵株式会社 線材コイルの分割方法及び装置
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