JPH0584241A - 超音波受信装置及び信号切換装置 - Google Patents
超音波受信装置及び信号切換装置Info
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- JPH0584241A JPH0584241A JP3251210A JP25121091A JPH0584241A JP H0584241 A JPH0584241 A JP H0584241A JP 3251210 A JP3251210 A JP 3251210A JP 25121091 A JP25121091 A JP 25121091A JP H0584241 A JPH0584241 A JP H0584241A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】大口径化の要請に沿い、少ないスイッチ接点数
で従来と同等の切換えを行なうことのできる信号切換装
置及び該信号切換装置を内蔵した超音波受信装置を提供
する。 【構成】夫々がK個の入力端子とR個の出力端子とを有
するM個の第1マトリックススイッチからなる第1スイ
ッチ群30と夫々がM個の入力端子とP個の出力端子と
を有するR個の第2マトリックススイッチからなる第2
スイッチ群40とを備える。n番目の振動子の受信信号
を[(n−1)/K+1]番目のスイッチ30の入力端
子に配線し、各スイッチ30のR個の出力端子から出力
されるR個の信号がR個のスイッチ40に1つずつ分配
されるようにM個のスイッチ30の出力端子とR個のス
イッチ40の入力端子とを接続する。さらにr番目のス
イッチ40のp番目の出力端子の信号が遅延加算手段の
(p−1)×R+r番目の入力端子から該遅延加算手段
に入力されるようにR個のスイッチ40の出力端子と遅
延加算手段の入力端子とを接続した。
で従来と同等の切換えを行なうことのできる信号切換装
置及び該信号切換装置を内蔵した超音波受信装置を提供
する。 【構成】夫々がK個の入力端子とR個の出力端子とを有
するM個の第1マトリックススイッチからなる第1スイ
ッチ群30と夫々がM個の入力端子とP個の出力端子と
を有するR個の第2マトリックススイッチからなる第2
スイッチ群40とを備える。n番目の振動子の受信信号
を[(n−1)/K+1]番目のスイッチ30の入力端
子に配線し、各スイッチ30のR個の出力端子から出力
されるR個の信号がR個のスイッチ40に1つずつ分配
されるようにM個のスイッチ30の出力端子とR個のス
イッチ40の入力端子とを接続する。さらにr番目のス
イッチ40のp番目の出力端子の信号が遅延加算手段の
(p−1)×R+r番目の入力端子から該遅延加算手段
に入力されるようにR個のスイッチ40の出力端子と遅
延加算手段の入力端子とを接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体内に送信され該
被検体内で反射された超音波を所定の方向に並んだ振動
子で受信して各受信信号を得、それら各受信信号を遅延
加算手段でそれぞれ遅延して互いに加算しこの加算され
た信号に基づいて断層像を表示する、超音波診断装置に
おける超音波受信装置及び該超音波受信装置に最適に用
いることのできる信号切換装置に関する。
被検体内で反射された超音波を所定の方向に並んだ振動
子で受信して各受信信号を得、それら各受信信号を遅延
加算手段でそれぞれ遅延して互いに加算しこの加算され
た信号に基づいて断層像を表示する、超音波診断装置に
おける超音波受信装置及び該超音波受信装置に最適に用
いることのできる信号切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体内に超音波を送信し人体内の組織で
反射されて戻ってくる超音波を受信して人体の内臓等の
疾患の診断を行う超音波診断装置が従来より用いられて
おり、この超音波診断装置では従来よりいわゆるダイナ
ミックフォーカスの手法が用いられている。
反射されて戻ってくる超音波を受信して人体の内臓等の
疾患の診断を行う超音波診断装置が従来より用いられて
おり、この超音波診断装置では従来よりいわゆるダイナ
ミックフォーカスの手法が用いられている。
【0003】図5は、超音波を送受信する振動子群と人
体等の被検体内における超音波の反射点との関係を示す
模式図、図6は振動子群と遅延時間との関係を示す模式
図である。これらの図において、横方向は被検体の表面
に当接された振動子群1を構成するN個(例えば128
個)の振動子1(1),1(2),…,1(N)の並ぶ
方向を表わしており、図5の縦軸は被検体内に送信され
た超音波が反射される被検体内の深さd、図6の縦軸は
各振動子1(1),1(2),…,1(N)に接続され
る遅延加算手段(後述する)における遅延時間Dを表わ
している。ここでは、図5に示すように、振動子群1の
中央Oから延びる垂線上の各点P1,P2,P3で超音
波が反射されるものとする。
体等の被検体内における超音波の反射点との関係を示す
模式図、図6は振動子群と遅延時間との関係を示す模式
図である。これらの図において、横方向は被検体の表面
に当接された振動子群1を構成するN個(例えば128
個)の振動子1(1),1(2),…,1(N)の並ぶ
方向を表わしており、図5の縦軸は被検体内に送信され
た超音波が反射される被検体内の深さd、図6の縦軸は
各振動子1(1),1(2),…,1(N)に接続され
る遅延加算手段(後述する)における遅延時間Dを表わ
している。ここでは、図5に示すように、振動子群1の
中央Oから延びる垂線上の各点P1,P2,P3で超音
波が反射されるものとする。
【0004】図5に示す深さd1の点P1で超音波が反
射された場合、点P1と各振動子1(1),1(2),
…,1(N)との間の距離は振動子群1の中央Oから離
れた振動子ほど長く、したがって点P1で反射された超
音波が両端の振動子1(1),1(N)に到達した時点
では、一様な媒質を仮定するとこの超音波は点P1を中
心とした円弧A1上の各点に到達することとなる。この
ため、受信された超音波に基づいて点P1の情報を得る
場合は、各振動子1(1),1(2),…,1(N)で
受信された各信号を図6のD1に示すようにそれぞれ遅
延して互いに加算する必要がある。同様に深さd2,d
3の各点P2,P3で超音波が反射された場合は、この
反射された超音波が両端の振動子1(1),1(N)に
到達した時点では、一様な媒質中では円弧A2,A3上
の各点に到達することとなり、このため各振動子1
(1),1(2),…,1(N)で受信された各信号は
図6のD2,D3に示すように遅延されて加算される。
このように各振動子1(1),1(2),…,1(N)
で受信された各信号の遅延時間DをD1,D2,D3の
ように設定してこれらの各信号をそれぞれ遅延させかつ
互いに加算することにより、被検体内の点P1,P2,
P3にそれぞれ焦点が設定されることになる。
射された場合、点P1と各振動子1(1),1(2),
…,1(N)との間の距離は振動子群1の中央Oから離
れた振動子ほど長く、したがって点P1で反射された超
音波が両端の振動子1(1),1(N)に到達した時点
では、一様な媒質を仮定するとこの超音波は点P1を中
心とした円弧A1上の各点に到達することとなる。この
ため、受信された超音波に基づいて点P1の情報を得る
場合は、各振動子1(1),1(2),…,1(N)で
受信された各信号を図6のD1に示すようにそれぞれ遅
延して互いに加算する必要がある。同様に深さd2,d
3の各点P2,P3で超音波が反射された場合は、この
反射された超音波が両端の振動子1(1),1(N)に
到達した時点では、一様な媒質中では円弧A2,A3上
の各点に到達することとなり、このため各振動子1
(1),1(2),…,1(N)で受信された各信号は
図6のD2,D3に示すように遅延されて加算される。
このように各振動子1(1),1(2),…,1(N)
で受信された各信号の遅延時間DをD1,D2,D3の
ように設定してこれらの各信号をそれぞれ遅延させかつ
互いに加算することにより、被検体内の点P1,P2,
P3にそれぞれ焦点が設定されることになる。
【0005】図7は、上記のような焦点設定の行われた
従来の超音波診断装置の構成例を示したブロック図であ
る。送信トリガ回路2は、制御回路4からの指示により
振動子群1を構成するN個の振動子1(1),1
(2),…,1(N)のそれぞれに向けて、該振動子群
1から発せられる超音波が図示しない被検体内の所定の
位置に焦点を形成するように各振動子1(1),1
(2),…,1(N)毎に異なるタイミングで各駆動タ
イミングパルスを出力する。この出力された各駆動タイ
ミングパルスは、送信ドライバ群3を構成する各送信ド
ライバ3(1),3(2),…,3(N)により増幅さ
れ高電圧パルスに変換されて、各振動子1(1),1
(2),…,1(N)を駆動し、これにより被検体内に
超音波が発信される。
従来の超音波診断装置の構成例を示したブロック図であ
る。送信トリガ回路2は、制御回路4からの指示により
振動子群1を構成するN個の振動子1(1),1
(2),…,1(N)のそれぞれに向けて、該振動子群
1から発せられる超音波が図示しない被検体内の所定の
位置に焦点を形成するように各振動子1(1),1
(2),…,1(N)毎に異なるタイミングで各駆動タ
イミングパルスを出力する。この出力された各駆動タイ
ミングパルスは、送信ドライバ群3を構成する各送信ド
ライバ3(1),3(2),…,3(N)により増幅さ
れ高電圧パルスに変換されて、各振動子1(1),1
(2),…,1(N)を駆動し、これにより被検体内に
超音波が発信される。
【0006】被検体内を伝送する超音波は被検体内部の
種々の組織(音響インピーダンスの不整合部)で反射さ
れ振動子群1により受信されて電気信号に変換される。
各振動子1(1),1(2),…,1(N)で得られた
各受信信号は、前置増幅器群6を構成する各前置増幅器
6(1),6(2),…,6(N)でそれぞれ増幅さ
れ、電圧・電流変換器群8を構成する各電圧・電流変換
器8(1),8(2),…,8(N)により電流信号に
変換されて、N個の入力端子とQ個の出力端子を有する
マトリックススイッチ10に入力される。このマトリッ
クススイッチ10から出力された信号は、Q個の入力端
子121(1),121(2),…,121(Q)を有
する遅延加算手段12に入力され、この遅延加算手段1
2により上記の焦点設定を実現するように遅延加算が行
われる。この遅延加算手段12から出力された信号は、
表示系を構成する図示しない信号処理手段に入力され、
該信号処理手段により断層像を担持する画像信号に変換
されて例えば図示しないCRTディスプレイ装置の表示
画面上にその断層像が表示され診断に供される。
種々の組織(音響インピーダンスの不整合部)で反射さ
れ振動子群1により受信されて電気信号に変換される。
各振動子1(1),1(2),…,1(N)で得られた
各受信信号は、前置増幅器群6を構成する各前置増幅器
6(1),6(2),…,6(N)でそれぞれ増幅さ
れ、電圧・電流変換器群8を構成する各電圧・電流変換
器8(1),8(2),…,8(N)により電流信号に
変換されて、N個の入力端子とQ個の出力端子を有する
マトリックススイッチ10に入力される。このマトリッ
クススイッチ10から出力された信号は、Q個の入力端
子121(1),121(2),…,121(Q)を有
する遅延加算手段12に入力され、この遅延加算手段1
2により上記の焦点設定を実現するように遅延加算が行
われる。この遅延加算手段12から出力された信号は、
表示系を構成する図示しない信号処理手段に入力され、
該信号処理手段により断層像を担持する画像信号に変換
されて例えば図示しないCRTディスプレイ装置の表示
画面上にその断層像が表示され診断に供される。
【0007】図8は、上記焦点設定を実現するための、
図7に示すマトリックススイッチ10及び遅延加算手段
12の構成を略示した模式図である。マトリックススイ
ッチ10は、各振動子1(1),1(2),…,1
(N)側に接続されたN本の入力線101(1),10
1(2),…,101(N)と遅延加算手段12のQ個
の入力端子12(1),12(2),…,12(Q)に
それぞれ接続されたQ本の出力線102(1),102
(2),…,102(Q)とが互いに交叉するように構
成され、これらの各入力線101(1),101
(2),…,101(N)と各出力線102(1),1
02(2),…,102(Q)との各交点に各スイッチ
103(1,1),103(1,2),…,103
(N,Q)が備えられており、それぞれ対応する入力線
と出力線をオン(接続)/オフ(遮断)することができ
るように構成されている。これらの各スイッチ103
(1,1),103(1,2),…103(N,Q)
は、制御回路4(図7参照)からの指令によりオンもし
くはオフされ、これにより、各受信信号が遅延加算手段
12のどの入力端子121(1),121(2),…,
121(Q)から入力されるかが定められる。
図7に示すマトリックススイッチ10及び遅延加算手段
12の構成を略示した模式図である。マトリックススイ
ッチ10は、各振動子1(1),1(2),…,1
(N)側に接続されたN本の入力線101(1),10
1(2),…,101(N)と遅延加算手段12のQ個
の入力端子12(1),12(2),…,12(Q)に
それぞれ接続されたQ本の出力線102(1),102
(2),…,102(Q)とが互いに交叉するように構
成され、これらの各入力線101(1),101
(2),…,101(N)と各出力線102(1),1
02(2),…,102(Q)との各交点に各スイッチ
103(1,1),103(1,2),…,103
(N,Q)が備えられており、それぞれ対応する入力線
と出力線をオン(接続)/オフ(遮断)することができ
るように構成されている。これらの各スイッチ103
(1,1),103(1,2),…103(N,Q)
は、制御回路4(図7参照)からの指令によりオンもし
くはオフされ、これにより、各受信信号が遅延加算手段
12のどの入力端子121(1),121(2),…,
121(Q)から入力されるかが定められる。
【0008】また遅延加算手段12は、互いに隣接した
入力端子121(1),121(2),…,121
(Q)の間に各遅延線122(1),122(2),1
22(Q−1)が接続されたものであり、各入力端子1
21(1),121(2),…,121(Q)から入力
された電流信号が入力された位置に応じた遅延量だけそ
れぞれ遅延され、かつ互いに加算されて図の左側又は右
側の一方から取り出され、表示系に伝送される。
入力端子121(1),121(2),…,121
(Q)の間に各遅延線122(1),122(2),1
22(Q−1)が接続されたものであり、各入力端子1
21(1),121(2),…,121(Q)から入力
された電流信号が入力された位置に応じた遅延量だけそ
れぞれ遅延され、かつ互いに加算されて図の左側又は右
側の一方から取り出され、表示系に伝送される。
【0009】図9は、図8に示すマトリックススイッチ
のスイッチ設定説明図である。この図は全体のスイッチ
設定の一部のみを表示したものであり、黒丸印の交点の
スイッチのみがオンされているものとする。この図9
は、例えば図5に示す点P1の情報を得るために各振動
子1(1),1(2),…,1(N)で受信された各受
信信号を図5のD1に示すようにそれぞれ遅延する瞬間
を表わしており、例えば振動子1(49)で得られた受
信信号は遅延加算手段12にその入力端子121(6
2)から入力され、振動子1(62),1(63),1
(64)で得られた各受信信号は入力端子121(7
2)から入力される。
のスイッチ設定説明図である。この図は全体のスイッチ
設定の一部のみを表示したものであり、黒丸印の交点の
スイッチのみがオンされているものとする。この図9
は、例えば図5に示す点P1の情報を得るために各振動
子1(1),1(2),…,1(N)で受信された各受
信信号を図5のD1に示すようにそれぞれ遅延する瞬間
を表わしており、例えば振動子1(49)で得られた受
信信号は遅延加算手段12にその入力端子121(6
2)から入力され、振動子1(62),1(63),1
(64)で得られた各受信信号は入力端子121(7
2)から入力される。
【0010】このようにして、各振動子1(1),1
(2),…,1(N)で受信された各信号の遅延時間D
がD1,D2,D3(図6参照)を満足するようにマト
リックススイッチ10の各スイッチ103(1,1),
103(1,2),…,103(N,Q)を切換えるこ
とにより、焦点がそれぞれ被検体内の各点P1,P2,
P3(図5参照)に設定される。
(2),…,1(N)で受信された各信号の遅延時間D
がD1,D2,D3(図6参照)を満足するようにマト
リックススイッチ10の各スイッチ103(1,1),
103(1,2),…,103(N,Q)を切換えるこ
とにより、焦点がそれぞれ被検体内の各点P1,P2,
P3(図5参照)に設定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年の超音波診断装置
の普及に伴い、高分解能化の要求が高まってきており、
この高分解能を実現するには、振動子の数Nを増やすこ
とにより大口径化する必要があり、例えばN=128程
度のものが登場してきている。また高分解能化を達成す
るためには、上記大口径化のほか各振動子で得られた各
受信信号の遅延量の高精度化も図る必要があり、このた
め遅延加算手段の入力端子数Qも例えばQ=128程度
必要とされる。
の普及に伴い、高分解能化の要求が高まってきており、
この高分解能を実現するには、振動子の数Nを増やすこ
とにより大口径化する必要があり、例えばN=128程
度のものが登場してきている。また高分解能化を達成す
るためには、上記大口径化のほか各振動子で得られた各
受信信号の遅延量の高精度化も図る必要があり、このた
め遅延加算手段の入力端子数Qも例えばQ=128程度
必要とされる。
【0012】このように高分解能化を図ろうとすると振
動子の数Nと遅延加算手段の入力端子の数Qが増大化
し、例えばN=128,Q=128とすると、マトリッ
クススイッチのスイッチ接点数は128×128=1
6,384という厖大な数となり、これを実現しようと
すると、例えば市販されている8:16程度の小規模な
マトリックススイッチICを用いた場合、(128×1
28)/(8×16)=128(個)も必要となり、コ
スト及び実装の点で実現が難しいという問題がある。
動子の数Nと遅延加算手段の入力端子の数Qが増大化
し、例えばN=128,Q=128とすると、マトリッ
クススイッチのスイッチ接点数は128×128=1
6,384という厖大な数となり、これを実現しようと
すると、例えば市販されている8:16程度の小規模な
マトリックススイッチICを用いた場合、(128×1
28)/(8×16)=128(個)も必要となり、コ
スト及び実装の点で実現が難しいという問題がある。
【0013】本発明は、上記問題を解決し、少ないスイ
ッチ接点数で上記と同等の切換えを行なうことのできる
信号切換装置及び該信号切換装置を内蔵した超音波受信
装置を提供することを目的とする。
ッチ接点数で上記と同等の切換えを行なうことのできる
信号切換装置及び該信号切換装置を内蔵した超音波受信
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の超音波
受信装置の特徴部分を示した構成図である。本発明の超
音波受信装置は、図1に示すように、 (1)それぞれがK個の入力端子とR個の出力端子とを
有するM個の第1マトリックススイッチ30(1),3
0(2),…30(M)からなる第1スイッチ群30、 (2)それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを
有するR個の第2マトリックススイッチ40(1),4
0(2),…40(R)からなる第2スイッチ群40、 (3)被検体内に送信され該被検体内で反射された超音
波を受信して各受信信号を得る、所定の方向に並んだN
個(N≦K×M)の振動子1(1),1(2),…,1
(N)からなる振動子群1、 (4)前記各受信信号をそれぞれ遅延して互いに加算す
る、Q個(Q≦P×R)の入力端子501(1),50
1(2),…501(Q)を有する遅延加算手段50、 (5)n番目の振動子1(n)で得られた受信信号を
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チ30([(n−1)/K+1])の入力端子に導く第
1配線群60、 (6)各第1マトリックススイッチ30(1),30
(2),…,30(M)のR個の出力端子から出力され
るR個の信号がR個の第2マトリックススイッチ40
(1),40(2),…,40(R)に1つずつ分配さ
れるようにM個の第1マトリックススイッチ30
(1),30(2),…,30(M)の出力端子とR個
の第2マトリックススイッチ40(1),40(2),
…,40(R)の入力端子とを接続する第2配線群7
0、 (7)r番目の第2マトリックススイッチ40(r)の
p番目の出力端子から出力された信号が遅延加算手段5
0の(p−1)×R+r番目の入力端子501((p−
1)×R+r)から該遅延加算手段50に入力されるよ
うにR個の第2マトリックススイッチ40(1),40
(2),…,40(R)の出力端子と遅延加算手段50
の入力端子50(1),50(2),…,50(Q)と
を接続する第3配線群80、 の各要素を備えたことを特徴とするものである。
受信装置の特徴部分を示した構成図である。本発明の超
音波受信装置は、図1に示すように、 (1)それぞれがK個の入力端子とR個の出力端子とを
有するM個の第1マトリックススイッチ30(1),3
0(2),…30(M)からなる第1スイッチ群30、 (2)それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを
有するR個の第2マトリックススイッチ40(1),4
0(2),…40(R)からなる第2スイッチ群40、 (3)被検体内に送信され該被検体内で反射された超音
波を受信して各受信信号を得る、所定の方向に並んだN
個(N≦K×M)の振動子1(1),1(2),…,1
(N)からなる振動子群1、 (4)前記各受信信号をそれぞれ遅延して互いに加算す
る、Q個(Q≦P×R)の入力端子501(1),50
1(2),…501(Q)を有する遅延加算手段50、 (5)n番目の振動子1(n)で得られた受信信号を
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チ30([(n−1)/K+1])の入力端子に導く第
1配線群60、 (6)各第1マトリックススイッチ30(1),30
(2),…,30(M)のR個の出力端子から出力され
るR個の信号がR個の第2マトリックススイッチ40
(1),40(2),…,40(R)に1つずつ分配さ
れるようにM個の第1マトリックススイッチ30
(1),30(2),…,30(M)の出力端子とR個
の第2マトリックススイッチ40(1),40(2),
…,40(R)の入力端子とを接続する第2配線群7
0、 (7)r番目の第2マトリックススイッチ40(r)の
p番目の出力端子から出力された信号が遅延加算手段5
0の(p−1)×R+r番目の入力端子501((p−
1)×R+r)から該遅延加算手段50に入力されるよ
うにR個の第2マトリックススイッチ40(1),40
(2),…,40(R)の出力端子と遅延加算手段50
の入力端子50(1),50(2),…,50(Q)と
を接続する第3配線群80、 の各要素を備えたことを特徴とするものである。
【0015】ここで、[x]は、xを越えない最大の整
数を表わす記号を意味するものである。また、上記
(1)の第1スイッチ群30を構成する各第1マトリッ
クススイッチ30(1),30(2),…30(M)
は、物理的に互いに独立したM個のマトリックススイッ
チである必要はなく、例えば入力端子数K=8,出力端
子数R=8の第1マトリックススイッチを用いる場合
に、例えば入力端子数K=16、出力端子数R=16の
マトリックススイッチを、入力端子数K=8,出力端子
数R=8の第1マトリックススイッチ2個分として用い
てもよく、これとは逆に、例えば入力端子数K=16,
出力端子数R=16の第1マトリックススイッチを用い
る場合に、例えば入出端子数K=8,出力端子数R=1
6のマトリックススイッチを2個用いてもよい。また、
例えば入力端子数K=8,出力端子R=8の第1マトリ
ックススイッチを用いる場合に、入力端子数K=12,
出力端子R=12のマトリックススイッチを用いて入力
端子,出力端子を余らせておいてもよいことももちろん
である。また、上記(2)の第2スイッチ群40を構成
する各第2マトリックススイッチ40(1),40
(2),…40(R)についても同様である。
数を表わす記号を意味するものである。また、上記
(1)の第1スイッチ群30を構成する各第1マトリッ
クススイッチ30(1),30(2),…30(M)
は、物理的に互いに独立したM個のマトリックススイッ
チである必要はなく、例えば入力端子数K=8,出力端
子数R=8の第1マトリックススイッチを用いる場合
に、例えば入力端子数K=16、出力端子数R=16の
マトリックススイッチを、入力端子数K=8,出力端子
数R=8の第1マトリックススイッチ2個分として用い
てもよく、これとは逆に、例えば入力端子数K=16,
出力端子数R=16の第1マトリックススイッチを用い
る場合に、例えば入出端子数K=8,出力端子数R=1
6のマトリックススイッチを2個用いてもよい。また、
例えば入力端子数K=8,出力端子R=8の第1マトリ
ックススイッチを用いる場合に、入力端子数K=12,
出力端子R=12のマトリックススイッチを用いて入力
端子,出力端子を余らせておいてもよいことももちろん
である。また、上記(2)の第2スイッチ群40を構成
する各第2マトリックススイッチ40(1),40
(2),…40(R)についても同様である。
【0016】ここで、上記遅延加算手段50は、例えば
受信信号をアナログ・ディジタル変換してシフトレジス
タあるいはメモリ等を用いて遅延させるものであっても
よいが、アナログ受信信号を遅延加算する場合は、従来
例として説明した遅延加算手段12(図8参照)と同様
に、互いに隣接した入力端子の間に各遅延線を備えた遅
延加算手段を用いることが好ましい。
受信信号をアナログ・ディジタル変換してシフトレジス
タあるいはメモリ等を用いて遅延させるものであっても
よいが、アナログ受信信号を遅延加算する場合は、従来
例として説明した遅延加算手段12(図8参照)と同様
に、互いに隣接した入力端子の間に各遅延線を備えた遅
延加算手段を用いることが好ましい。
【0017】また、アナログ受信信号を互いに隣接した
入力端子の間に各遅延線を備えた遅延加算手段に入力す
る場合には各アナログ受信信号が各電流信号に変換され
ている必要があるが、この各電流信号に変換するための
各電圧・電流変換器は、上記第1配線群60を構成する
各配線経路の途中に配置することが好ましい。さらに、
上記第2配線群70を構成する各配線経路の途中に各バ
ッファアンプを備えることが好ましい。
入力端子の間に各遅延線を備えた遅延加算手段に入力す
る場合には各アナログ受信信号が各電流信号に変換され
ている必要があるが、この各電流信号に変換するための
各電圧・電流変換器は、上記第1配線群60を構成する
各配線経路の途中に配置することが好ましい。さらに、
上記第2配線群70を構成する各配線経路の途中に各バ
ッファアンプを備えることが好ましい。
【0018】また、本発明の信号切換装置は、 (8)それぞれがK個の入力端子とR個の出力端子とを
有するM個の第1マトリックススイッチからなる第1ス
イッチ群、 (9)それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを
有するR個の第2マトリックススイッチからなる第2ス
イッチ群、 (10)N個(N≦K×M)の信号入力端子、 (11)Q個(Q≦P×R)の信号出力端子、 (12)n番目の信号入力端子から入力された信号を、
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チの入力端子に導く第1配線群、 (13)各第1マトリックススイッチのR個の出力端子
から出力されるR個の信号がR個の第2マトリックスス
イッチに1つずつ分配されるようにM個の第1マトリッ
クススイッチの出力端子とR個の第2マトリックススイ
ッチの入力端子とを接続する第2配線群、 (14)r番目の第2マトリックススイッチのp番目の
出力端子から出力された信号が(p−1)×R+r番目
の信号出力端子から出力されるようにR個のマトリック
ススイッチの出力端子と上記信号出力端子とを接続する
第3配線群、 の各要素を備えたことを特徴とするものである。
有するM個の第1マトリックススイッチからなる第1ス
イッチ群、 (9)それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを
有するR個の第2マトリックススイッチからなる第2ス
イッチ群、 (10)N個(N≦K×M)の信号入力端子、 (11)Q個(Q≦P×R)の信号出力端子、 (12)n番目の信号入力端子から入力された信号を、
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チの入力端子に導く第1配線群、 (13)各第1マトリックススイッチのR個の出力端子
から出力されるR個の信号がR個の第2マトリックスス
イッチに1つずつ分配されるようにM個の第1マトリッ
クススイッチの出力端子とR個の第2マトリックススイ
ッチの入力端子とを接続する第2配線群、 (14)r番目の第2マトリックススイッチのp番目の
出力端子から出力された信号が(p−1)×R+r番目
の信号出力端子から出力されるようにR個のマトリック
ススイッチの出力端子と上記信号出力端子とを接続する
第3配線群、 の各要素を備えたことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】本発明の超音波受信装置は、上記(1)〜
(7)の各要素を備えたものであるため、例えばn番目
の振動子1(n)から出力された受信信号を遅延加算手
段50のq番目の入力端子501(q)から該遅延加算
手段50に入力する場合に、該受信信号が入力される
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チ30([(n−1)/K+1])のK個の入力端子の
うち該n番目の振動子1(n)から出力される受信信号
が入力される入力端子を、該第1マトリックススイッチ
30([(n−1)/K+1])のR個の出力端子のう
ち(q−1)modR番目の第2マトリックススイッチ
40((q−1)modR)と接続された出力端子へ接
続し、またこれとともに該第2マトリックススイッチ4
0((q−1)modR)のM個の入力端子のうち該第
1マトリックススイッチ30([(n−1)/K+
1])の出力端子と接続された入力端子を、該第2マト
リックススイッチ40((q−1)modR)の[(q
−1)/R+1]番目の出力端子へ接続することによ
り、n番目の振動子1(n)から出力された受信信号が
遅延加算手段50のq番目の入力端子501(q)から
該遅延加算手段50に入力される。ここで、AmodB
は、AをBで割った余りを表わす記号である。
(7)の各要素を備えたものであるため、例えばn番目
の振動子1(n)から出力された受信信号を遅延加算手
段50のq番目の入力端子501(q)から該遅延加算
手段50に入力する場合に、該受信信号が入力される
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チ30([(n−1)/K+1])のK個の入力端子の
うち該n番目の振動子1(n)から出力される受信信号
が入力される入力端子を、該第1マトリックススイッチ
30([(n−1)/K+1])のR個の出力端子のう
ち(q−1)modR番目の第2マトリックススイッチ
40((q−1)modR)と接続された出力端子へ接
続し、またこれとともに該第2マトリックススイッチ4
0((q−1)modR)のM個の入力端子のうち該第
1マトリックススイッチ30([(n−1)/K+
1])の出力端子と接続された入力端子を、該第2マト
リックススイッチ40((q−1)modR)の[(q
−1)/R+1]番目の出力端子へ接続することによ
り、n番目の振動子1(n)から出力された受信信号が
遅延加算手段50のq番目の入力端子501(q)から
該遅延加算手段50に入力される。ここで、AmodB
は、AをBで割った余りを表わす記号である。
【0020】したがって、第1スイッチ群30及び第2
スイッチ群40内の多数のスイッチを上記のように切換
えることにより、焦点設定が実現されることとなる。た
だし、上記本発明の構成においては、各振動子1
(1),1(2),…,1(N)と遅延加算手段50の
各入力端子501(1),501(2),…,501
(Q)とを接続するに際し、各第1マトリックススイッ
チ30(1),30(2),…,30(M)に入力され
る互いに隣接したK個の各振動子で得られたK個の受信
信号を遅延加算手段50の互いに隣接するR個の入力端
子のいずれから該遅延加算手段50に入力するようにし
か接続することはできず、例えば、振動子1(1)で得
られた受信信号を遅延加算手段50の1番目の入力端子
501(1)に入力した場合には、振動子1(2)で得
られた受信信号を遅延加算手段50のR+1番目以降の
入力端子に入力すること等はできないが、この点につい
ては、例えば図6に示す各遅延を表わす曲線D1,D
2,D3に示すように配置位置の近接した振動子どおし
の遅延量が互いに大きく隔たることはないため、上記の
制限についてはK,Rの値を適切に定めることにより対
応することができる。
スイッチ群40内の多数のスイッチを上記のように切換
えることにより、焦点設定が実現されることとなる。た
だし、上記本発明の構成においては、各振動子1
(1),1(2),…,1(N)と遅延加算手段50の
各入力端子501(1),501(2),…,501
(Q)とを接続するに際し、各第1マトリックススイッ
チ30(1),30(2),…,30(M)に入力され
る互いに隣接したK個の各振動子で得られたK個の受信
信号を遅延加算手段50の互いに隣接するR個の入力端
子のいずれから該遅延加算手段50に入力するようにし
か接続することはできず、例えば、振動子1(1)で得
られた受信信号を遅延加算手段50の1番目の入力端子
501(1)に入力した場合には、振動子1(2)で得
られた受信信号を遅延加算手段50のR+1番目以降の
入力端子に入力すること等はできないが、この点につい
ては、例えば図6に示す各遅延を表わす曲線D1,D
2,D3に示すように配置位置の近接した振動子どおし
の遅延量が互いに大きく隔たることはないため、上記の
制限についてはK,Rの値を適切に定めることにより対
応することができる。
【0021】ここで、一例として、振動子1(1),1
(2),…,1(N)の数NがN=128,遅延加算手
段50の入力端子501(1),501(2),…,5
01(Q)の数がQ=128の場合、第1マトリックス
スイッチとして入力端子数K=16,出力端子数R=1
6のマトリックススイッチを8個、第2マトリックスス
イッチとして入力端子数M=8,出力端子数P=8のマ
トリックススイッチを16個用いるだけで、従来のスイ
ッチ接点数がN×Q=128×128の従来マトリック
ススイッチと同等の機能が実現される。これをスイッチ
接点数で比較すると、(本発明)/(従来例)=(16
×16×8+8×8×16)/(128×128)=
0.19、即ち、従来と比べスイッチ接点数を1/5以
下に減少させることができ、したがって、高分解能を得
るために、大口径化、遅延の多段化を行なっても低コス
ト、省スペースが実現されることとなる。
(2),…,1(N)の数NがN=128,遅延加算手
段50の入力端子501(1),501(2),…,5
01(Q)の数がQ=128の場合、第1マトリックス
スイッチとして入力端子数K=16,出力端子数R=1
6のマトリックススイッチを8個、第2マトリックスス
イッチとして入力端子数M=8,出力端子数P=8のマ
トリックススイッチを16個用いるだけで、従来のスイ
ッチ接点数がN×Q=128×128の従来マトリック
ススイッチと同等の機能が実現される。これをスイッチ
接点数で比較すると、(本発明)/(従来例)=(16
×16×8+8×8×16)/(128×128)=
0.19、即ち、従来と比べスイッチ接点数を1/5以
下に減少させることができ、したがって、高分解能を得
るために、大口径化、遅延の多段化を行なっても低コス
ト、省スペースが実現されることとなる。
【0022】また、各振動子1(1),1(2),…,
1(N)で得られた各受信信号を電流信号に変換してア
ナログ的に遅延加算するように構成する場合において、
たとえばリニア走査のみを行なう場合等マトリックスス
イッチの同一の出力端子を複数の受信信号が経由するこ
とがない場合もあるが、例えばセクタ走査を行なう場合
等にはマトリックススイッチの1つの出力端子に複数の
受信信号が重なる場合があり(図9の入力線101(6
2),101(63),101(64)参照)、この場
合は受信信号が重なる前に電流信号に変換されている必
要がある。したがって第1配線群60を構成する各配線
経路の途中に各電流・電圧変換器を備えた場合は、受信
信号が重なる前に電流信号に変換されることとなり、リ
ニア走査、セクタ走査ともに満足される構成となる。
1(N)で得られた各受信信号を電流信号に変換してア
ナログ的に遅延加算するように構成する場合において、
たとえばリニア走査のみを行なう場合等マトリックスス
イッチの同一の出力端子を複数の受信信号が経由するこ
とがない場合もあるが、例えばセクタ走査を行なう場合
等にはマトリックススイッチの1つの出力端子に複数の
受信信号が重なる場合があり(図9の入力線101(6
2),101(63),101(64)参照)、この場
合は受信信号が重なる前に電流信号に変換されている必
要がある。したがって第1配線群60を構成する各配線
経路の途中に各電流・電圧変換器を備えた場合は、受信
信号が重なる前に電流信号に変換されることとなり、リ
ニア走査、セクタ走査ともに満足される構成となる。
【0023】また、マトリックススイッチは、オン(通
電)の状態においてもいわゆるオン抵抗が存在する。そ
こで上記第2配線群70を構成する各配線経路の途中に
各バッファアンプを備えることによりこのオン抵抗によ
る誤差を吸収することができ、さらに好ましくは上記第
3配線群を構成する各配線経路の途中にも各バッファア
ンプを備えてもよい。
電)の状態においてもいわゆるオン抵抗が存在する。そ
こで上記第2配線群70を構成する各配線経路の途中に
各バッファアンプを備えることによりこのオン抵抗によ
る誤差を吸収することができ、さらに好ましくは上記第
3配線群を構成する各配線経路の途中にも各バッファア
ンプを備えてもよい。
【0024】また、本発明の信号切換装置は、上記
(8)〜(14)の各要素を備えたものであるため、上
記本発明の超音波受信装置を始め、多数の入力端子と多
数の出力端子とを有するマトリックススイッチを必要と
する場合に、その信号切換に前述した一定の制限はある
が、これを満足する場合にスイッチ接点数の少ない低コ
ストかつ省スペースの図られた信号切換装置が実現され
ることとなる。
(8)〜(14)の各要素を備えたものであるため、上
記本発明の超音波受信装置を始め、多数の入力端子と多
数の出力端子とを有するマトリックススイッチを必要と
する場合に、その信号切換に前述した一定の制限はある
が、これを満足する場合にスイッチ接点数の少ない低コ
ストかつ省スペースの図られた信号切換装置が実現され
ることとなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
2は、本発明の超音波受信装置の一実施例を内包した超
音波診断装置の構成ブロック図である。この図におい
て、前述した従来例(図7参照)と同一の構成要素には
図7に付した番号と同一の番号を付し、共通部分につい
ての説明は省略する。また、この超音波診断装置には本
発明の信号切換装置の実施例も包含されているため、信
号切換装置についての独立した実施例の図示および説明
は省略する。
2は、本発明の超音波受信装置の一実施例を内包した超
音波診断装置の構成ブロック図である。この図におい
て、前述した従来例(図7参照)と同一の構成要素には
図7に付した番号と同一の番号を付し、共通部分につい
ての説明は省略する。また、この超音波診断装置には本
発明の信号切換装置の実施例も包含されているため、信
号切換装置についての独立した実施例の図示および説明
は省略する。
【0026】N個の各振動子1(1),1(2),…,
1(N)で受信され、各前置増幅器6(1),6
(2),…,6(N)で増幅され、さらに各電圧・電流
変換器8(1),8(2),…,8(N)で電流信号に
変換された各受信信号は、第1スイッチ群31および第
2スイッチ群41を経由して遅延加算手段12に該遅延
加算手段12のQ個の入力端子121(1),121
(2),…,121(Q)のそれぞれから入力され、焦
点設定を実現するように遅延加算され、表示系に伝達さ
れる。
1(N)で受信され、各前置増幅器6(1),6
(2),…,6(N)で増幅され、さらに各電圧・電流
変換器8(1),8(2),…,8(N)で電流信号に
変換された各受信信号は、第1スイッチ群31および第
2スイッチ群41を経由して遅延加算手段12に該遅延
加算手段12のQ個の入力端子121(1),121
(2),…,121(Q)のそれぞれから入力され、焦
点設定を実現するように遅延加算され、表示系に伝達さ
れる。
【0027】図3は、図2に示す第1スイッチ群31、
第2スイッチ群32の構成およびそれらの配線を示した
図である。第1スイッチ群31は、入力端子数がK(例
えばK=16)、出力端子数がR(例えばR=16)の
M個(例えばM=8)の第1マトリックススイッチ31
(1),31(2),…,31(M)から構成されてお
り、第2スイッチ群41は、入力端子数がM(例えばM
=8)、出力端子数がP(例えばP=8)のR個(例え
ばR=16)の第2マトリックススイッチ41(1),
41(2),…,41(R)から構成されている。
第2スイッチ群32の構成およびそれらの配線を示した
図である。第1スイッチ群31は、入力端子数がK(例
えばK=16)、出力端子数がR(例えばR=16)の
M個(例えばM=8)の第1マトリックススイッチ31
(1),31(2),…,31(M)から構成されてお
り、第2スイッチ群41は、入力端子数がM(例えばM
=8)、出力端子数がP(例えばP=8)のR個(例え
ばR=16)の第2マトリックススイッチ41(1),
41(2),…,41(R)から構成されている。
【0028】ここで、各振動子1(1),1(2),
…,1(N)で得られて各前置増幅器6(1),6
(2),…,6(N)および各電圧・電流変換器8
(1),8(2),…8(N)(図2参照)を経由した
各受信信号のうち、第1番目から第K番目の各振動子1
(1),1(2),…,1(K)から出力された信号は
第1番目のマトリックススイッチ31(1)の第1,
2,…,K番目の入力端子にそれぞれ入力され、第K+
1番目から第2K番目の各振動子1(K+1),1(K
+2),…,1(2K)から出力された信号は第2番目
の第1マトリックススイッチ31(2)の第1,2,
…,K番目の入力端子にそれぞれ入力され、…このよう
に、第n番目(1≦n≦N)の振動子で得られた受信信
号が第[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックス
スイッチ31([(n−1)/K+1])の、第(n−
1)modK番目の入力端子に入力される。ここで、前
述したように、[x]、AmodBはそれぞれxを越え
ない最大の整数、AをBで割った余りを表わしている。
…,1(N)で得られて各前置増幅器6(1),6
(2),…,6(N)および各電圧・電流変換器8
(1),8(2),…8(N)(図2参照)を経由した
各受信信号のうち、第1番目から第K番目の各振動子1
(1),1(2),…,1(K)から出力された信号は
第1番目のマトリックススイッチ31(1)の第1,
2,…,K番目の入力端子にそれぞれ入力され、第K+
1番目から第2K番目の各振動子1(K+1),1(K
+2),…,1(2K)から出力された信号は第2番目
の第1マトリックススイッチ31(2)の第1,2,
…,K番目の入力端子にそれぞれ入力され、…このよう
に、第n番目(1≦n≦N)の振動子で得られた受信信
号が第[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックス
スイッチ31([(n−1)/K+1])の、第(n−
1)modK番目の入力端子に入力される。ここで、前
述したように、[x]、AmodBはそれぞれxを越え
ない最大の整数、AをBで割った余りを表わしている。
【0029】また、第1スイッチ群31と第2スイッチ
群41との間は、第1番目の第1マトリックススイッチ
31(1)のR個の出力端子が、それぞれR個の第2マ
トリックススイッチ41(1),41(2),…,41
(R)の各第1番目の入力端子と接続され、第2番目の
第1マトリックススイッチ31(2)のR個の出力端子
が、それぞれ、R個の第2マトリックススイッチ41
(1),41(2),…,41(R)の各第2番目の入
力端子を接続され、…のように、第m番目(1≦m≦
M)の第1マトリックススイッチ31(m)の第r番目
(1≦r≦R)の出力端子と第r番目の第2マトリック
ススイッチ41(r)の第m番目の入力端子とが接続さ
れている。
群41との間は、第1番目の第1マトリックススイッチ
31(1)のR個の出力端子が、それぞれR個の第2マ
トリックススイッチ41(1),41(2),…,41
(R)の各第1番目の入力端子と接続され、第2番目の
第1マトリックススイッチ31(2)のR個の出力端子
が、それぞれ、R個の第2マトリックススイッチ41
(1),41(2),…,41(R)の各第2番目の入
力端子を接続され、…のように、第m番目(1≦m≦
M)の第1マトリックススイッチ31(m)の第r番目
(1≦r≦R)の出力端子と第r番目の第2マトリック
ススイッチ41(r)の第m番目の入力端子とが接続さ
れている。
【0030】また第2スイッチ群41と遅延加算手段1
2の各入力端子121(1),121(2),…,12
1(Q)との間は、R個の各第2マトリックススイッチ
41(1),41(2),…,41(R)の各第1番目
の出力端子が遅延加算手段12のそれぞれ第1,2,
…,R番目の入力端子と接続され、R個の各第2マトリ
ックススイッチ41(1),41(2),…,41
(R)の各第2番目の出力端子がそれぞれ第R+1,R
+2,…,2R番目の入力端子と接続され、…のよう
に、各第r番目の第2マトリックススイッチ41(r)
の第p番目の出力端子と遅延加算手段12の第(p−
1)×R+r番目の入力端子121((p−1)×R+
r)とが接続されている。
2の各入力端子121(1),121(2),…,12
1(Q)との間は、R個の各第2マトリックススイッチ
41(1),41(2),…,41(R)の各第1番目
の出力端子が遅延加算手段12のそれぞれ第1,2,
…,R番目の入力端子と接続され、R個の各第2マトリ
ックススイッチ41(1),41(2),…,41
(R)の各第2番目の出力端子がそれぞれ第R+1,R
+2,…,2R番目の入力端子と接続され、…のよう
に、各第r番目の第2マトリックススイッチ41(r)
の第p番目の出力端子と遅延加算手段12の第(p−
1)×R+r番目の入力端子121((p−1)×R+
r)とが接続されている。
【0031】図4は、図3に示すスイッチ群を用いた場
合のスイッチ設定説明図であり、従来例の場合の図9に
対応する図である。黒丸印は、図9の場合と同様に、オ
ン(接続)されているスイッチを表わしている。ここで
は、第1スイッチ群31を構成する各第1マトリックス
スイッチ31(1),31(2),…,31(M)の入
力端子の数K、出力端子の数RがそれぞれK=16,R
=16、第2スイッチ群41を構成する各第2マトリッ
クススイッチ41(1),41(2),…41(R)の
入力端子の数M、出力端子の数PがそれぞれM=8,P
=8の場合について説明する。
合のスイッチ設定説明図であり、従来例の場合の図9に
対応する図である。黒丸印は、図9の場合と同様に、オ
ン(接続)されているスイッチを表わしている。ここで
は、第1スイッチ群31を構成する各第1マトリックス
スイッチ31(1),31(2),…,31(M)の入
力端子の数K、出力端子の数RがそれぞれK=16,R
=16、第2スイッチ群41を構成する各第2マトリッ
クススイッチ41(1),41(2),…41(R)の
入力端子の数M、出力端子の数PがそれぞれM=8,P
=8の場合について説明する。
【0032】各振動子1(49),1(50),…,1
(64)で得られた各受信信号は、第4番目の第1マト
リックススイッチ31(4)のそれぞれ第1,2,3,
…,16番目の入力端子に入力される。この第1マトリ
ックススイッチ31(4)の第1,2,…,16番目の
出力端子は、16個の第2マトリックススイッチ41
(1),41(2),…,41(16)の各第4番目の
入力端子と接続されている。また第1,2,…,8番目
の第2マトリックススイッチ41(1),41(2),
…,41(8)の各第5番目の出力端子は遅延加算回路
12の各入力端子121(65),121(66),
…,121(72)にそれぞれ接続されており、第9,
10,…,16番目の第2マトリックススイッチ41
(9),41(10),…,41(16)の各第4番目
の出力端子は遅延加算回路12の各入力端子121(5
7),121(58),…,121(64)にそれぞれ
入力されている。
(64)で得られた各受信信号は、第4番目の第1マト
リックススイッチ31(4)のそれぞれ第1,2,3,
…,16番目の入力端子に入力される。この第1マトリ
ックススイッチ31(4)の第1,2,…,16番目の
出力端子は、16個の第2マトリックススイッチ41
(1),41(2),…,41(16)の各第4番目の
入力端子と接続されている。また第1,2,…,8番目
の第2マトリックススイッチ41(1),41(2),
…,41(8)の各第5番目の出力端子は遅延加算回路
12の各入力端子121(65),121(66),
…,121(72)にそれぞれ接続されており、第9,
10,…,16番目の第2マトリックススイッチ41
(9),41(10),…,41(16)の各第4番目
の出力端子は遅延加算回路12の各入力端子121(5
7),121(58),…,121(64)にそれぞれ
入力されている。
【0033】ここで例えば振動子1(49)と遅延加算
手段12のq=62番目の入力端子121(62)とを
接続する場合を例にとると、この受信信号は第1マトリ
ックススイッチ31(4)の第1番目の端子から該第1
マトリックススイッチ31(4)に入力され、この第1
番目の入力端子から入力された受信信号を第(q−1)
modR番目、即ち、(62−1)mod16=62−
[(62−1)/16]×16=14番目の第2マトリ
ックススイッチ41(14)と接続し、また、この第2
マトリックススイッチ41(14)の4番目の入力端子
を該第2マトリックススイッチ4(14)の[(q−
1)/R+1]番目、即ち[(62−1)/16+1]
=4番目の出力端子と接続することにより、振動子1
(49)で得られた受信信号が遅延加算手段12の62
番目の入力端子121(62)から該遅延加算手段12
に入力される。これにより、図9に示した従来例の場合
と同の接続が可能となる。
手段12のq=62番目の入力端子121(62)とを
接続する場合を例にとると、この受信信号は第1マトリ
ックススイッチ31(4)の第1番目の端子から該第1
マトリックススイッチ31(4)に入力され、この第1
番目の入力端子から入力された受信信号を第(q−1)
modR番目、即ち、(62−1)mod16=62−
[(62−1)/16]×16=14番目の第2マトリ
ックススイッチ41(14)と接続し、また、この第2
マトリックススイッチ41(14)の4番目の入力端子
を該第2マトリックススイッチ4(14)の[(q−
1)/R+1]番目、即ち[(62−1)/16+1]
=4番目の出力端子と接続することにより、振動子1
(49)で得られた受信信号が遅延加算手段12の62
番目の入力端子121(62)から該遅延加算手段12
に入力される。これにより、図9に示した従来例の場合
と同の接続が可能となる。
【0034】ちなみに、入力端子数が8,出力端子数が
16のマトリックススイッチ、および入力端子数が8、
出力端子数が8のマトリックススイッチは安価な市販の
ICが存在し、また入力端子数が16、出力端子数が1
6のマトリックススイッチは、入力端子数が8、出力端
子数が16のマトリックススイッチを2個用いることに
より実現し得るため、振動子群1を構成する振動子の数
NがN=128、遅延加算手段12の入力端子の数Qが
Q=128の場合、入力端子数が8、出力端子数が16
のマトリックススイッチを16個、入力端子数が8、出
力端子数が8のマトリックススイッチを16個用いるこ
とにより従来の128×128個のスイッチ接点係数を
有するマトリックススイッチと同等の機能を実現するこ
とができることとなる。
16のマトリックススイッチ、および入力端子数が8、
出力端子数が8のマトリックススイッチは安価な市販の
ICが存在し、また入力端子数が16、出力端子数が1
6のマトリックススイッチは、入力端子数が8、出力端
子数が16のマトリックススイッチを2個用いることに
より実現し得るため、振動子群1を構成する振動子の数
NがN=128、遅延加算手段12の入力端子の数Qが
Q=128の場合、入力端子数が8、出力端子数が16
のマトリックススイッチを16個、入力端子数が8、出
力端子数が8のマトリックススイッチを16個用いるこ
とにより従来の128×128個のスイッチ接点係数を
有するマトリックススイッチと同等の機能を実現するこ
とができることとなる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の超
音波受信装置は、それぞれがK個の入力端子とR個の出
力端子とを有するM個の第1マトリックススイッチから
なる第1スイッチ群と、それぞれがM個の入力端子とP
個の出力端子とを有するR個の第2マトリックススイッ
チからなる第2スイッチ群とを備え、n番目の振動子で
得られた受信信号を[(n−1)/K+1]番目の第1
マトリックススイッチの入力端子に導くように配線し、
各第1マトリックススイッチのR個の出力端子から出力
されるR個の信号がR個の第2マトリックススイッチに
1つずつ分配されるようにM個の第1マトリックススイ
ッチの出力端子とR個の第2マトリックススイッチの入
力端子とを接続し、さらにr番目の第2マトリックスス
イッチのp番目の出力端子から出力された信号が遅延加
算手段の(p−1)×R+r番目の入力端子から該遅延
加算手段に入力されるようにR個の第2マトリックスス
イッチの出力端子と遅延加算手段の入力端子とを接続し
たものであるため、従来と比べ格段に少ないスイッチ接
点数で走査およびダイナミックフォーカス等に対する焦
点設定のための信号切換を行なうことができ、これによ
り、低コスト、省スペースを保ちつつ、大口径化、高精
度化の要請に沿う超音波受信装置が実現される。
音波受信装置は、それぞれがK個の入力端子とR個の出
力端子とを有するM個の第1マトリックススイッチから
なる第1スイッチ群と、それぞれがM個の入力端子とP
個の出力端子とを有するR個の第2マトリックススイッ
チからなる第2スイッチ群とを備え、n番目の振動子で
得られた受信信号を[(n−1)/K+1]番目の第1
マトリックススイッチの入力端子に導くように配線し、
各第1マトリックススイッチのR個の出力端子から出力
されるR個の信号がR個の第2マトリックススイッチに
1つずつ分配されるようにM個の第1マトリックススイ
ッチの出力端子とR個の第2マトリックススイッチの入
力端子とを接続し、さらにr番目の第2マトリックスス
イッチのp番目の出力端子から出力された信号が遅延加
算手段の(p−1)×R+r番目の入力端子から該遅延
加算手段に入力されるようにR個の第2マトリックスス
イッチの出力端子と遅延加算手段の入力端子とを接続し
たものであるため、従来と比べ格段に少ないスイッチ接
点数で走査およびダイナミックフォーカス等に対する焦
点設定のための信号切換を行なうことができ、これによ
り、低コスト、省スペースを保ちつつ、大口径化、高精
度化の要請に沿う超音波受信装置が実現される。
【0036】また本発明の信号切換装置は、それぞれが
K個の入力端子とR個の出力端子とを有するM個の第1
マトリックススイッチからなる第1スイッチ群と、それ
ぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを有するR個
の第2マトリックススイッチからなる第2スイッチ群
と、N個の信号入力端子と、Q個の信号出力端子とを備
え、n番目の上記信号入力端子から入力された信号を、
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チの入力端子に導くように配線し、各第1マトリックス
スイッチのR個の出力端子から出力されるR個の信号が
R個の第2マトリックススイッチに1つずつ分配される
ようにM個の第1マトリックススイッチの出力端子とR
個の第2マトリックススイッチの入力端子とを接続し、
さらにr番目の第2マトリックススイッチのp番目の出
力端子から出力された信号が(p−1)×R+r番目の
信号出力端子から出力されるようにR個のマトリックス
スイッチの出力端子と上記信号出力端子とを接続したも
のであるため、例えば上記本発明の超音波受信装置をは
じめ、多数の入力端子と多数の出力端子とを有するマト
リックススイッチを必要とする場合に、スイッチ接点数
の少ない低コストかつ省スペースの図られた信号切換装
置が実現される。
K個の入力端子とR個の出力端子とを有するM個の第1
マトリックススイッチからなる第1スイッチ群と、それ
ぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを有するR個
の第2マトリックススイッチからなる第2スイッチ群
と、N個の信号入力端子と、Q個の信号出力端子とを備
え、n番目の上記信号入力端子から入力された信号を、
[(n−1)/K+1]番目の第1マトリックススイッ
チの入力端子に導くように配線し、各第1マトリックス
スイッチのR個の出力端子から出力されるR個の信号が
R個の第2マトリックススイッチに1つずつ分配される
ようにM個の第1マトリックススイッチの出力端子とR
個の第2マトリックススイッチの入力端子とを接続し、
さらにr番目の第2マトリックススイッチのp番目の出
力端子から出力された信号が(p−1)×R+r番目の
信号出力端子から出力されるようにR個のマトリックス
スイッチの出力端子と上記信号出力端子とを接続したも
のであるため、例えば上記本発明の超音波受信装置をは
じめ、多数の入力端子と多数の出力端子とを有するマト
リックススイッチを必要とする場合に、スイッチ接点数
の少ない低コストかつ省スペースの図られた信号切換装
置が実現される。
【図1】本発明の超音波受信装置の特徴部分を示した構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の超音波受信装置の一実施例、および本
発明の信号切換装置の一実施例を内包した超音波診断装
置の構成ブロック図である。
発明の信号切換装置の一実施例を内包した超音波診断装
置の構成ブロック図である。
【図3】図2に示した第1スイッチ群、第2スイッチ群
の構成およびそれらの配線を示した図である。
の構成およびそれらの配線を示した図である。
【図4】図3に示すスイッチ群を用いた場合のスイッチ
設定説明図である。
設定説明図である。
【図5】超音波を送受信する振動子群と人体等の被検体
内における超音波の反射点との関係を示す模式図であ
る。
内における超音波の反射点との関係を示す模式図であ
る。
【図6】振動子群と遅延時間との関係を示す模式図であ
る。
る。
【図7】従来の超音波診断装置の構成例を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【図8】図7に示すマトリックススイッチ及び遅延加算
手段の構成を略示した模式図である。
手段の構成を略示した模式図である。
【図9】図8に示すマトリックススイッチのスイッチ設
定説明図である。
定説明図である。
1 振動子群 1(1),1(2),…,1(N) 振動子 12 遅延加算手段 30,31 第1スイッチ群 30(1),30(2),…,30(M);31
(1),31(2),…,31(M) 第1マトリッ
クススイッチ 40,41 第2スイッチ群 40(1),40(2),…,40(R);41
(1),41(2),…,41(R) 第2マトリッ
クススイッチ 50 遅延加算手段 60 第1配線群 70 第2配線群 80 第3配線群 501(1),501(2),…,501(Q) 入
力端子
(1),31(2),…,31(M) 第1マトリッ
クススイッチ 40,41 第2スイッチ群 40(1),40(2),…,40(R);41
(1),41(2),…,41(R) 第2マトリッ
クススイッチ 50 遅延加算手段 60 第1配線群 70 第2配線群 80 第3配線群 501(1),501(2),…,501(Q) 入
力端子
Claims (5)
- 【請求項1】 被検体内に送信され該被検体内で反射さ
れた超音波を受信して該被検体内の断層像を表示する超
音波受信装置において、 それぞれがK個の入力端子とR個の出力端子とを有する
M個の第1マトリックススイッチからなる第1スイッチ
群と、 それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを有する
R個の第2マトリックススイッチからなる第2スイッチ
群と、 被検体内に送信され該被検体内で反射された超音波を受
信して各受信信号を得る、所定の方向に並んだN個(N
≦K×M)の振動子からなる振動子群と、 前記各受信信号をそれぞれ遅延して互いに加算する、Q
個(Q≦P×R)の入力端子を有する遅延加算手段と、 n番目の前記振動子で得られた前記受信信号を[(n−
1)/K+1]番目の前記第1マトリックススイッチの
入力端子に導く第1配線群と、 前記各第1マトリックススイッチのR個の出力端子から
出力されるR個の信号が前記R個の第2マトリックスス
イッチに1つずつ分配されるように前記M個の第1マト
リックススイッチの出力端子と前記R個の第2マトリッ
クススイッチの入力端子とを接続する第2配線群と、 r番目の前記第2マトリックススイッチのp番目の出力
端子から出力された信号が前記遅延加算手段の(p−
1)×R+r番目の入力端子から該遅延加算手段に入力
されるように前記R個の第2マトリックススイッチの出
力端子と前記遅延加算手段の入力端子とを接続する第3
配線群とを備えたことを特徴とする超音波受信装置。 - 【請求項2】 前記遅延加算手段が、該遅延加算手段の
互いに隣接した入力端子の間に各遅延線を備えたもので
あることを特徴とする請求項1記載の超音波受信装置。 - 【請求項3】 前記第1配線群を構成する各配線経路の
途中に各電圧・電流変換器が配置されてなることを特徴
とする請求項1記載の超音波受信装置。 - 【請求項4】 前記第2配線群を構成する各配線経路の
途中に各バッファアンプが配置されてなることを特徴と
する請求項1記載の超音波受信装置。 - 【請求項5】 それぞれがK個の入力端子とR個の出力
端子とを有するM個の第1マトリックススイッチからな
る第1スイッチ群と、 それぞれがM個の入力端子とP個の出力端子とを有する
R個の第2マトリックススイッチからなる第2スイッチ
群と、 N個(N≦K×M)の信号入力端子と、 Q個(Q≦P×R)の信号出力端子と、 n番目の前記信号入力端子から入力された信号を、
[(n−1)/K+1]番目の前記第1マトリックスス
イッチの入力端子に導く第1配線群と、 前記各第1マトリックススイッチのR個の出力端子から
出力されるR個の信号が前記R個の第2マトリックスス
イッチに1つずつ分配されるように前記M個の第1マト
リックススイッチの出力端子と前記R個の第2マトリッ
クススイッチの入力端子とを接続する第2配線群と、 r番目の前記第2マトリックススイッチのp番目の出力
端子から出力された信号が(p−1)×R+r番目の前
記信号出力端子から出力されるように前記R個のマトリ
ックススイッチの出力端子と前記信号出力端子とを接続
する第3配線群とを備えたことを特徴とする信号切換装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251210A JP2728580B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 超音波受信装置 |
US07/811,364 US5375470A (en) | 1990-12-20 | 1991-12-20 | Acoustic imaging system |
EP91311893A EP0493036B1 (en) | 1990-12-20 | 1991-12-20 | Acoustic imaging system |
DE69117709T DE69117709T2 (de) | 1990-12-20 | 1991-12-20 | Ultraschallabbildungssystem |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3251210A JP2728580B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 超音波受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584241A true JPH0584241A (ja) | 1993-04-06 |
JP2728580B2 JP2728580B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17219339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3251210A Expired - Fee Related JP2728580B2 (ja) | 1990-12-20 | 1991-09-30 | 超音波受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728580B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137353A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-20 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
JPS62142539A (ja) * | 1986-11-28 | 1987-06-25 | 松下電器産業株式会社 | 電子走査式超音波断層検査装置 |
JPS6396808U (ja) * | 1986-12-11 | 1988-06-22 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3251210A patent/JP2728580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137353A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-20 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
JPS62142539A (ja) * | 1986-11-28 | 1987-06-25 | 松下電器産業株式会社 | 電子走査式超音波断層検査装置 |
JPS6396808U (ja) * | 1986-12-11 | 1988-06-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2728580B2 (ja) | 1998-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971118 |
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