JPH0584145A - 調理器 - Google Patents

調理器

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Publication number
JPH0584145A
JPH0584145A JP24624991A JP24624991A JPH0584145A JP H0584145 A JPH0584145 A JP H0584145A JP 24624991 A JP24624991 A JP 24624991A JP 24624991 A JP24624991 A JP 24624991A JP H0584145 A JPH0584145 A JP H0584145A
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JP
Japan
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cooked
rack
cooking
gear
cutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP24624991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hoshino
星野彰司
Takatsugu Sakaguchi
坂口隆次
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0584145A publication Critical patent/JPH0584145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体の小型化を図ることのでき、被調理材を
真っ直ぐにした形状に千切りすることのできる調理器を
提供する。 【構成】 上部が開口11された本体ケース10と、被
調理材Mを投入する投入筒部21を有する蓋体20とを
備え、被調理材Mを受ける調理板50を往復移動可能に
設け、調理板50に被調理材Mを調理する調理刃55を
設け、調理された被調理材を収納する容器14を設け、
前記調理板を往復移動させる往復移動部材30を調理板
に取り付け、この往復移動部材に移動方向に沿って第1
ラック35を形成し、この第1ラックと所定距離離間し
た位置に第2ラック36を有するラック部材37を本体
ケース10に固定し、前記第1ラックと第2ラックとの
間にこれらラックと噛合するギア38を設け、このギア
を回転させて第2ラック上を往復移動させるクランク装
置42,41,40,39を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調理刃を設けた調理
板を往復移動させて被調理材を調理していく調理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、調理器として、図12に示すもの
が知られている。この図12に示す調理器は、モータ1
およびこのモータ1に連動する駆動軸2が設けられた本
体3と、駆動軸2に着脱自在に取り付けられる調理カッ
ター4と、本体1に載置され駆動軸2が侵入する内筒5
が形成された筒状の容器6と、本体3および容器6の上
部を覆い投入筒(フィードチューブ)7が形成された蓋
体8とを備えている。
【0003】前記調理カッター4は、回転テーブル9に
取り付けられたスライス刃9aと、半径方向に配列され
た複数の立刃9bと、円形テーブル9の下面に設けられ
た連結軸9cとを備えている。
【0004】このような調理器においては、モータ1の
駆動によって調理カッター4を回転させ、フィードチュ
ーブ7から投入した被調理材をプッシャー7aによって
下方に押しつける。調理カッター4の回転により立刃9
bが被調理材を垂直方向に所定の深さの切りすじを回転
方向に沿ってつけていき、スライス刃9aがその被調理
材をスライスして千切りが行なわれる。千切りされた被
調理材はスライス刃9aを臨む位置に設けた開口(図示せ
ず)から落下して容器6内に蓄積する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような調理器にあ
っては、回転テーブル9の1/2回転(図12において
右半分)で被調理材を調理し、残りの1/2回転(図1
2において左半分)でスライス刃9aを戻すため、スラ
イス刃9aの長さの2倍の径の回転テーブル9を必要と
する。さらに、回転テーブル9は回転するため、調理さ
れた被調理材はその回転により飛散する。このため、容
器6は回転テーブル9を収納した状態に設けなければな
らず、したがって、容器6の径はスライス刃の2倍以上
必要となり、大きなものとなる。このことから、本体ケ
ース3が大型化してしまうという問題があった。
【0006】また、回転テーブル9を容器外で回転させ
るようにするとともに、回転テーブル9の下にフィード
チューブ7と対向する位置に容器を着脱自在に載置して
小さな容器でもよいものが提案されている。しかしなが
ら、このような調理器にあっても、調理カッター4で切
断された被調理材は、回転テーブル9の回転力によって
外方へ飛ばされるので、フィードチューブ7より外側と
なる位置に容器を置かなければならない。このため、容
器を載置する本体3を大きくしなければならず、また、
被調理材は回転テーブル9の回転によって外方へ飛散す
ることにより該被調理材を容器に案内する案内通路をも
設けなければならない等の問題があった。
【0007】また、被調理材を千切りした場合、回転テ
ーブル9の回転により立刃9bが被調理材に円弧状の切
りすじをつけていくので、千切りされた被調理材は湾曲
した形状のものになってしまうという問題があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、本体の小型化を図ることのでき、
被調理材を真っ直ぐにした形状に千切りすることのでき
る調理器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、上部が開口された本体ケースと、前記
開口の上に着脱自在に載置して該開口を覆うとともに、
被調理材を前記開口へ向けて投入する投入筒部を有する
蓋体とを備え、前記投入筒部から投入される被調理材を
受ける調理板を前記開口に臨ませ且つ往復移動可能に設
け、前記調理板に該調理板の往復移動によって前記被調
理材を調理していく調理刃を設け、調理された前記被調
理材を収納する容器を本体ケースに設け、前記調理板を
往復移動させる往復移動部材を該調理板に取り付け、こ
の往復移動部材に移動方向に沿って第1ラックを形成
し、この第1ラックと対向するともに所定距離離間した
位置に第2ラックを有するラック部材を本体ケースに固
定し、前記第1ラックと第2ラックとの間にこれらラッ
クと噛合するギアを設け、このギアを回転させて第2ラ
ック上を往復移動させるクランク装置を設けたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】この発明は、上記構成により、本体ケースの開
口に設けた調理板は、クランク装置および往復移動部材
によって往復移動し、調理板に設けた調理刃が投入筒部
から投入される被調理材をその往復移動によって調理
し、該被調理材が容器へ蓄積されていく。
【0011】また、ギアがクランク装置によって第2ラ
ック上を回転しながら往復移動し、このギアの回転によ
り、該ギアに第1ラックが噛合した往復移動部材が往復
移動するので、ギアが距離Lだけ移動すると、ギアはそ
の距離Lと等しくなる量だけ回転しながら移動するの
で、往復移動部材は距離2Lだけ移動する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1および図2において、10は上部に開
口11が形成された本体ケースで、この本体ケース10
の前壁(側面)12に挿入口13が形成されている。そ
の開口11の下には容器14が設けられており、その挿
入口13から容器14が出し入れ自在となっている。
【0014】また、本体ケース10の一側部には、区画
壁15で区画された機械室16が形成され、機械室16
の上部の中央部には膨出部17が形成されている。膨出
部17の上面17aには孔17bが形成され、この孔17
bの下には後述するモータを駆動させるマイクロスイッ
チSが設けられている。また、本体ケース10の後部の
下側には前記モータを収納する電動室18が形成されて
いる。Rは側壁19の上面に設けたローラである。
【0015】20は本体ケース10の開口11の上に該
開口11を覆うように着脱自在に設けられた蓋体で、こ
の蓋体20には、被調理材を開口11に向けて投入する
ための投入筒部21が形成されている。また、蓋体20
には、本体ケース10の膨出部17に着脱可能に嵌合し
た枠部22が設けられており、この枠部22の嵌合によ
り蓋体20が開口11に対して位置決めされる。
【0016】25は蓋体20の投入筒部21および本体
ケース10の膨出部17を覆うようにセットする押蓋
で、この押蓋25には投入筒部21と対向する位置に孔
26が形成され、この孔26に第1プッシャー27が上
下動自在に設けられているとともに投入筒部21内に挿
入可能となっている。
【0017】第1プッシャー27は、小径の被調理材を
投入するための筒部27aと、この筒部27aの先端に設
けられた板状の押圧部27bとからなり、第1プッシャ
ー27を下方に押すことにより、投入筒部21内に投入
された被調理材Mを押圧部27bが押さえるようになっ
ている。
【0018】第1プッシャー27の筒部27a内には、
該筒部27a内に投入される被調理材を押さえる第2プ
ッシャー28が上下動自在に挿入されている。第2プッ
シャー28は、第1プッシャー27に対して図2に示す
位置まで挿入するとともに矢印方向に所定角度回転させ
ると第1プッシャー27に固定されるようになってお
り、第2プッシャー28の頭部28aを持って上下動さ
せると第1プッシャー27は第2プッシャー28ととも
に一体に上下動する。
【0019】また、押蓋25には、膨出部17に設けた
孔17bに挿入する突起Tが形成され、押蓋25を押す
と突起TがマイクロスイッチSの接触子(図示せず)を押
し、これによりマイクロスイッチSがオンして前記モー
タが駆動する。
【0020】50は本体ケース10の開口11に臨ませ
て設けられ投入筒部21や筒部27aから投入された被
調理材を受ける調理板で、この調理板50の一側部がロ
ーラR上に載置され、他側部が往復移動部材30の突起
30aに係合されていて、往復移動部材30の往復移動
によって調理板50は往復移動するようになっている。
【0021】往復移動部材30は、図3および図4に示
すように、区画壁15の機械室16側となる側面15a
に設けた一対のガイド部材31,32に沿って往復移動
するようになっている。ガイド部材31,32は区画壁
15に設けた長孔15bを上下から挟むとともに長孔1
5bの長手方向に沿って設けられており、長孔15bは開
口11の長手方向に延びている(図1参照)。
【0022】往復移動部材30の一端部30bは長孔1
5aから突出して開口11へ臨んでおり、他端部30cに
はラック部34が設けられ、このラック部34の下面に
ラック(第1ラック)35が形成されている。また、こ
のラック35の下方には、ラック35と所定距離離間し
て対向したラック(第2ラック)36を有するラック部
材37が配置されている。このラック部材37は区画壁
15に固定されている。
【0023】ラック部34とラック部材37との間に
は、それらラック35,36に噛合したギア38が設け
られている。ギア38の軸38aにはアーム39の一端
39aが枢支されており、アーム39の他端39bがギア
40の側面40aの周端近傍に枢支され、ギア40の回
転によってアーム39を介してギア38がラック36上
を往復移動するようになっている。
【0024】41はモータ42の回転速度を減速してギ
ア40に伝達させる減速機構であり、複数のギア43〜
46から構成されている。そして、モータ42と減速機
構41とギア40とアーム39とでギア38を往復移動
させるクランク装置が構成されている。なお、モータ4
2は電動室18に設けられている。
【0025】ギア38がクランク装置によってラック3
6上を回転移動していくと、ギア38に噛合しているラ
ック35により往復移動部材30はその移動方向と同方
向へ移動していくこととなる。この場合、ギア38が距
離Lだけ移動すると、ギア38はその距離Lと等しくな
る量だけ回転しながら移動するので、往復移動部材30
は距離2Lだけ移動することになる。
【0026】すなわち、アーム39の水平方向のストロ
ークに対して往復移動部材30の移動距離は2倍とな
る。換言すれば、ギア40の直径はその移動距離の1/
2でよいことになり、クランク装置の小型化を図ること
ができ、この結果、本体ケースの小型化を図ることがで
きる。
【0027】50は本体ケース10の開口11に設けら
れ投入筒部21や筒部27aから投入された被調理材M
を受けるカッター台(調理板)で、このカッター台50
の一側部がローラR上に載置され、その他側部は、該他
側部に設けた後述する長穴54,54に往復移動部材3
0の突起30aが係合して、往復移動部材30に取り付
けられた状態となっている。そして、往復移動部材30
の往復移動によってカッター台50は円滑に往復移動で
きるようにされている。
【0028】カッター台50は、図5に示すように側辺
に沿って上方に突設された段差部51を有し、他側辺に
下方に突設された壁部52を有すると共に、上面50a
の略半分側を占める凹部53を有する板体により形成さ
れている。この凹部53には後述するプレート58(図
9参照)を着脱自在に装着するようになっている。段差
部51には、側辺両端に位置する二個の長穴54,54
が形成されている。
【0029】カッター台50の上面50aには、カッタ
ー台50の往復動方向(方向A、図参照)と刃先55a
が斜めに交わるようにするとともに刃先55aを凹部5
3に臨ませてカッター(調理刃)55が取り付けられて
いる。また、カッター55の表面55bがカッター台5
0の上面50aと面一とされている。
【0030】凹部53は後述するプレート58と略同一
の形状に形成されており、この凹部53に該プレート5
8を装着した際に、ガタなく且つ上面50aから一段下
がった段部50bとプレート58の面58a(58b)と
が面一となるようになっている。また、凹部53には、
カッター55の刃先55aの下方に位置する部分に、調
理された被調理材Mを落下させる開口53aが形成され
ている。
【0031】凹部53の底面53bには、段部50bが
形成された側辺53cに沿うと共に後述する突出刃59
が形成された部分と略同一の広さを有する長穴56と、
略中央に位置し指を差し込むことができる大きさの丸穴
57が形成されている。
【0032】この凹部53に、図6ないし図8に示すよ
うにプレート58を装着すると、プレート58は、カッ
ター55の刃先55aに臨んで刃先55aから若干離間
する直前にプレート58の先端が位置するように位置決
めされる。
【0033】同時に、図8に示すようにプレート58の
面58a(58b)は、カッター55から間隙s分下方に
位置するようになっている。
【0034】プレート58は、図7に示すように、移動
方向Aと直交する端辺aと方向Aに沿う側辺bとの交点
cを通り、方向Aに対して45度の角度を有する軸線B
を軸とする、線対称な形状に形成されており、端辺aと
側辺b及び端辺dと側辺eは、それぞれ同一の長さに形
成されている。そして、プレート58は表面58aおよ
び裏面58bのいずれの面を上にして凹部53に装着で
きるようになっている。
【0035】プレート58は、図9(a)に示すよう
に、表面58aには、表面58aを上にして該プレート
58を凹部53に装着すると、方向Aと同一方向に沿っ
て延びる凹部59aが複数形成されている。また、図9
(b)に示すように、裏面58bには、裏面58bを上
にして該プレート58を凹部53に装着すると、カッタ
ー55の刃先55aと同一傾斜角を有して刃先55aに
臨むと共に、方向Aに対して前後二列に等間隔で並んだ
刃厚の薄い突出刃60と、方向Aと同一方向に沿って延
びる凹部59bが複数形成されている。
【0036】そして、表面58aを上にしてプレート5
6を装着すると、カッター台50はスライス用として機
能し、裏面58bを上にしてプレート56を装着する
と、カッター50は千切用として機能するものである。
つまり、一枚のプレート58の装着の仕方によってスラ
イスと千切りの二つの機能を持たせることができる。
【0037】更に、方向Aに対して傾斜した角度を有す
る上面50a及び段部50bに、それぞれ側辺f又は側
辺eが当接することから、カッター台50の往復動の際
にもプレート58が凹部53から外れて抜け落ちること
がない。(図7参照)なお、表面58aを上にした状態
では、裏面58bの突出刃60は長穴57に収納される
こととなり、プレート58の凹部53からの離脱は、丸
穴57にプレート58の裏面側から指を差し入れてプレ
ート58を持ち上げることにより、容易に行うことがで
きる。
【0038】カッター台50の方向Aにおける長さは、
カッター台50が図10(a)に示すように最左方位置
にきたときと図10(b)に示すように最右方位置にき
たときに、カッター台50が、投入筒部21の方向Aに
おける開口幅の約2/3を塞ぐ程度の大きさに設定され
ている。すなわち、投入筒部21の開口の一部をカッタ
ー台50で塞がない状態になっている。
【0039】カッター台50は、開口幅の約2/3を塞
ぐので、移動位置に拘らず、投入筒部21から投入され
た被調理材Mを常に受け止め、被調理材Mを落下させな
いことになる。
【0040】このため、カッター台50が被調理材Mを
落下させない最小の長さとすることができ、本体ケース
10の長手方向の長さを短くすることができる。したが
って、本体ケース10をコンパクトに形成することがで
きることになる。次に、上記実施例の調理器の作用につ
いて説明する。
【0041】先ず、本体ケース10に容器14と調理板
50と蓋体20とを図2に示すように装着する。次に、
投入筒部21から被調理材Mを投入し、押蓋25を図2
に示すようにセットするとともに、図示しないメインス
イッチをオンにする。
【0042】続いて第1プッシャー27に第2プッシャ
ー28を固定し、第2プッシャー28の頭部28aを上
から押さえて第1プッシャー27の押圧部27bで被調
理材Mを押さえるとともに、押蓋25を押して突起Tに
よりマイクロスイッチSをオンにする。
【0043】マイクロスイッチSのオンによりモータ4
2が駆動し、減速機構41を介してギア40が回転して
いく。この回転により、アーム39を介してギア38が
ラック36上を往復移動し、往復移動部材30が往復移
動していく。そして、往復移動部材30の往復移動によ
りカッター台50が往復移動していく。
【0044】いま、カッター台50が図10(a)に示
す最左方位置から図10(b)に示す最右方位置まで移
動すると、被調理材Mの底面に、先ず突出刃60によっ
て垂直方向に所定の深さの切りすじがその移動方向に沿
って直線状に入り、続いてカッター55がその被調理材
Mをスライスしていき、この結果、千切りが行なわれ
る。
【0045】カッター台50の往復移動は直線運動なの
で、千切りされた被調理材は円弧状に湾曲することなく
真っ直ぐに切断された形状のものとなる。
【0046】そして、千切りされた被調理材は、開口5
3aから下方へ落下し、カッター台50の下方に位置す
る容器14に蓄積されていく。
【0047】このように、カッター台50は、往復移動
するだけであるからカッター台50の幅はカッター55
の幅とほぼ同じでよく、従来のようにカッター55幅の
2倍を必要としない。したがって、容器14の幅はカッ
ター55の幅と同じでよく、小さな容器でよいことにな
る。さらに、千切りされた被調理材が飛散してしまうこ
とがないので、ずらした位置に容器14を置く必要がな
い。従って、従来のように、容器14を載置するために
本体ケース10を大きくする必要がないことから、本体
ケース10の小型化を図ることが可能となる。
【0048】また、千切りされた被調理材は、カッター
台50が往復移動するだけなので、カッター台50の回
転によって飛散してしまうことがなく、千切りされた被
調理材を容器14に案内する案内通路を設ける必要がな
い。
【0049】更に、容器14に蓄積された被調理材を取
り出すには、容器14を本体10から引き出せばよいの
で、被調理材Mの取り出しは非常に簡単である。
【0050】また、プレート58の表面58a(裏面5
8b)に、カッター台50の移動方向方向Aと同一方向
に沿って延びる凹部59a(59b)を複数形成したの
で、被調理材Mを第1プッシャー27で上から押さえて
も被調理材Mとプレート58との摩擦が減少することに
なる。さらに、その凹部59a(59b)によってカッタ
ー台50の横方向(方向Aと直交する方向)の移動が規
制される状態となり、カッター台50のブレの発生が防
止される。この結果、カッター台50は滑らかに往復移
動し、モータ42の負荷は軽減されることとなる。
【0051】被調理材Mをスライスする場合には、プレ
ート56の表面58aを上にして該プレート56をカッ
ター台50に装着し、上記と同様な操作を行なえば被調
理材Mはカッター55によってスライスされていく。
【0052】図11は、おろし用カッター台61を示し
たもので、これは、カッター台50と同一形状を有し、
上面61aにおろし刃62が形成されている。
【0053】おろし刃62は、上面61aに設けられた
多数の小穴63の周縁に複数個突設された小突起62a
により形成されており、小穴63は、方向Aと直交する
幅方向に対して隙間が無いように配置されている。
【0054】このおろし用カッター台61をカッター台
50と交換して使用すれば、被調理材Mのおろしができ
ることとなる。
【0055】
【効果】この発明は、以上説明したように、調理刃を設
けた調理板を往復移動するようにしたものであるか、調
理板の幅は調理刃の幅とほぼ同じでよく、従来のように
調理刃の幅の2倍を必要としないことから、容器の幅は
調理刃の幅でよく、容器は小さなものでよいこととな
る。さらに、調理された被調理材が飛散してしまうこと
がないので、容器を調理板の下方に載置する場合には、
被調理材を容器に案内する案内通路を設ける必要がな
く、しかも、調理板の下からずらした位置に置く必要も
ないことから、従来のように容器を載置するために本体
ケースを大きくしてしまうこともない。したがって、本
体ケースの小型化を図ることができる。また、被調理材
を真っ直ぐにした形状に千切りすることもできる。
【0056】さらに、クランク装置によってギアが第2
ラック上を回転しながら往復移動し、このギアの回転に
より、該ギアに第1ラックが噛合した往復移動部材が往
復移動するので、ギアが距離Lだけ移動すると、ギアは
その距離Lと等しくなる量だけ回転しながら移動し、往
復移動部材は距離2Lだけ移動する。したがって、クラ
ンク装置のストロークを短くすることができ、クランク
装置の小型化を図ることができ、その結果、さらに本体
ケースの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかわる調理器の構成を示した分解
斜視図、
【図2】図1の調理器の構成を示した断面図、
【図3】調理板を往復移動させる移動機構を示した斜視
図、
【図4】上記移動機構の一部の断面を示した断面図、
【図5】カッター台の構成を示した斜視図、
【図6】カッター台にプレートを装着した状態を示した
斜視図、
【図7】カッター台にプレートを装着した状態を示した
平面図、
【図8】カッター台にプレートを装着した状態を示した
断面図、
【図9】図9はプレートの構成を示した斜視図で、
(a)は表面の構成を示し、(b)は裏面の構成を示して
いる。
【図10】図10はカッター台と投入筒部との位置関係
を示したもので、(a)はカッター台が最左方位置にあ
る状態を示した平面図、(b)はカッター台が最右方位
置にある状態を示した平面図、
【図11】おろし用カッターの構成を示した平面図、
【図12】従来の調理器の構成を示した断面図である。
【符号の説明】
10 本体ケース 11 開口 14 容器 20 蓋体 21 投入筒部 30 往復移動部材 35 ラック(第1ラック) 36 ラック(第2ラック) 37 ラック部材 38 ギア 39 アーム 40 ギア 41 減速機構 42 モータ 50 カッター台(調理板) 55 カッター(調理刃)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口された本体ケースと、前記開
    口の上に着脱自在に載置して該開口を覆うとともに、被
    調理材を前記開口へ向けて投入する投入筒部を有する蓋
    体とを備え、 前記投入筒部から投入される被調理材を受ける調理板を
    前記開口に臨ませ且つ往復移動可能に設け、 前記調理板に該調理板の往復移動によって前記被調理材
    を調理していく調理刃を設け、 調理された前記被調理材を収納する容器を本体ケースに
    設け、 前記調理板を往復移動させる往復移動部材を該調理板に
    取り付け、 この往復移動部材に移動方向に沿って第1ラックを形成
    し、 この第1ラックと対向するともに所定距離離間した位置
    に第2ラックを有するラック部材を本体ケースに固定
    し、 前記第1ラックと第2ラックとの間にこれらラックと噛
    合するギアを設け、 このギアを回転させて第2ラック上を往復移動させるク
    ランク装置を設けたことを特徴とする調理器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5445332A (en) * 1993-09-02 1995-08-29 Kabushiki Kaisha Izumi Seiki Seisakusho Food processor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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