JPH058402U - キヤツプ付き筆記具 - Google Patents

キヤツプ付き筆記具

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JPH058402U
JPH058402U JP6402891U JP6402891U JPH058402U JP H058402 U JPH058402 U JP H058402U JP 6402891 U JP6402891 U JP 6402891U JP 6402891 U JP6402891 U JP 6402891U JP H058402 U JPH058402 U JP H058402U
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JP
Japan
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cap
writing instrument
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length
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Pending
Application number
JP6402891U
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English (en)
Inventor
正仁 兼原
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペン先がキャップで保護されるとともに、ノ
ギスの代用品として長さ測定に使用することができるキ
ャップ付き筆記具を提供する。 【構成】 まず筆記具本体10とキャップ20とが嵌合
されて回転されることによって、キャップ20の窓部2
4から筆記具本体10の副尺部14が見える状態にされ
る。続いて、測定対象物が筆記具本体10の太径部11
の前端面13とキャップ20の端部22との間に挟まれ
る。ここで前端面13と端部22とは、いずれも筆記具
本体10の軸線方向に対して垂直な平坦面となってい
る。従って、前端面13と端部22とは測定対象物の長
さ分だけ離され、長さ目盛り25のゼロ点26と副尺部
14のゼロ点15も同じ長さだけ離される。この結果、
測定対象物の長さは、副尺部14によって指示された長
さ目盛り25によって表される。このようにして、本考
案の筆記具はノギスとして使用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はボールペン等のキャップ付きの筆記具に関し、特にノギスの代用品 として用いることができるキャップ付き筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボールペン,万年筆等のインクを使用した筆記具には、ペン先を保護し、イン クの乾燥を防ぐとともに、ペン先付近に付着したインクによって周囲が汚される のを防ぐために、ペン先に被せられるキャップが用いられる。 かかる筆記具を用いて製図やデッサン等を行う場合、対象物や図面上の長さを 測定する必要が生ずることが多い。従来このような場合には、別に定規,ノギス 等の測定具を用意して測定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、定規,ノギス等を別に用意するのは手間がかかり、管理上も大 変である。前記キャップ付きの筆記具を用いてノギスと同程度の精度の長さ測定 ができれば、製図等を行う際にノギス・定規類を別に用意する必要がなく便利で あり、筆記具の商品価値も高くなる。 そこで本考案では、ノギスの代用品として長さ測定に使用することができるキ ャップ付き筆記具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では上記課題を解決するために、ペン先を有する筆記具本体と、 該筆記具本体のペン先側がスライド可能に嵌合する孔が設けられたキャップと、 前記キャップの軸線方向の相当長さにわたって設けられた、嵌合された筆記具本 体の外周面を目視することができる窓部と、該窓部近傍のキャップ外周に軸線方 向に沿って設けられた長さ目盛りと、前記キャップの嵌合孔が開口した端部に設 けられた、前記軸線方向に対して垂直な第1平坦面と、前記筆記具本体のペン先 と反対の後端部付近に設けられた前記筆記具本体のキャップ嵌合部の外径より大 きい外径を有する太径部と、該太径部のペン先よりの側に前記軸線方向に対して 垂直に設けられ、前記第1平坦面と当接する第2平坦面と、前記筆記具本体の外 周に設けられた前記キャップ外周の長さ目盛りを指示するための副尺部とを有す るキャップ付き筆記具であって、該副尺部のゼロ点は、前記第1平坦面が前記第 2平坦面と当接するまでスライドしたときに前記長さ目盛りのゼロ点を指示する ように設けられていることを特徴とするキャップ付き筆記具を創出した。
【0005】
【作用】
さて、上記の構成を備えた本考案の筆記具によると、まず筆記具本体とキャッ プとが嵌合されて筆記具本体がキャップに対して回転されることによって、キャ ップの窓部から筆記具本体の副尺部が見える状態にされる。続いて、筆記具本体 がキャップに対してスライドされることによって、測定対象物がキャップ端部の 第1平坦面と、筆記具本体の太径部の第2平坦面との間に挟まれる。 ここで、第1平坦面と第2平坦面はいずれも筆記具本体の軸線方向に対して垂 直に形成されている。従って、第1平坦面と第2平坦面とは測定対象物の長さ分 だけ離され、長さ目盛りのゼロ点と副尺部のゼロ点も同じ長さだけ離される。こ の結果、測定対象物の長さは副尺部によって指示された長さ目盛りによって表さ れる。このようにして、本考案のキャップ付き筆記具はノギスとして使用するこ とができる。 このように本考案のキャップ付き筆記具は、ペン先がキャップで保護されると ともにノギスの代用品ともなり、商品価値の高いキャップ付き筆記具となるので ある。
【0006】
【実施例】
次に本考案を具現化した一実施例について図1〜図4を参照して説明する。 図1は、本考案のキャップ付き筆記具の一実施例を示す斜視図である。参照符 号10は筆記具本体としてのボールペン本体であり、このボールペン本体10は ペン先16を有している。ボールペン本体10には、その外径とほぼ等しい大き さの孔21があけられたキャップ20が被せられてペン先16が保護される。 従ってボールペン本体10はペン先16を有する筆記具本体であり、キャップ 20は筆記具本体10のペン先側がスライド可能に嵌合する孔21が設けられた キャップである。
【0007】 次にキャップ20の構造について、図2を参照して説明する。 前述の如く、キャップ20にはボールペン本体10の外径とほぼ等しい大きさ の嵌合孔21があけられており、キャップ20の一部はこの嵌合孔21に沿って 透明なプラスチック材料で構成された透明窓24となっている。一方、キャップ 20の透明窓24以外の部分は、不透明なプラスチック材料で構成されている。 そしてキャップ20の不透明部分と透明窓24との境界部分には、1mmごとに 1目盛り1mmの長さ目盛り25がゼロ点26から120mmまで刻印されてい る。
【0008】 さらに、キャップ20の嵌合孔21が開口した側の端面22は平坦面となって いる。そしてこの端面22は、嵌合されるボールペン本体10の軸線方向に対し て垂直になるように、すなわち嵌合孔21の軸線方向に対して垂直に形成されて いる。 従って透明窓24は、キャップ20の軸線方向の相当長さにわたって設けられ た、嵌合された筆記具本体10の外周面を目視することができる窓部として機能 し、長さ目盛り25は、窓部24近傍のキャップ20外周に軸線方向に沿って設 けられた長さ目盛りを構成している。さらにキャップ端面22は、キャップ20 の嵌合孔21が開口した端部に設けられた、前記軸線方向に対して垂直な第1平 坦面を構成している。 なおキャップ20の端面22近傍には、キャップ20を被せたボールペン本体 10を洋服のポケット等に保持するために、クリップ23が設けられている。
【0009】 次にボールペン本体10の構造について、図3を参照して説明する。 前述の如く、ボールペン本体10のペン先側は、キャップ20の嵌合孔21に スライド可能に嵌合する。一方、ペン先と反対側すなわち後端部は、前記嵌合す る部分より径の大きい太径部11となっている。この太径部11は円板状に形成 されており、その前端側の面13と後端面12はいずれも、前記軸線方向に対し て垂直になるように形成されている。すなわち、ボールペン本体10をキャップ 20に嵌合させてスライドさせることによって、太径部前端面13とキャップ端 面22は平行に当接する。 従って太径部11は、筆記具本体10のペン先16と反対の後端部付近に設け られた筆記具本体10のキャップに嵌合する部分の外径より大きい外径を有する 太径部を構成している。また太径部前端面13は、太径部11のペン先16より の側に前記軸線方向に対して垂直に設けられ、第1平坦面22と当接する第2平 坦面として機能する。
【0010】 さらにボールペン本体10のペン先16よりの側には、副尺(バーニア)14 が刻印されている。この副尺14は、前記長さ目盛り25が1mmごとに1目盛 りとして刻まれているのに対して、9mmの長さ当たりに10目盛りが刻まれて いる。従って、ノギス等でよく知られているように、この副尺14と長さ目盛り 25とを組み合わせることによって、1/10mmまでの長さ測定が可能になる 。さらに副尺14のゼロ目盛り15は、キャップ20の端面22が太径部平坦面 13に当接するまでスライドしたときに、長さ目盛り25のゼロ点26を指示す るように設けられている。
【0011】 従って副尺部14は、筆記具本体10の外周に設けられたキャップ外周の長さ 目盛り25を指示するための副尺部として機能する。そして、副尺部14のゼロ 点15は、第1平坦面22が第2平坦面13に当接するまでスライドしたときに 長さ目盛り25のゼロ点26を指示するように設けられている。 さらに図4に示されるように、ボールペン本体10の裏側には、太径部11の 後端面12をゼロ点とした深さ測定用の目盛り17が刻印されている。この後端 面12は、先に述べたようにボールペン本体10の軸線方向に対して垂直な平坦 面であり、深さ測定はこの後端面12を基準として行われる。
【0012】 さて、上記構成を有する本実施例のキャップ付きボールペンによる長さ測定の 一実施例について、図1を参照して説明する。 まず、ボールペン本体10がキャップ20の嵌合孔21に嵌合される。そして 、ボールペン本体10がキャップ20に対して回転されることによって、キャッ プ20の窓部24からボールペン本体10の副尺部14が見える状態にされる。 続いて、ボールペン本体10がキャップ20に対してスライドされることによっ て、測定対象物がキャップ20の端面22と、ボールペン本体10の太径部11 の平坦面13との間に挟まれる。
【0013】 ここで、前述の如くキャップ端面22と太径部前端面13はいずれも軸線方向 に対して垂直に形成されている。従って、キャップ端面22と太径部前端面13 とは測定対象物の長さ分だけ離され、長さ目盛りのゼロ点26と副尺部のゼロ点 15も同じ長さだけ離される。この結果、測定対象物の長さは副尺部14によっ て指示された長さ目盛り25によって表される。 このようにして、ボールペン本体10とキャップ20からなるキャップ付きボ ールペンがノギスとして使用されるのである。
【0014】 さらに、本実施例のキャップ付きボールペンのボールペン本体を用いた、深さ の測定の一実施例について、図4を参照して説明する。 参照符号30が深さを測定しようとする孔部である。ボールペン本体10から キャップ20をはずして、後端面12を測定したい孔部30の底面31に当接さ せる。先に述べたように、この後端面12はボールペン本体10の軸線方向に対 して垂直な平坦面であり、この後端面12をゼロ点として軸線方向に沿って長さ 目盛り17が刻印されている。従って、孔部30の孔周32の位置にある目盛り 17を読み取ることによって、孔部30の深さを測定することができる。
【0015】 本実施例では筆記具本体としてボールペンの例を示したが、万年筆等の他のキ ャップ付き筆記具についても同様に適用できる。また、筆記具本体の裏側に深さ 測定用の目盛りを設けた例について示したが、この深さ測定用の目盛りは必須の ものではなく、筆記具本体の裏側は他のデザインとしてもよい。 さらに本実施例においては、キャップの軸線方向の相当長さにわたって設けら れた窓部として、透明なプラスチック材料で構成された透明窓を用いたが、透明 材料を用いないで単なる開口溝としてもよい。また、逆にキャップを全周にわた って透明材料で構成して、キャップ全体を窓部とすることもできる。 筆記具本体およびキャップの他の部分の形状,材質,配置等についても、本実 施例に限定されるものではない。
【0016】 さらに本実施例に固有の効果として、 (1) キャップの窓部をキャップ本体と一体の透明プラスチックとしたため、キャ ップの強度が増すとともに筆記具のペン先がより完全に保護される。 (2) 筆記具本体の後端部を平面として、その平面をゼロ点とする長さ目盛りを、 目盛り指示部とは別に筆記具本体に設けたため、筆記具本体を用いて深さ測定が できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案においては、窓部を有するキャップに軸線方向に目盛りを設けるととも に、筆記具本体に副尺部を設けたキャップ付き筆記具を創出したため、ノギスの 代用品として長さ測定に使用できる。従って、ペン先がキャップで保護されると ともにノギスの代用品ともなり、商品価値の高いキャップ付き筆記具となるので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャップ付き筆記具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】キャップ付き筆記具のキャップの一実施例を示
す斜視図である。
【図3】キャップ付き筆記具の筆記具本体の一実施例を
示す斜視図である。
【図4】筆記具本体の一実施例の裏側を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 筆記具本体 11 太径部 13 第2平坦面 14 副尺部 15 副尺部のゼロ点 16 ペン先 20 キャップ 21 嵌合孔 22 第1平坦面 24 窓部 25 長さ目盛り 26 長さ目盛りのゼロ点

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ペン先を有する筆記具本体と、 該筆記具本体のペン先側がスライド可能に嵌合する孔が
    設けられたキャップと、 前記キャップの軸線方向の相当長さにわたって設けられ
    た、嵌合された筆記具本体の外周面を目視することがで
    きる窓部と、 該窓部近傍のキャップ外周に軸線方向に沿って設けられ
    た長さ目盛りと、 前記キャップの嵌合孔が開口した端部に設けられた、前
    記軸線方向に対して垂直な第1平坦面と、 前記筆記具本体のペン先と反対の後端部付近に設けられ
    た前記筆記具本体のキャップに嵌合する部分の外径より
    大きい外径を有する太径部と、 該太径部のペン先よりの側に前記軸線方向に対して垂直
    に設けられ、前記第1平坦面と当接する第2平坦面と、 前記筆記具本体の外周に設けられた前記キャップ外周の
    長さ目盛りを指示するための副尺部とを有するキャップ
    付き筆記具であって、 該副尺部のゼロ点は、前記第1平坦面が前記第2平坦面
    と当接するまでスライドしたときに前記長さ目盛りのゼ
    ロ点を指示するように設けられていることを特徴とする
    キャップ付き筆記具。
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