JP2003063194A - コンパス - Google Patents

コンパス

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JP2003063194A
JP2003063194A JP2001258934A JP2001258934A JP2003063194A JP 2003063194 A JP2003063194 A JP 2003063194A JP 2001258934 A JP2001258934 A JP 2001258934A JP 2001258934 A JP2001258934 A JP 2001258934A JP 2003063194 A JP2003063194 A JP 2003063194A
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Jun Shibatani
純 芝谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも描く円(S)の半径(d)(大き
さ)を表示でき、また大きな円も描くことができる新規
なコンパスを提供する。 【解決手段】 物さし(1)(1A)(1B)(1C)
に中心針(2)と筆記具(3)を取付けてコンパスを構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、円(円弧も含む)
を描くためのコンパスに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のコンパスは周知の如く、開閉自由
の二本脚の一方に中心針が取付けられ、他方に筆記具が
取付けられており、中心針の先端を記載面に突刺すと共
に、筆記具先端を記載面に接触させた状態で、中心針を
中心に筆記具を回すことにより、脚の開脚角度に応じた
中心針先端と筆記具先端との間隔が半径となる円を描く
ものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、描いた
円の半径(大きさ)が物さし等で計らない限り分からな
いという問題と、コンパスの大型化によって描ける円の
最大直径を長くしようとしても取扱い上限界があり、大
きな円は描けないという問題があった。 【0004】従って、少なくとも描く円の半径(大き
さ)が表示され、また大きな円も描ける新規なコンパス
を提供することを本発明の主たる目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のコンパスは、物さしに中心針と筆記具を取付
けてなり、物さしに付けられている目盛りによって中心
針と筆記具の間隔、即ち描く円の半径(大きさ)を表示
し、また巻尺等物さしの種類を適宜選定することによっ
て大きな円を描けるようにしたものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は曲尺コンパスの正面説明図、図
2は曲尺コンパスの平面説明図であり、曲尺コンパスは
物さしである曲尺(1)に中心針(2)と筆記具(3)
を取付けてなるもので、曲尺(1)は、図3に示すよう
に、直角に(L形に)曲がった金属製の物さしであり、
直尺である長尺片(4)と短尺片(5)が直角に(L形
に)連結され、長尺片(4)の表面外側縁部と短尺片
(5)の表面外側縁部に長さを表わす1ミリメートル間
隔の普通目盛(6)が付けられ、長尺片(4)の表面内
側縁部に角目(7)が付けられ、短尺片(5)の表面内
側縁部に丸目(8)が付けられている。角目(7)はあ
る円(S)の直径(D)を角目(7)で計ったときの長
さがそれからとれる角材の正方形(T)の一辺の長さを
表わし、丸目(8)はある円(S)の直径(D)を丸目
(8)で計ったときの長さがその円(S)の円周を表わ
す。尚、長尺片(4)の表面に普通目盛(6)と角目
(7)を併記し、短尺片(5)の表面に普通目盛(6)
と丸目(8)を併記した曲尺(1)を示したが、長尺片
(4)の表面に普通目盛(6)と丸目(8)を併記し、
短尺片(5)の表面に普通目盛(6)と角目(7)を併
記したものでもよい。 【0007】前記曲尺(1)の長尺片(4)又は短尺片
(5)に着脱自在に取付ける二本のコンパス脚(9)
(10)を備えるもので、図4及び図5にも示すよう
に、曲尺(1)の長尺片(4)又は短尺片(5)を表裏
から挟む尺クリップ(11)を各コンパス脚(9)(1
0)の上部に一体に設け、尺クリップ(11)により各
コンパス脚(9)(10)を曲尺(1)の長尺片(4)
又は短尺片(5)に垂直姿勢で保持させ、かつ、尺クリ
ップ(11)の止めねじ(12)を緩め締め操作するこ
とにより、各コンパス脚(9)(10)を曲尺(1)の
長尺片(4)又は短尺片(5)に沿ってスライド移動で
きて任意の位置で固定できるように構成している。 【0008】そして、前記二本のコンパス脚(9)(1
0)の下部に軸クリップ(13)を一体に設け、何れか
一方のコンパス脚(9)の軸クリップ(13)に中心針
(2)を保持させ、他方のコンパス脚(10)の軸クリ
ップ(13)に筆記具(3)を保持させ、中心針(2)
と筆記具(3)を二本のコンパス脚(9)(10)によ
り曲尺(1)の長尺片(4)又は短尺片(5)の真下で
これに対し垂直姿勢で保持させ、中心針(2)と筆記具
(3)をコンパス脚(9)(10)と一体に曲尺(1)
の長尺片(4)又は短尺片(5)に沿ってスライド移動
させて任意の位置で固定させるように構成している。ま
た中心針(2)と筆記具(3)の各軸クリップ(13)
への挿脱及び軸クリップ(13)下端からの中心針
(2)と筆記具(3)の突出長さの調節は、各軸クリッ
プ(13)の止めねじ(14)を緩め締め操作すること
により行える。 【0009】また、尺クリップ(11)にこれに挟まれ
た曲尺(1)の長尺片(4)又は短尺片(5)の表面に
付けられた各目盛(6)(7)(8)の読取り用の窓
(15)を設けると共に、この窓(15)に樹脂やガラ
ス製の透明な蓋(16)を嵌合し、かつ、蓋(16)の
表面で下方に取付けられた中心針(2)又は筆記具
(3)の軸芯延長線上に指針である一本の移動目盛(1
7)を付け、中心針(2)と筆記具(3)の移動位置の
各目盛(6)(7)(8)を読取り可能とし、各目盛
(6)(7)(8)により中心針(2)と筆記具(3)
の動きを読み、普通目盛(6)により中心針(2)と筆
記具(3)の間隔を読取り、普通目盛(6)により描く
円(S)の半径(d)(大きさ)を表示し、それと同時
に、角目(7)により中心針(2)と筆記具(3)の間
隔を読取り、角目(7)により描く円(S)からとれる
角材の正方形(T)の一辺の長さを表示し、丸目(8)
により中心針(2)と筆記具(3)の間隔を読取り、丸
目(8)により描く円(S)の円周を表示するように構
成している。 【0010】目盛読取り用の窓(15)に嵌合する蓋
(16)を凸レンズに形成して各目盛(6)(7)
(8)の拡大像を作ることにより、各目盛(6)(7)
(8)の読取りが容易に行えると共に、誤読を防止でき
るものである。 【0011】曲尺コンパスは上記のように構成するもの
で、例えば図1及び図2に示すように、曲尺(1)の短
尺片(5)に二本のコンパス脚(9)(10)を介して
中心針(2)と筆記具(3)を取付け、中心針(2)の
先端を記載面(P)に突刺すと共に、筆記具(3)先端
を記載面(P)に接触させた状態で、中心針(2)を中
心に曲尺(1)を回すことにより、中心針(2)と筆記
具(3)の間隔が半径(d)となる円(S)を記載面
(P)に描くことができると共に、円(S)を描く前か
らその半径(d)(大きさ)と円周が既に表示されてい
るため、円(S)を描いた後で他の物さしで半径(直
径)を計ったり、電卓で円周を算出する必要がない。
尚、曲尺(1)の長尺片(4)に二本のコンパス脚
(9)(10)を介して中心針(2)と筆記具(3)を
取付け、円(S)を記載面(P)に描く場合は、円の半
径(d)(大きさ)と描く円(S)からとれる角材の正
方形(T)の一辺の長さが表示されるものである。 【0012】そして、前記二本のコンパス脚(9)(1
0)は曲尺(1)だけでなく他の物さしに取付けて曲尺
コンパスと同様の機能を持つコンパスを構成することが
できるもので、図6は普通目盛(6A)が表面に付けら
れた直尺(直定規)1Aに二本のコンパス脚(9)(1
0)を介して中心針(2)と筆記具(3)を取付けた直
尺コンパスを示し、図7は普通目盛(6B)が表面に付
けられた三角定規(1B)の測定端片に二本のコンパス
脚(9)(10)を介して中心針(2)と筆記具(3)
を取付けた三角定規コンパスを示し、図8は普通目盛
(6C)が布製又は金属製のテープ(15)の表面に付
けられた巻尺(1C)のテープ(18)に二本のコンパ
ス脚(9)(10)を介して中心針(2)と筆記具
(3)を取付けた巻尺コンパスを示し、特に巻尺コンパ
スは、道路建設の際の隅切り(角落とし)の線引き作業
又は学校や競技場でのトラックの線引き作業で必要とな
る半径が数メートル〜数十メートルの円及び円弧を描く
ことができるものである。 【0013】また、前記中心針(2)と筆記具(3)は
従来のコンパスで用いられているものを示したが、鉛
筆,ボールペン,サインペン,チョーク等のペンシル形
のものを筆記具(3)として用い、この筆記具(3)に
対応した大きさの中心針(2)を用いてもよい。この場
合、コンパス脚(9)(10)の軸クリップ(13)は
中心針(2)と筆記具(3)に対応したものに変更する
と共に、中心針(2)と筆記具(3)を物さし(1)
(1A)(1B)(1C)と干渉しない位置で、かつ、
各目盛(6)(7)(8)の読取り用の窓(15)を隠
さない位置に保持できるように、コンパス脚(9)(1
0)に軸クリップ(13)を設けるものである。 【0014】また、中心針(2)と筆記具(3)の何れ
か一方を物さし(1)(1A)(1B)(1C)に直接
固着し、他方を物さし(1)(1A)(1B)(1C)
にコンパス脚(9)を介してスライド自在に取付けても
よいが、中心針(2)と筆記具(3)の両方を物さし
(1)(1A)(1B)(1C)にコンパス脚(9)
(10)を介して着脱自在でスライド自在に取付けるこ
とにより、物さし(1)(1A)(1B)(1C)を単
体でも使用できると共に、必要に応じて物さし(1)
(1A)(1B)(1C)の種類も変更できて所望のコ
ンパスを構成できるので効果的である。 【0015】 【発明の効果】以上実施例からも明らかなように、本発
明のコンパスは、物さし(1)(1A)(1B)(1
C)に中心針(2)と筆記具(3)を取付けてなるの
で、物さし(1)(1A)(1B)(1C)に付けられ
ている目盛り(6)(6A)(6B)(6C)によって
中心針(2)と筆記具(3)の間隔、即ち描く円(S)
の半径(d)(大きさ)を表示でき、また巻尺(1C)
等物さしの種類を適宜選定することによって大きな円を
描くことができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 曲尺コンパスの正面説明図 【図2】 曲尺コンパスの平面説明図 【図3】 曲尺の平面図 【図4】 コンパス脚の正面図 【図5】 コンパス脚の中央縦断面図 【図6】 直尺コンパスの正面図 【図7】 三角定規コンパスの正面図 【図8】 巻尺コンパスの正面図 【符号の説明】 (1) 曲尺 (物さし) (2) 中心針 (3) 筆記具 (4) 長尺片 (5) 短尺片 (6) 普通目盛 (7) 角目 (8) 丸目 (9) コンパス脚 (10) コンパス脚 (11) 尺クリップ (12) 止めねじ (13) 軸クリップ (14) 止めねじ (15) 目盛読取り用の窓 (16) 蓋 (17) 移動目盛(指針) (1A) 直尺(物さし) (1B) 三角定規(物さし) (1C) 巻尺(物さし) (6A) 普通目盛 (6B) 普通目盛 (6C) 普通目盛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 物さしに中心針と筆記具を取付けてなる
    コンパス。
JP2001258934A 2001-08-29 2001-08-29 コンパス Withdrawn JP2003063194A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100943637B1 (ko) * 2009-07-28 2010-02-24 곽동만 탈착식 컴퍼스
CN106494135A (zh) * 2016-11-05 2017-03-15 刘志明 一种新型圆规
CN109807849A (zh) * 2019-03-01 2019-05-28 卢绿涵 一种长距离精确画线工具
CN110525090A (zh) * 2019-06-28 2019-12-03 广州市轻工高级技工学校 一种精密长杆圆规

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