JP2000326693A - 円描具 - Google Patents

円描具

Info

Publication number
JP2000326693A
JP2000326693A JP11142991A JP14299199A JP2000326693A JP 2000326693 A JP2000326693 A JP 2000326693A JP 11142991 A JP11142991 A JP 11142991A JP 14299199 A JP14299199 A JP 14299199A JP 2000326693 A JP2000326693 A JP 2000326693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
circle
outer frame
center
drawing tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11142991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Yamauchi
義隆 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11142991A priority Critical patent/JP2000326693A/ja
Publication of JP2000326693A publication Critical patent/JP2000326693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全でかつ小型でありながら、径の異なる円を
容易に描くことのできる円描具を提供する。 【解決手段】外枠部と、該外枠部に回動自在に保持され
た円盤とを備え、少なくとも円盤中心部を透視可能と
し、該円盤の回動中心に中心点を表示するとともに、筆
記具の筆記部分が挿通可能な複数の貫通孔を該円盤の中
心点からの距離を異ならせて設ける構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円や円弧を描くの
に用いる円描具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円や円弧を描くための文具として
コンパスや、円定規などが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンパスには
鋭利な金属製の支点針が使用されていることから、特に
児童が使用する場合、危険であった。その上、図面用紙
などに支点針による穴があくため、作成図面が見苦しい
ものとなるという不具合があった。
【0004】一方、円定規は、様々な径の円を描くため
に、板材に貫通孔を多数設けた構造となっているため、
必然的に板材が大きくなってしまうので、使用しにくい
だけでなく、携行する際に不便であるという不具合があ
った。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み提案されたもの
で、安全でかつ小型でありながら、径の異なる円を容易
に描くことのできる円描具を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における円描具は、外枠部と、該外枠部に回
動自在に保持された円盤から構成されており、少なくと
も円盤中心部を透視可能とし、該円盤の回動中心に中心
点を表示するとともに、筆記具の筆記部分が挿通可能な
複数の貫通孔を、該円盤の中心点からの距離を異ならせ
て設けたのである。
【0007】以上の円描具において、外枠部は円盤の外
周縁を回動可能に挟持する構成としてもよい。
【0008】また、前記外枠部に分度目盛りを設けても
よい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の実施形態の円描具の正面
図を示すものである。また、図2は本発明の実施形態の
円描具の分解斜視図である。また、図3は図1の分解断
面図である。また、図4は図1のA−A線で切断した拡
大断面図である。図1から図4において、1は透明な合
成樹脂製の円盤であり、2は該円盤1の全円周縁部を挟
持する環状の溝3を設けた平面視略正方形の外枠であ
る。
【0011】外枠2は、円盤1の外径とほぼ同径の大径
孔部4と、円盤1の外径よりも一回り小径とした小径孔
部5とを備えた、透明な合成樹脂製の2枚の板材2a,
2bから形成され、該板材2a,2bの大径孔部4側の
板面を互いに合わせた状態で、両板材2a,2bを接着
させて一体化することにより、大径孔部4の周囲に環状
の溝3が形成されるようになっている。
【0012】また前記円盤1は、両板材2a,2bを接
着する際に、その外周縁部を前記溝3内に介装すること
で、外枠2に対して円周方向に回動自在に挟持されてい
る。
【0013】前記円盤1にはその中心に中心点6が表示
されている。また、円盤1には前記中心点6から半径方
向に延びるライン7が表示され、該ライン7上に、鉛筆
の芯またはペン先が挿通可能な複数の貫通孔8が列設さ
れており、これら貫通孔8は中心点6からの距離がすべ
て異なるようにしている。また、貫通孔8近くには、貫
通孔8により描くことのできる円の直径を示す数値9が
表示されている。また、前記円盤1には、前記貫通孔8
により描くことのできる円の最小直径よりも短い長さの
直径で形成される複数の円10が貫通形成されており、
各円10の近くには該円10の直径を示す数値11が表
示されている。また、外枠2の内周縁部には全周にわた
って分度目盛り12が表示されており、さらに、外枠2
の一端には長さ目盛り13が表示されている。
【0014】上記のように構成された円描具を使用する
場合を、次に説明する。
【0015】図5は前記貫通孔8に筆記具の先端を挿通
させて円を描く場合の使用例図である。まず、描きたい
円の中心となる位置に、円描具の中心点6を一致させ
る。次に、円描具が動かないように、片方の手で前記外
枠2を保持する。次に、筆記具の先端を、描きたい円の
直径が表示された前記貫通孔8に挿通させ、円周方向に
力を加える。すると、円盤1が回転し、所定の直径の円
を容易に描くことができる。
【0016】また、円弧を描きたい場合には、外枠2の
周縁部に表示された分度目盛り12を使用する。まず、
分度目盛り12の0°の地点に、円弧を描くのに必要な
貫通孔8が設けられているライン7を一致させる。次
に、筆記具の先端を貫通孔8に挿通させて、円弧の内角
が分度目盛り12に記された数値に一致する位置まで円
を描くことにより、任意角度の円弧を描くことができ
る。
【0017】また、円や円弧を破線で描きたい場合に
は、円弧を描く場合と同様にして、まず、分度目盛り1
2の0°の地点に、所定の直径の円や円弧を描くのに必
要な貫通孔8が設けられているライン7を一致させる。
次に、筆記具の先端を貫通孔8に挿通させて、円弧の内
角が分度目盛り12の所定目盛り分を実線で描き、次に
筆記具の先端を貫通孔8から抜いた状態で、所定目盛り
分だけ円盤を回転させ、空白部を設ける。この作業を繰
り返し行い、円を描きたい場合には、ライン7が再び分
度目盛り12の0°の地点に合致するまで行う。また、
円弧を描きたい場合には、円弧の内角が分度目盛り12
に記された数値に合致する位置まで行う。このようにし
て、円や円弧を破線で描くことが容易にできる。
【0018】以上の円描具にあっては、円の中心に円盤
の中心点6を合わせるだけなので、支点に鋭利な金属製
の支点針が使用されているコンパスに比べ、大変安全で
あり、かつ図面用紙などに支点針による穴があくことも
ないので、大変見やすい図面を作成することができる。
【0019】図6は、前記円10の内周縁に筆記具の先
端を内接させて円を描く場合の使用例図である。前記円
10は、円定規と同様の機能を有するものであり、描き
たい円の直径が表示されている円10の内周縁を筆記具
でなぞることにより、所定径の円を描くことができる。
【0020】このように、大きい径の円を描く場合は貫
通孔8で、小さい径の円を描く場合は円10で作図する
ことができるので、各径の円を描くために多数の異なる
直径からなる孔を形成する円定規に比べ、小型で携行性
に優れている。
【0021】また、角度を測定したい場合には、測定す
る角の頂点に円描具の中心点6を一致させて、分度器と
して角度を測定することもできる。
【0022】さらに、外枠2の一端には長さ目盛り13
が表示されているので、円描具と分度器と定規の機能を
一体に有しており、単機能の文具を複数個携行すること
が不要となり、使用時の煩雑さを軽減できるとともに、
遺失を防止することもできる。
【0023】さらに、外枠2を、円盤1の外周縁を回動
可能に挟持する構成としているので、円盤下面と図面用
紙上面との接触を阻止することができる。したがって、
作成図面が汚れることを防止できる。また、円盤の外枠
2からの抜けも防止できる。
【0024】図7は、本発明の第2の実施の形態を示す
正面図である。図8は、図7においてB−B線で切断し
た拡大断面図である。図8に示すように、外枠2の溝3
と円盤1の外周面との間に、複数のガイドロ−ラ−14
を配設したものであり、図7に示すように、8個のガイ
ドロ─ラ−14が分度目盛り12のほぼ20°,60
°,120°,160°,200°,240°,300
°,340°の位置に設けられている。また、図8に示
すように、ガイドロ−ラ−14は、溝3内に配設されて
おり、外枠2に埋め込まれているロ−ラ−軸15を介し
て回転可能に外枠2に支持されている。したがって、ガ
イドロ−ラ−14を介することで、円盤をより滑らかに
回動させることができるので、さらに容易に円を描くこ
とができる。
【0025】また、外枠2の一つの角16を直角に形成
し、該角16に隣接する2辺17,18に長さ目盛り1
9,20を表示する。ここで、長さ目盛り19の表示
は、始点を角16の頂点部として辺17に設け、目盛り
20の表示は、終点を角15から10mmの位置として辺
18に設けた。したがって、直角三角形や、直角二等辺
三角形を容易に描くことができる。
【0026】尚、ガイドロ−ラ−14の配設および長さ
目盛り19,20の表示以外は第1の実施の形態と同様
である。
【0027】さらに、外枠2は、図9に示すように、円
盤の外径とほぼ同径の大径孔を貫通させた板材2cの両
面を、円盤の外径よりも一回り小径とした小径孔を貫通
させた2枚の板材2dと接着することにより溝3を形成
してもよい。以上の構成とすることで、前記実施の形態
のように、円盤1を回動自在に挟持するために高精度の
溝3を設ける必要がなく、容易に溝3を形成することが
できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、円描具は、外
枠部と、該外枠部に回動自在に保持された円盤から構成
されており、少なくとも円盤中心部が透視可能であっ
て、該円盤には、その中心に中心点が表示されていると
ともに、筆記具の筆記部分が挿通可能な複数の貫通孔
を、円盤の中心点からの距離を異ならせて設けているの
で、描きたい円の中心を円盤の中心点と一致させた上
で、貫通孔に筆記具の先端を挿通させて、円盤を回転す
るだけで円が描けるので、コンパスのように鋭利な金属
製の支点針を使用することがなく、安全であり、その
上、図面用紙などに支点針による穴があくこともなく、
美しい図面を容易に描くことができる。
【0029】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
発明において、前記外枠部を円盤の外周縁を回動可能に
挟持する構成としているので、円盤下面と図面用紙上面
との接触を阻止することができる。したがって、作成図
面が汚れることを防止できる。また、円盤の外枠部から
の抜けも防止できる。
【0030】請求項3の発明によれば、請求項1または
2記載の発明において、前記外枠部の周縁部に分度目盛
りを設けてあるので、分度目盛りを使用することによ
り、任意角度の円弧を描くことができる。また、円や円
弧を破線で描くこともできる。また、分度器として角度
を測定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の円描具の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態の円描具の分解斜視図であ
【図3】本発明の一実施形態の円描具の分解断面図であ
る。
【図4】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図5】貫通孔に筆記具の先端を挿通させて円を描く場
合の使用例図である。
【図6】円の内周縁に筆記具の先端を内接させて円を描
く場合の使用例図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の円描具の正面図であ
る。
【図8】図7におけるB−B線拡大断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の円描具の円盤周縁部
の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 円盤 2 外枠 3 溝 8 貫通孔 10 円 12 分度目盛り 14 ガイドローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠部と、該外枠部に回動自在に保持され
    た円盤とを備え、少なくとも円盤中心部を透視可能と
    し、該円盤の回動中心に中心点を表示するとともに、筆
    記具の筆記部分が挿通可能な複数の貫通孔を、該円盤の
    中心点からの距離を異ならせて設けたことを特徴とする
    円描具。
  2. 【請求項2】外枠部は円盤の外周縁を回動可能に挟持す
    る構成とした請求項1記載の円描具。
  3. 【請求項3】前記外枠部に分度目盛りを設けた請求項1
    または2記載の円描具。
JP11142991A 1999-05-24 1999-05-24 円描具 Pending JP2000326693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142991A JP2000326693A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 円描具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11142991A JP2000326693A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 円描具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000326693A true JP2000326693A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15328408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11142991A Pending JP2000326693A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 円描具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000326693A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5854301B1 (ja) * 2015-03-20 2016-02-09 秋男 大畑 描画定規
KR20180038171A (ko) * 2016-10-06 2018-04-16 김서진 다기능 작도기
RU186270U1 (ru) * 2018-08-13 2019-01-15 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Уральский федеральный университет имени первого Президента России Б.Н. Ельцина" Устройство для нанесения дуг окружностей большого радиуса на плоскости
KR20210066312A (ko) 2019-11-28 2021-06-07 박선주 모형자
CN113787856A (zh) * 2021-09-08 2021-12-14 滨州学院 一种具有计算功能的高等数学教学用尺及使用方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5854301B1 (ja) * 2015-03-20 2016-02-09 秋男 大畑 描画定規
KR20180038171A (ko) * 2016-10-06 2018-04-16 김서진 다기능 작도기
RU186270U1 (ru) * 2018-08-13 2019-01-15 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Уральский федеральный университет имени первого Президента России Б.Н. Ельцина" Устройство для нанесения дуг окружностей большого радиуса на плоскости
KR20210066312A (ko) 2019-11-28 2021-06-07 박선주 모형자
CN113787856A (zh) * 2021-09-08 2021-12-14 滨州学院 一种具有计算功能的高等数学教学用尺及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000326693A (ja) 円描具
US3474538A (en) Geometry teaching aid
KR100242871B1 (ko) 제도용 만능자
JP2016165879A (ja) コンパス・分度器一体型定規
CN101284473A (zh) 一种多功能作图尺
KR101767166B1 (ko) 구멍자국이 안생기는 콤파스
CN211195619U (zh) 一种多功能标线量角器
CN106739691A (zh) 一种多功能尺子
JP3667568B2 (ja) 円定規
KR20100089684A (ko) 원형 판 컴퍼스
JPH09207496A (ja) 多機能定規
KR101724074B1 (ko) 회전식 원판 컴퍼스
KR102432047B1 (ko) 원하는 선을 그을 수 있는 필기구
CN204526541U (zh) 一种教学用的数学圆规尺
RU155986U1 (ru) Чертежно-измерительный инструмент
CN217319871U (zh) 一种建筑设计用多功能绘画尺
CN2513785Y (zh) 多功能隐心圆规
JPS602955Y2 (ja) 円定規
JPH0560894U (ja) 円形定規
CN212673981U (zh) 一种精准量角器
KR200171922Y1 (ko) 다기능 자
CN202847245U (zh) 简易组合圆规
CN210174481U (zh) 一种尺子
GB2261853A (en) Drawing instrument for circles of large and small radius
CN201300623Y (zh) 圆规尺