JPH0583736A - 静止画記録再生装置 - Google Patents

静止画記録再生装置

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JPH0583736A
JPH0583736A JP3238073A JP23807391A JPH0583736A JP H0583736 A JPH0583736 A JP H0583736A JP 3238073 A JP3238073 A JP 3238073A JP 23807391 A JP23807391 A JP 23807391A JP H0583736 A JPH0583736 A JP H0583736A
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signal
recording
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data
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JP3238073A
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Katsuhiro Tochihara
克廣 栃原
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 PAL方式の画像信号をD/A変換器2で画
像データに変換し、画像メモリ7に一旦記憶させた後、
P/S変換器11および入力切換スイッチ12を介して
記録信号処理回路13により磁気テープ23に記憶させ
る。再生時は、磁気テープ23から取り出された画像デ
ータを、再生信号処理回路14で処理した後、出力切換
スイッチ15およびS/P変換器16を介して画像モメ
リ6・7に1フィールドずつ交互に書込ませるとともに
読出させる。画像データの読出し時は、読出開始時期
が、2フィールド毎にバースト信号の1/2周期分だけ
ずれるように、フィールド検出回路27およびプリセッ
ト値設定回路28・29によりアドレスカウンタ8・9
のアドレス発生開始時期を変更する。 【効果】 画像メモリ6・7の記憶容量を合わせて2フ
ィールド分にすることができ、PAL方式の静止画記録
再生装置の価格を低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等の記録媒
体にPAL方式の静止画をディジタルで記録および再生
するようにした静止画記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオテープレコーダ
(以降、DATと称する)等のディジタル式の記録再生
装置は、その記録容量の多さから、音声だけでなく静止
画等の他の情報をも記録することが可能である。
【0003】例えば、本願出願人が先に出願した特願昭
63−97455号に係る発明における構成では、静止
画をディジタル化して処理速度を調整するなどのために
一旦画像メモリに蓄え、信号処理を施した後に記録を行
うようになっている。一方、再生時には、記録時とほぼ
逆の信号処理を施して再び一旦画像メモリに蓄えた後に
アナログに変換して出力するようになっている。
【0004】また、飛び越し走査等により2フィールド
で1画面を構成するテレビジョン方式を採用している映
像機器においては、画像を第1フィールドのみ記憶さ
せ、簡易的に第2フィールドとして第1フィールドを繰
り返し出力させるようにした技術がよく知られており、
この技術を上記のような記録再生装置に適用することも
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な静止画の記録可能な記録再生装置は、一般に、NTS
C方式の静止画を記録対象として取り扱うようになって
いるため、例えば、PAL方式の静止画を記録させるよ
うにする場合、以下のような問題が生じる。
【0006】PAL方式では、NTSC方式と異なり、
走査線が625本であり、位相ひずみによる影響を極力
避けるため、色信号の位相を走査線毎に交互に180°
切り換えて変調を行うようになっている。
【0007】すなわち、図3の(a)および(b)に示
すように、第1フィールドの先頭の第1走査線を正位相
とすると、第1フィールドの最終の第313走査線の前
半部が正位相になる。また、同図の(b)および(c)
に示すように、第2フィールドの先頭の第313走査線
の後半部が正位相になり、第2フィールドの最終の第6
25走査線もやはり正位相になる。このため、同図の
(c)および(d)に示すように、第3フィールドの先
頭の第1走査線が負位相から始まり、第3フィールドの
最終の第313走査線の前半部が負位相になる。したが
って、同図の(d)および(a)に示すように、第4フ
ィールドの先頭の第313走査線の後半部が負位相にな
り、第4フィールドの最終の第625走査線もやはり負
位相になる。
【0008】このように、PAL方式の画像信号は、色
信号の位相関係に基づく4つのフィールドで完結する1
周期を繰り返すようになっている。そして、受像機にお
いて静止画を再生する場合は、再生画像信号から抽出さ
れるバースト信号に同期するクロックをPLL回路等で
発生して、このクロックに基づいて色信号の復調が行わ
れる。
【0009】それゆえ、静止画の色を受像機にて正しく
再現するには、色信号の位相関係が正しく保たれなけれ
ばならない。このために、垂直同期期間を挟む前後のフ
ィールドで、ある位相の走査線で始まり、これと逆の位
相で終わる任意の区間では、正位相と負位相の走査線の
数が等しくなる必要がある。
【0010】例えば、図3の(a)に示すように、第1
フィールドが第4フィールドに連続する部分では、第4
フィールドにおける正位相の第622走査線から、第1
フィールドにおける負位相の第6走査線までの区間に、
正位相と負位相の走査線が5ラインずつ存在している。
このように走査線を配置するには、4フィールドからな
る1周期を処理単位として記録および再生を行うことが
前提となる。
【0011】これに反し、例えば、2フィールドを処理
単位として記録および再生を行わせると、上記のように
走査線を配置することができなくなる。つまり、図4の
(b)に示すように、第1フィールドの第309走査線
から第2フィールドの第318走査線までの区間では、
正位相と負位相の走査線が同数存在しているが、同図
(a)に示すように、第2フィールドの第621走査線
から第1フィールドの第6走査線までの区間では、正位
相の走査線が負位相の走査線より1ライン多くなる。
【0012】このため、各走査線の位相関係が乱れてし
まい、バースト信号をフィールド間でつなげた場合、図
5に示すように、バースト信号が、第2フィールドの最
終部と第1フィールドの先頭部とで位相的に連続しなく
なり、結果として、静止画の色が正しく再現されなくな
る。
【0013】したがって、PAL方式の静止画を記録お
よび再生させるには、画像メモリの記憶容量が少なくと
も4フィールド分必要であり、画像メモリが高価になら
ざるを得なかった。そして、これが、記録再生装置の価
格上昇を招来することになり、記録再生装置を安価に構
成するうえで大きな制約となっていた。
【0014】また、PAL方式の静止画の色を正しく再
現するには、上記の方法以外に、画像信号すなわちコン
ポジット信号を輝度信号および色信号のコンポーネント
信号に変換して処理を行う方法がある。このような方法
によれば、輝度信号と色信号とを個別に処理することが
できるため、上記のような位相関係にとらわれる必要が
なくなる。しかしながら、その反面、コンポジット信号
をコンポーネント信号に変換するための回路や、この回
路に付随する回路等が必要となって、やはり、上記と同
様に記録再生装置の低コスト化を阻んでいた。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、PAL方式の静止画を記録および再生する
記録再生装置の低コスト化を図ることを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の静止画記録再生
装置は、画像信号を記録媒体に記録する記録手段と、上
記記録媒体に記録された画像信号を再生する再生手段
と、上記記録手段に与える画像信号および上記再生手段
から出力される画像信号を記憶するフィールドメモリ等
の半導体メモリからなる記憶手段とを備えた静止画記録
再生装置において、上記の課題を解決するために、以下
の手段を講じていることを特徴としている。
【0017】すなわち、上記静止画記録再生装置は、再
生時に、上記記憶手段から1画面を構成する2フィール
ド分の画像信号が読出される毎に、上記記憶手段による
画像信号の読出開始時期をバースト信号の1/2周期分
だけずらすように変更する読出開始時期変更手段を備え
ていることを特徴としている。
【0018】
【作用】上記の構成で、例えばPAL方式の静止画を記
録および再生するには、通常、画像信号がディジタルに
て取り扱われるため、まず、画像信号がD/A変換器に
よりディジタルの画像データに変換される。この画像デ
ータは、記憶手段としてフィールドメモリを用いた場
合、これに1フィールドずつ書込まれ、書込まれた順に
読出されて、記録手段により記録媒体に記録される。記
録された画像データは、再生手段により記録媒体から再
生され、再び記憶手段に記憶された後、D/A変換器で
アナログの画像信号に変換される。
【0019】上記の動作では、画像データが一旦記憶手
段に記憶されることにより、画像データを、記録手段お
よび再生手段で処理しやすい速度に変換するとともに、
出力段でもとの速度に戻すようになっている。
【0020】ところで、再生時には、読出開始時期変更
手段により、例えば、記憶手段のアドレス発生開始時期
がずらされて、記憶手段による画像信号の読出開始時期
が、1画面分の画像信号の読出し毎にバースト信号の1
/2周期分だけずれるように変更される。
【0021】このような処理により得られた画像信号
は、入力されたものに対し2フィールド毎にバースト信
号の1/2周期分だけずれるようになる。それゆえ、上
記の画像信号のバースト信号に同期するクロックは、各
フィールド間で位相的に連続するようになる。これによ
り、上記の画像信号をそのクロックを用いて受像機にて
再生させると、画像の色が正しく再現される。
【0022】また、上記の構成によれば、画像信号が2
フィールドを単位として処理されるようになっているの
で、記憶手段は、記憶容量を2フィールド分だけ備えて
おればよいことになる。
【0023】
【実施例】本発明を静止画の記録および再生が可能なD
ATに適用した一実施例について図1および図2に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0024】本DATは、例えば、聴取者に対して前方
左右および後方左右の4箇所に配置されたスピーカにそ
れぞれ対応する音声信号の記録および再生を行う、いわ
ゆる4チャンネルモードの機能を備えている。本実施例
では、上記DATで扱う4チャンネルのうち2チャンネ
ルを音声信号に割り当て、他の2チャンネルをPAL方
式の画像信号に割り当てるように構成される。これによ
って、2チャンネルの音声信号は、聴取者に対して前方
左右の2箇所に配置されたスピーカに対応するようにな
っている。
【0025】本実施例に係るDATは、図1に示すよう
に、A/D変換器(図中、A/D)1〜3、S/P変換
器(図中、S/P)4、データバス5、画像メモリ6・
7、アドレスカウンタ8・9、P/S変換器(図中、P
/S)10・11、入力切換スイッチ12、記録信号処
理回路13、再生信号処理回路14、出力切換スイッチ
15、S/P変換器(図中、S/P)16、D/A変換
器17〜19、フィールド検出回路27およびプリセッ
ト値設定回路28・29を備えている。
【0026】A/D変換器1・2は、音声入力端子20
・21からそれぞれ入力されるアナログの音声信号を、
例えば32kHzのサンプリング周波数で標本化すると
ともに12ビットで量子化して、ディジタルの音声デー
タに変換する回路である。A/D変換器3は、画像入力
端子22から入力されるアナログのPAL方式の画像信
号(以降、適宜PAL信号と称する)を、例えば17.
7MHzのサンプリング周波数で標本化するとともに8
ビットで量子化して、ディジタルの画像データに変換す
る回路である。このA/D変換器3は、画像データを並
列で出力するようになっている。
【0027】S/P変換器4は、A/D変換器1・2か
ら出力される直列の音声データを、8ビットの並列デー
タに変換する回路である。
【0028】データバス5は、画像データを転送する信
号線であり、A/D変換器3、S/P変換器4、画像メ
モリ6・7、P/S変換器10・11、S/P変換器1
6およびD/A変換器19が接続されている。
【0029】記憶手段としての画像メモリ6・7は、P
AL信号の1フィールド分の記憶容量を有するフィール
ドメモリであり、画像メモリ6・7の組み合わせにより
1画面分(2フィールド)に相当する画像データを記憶
しうるようになっている。例えば、PAL信号がA/D
変換器3で上記のサンプリング周波数とビット数でディ
ジタル化されるとすると、画像メモリ6・7の記憶容量
Pは、 P=17.7(MHz)×8(ビット)×1/50(sec) =2.83(Mビット) となる。
【0030】上記画像メモリ6・7は、一方がデータの
書込みを行う間に他方がデータの読出しを行うようにな
っている。また、画像メモリ6・7は、記録時に、いず
れか一方でA/D変換器3からの画像データを記憶する
一方、残る他方でS/P変換器4からの音声データを記
憶するとともに、再生時に、S/P変換器16からの画
像データのみ記憶するようになっている。
【0031】フィールド検出回路27は、後述するD/
A変換器26から出力されるPAL信号のフィールドを
検出する回路である。
【0032】プリセット値設定回路28・29は、A/
D変換器3のサンプリングクロックで動作しており、再
生時に、フィールド検出回路27により検出されるフィ
ールドに基づいて、画像メモリ6・7から2フィールド
分の画像データが読出される毎に1回ずつ、かつ、垂直
帰線期間に相当する画像データが読出されている間に、
アドレスカウンタ8・9での発生開始時期がバースト信
号の1/2周期分だけずれるように、PAL信号のバー
スト周波数を基にプリセット値を設定する回路である。
なお、プリセット値設定回路28・29は、記録時に、
プリセット値を0とするようになっている。また、垂直
帰線期間にプリセット値の設定を行うようにしているの
は、垂直帰線期間以外でプリセット値の設定を行うと、
画像データを壊してしまうためである。
【0033】アドレスカウンタ8・9は、それぞれ画像
メモリ6・7に対し、音声データまたは画像データの書
込みおよび読出しを行うアドレスを発生する回路であ
る。このアドレスカウンタ8・9は、それぞれ上記プリ
セット値設定回路28・29で設定されたプリセット値
に基づいて、アドレス発生時期を変更するようになって
いる。
【0034】上記のフィールド検出回路27、プリセッ
ト値設定回路28・29およびアドレスカウンタ8・9
からなる回路は、アドレス発生開始時期を上記のように
ずらすことにより、画像メモリ6・7からの画像データ
を読出す開始時期をバースト信号の1/2周期分だけず
らすように変更するようになっており、読出開始時期変
更手段としての機能を有している。
【0035】P/S変換器10は、画像メモリ6・7か
らデータバス5を介して転送されてくる並列の音声デー
タを直列に変換する回路である。一方、P/S変換器1
1は、画像メモリ6・7からデータバス5を介して転送
されてくる並列の画像データを直列に変換する回路であ
る。
【0036】入力切換スイッチ12は、P/S変換器1
0から出力される2つの音声データ(同一のもの)およ
びP/S変換器11から出力される画像データのうち、
記録信号処理回路13に入力するデータを1つ選択する
スイッチである。この入力切換スイッチ12は、入力端
子12a〜12cと出力端子12dとを有しており、入
力端子12a・12bがP/S変換器10に接続され、
入力端子12cがP/S変換器11に接続され、出力端
子12dが記録信号処理回路13に接続されている。
【0037】上記入力切換スイッチ12は、A/D変換
器1・2のサンプリング周波数と同じ周波数(32kH
z)の制御信号に基づいて切り換え動作を行うようにな
っている。すなわち、入力切換スイッチ12は、上記制
御信号の1周期のうち最初の1/4周期で入力端子12
aと出力端子12dとを接続し、それに続く1/4周期
で入力端子12bと出力端子12dとを接続し、残りの
1/2周期で入力端子12cと出力端子12dとを接続
し、これら一連の切換動作を上記の周波数で繰り返すよ
うになっている。
【0038】記録手段としての記録信号処理回路13
は、入力されるデータを記録に適すように変調したり、
入力されるデータにインターリーブ処理や誤り訂正符号
の付加などを行って、上記データを記録信号に変換する
回路である。この記録信号処理回路13から出力される
記録信号は、図示しない磁気ヘッドに与えられ、この磁
気ヘッドにより記録媒体としての磁気テープ23に記録
されるようになっている。また、磁気ヘッドにより磁気
テープ23から取り出された信号は、再生信号として再
生信号処理回路14に入力されるようになっている。再
生手段としての再生信号処理回路14は、再生信号を復
調したり、ディインターリーブ処理や誤り訂正処理など
を行って、再生信号を元の形態のデータに変換する回路
である。
【0039】出力切換スイッチ15は、再生信号処理回
路14から出力されるデータを、D/A変換器17・1
8とS/P変換器16とに選択して出力するスイッチで
ある。この出力切換スイッチ15は、入力端子15aと
出力端子15b〜15dとを有しており、入力端子15
aが再生信号処理回路14に接続され、出力端子15b
・15cがそれぞれD/A変換器17・18に接続さ
れ、出力端子15dがS/P変換器16に接続されてい
る。出力切換スイッチ15は、前記入力切換スイッチ1
2と同様なサイクルで切換動作を行って、音声データと
画像データとを分離して出力するようになっている。
【0040】S/P変換器16は、出力切換スイッチ1
5を介して入力される直列の画像データを並列に変換す
る回路である。このS/P変換器15から出力される画
像データは、前述のようにデータバス5を介して画像メ
モリ6・7に転送されるようになっている。
【0041】D/A変換器17・18は、出力切換スイ
ッチ15の出力端子15b・15cからそれぞれ出力さ
れる音声データをアナログの音声信号に変換する回路で
ある。D/A変換器19は、データバス5を介して画像
メモリ6・7から転送されてくる画像データをアナログ
の画像信号に変換する回路である。D/A変換器17・
18から出力される音声信号は、音声出力端子24・2
5に出力され、D/A変換器19から出力される画像信
号は、画像出力端子26に出力されるようになってい
る。
【0042】上記の構成において、記録時、音声入力端
子20・21から入力された音声信号は、それぞれA/
D変換器1・2で音声データに変換され、P/S変換器
4により8ビットずつ並列にデータバス5に出力され
て、画像メモリ7に書込まれる。画像メモリ7の全記録
容量P分の書込みが行われると、音声データは、書込ま
れた順に読出され、データバス5を介してP/S変換器
10で直列のデータに変換されて、入力切換スイッチ1
2の入力端子12a・12bに入力される。
【0043】一方、画像入力端子22から入力されたP
AL信号は、A/D変換器3で画像データに変換され、
データバス5を介して画像メモリ6に書き込まれる。こ
のとき、画像メモリ6には、1フィールド分の画像デー
タが1/50秒で書込まれる。そして、画像データは、
1フィールド分書込まれると、書込まれた順に読出さ
れ、P/S変換器11で直列のデータに変換されて、入
力端子12cに入力される。
【0044】入力切換スイッチ12では、入力端子12
a〜12cと出力端子12dとの接続が順次切り換えら
れることにより、P/S変換器10・11からの音声デ
ータと画像データとが交互に記録信号処理回路13に入
力される。すなわち、入力端子12a・12bと出力端
子12dとが接続されている間は、それぞれ音声データ
が12ビットずつ記録信号処理回路13に取り込まれ、
入力端子12cと出力端子12dとが接続されている間
は、画像データが24ビット記録信号処理回路13に取
り込まれる。
【0045】記録信号処理回路13では、音声データお
よび画像データに変調やパリティの付加等の処理が施さ
れ、記録信号が作成される。この記録信号は、磁気ヘッ
ドにより磁気テープ23に記録される。
【0046】ところで、画像メモリ6に記憶された画像
データが入力切換スイッチ12を介して1秒間に出力さ
れるデータ量Rは、入力切換スイッチ12の動作周期が
32kHzであることから、 R=32(kHz)×24(ビット) =768(kビット/sec) となる。このため、画像メモリ6に記憶された1フィー
ルド分の画像データが記録信号処理回路13に取り込ま
れるのに、上記データ量Rと画像メモリ6・7の記憶容
量Pとにより決まる以下の時間T1 を要する。
【0047】T1 =P/R=3.68(sec) したがって、画像入力端子22にPAL信号が入力され
てから磁気テープ23に記録がなされるまで、画像メモ
リ6・7への書込みに要する時間と上記時間T1 との和
である以下の時間Tを要する。
【0048】 T=1/50(sec)+3.68(sec) =3.7(sec) また、音声データの画像メモリ7への書込みおよび読出
しには、画像データが画像メモリ6から読出される時
間、すなわち時間T1 を要する。したがって、音声デー
タの記録は、画像データの記録から約3.7秒遅延して
行われることになる。
【0049】再生時、磁気テープ23に記録された記録
信号は、磁気ヘッドにより再生信号として読み取られ、
再生信号処理回路14に入力される。再生信号処理回路
14では、再生信号に復調や誤り訂正等の処理が施さ
れ、再生信号が記録前のデータに変換される。このデー
タは、出力切換スイッチ15の入力端子15aに1ビッ
トずつ直列に入力される。
【0050】出力切換スイッチ15では、入力端子15
aと出力端子15b〜15dとの接続が順次切り換えら
れることにより、再生信号処理回路14からのデータが
出力端子15b〜15dに振り分けられ、音声データと
画像データとが各端子に分離される。すなわち、入力端
子15aと出力端子15b・15cとが接続されている
間は、それぞれの端子に現れる音声データがD/A変換
器24・25に出力され、入力端子15aと出力端子1
5dとが接続されている間は、画像データがS/P変換
器16に出力される。
【0051】S/P変換器16により並列に変換された
画像データは、データバス5を介して画像メモリ6・7
に転送される。このとき、画像データは、画像メモリ6
・7のいずれか一方に3.68secの時間で1フィー
ルド分書込まれ、この間は他方から1/50secの時
間で読出される。このように、画像メモリ6・7により
1フィールド分の画像データの書込みと読出しとが交互
に行われることにより、1画面分の画像データがデータ
バス5を介してD/A変換器19に出力される。
【0052】そして、出力切換スイッチ15の出力端子
15b・15cから出力された音声データは、それぞれ
D/A変換器17・18でアナログの音声信号に変換さ
れて音声出力端子24・25から出力される。一方、画
像メモリ6・7からデータバス5を介して転送されてき
た画像データは、D/A変換器19でアナログのPAL
信号に変換されて画像出力端子26から出力される。
【0053】このとき、画像データが画像メモリ6・7
に一旦蓄えられることにより、音声データに対し前記時
間T(=3.7sec)の遅延が生じる。しかし、音声
データが記録時に画像データに対し約3.7sec遅延
していることから、出力される音声信号とPAL信号と
は時間的な対応関係が保たれるようになる。
【0054】また、画像メモリ6・7から画像データが
読出される際、アドレスカウンタ8・9のプリセット値
が、2フィールド分の画像データが読出される毎に、ア
ドレス発生開始時期がバースト信号の1/2周期分だけ
ずれるように設定される。このため、上記PAL信号か
ら得られたバースト信号をフィールド間でつなげると、
バースト信号は、図2に示すように、第2フィールドの
最終部と第1フィールドの先頭部との間に1/2周期分
挿入されて、位相的に連続するようになる。それゆえ、
このようなバースト信号に同期するクロックによれば、
図示しない受像機にて正しく色を再現することができ
る。
【0055】このように、本実施例に係るDATでは、
2フィールド単位で画像メモリ6・7に対し画像データ
の記憶を行わせても、正しく色を再現しうるPAL信号
を得ることができる。したがって、本DATによれば、
4フィールド単位で画像データの記憶を行わせる従来の
技術に比べて、画像メモリ6・7の記憶容量を削減する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の静止画記録再生装置は、以上の
ように、再生時に、記憶手段から1画面を構成する2フ
ィールド分の画像信号が読出される毎に、上記記憶手段
による画像信号の読出開始時期をバースト信号の1/2
周期分だけずらすように変更する読出開始時期変更手段
を備えている構成である。
【0057】このように、再生時に、記憶手段による画
像信号の読出開始時期が変更されるので、再生された画
像信号は、入力されたものに対し2フィールド毎にバー
スト信号の1/2周期分だけずれる。それゆえ、PAL
方式の静止画を記録および再生する場合、2フィールド
単位で処理を行っても、再生された画像信号のバースト
信号に同期するクロックが各フィールド間で位相的に連
続するようになる。これにより、上記画像信号をそのク
ロックを用いて受像機にて再生させると、正しく色の再
現される画像が得られる。
【0058】したがって、本発明を採用すれば、記憶手
段の記憶容量を2フィールド分に削減することができ、
ひいては、PAL方式の静止画を記録および再生する静
止画記録再生装置の価格を低減させることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るDATの基本構成を示
すブロック図である。
【図2】上記DATにより再生された画像信号から得ら
れるバースト信号をフィールド間でつなげたものを示す
波形図である。
【図3】バースト信号の位相関係に基づくPAL方式の
画像信号の繰り返しを示す波形図である。
【図4】2フィールド単位で処理を行う場合のPAL方
式の画像信号の繰り返しを示す波形図である。
【図5】図4の画像信号から得られるバースト信号をフ
ィールド間でつなげたものを示す波形図である。
【符号の説明】
3 A/D変換器 6・7 画像メモリ(記憶手段) 8・9 アドレスカウンタ 13 記録信号処理回路(記録手段) 14 再生信号処理回路(再生手段) 23 磁気テープ(記録媒体) 27 フィールド検出回路 28・29 プリセット値設定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を記録媒体に記録する記録手段
    と、上記記録媒体に記録された画像信号を再生する再生
    手段と、上記記録手段に与える画像信号および上記再生
    手段から出力される画像信号を記憶する記憶手段とを備
    えた静止画記録再生装置において、 再生時に、上記記憶手段から1画面を構成する2フィー
    ルド分の画像信号が読出される毎に、上記記憶手段によ
    る画像信号の読出開始時期をバースト信号の1/2周期
    分だけずらすように変更する読出開始時期変更手段を備
    えていることを特徴とする静止画記録再生装置。
JP3238073A 1991-09-18 1991-09-18 静止画記録再生装置 Pending JPH0583736A (ja)

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JP3238073A JPH0583736A (ja) 1991-09-18 1991-09-18 静止画記録再生装置

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