JPH058331A - 製袋方法 - Google Patents

製袋方法

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JPH058331A
JPH058331A JP3160462A JP16046291A JPH058331A JP H058331 A JPH058331 A JP H058331A JP 3160462 A JP3160462 A JP 3160462A JP 16046291 A JP16046291 A JP 16046291A JP H058331 A JPH058331 A JP H058331A
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vertical
bag
punching
horizontal
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Kazuo Shiraishi
一男 白石
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コーナーカッティングを備えた偏平角形状の袋
体の製造方法であって、コーナー打抜部と縦横カッティ
ングラインとが多少ずれた不整合状態でカッティングさ
れた際に、コーナーカッティング部近傍の端縁部分に突
起部が発生しないようにする。 【構成】送行する内面シール可能な重ね合わせ長尺シー
ト(a) の送行方向に沿って数列の縦シール(1) 、幅方向
に所定ピッチ間隔毎に横シール(2) を施し、十文字交差
部に所定曲率Rの丸味をもたせて平面略十文字形状に囲
む打抜刃(14a) により前記横シール(2) の1/2ピッチ
間隔にて縦横シール領域を打抜きし、続いて長尺シート
送行方向に沿って縦シール領域内をスリット断裁(22)し
た後、前記打抜きと同一ピッチ間隔にて送行方向に対し
て直角方向にカッティング(23)することにより、コーナ
ーカッティング部を備えた袋状体(A) を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーナーカットされた
紙製、プラスチック製の角形状の袋体の製造方法におい
て、袋体の各コーナーに、鈍角あるいは円形状のコーナ
ーカットを備えた袋体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、最終的に四方シールされて出荷さ
れる四角形状の袋体は、その各角隅部の直角部が、袋体
の運搬中などに他の袋体とぶつかって剥離を生じたり、
あるいは製品となった後において消費者の手指を傷付け
たりしないように、直角部に鈍角、乃至は円形状のコー
ナーカットを施すものである。上記コーナーカットに関
する従来技術としては、特開昭57−194954、特
開昭59−187550、特開昭61−169236な
どが開示されている。
【0003】上記コーナーカットを製袋加工工程におい
てインラインで実施する場合については、例えば、図
5、一枚の長尺シート乃至二枚の長尺シート(紙、プラ
スチックフィルム、これらの複合フィルム)により上下
重ね合わせした長尺シート(a)を矢印方向に搬送し、加
熱シール機構によって該シート(a) の搬送方向に幅Dの
間隔に複数列に縦シール部(1) と、搬送方向に直角に所
定ピッチP毎に横シール部(2) とを施して連続する四角
形状の袋体Aを形成した後、菱形状のカッティング刃(3
a)を備えたコーナー打抜カッティング手段(3) によっ
て、連続する袋体Aのシート(a)の両端部及び中程にあ
る各々袋体Aの各コーナー相当部を、図5に示すように
シール部(2) と同一位相にてピッチP/2毎に打抜断裁
して、コーナーカッティングのための刻切部(4) を形成
する。
【0004】続いて、該シート(a) を、縦シール(1) の
中程に沿って、ロータリーカッター、ナイフカッターな
どのスリッター(5) によって列方向に断ち割り状態に縦
カッティングし、搬送方向と直角方向にラインカッテン
グ機構(6) のストレートカッティング刃(6a)によって、
前記刻切部(4) と同一位相、同一ピッチ( P/2)にて
断ち割り状態に横カッティングすることによって、コー
ナー部にコーナーカッティング部(8) が施され、一端部
に開口部(7) を備えた図6に示すようなシート状の袋体
Aが製造されるものである。
【0005】上記従来のコーナーカッティング方法にお
いては、図5に示すようにシート(a) に菱形状の刻切部
(4) を形成した後に、縦カッティング(1) 、横カッティ
ング(2) を行なうような場合に、刻切部カッティング刃
(3a)や縦、横ラインカッティング刃(5)(6a) の互いの位
置調整やシート(a) の位置決めが不十分であったり、シ
ート(a) の伸縮、蛇行などによって、刻切部(4) の角鋭
角部と、縦カッティングライン(9) あるいは横カッティ
ングライン(10)とが整合せずに位置ずれが発生し易いも
のである。
【0006】上記図4のB部分拡大図である図7に示す
ように、各々半径Rの内側に弯曲した曲率を有する四辺
を備えた菱形状の刻切部(4) の縦方向の刻切鋭角部(4
a),(4a) と、スリッターによって形成された縦カッティ
ングライン(9) とが完全に整合せず、あるいは、前記刻
切部(4) の横方向の刻切鋭角部(4b),(4b) と横カッティ
ングライン(10)とが整合しない状態でシートカッティン
グされた場合に、図8に示すように、カッティングライ
ン(9),(10)によって、シート(a) が刻切部(4) の刻切鋭
角部(4a)の個所にて断ち割りされず、カッティング後の
袋体Aのコーナーカッティング部(8) 近傍の端縁部分
に、鋭角部(4a)による突起部(11)が発生するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長尺シート
に対してコーナーカッティング部を形成するための打抜
刻切部を形成した後に、縦、横カッティングラインが打
抜刻切部に対して多少ずれた不整合の状態でカッティン
グされた場合においても、袋体のコーナーカッティング
部近傍の端縁部分に、突起部が発生しないようにするこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
送行する内面シール可能な重ね合わせ長尺シートの送行
方向に沿って数列の縦シール、幅方向に所定ピッチ間隔
毎に横シールを施し、十文字交差部に所定曲率の丸味を
もたせて平面略十文字形状に囲む打抜刃により前記横シ
ールの1/2ピッチ間隔にて縦横シール領域を打抜き
し、続いて長尺シート送行方向に沿って縦シール領域内
を縦スリット断裁した後、前記打抜きと同一ピッチ間隔
にて送行方向に対して直角方向に横カッティングするこ
とにより、コーナーカッティング部を備えた袋状体を製
造することを特徴とするコーナーカッティング部を備え
た袋状体の製造方法である。又、本発明の第2の発明
は、送行する内面シール可能な重ね合わせ長尺シートの
送行方向に沿って数列の縦シール、幅方向に所定ピッチ
間隔毎に横シールを施し、十文字交差部に所定曲率の丸
味をもたせて平面略十文字形状に囲む打抜刃により前記
横シールと同一ピッチ間隔にて縦横シール領域を打抜き
し、続いて長尺シート送行方向に沿って縦シール領域内
及び縦シール間の中間部を縦スリット断裁した後、前記
打抜きと同一ピッチ間隔にて送行方向に対して直角方向
に横カッティングすることにより、コーナーカッティン
グ部を備えた袋状体を製造することを特徴とするコーナ
ーカッティング部を備えた袋状体の製造方法である。
【0009】
【作用】本発明製袋方法は、従来のような、コーナーカ
ッティング用の打抜刃として菱形状打抜刃を使用せず、
十文字交差部に所定曲率Rをもって平面略十文字形状に
囲む打抜刃によりコーナーカッティングを行なうもので
あり、対向辺が互いに内側に凸状に弯曲した菱形状打抜
刃のように、四頂角に鋭角部のない打抜刃を使用するた
め、従来のようなコーナーカッティング部に突起部が発
生するといった心配がなく綺麗なコーナーカッティング
部が得られる。
【0010】
【実施例】本発明の第1の発明を一実施例に従って詳細
に説明すれば、図1、図2、二つ折り又は二枚重ね又は
筒状の内面シール可能な長尺シート(a) を送行させつ
つ、加熱シール手段にてシート送行方向に数列の縦シー
ル(1)と、幅方向に所定ピッチ間隔P毎に横シール(2)
とを施し、十文字交差部に所定曲率Rの丸味をもたせて
平面略十文字形状に囲む打抜刃(14a)により、前記横シ
ール(2) の1/2ピッチ間隔(1/2 P)にて縦シール
(1) と横シール(2) とのシール交差相当部領域内と前記
縦シール(1) 領域内とを打抜きし、続いて長尺シート
(a) 送行方向に沿って縦シール(1) 領域内をスリット断
裁した後に、前記打抜ピッチ間隔(1/2P)にて長尺シー
ト送行方向に対して直角方向にカッティングすることに
より、コーナーカッティング部を備えた袋状体を製造す
るものである。
【0011】本発明方法においては、図1、製袋用材料
としての長尺シート(a) を矢印方向に送行し、送行上流
側から順に縦シール手段(12)及び横シール手段(13)と、
コーナー部打抜手段(14)と、縦スリット手段(15)と、横
カッティング手段(16)を備えるものである。
【0012】長尺シート(a) は、縦シール手段(12)の下
側に導入される段階で、二つ折りされたシート、又は二
枚の重ね合わせシート、又は筒状の偏平なシートとして
供給し、そのシート(a) 重ね合わせ内面は、シート本体
内面の加熱溶融する素材によって、または予め塗布され
るシーラント層によって互いに加熱される領域のみがシ
ール(加熱融着)可能になっている。
【0013】長尺シート(a) に使用する材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニルなどの熱可塑性プラスチックフィルム、あるい
はこれらのコーポリマーフィルム又は複合フィルム、ポ
リエステルフィルムなど熱硬化性プラスチックフィルム
若しくは用紙の一面に熱可塑性樹脂のコーティングされ
たフィルムなどである。
【0014】本発明の第1の発明における縦シール手段
(12)は、図1、図2に示すように、長尺シート(a) 幅方
向両端と該長尺シート(a) 中央部とに送行方向に3列に
設けるものであり、図2、長尺シート(a) の上側にはス
トレートなシール形状を有する加熱ブロック(12a) を、
下側にはシール定盤(12b) を備え、加熱ブロック(12a)
とシール定盤(12b) とを相対的に上下動作させて、その
間に導入される長尺シート(a) の幅両端部及び中央部
に、長尺シート(a) の所定送行長さ( 例えば送行方向に
ピッチ間隔P、又は2P、又は3P・・・)毎に、上下
より繰り返し押圧して縦シール(1) を施す。なお、縦シ
ール手段(12)は、上記のようなレシプロ動作以外に、ロ
ータリーシリンダーの外周面にシール形状に加熱ブロッ
クを設置したロータリー方式でもよい。
【0015】又、本発明においては、横シール手段(13)
は、図1、図2の一実施例では、長尺シート(a) 送行方
向と直角の幅方向に1行に設けるものであり、図2、長
尺シート(a) の上側にはストレートなシール形状を有す
る加熱ブロック(13a) を、下側にはシール定盤(13b) を
備え、長尺シート(a) の送行方向に一定のピッチ間隔(
例えばピッチ間隔P)を保持して1行毎に横シール(2)
を施す。
【0016】なお、前記縦シール手段(12)の列数と、横
シール手段(13)の行数は、必ずしも上記に限定されるも
のではなく、必要とする縦シール(1) の列数に対応して
縦シール手段を設定するものである。
【0017】本発明におけるコーナー打抜手段(14)は、
平面略十文字形状に囲む打抜刃(14a) を備え、該打抜刃
(14a) 下側に対向して打抜定盤(14b) を備え、一定のピ
ッチ間隔( 前記横シール(2) のピッチ間隔Pに対して1/
2 P)毎に上下動作して、長尺シート(a) の縦シール
(1) 領域内、及び縦シール(1)と横シール(2) の交差領
域内に、打抜部(17)を形成する。
【0018】本発明の第1の発明における縦スリット手
段(15)は、長尺シート(a) 幅のほぼ中央に設け、前記縦
シール手段(12)によって形成された縦シール(1) 領域内
をシート送行方向に沿ってスリット断裁する。一実施例
としては、縦横シール手段(12),(13) によってそれぞれ
縦シール(1) と横シール(2) を施した後の中央の縦シー
ル(1) 領域内をスリット断裁して、長尺シート(a) を2
列に分割するものであり、カッターナイフ類の刃材、又
はロータリーカッター類の刃材を使用できる。なお、必
要に応じては、長尺シート(a)の両端部もスリット断裁
するものである。
【0019】本発明における横カッティング手段(16)
は、長尺シート送行方向に沿って縦にスリットされた長
尺シート(a) を、上側カッティング刃(16a) と下側カッ
ティング刃(16b) との間に導入し、上側カッティング刃
(16a) を上下動作させて、長尺シート(a) を一定のピッ
チ間隔( 前記打抜手段(14)と同一ピッチ間隔)にてシー
ト送行方向と直角の横方向にカッティングするものであ
り、前段にて形成された横シール(2) のシール領域内
と、該横シール(2) と1ピッチおいた次の横シール(2)
との中間部分をシート送行方向と直角方向に直線的に、
シート状に横カッティングするものである。
【0020】なお、図2、(17)は長尺シート(a) を搬送
する所定のインフィードローラー手段、(18)は縦方向カ
ッティングによって二分された各長尺シート(a),(a) の
それぞれ所定のアウトフィードローラー手段、(19),(2
0) はガイドローラーである。
【0021】本発明における前記縦シール手段(12)及び
横シール手段(13)及びコーナー打抜手段(14)の各手段
は、シール動作及び打抜動作中は、長尺シート(a) の送
行移動速度と同一速度で前進させ、押圧動作解除後は前
進した分だけ後退動作させて元の位置に復帰させるよう
に、長尺シート(a) の送行方向に往復動作できるように
することは可能であり、前記各手段を往復動作させない
場合、若しくは往復動作させる場合によって、長尺シー
ト(a) は、それぞれ袋状体(A) の送行方向長さ毎の間欠
送行、若しくは連続送行させるものである。
【0022】本発明の第1の発明における一実施例を、
図1(a)に示す製袋加工工程の平面図、及び図2の側
面図に従って詳細に説明する。まず、図2、二つ折り、
又は二枚重ね、又は偏平筒状の長尺シート(a) を、イン
フィードローラー(17)によって前方に送行させてフィー
ドする。 フィードされた長尺シート(a) を、縦シール
手段(12)の加熱シールブロック(12a) とシール定盤(12
b) との間に導入して、長尺シート(a) の所定送行長さ
( 送行ピッチ間隔P又は2P)毎に縦シール手段(12)を
上下動作させて、該長尺シート(a) の幅方向中央部と両
端部とに送行方向に沿って、順次縦シール(1) を入れ
る。
【0023】縦シール(1) を入れた長尺シート(a) は、
次の横シール手段(13)によって長尺シート(a) 送行方向
に直角な横方向に所定送行ピッチ間隔P毎に横シール
(2) を施す。
【0024】続いて、図1に示すように、長尺シート
(a) の中央部と両端部とに送行方向(矢印方向) に沿っ
て縦シール(1) と、該長尺シート(a) の送行方向に直角
にピッチ間隔Pにて横シール(2)とを施した長尺シート
(a) は、平面略十文字形状に囲む打抜刃(14a) を備えた
コーナー打抜手段(14)にて、前記横シール(2)のピッチ
間隔Pに対してピッチ間隔1/2 Pにて、長尺シート(a)
の縦シール(1) と横シール(2) との交差相当部領域内と
縦シール(1) 領域内とに、平面略十文字形状の打抜部(2
1)を打抜き形成する。なお、打抜刃(14a) の設置姿勢
は、十文字パターンのうち、縦一文字パターンは縦シー
ル(1) と同じ方向に、横一文字パターンは横シール(2)
と同じ方向にそれぞれ向くように設置される。
【0025】次に、縦スリット手段(15)にて中央縦シー
ル(1)領域内を縦カッティングライン(22)に沿って縦方
向にスリット断裁して長尺シート(a) を二列に分割す
る。
【0026】続いて、二列の長尺シート(a) をアウトフ
ィードローラー(18)を介して横カッティング手段(16)に
導入送行して、前記横シール(2) のピッチ間隔Pに対し
てピッチ間隔1/2 P(前記打抜部(21)の打抜ピッチ間隔
と同一位相)にて、長尺シート(a) の送行方向と直角方
向に横カッティングライン(23)に沿って横カッティング
を行い、袋状体(A) を製造して、該袋状体(A) を製品と
して所定のデリバリ手段に集積排出するものである。
【0027】図3は、本発明方法におけるコーナー打抜
刃(14a) によるコーナーカッティングの詳細を説明する
平面図であり、図3(a)に示すように、平面略十文字
形状に囲む打抜刃(14a) は、ほぼ十文字形状パターン(
クロス斜線領域) であって、縦一文字と横一文字との交
差相当部のパターン外周は、曲率半径Rの円、楕円形状
など円形状部を備えている。また、該打抜刃(14a) の十
文字パターンの各々縦横一文字の両端は、それぞれ縦シ
ール(1) 、横シール(2) の方向に対して幅Wの直角方向
平坦部(14c) を備える。
【0028】上記打抜刃(14a) の十文字パターン太さ
は、各々縦横シール(1),(2) の幅よりも細いことが必要
である。また、各々縦横一文字の両端間の長さL1,2
は、それぞれ横シール(2) 、縦シール(1) の幅よりも小
さくても大きくても良いが、できれば小さい方が望まし
い。なお、十文字形状に囲んで作成する打抜刃(14a) の
素材は、通常の紙器ブランク打抜用に使用されるような
打抜カッティング刃を使用することができる。
【0029】図3(a)に示すように、上記打抜刃(14
a) によって、交差部の外周に曲率半径Rの丸味を有す
る打抜カッティングライン(クロス斜線部外周に沿うラ
イン)と、該打抜刃(14a) の平坦部(14c)による各縦横
一文字パターン両端部の平坦打抜カッティングラインが
形成された十文字パターンの打抜部(21)が形成される。
【0030】続いて、長尺シート(a) は、前記平坦部(1
4c) に相当する各縦横一文字パターンの両端部の前記平
坦打抜カッティングラインに対して直角に、それぞれ縦
スリット手段(15)による縦カッティングライン(22)に沿
って縦カッティングされ、横カッティング手段(16)によ
る横カッティングライン(23)に沿って横カッティングさ
れて、図3(b)に示すような各コーナー部(8) に曲率
半径Rの丸味(24)が形成され、横シール(2) の形成ピッ
チ間隔Pに対してピッチ間隔1/2 Pにて横カッティング
ラインに沿って横カッティングされ、一端部側に開口部
(7) を備えた袋状体(A) が形成される。
【0031】なお、図3(a)に示すように、打抜刃(1
4a) の各縦横一文字パターン両端部の平坦部(14c) によ
る平坦打抜カッティングラインが幅W(例えば1.5mm
前後〜2.5mm前後) を備えているので、縦カッティン
グライン(22)の位置が長尺シート(a) の幅方向に多少ず
れたとしても、又、横カッティングライン(23)位置が長
尺シート(a) の送行方向に多少ずれたとしても、幅Wの
許容量が得られるものである。
【0032】又、図3(b)に示すように、前記打抜刃
(14a) による打抜カッティングラインと、縦スリット手
段(15)による縦カッティングライン(22)と、横カッティ
ング手段(16)による横カッティングライン(23)とにより
製袋された単一の袋状体(A)の各コーナー部(8) 近傍の
端縁部に、前記打抜刃(14a) の平坦部(14c) による平坦
打抜カッティングラインによって、その袋状体(A) の丸
味(24)両側に直角部(25),(25) が形成されるものである
が、該直角部(25)の先端角が、他の物品や手指に対して
直接的に接触したり、引っ掛かりを生じないようにする
ため、本発明方法においては、製袋された袋状体(A) の
各コーナー部(8) に形成される前記丸味(24)は、なるべ
く直角部(25),(25) の先端部を結ぶ直線よりも外方に突
出することが望ましい。次に、本発明の第2の発明を実
施例に従って詳細に説明すれば、図4、長尺シート(a)
の送行方向に沿って縦シール手段(12)によって施された
数列の縦シール(1)(図4では、長尺シート(a) の両端部
に各1列)と、長尺シート(a) の送行方向と直交する横
方向に沿って、所定のピッチ間隔( 例えばピッチ間隔
P)にて施された横シール(2) とを備えた長尺シート
(a) の横シール(2) の領域の長尺シート(a) 両端部及び
中間部を、コーナーカット打抜手段(14)にて打抜断裁し
て、平面略十文字形状の打抜部(21)を形成した後、長尺
シート(a) の両端縦シール(1),(1) 間の中間部を送行方
向に沿って縦方向に、縦スリット手段(15)にて縦カッテ
ィング( カッティングライン(22))し、続いて、横シー
ル(2) 領域内を、横カッティング手段(16)にて横方向に
横カッティング( 横カッティングライン(23)) して、袋
状体(A) を製袋するものである。なお、第2の発明方法
においては、製袋された袋状体(A) の開口部(7) は、縦
カッティングライン(22)によって形成されるものであ
る。又、上記第2の発明における縦スリット手段(15)の
設置数は、縦シール(1) の列数に応じて適宜設定するも
のである。
【0033】
【発明の効果】本発明方法は、重ね合わせ長尺シートを
用いて縦横シールを行ない、コーナー打抜カッティング
を行ない、最終的に縦横カッティングを行なって、コー
ナーカッティング部を備えた袋状体を製袋する場合に、
縦カッティングライン及び横カッティングラインの位置
が、コーナー打抜カッティングラインより長尺シートの
幅方向、又は送行方向に多少ずれてカッティングされて
も、製袋された袋状体の端縁部に、コーナー打抜カッテ
ィングラインと縦横カッティングラインとの不一致によ
る鋭角的な突起部が発生することなく、外観的に良好な
コーナーカッティング部を備えた袋状体が製袋でき、コ
ーナーカッティング部を備えた袋状体の製袋加工に顕著
な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例における製袋工程を説明
する平面図である。
【図2】本発明方法の一実施例を説明する製袋工程の側
面図である。
【図3】(a)本発明方法におけるコーナー打抜カッテ
ィングと、縦カッティングライン及び横カッティングラ
インとの関係を説明する平面図である。 (b)本発明方法により製袋されたコーナーカッティン
グを備えた袋状体の平面図である。
【図4】第2の発明の一実施例における製袋工程を説明
する平面図である。
【図5】従来の製袋工程におけるコーナーカッティング
の状態を示す平面図である。
【図6】コーナーカッティング部を備える一般的な袋状
体を説明する平面図である。
【図7】従来のコーナーカッティング方法を説明する部
分拡大平面図である。
【図8】従来のコーナーカッティング方法により得られ
る袋状体のコーナーカッティング部を説明する平面図で
ある。
【符号の説明】
1 …縦シール部 2 …横シール部 3 …コーナー打抜カ
ッティング手段 3a…菱形打抜カッティング刃 4 …打
抜部 4a,4b …打抜先端部 5 …縦スリット手段 6 …横カッティング手段 7 …袋状体開口部 8 …コー
ナーカッティング部 9…縦カッティングライン 10…
横カッティングライン 11…突起部 12…縦シール手段
13…横シール手段 14…コーナー打抜カッティング手
段 14a …打抜刃 14c …平坦部 15…縦スリット手段 16…横カッティン
グ手段 17…インフィードローラー 18…アウトフィー
ドローラー 19,20 …ガイドローラー 21…コーナー打
抜部 22…縦カッティングライン 23…横カッティング
ライン 24…丸味 25…直角部 a …長尺シート A …袋状体 B …拡大部
分 W…平坦部幅 L1 …縦一文字パターン長さ L2
…横一文字パターン長さ R…曲率半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送行する内面シール可能な重ね合わせ長尺
    シートの送行方向に沿って数列の縦シール、幅方向に所
    定ピッチ間隔毎に横シールを施し、十文字交差部に所定
    曲率の丸味をもたせて平面略十文字形状に囲む打抜刃に
    より前記横シールの1/2ピッチ間隔にて縦横シール領
    域を打抜きし、続いて長尺シート送行方向に沿って縦シ
    ール領域内を縦スリット断裁した後、前記打抜きと同一
    ピッチ間隔にて送行方向に対して直角方向に横カッティ
    ングすることにより、コーナーカッティング部を備えた
    袋状体を製造することを特徴とするコーナーカッティン
    グ部を備えた袋状体の製造方法。
  2. 【請求項2】送行する内面シール可能な重ね合わせ長尺
    シートの送行方向に沿って数列の縦シール、幅方向に所
    定ピッチ間隔毎に横シールを施し、十文字交差部に所定
    曲率の丸味をもたせて平面略十文字形状に囲む打抜刃に
    より前記横シールと同一ピッチ間隔にて縦横シール領域
    を打抜きし、続いて長尺シート送行方向に沿って縦シー
    ル領域内及び縦シール間の中間部を縦スリット断裁した
    後、前記打抜きと同一ピッチ間隔にて送行方向に対して
    直角方向に横カッティングすることにより、コーナーカ
    ッティング部を備えた袋状体を製造することを特徴とす
    るコーナーカッティング部を備えた袋状体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011135882A1 (ja) * 2010-04-27 2011-11-03 デュプロ精工株式会社 用紙加工装置
JP2011255921A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Kawakami Sangyo Co Ltd プラスチック気泡シート及びその製造方法
CN104139125A (zh) * 2014-06-27 2014-11-12 成都丽元电器有限公司 一种新型吹料装置

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