JPH0583268A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH0583268A
JPH0583268A JP3238273A JP23827391A JPH0583268A JP H0583268 A JPH0583268 A JP H0583268A JP 3238273 A JP3238273 A JP 3238273A JP 23827391 A JP23827391 A JP 23827391A JP H0583268 A JPH0583268 A JP H0583268A
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JP
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communication
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Application number
JP3238273A
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English (en)
Inventor
Mamoru Kobayashi
守 小林
Yukio Hagimoto
幸男 萩本
Mutsuji Shiina
睦嗣 椎名
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Hitachi Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】情報処理システム間における通信ダウンをなく
し、かつ、各情報処理システムの処理負荷を低減する。 【構成】微分装置10は、送受信制御装置9から出力さ
れた送受信伝送量,送受信トランザクション数,リトラ
イ回数から、伝送量変位量,送受信トランザクション変
位量,リトライ変位量を求め、通信推論装置11は、予
め記憶装置14に記憶されているそれぞれのファジィ量
で評価されているメンバシップ関数に基づいて、評価ご
との適合値を演算し、適合値により、監視時間の増減分
の適合値を推論する。監視時間決定装置12は、推論さ
れた監視時間の増減分の適合値と記憶装置14に記憶さ
れている送受信制御装置9への先験的な監視時間評価情
報とに基づいて、定量的な監視時間を決定し、通信監視
装置13は、決定されれた監視時間からリトライ回数を
決定する。決定された監視時間およびリトライ回数は、
送受信制御装置9に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台の情報処理シス
テムがマルチ通信を行う情報通信システムにおいて、各
情報処理システムが有する通信制御装置に係り、特に、
通信の監視時間およびリトライ回数を予見ファジィ理論
で決定し、通信ダウンすることなく、かつ、各情報処理
システムの処理負荷が高くならないようにすることを可
能とする通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の情報処理システムがマル
チ通信を行う情報通信システムにおいて、各情報処理シ
ステムが有する通信制御装置における通信の監視時間お
よびリトライ回数は、システムジェネレーション時に決
定されており、システム稼動中に変化することはなかっ
た。
【0003】監視時間およびリトライ回数の決定の仕方
は、例えば、2台の情報処理システムが1:1の通信を
行う情報通信システムにおいては、各通信制御装置ごと
に異なった値を設定し、衝突が発生しないようにしてい
る。しかし、1:2のマルチ通信を行う情報通信システ
ムにおいては、通信制御装置間の通信の衝突回数が多く
なり、リトライ回数がオーバーとなって、通信ダウンに
なることが多くなってしまう。
【0004】また、監視時間およびリトライ回数の決定
の仕方は、例えば、リトライの累積回数および所定の計
算式に基づいて求め、リトライ回数がオーバーとなりに
くくしている。しかし、1:10以上の通信を行う情報
通信システムにおいては、通信制御装置間の通信の衝突
回数が多くなり、リトライ回数がオーバーとなる通信制
御装置がでてくる。さらに、それぞれの情報処理システ
ムの負荷が高くなるとともに、通信ダウンになることが
多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、各通信
制御装置における監視時間およびリトライ回数が固定値
であるか、あるいは、所定の計算式で算出しているの
で、1:Nのマルチ通信を行った際に、極めて複雑で不
確定要素の多い通信制御方法となり、以下に示すような
問題がある。
【0006】監視時間を固定値にした場合は、通信の衝
突が発生しやすく、また、継続的に通信が衝突して通信
ダウンとなる。
【0007】また、監視時間を所定の計算式に基づいて
算出した場合は、通信制御装置の数が多くなると、通信
の衝突が発生しやすく、通信ダウンとなり、また、通信
のリトライ処理のために、通信効率の低下および情報処
理システムの負荷が高くなる。
【0008】このように、従来の監視時間およびリトラ
イ回数の決定方法では、複数台の情報処理システムの通
信制御装置がマルチ通信を行うと、状況により、次々と
通信ダウンを発生させることになるので、情報通信シス
テム全体がダウンとなる。そこで、任意の状況に柔軟、
かつ、速やかに対応し、通信ダウンとなる情報処理シス
テムを0台に収束せしめる監視時間およびリトライ回数
の予測が望まれている。
【0009】本発明の目的は、複数台の情報処理システ
ムの通信制御装置がマルチ通信を行う際の様々な状況に
対し、通信ダウンをさせず、かつ、情報処理システムの
処理負荷を上げることがない通信制御装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】複数台の情報処理システ
ムがマルチ通信を行う情報通信システムにおいて、通信
ダウンの挙動に大きな影響を与える要因には、他の情報
処理システムからの送受信要求回数および送受信伝送量
と監視時間およびリトライ回数との関係がある。
【0011】これらは、数値的に極めて不確定であり、
定量的に扱うことによって、逆に、通信効率の低下、あ
るいは、通信ダウンを招くことになる。
【0012】本発明では、複数台の情報処理システムの
通信制御装置の挙動を定性的モデルとして把握し、上記
不確定要因をファジイ量として扱い、ファジイ推論にて
監視時間およびリトライ回数を定めるようにしている。
【0013】すなわち、本発明は、複数台の情報処理シ
ステムが通信回線を介してマルチ通信を行う情報通信シ
ステムにおいて、上記複数台の情報処理システムに設け
られ、各情報処理システム間の通信を制御する通信制御
装置であって、送受信伝送量の一定時間ごとの変位量,
送受信要求回数の一定時間ごとの変位量およびリトライ
回数の一定時間ごとの変位量を算出する手段と、送受信
伝送量の一定時間ごとの変位量,送受信要求回数の一定
時間ごとの変位量およびリトライ回数の一定時間ごとの
変位量の定性的評価を予めファジィ量として評価したメ
ンバシップ関数を記憶する手段と、上記変位量算出手段
により算出された送受信伝送量の時間変位量,送受信要
求回数の時間変位量およびリトライ回数の一定時間ごと
の変位量と上記記憶手段に記憶されているメンバシップ
関数とから、上記一定時間後の通信状況を予測し、予測
結果に基づいて、上記一定時間後の監視時間およびリト
ライ回数を決定する手段とを有するようにしている。
【0014】
【作用】上記決定手段は、上記算出手段により算出され
た送受信伝送量の変位量および送受信要求回数の変位量
に対応するメンバシップ関数の適合値を求め、これらの
適合値による定性評価値に基づき、上記一定時間後の伝
送能力の定性評価集合を先験的ルールにより推論する。
また、上記算出手段により算出されたリトライ回数の変
位量に対応するメンバシップ関数の適合値を求め、これ
らの適合値による定性評価値に基づき、上記一定時間後
のリトライ回数の定性評価集合を先験的ルールにより推
論する。
【0015】そして、上記伝送能力の定性評価集合およ
び上記リトライ回数の定性評価集合に基づき、上記一定
時間後の監視時間の定性評価集合を先験的ルールにより
推論する。
【0016】最後に、監視時間定性評価集合を予めファ
ジイ量で評価したメンバシップ関数の重心演算から監視
時間の増減量を求める。この重心演算から得た監視時間
の増減量から、上記一定時間後の監視時間を求める。さ
らに、求めた監視時間を用いて、上記一定時間後のリト
ライ回数を求める。
【0017】本発明によれば、トランザクション数や通
信能力が不確定な挙動を示す場合であっても、メンバシ
ップ関数や経験則等の先験的情報により、適正かつ公平
に評価されるので、最適な監視時間とリトライ回数を決
定することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0019】図1は本実施の一実施例に係る情報通信シ
ステムの構成を示す図である。
【0020】本情報通信システムは、3台の情報処理シ
ステム1〜3がLAN回線4により接続され、1:2の
マルチ通信を行うシステムであるが、一般には、1+N
台の情報処理システムが任意回線により接続され、1:
Nのマルチ通信を行うシステムであってもよい。
【0021】各情報処理システム1〜3は、それぞれ、
情報処理装置5,通信制御装置6,送信処理装置7,受
信処理装置8から構成されている。
【0022】情報処理システム1においては、情報処理
システム2または3から送信された処理要求を通信制御
装置6で受信し、受信した処理要求を受信処理装置8を
介して情報処理装置5に渡し、情報処理装置5で処理要
求に対する処理を行い、処理結果を送信処理装置7を介
して通信制御装置6に渡し、通信制御装置6から要求元
の情報処理システム2または3に送信する。なお、同時
に2台の情報処理システム2,3から処理要求があった
場合は、これら2つの処理要求に対する処理をマルチで
行う。
【0023】図2は通信制御装置6の詳細な構成を示す
図である。
【0024】図中、9は送受信制御装置、10は微分装
置、11は通信推論装置、12は監視時間決定装置、1
3は通信監視装置、14は記憶装置である。
【0025】通信制御装置6においては、情報処理シス
テム2または3から送信された処理要求は、送受信制御
装置9で受信され、受信処理装置8を介して情報処理装
置5に渡される。
【0026】情報処理装置5は、受信した処理要求に対
する処理を行い、その処理結果は、送信処理装置7を介
して送受信制御装置6に渡され、送受信制御装置9から
要求元の情報処理システム2または3に送信される。
【0027】この際に、通信監視装置13は、情報処理
システム2または3から送信に対する応答を受け取った
か否かを監視し、所定時間内に情報処理システム2また
は3からの応答を受け取らなかった場合に、送信動作を
リトライするよう、送受信制御装置9に要求する。送受
信制御装置9は、所定回数リトライしても応答を受け取
らなかった場合に、通信ダウンとする。
【0028】従来は、上記所定時間(監視時間)および
上記所定回数(リトライ回数)を固定値としているか、
あるいは、所定の計算式で算出しているが、本実施例に
おいては、マルチ通信を行う際の様々な状況に応じた適
切な監視時間およびリトライ回数を、予見ファジィ理論
で決定するようにしている。
【0029】以下、監視時間およびリトライ回数の決定
方法について説明する。
【0030】送受信制御装置9は、一定時間ごとに、そ
のときの送受信伝送量,送信トランザクション数,受信
トランザクション数,リトライ回数を、微分装置10に
出力する。
【0031】微分装置10は、伝送量の変位量,送受信
トランザクション数の変位量,リトライ回数の変位量を
求め、通信推論装置11に出力する。
【0032】通信推論装置11は、予め記憶装置14に
記憶されているそれぞれのファジィ量で評価されている
メンバシップ関数に基づいて、評価ごとの適合度を演算
し、適合度により、通信監視装置13の監視時間の増減
分の適合値を推論する。
【0033】推論された適合値は、監視時間決定装置1
2に出力され、監視時間決定装置12は、監視時間の増
減分の適合値と記憶装置14に記憶されている送受信制
御装置9への先験的な監視時間評価情報とに基づいて、
定量的な監視時間およびリトライ回数を定める。決定さ
れた監視時間およびリトライ回数は、送受信制御装置9
に出力される。
【0034】以下、各装置の構成を詳細に説明する。
【0035】図3は微分装置10の構成を示す図であ
る。
【0036】図3において、微分装置10は、時刻Ti
での、伝送量Di,リトライ回数TOi,送信トランザク
ション数TSi,受信トランザクション数TRiを入力
し、伝送量Di,リトライ回数TOiの値をそのまま出力
するとともに、伝送量の変位量ΔDi,リトライ回数の
変位量ΔTOi,トランザクション数RS,トランザク
ション数の変位量ΔRSiを生成する。
【0037】すなわち、記憶装置10aは、シフトレジ
スタ動作を行い、時刻Tiでの伝送量Diおよび時刻T
i-1での伝送量Di-1を記憶する。そして、微分回路10
bは、両伝送量Di,Di-1の差分を取って、伝送量の変
位量ΔDiを求め、出力する。
【0038】また、記憶装置10fは、シフトレジスタ
動作を行い、時刻Tiでのリトライ回数TOiおよび時刻
i-1でのリトライ回数TOi-1を記憶する。そして、微
分回路10gは、両リトライ回数TOi,TOi-1の差分
を取って、リトライ回数の変位量ΔTOiを求め、出力
する。
【0039】なお、伝送量の変位量ΔDiおよびリトラ
イ回数の変位量ΔTOiは、送受信制御装置9の変化の
度合いを表すものである。
【0040】また、記憶装置10c,10dは、シフト
レジスタ動作を行い、時刻Tiでの送信トランザクショ
ン数TSiおよび時刻Ti-1での送信トランザクション数
TSi-1,時刻Tiでの受信トランザクション数TRi
よび時刻Ti-1での受信トランザクション数TRi-1を記
憶する。そして、微分回路10h,10jは、それぞ
れ、両トランザクション数の差分を取って、送信トラン
ザクション数の変位量ΔTSi,受信トランザクション
数の変位量ΔTRiを求め、加算器10e,10kに出
力する。加算器10kは、それぞれの微分回路10h,
10jで得た送信トランザクション数の変位量ΔT
i,受信トランザクション数の変位量ΔTRiを加算
し、トランザクション数の変位量△RSiを求め、出力
する。また、加算器10eは、時刻Tiでのトランザク
ション数RSiを求め、出力する。
【0041】図4は通信推論装置11の構成を示すブロ
ック図である。
【0042】図4において、通信推論装置11は、伝送
量の変位量ΔDi,リトライ回数の変位量ΔTOi,トラ
ンザクション数の変位量△RSi,リトライ回数TOi
入力し、監視時間定性論集合S(KTi)を出力する。
【0043】なお、入力される伝送量の変位量ΔDi
リトライ回数の変位量ΔTOi,トランザクション数の
変位量△RSi,リトライ回数TOiのそれぞれに対し、
予め、ファジィ量として定性的に評価してあるメンバシ
ップ関数が記憶装置14に記憶されており、各入力値
は、定性評価装置11aにて定性的に評価される。
【0044】図8〜図11にメンバシップ関数の例を示
す。
【0045】図8は送受信制御装置9のトランザクショ
ン数の変位量△RSiに対するメンバシップ関数を示し
ている。
【0046】図8において、トランザクション数の変位
量△RSiに対しては、通過量を多,中,少という定性
的な評価を与える。定性的な評価の度合いとして、0.
0〜1.0の値を定義する。
【0047】これらを縦軸と横軸とに表すことにより、
定性評価は集合となり、定性評価集合Sで、次式のよう
に表現される。
【0048】 S(△RSi)={μ+(△RSi),μ0(△RSi),μ-(△RSi)} ただし、μ+:多の評価値,μ0:中の評価値,μ-:小
の評価値である。
【0049】例えば、トランザクション数の変位量ΔR
iが80回/分であるとすると、μ+(△RSi)=0,
μ0(△RSi)=0.6,μ-(△RSi)=0.8となる。
【0050】以下、同様に、図9は伝送量の変位量ΔD
iのメンバシップ関数、図10はリトライ回数TOiのメ
ンバシップ関数、図11はリトライ回数の変位量ΔTO
iのメンバシップ関数を示している。
【0051】通信推論装置装置11の定性評価装置11
aは、図8〜図11に示したメンバシップ関数に基づい
て、定性評価集合S(△TOi),S(TOi),S(△Di)
を出力する。
【0052】次に、通信推論装置装置11は、これらの
定性評価集合を用いて、監視時間定性評価集合S(K
i)を推論し、出力する。
【0053】推論は、図5および図6に示す先験的情報
に基づく推論ルールにて行われる。図5は、リトライ回
数TOiおよびリトライ回数の変位量ΔTOiにより、サ
ンプリング周期時間後のリトライ回数の変位量ΔTOH
iを推論するためのルール定義図であり、図6は、伝送
量の変位量ΔDiおよびトランザクション数の変位量△
RSiにより、サンプリング周期時間後の伝送能力変位
量ΔPiを推論するためのルール定義図である。
【0054】図5および図6に示すような推論ルールに
より、ΔPiおよびΔTOHiは、概念量であるから、こ
れらに対する経験的なメンバシップ関数を定めるのは困
難であり、また、合理的ではない。しかし、監視時間の
変位量ΔKTiとの関係は、図7に示すような推論ルー
ルで定義することができる。
【0055】図7に示す9個のルールの入力は、ΔTO
iの評価値集合S(ΔTOHi)およびΔPiの評価値集
合S(ΔPi)であり、メンバシップ関数による定性評価
処理は不要である。この手数により、概念量へメンバシ
ップ関数を導入することなく、多段の推論を行うことが
可能となる。
【0056】このようにして、9個のルールが実行さ
れ、最終的に、監視時間評価集合S(ΔKTi)が出力
される。
【0057】次に、監視時間決定装置12は、S(ΔK
i)を入力し、以下のようにして、定量的な操作量を
定める。
【0058】図12は、経験的な知識に基づいて作成さ
れた監視時間ΔKTiに関するメンバシップ関数であ
る。
【0059】図12において、監視時間ΔKTiは、現
在の監視時間Tmからの増減量を定義したもので、縦軸
に0.0〜1.0の範囲の値を持つ適合度、横軸に監視時
間を定義している。特に、監視時間ΔKTiは、正,負
の符号を持つ整数である。
【0060】監視時間決定装置12は、入力したS(Δ
KTi)の各適合度とメンバシップ関数との交点をそれ
ぞれ求め、全ての交点について重心演算を行なうことに
より、重心に対応する監視時間ΔKTiを決定する。そ
して、 監視時間Tm=現在の監視時間Tm+監視時間ΔKTi とすることにより、監視時間Tmを決定し、通信監視装
置13に出力する。
【0061】通信監視装置13は、監視時間決定装置1
2で決定された監視時間Tmを持ち得て、さらに、送受
信制御装置9における通信ダウンとさせるためのリトラ
イ回数TOを、 リトライ回数TO=ダウン決定時間(Tg)/監視時間
(T) ただし、T:通信ダウン決定時間である。
【0062】とすることにより、決定する。
【0063】なお、通信ダウン決定時間Tgは、予め記
憶装置14に記憶されており、通信監視装置13は、通
信ダウン決定時間Tgを読み出し、監視時間Tmで割った
結果、小数点が付いた場合は、求められたりリトライ回
数TOにプラス1する。そして、送受信制御装置9に、
監視時間Tmおよびリトライ回数TOを出力する。
【0064】以上説明した一連の処理が、例えば、1:
N情報処理システムの伝送定数により定まる単位時間な
どの一定時間ごとに行われ、各情報処理システムにおけ
る処理負荷に応じた適切な監視時間およびリトライ回数
が決定されるので、各情報処理システムにおける処理負
荷が一定に保持され、かつ、通信ダウン回数が0に収集
されてゆく。
【0065】このように、本実施例は、情報処理システ
ムが1:Nのマルチ通信時における送受信伝送量および
送受信要求回数(通信トランザクション数)を、経験的
情報に基づいて定性的に評価し、これらの評価情報から
経験的情報に基づくルールにて、将来の伝送能力の変化
度合いを定性的に推論し、監視時間Tmを決定している
ので、相手情報処理システムが数多く接続されても、通
信ダウン回数を0に抑え、安全にシステムの維持管理が
できる環境を提供することが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報処理システムが1:Nのマルチ通信を行う場合に、
各通信制御装置における送受信の伝送量,送受信要求回
数,リトライ回数の挙動等を先験的情報により定性的に
評価し、それらの定性評価情報に基づく先験的ルールに
て、通信における監視時間およびリトライ回数を決定し
ているので、通信動作の不確定な状況であっても、通信
ダウンせず、適正な通信を行うことが可能となるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報通信システムの構
成図。
【図2】通信制御装置の構成図。
【図3】微分装置の構成図。
【図4】通信推論装置の構成図。
【図5】推論ルールマトリクス図。
【図6】推論ルールマトリクス図。
【図7】推論ルールマトリクス図。
【図8】メンバシップ関数を示すグラフ。
【図9】メンバシップ関数を示すグラフ。
【図10】メンバシップ関数を示すグラフ。
【図11】メンバシップ関数を示すグラフ。
【図12】監視時間に対するメンバシップ関数と重心演
算による定量化説明図。
【符号の説明】
1〜3…情報処理システム、4…LAN回線、5…情報
処理装置、6…通信制御装置、7…送信処理装置、8…
受信処理装置、9…送受信制御装置、10…微分装置、
11…通信推論装置、12…監視時間決定装置、13…
通信監視装置、14…記憶装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の情報処理システムが通信回線を介
    してマルチ通信を行う情報通信システムにおいて、上記
    複数台の情報処理システムに設けられ、各情報処理シス
    テム間の通信を制御する通信制御装置であって、 送受信伝送量の一定時間ごとの変位量,送受信要求回数
    の一定時間ごとの変位量およびリトライ回数の一定時間
    ごとの変位量を算出する手段と、 送受信伝送量の一定時間ごとの変位量,送受信要求回数
    の一定時間ごとの変位量およびリトライ回数の一定時間
    ごとの変位量の定性的評価を予めファジィ量として評価
    したメンバシップ関数を記憶する手段と、 上記変位量算出手段により算出された送受信伝送量の時
    間変位量,送受信要求回数の時間変位量およびリトライ
    回数の一定時間ごとの変位量と上記記憶手段に記憶され
    ているメンバシップ関数とから、上記一定時間後の通信
    状況を予測し、予測結果に基づいて、上記一定時間後の
    監視時間およびリトライ回数を決定する手段とを有する
    ことを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信制御装置において、 上記決定手段は、上記算出手段により算出された送受信
    伝送量の変位量および送受信要求回数の変位量に対応す
    るメンバシップ関数の適合値を求め、これらの適合値に
    よる定性評価値に基づき、上記一定時間後の伝送能力の
    定性評価集合を先験的ルールにより推論する機能と、 上記算出手段により算出されたリトライ回数の変位量に
    対応するメンバシップ関数の適合値を求め、これらの適
    合値による定性評価値に基づき、上記一定時間後のリト
    ライ回数の定性評価集合を先験的ルールにより推論する
    機能と、 上記伝送能力の定性評価集合および上記リトライ回数の
    定性評価集合に基づき、上記一定時間後の監視時間の定
    性評価集合を先験的ルールにより推論する機能と、 上記監視時間の定性評価集合を予めファジイ量で評価し
    たメンバシップ関数を記憶する機能と、 推論された監視時間の定性評価集合に対応するメンバシ
    ップ関数の重心演算から監視時間の増減量を求める機能
    と、 求められた監視時間の増減量から、上記一定時間後の監
    視時間を求める機能と、 求められた監視時間から、上記一定時間後のリトライ回
    数を求める機能とを有することを特徴とする通信制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995008886A1 (en) * 1993-09-20 1995-03-30 Cabletron Systems, Inc. Communications network management system and method, using fuzzy logic
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