JPH0583130B2 - - Google Patents
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- JPH0583130B2 JPH0583130B2 JP17222887A JP17222887A JPH0583130B2 JP H0583130 B2 JPH0583130 B2 JP H0583130B2 JP 17222887 A JP17222887 A JP 17222887A JP 17222887 A JP17222887 A JP 17222887A JP H0583130 B2 JPH0583130 B2 JP H0583130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- gas
- pressure
- valve body
- flow rate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 32
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 12
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Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は流量計に係り、特に主流路と分流路と
を選択的に切換えて微小流量域から大流量域まで
広範囲な流量計測を行なうとともに、低流量から
大流量に移行する近辺で、突発的に発生する下流
側の急激な圧力降下にも対応しうるよう構成した
流量計に関する。
を選択的に切換えて微小流量域から大流量域まで
広範囲な流量計測を行なうとともに、低流量から
大流量に移行する近辺で、突発的に発生する下流
側の急激な圧力降下にも対応しうるよう構成した
流量計に関する。
従来の技術
例えば都市ガス等の被測流体を家庭等に給送す
る配管途中(具体的には各家庭に1台)には、被
測流体(一般には被測流体としては都市ガスであ
るので以下ガスという)を微小流量域から大流量
域まで広範囲に計測することのできる流量計が配
設されている。この種の従来の流量計としては、
例えば第7図に示す実開昭61−15520号がある。
る配管途中(具体的には各家庭に1台)には、被
測流体(一般には被測流体としては都市ガスであ
るので以下ガスという)を微小流量域から大流量
域まで広範囲に計測することのできる流量計が配
設されている。この種の従来の流量計としては、
例えば第7図に示す実開昭61−15520号がある。
第7図中、流量計1は流量計本体2の主流路3
内にタービンロータ4を回転自在に設けるととも
に、タービンロータ4の上流側に切換弁5を設け
てなる。又流量計1には一端が弁座6の上流側に
開口し、他端がタービンロータ4の外周に対向す
るように開口する分流路7が設けられている。な
お、分流路7は流路断面積が主流路3よりも小さ
い細管状の流路とされ、その先端はノズル7aと
なつて主流路3の内壁に開口し、ノズル7aより
のガスは前記タービンロータ4のブレード4bに
直接高流速で噴出されて微小流量であるにもかか
わらず前記タービンロータ4を高速で回転させ
る。
内にタービンロータ4を回転自在に設けるととも
に、タービンロータ4の上流側に切換弁5を設け
てなる。又流量計1には一端が弁座6の上流側に
開口し、他端がタービンロータ4の外周に対向す
るように開口する分流路7が設けられている。な
お、分流路7は流路断面積が主流路3よりも小さ
い細管状の流路とされ、その先端はノズル7aと
なつて主流路3の内壁に開口し、ノズル7aより
のガスは前記タービンロータ4のブレード4bに
直接高流速で噴出されて微小流量であるにもかか
わらず前記タービンロータ4を高速で回転させ
る。
又、切換弁5の弁体5aは弁座6に上流側のガ
ス圧力を受けて上流側より着座するように設けら
れている。即ち、切換弁5の弁体5aは低流量時
において、コイルバネ8の押圧力と上流側のガス
圧力との合力に押圧され弁座6に着座する。又、
流量が所定以上になつたときは、切換弁5の電磁
ソレノイド5bが励磁され、弁体5aはその電磁
力に吸収されて弁座6より離座する。
ス圧力を受けて上流側より着座するように設けら
れている。即ち、切換弁5の弁体5aは低流量時
において、コイルバネ8の押圧力と上流側のガス
圧力との合力に押圧され弁座6に着座する。又、
流量が所定以上になつたときは、切換弁5の電磁
ソレノイド5bが励磁され、弁体5aはその電磁
力に吸収されて弁座6より離座する。
なお、タービンロータ4は流量に応じた回転数
で回転しており、その回転数は回転検出器9によ
り検出される。又、流量計1では回転検出器9か
ら出力されたパルス間隔を検知することにより流
量を判断している。
で回転しており、その回転数は回転検出器9によ
り検出される。又、流量計1では回転検出器9か
ら出力されたパルス間隔を検知することにより流
量を判断している。
例えば、上記流量計1において、家庭でのガス
使用量が少ないときは切換弁5は閉弁しており、
タービンロータ4は分流路7、ノズル7aからの
ガスにより回転している。そして、更に家庭で使
用するガス使用量が増大すると前記回転検出器9
はそれを判断して切換弁5を開弁させ、ガスは主
流路3を介して前記タービンロータ4を回転させ
ることになる。このように流量がある一定値を越
えるとタービンロータ4を回転させるガスの流路
が切り換わるが、次にその作動を説明する(但
し、以下の説明に出てくる数値は、本願出願人が
上記流量計1に近似のモデルを試作して、実験を
試みたときの数値である)。
使用量が少ないときは切換弁5は閉弁しており、
タービンロータ4は分流路7、ノズル7aからの
ガスにより回転している。そして、更に家庭で使
用するガス使用量が増大すると前記回転検出器9
はそれを判断して切換弁5を開弁させ、ガスは主
流路3を介して前記タービンロータ4を回転させ
ることになる。このように流量がある一定値を越
えるとタービンロータ4を回転させるガスの流路
が切り換わるが、次にその作動を説明する(但
し、以下の説明に出てくる数値は、本願出願人が
上記流量計1に近似のモデルを試作して、実験を
試みたときの数値である)。
前記回転検出器9内には切換パルス間隔T(以
下、パルス間隔Tという)として、例えば200m
secが記憶されており、このときの流量は「Q1」
である。(但し、パルス間隔Tは設定値であるた
め、どのような値にも変更可能である。)そして、
前記タービンロータ4を回転させるガスの流量が
徐々に増大してパルス間隔Tに達すると、前記切
換弁5が開弁されるようになつている。従つて、
流量が零から「Q1」まではガスは流路7を介し
て、タービンロータ4に供給されているが、流量
が「Q1」を越えると、回転検出器9はパルス間
隔Tが設定値(200msec)以下となるので切換弁
5を開弁させて、ガスは主流路3を流れることに
なる。
下、パルス間隔Tという)として、例えば200m
secが記憶されており、このときの流量は「Q1」
である。(但し、パルス間隔Tは設定値であるた
め、どのような値にも変更可能である。)そして、
前記タービンロータ4を回転させるガスの流量が
徐々に増大してパルス間隔Tに達すると、前記切
換弁5が開弁されるようになつている。従つて、
流量が零から「Q1」まではガスは流路7を介し
て、タービンロータ4に供給されているが、流量
が「Q1」を越えると、回転検出器9はパルス間
隔Tが設定値(200msec)以下となるので切換弁
5を開弁させて、ガスは主流路3を流れることに
なる。
つまり、流量計1においては、下流側でのガス
使用量が所定量「Q1」以上のとき(タービンロ
ータ4の回転が速くパルス間隔Tが所定以下のと
き)切換弁5が開弁し、ガスは主流路3を介して
下流側に給送される。又、ガス使用量が所定量
「Q1」以下のときには切換弁5は開弁せず、ガス
は分流路7を通つてタービンロータ4に吹き付け
られる。(但し、ガスの流量が増大して切換弁5
が開弁した後、ガスの流量が減少して再び切換弁
5が閉弁するときのガスの流量「Q2」は開弁す
るときの流量「Q1」と異なつて小さい値に設定
されている。即ち、流量計1にはヒステリシスを
持たせてある。) このように、流量計1は流量に応じて主流路3
と分流路7とを使い分けることにより、低流量域
から大流量域まで広範囲な流量計測が行なえるよ
うになつている。
使用量が所定量「Q1」以上のとき(タービンロ
ータ4の回転が速くパルス間隔Tが所定以下のと
き)切換弁5が開弁し、ガスは主流路3を介して
下流側に給送される。又、ガス使用量が所定量
「Q1」以下のときには切換弁5は開弁せず、ガス
は分流路7を通つてタービンロータ4に吹き付け
られる。(但し、ガスの流量が増大して切換弁5
が開弁した後、ガスの流量が減少して再び切換弁
5が閉弁するときのガスの流量「Q2」は開弁す
るときの流量「Q1」と異なつて小さい値に設定
されている。即ち、流量計1にはヒステリシスを
持たせてある。) このように、流量計1は流量に応じて主流路3
と分流路7とを使い分けることにより、低流量域
から大流量域まで広範囲な流量計測が行なえるよ
うになつている。
発明が解決しようとする問題点
例えば上記の流量計1が設置された家庭におい
て、湯沸器の口火のみが点火してガスを消費して
いるときはガス使用量が少なく、この場合流量計
1の切換弁5は閉弁しており、ガスは分流路7を
介して供給される。ところが、次にさらに風呂釜
を点火して風呂を沸したとする。このように、複
数のガス器具を同時に使用するとガス使用量は低
流量から一気に大流量へ急増することになる。
て、湯沸器の口火のみが点火してガスを消費して
いるときはガス使用量が少なく、この場合流量計
1の切換弁5は閉弁しており、ガスは分流路7を
介して供給される。ところが、次にさらに風呂釜
を点火して風呂を沸したとする。このように、複
数のガス器具を同時に使用するとガス使用量は低
流量から一気に大流量へ急増することになる。
しかるに、上記流量計1では、上記の如く家庭
でのガス使用量が増加した場合、流量が分流路7
の限界量(上記の試作モデルの例で述べるとパル
ス間隔200msec以下)に達してから切換弁5に開
弁信号を供給するようになつているので、上記の
ように湯沸器の口火が点火中に風呂釜を点火する
と、ガスの供給が追いつかなくなつてしまうとい
つた問題点がある。これを線図で詳述すると、第
8図(但し、第8図も上記試作モデルによる実験
データであり、本図中線図は回転検出器9で判
別しているパルスを示す、線図は下流側の圧力
を示す、線図は切換弁5の開弁信号を示す)の
ようになる。即ち、湯沸器の口火のみが点火して
いる状態(線図−a部分)では第6図におい
て、ガスは流路7よりノズル7aを介してタービ
ンロータ4を回転させており、この状態が第7図
において−aの線図である。そして、この状態
のとき風呂釜を点火して風呂を沸かしたとする
と、この位置は第8図に「x」で示される位置で
あり、第6図においては、流路7から下流へ至る
ガス流量が急激に増加し、タービンロータ4は急
激に回転される。ところが切換弁5は閉弁状態で
あるので、ガスの供給がなされず、切換弁5の下
流側のガスが風呂の点火により一気に大量に失な
われる。これは第8図において、Aで示される如
く切換弁5が閉弁状態のとき下流側でのガス使用
量の急増は、下流側の圧力を大気圧以下まで大幅
に低下させることになる。そして、タービンロー
タ4は、パルス間隔Tが設定値まで短かくなつた
のを検知して(線図の−b部分)切換弁5に開
弁信号を出力する。これにより切換弁5は開弁し
て、ガスは主流路3内より、タービンロータ4に
至り、(線図の−c部分)下流側のガス圧力は
線図−dで示す如く平常に復帰する。
でのガス使用量が増加した場合、流量が分流路7
の限界量(上記の試作モデルの例で述べるとパル
ス間隔200msec以下)に達してから切換弁5に開
弁信号を供給するようになつているので、上記の
ように湯沸器の口火が点火中に風呂釜を点火する
と、ガスの供給が追いつかなくなつてしまうとい
つた問題点がある。これを線図で詳述すると、第
8図(但し、第8図も上記試作モデルによる実験
データであり、本図中線図は回転検出器9で判
別しているパルスを示す、線図は下流側の圧力
を示す、線図は切換弁5の開弁信号を示す)の
ようになる。即ち、湯沸器の口火のみが点火して
いる状態(線図−a部分)では第6図におい
て、ガスは流路7よりノズル7aを介してタービ
ンロータ4を回転させており、この状態が第7図
において−aの線図である。そして、この状態
のとき風呂釜を点火して風呂を沸かしたとする
と、この位置は第8図に「x」で示される位置で
あり、第6図においては、流路7から下流へ至る
ガス流量が急激に増加し、タービンロータ4は急
激に回転される。ところが切換弁5は閉弁状態で
あるので、ガスの供給がなされず、切換弁5の下
流側のガスが風呂の点火により一気に大量に失な
われる。これは第8図において、Aで示される如
く切換弁5が閉弁状態のとき下流側でのガス使用
量の急増は、下流側の圧力を大気圧以下まで大幅
に低下させることになる。そして、タービンロー
タ4は、パルス間隔Tが設定値まで短かくなつた
のを検知して(線図の−b部分)切換弁5に開
弁信号を出力する。これにより切換弁5は開弁し
て、ガスは主流路3内より、タービンロータ4に
至り、(線図の−c部分)下流側のガス圧力は
線図−dで示す如く平常に復帰する。
ところで第8図においてAの部分となつた状態
を見ると、配管内圧力が大気圧以下に下がる結
果、湯沸器の口火が消えてしまうといつた家庭に
とつては重大な問題が発生することがある。上記
流量計1ではタービンロータ4の回転数を回転検
出器9で検出し限界パルス間隔T以下か否かを判
定して切換弁開弁指令信号を発し、この信号を切
換弁5のアクチユエータがうけて弁体5aを開弁
方向に動作させる。このため、流量計1では上記
各々の動作のために所定の時間を要し、弁開まで
にかかる時間が長く、圧力低下が生じてから弁開
するまでの所定時間の遅れが発生することになる
ばかりでなく、下流側が正常の圧力に戻つたとし
ても一度消えた口火は点火せずにガスのみ噴出す
るので、大変危険な状態となる。
を見ると、配管内圧力が大気圧以下に下がる結
果、湯沸器の口火が消えてしまうといつた家庭に
とつては重大な問題が発生することがある。上記
流量計1ではタービンロータ4の回転数を回転検
出器9で検出し限界パルス間隔T以下か否かを判
定して切換弁開弁指令信号を発し、この信号を切
換弁5のアクチユエータがうけて弁体5aを開弁
方向に動作させる。このため、流量計1では上記
各々の動作のために所定の時間を要し、弁開まで
にかかる時間が長く、圧力低下が生じてから弁開
するまでの所定時間の遅れが発生することになる
ばかりでなく、下流側が正常の圧力に戻つたとし
ても一度消えた口火は点火せずにガスのみ噴出す
るので、大変危険な状態となる。
さらに上記流量計においては、流量急増時流量
計1の下流側の圧力が大幅に低下するため、弁体
5aの上流側と下流側にはより大きな差圧が発生
し、この差圧は弁体5aを閉弁するように作用す
る。従つて、流量計1ではこの差圧による力が弁
体5aの重量、バネ8の押圧力に加えて作用する
ので、より大きな力で開弁駆動しなければならな
い。そのため、流量計1ではさらに弁開動作が遅
れ、大きな弁開駆動力を要することになるといつ
た問題点がある。
計1の下流側の圧力が大幅に低下するため、弁体
5aの上流側と下流側にはより大きな差圧が発生
し、この差圧は弁体5aを閉弁するように作用す
る。従つて、流量計1ではこの差圧による力が弁
体5aの重量、バネ8の押圧力に加えて作用する
ので、より大きな力で開弁駆動しなければならな
い。そのため、流量計1ではさらに弁開動作が遅
れ、大きな弁開駆動力を要することになるといつ
た問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決した流量計
を提供することを目的とする。
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用
本発明は、流量計本体内に設けられ被測流体が
流れる主流路と、主流路内に回転自在に設けられ
被測流体の流量に応じて回転する回転体と、回転
体の回転を検出する回転検出部と、回転体の上流
側の主流路内に設けられた弁座と、低流量時弁座
の下流側より着座するように設けられ、下流側の
圧力降下に伴う上流側と下流側との圧力差により
弁座より離座する弁体と、一端が弁座の上流側の
主流路に開口し、他端が回転体を回転させるよう
に回転体の外周に対向するように開口して被測流
体を回転体に供給する分流路と、弁体より下流側
に設置され、弁体を離座させるような圧力低下を
検出する検出手段と、検出手段からの信号により
弁体を開弁位置に駆動する弁駆動部とからなり、
下流側の圧力が急速に低下しても、弁体の上,下
流の差圧により弁体が自動的に開弁して下流側の
圧力を一定圧力以下にしないようにしたものであ
る。
流れる主流路と、主流路内に回転自在に設けられ
被測流体の流量に応じて回転する回転体と、回転
体の回転を検出する回転検出部と、回転体の上流
側の主流路内に設けられた弁座と、低流量時弁座
の下流側より着座するように設けられ、下流側の
圧力降下に伴う上流側と下流側との圧力差により
弁座より離座する弁体と、一端が弁座の上流側の
主流路に開口し、他端が回転体を回転させるよう
に回転体の外周に対向するように開口して被測流
体を回転体に供給する分流路と、弁体より下流側
に設置され、弁体を離座させるような圧力低下を
検出する検出手段と、検出手段からの信号により
弁体を開弁位置に駆動する弁駆動部とからなり、
下流側の圧力が急速に低下しても、弁体の上,下
流の差圧により弁体が自動的に開弁して下流側の
圧力を一定圧力以下にしないようにしたものであ
る。
実施例
第1図に本発明になる流量計の第1実施例を示
す。第1図中、流量計11は例えば都市ガス等の
ガスを給送する配管(図示せず)途中に配設され
ている。流量計11の流量計本体12の内部には
主流路13が形成されている。
す。第1図中、流量計11は例えば都市ガス等の
ガスを給送する配管(図示せず)途中に配設され
ている。流量計11の流量計本体12の内部には
主流路13が形成されている。
又、主流路13は流入路13a、分流室13
b、計測室13c、流出路13dとよりなる。流
入路13aと分流室13bとの間には第1の弁座
14が設けられており、分流室13bと計測室1
3cとの間には第2の弁座15が設けられてい
る。
b、計測室13c、流出路13dとよりなる。流
入路13aと分流室13bとの間には第1の弁座
14が設けられており、分流室13bと計測室1
3cとの間には第2の弁座15が設けられてい
る。
16は遮断弁で、弁座14に上流側より着座す
る弁体16aと、弁体16aを着座方向に附勢す
るコイルバネ16bと、開弁信号の供給により弁
体16aを離座方向に駆動する電磁ソレノイド1
6cとを有する。
る弁体16aと、弁体16aを着座方向に附勢す
るコイルバネ16bと、開弁信号の供給により弁
体16aを離座方向に駆動する電磁ソレノイド1
6cとを有する。
17は切換弁で、弁座15に下流側より着座す
る弁体17aと、弁体17aを着座方向に附勢す
るコイルバネ17bと、開弁信号の供給により弁
体17aを離座方向に駆動する電磁ソレノイド1
7cとを有する。なお、弁体17aは電磁ソレノ
イド17c内に嵌入するロツド17a1の下端に円
板状の弁板17a2をネジ止め等により固着してな
る。又、弁板17a2の下側段部にはリング状のゴ
ム製パツキン17a3が取付けられている。
る弁体17aと、弁体17aを着座方向に附勢す
るコイルバネ17bと、開弁信号の供給により弁
体17aを離座方向に駆動する電磁ソレノイド1
7cとを有する。なお、弁体17aは電磁ソレノ
イド17c内に嵌入するロツド17a1の下端に円
板状の弁板17a2をネジ止め等により固着してな
る。又、弁板17a2の下側段部にはリング状のゴ
ム製パツキン17a3が取付けられている。
なお、上記遮断弁16及び切換弁17の電磁ソ
レノイド16c,17cは弁座14,15の上方
の開口13e,13fを閉塞する平板上の取付ベ
ース18上に載置固定されている。又、開口13
e,13fと取付ベース18との間はOリング1
9,20によりシールされている。
レノイド16c,17cは弁座14,15の上方
の開口13e,13fを閉塞する平板上の取付ベ
ース18上に載置固定されている。又、開口13
e,13fと取付ベース18との間はOリング1
9,20によりシールされている。
尚、ここで、電磁ソレノイド16c,17cを
詳述すると、これらの電磁ソレノイド16c,1
7cは自己保持機能を有したものであり、ソレノ
イドを励磁して鉄心を吸着すると、その後は、ソ
レノイドの電流を開放してもそのまま鉄心を吸着
しつづける形式のものである。実施例に対応させ
て説明すると、電磁ソレノイド16c,17cを
励磁させると、ロツド16a1,17a1が図中上方
へ引き上げられる。そして、電磁ソレノイド16
c,17c内に設けられた永久磁石(図示せず)
に前記ロツド16a1,17a1は、吸着される。こ
の状態で、前記電磁ソレノイド16c,17cを
消磁しても、ロツド16a1,17a1はその位置、
即ち、上方に変位した位置を保持することにな
る。又、上方に保持されたロツド16a1,17a1
を下降させるには前記と反対方向の電流を加えれ
ば(永久磁石の磁界を打ち消すように)電磁ソレ
ノイド16c,17cよりロツド16a1,17a1
が解放され、下降する。このあと電磁ソレノイド
16c,17cを消磁してもコイルバネ16b,
17bにより弁体16a,17aは弁座14,1
5に附勢され開弁する。このように、本型式の電
磁ソレノイド16c,17cを用いたのは作動当
初のみ、電流を供給すればその後、電流を供給せ
ずとも、その状態が保持できるので、省電力とな
るからである。
詳述すると、これらの電磁ソレノイド16c,1
7cは自己保持機能を有したものであり、ソレノ
イドを励磁して鉄心を吸着すると、その後は、ソ
レノイドの電流を開放してもそのまま鉄心を吸着
しつづける形式のものである。実施例に対応させ
て説明すると、電磁ソレノイド16c,17cを
励磁させると、ロツド16a1,17a1が図中上方
へ引き上げられる。そして、電磁ソレノイド16
c,17c内に設けられた永久磁石(図示せず)
に前記ロツド16a1,17a1は、吸着される。こ
の状態で、前記電磁ソレノイド16c,17cを
消磁しても、ロツド16a1,17a1はその位置、
即ち、上方に変位した位置を保持することにな
る。又、上方に保持されたロツド16a1,17a1
を下降させるには前記と反対方向の電流を加えれ
ば(永久磁石の磁界を打ち消すように)電磁ソレ
ノイド16c,17cよりロツド16a1,17a1
が解放され、下降する。このあと電磁ソレノイド
16c,17cを消磁してもコイルバネ16b,
17bにより弁体16a,17aは弁座14,1
5に附勢され開弁する。このように、本型式の電
磁ソレノイド16c,17cを用いたのは作動当
初のみ、電流を供給すればその後、電流を供給せ
ずとも、その状態が保持できるので、省電力とな
るからである。
通常の流量計測時においては、電磁ソレノイド
16cは当初励磁されるのでロツド16a1が上動
して、上方に保持される結果、遮断弁16の弁体
16aは離座している。従つて、遮断弁16は緊
急時のみ電磁ソレノイド16cの磁界が打ち消さ
れるように瞬時のみ電流を供給すれば弁体16a
はコイルバネ16bにより閉弁するようになつて
いる。
16cは当初励磁されるのでロツド16a1が上動
して、上方に保持される結果、遮断弁16の弁体
16aは離座している。従つて、遮断弁16は緊
急時のみ電磁ソレノイド16cの磁界が打ち消さ
れるように瞬時のみ電流を供給すれば弁体16a
はコイルバネ16bにより閉弁するようになつて
いる。
21は検出手段としての流量計測部(この検出
手段は前記弁体17aが離座するような下流側の
圧力低下を検知するもので詳細は後述する)で、
上記切換弁17の下流側の取付部13gに取付固
定されている。
手段は前記弁体17aが離座するような下流側の
圧力低下を検知するもので詳細は後述する)で、
上記切換弁17の下流側の取付部13gに取付固
定されている。
流量計測部21は筒状の本体21a内に流路2
1bを有し、流路21b内には上流側コーン21
cと、下流側コーン21dとが支柱21eにより
支持されている。
1bを有し、流路21b内には上流側コーン21
cと、下流側コーン21dとが支柱21eにより
支持されている。
22はタービンロータ(回転体)で、ハブ外周
に複数の羽根22aを有し、上流側コーン21c
と下流側コーン21dと間に設けられている。
又、タービンロータ22は流路21b内を流れる
流量に応じて回転するように軸受23a,23b
により回転自在に支承されている。又、タービン
ロータ22のハブにはマグネツト24が埋設され
ている。
に複数の羽根22aを有し、上流側コーン21c
と下流側コーン21dと間に設けられている。
又、タービンロータ22は流路21b内を流れる
流量に応じて回転するように軸受23a,23b
により回転自在に支承されている。又、タービン
ロータ22のハブにはマグネツト24が埋設され
ている。
25は磁気センサ等よりなる回転検出用ピツク
アツプで、タービンロータ22のマグネツト24
に対向するように下流側コーン21cに埋設され
ている。このピツクアツプ25はタービンロータ
22の回転を検出し、回転に応じたパルスを制御
回路32に出力する。
アツプで、タービンロータ22のマグネツト24
に対向するように下流側コーン21cに埋設され
ている。このピツクアツプ25はタービンロータ
22の回転を検出し、回転に応じたパルスを制御
回路32に出力する。
なお、制御回路32は電磁ソレノイド16c,
17cと接続され、ピツクアツプ25からのパル
スを検知して流量を積算するとともにパルス間隔
に応じて切換弁17を開弁又は閉弁させる。
17cと接続され、ピツクアツプ25からのパル
スを検知して流量を積算するとともにパルス間隔
に応じて切換弁17を開弁又は閉弁させる。
流量計測部21の本体21aの外周にはOリン
グ26,27が設けられており、取付部13gの
内壁と本体21aとの間はこのOリング26,2
7によりシールされている。又、取付部13gの
内壁には第1の段部13g1と第2の段部13g2と
を有する。そのため、本体21aは第1の段部1
3g1に当接するとともに、第2の段部13g2との
間にノズル室28を形成する。
グ26,27が設けられており、取付部13gの
内壁と本体21aとの間はこのOリング26,2
7によりシールされている。又、取付部13gの
内壁には第1の段部13g1と第2の段部13g2と
を有する。そのため、本体21aは第1の段部1
3g1に当接するとともに、第2の段部13g2との
間にノズル室28を形成する。
29は小径なノズル孔で、一端が流路21bに
開口し、他端が上記ノズル室28に開口するよう
に本体21aに穿設されている。又、ノズル孔2
9の一端はタービンロータ22の羽根22aの外
周に対向するように開口している。
開口し、他端が上記ノズル室28に開口するよう
に本体21aに穿設されている。又、ノズル孔2
9の一端はタービンロータ22の羽根22aの外
周に対向するように開口している。
30は分流路で、一端が分流室13bに開口す
るとともに他端が上記ノズル室28に開口するよ
うに設けられている。従つて、この分流路30を
通過するガスはノズル室28に至り、ノズル孔2
9を介してタービンロータ22の羽根22aに噴
射される。このようにすることにより、下流側で
の使用流量が微小でもノズル孔29により、ター
ビンロータ22に直接、ガスが噴出される結果、
タービンロータ22は高速で回転する。
るとともに他端が上記ノズル室28に開口するよ
うに設けられている。従つて、この分流路30を
通過するガスはノズル室28に至り、ノズル孔2
9を介してタービンロータ22の羽根22aに噴
射される。このようにすることにより、下流側で
の使用流量が微小でもノズル孔29により、ター
ビンロータ22に直接、ガスが噴出される結果、
タービンロータ22は高速で回転する。
又、流量計測部21は上方より取付部13gに
嵌入するように取付けられ、取付部13gを閉蓋
する蓋31を取り外すことにより容易に取付けら
れる。
嵌入するように取付けられ、取付部13gを閉蓋
する蓋31を取り外すことにより容易に取付けら
れる。
次に、上記構成になる流量計11の動作につき
第2図乃至第4図を併せ参照しながら説明する。
第2図乃至第4図を併せ参照しながら説明する。
第2図に示す如く、当初制御回路26は遮断弁
16を開弁状態とさせる。すると、前記した如
く、弁体16aは上方に開弁したまま、遮断弁1
6への電流を断つても、その状態に保持される。
この遮断弁16が閉弁するのは、緊急時だけであ
り、この際にも前述したように、遮断弁16に短
時間電流を供給すれば遮断弁16は直ちに閉弁す
る。一般にはこの遮断弁16は開状態に保持され
ているので説明は省く。
16を開弁状態とさせる。すると、前記した如
く、弁体16aは上方に開弁したまま、遮断弁1
6への電流を断つても、その状態に保持される。
この遮断弁16が閉弁するのは、緊急時だけであ
り、この際にも前述したように、遮断弁16に短
時間電流を供給すれば遮断弁16は直ちに閉弁す
る。一般にはこの遮断弁16は開状態に保持され
ているので説明は省く。
今、下流側でガス器具が使用され初められたと
する。例えば、家庭内のガス湯沸器の口火を点火
したとする。このときのガス使用量は微小なた
め、切換弁17は閉弁状態になつており、ガスは
分流室13bより分流路30、ノズル室38、ノ
ズル孔29を介してタービンロータ22の羽根2
2aに噴射される。
する。例えば、家庭内のガス湯沸器の口火を点火
したとする。このときのガス使用量は微小なた
め、切換弁17は閉弁状態になつており、ガスは
分流室13bより分流路30、ノズル室38、ノ
ズル孔29を介してタービンロータ22の羽根2
2aに噴射される。
第3図にタービンロータ22の回転数とガスの
流量との関係を示す。第3図中線図に示す如
く、ガス湯沸器の口火を点火すると、流量は微小
であるが、ガスがノズル29孔よりタービンロー
タ22の羽根22aに勢いよく吹き付けられるた
め、タービンロータ22は高速回転する。即ち、
ガス湯沸器の口火でのガス使用により、タービン
ロータ22の回転数は第3図の線図で示す如
く、a点からb点に向けて上昇する。
流量との関係を示す。第3図中線図に示す如
く、ガス湯沸器の口火を点火すると、流量は微小
であるが、ガスがノズル29孔よりタービンロー
タ22の羽根22aに勢いよく吹き付けられるた
め、タービンロータ22は高速回転する。即ち、
ガス湯沸器の口火でのガス使用により、タービン
ロータ22の回転数は第3図の線図で示す如
く、a点からb点に向けて上昇する。
このようなタービンロータ22の回転はピツク
アツプ25により検出されており、ピツクアツプ
25はタービンロータ22に埋設したマグネツト
24の通過に伴つて、タービンロータ22の回転
数に応じたパルス間隔を有するパルスを出力す
る。そして、制御回路32はピツクアツプ25か
らのパルスを積算してガスの流量を算出する。ま
た、制御回路32はピツクアツプ25から入力さ
れたパルスのパルス間隔を検知している。
アツプ25により検出されており、ピツクアツプ
25はタービンロータ22に埋設したマグネツト
24の通過に伴つて、タービンロータ22の回転
数に応じたパルス間隔を有するパルスを出力す
る。そして、制御回路32はピツクアツプ25か
らのパルスを積算してガスの流量を算出する。ま
た、制御回路32はピツクアツプ25から入力さ
れたパルスのパルス間隔を検知している。
ここで、例えば湯沸器を点火してお湯を使用す
ることにする。そのため、流量計11より下流側
でのガス使用量が増加することになる。又、ガス
使用量の増加に伴つてタービンロータ22がさら
に高速回転し、タービンロータ22の回転数は第
3図中、b点に達するようになる。
ることにする。そのため、流量計11より下流側
でのガス使用量が増加することになる。又、ガス
使用量の増加に伴つてタービンロータ22がさら
に高速回転し、タービンロータ22の回転数は第
3図中、b点に達するようになる。
制御回路32ではピツクアツプ25から出力さ
れたパルスのパルス間隔を見ているので、ガス使
用量が分流路30の限界量「Q1」に達し、パル
ス間隔が「T」になると、電磁ソレノイド17c
に開弁信号を出力する。
れたパルスのパルス間隔を見ているので、ガス使
用量が分流路30の限界量「Q1」に達し、パル
ス間隔が「T」になると、電磁ソレノイド17c
に開弁信号を出力する。
その結果、電磁ソレノイド17cは励磁されそ
の電磁力により弁体17aは上方に吸引され弁座
15より離座する。なお、弁体17aはコイルバ
ネ17bのバネ力に抗して上動するが、上流側圧
力に逆らわず、しかも後述するようにコイルバネ
17bはバネ力が弁閉に必要な最小の力に設定さ
れているので、弁体17aは比較的小さな駆動力
で上動する。
の電磁力により弁体17aは上方に吸引され弁座
15より離座する。なお、弁体17aはコイルバ
ネ17bのバネ力に抗して上動するが、上流側圧
力に逆らわず、しかも後述するようにコイルバネ
17bはバネ力が弁閉に必要な最小の力に設定さ
れているので、弁体17aは比較的小さな駆動力
で上動する。
切換弁17の上記弁開動作により、ガスは弁座
15の開口を通つて計測室13cに至り、流量計
測部21の流路21bを通過して流出路13dよ
り下流側のガス器具に給送される。
15の開口を通つて計測室13cに至り、流量計
測部21の流路21bを通過して流出路13dよ
り下流側のガス器具に給送される。
切換弁17の弁開動作により、タービンロータ
22の回転数は、第3図に示すように一時的に線
図のb点よりc点へ下がる。しかしながら、ガ
ス湯沸器の使用に伴うガス使用量の増加によつ
て、ガスの流量が増加し、タービンロータ22の
回転数も第3図中c点からd点へ向けて上昇す
る。
22の回転数は、第3図に示すように一時的に線
図のb点よりc点へ下がる。しかしながら、ガ
ス湯沸器の使用に伴うガス使用量の増加によつ
て、ガスの流量が増加し、タービンロータ22の
回転数も第3図中c点からd点へ向けて上昇す
る。
なお、第3図中、線図のa点からb点までの
間はガスがノズル孔29より勢いよくタービンロ
ータ22に吹き付けられるため、タービンロータ
22の回転数は第3図中、急勾配で上昇するが、
c点からd点までの間はガスが流路面積の大なる
流路21b内を通過するため、この場合タービン
ロータ22の回転数はa,b間よりも緩やかな勾
配で上昇することになる。
間はガスがノズル孔29より勢いよくタービンロ
ータ22に吹き付けられるため、タービンロータ
22の回転数は第3図中、急勾配で上昇するが、
c点からd点までの間はガスが流路面積の大なる
流路21b内を通過するため、この場合タービン
ロータ22の回転数はa,b間よりも緩やかな勾
配で上昇することになる。
又、上記第3図中線図のc点からd点までの
間のタービンロータ22の回転数は、前述の如く
ピツクアツプ25により検出されており、制御回
路32はピツクアツプ25より出力されたパルス
により流量を演算するとともに積算する。
間のタービンロータ22の回転数は、前述の如く
ピツクアツプ25により検出されており、制御回
路32はピツクアツプ25より出力されたパルス
により流量を演算するとともに積算する。
ここで、ガス湯沸器の使用を止め、口火だけを
点火させた状態に戻し、ガス使用量を低減させる
ことにする。ガス湯沸器でのガス使用量が減少す
ることにより、流量計測部21の流路21b内を
通過するガス流量も減少する。従つて、タービン
ロータ22の回転数も第3図中、線図のd点よ
りc点に向けて降下する。
点火させた状態に戻し、ガス使用量を低減させる
ことにする。ガス湯沸器でのガス使用量が減少す
ることにより、流量計測部21の流路21b内を
通過するガス流量も減少する。従つて、タービン
ロータ22の回転数も第3図中、線図のd点よ
りc点に向けて降下する。
なお、制御回路32では弁体17aの開,閉動
作のバタツキを防止するため、切換弁17の弁閉
動作と弁開動作にヒステリシスをもたせてある。
即ち、制御回路32は、ピツクアツプ25からの
パルスのパルス間隔が「T1」以上(但し、T1>
Tであり、例えばT1としては250msecの時間が
制御回路32に記憶されており、この時間T1も
任意に変更できる。)であるか否かを検知してい
る。従つて、ガスの流量が「Q2」に減少し、タ
ービンロータ22の回転数がc点よりさらに下が
つてe点(第3図中、線図に示す)に達する
と、パルス間隔T1になつたことを検知して、切
換弁17に閉弁信号を出力する。
作のバタツキを防止するため、切換弁17の弁閉
動作と弁開動作にヒステリシスをもたせてある。
即ち、制御回路32は、ピツクアツプ25からの
パルスのパルス間隔が「T1」以上(但し、T1>
Tであり、例えばT1としては250msecの時間が
制御回路32に記憶されており、この時間T1も
任意に変更できる。)であるか否かを検知してい
る。従つて、ガスの流量が「Q2」に減少し、タ
ービンロータ22の回転数がc点よりさらに下が
つてe点(第3図中、線図に示す)に達する
と、パルス間隔T1になつたことを検知して、切
換弁17に閉弁信号を出力する。
切換弁17の電磁ソレノイド17cは前述の如
く、自己保持型のソレノイドであるので、電磁ソ
レノイド17cには開弁信号と逆向きの電流が通
電される。従つて、電磁ソレノイド17cは閉弁
信号の供給により弁体17aを弁開位置に保持す
る永久磁石の磁界をキヤンセルするような逆磁界
を発生させる。その結果、弁開位置に保持されて
いた弁体17aはバネ17bのバネ力により弁座
15に当接し、主流路13を閉じる。
く、自己保持型のソレノイドであるので、電磁ソ
レノイド17cには開弁信号と逆向きの電流が通
電される。従つて、電磁ソレノイド17cは閉弁
信号の供給により弁体17aを弁開位置に保持す
る永久磁石の磁界をキヤンセルするような逆磁界
を発生させる。その結果、弁開位置に保持されて
いた弁体17aはバネ17bのバネ力により弁座
15に当接し、主流路13を閉じる。
従つて、ガスは分流室13bより分流路30を
介してノズル室28に至り、ノズル孔29よりタ
ービンロータ22の羽根22aに噴出される。こ
のため、タービンロータ22はノズル孔29より
噴射されたガスを受けて高速回転することにな
る。即ち、タービンロータ22の回転数は、第3
図中線図のe点よりf点に上昇することにな
る。又、ガス湯沸器の口火を止めると、ガス使用
量はゼロとなり、タービンロータ22の回転数は
f点からa点へ降下する。
介してノズル室28に至り、ノズル孔29よりタ
ービンロータ22の羽根22aに噴出される。こ
のため、タービンロータ22はノズル孔29より
噴射されたガスを受けて高速回転することにな
る。即ち、タービンロータ22の回転数は、第3
図中線図のe点よりf点に上昇することにな
る。又、ガス湯沸器の口火を止めると、ガス使用
量はゼロとなり、タービンロータ22の回転数は
f点からa点へ降下する。
次に、流量計11の下流量側で突然ガス使用量
が増加した場合につき説明する。
が増加した場合につき説明する。
今、流量計11の下流側ではガス湯沸器の口火
だけが点火されているものとする。従つて、ガス
使用量は微小であり、前述の如く切換弁17は閉
弁状態となつている。そのため、ガスは分流路3
0、ノズル室28、ノズル孔29を介してタービ
ンロータ22に噴出された後、下流側へ流れてい
く。
だけが点火されているものとする。従つて、ガス
使用量は微小であり、前述の如く切換弁17は閉
弁状態となつている。そのため、ガスは分流路3
0、ノズル室28、ノズル孔29を介してタービ
ンロータ22に噴出された後、下流側へ流れてい
く。
このように、流量計11が微小流量を計測して
いる状態において、例えば風呂釜を点火して風呂
を沸すことにする。この場合、風呂釜で大量のガ
スを使用するため、それまで微小流量であつたガ
スの流量が急激に増大することになる。
いる状態において、例えば風呂釜を点火して風呂
を沸すことにする。この場合、風呂釜で大量のガ
スを使用するため、それまで微小流量であつたガ
スの流量が急激に増大することになる。
そして、流量計11の下流側では急激な圧力低
下が生じ、流量計11内の計測室13cにおいて
も圧力が急激に低下する。そのため、弁体17a
より下流側の圧力P2が著しく低下して、上流側
圧力P1と下流側圧力P2の圧力差が増大する。そ
の結果、バネ17bのバネ力により弁座15に着
座していた弁体17aは、上記圧力差により上動
し弁座15より離座する。
下が生じ、流量計11内の計測室13cにおいて
も圧力が急激に低下する。そのため、弁体17a
より下流側の圧力P2が著しく低下して、上流側
圧力P1と下流側圧力P2の圧力差が増大する。そ
の結果、バネ17bのバネ力により弁座15に着
座していた弁体17aは、上記圧力差により上動
し弁座15より離座する。
従つて、切換弁17は下流側でのガス使用量増
加とともにタービンロータ22が第3図中、線図
のb点に達して、制御回路32より開弁信号が
出力される前に自動的に開弁する。
加とともにタービンロータ22が第3図中、線図
のb点に達して、制御回路32より開弁信号が
出力される前に自動的に開弁する。
このように、流量計11では開弁信号が電磁ソ
レノイド17cに供給される以前に弁体17aが
上,下流側の圧力差で弁開動作するため、突然ガ
ス使用量が急増した場合でも下流側の圧力が大気
圧以下に低下することはなく、短時間で下流側圧
力を平常圧力に戻すことができる。又、前記流量
計11は前記したように弁体17aが離座するよ
うな圧力低下が生じたときその圧力低下を検出す
る検出手段としての機能を有しているものであ
る。
レノイド17cに供給される以前に弁体17aが
上,下流側の圧力差で弁開動作するため、突然ガ
ス使用量が急増した場合でも下流側の圧力が大気
圧以下に低下することはなく、短時間で下流側圧
力を平常圧力に戻すことができる。又、前記流量
計11は前記したように弁体17aが離座するよ
うな圧力低下が生じたときその圧力低下を検出す
る検出手段としての機能を有しているものであ
る。
さらに、上記動作を説明するがこの場合、第3
図では表わせないので、第3図に代つて第4図を
参照して詳述する。なお、第4図中、線図はピ
ツクアツプ25より出力されたパルスを示す線
図、線図は下流側圧力の変化を示す線図、線図
は制御回路32より出力される開弁信号を示す
線図である。
図では表わせないので、第3図に代つて第4図を
参照して詳述する。なお、第4図中、線図はピ
ツクアツプ25より出力されたパルスを示す線
図、線図は下流側圧力の変化を示す線図、線図
は制御回路32より出力される開弁信号を示す
線図である。
第4図中、湯沸器の口火のみを点火させている
とき流量計11より下流側の圧力は線図の−
a′に示される。湯沸器の口火のみが点火されてい
る状態で風呂釜を点火したときを、線図の
「X′」に示す。線図の「X′」で風呂釜が点火さ
れることにより、下流側の圧力は線図の−
b′に示すように一時的に低下するが、上述の如
く、切換弁17の弁体17aが上,下流側の圧力
差により自動的に弁開動作するため、すぐに圧力
は上昇する。
とき流量計11より下流側の圧力は線図の−
a′に示される。湯沸器の口火のみが点火されてい
る状態で風呂釜を点火したときを、線図の
「X′」に示す。線図の「X′」で風呂釜が点火さ
れることにより、下流側の圧力は線図の−
b′に示すように一時的に低下するが、上述の如
く、切換弁17の弁体17aが上,下流側の圧力
差により自動的に弁開動作するため、すぐに圧力
は上昇する。
従つて、上記の如く、下流側において急激な圧
力低下が生じても下流側の圧力が一気に大気圧以
下まで低下することがなく、大幅な圧力変動が防
止される。即ち、湯沸器の口火をつけているとき
に、風呂釜を点火した場合、下流側に給送された
ガスのほとんどが風呂釜で消費されてしまうが、
瞬時に切換弁17が開き、すぐにガスが供給され
るため、湯沸器の口火はついたままとなる。
力低下が生じても下流側の圧力が一気に大気圧以
下まで低下することがなく、大幅な圧力変動が防
止される。即ち、湯沸器の口火をつけているとき
に、風呂釜を点火した場合、下流側に給送された
ガスのほとんどが風呂釜で消費されてしまうが、
瞬時に切換弁17が開き、すぐにガスが供給され
るため、湯沸器の口火はついたままとなる。
また、第4図中線図に示す如く、ピツクアツ
プ25から出力されたパルスは、湯沸器の口火だ
けが点火されている「X′」以前は−a′部分で示
すようにパルス間隔が所定間隔「T」以上である
が、「X′」をすぎると略同時に切換弁17が開弁
動作するため、流量が増大してタービンロータ2
2の回転数は上昇する。このため、パルス間隔は
第4図中、線図に示すように設定された所定間
隔「T」よりも短くなる。よつて、制御回路32
より開弁信号が出力されて、弁体17aは弁開位
置に強制的に駆動される。
プ25から出力されたパルスは、湯沸器の口火だ
けが点火されている「X′」以前は−a′部分で示
すようにパルス間隔が所定間隔「T」以上である
が、「X′」をすぎると略同時に切換弁17が開弁
動作するため、流量が増大してタービンロータ2
2の回転数は上昇する。このため、パルス間隔は
第4図中、線図に示すように設定された所定間
隔「T」よりも短くなる。よつて、制御回路32
より開弁信号が出力されて、弁体17aは弁開位
置に強制的に駆動される。
従つて、下流側の圧力は線図の−c′に示す
ように若干の圧力変動はあるものの、切換弁17
の弁開動作により短時間で平常の圧力(線図の
−d′部分に示す)に復帰する。
ように若干の圧力変動はあるものの、切換弁17
の弁開動作により短時間で平常の圧力(線図の
−d′部分に示す)に復帰する。
また、第4図中、線図の「X′」をすぎてか
ら短時間でパルス間隔が「T」以下となるため、
制御回路32は下流側で圧力低下が発生した後、
速やかに開弁信号を出力する。上記「X′」から
弁開信号を出力されるまでの時間の測定例として
は例えば70msecであつた。
ら短時間でパルス間隔が「T」以下となるため、
制御回路32は下流側で圧力低下が発生した後、
速やかに開弁信号を出力する。上記「X′」から
弁開信号を出力されるまでの時間の測定例として
は例えば70msecであつた。
従つて、本実施例の流量計11では従来の流量
計1に比べて例えば1/3以下の短時間で開弁信号
を出力することができる。それだけ、下流側の圧
力が平常圧力に復帰する時間が短くて済む。
計1に比べて例えば1/3以下の短時間で開弁信号
を出力することができる。それだけ、下流側の圧
力が平常圧力に復帰する時間が短くて済む。
なお、定流量時上記の如く、弁体17aが上流
側圧力P1と下流側圧力P2との圧力差に応じて上,
下動するため、低流量域において弁体17aはガ
スの逆流を防止する逆止弁としても機能しうる。
但し、弁体17aが弁座15より離座して流量が
増えると、上記のように電磁ソレノイド17cが
励磁されるため、弁体17aは上動位置に保持さ
れ、ガスの流れに対して抵抗とはならない。
側圧力P1と下流側圧力P2との圧力差に応じて上,
下動するため、低流量域において弁体17aはガ
スの逆流を防止する逆止弁としても機能しうる。
但し、弁体17aが弁座15より離座して流量が
増えると、上記のように電磁ソレノイド17cが
励磁されるため、弁体17aは上動位置に保持さ
れ、ガスの流れに対して抵抗とはならない。
なお、切換弁17において、弁体17aの上,
下流側の圧力差で敏感に動作することを考慮する
と、弁体17aの弁締切力はできるだけ小さい方
が望ましい。即ち、弁体17aを弁座15に押圧
するバネ17bのバネ力は最小となるように設定
されている。
下流側の圧力差で敏感に動作することを考慮する
と、弁体17aの弁締切力はできるだけ小さい方
が望ましい。即ち、弁体17aを弁座15に押圧
するバネ17bのバネ力は最小となるように設定
されている。
ここで、上記バネ17bによる弁体17aの弁
締切力につき説明する。例えば、バネ17bによ
る理論上の弁締切力としては、弁体17aの上流
側の圧力P1と下流側の圧力P2の差圧に相当する
力があれば良いことになる。理論弁締切力の最小
値をFvminとすると理論弁締切力は次式で求ま
る。即ち、 Fvmin=(P1−P2)×πd2/4 …… (但し、上式において「d」は弁座15の内
径寸法である)さらに、実際の弁締切力Fvは、
次式で表わされる。
締切力につき説明する。例えば、バネ17bによ
る理論上の弁締切力としては、弁体17aの上流
側の圧力P1と下流側の圧力P2の差圧に相当する
力があれば良いことになる。理論弁締切力の最小
値をFvminとすると理論弁締切力は次式で求ま
る。即ち、 Fvmin=(P1−P2)×πd2/4 …… (但し、上式において「d」は弁座15の内
径寸法である)さらに、実際の弁締切力Fvは、
次式で表わされる。
Fv=A×Fvmin ……
上式において、「A」は上記最小理論弁締切
力に対し安全をとるための数値であつて、例えば
2〜3の値である。従つて、バネ17bのバネ力
は弁締切力が上式のFvとなるように設定され
ている。
力に対し安全をとるための数値であつて、例えば
2〜3の値である。従つて、バネ17bのバネ力
は弁締切力が上式のFvとなるように設定され
ている。
又、弁体17aの下流側における弁閉時の残留
圧力P2′は、次式で求まる。
圧力P2′は、次式で求まる。
P2′=P1−(Fv/πd2/4) ……
即ち、弁体17aの下流側の圧力P2が上式
のP2′まで低下したとき、弁体17aは上,下流
量側の圧力差により弁開動作する。
のP2′まで低下したとき、弁体17aは上,下流
量側の圧力差により弁開動作する。
第5図に本発明の第2実施例を示す。なお、第
5図中、第1図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。第4図中、切換弁41
の電磁ソレノイド4aは流量計本体12の底面に
固着されている。電磁ソレノイド41aには流量
計本体12の貫通孔12aを貫通して分流室13
b内に突出するロツド41bが嵌入している。ま
た、ロツド41bの先端は弁座15の開口中央ま
で延在している。
5図中、第1図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。第4図中、切換弁41
の電磁ソレノイド4aは流量計本体12の底面に
固着されている。電磁ソレノイド41aには流量
計本体12の貫通孔12aを貫通して分流室13
b内に突出するロツド41bが嵌入している。ま
た、ロツド41bの先端は弁座15の開口中央ま
で延在している。
41cは弁板で、ロツド41bと別体に設けら
れており、下側周縁部にはリング状のパツキン4
1dが取付けられている。又、弁板41cはコイ
ルバネ41eの弾撥力により下方に押圧されてい
る。なお、弁板41cの上面にはコイルバネ41
eが係合する環状の係合部41fが突出してい
る。
れており、下側周縁部にはリング状のパツキン4
1dが取付けられている。又、弁板41cはコイ
ルバネ41eの弾撥力により下方に押圧されてい
る。なお、弁板41cの上面にはコイルバネ41
eが係合する環状の係合部41fが突出してい
る。
通常は(上記実施例において、パルス間隔が
「T」以下のとき)電磁ソレノイド41aが励磁
され、ロツド41bを上動させている。そのた
め、弁板41cはロツド41bに押し上げられて
弁座15より離座する。従つて、上流側からのガ
スは弁座15の開口を通り、計測室13c、流出
路13dを介して下流側に給送される。
「T」以下のとき)電磁ソレノイド41aが励磁
され、ロツド41bを上動させている。そのた
め、弁板41cはロツド41bに押し上げられて
弁座15より離座する。従つて、上流側からのガ
スは弁座15の開口を通り、計測室13c、流出
路13dを介して下流側に給送される。
また、下流側でのガス使用量が少ないとき(上
記実施例において、パルス間隔が「T1」以上の
とき)には電磁ソレノイド41aが消磁されてお
り、ロツド41bは下動する。そのため、弁板4
1cはバネ41eの押圧力により弁座15に着座
する。
記実施例において、パルス間隔が「T1」以上の
とき)には電磁ソレノイド41aが消磁されてお
り、ロツド41bは下動する。そのため、弁板4
1cはバネ41eの押圧力により弁座15に着座
する。
次に、下流側でのガス使用量が少なくて切換弁
41が閉弁しているとき、例えば下流側で風呂釜
を点火して風呂を沸すと、下流側圧力が低下する
ため、弁座15より上流側の圧力P1と下流側圧
力P2との圧力差により弁板41cのみが上動す
る。このため、ガスが弁座15の開口を通過して
下流側に供給される。
41が閉弁しているとき、例えば下流側で風呂釜
を点火して風呂を沸すと、下流側圧力が低下する
ため、弁座15より上流側の圧力P1と下流側圧
力P2との圧力差により弁板41cのみが上動す
る。このため、ガスが弁座15の開口を通過して
下流側に供給される。
従つて、流量計の下流側において圧力が大気圧
以下に低下することがなく、下流側の圧力は上記
実施例と同様短時間で平常圧力に復帰する。
以下に低下することがなく、下流側の圧力は上記
実施例と同様短時間で平常圧力に復帰する。
なお、弁板41cが上,下流側の圧力差で上動
するとき、ロツド41bが上動せず残されるた
め、弁板41cはより小さな圧力差でも敏感に動
作することができる。従つて、下流側で圧力低下
が生じると、応答性良く弁板41cが動作しう
る。
するとき、ロツド41bが上動せず残されるた
め、弁板41cはより小さな圧力差でも敏感に動
作することができる。従つて、下流側で圧力低下
が生じると、応答性良く弁板41cが動作しう
る。
第6図は本発明の更に他の実施例(具体的には
第3、第4実施例)を示すもので、2つの実施例
を1つの図中に示してある。そして、本実施例
は、弁体17aより下流側に位置されて前記弁体
17aを離座させるような圧力低下を検出する検
出手段の変形例である。
第3、第4実施例)を示すもので、2つの実施例
を1つの図中に示してある。そして、本実施例
は、弁体17aより下流側に位置されて前記弁体
17aを離座させるような圧力低下を検出する検
出手段の変形例である。
50は前記弁体17aより下流側に設けられた
(詳細には弁体17aが上下動する側壁12aに
設けられた)取付部材で、この取付部材50には
リードスイツチ51が設置されている。一方、前
記弁体17aの上面には前記リードスイツチ51
に対向するようにマグネツト52が取付けられて
いる。
(詳細には弁体17aが上下動する側壁12aに
設けられた)取付部材で、この取付部材50には
リードスイツチ51が設置されている。一方、前
記弁体17aの上面には前記リードスイツチ51
に対向するようにマグネツト52が取付けられて
いる。
そして、前記リードスイツチ51と前記マグネ
ツト52とにより検出手段が構成される。本実施
例では、下流側の圧力が前記弁体17aが離座す
るような圧力に低下すると、弁体17aが開弁す
る。すると前記マグネツト52が前記リードスイ
ツチ51を作動させ、その信号は、前記制御回路
32に至り、制御回路32は直ちにソレノイド1
7cを作動させて弁体17aを上動させる。この
ようにリードスイツチ51とマグネツト52とに
より、前記弁体17aを離座させるような圧力低
下を検出する検出手段が構成されている。
ツト52とにより検出手段が構成される。本実施
例では、下流側の圧力が前記弁体17aが離座す
るような圧力に低下すると、弁体17aが開弁す
る。すると前記マグネツト52が前記リードスイ
ツチ51を作動させ、その信号は、前記制御回路
32に至り、制御回路32は直ちにソレノイド1
7cを作動させて弁体17aを上動させる。この
ようにリードスイツチ51とマグネツト52とに
より、前記弁体17aを離座させるような圧力低
下を検出する検出手段が構成されている。
その後、多量のガスが下流側に流れ、その流量
は流量計測部21により計測されるとともに、弁
体17aの閉弁等は前述した実施例と同様である
ので説明を省略する。
は流量計測部21により計測されるとともに、弁
体17aの閉弁等は前述した実施例と同様である
ので説明を省略する。
又、第6図中の第4実施例を述べると、60は
前記開口13fの側壁12bに設けられた検出手
段としての圧力スイツチで、本圧力スイツチ60
はその機能どおり、この圧力スイツチ60が設け
られた箇所の圧力低下を検出して信号を出力す
る。
前記開口13fの側壁12bに設けられた検出手
段としての圧力スイツチで、本圧力スイツチ60
はその機能どおり、この圧力スイツチ60が設け
られた箇所の圧力低下を検出して信号を出力す
る。
即ち、圧力スイツチ60は弁体17aの下流側
の圧力が低下し、弁体17aが離座するような圧
力低下が生じたときに信号を出力する。その信号
により制御回路32はソレノイド17cを作動さ
せ弁体17aを上動させる。このように圧力スイ
ツチ60は前記弁体17aを離座させるような圧
力低下を検出する検出手段を構成する。この後の
ガスの流れ、流量計測部21の作動、及び弁体1
7aの閉弁動作については説明を省略する。
の圧力が低下し、弁体17aが離座するような圧
力低下が生じたときに信号を出力する。その信号
により制御回路32はソレノイド17cを作動さ
せ弁体17aを上動させる。このように圧力スイ
ツチ60は前記弁体17aを離座させるような圧
力低下を検出する検出手段を構成する。この後の
ガスの流れ、流量計測部21の作動、及び弁体1
7aの閉弁動作については説明を省略する。
なお、上記説明では都市ガスを家庭に給送する
配管途中に流量計を配設するものとして説明した
が、これに限らないのは勿論である。
配管途中に流量計を配設するものとして説明した
が、これに限らないのは勿論である。
発明の効果
上述の如く、本発明になる流量計は、低流量計
測時下流側で圧力低下が生じたとき、弁体が上流
側圧力と下流側圧との圧力差により弁座より離座
するため、圧力低下後直ちに主流路より流体が給
送され、圧力が大気圧以下に大幅に低下すること
を防止でき、例えば下流側のガス器具等のガス供
給不足が生じることを防止できる。そのため、例
えば家庭で湯沸器の口火だけをつけている状態の
とき、風呂釜を点火しても湯沸器の口火が消えて
しまうといつた問題を解決することができる。ま
た、弁体が上,下流側の圧力差により離座すると
ほぼ同時に開弁信号が出力されるので、圧力低下
が生じてから弁駆動部が弁体を開弁位置に駆動す
るまでの時間をより短縮化することができ、下流
側の圧力を応答性よく補償することができるとと
もに逆止弁の機能も有する等の特長を有する。
測時下流側で圧力低下が生じたとき、弁体が上流
側圧力と下流側圧との圧力差により弁座より離座
するため、圧力低下後直ちに主流路より流体が給
送され、圧力が大気圧以下に大幅に低下すること
を防止でき、例えば下流側のガス器具等のガス供
給不足が生じることを防止できる。そのため、例
えば家庭で湯沸器の口火だけをつけている状態の
とき、風呂釜を点火しても湯沸器の口火が消えて
しまうといつた問題を解決することができる。ま
た、弁体が上,下流側の圧力差により離座すると
ほぼ同時に開弁信号が出力されるので、圧力低下
が生じてから弁駆動部が弁体を開弁位置に駆動す
るまでの時間をより短縮化することができ、下流
側の圧力を応答性よく補償することができるとと
もに逆止弁の機能も有する等の特長を有する。
第1図は本発明になる流量計の第1実施例の縦
断面図、第2図は低流量計測時の縦断面図、第3
図は流量とタービンロータの回転数との関係を示
す線図、第4図は本発明になる流量計の特性を示
す図、第5図は本発明の第2実施例の縦断面図、
第6図は本発明の第3及び第4実施例を示す縦断
面図、第7図及び第8図は従来の流量計を説明す
るための縦断面図及び特性を示す図である。 11……流量計、12……流量計本体、13…
…主流路、15……第2の弁座、16……遮断
弁、17,41……切換弁、17a……弁体、2
1……流量計測部、22……タービンロータ、2
5……ピツクアツプ、29……ノズル孔、30…
…分流路、32……制御回路、41c……弁板、
51……リードスイツチ、52……マグネツト、
60……圧力スイツチ。
断面図、第2図は低流量計測時の縦断面図、第3
図は流量とタービンロータの回転数との関係を示
す線図、第4図は本発明になる流量計の特性を示
す図、第5図は本発明の第2実施例の縦断面図、
第6図は本発明の第3及び第4実施例を示す縦断
面図、第7図及び第8図は従来の流量計を説明す
るための縦断面図及び特性を示す図である。 11……流量計、12……流量計本体、13…
…主流路、15……第2の弁座、16……遮断
弁、17,41……切換弁、17a……弁体、2
1……流量計測部、22……タービンロータ、2
5……ピツクアツプ、29……ノズル孔、30…
…分流路、32……制御回路、41c……弁板、
51……リードスイツチ、52……マグネツト、
60……圧力スイツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 流量計本体内に設けられ被測流体が流れる主
流路と、該主流路内に回転自在に設けられ被測流
体の流量に応じて回転する回転体と、該回転体の
回転を検出する回転検出部と、前記回転体の上流
側の主流路内に設けられた弁座と、低流量時該弁
座の下流側より着座するように設けられ、下流側
の圧力降下に伴う上流側と下流側との圧力差によ
り該弁座より離座する弁体と、一端が前記弁座の
上流側の主流路に開口し、他端が前記回転体を回
転させるように回転体の外周に対向するように開
口して被測流体を前記回転体に供給する分流路
と、前記弁体より下流側に設置され、前記弁体を
離座させるような圧力低下を検出する検出手段
と、該検出手段からの信号により前記弁体を開弁
位置に駆動する弁駆動部とからなることを特徴と
する流量計。 2 前記主流路は上流側より閉弁動作する弁体を
有する遮断弁を前記弁座の上流側に設けられ、緊
急時該遮断弁の閉弁動作により遮断されることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の流量計。 3 前記主流路はその途中に分流室を形成されて
おり、該分流室の上流側には前記遮断弁を配設さ
れ、前記分流室の下流側には前記弁体が離着座す
る弁座を設けてなり、前記分流室は前記分流路を
介して前記回転体を有する主流路と連通されてな
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17222887A JPS6415615A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Flowmeter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17222887A JPS6415615A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Flowmeter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6415615A JPS6415615A (en) | 1989-01-19 |
JPH0583130B2 true JPH0583130B2 (ja) | 1993-11-24 |
Family
ID=15937977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17222887A Granted JPS6415615A (en) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Flowmeter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6415615A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0341316A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Tokico Ltd | タービン式流量計 |
JPH04120423A (ja) * | 1990-09-11 | 1992-04-21 | Tokyo Gas Co Ltd | 流量計を内蔵した流量制御遮断弁 |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP17222887A patent/JPS6415615A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6415615A (en) | 1989-01-19 |
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