JPH058294A - 短繊維含有ゴム構造物の製造方法 - Google Patents
短繊維含有ゴム構造物の製造方法Info
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- JPH058294A JPH058294A JP3011927A JP1192791A JPH058294A JP H058294 A JPH058294 A JP H058294A JP 3011927 A JP3011927 A JP 3011927A JP 1192791 A JP1192791 A JP 1192791A JP H058294 A JPH058294 A JP H058294A
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- short fibers
- short
- short fiber
- fibers
- rubber structure
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/46—Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
- G02B6/50—Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦係数が低い短繊維含有ゴム構造物や摩擦
係数が高い短繊維含有ゴム構造物を容易にかつ効率良く
製造する。 【構成】 加硫後のゴム表面の全部又は一部を、弾性率
の高い短繊維2を残して弾性基材1を削りとるために切
削物のすくい角度がマイナスの砥粒を有するダイヤモン
ド砥粒等の砥石を用いて相対速度差500〜1000m/
min でもって研磨するから、弾性基材1の表面よりの繊
維突出長さが長くなり、カ−ル状となって、短繊維2の
占有面積が大きくなり、表面の摩擦係数が低い短繊維含
有ゴム構造物が得られる。
係数が高い短繊維含有ゴム構造物を容易にかつ効率良く
製造する。 【構成】 加硫後のゴム表面の全部又は一部を、弾性率
の高い短繊維2を残して弾性基材1を削りとるために切
削物のすくい角度がマイナスの砥粒を有するダイヤモン
ド砥粒等の砥石を用いて相対速度差500〜1000m/
min でもって研磨するから、弾性基材1の表面よりの繊
維突出長さが長くなり、カ−ル状となって、短繊維2の
占有面積が大きくなり、表面の摩擦係数が低い短繊維含
有ゴム構造物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてトルクリミッ
タ−、ブレ−キ材などの摺動材、床材、キャタピラカバ
−、タイヤカバ−、靴底材、フォ−クリフト爪カバ−、
伝動ベルト、ワイパ−等に用いられる短繊維含有ゴム構
造物の製造方法に関する。
タ−、ブレ−キ材などの摺動材、床材、キャタピラカバ
−、タイヤカバ−、靴底材、フォ−クリフト爪カバ−、
伝動ベルト、ワイパ−等に用いられる短繊維含有ゴム構
造物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴムに短繊維を混入することに
より、ゴム単体では得られない高強度の短繊維含有ゴム
構造物を得ることができることは知られている。また、
短繊維含有ゴム構造物の表面をグラインダ−等により研
磨若しくは切削することによって、短繊維が表面より露
出するので、摩擦係数が低下することも知られている。
より、ゴム単体では得られない高強度の短繊維含有ゴム
構造物を得ることができることは知られている。また、
短繊維含有ゴム構造物の表面をグラインダ−等により研
磨若しくは切削することによって、短繊維が表面より露
出するので、摩擦係数が低下することも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
短繊維含有ゴム構造物の表面を研磨して摩擦係数を低下
させる場合には、従来のグラインダ−等による研磨方法
では、低い摩擦係数を有する短繊維を所定のゴム配合中
に多量に混入分散して短繊維含有ゴム構造物を形成し、
それからそれからそのゴム構造物の表面を研磨若しくは
切削しなければならず、製造が面倒であった。
短繊維含有ゴム構造物の表面を研磨して摩擦係数を低下
させる場合には、従来のグラインダ−等による研磨方法
では、低い摩擦係数を有する短繊維を所定のゴム配合中
に多量に混入分散して短繊維含有ゴム構造物を形成し、
それからそれからそのゴム構造物の表面を研磨若しくは
切削しなければならず、製造が面倒であった。
【0004】また、上述したように短繊維は低い摩擦係
数を有することから、高強度を有する短繊維ゴム構造物
の表面の摩擦係数を高めることは一般には困難である。
数を有することから、高強度を有する短繊維ゴム構造物
の表面の摩擦係数を高めることは一般には困難である。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、摩擦係数が低い短繊維含有ゴム構造物や摩擦係数が
高い短繊維含有ゴム構造物を容易にかつ効率良く製造す
ることができる短繊維含有ゴム構造物の製造方法を提供
することを目的とする。
で、摩擦係数が低い短繊維含有ゴム構造物や摩擦係数が
高い短繊維含有ゴム構造物を容易にかつ効率良く製造す
ることができる短繊維含有ゴム構造物の製造方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、メタ
系アラミド短繊維を含有し、該短繊維の繊維長さが0.
5〜6mmで、短繊維含有量が2〜25容量%である短繊
維含有ゴム構造物の製造方法を前提とし、加硫後のゴム
表面の全部又は一部を、弾性率の高い短繊維を残してゴ
ムを削りとるためにダイヤモンド砥石等の砥石を用いて
相対速度差500〜1000m/min でもって研磨する構
成とする。
系アラミド短繊維を含有し、該短繊維の繊維長さが0.
5〜6mmで、短繊維含有量が2〜25容量%である短繊
維含有ゴム構造物の製造方法を前提とし、加硫後のゴム
表面の全部又は一部を、弾性率の高い短繊維を残してゴ
ムを削りとるためにダイヤモンド砥石等の砥石を用いて
相対速度差500〜1000m/min でもって研磨する構
成とする。
【0007】請求項2の発明は、メタ系アラミド短繊維
の代わりに、パラ系アラミド短繊維又は綿繊維を含有す
る構成である。
の代わりに、パラ系アラミド短繊維又は綿繊維を含有す
る構成である。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、加硫後のゴム表面の
全部又は一部を、弾性率の高い短繊維を残してゴムを削
りとるためにダイヤモンド砥粒等の砥石を用いて相対速
度差500〜1000m/min でもって研磨するから、表
面よりの繊維突出長さが長くなり、カ−ル状となって、
短繊維の占有面積が大きくなり、表面の摩擦係数が低い
短繊維含有ゴム構造物が得られる。
全部又は一部を、弾性率の高い短繊維を残してゴムを削
りとるためにダイヤモンド砥粒等の砥石を用いて相対速
度差500〜1000m/min でもって研磨するから、表
面よりの繊維突出長さが長くなり、カ−ル状となって、
短繊維の占有面積が大きくなり、表面の摩擦係数が低い
短繊維含有ゴム構造物が得られる。
【0009】請求項2の発明によれば、表面よりの突出
長さが短く、先端部分が枝分れ状となるので、他の物と
接触した場合に短繊維の先端部分による引っ掛かり力が
他の物に対して作用するようになり、表面の摩擦係数が
高い短繊維含有ゴム構造物が容易に製造される。
長さが短く、先端部分が枝分れ状となるので、他の物と
接触した場合に短繊維の先端部分による引っ掛かり力が
他の物に対して作用するようになり、表面の摩擦係数が
高い短繊維含有ゴム構造物が容易に製造される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
説明する。
【0011】本発明に係る短繊維含有ゴム構造物は、メ
タ系アラミド短繊維(例えばデュポン社製のノ−メック
ス、帝人製のコ−ネックス)、パラ系アラミド短繊維
(例えばデュポン社製のケブラ−、帝人製のテクノ−
ラ)又は綿短繊維を含有し、該短繊維の繊維長さが0.
5〜6mmで、短繊維含有量が2〜25容量%である。な
お、混入する短繊維の長さを0.5〜6mmとしているの
は、0.5mm以下であると、砥石で研磨するときにゴム
と一緒に削り取られるからであり、6mm以上であると、
短繊維含有ゴムのロ−ル加工性が悪くなり、加工が困難
となるからである。また、短繊維含有量を2〜25容量
%としているのは、2容量%未満では短繊維含有による
効果が十分に望めないからであり、25容量%を越える
と、混練加工性が悪くなるからである。
タ系アラミド短繊維(例えばデュポン社製のノ−メック
ス、帝人製のコ−ネックス)、パラ系アラミド短繊維
(例えばデュポン社製のケブラ−、帝人製のテクノ−
ラ)又は綿短繊維を含有し、該短繊維の繊維長さが0.
5〜6mmで、短繊維含有量が2〜25容量%である。な
お、混入する短繊維の長さを0.5〜6mmとしているの
は、0.5mm以下であると、砥石で研磨するときにゴム
と一緒に削り取られるからであり、6mm以上であると、
短繊維含有ゴムのロ−ル加工性が悪くなり、加工が困難
となるからである。また、短繊維含有量を2〜25容量
%としているのは、2容量%未満では短繊維含有による
効果が十分に望めないからであり、25容量%を越える
と、混練加工性が悪くなるからである。
【0012】そして、研磨によりロ−ル表面より短繊維
が突出している。突出した短繊維の形状は、短繊維がメ
タ系アラミド短繊維の場合は、図1に示すように、弾性
基材1から突出する短繊維2はカ−ル状となっており、
短繊維2の突出長さが大きくなっている。したがって、
ゴム表面において短繊維が占める割合が大きくなるの
で、他の物3と接触する場合、短繊維2の周表面と摩擦
接触することとなり(図2参照)、その結果として短繊
維含有ゴム構造物の表面の摩擦係数が低くなる。また、
短繊維がパラ系アラミド短繊維や綿短繊維の場合は、図
3に示すように、弾性基材1から突出する短繊維4の突
出長さが短く、その先端部分4aが枝分れ状となってい
るので、他の物3と接触した場合、短繊維4の先端部分
4aによって他の物3に対して引っ掛かり力が作用する
ので(図4参照)、短繊維含有ゴム構造物の表面の摩擦
係数が高くなる。
が突出している。突出した短繊維の形状は、短繊維がメ
タ系アラミド短繊維の場合は、図1に示すように、弾性
基材1から突出する短繊維2はカ−ル状となっており、
短繊維2の突出長さが大きくなっている。したがって、
ゴム表面において短繊維が占める割合が大きくなるの
で、他の物3と接触する場合、短繊維2の周表面と摩擦
接触することとなり(図2参照)、その結果として短繊
維含有ゴム構造物の表面の摩擦係数が低くなる。また、
短繊維がパラ系アラミド短繊維や綿短繊維の場合は、図
3に示すように、弾性基材1から突出する短繊維4の突
出長さが短く、その先端部分4aが枝分れ状となってい
るので、他の物3と接触した場合、短繊維4の先端部分
4aによって他の物3に対して引っ掛かり力が作用する
ので(図4参照)、短繊維含有ゴム構造物の表面の摩擦
係数が高くなる。
【0013】上記短繊維含有ゴム構造物は、加硫後の弾
性基材1の表面の全部又は一部を、短繊維2,4を残し
て弾性基材を削りとるために、ダイヤモンド砥石等の砥
石を用いて、相対速度差500〜1000m/min でもっ
て研磨することにより製造される。相対速度差500〜
1000m/min とするのは、500m/min 未満ではゴン
ム、短繊維共に削り取ることができないし、1000m/
min を越えると、ゴム、短繊維共に削り取ってしまうか
らである。
性基材1の表面の全部又は一部を、短繊維2,4を残し
て弾性基材を削りとるために、ダイヤモンド砥石等の砥
石を用いて、相対速度差500〜1000m/min でもっ
て研磨することにより製造される。相対速度差500〜
1000m/min とするのは、500m/min 未満ではゴン
ム、短繊維共に削り取ることができないし、1000m/
min を越えると、ゴム、短繊維共に削り取ってしまうか
らである。
【0014】続いて、静止摩擦係数について行った試験
について説明する。なお、静止摩擦係数は4回測定の平
均値である。
について説明する。なお、静止摩擦係数は4回測定の平
均値である。
【0015】
−試料−
ネオプレンGRT 100phr
カ−ボンブラック 40
酸化亜鉛 5
酸化マグネシウム 4
ステアリン酸 1
上記配合を、BR型バンバリ−ミキサ−で常法で混練り
したゴムに対し、表1に示す短繊維を混入してオ−ブン
ロ−ルで混練りし、短繊維が所定方向に配向された1.
3mmのシ−トを成形した。このシ−トを20mm程度に切
断して単位シ−ト材を形成し、図5に示すように、単位
シ−ト材11を、短繊維2が一方向に配向されるように
所定厚さとなるまで積層し、積層したゴム構造物13を
加圧プレスにて160℃で40分間加硫した。それか
ら、加硫後の上記ゴム構造物13の表面13aを、粒度
#100のダイヤモンド砥粒を電着させた砥粒径φ27
5mmのダイヤモンド電着ホイ−ルを周速900m/min で
回転させて研磨した。なお、被研磨物は10m/min の相
対速度でもって移動させた。
したゴムに対し、表1に示す短繊維を混入してオ−ブン
ロ−ルで混練りし、短繊維が所定方向に配向された1.
3mmのシ−トを成形した。このシ−トを20mm程度に切
断して単位シ−ト材を形成し、図5に示すように、単位
シ−ト材11を、短繊維2が一方向に配向されるように
所定厚さとなるまで積層し、積層したゴム構造物13を
加圧プレスにて160℃で40分間加硫した。それか
ら、加硫後の上記ゴム構造物13の表面13aを、粒度
#100のダイヤモンド砥粒を電着させた砥粒径φ27
5mmのダイヤモンド電着ホイ−ルを周速900m/min で
回転させて研磨した。なお、被研磨物は10m/min の相
対速度でもって移動させた。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】−試験結果−
本発明例1〜3(コ−ネックス配合系)において表面よ
り突出した短繊維を顕微鏡で観察すると、そのほとんど
が、図1に示すように、突出長さが長く、カ−ル状に突
出していた。また、本発明例4〜9(テクノ−ラ、綿配
合系)では、図2に示すように、突出長さが短く、突出
部分の先端部が枝分れ状となって突出していた。
り突出した短繊維を顕微鏡で観察すると、そのほとんど
が、図1に示すように、突出長さが長く、カ−ル状に突
出していた。また、本発明例4〜9(テクノ−ラ、綿配
合系)では、図2に示すように、突出長さが短く、突出
部分の先端部が枝分れ状となって突出していた。
【0019】比較例1〜3(ナイロン配合系)の表面よ
り突出した短繊維は、図6に示すように、短繊維aの先
端部分a1 が丸くなっており、弾性基材bの表面からほ
とんど出ていない。
り突出した短繊維は、図6に示すように、短繊維aの先
端部分a1 が丸くなっており、弾性基材bの表面からほ
とんど出ていない。
【0020】表2より、比較例1〜3においては、短繊
維含有量が増加するほど、摩擦係数が低下することがわ
かる。これは、弾性基材の表面より突出した繊維量が多
いほどすなわち繊維との接触面積が大きくなるほど、摩
擦係数が低下することを示している。
維含有量が増加するほど、摩擦係数が低下することがわ
かる。これは、弾性基材の表面より突出した繊維量が多
いほどすなわち繊維との接触面積が大きくなるほど、摩
擦係数が低下することを示している。
【0021】一方、本発明例1では、メタ系アラミド短
繊維が6容量%しか含有していないにもかかわらず、摩
擦係数は、ナイロン短繊維が18容量%含有されている
比較例2と同程度まで低下している。これは、本発明例
1において配合されているメタ系アラミド短繊維が、図
1に示す如く、加硫後表面を研磨した結果、突出長さが
長く、カ−ル状となって表面において短繊維の占有面積
が大きくなり、接触する他の物に対する短繊維の接触面
積が大きくなっているからである。したがって、短繊維
量を増量した本発明例2,3では、本発明例1よりもさ
らに摩擦係数が低下し、本発明例3において最も低い摩
擦係数の値となっている。
繊維が6容量%しか含有していないにもかかわらず、摩
擦係数は、ナイロン短繊維が18容量%含有されている
比較例2と同程度まで低下している。これは、本発明例
1において配合されているメタ系アラミド短繊維が、図
1に示す如く、加硫後表面を研磨した結果、突出長さが
長く、カ−ル状となって表面において短繊維の占有面積
が大きくなり、接触する他の物に対する短繊維の接触面
積が大きくなっているからである。したがって、短繊維
量を増量した本発明例2,3では、本発明例1よりもさ
らに摩擦係数が低下し、本発明例3において最も低い摩
擦係数の値となっている。
【0022】本発明例4〜9の静止摩擦係数は、本発明
例1〜3及び比較例1,2より高い値となっており、繊
維量が増加するほど摩擦係数が大きくなっている。これ
は、弾性基材の表面より突出した短繊維4が、第3図に
示すように、突出長さが短く、先端部分4aが枝分かれ
状になっており、他の物3と接触したときに短繊維4よ
り作用する引っ掛かり力が大きくなり、表面の摩擦係数
が上昇するためである。
例1〜3及び比較例1,2より高い値となっており、繊
維量が増加するほど摩擦係数が大きくなっている。これ
は、弾性基材の表面より突出した短繊維4が、第3図に
示すように、突出長さが短く、先端部分4aが枝分かれ
状になっており、他の物3と接触したときに短繊維4よ
り作用する引っ掛かり力が大きくなり、表面の摩擦係数
が上昇するためである。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、短繊
維としてメタ系アラミド短繊維を用い、加硫後のゴム表
面の全部又は一部を、短繊維を残してゴムを削りとるた
めに切削物のすくい角度がマイナスの砥粒を有するダイ
ヤモンド砥粒等の砥石を用いて相対速度差500〜10
00m/min でもって研磨するようにしたから、研磨によ
り、表面より露出している短繊維の先端がカ−ル状とな
り、表面の摩擦係数が低い短繊維含有ゴム構造物を製造
することができる。
維としてメタ系アラミド短繊維を用い、加硫後のゴム表
面の全部又は一部を、短繊維を残してゴムを削りとるた
めに切削物のすくい角度がマイナスの砥粒を有するダイ
ヤモンド砥粒等の砥石を用いて相対速度差500〜10
00m/min でもって研磨するようにしたから、研磨によ
り、表面より露出している短繊維の先端がカ−ル状とな
り、表面の摩擦係数が低い短繊維含有ゴム構造物を製造
することができる。
【0024】請求項2の発明は、短繊維としてパラ系ア
ラミド短繊維や綿短繊維を用いたから、研磨により、表
面より露出している短繊維の先端が枝分かれ状となり、
表面の摩擦係数が高い短繊維含有ゴム構造物を容易に製
造することが可能となる。
ラミド短繊維や綿短繊維を用いたから、研磨により、表
面より露出している短繊維の先端が枝分かれ状となり、
表面の摩擦係数が高い短繊維含有ゴム構造物を容易に製
造することが可能となる。
【図1】短繊維の突出部分の拡大図である。
【図2】他のものと接触した状態の説明図である。
【図3】他の実施例についての図1と同様の図である。
【図4】他の実施例についての図2と同様の図である。
【図5】製造方法の説明図である。
【図6】比較例の図1と同様の図である。
1 弾性基材
2,4 短繊維
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
// C08J 5/14 CEQ 9267−4F
F16D 69/02 K 8009−3J
F16G 1/08 C 7366−3J
B29K 21:00
105:12
105:24
Claims (2)
- 【請求項1】 メタ系アラミド短繊維を含有し、該短繊
維の繊維長さが0.5〜6mmで、短繊維含有量が2〜2
5容量%である短繊維含有ゴム構造物の製造方法であっ
て、 加硫後のゴム表面の全部又は一部を、短繊維を残してゴ
ムを削りとるためにダイヤモンド砥石等の砥石を用いて
相対速度差500〜1000m/min でもって研磨するこ
とを特徴とする短繊維含有ゴム構造物の製造方法。 - 【請求項2】 メタ系アラミド短繊維の代わりに、パラ
系アラミド短繊維又は綿繊維を含有するところの請求項
1記載の短繊維含有ゴム構造物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011927A JPH058294A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 短繊維含有ゴム構造物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3011927A JPH058294A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 短繊維含有ゴム構造物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058294A true JPH058294A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=11791314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3011927A Pending JPH058294A (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 短繊維含有ゴム構造物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058294A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0763241A (ja) * | 1993-06-15 | 1995-03-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 動力伝動用vベルト |
EP0647797A1 (en) * | 1993-10-06 | 1995-04-12 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Power transmission belt with reinforcing fibers |
JPH07151191A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-06-13 | Mitsuboshi Belting Ltd | Vリブドベルト |
JPH08184347A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Mitsuboshi Belting Ltd | Vリブドベルトおよびこれを用いた駆動装置 |
US9039554B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-05-26 | Gates Corporation | Power transmission belt |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP3011927A patent/JPH058294A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0763241A (ja) * | 1993-06-15 | 1995-03-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | 動力伝動用vベルト |
EP0647797A1 (en) * | 1993-10-06 | 1995-04-12 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Power transmission belt with reinforcing fibers |
JPH07151191A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-06-13 | Mitsuboshi Belting Ltd | Vリブドベルト |
JPH08184347A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Mitsuboshi Belting Ltd | Vリブドベルトおよびこれを用いた駆動装置 |
EP0722053A3 (en) * | 1994-12-28 | 1996-09-25 | Mitsuboshi Belting Ltd | Driving belt and unit provided with the driving belt which drives / is driven by the driving belt |
EP0857887A1 (en) * | 1994-12-28 | 1998-08-12 | Mitsuboshi Belting Ltd. | A power transmission belt |
US9039554B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-05-26 | Gates Corporation | Power transmission belt |
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