JPH058253U - 制御盤の熱交換器 - Google Patents

制御盤の熱交換器

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JPH058253U
JPH058253U JP4808291U JP4808291U JPH058253U JP H058253 U JPH058253 U JP H058253U JP 4808291 U JP4808291 U JP 4808291U JP 4808291 U JP4808291 U JP 4808291U JP H058253 U JPH058253 U JP H058253U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偶発的な飛散水が侵入しても速やかに排水で
き、また、ファンに電源を供給するための電気配線が容
易にできる制御盤の熱交換器を得ること。 【構成】 外気吸気孔14Aあるいはファン排気孔より
外気流路53内に侵入した飛散水は、外気側矩形流路5
3の下端部においてシール金具5の横基板部から分岐し
た指部下面に充填されたシール部材6によって下方への
漏水が阻止され、外気吸気孔14Aから速やかに排水さ
れるように構成する。また、絶縁ハウジング31の支持
隔壁31Dを挾んで、電気的、機械的に一体化された第
1のタブ端子32と第2のタブ端子33に、それぞれ電
源側電線とファンリード線が差し込み接続できる端子台
を備える。 【効果】 浸入水の長時間の滞留による漏水、発錆、腐
食などの不具合が防止でき、また、狭い空間でも、さら
に、端子部の目視状態が悪くても容易に配線でき、制御
盤への実装配置に融通性を持つ熱交換器が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、制御盤内の空気と制御盤外の空気を制御盤の内外に設けたファン により複数個の矩形流路内を交互に強制対流させ、上記矩形流路を形成する伝熱 板を通じて熱交換する制御盤の熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
制御盤の熱交換器は、通常複数個並設された矩形流路を制御盤内に連通する内 気矩形流路と制御盤外に連通する外気矩形流路とに気密に分離しており、そのた めに、矩形流路の上下端面を一つおきに封止している。従来、このような封止の 一例として実開昭61−175781号公報、実開昭61−13180号公報に 開示されているように、ゴム製封止部材を嵌合固定した構造のものがある。この ゴム製封止部材で封止するものは、ゴム製封止部材と伝熱隔壁との密着性が確実 でなく気密性を長時間維持する上で信頼性にかけていた。さらに、伝熱隔壁とし て薄板をコルゲート状に折り曲げて構成するものに適用する場合は、コルゲート 状伝熱板が外力でたわみやすいため上記のような不具合はより懸念される。この 不具合を防止するために伝熱隔壁とゴム製封止部材とを接着剤で固着することも 考えられるが、このようにすると作業性が悪く結果的にコストアップを招くこと になる。これに対して実開平3−10593号公報に示すように櫛歯状のシール 金具をバックアップ部材として使用してシール材を充填した構造のものがある。 このシール材を充填して封止するものはシール材自体が接着剤として作用するの で、薄板から成るコルゲート状伝熱板のものに適用しても長時間の気密性維持が 期待できる。
【0003】 また、ケース内に取り付けられたファンに電源を供給するための端子台として は、ねじ締め形端子台が備えられている。このねじ締め形端子台は、電線端末の 丸圧着端子が接続できるようにねじ締め部がケース表面に露出するように構成さ れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の熱交換器は、いずれも制御盤内に取り付けた状態での偶発的な飛散 水に対して十分考慮されていなかった。熱交換器は制御盤外の空気(外気)の吸 気孔及び排気孔を有しており、それらの開口部より外気矩形流路内に飛散水が侵 入することがある。前述の矩形流路の上下端面封止構造によって内気矩形流路側 への侵水はないものの外気矩形流路内の下端部に排水されないまま滞留し、熱交 換器の取り付け面から制御盤内に漏水したり、熱交換器ケースの発錆、腐食を招 いたりすることがあった。
【0005】 また、ねじ締め形端子台を使用しているため、熱交換器の実装やファンの交換 の際の配線作業時に端子ねじを落下させるおそれがある。落下した端子ねじはと きとして伝熱板の矩形流路内に入り込み取り出すのに多大な労力を要するため、 このような配線作業は非常に緊張を強いられていた。さらに、ドライバー工具を 使用するための十分な空間とねじ締め部の目視が必要であるが、制御盤内の配置 上それらを満足させることが困難な場合が多いなど、種々問題があった。
【0006】 この考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、偶発的な飛散 水が侵入しても速やかに排水でき、また、ファンに電源を供給するための電気配 線が容易にできる制御盤の熱交換器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の考案に係る制御盤の熱交換器は、薄板をコルゲート状に折り曲げて伝熱 板の流路を形成し、上記伝熱板の下端部側には該伝熱板の前面に当接して横方向 に延びる横基板部と、この横基板部の上縁から外気側矩形流路内に分岐する複数 個の指部とを有するシール金具を配設し、上記外気矩形流路の下端面は上記シー ル金具の指部に沿ってシール部材を充填して封止し、一方、外壁内面を上記横基 板部と気密に密着させるとともに外壁に穿設された外気吸気孔の下端部を上記横 基板部上縁より下方に配設したものである。
【0008】 また、第2の考案に係る制御盤の熱交換器は、ケース表面に固定されるフラン ジと、このフランジ側に開口する複数個の第1の凹部と支持隔壁を挾んで上記第 1の凹部と反対側に開口する第2の凹部とが形成された絶縁ハウジングを有し、 上記それぞれの凹部内に、ほぼコ字状を成し、固定部の両側に差し込み部を有す る第1と第2のタブ端子を配設し、これら第1と第2のタブ端子をそれぞれ固定 部から上記支持隔壁に設けられた貫通穴内に突出して形成された押し出し部によ って導電接続させるとともに、上記押し出し部を貫通するリベット又は押し出し 部どうしの嵌合によって支持隔壁に固着するタブ端子形端子台を備えたものであ る。
【0009】
【作用】
第1の考案においては、外気吸気孔及びファン排気孔より外気矩形流路内に侵 入した飛散水は、外気側矩形流路の下端部においてシール金具の横基板部から分 岐した指部下面に充填されたシール部材によって下方への漏水が阻止され、外気 吸気孔から速やかに排水される。また、第2の考案においては、絶縁ハウジング の支持隔壁によって内気側と外気側が気密に遮蔽され、何ら工具を使用する事な く、リセプタクル端子を端子台のタブ端子に差し込むのみで電気配線できる。
【0010】
【実施例】
以下、第1の考案の一実施例を図1〜図3によって説明する。図において、1 は制御盤の扉14の内面に取り付けられた熱交換器で、扉14を含む制御盤の筐 体によって制御盤内空間50と制御盤外空間51に分離されている。2は熱交換 器1のケースであり、縦長の箱状に形成され、扉14に取り付けるための外曲げ フランジ2Bが左右に形成され、上下には内曲げフランジ2Cが形成されている 。フランジ2B,2Cの正面には扉14とケース2との気密のためパッキン8が 張り付けられている。ケース2の底面2Aには内気吸気孔2Dおよび内気排気孔 2Eが設けられている。ケース2の中央部に収納された伝熱板3は薄板をコルゲ ート状に折り曲げ、多数の隔壁部3Aが等間隔で形成され、その長手方向の両端 部が交互に1つおきに橋絡部3Bによって接続されたものである。この伝熱板3 は交互に位置する複数個の内気側矩形流路52と外気側矩形流路53とを形成し ている。
【0011】 4は上シール金具で、ケース底面2Aに密着固定された横基板部4Aと、その 下縁から櫛歯状に内気側矩形流路52内に分岐された複数個の指部4Bを有する 。6は指部4Bをバックアップ部材として内気側矩形流路52内の上端部に充填 されたシール部材である。5は伝熱板3の下端側に配設された下シール金具で、 ケースフランジ2Bと同一面で伝熱板3の前面橋絡部3Bに当接して横方向に延 びる横基板部5Aと、横基板部5Aの上縁から櫛歯状に外気側矩形流路53内に 分岐された複数個の指部5Bと、横基板部5Aの両端から直角に曲げられケース 2の側面に固定された取り付け脚5Cとを有する。指部5Bは図3に示すように 矩形流路の奥側が高くなるように若干の勾配θを付けて鈍角に曲げられている。 この指部5Bをバックアップ部材として外気側矩形流路53内の下端部にシール 部材6が充填されている。シール部材6は図3に示しすようにはみ出し部6Aを 形成して充填し、このはみ出し部6Aを横基板部5Aの全長にわたって連続させ ている。また、横基板部5Aの正面には扉14内面との気密のためパッキン9が 張り付けられている。このようにして熱交換器1の内気側と外気側とは気密に封 止されている。
【0012】 7は伝熱板3の上部に配設された横部材で、左右両端がケース2に固定され、 自身の機械的強度向上と外気の流れを偏向させるための傾斜部7Aが形成されて いる。ケース2の内気吸気孔2Dは内気側矩形流路52に連通し、内気排気孔2 Eには内気吸い込みファン10が取り付け板11を介して取り付けられており、 取り付け板11の上縁には内気の流れを偏向させるための傾斜部11Aが形成さ れている。扉14の中間には外気側矩形流路53に連通する外気吸気孔14Aが 設けられており、その下端部はシール金具5の横基板部5Aの上縁と同一、また はそれより低い位置に設けられている。上部には外気排気孔14Bが設けられ、 外気吸い込みファン12が取り付け板13を介して取り付けられている。30は ケース底面2Aの上部と取り付け板11の上部に取り付けられ端子台で、その詳 細は後述する。内気および外気吸い込みファン10,12のリード線10A,1 2Aはそれぞれ端子台30の内側に接続され、外側において電線40でわたり配 線されている。そして2個の端子台30のうちいずれか便利なほうから電源に配 線される。
【0013】 熱交換器1を作動させると、制御盤内空間50の高温空気は矢印aで示すよう に内気吸気孔2Dから吸い込まれ、内気側矩形流路52内を分流してファン10 によって矢印bで示すように再び制御盤内空間50に戻される。一方、制御盤外 空間51の低温空気は矢印cで示すように外気吸気孔14Aから吸い込まれ、外 気側矩形流路53内を分流してファン12によって矢印dで示すように制御盤外 空間51に戻される。上記の強制滞留により、伝熱板の隔壁部3Aを介して熱交 換が行われ、制御盤内の空気が冷却される。
【0014】 工作機械の冷却ホース破損事故などにより比較的多量の飛散水が制御盤に降り 掛かると、図3に破線で示すように飛散水53Aが外気吸気孔14Aから外気側 矩形流路53内の奥まで侵入する。しかし、前述したようにシリコンシーラント などの接着剤として作用するシール部材6の充填によって、外気側矩形流路53 の下端部は下シール金具5の指部5B,伝熱板3の両側隔壁部3Aおよび後面端 絡部3Bが一体に接着され、さらに、シール部材6のはみ出し部6Aによって伝 熱板3の前面端絡部3Bと下シール金具5の横基板部5Aも一体に接着されてい るので、下方への漏水が阻止される。そして、外気吸気孔14Aの下端部は下シ ール金具5の横基板部5Aの上縁より低い位置に設けられているので、飛散水5 3Aは外気側矩形流路53内に滞留することなく外気吸気孔14Aから排水され る。また、下シール金具5の指部5Bは奥側に向かって高くなるように勾配θが つけられているため、制御盤が図1において右に若干傾いて据え付けられていて も飛散水53Aの滞留が防止され、外部に流出される。外気排気孔14Bから侵 入した飛散水53Aも外気側矩形流路53内を落下して同様に排水される。従っ て侵入水の長時間の滞留による漏水、発錆、腐食などの不具合が防止できる。
【0015】 次に、第1の考案における他の実施例を図4に示す。図において、20は比較 的高さの低い制御盤に好適な熱交換器である。この熱交換器20は内気吸い込み ファン10がケース2の外に出して取り付けられ、ケース2の上下方向は伝熱板 3の下端部とほぼ同じ長さに切り詰められ、その下面は別個の下面ケース21で 蓋をするように構成されている。下シール金具5の横基板部5Aはケース2の下 フランジを兼ねており、扉14との気密のためパッキン8が上及び左右フランジ と連続して張り付けられている。外気矩形流路53の下端部は図1〜図3の実施 例と全く同様にシール部材6が充填されている。シール部材6の充填作業は下面 ケース21を外した状態で行われ、下面ケース21はリベット止めなどによりケ ース2に固定される。内気排気孔2Eは伝熱板3の下方に位置して設けられ、内 気吸い込みファン10が取り付け台22を介して取り付けられており、内気吸い 込みファン10のリード線10Aは一般的な接続端子を介して電線40と接続さ れている。他の部分は図1〜図3と同一なので説明を省略する。
【0016】 ところで上記の説明では、熱交換器1,20の正面が扉14で閉塞されている タイプのものについて述べたが、専用の蓋で閉塞されるものにも同様に実施でき る。この場合、蓋とケース2及び下シール金具5の横基板部5Aとの間はパッキ ン7,8の代りにシール部材6によって密閉してもよい。
【0017】 次に、第2の考案である熱交換器に最適な端子台の一実施例を図5,図6によ って説明する。30は図1,図3に示した端子台で、31はその絶縁ハウジング である。絶縁ハウジング31は長方形ダクト状の側壁31Aを有し、その片側全 周にフランジ31Bが設けられている。フランジ31Bはケース2などの取り付 け面2Aの表面に位置し、側壁31Aは取り付け面2Aの内側(熱交換器の内部 )に位置する。フランジ31Bには取り付け穴31Fが設けられており、ねじ部 材(図示せず)などにより取り付け面2Aに固定される。31Cは側壁31Aに 平行で、その内部を二分割する相間隔壁である。31Dは側壁31A及び相間隔 壁31Cと直交し、その奥行き方向の中間部に形成された支持隔壁である。側壁 31A内には相間隔壁31Cと支持隔壁31Dによって、フランジ31側に開口 する2個の第1の凹部311と、反対側に開口する第2の凹部312が形成され ており、第1の凹部311と第2の凹部312の間の支持隔壁31Dにはそれぞ れ貫通穴31Eが穿設されている。
【0018】 32は第1の凹部311内に配設されたほぼコ字状の第1のタブ端子で、この タブ端子32は支持隔壁31Dに当接される固定部32Aの両側に差し込み部3 2Bを有している。固定部32Aは第1の凹部311の内壁に密着する最大幅部 を形成しており、幅の狭い差し込み部32Bとの間に段部32Cが形成され、固 定部32Aの中央には支持隔壁31Dの貫通穴31E内に突出する円筒押し出し 部32Dがバーリング加工によって形成されている。33は第2の凹部312内 に配設されたほぼコ字状の第2のタブ端子で、第1のタブ端子32と同様に固定 部33A、一対の差し込み部33B、段部33C、円筒押し出し部33Dを有す る。この第2のタブ端子33は第1のタブ端子32とまったく同一のものを使用 しても良いが、図5,図6の例では全体の奥行き寸法を小さくするため差し込み 部33Bが小形に構成されている。
【0019】 第1のタブ端子32と第2のタブ端子33はそれぞれの円筒押し出し部32D ,33D内を貫通するリベット34をかしめることによって、支持隔壁31Dに 固定される。上記のように組み立てられた第1のタブ端子32と第2のタブ端子 33は、それぞれの円筒押し出し部32D,33Dの端面が圧接され、導電接続 されている。また、それぞれの固定部32A,33Aは支持隔壁31Dに密着し ている。以上の構成により第1の凹部311と第2の凹部312の間は気密に分 離されており、結果として端子台30が取り付けられる熱交換器1と制御盤内と の間の気密が保たれる。リベット34は市販されているシールドタイプのブライ ンドリベットが使用でき、かしめ作業の高速化と品質の安定化がはかれる。
【0020】 41は渡り配線用の電線40の端末にかしめられたリセプタクル端子で、第1 のタブ端子32の片方の差し込み部32Bに差し込み接続されている。同じタブ 端子32の他方の差し込み部32Bは電源供給用のリセプタクル端子(図示せず )の差し込み接続に使用される。42はファン10,12のリード線10A又は 12Aの端末にかしめられた小形のリセプタクル端子で、第2のタブ端子33の 片方の差し込み部33Bに差し込み接続されている。同じタブ端子33の他方の 差し込み部33Bはファンが2台備えられたとき使用される。隣の第1及び第2 のタブ端子も同様に配線される。このような配線作業は端子ねじ等を使用しない ので容易に接続でき、また、なんら工具を必要としないため狭い空間でも容易に 行なうことができ、端子部の目視状態が悪くても支障がない。従って、熱交換器 1の制御盤内への実装配置に融通性を持たせることができる。
【0021】 次に、第2の考案における他の実施例を図7,図8によって説明する。図にお いて、30は図1,図3の実施例に示された端子台で、その絶縁ハウジング31 の支持隔壁31Dに設けられた貫通穴31Eはその壁面に傾斜が付けられている が、他の部分は前述の図5,図6の実施例のものと同じに構成されている。35 は第1の凹部311内に配設されたほぼコ字状の第1のタブ端子で、固定部35 Aの中央部には傾斜付貫通穴31E内にぴったりと入り込む皿座金状の押し出し 部35Dが形成されている。36は第2の凹部312内に配設されたほぼコ字状 の第2のタブ端子で、固定部36Aの中央部には予め第1のタブ端子35の皿座 金状の押し出し部35Dの最小径部に嵌合できる鍋状押し出し部36Dが形成さ れる。そして、支持隔壁31を挾んで押し出し部35D,36Dを嵌合し、鍋状 押し出し部36Dの頂部を圧縮して押し広げることにより食い込み部36Eが形 成される。このような工程によって第1のタブ端子35と第2のタブ端子36は 電気的、機械的に一体化される。同時に両タブ端子35,36の固定部35A, 36Aは支持隔壁31Dに密着され、第1の凹部311と第2の凹部312の間 は気密に分離される。他の部分は図5,図6の実施例と同じなので説明を省略す る。この実施例においてはリベット34が不要なので安価にでき、先の実施例と 同様の効果が得られる。
【0022】
【考案の効果】 以上のよう、に第1の考案によれば、外気吸気孔及びファン排気孔より外気矩 形流路内に侵入した飛散水は、外気側矩形流路の下端部において、シール金具の 横基板部から分岐した指部下面に充填されたシール部材によって下方への漏水が 阻止され、外気吸気孔から速やかに排水されるように構成したので、浸入水の長 期間の滞留による漏水、発錆、腐食などの不具合が防止できる熱交換器が得られ る。
【0023】 また、第2の考案によれば、絶縁ハウジングの支持隔壁を挾んで、電気的、機 械的に一体化された第1のタブ端子と第2のタブ端子に、それぞれ電源側電線と ファンリード線が差し込み接続できる端子台を備えているので、狭い空間でも、 また、端子部の目視状態が悪くても容易に配線でき、制御盤内への実装配置に融 通性を持つ熱交換器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の一実施例による熱交換器を示す縦
断面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】図1の要部縦断面図である。
【図4】第1の考案の他の実施例による熱交換器を示す
縦断面図である。
【図5】第2の考案の一実施例による熱交換器に使用さ
れる端子台の正面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】第2の考案の他の実施例による熱交換器に使用
される端子台の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 ケース 3 伝熱板 5 下シール金具 5A 横基板部 5B 指部 6 シール部材 10 内気吸い込みファン 12 外気吸い込みファン 14 扉 14A 外気吸気孔 14B 外気排気孔 30 タブ端子形端子台 31 絶縁ハウジング 31B フランジ 31C 相間隔壁 31D 支持隔壁 31E 貫通穴 32 第1のタブ端子 32A 固定部 32B 差し込み部 32D 円筒押し出し部 33 第2のタブ端子 33A 固定部 33B 差し込み部 33D 円筒押し出し部 34 リベット 52 内気側矩形流路 53 外気側矩形流路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状のケース内に、複数個の流路を形成
    した伝熱板とその上下に配設された制御盤内外の強制対
    流ファンとを収容し、上記流路の上下端面を交互に気密
    に封止して内気側流路と外気側流路とを形成し、上記流
    路内に交互に制御盤内空気と制御盤外空気とを強制対流
    させて上記伝熱板を通して熱交換させる制御盤の熱交換
    器において、 上記流路を薄板をコルゲート状に折り曲げて形成し、上
    記伝熱板の下端部側に該伝熱板の前面に当接して横方向
    に延びる横基板部と該横基板部の上縁部から外気側流路
    内に分岐する複数個の指部とを有するシール金具を配設
    し、上記外気側流路の下端面を上記シール金具の指部に
    沿って充填されたシール部材で封止し、外壁内面を上記
    横基板部に気密に密着させるとともに外壁に設けられた
    外気吸気孔の下端部を上記横基板部の上縁部より下方に
    配置したことを特徴とする制御盤の熱交換器。
  2. 【請求項2】 箱状のケース内に、複数個の流路を形成
    した伝熱板とその上下に配設された制御盤内外の強制対
    流ファンとを収容し、上記流路の上下端面を交互に気密
    に封止して内気側流路と外気側流路とを形成し、上記流
    路内に交互に制御盤内空気と制御盤外空気とを強制対流
    させて上記伝熱板を通して熱交換させる制御盤の熱交換
    器において、 上記ケースの表面に固定されるフランジと、このフラン
    ジ側に開口する複数個の第1の凹部と支持隔壁を挾んで
    上記第1の凹部と反対側に開口する第2の凹部とが形成
    された絶縁ハウジングを有し、上記凹部内に、固定部の
    両側に差し込み部を有するほぼコ字状の第1のタブ端子
    と第2のタブ端子をそれぞれ配置し、上記第1のタブ端
    子と第2のタブ端子とをそれぞれ上記固定部から上記支
    持隔壁に設けられた貫通穴内に突出して形成された押し
    出し部によって導電接続するとともに、上記押し出し部
    を貫通するリベット又は押し出し部どうしの嵌合によっ
    て支持隔壁に固着したタブ端子形端子台を備えたことを
    特徴とする制御盤の熱交換器。
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