JPH05823U - 軒先安全組立て柵 - Google Patents

軒先安全組立て柵

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JPH05823U
JPH05823U JP5561791U JP5561791U JPH05823U JP H05823 U JPH05823 U JP H05823U JP 5561791 U JP5561791 U JP 5561791U JP 5561791 U JP5561791 U JP 5561791U JP H05823 U JPH05823 U JP H05823U
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JP
Japan
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eaves
mounting
pipe
metal fitting
fence
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Application number
JP5561791U
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English (en)
Inventor
浩二 川原崎
Original Assignee
株式会社川原崎建材店
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一人で簡単に軒先に着脱できる墜落防止用の
安全柵であって、如何なる立地条件にも対応でき、かつ
作業に邪魔にならない軒先安全組立て柵を提供するこ
と。 【構成】 取付部1、間隔保持部2、立上り部3、およ
びパイプ保持部4からなる軒先取付け金具を作り、タル
木tや母屋などの軒裏部材に取付部1を固定できるよう
にし、この取付部1から軒先s・樋uなどに接触しない
ようにL字状の間隔保持部2を介して立上り部3の上端
のパイプ保持部4を軒先上方に持って来ると共に、この
軒先取付け金具を複数本軒先に所定間隔に立設し、手す
りパイプ5をこれらのパイプ保持部4で保持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根葺き施工、その他の屋根施工の際に墜落事故を防止するために 使用する軒先安全設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築における屋根施工分野は、その性質上高所作業は止むを得ないので あるが、その危険性は他の産業に類を見ないほど高く、労災の墜落事故も多く、 作業者が生命の危険や怪我に遭遇することが多発している現状である。
【0003】 この危険性を防止するために、従来では丸太足場、パイプ金属足場などが設置 されているが、その準備には相当なコストが必要になり、その設置と取り除きに 時間的ロスと多くの人力を要し、しかもこれらの足場は屋根特に軒先の安全作業 には適さないことが多いのである。
【0004】 さらに、屋根葺き作業の場合、その施工する建物の勾配や立地条件により空き 地に組立て足場のスペースがないことも多く、足場方式の安全策は採れないし、 また足場材の搬入が困難なとき、古い屋根材を撤去する場合、葺き替え工事で他 の業種を入れない現場作業、資材や人手が足りない場合、そして作業工程上足場 より先に屋根施工を要する場合、等はいずれも足場方式の安全策は採用し難く、 結局安全策なしで作業する場合がかなり多くなるのである。
【0005】 これらの問題点を解決するために、種々なる提案がなされているが、例えば、 実開昭60−148453号公報のように作業に邪魔になるものや、実公平1− 30494号公報や実公昭59−12352号公報のごとく複雑な構造であって 設置するには高いコストと人手を要するなど、実用化しにくいものがほとんどで あって、上記問題点が解決したとは言えない状況になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の様な現状に鑑み、最も危険性の高い軒先に組立てることができ る安全設備であって、簡便に取付けと取外しができ人手と時間がかからず如何な る立地条件にも対応しやすく、屋根葺き作業には邪魔にならず荷揚げや荷降ろし に支障を来すこともなく、しかも非常に安全であるという軒先安全組立て柵を提 供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために種々検討した結果、軒裏部材に固定できる取付部 と作業上邪魔にならないように軒先・樋との接触を避けるためのL字状の間隔保 持部とこれに続く立上り部とを一体に形成した金具を作って、この金具の上端に パイプ保持部を設けて手すりパイプを保持するようにすれば、非常に好適な安全 組立て柵になることを見い出したのである。
【0008】 すなわち本考案は、タル木や母屋等の軒裏部材に着脱自在に固定される取付部 、軒先・樋との接触を避けるためのL字状の間隔保持部、及び前記間隔保持部の 先端から軒先上方へ立設される立上り部を一体に形成せしめ、かつ前記立上り部 にパイプ保持部を設けてなる軒先取付け金具の複数本と、前記パイプ保持部によ って保持される手すりパイプとを組合せたことを特徴とする軒先安全組立て柵、 を要旨とするものである。
【0009】 本考案を図面を参照して説明する。 図1は本考案における軒先取付け金具の1実施例の側面図である。 この図の様に本考案は、取付部(1)とL字状の間隔保持部(2)と立上り部 (3)とが、例えば太さ50mm×20mm位の鉄製アームにて一体に形成されてお り、この立上り部(3)の上端に例えば鉄製リングで作ったパイプ保持部(4) が溶接等にて堅固に取り付けられたものとなっている。 そしてこの軒先取付け金具を例えば約150cm間隔に複数本軒先に取付けて、 例えば直径50mmのビニールパイプ等からなる手すりパイプ(5)をその複数個 のパイプ保持部(4)に挿通させて軒先安全組立て柵とするのである。(図4参 照)
【0010】 この図1の実施例は木造建築における軒裏部材つまりタル木に取付ける場合の 例である。 このタル木に取付ける場合は図1のように、取付部(1)にタル木をかかえる ための掛け金具(6)と締付けネジ(7)とが設けられているのである。 なお、図の(8)は着脱時に使用する締付けハンドルを示している。 この様子を詳細に示したのが図2である。
【0011】 すなわち、図2は本考案における取付部(1)がタル木(t)に取付けられて いる様子を示した正面部分断面図である。 この図の様に取付部(1)のアームに溝型をした掛け金具(6)が固着されて おり、これらに設けた透穴に締付けネジ(7)が挿通されており、取付部(1) に固着しているネジ込み用ナット(9)を介して締付けハンドル(8)にて締付 けネジ(7)を回転させると、締付けネジ(7)の先端の押圧体(10)が掛け 金具(6)との間にあるタル木(t)を押圧して締付け、その結果、軒先取付け 金具全体が固定されるのである。 更に、図面に示された突起(14)を付けて滑り止めの効果を上げた方が一層 好適な結果が得られるものである。 なお、この締付け箇所は図1のように2箇所に設けることが好ましいが、1箇 所でも良いものである。
【0012】 図3は図1の軒先取付け金具が木造建築の屋根裏部材であるタル木(t)に取 付けられている様子を示した側面図である。 この図の様にタル木(t)に取付部(1)を締付けネジ(7)にて前述の様に 固定するとL字状の間隔保持部(2)があるため、軒先(s)や樋(u)にこの 取付け金具が接触することはなく、立上り部(3)の上端は軒先上方に固定され るのである。 この立上り部(3)に設けたパイプ保持部(4)に手すりパイプ(5)を挿通 して複数箇所でこの手すりパイプ(5)を保持すれば本考案組立て柵が仕上がる のである。 なお、図3の(z)は鼻かくし、(k)は瓦、(n)は野地板、をそれぞれ示 している。
【0013】 図4は本考案における立上り部(3)上端のパイプ保持部(4)と手すりパイ プ(5)とを組立てた様子を示した部分正面略図である。 この図の様に、約150cm程度の間隔で複数本立設された立上り部(3)のパ イプ保持部(4)にて保持された手すりパイプ(5)が軒先の上方に横架される ので、作業者が足を滑らせても墜落寸前にこの手すりパイプ(5)を掴むことに より安全性が確保できるのである。 この場合、図のように締付けビス(15)にて手すりパイプ(5)を固定する ことが望ましいものである。 なお、この墜落防止の場合、図3において矢印(イ)の方向に力がかかるので 取付部(1)には矢印(ロ)の方向にその力が作用するため取付部(1)が外れ る方向ではなく、安全性は非常に高くなるのである。(以下の実施例も同様に作 用する。)
【0014】 図5は軒先の突出長さが小さい木造建築の場合の本考案実施例を示した側面図 である。 この図の様に軒先が短い場合は取付部(1)の後部を屈折したものとしてこの 屈折後部を柱(p)に当接させながら短いタル木(t)に1箇所だけ前記と同様 に締付けて固定する様にすれば好適な結果が得られるのである。 なお、勾配が3〜5/10の範囲にある屋根の場合は軒の出が長く通常タル木 は50〜80cmあり、取付部(1)の長さは40cm位で充分であって、2箇所の 締付けが可能であるが、しかし建物の境界が少ない場合は軒の出が20cm位と短 い場合があるため、図5の様な実施例も時には必要となるのである。
【0015】 図6は本考案における軒先取付け金具の他の実施例が、鉄骨建築における母屋 に取付けられている様子を示した側面図である。 この実施例の場合も、取付部(1)と、L字状の間隔保持部(2)と、立上り 部(3)、及びパイプ保持部(4)とからなる軒先取付け金具となっているので あるが、鉄骨建築の場合はタル木がないので軒裏部材として母屋を利用している のである。
【0016】 通常、この母屋はC型鋼(m)によって作られているため、取付部(1)には このC型鋼(m)に掛合する引掛け金具(11)(12)がスライド可能に設け られており、かつこの引掛け金具(11)(12)を取付部(1)と共にC型鋼 (m)に固着させるための固定用ネジ(13)がそれぞれの引掛け金具(11) (12)に設けられているのである。 つまり、引掛け金具(11)(12)には取付部(1)を挿通させる穴があっ て、C型鋼(m)の位置に合せるように引掛け金具(11)(12)をスライド でき、この引掛け金具(11)(12)をC型鋼(m)に掛合させて、固定用ネ ジ(13)で締付け固着させるのである。
【0017】 なお、引掛け金具(11)はC型鋼(m)の開口方向に関係なくC型鋼(m) の上面に掛合させる金具であり、一方引掛け金具(12)はC型鋼(m)の開口 部から挿入してC型鋼(m)の下部に掛合させるものとなっている。 この引掛け金具(12)の場合はC型鋼(m)の開口方向によっては逆向きに 取付ける必要があるが、この引掛け金具(12)をスライドさせて一度抜いてか ら逆方向に取付ければ良いのである。
【0018】 図7は鉄骨建築において軒の出が小さい場合の軒先取付け金具の実施例を示し た側面図である。 この図の様に軒の出が小さい鉄骨建築においては、引掛け金具(11)のみを 取付部(1)に設けておき、前記と同様に取付部(1)の後部を屈折させたもの とし、この屈折後部を柱(p)に当接させながら、C型鋼(m)の上面に引掛け 金具(11)を掛合させて前述と同様に締付け固着してやれば好適なものとなる のである。 なお、前記の木造建築および上記の鉄骨建築において軒の出が小さい場合に、 柱(p)を当接材として利用することが好適であると説明したが、この柱(p) がない場合には柱(p)の代りに壁面を利用しても良いものである。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上の様な構成からなり、軒先にハシゴを掛けて片手で軒先取付け金 具(通常5kg以下で軽い)を支えながら、これを軒裏部材であるタル木又は母屋 (C型鋼)に簡単に締付け固定でき、約150cm間隔にこの軒先取付け金具を取 付けてから、手すりパイプをパイプ保持部に挿通すれば本考案柵は組立てられ、 非常に簡単に短時間で安全柵が設置できるのである。 また、同様に取外しも非常に楽であり、設置と撤去が一人で短時間にできると いう効果を有しているのである。
【0020】 さらに本考案柵は、固定箇所が軒裏であり、しかも間隔保持部によって軒先・ 樋には接触しないため、屋根葺き作業、樋工事、荷揚げ、荷降ろし、などの作業 には全く邪魔にならず、作業者の昇降にも支障を来たさないというすぐれた効果 を奏するものである。 そして、空き地の大きさなど立地条件には関係なく如何なる条件の軒先にも設 置可能であるという長所を有しているのである。
【0021】 また、本考案柵は安全性においても非常にすぐれ、少なくとも100kg以上の 負担に絶え、墜落を防止するために掴むパイプは樹脂製であるため衝撃に対して も安全で身体に打撲を受けないし感電する心配もないのである。 たとえ作業者が足を滑らせて転げても、この安全柵のパイプを掴めば墜落は防 止でき、またこの安全柵は最も危険性の高い軒先に設けられているので、墜落防 止に最も有効に働くのである。
【0022】 さらに本考案柵は安価であり、従来の組立足場の1/10以下の費用で木造、 鉄骨造りのいずれにも設置可能であって、勾配が3/10以上の全ての屋根葺き 施工に利用でき、雨風にも設置したままで放置できるし、半永久的に使用できる 用具であるなど、屋根の各種工事に安全性を確保する上において極めて甚大なる 有用性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における軒先取付け金具の1実施例の側
面図である。
【図2】本考案における取付部(1)がタル木(t)に
取付けられている様子を示した正面部分断面図である。
【図3】図1の軒先取付け金具が木造建築の軒先に取付
けられている様子を示した側面図である。
【図4】本考案における立上り部(3)のパイプ保持部
(4)に手すりパイプ(5)を挿通した様子を示した部
分正面略図である。
【図5】軒先の突出長さが小さい木造建築の場合におけ
る本考案実施例を示した側面図である。
【図6】本考案における軒先取付け金具の他の実施例
が、鉄骨建築の軒先に取付けられている様子を示した側
面図である。
【図7】鉄骨建築において軒の出が小さい場合の軒先取
付け金具の実施例を示した側面図である。
【符合の説明】
(1) 取付部 (2) 間隔保持部 (3) 立上り部 (4) パイプ保持部 (5) 手すりパイプ (6) 掛け金具 (7) 締付けネジ (8) 締付けハンドル (9) ネジ込み用ナット (10) 押圧体 (11) 引掛け金具 (12) 引掛け金具 (13) 固定用ネジ (14) 突起 (15) 締付けビス (t) タル木 (s) 軒先 (u) 樋 (z) 鼻かくし (k) 瓦 (n) 野地板 (p) 柱 (m) C型鋼

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 タル木や母屋等の軒裏部材に着脱自在に
    固定される取付部、軒先・樋との接触を避けるためのL
    字状の間隔保持部、及び前記間隔保持部の先端から軒先
    上方へ立設される立上り部を一体に形成せしめ、かつ前
    記立上り部にパイプ保持部を設けてなる軒先取付け金具
    の複数本と、前記パイプ保持部によって保持される手す
    りパイプとを組合せたことを特徴とする軒先安全組立て
    柵。
JP5561791U 1991-06-20 1991-06-20 軒先安全組立て柵 Pending JPH05823U (ja)

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JP5561791U JPH05823U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 軒先安全組立て柵

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JP5561791U JPH05823U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 軒先安全組立て柵

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