JPH0582333A - 核磁気共鳴診断装置 - Google Patents

核磁気共鳴診断装置

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JPH0582333A
JPH0582333A JP3239846A JP23984691A JPH0582333A JP H0582333 A JPH0582333 A JP H0582333A JP 3239846 A JP3239846 A JP 3239846A JP 23984691 A JP23984691 A JP 23984691A JP H0582333 A JPH0582333 A JP H0582333A
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JP
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heat shield
shield plate
coil
magnetic field
metal plate
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JP3239846A
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Shigeru Kadokawa
角川  滋
Kunishige Kuroda
邦茂 黒田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パルス傾斜磁場によって超電導コイルの熱シ
ールド板に誘導される渦電流に起因する画像劣化を低減
する熱シールド板の構造を提供すること。 【構成】 熱シールド板の中心軸側の円筒部分8を、相
互に絶縁された小金属板9で隙間のないように構成し、
渦電流を小さなループ電流に分割することで、渦電流が
撮像領域に作る不整磁場の、減衰の時定数の空間的な不
均一性をなくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴診断装置の
信頼性向上に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴診断装置(MRI)は、被検
体に一様な静磁場を印加し、更に静磁場の強さと対象と
する原子核の種類によって決まる高周波磁場を高周波コ
イルにより照射して被検体に核磁気共鳴を起こし、また
パルス傾斜磁場を静磁場に重畳することにより共鳴信号
に位置情報を付与し、その共鳴信号を高周波コイル等の
プローブによって受信し、この共鳴信号を再構成して画
像化する装置である。このように傾斜磁場コイルをパル
ス的に励磁するために、そのパルス磁場により、静磁場
を発生する超電導磁石を構成するクライオスタットの金
属部材、特に電気抵抗の小さい熱シールド板に渦電流が
発生し、この渦電流が作る不整磁場が静磁場および傾斜
磁場を乱し、画像劣化の主な原因となっていた。
【0003】従来の装置はこの問題を解決するため、特
開昭63−157411号公報に記載のように熱シール
ド板の例えば円筒部に超電導コイルの軸方向に沿ってス
リットを形成して渦電流の発生を抑制していた。あるい
は他の方法として特開昭62−143012号公報に記
載のように、傾斜磁場コイルと熱シールド板の間に傾斜
磁場コイルと逆向きに電流を流すコイルを配置し、熱シ
ールド板上でパルス傾斜磁場をゼロにする方法があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、熱
シールド板の円筒部分にスリットを設けることにより渦
電流を抑制できる。しかし従来技術では、スリットが裏
側まで突き抜けているので、パルス傾斜磁場が超電導コ
イルの液体ヘリウムで冷却されている低温の部分もしく
は低温の熱シールド板(通常20K〜30K)に侵入
し、超電導コイルを冷却する液体ヘリウムの蒸発量の増
加や、熱シールド板の冷凍機の負荷の増大をもたらす恐
れがあった。また渦電流は同心円状に拡散する性質を持
つため、パルス磁場のON、OFF時に熱シールド板に
発生した渦電流は拡散しながら減衰するので、減衰の時
定数は減衰の過程で変化し、渦電流による不整磁場は断
層像を撮る空間内で、時間的にも空間的にも複雑で予測
のつかない減衰をし、断層画像劣化の主な原因となって
いた。
【0005】また、傾斜磁場コイルの外側にキャンセル
コイルを配置し、その外側で傾斜磁場コイルが作る磁場
を打ち消してゼロにする方法は、その設計が非常に困難
であり、また装置が大型になるという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、熱シールド板に発生する
渦電流による断層画像劣化を小さくする核磁気共鳴診断
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、熱シールド板の超電導コイル中心軸側の円筒部を相
互に絶縁され、かつ渦電流の拡散が無視できる大きさ
の、複数の良熱伝導性金属で隙間なく複数層構成したも
のである。
【0008】また他の構造として、熱シールド板の超電
導コイル中心軸側の円筒部を、相互に絶縁された2枚以
上の金属板円筒で構成し、最も中心軸に近い2つの金属
板円筒に互いに平行でない複数のスリットを形成したも
のである。
【0009】また他の構造としては、上記2枚の金属板
円筒の複数のスリットは互いに平行であって相互に重な
らないように形成したものである。
【0010】またパルス傾斜磁場の極低温部への侵入を
防ぐためには、熱シールド板の超電導コイル中心軸側の
円筒部を上記のように構成し、その半径方向外側に絶縁
された、スリットを持たない金属板円筒を配置したもの
である。
【0011】
【作用】熱シールド板の超電導コイル中心軸側の円筒部
を構成する金属板は、渦電流の拡散が無視できる大きさ
なので、パルス状の傾斜磁場によって誘導された渦電流
は一定の時定数で減衰する。したがって上記の同じ大き
さを持つ金属板を、互いに絶縁しながら隙間のないよう
に構成した熱シールド板に誘導された渦電流は個々の金
属板に誘導された渦電流の集合となり、各々の渦電流は
ほぼ同じ時定数で減衰するので、これらの渦電流が断層
画像を撮る空間に発生する不整磁場は、空間的にも時間
的にも一定の時定数で減衰する。したがって、パルス傾
斜磁場を励磁したときの渦電流による不整磁場の挙動が
予想できる。また渦電流は個々の渦電流ループの集合と
なるのでそれらが作る不整磁場の強度そのものが、熱シ
ールド板を1枚の金属板で作る場合、またはこれに数本
のスリットを形成した場合に比べ、現象するので傾斜磁
場のパルス波形の歪みが改善され、また不整磁場の分布
も改善される。以上のことから画質が改善される。ま
た、熱シールド板の中心軸側円筒部は金属板相互に重な
りを持った隙間のない構造を持つので、パルス傾斜磁場
は熱シールド板より低温側へ侵入しない。更に、上記の
構造を持つ熱シールド板の中心軸側円筒部の半径方向外
側に、少なくとも1重の、スリットを有しない金属板円
筒を配する事によりパルス傾斜磁場の低温部への侵入を
完全に防ぐことが出来る。
【0012】また、同じ効果を有する熱シールド板とし
て次の構造が考えられる。超電導コイル中心軸側の円筒
部を相互に絶縁された2重の金属板円筒により構成す
る。それぞれの金属板円筒に互いに平行でない、例えば
コイル中心軸に平行なスリットとそれに直交する動径方
向のスリットを、それぞれ等間隔に複数本形成する。分
割された短冊状またはリング状の金属板の幅を渦電流の
拡散が無視できる幅とすると、各々の短冊状およびリン
グ状の金属板に発生する渦電流は、各々一定の時定数で
減衰し、これらの短冊状およびリング状の金属板から構
成された熱シールド板に発生した渦電流が、断層画像を
撮る空間に作る不整磁場は、たかだか2つの異なる時定
数で減衰する不整磁場の和となり、また渦電流の拡散が
無視できるため、空間的には一様に減衰する。また熱シ
ールド板に発生する渦電流が分割されるので、不整磁場
の強度そのものが減少するので、画像精度が向上する。
また、同様に、上記の2重の金属板円筒の半径方向外側
に、少なくとも1重の、スリットを有しない金属板円筒
を配する事によりパルス傾斜磁場の低温部への侵入を完
全に防ぐことが出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。主コイル1は超電導マグネットでありコイル中心付
近に均一な静磁場を発生する。液体ヘリウム槽2は主コ
イル1を収納し4.2°Kに保持する。クライオスタッ
トの真空容器3の内部は、高真空に引き、主コイル1等
を真空断熱する。熱シールド板4、5は通常、熱伝導率
の大きい金属より作り、各々80K、20Kに冷却し、
各々真空容器3(約300K)と80K熱シールド板4
からの輻射熱を遮蔽する。傾斜磁場コイル6は断層画像
を撮るために必要な傾斜磁場を、コイル中心付近に発生
するもので、コイルの軸をz軸としたとき、X傾斜磁場
コイル、Y傾斜磁場コイル、Z傾斜磁場コイルの3組か
ら成る。高周波コイル7は被検体に高周波磁場を照射す
る送信コイルと被検体からの核磁気共鳴信号を受信する
受信コイルを兼ねている。80K熱シールド板4のコイ
ル中心軸側の円筒部分8に本発明による構造を持たせて
いる。
【0014】図2は、80K熱シールド板4のコイル中
心軸側の円筒部分8を展開した部分図である。矩形の熱
伝導性の良い純アルミの金属板9を相互に絶縁し、半径
方向に隙間が生じないように、3層に重ねている。図3
に、80K熱シールド板4のコイル中心軸側の円筒部分
8をz軸に垂直な平面で切った断面図を示す。FRPの
巻き枠10に粘着性のセミキュアー絶縁布11を巻き着
け、その上に金属板9を張り付け、その上にまた粘着性
のセミキュアー絶縁布11を巻き付ける工法で金属板を
3層に絶縁しながら重ねて、最後に熱を加えてセミキュ
アー絶縁布11を硬化させ、強固な一体構造としてい
る。金属板の大きさは一意には決まらないが、傾斜磁場
の立ち上げ時間を1msec、純アルミの80Kでの低
効率を、0.287μΩcmとすると、表皮効果の深さ
は0.85mmとなる。従って、本実施例では金属板の
厚さを1mmとし、また一辺の長さは5cmとした。こ
れにより断層画像を撮る領域に対して渦電流の拡散によ
る前記領域の磁場変化が無視できる。
【0015】本実施例によれば、パルス傾斜磁場によっ
て熱シールド板に誘導される渦電流は個々の金属板に誘
導される渦電流の和になる。また個々の金属板は、その
大きさと断層画像を撮る領域との距離を考えると、渦電
流の拡散による磁場変化が無視できるので、熱シールド
板全体に誘導される渦電流が断層画像を撮る領域に作る
不整磁場は空間的に同一の時定数で減衰する。また本実
施例では半径方向に隙間がないため、パルス傾斜磁場が
熱シールド板を突き抜けて、より低温の部分に侵入する
ことはない。
【0016】更にパルス傾斜磁場の遮蔽を完全にするた
めには、上記熱シールド板の半径方向外側にスリットが
ない金属板の円筒を配置すればよい。当然のことなが
ら、金属板の形状は矩形に限定されるものではなく、例
えば、円形、6角形、多角形、更にそれぞれの形状の金
属板について、任意の形状の穴を形成したもの等様々な
ものが考えられる。また、スリット幅も特に規定するも
のではない。
【0017】図4に、80K熱シールド板4のコイル中
心軸側の円筒部分8の、本発明による他の実施例を示
す。図4は超電導コイルの中心軸を含む平面で切った断
面図である。3重の熱伝導性の良い金属板(アルミニュ
ウム)の円筒より構成し、相互に絶縁している。最内層
の円筒12には、等幅の円形のスリット13を多数形成
し、その外側の円筒14には超電導コイルの中心軸に平
行な等幅のスリット15を多数形成している。最外層の
円筒16にはスリットを形成しない。
【0018】本実施例によれば、熱シールド板に誘導さ
れる渦電流は、個々の円環状と短冊状の金属板に誘導さ
れる渦電流に分割される。個々の円環状と短冊状の金属
板は十分に細く、断層画像を撮る領域との距離を考えた
とき、個々の金属板に発生する渦電流が時間と共に拡散
することによる、上記の空間内での磁場変化が無視でき
る。また個々の円環状と短冊状の金属板は各々同じ幅な
ので、個々の金属板に流れる渦電流が作る磁場はほぼ同
じ時定数で減衰する。よって熱シールド板全体に誘導さ
れる渦電流による不整磁場は、断層画像を撮る領域で空
間的にほぼ同一の時定数で減衰する。また、熱シールド
板にスリットを作ることで渦電流が分割されるので、渦
電流が作る不整磁場の強度そのものも減少する。また、
スリットから外側に漏れたパルス傾斜磁場は、3番目の
金属円筒により完全に遮蔽され、より低温の部分に侵入
しない。
【0019】図5に、80K熱シールド板4のコイル中
心軸側の円筒部分8の、本発明による他の実施例を示
す。FRPの円筒17に帯状の金属板18を2層互いに
平行とならないように、相互に絶縁しながら螺旋状に巻
回している。
【0020】図6に、傾斜磁場コイルの励磁電圧波形を
示す。横軸が時間、縦軸が電圧である。電圧のメモリは
任意にとってある。点線は従来の熱シールド板を採用し
たときの波形で、熱シールド板に発生する渦電流による
不整磁場をキャンセルするために、オーバーシュートを
かけている。実線は本発明による熱シールド板を採用し
たときの波形であり、熱シールド板に発生する渦電流に
よる不整磁場の強度が断層画像を撮る空間で約30%小
さくなったため、電圧波形のオーバーシュートを約30
%小さくすることが可能になった。更に渦電流の減衰の
時定数が約40%短くなったため、傾斜磁場の1パルス
をうち終わった後に残存する渦電流は、従来に比較して
40%短い時定数で減衰する。従って残存する渦電流の
影響を打ち消すための電圧波形のアンダーシュートは、
従来に比較して強度を約30%、減衰の時定数を約40
%短くすることが可能になった。このように本発明によ
る熱シールド板を採用することで熱シールド板に発生す
る渦電流による不整磁場の影響が緩和されるので、特に
高速のパルスシーケンスを組む時に有利となる。当然の
ことながら、本発明による熱シールド板の構造は、上記
の実施例で述べた以外の部分に適用しても有効である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、傾斜磁場コイルをパル
ス的に励磁するときに、熱シールド板に誘導される渦電
流が断層画像を撮る領域に作る不整磁場が断層画像にお
よぼす影響を低減でき、また傾斜磁場コイルのキャンセ
ルコイルを配置する必要がなくなるので、装置を小型化
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す核磁気共鳴診断装置の断
面図である。
【図2】本発明による、熱シールド板の、超電導コイル
中心軸側の円筒部分の構造の実施例を示す部分図であ
る。
【図3】本発明による、熱シールド板の、超電導コイル
中心軸側の円筒部分の構造の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明による、熱シールド板の、超電導コイル
中心軸側の円筒部分の構造の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明による、熱シールド板の、超電導コイル
中心軸側の円筒部分の構造の実施例を示す側面図であ
る。
【図6】本発明により改善された、傾斜磁場コイルのパ
ルス電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
1 超電導マグネット 2 液体ヘリウム槽 3 クライオスタットの真空容器 4 80K熱シールド板 5 20K熱シールド板 6 傾斜磁場コイル 7 高周波コイル 8 80K熱シールド板の中心軸側円筒部 9 金属(アルミニュウム)の小板 10 FRPの巻枠 11 セミキュアー絶縁布 12 熱シールド板を構成する金属板円筒 13 円形のスリット 14 熱シールド板を構成する金属板円筒 15 超電導コイル中心軸に平行なスリット 16 熱シールド板を構成する金属板円筒 17 FRPの巻枠 18 絶縁されたアルミニュウムのテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 7/22 ZAA C 7135−5E F 7135−5E G 7135−5E Z 7135−5E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一な静磁場を発生する超電導コイル
    と、この超電導コイルを冷却するための円筒形の冷媒槽
    と、この冷媒槽を包囲して熱遮蔽する熱シールド板と、
    前記冷媒槽と前記熱シールド板を包囲して真空断熱し且
    つ前記超電導コイルの中心軸に沿って円筒形の常温空間
    を持つ真空容器とを備え、前記常温空間内に傾斜磁場コ
    イルと高周波コイルを持つ核磁気共鳴診断装置におい
    て、前記熱シールド板のコイル中心軸側の円筒部を複数
    の相互に絶縁され且つ渦電流の拡散が無視できる大きさ
    の金属板により、隙間なく複数層積層したことを特徴と
    する核磁気共鳴診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記熱シールド板の
    中心軸側円筒部を構成する前記金属板を任意の形状と
    し、これを相互に絶縁し円筒形の枠に半径方向に隙間が
    生じないように、交互に積み重ねて、前記熱シールド板
    の中心軸側円筒部を構成したことを特徴とする核磁気共
    鳴診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記熱シール
    ド板の中心軸側円筒部の、半径方向外側に、スリットを
    持たない金属板円筒を配したことを特徴とする核磁気共
    鳴診断装置。
  4. 【請求項4】 均一な静磁場を発生する超電導コイル
    と、この超電導コイルを冷却するための円筒形の冷媒槽
    と、この冷媒槽を包囲して熱遮蔽する熱シールド板と、
    前記冷媒槽と前記熱シールド板を包囲して真空断熱し且
    つ前記超電導コイルの中心軸に沿って円筒形の常温空間
    を持つ真空容器とを備え、前記常温空間内に傾斜磁場コ
    イルと高周波コイルを持つ核磁気共鳴診断装置におい
    て、前記熱シールド板のコイル中心軸側の円筒部を、相
    互に絶縁された多重の金属板円筒によって形成し、中心
    軸に最も近い金属板円筒とその外側の金属板円筒に互い
    に平行でないか、もしくは平行であっても相互に重なら
    ない複数のスリットを形成したことを特徴とする核磁気
    共鳴診断装置。
  5. 【請求項5】 均一な静磁場を発生する超電導コイル
    と、この超電導コイルを冷却するための円筒形の冷媒槽
    と、この冷媒槽を包囲して熱遮蔽する熱シールド板と、
    前記冷媒槽と前記熱シールド板を包囲して真空断熱し且
    つ前記超電導コイルの中心軸に沿って円筒形の常温空間
    を持つ真空容器とを備え、前記常温空間内に傾斜磁場コ
    イルと高周波コイルを持つ核磁気共鳴診断装置におい
    て、前記熱シールド板のコイル中心軸側の円筒部を、相
    互に絶縁された多重の金属板円筒によって形成し、中心
    軸に最も近い金属板円筒とその外側の金属板円筒に互い
    に平行でないか、もしくは平行であっても互いに重なら
    ない複数のスリットを形成し前記スリットを有する前記
    外側の金属板円筒の半径方向外側の金属板円筒にはスリ
    ットを形成しないことを特徴とする核磁気共鳴診断装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、熱シ
    ールド板が温度の異なる少なくとも2層以上から構成さ
    れ、前記円筒部とは最も高温の熱シールド板の超電導コ
    イル中心軸側の円筒部であることを特徴とする核磁気共
    鳴診断装置。
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