JPH058217Y2 - - Google Patents

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JPH058217Y2
JPH058217Y2 JP7208387U JP7208387U JPH058217Y2 JP H058217 Y2 JPH058217 Y2 JP H058217Y2 JP 7208387 U JP7208387 U JP 7208387U JP 7208387 U JP7208387 U JP 7208387U JP H058217 Y2 JPH058217 Y2 JP H058217Y2
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valve
outlet
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float
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JP7208387U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、切替可能な2つの吐出口を持つたウ
オツシヤーポンプの切替弁構造に関し、詳しく
は、自動車用ウオツシヤー液供給装置において、
ウオツシヤータンクより供給されるウオツシヤー
液をウオツシヤーポンプにおいて切替弁により2
個の吐出口を開閉して、フロント側とリヤ側のウ
インドガラス、もしくはフロントガラスとヘツド
ランプのように離れた位置にあるウオツシヤーノ
ズルにウオツシヤー液を供給する場合に好適に用
いられるものである。
従来の技術 従来、この種のウオツシヤーポンプの切替弁構
造として、バルブ室に2個の流入口を対向配置す
ると共にその間にダイヤフラムを配置し、流入液
圧によりダイヤフラムが変形することにより対向
配置した2個の吐出口を選択的に開閉するものが
提案されている。しかしながら、上記したように
ダイヤフラムを用いた場合は、ダイヤフラムが劣
化しやすいと共に開閉作動が迅速でなく、かつ、
組付作業に手数がかかる欠点があつた。この欠点
を解消するものとして、本出願人は先に、ダイヤ
フラムに代えてフロート弁を用いた装置を提供し
た(特願昭61−87837号)。
上記フロート弁を用いた場合、ダイヤフラムに
比べて耐久性が優れていると共に組付作業が簡単
で、かつ、少ない差圧で迅速確実に作動する等の
利点がある。しかしながら、第2図に示すよう
に、金属板1をゴム板2で挟んでフロート弁3を
形成し、金属板1をバルブセンタリング用および
バルブ室4の壁面との間に張架するスプリング5
の座面として用いる場合、下記の問題があつた。
即ち、同一側に隣接配置するリヤ側の入口座面
6と出口座面7、同じくフロント側の入口座面8
と出口座面9は、夫々同一線上に配列しており
(即ち、座面6と7、8と9は高さを同一に設定
しており)、該装置において、例えば、フロント
側出口通路10にA方向へ液を出す場合、フロー
ト弁3のゴム板1をリヤ側の入口座面6と出口座
面7に確実に密着させて液漏れを無くさなければ
ならない。上記フロート弁3は金属板1を挟んで
いるために弾力性が少なく、よつて、入口座面6
と出口座面7の高さの差を0mmにする必要がある
と共に、フロート弁3のゴム板面の平面度を高精
度にする必要があり、それによつて初めて液漏れ
を確実に防止することが出来る。
しかしながら、座面高さ及びフロート弁の平面
度を高精度とするには、加工コストが高くつくと
共にゴムは使用に応じて弾性力が低下して固くな
るために、完全に液漏れを防止するのは困難であ
つた。
考案の目的 本考案は上記した問題を解消せんとするもの
で、入口座面と出口座面の高さの差およびフロー
ト弁のゴム板の平面度に高い精度を要しないで、
確実に液漏れを無くすことが出来るようにするも
のである。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するため、フロート弁
を構成するゴム板に挟む金属板を円環状とし、ゴ
ム板の外周部に該円環状の金属板を挟んでフロー
ト弁の中央部分の弾性力を高める一方、バルブ室
の側面に配置する入口座面と出口座面のうち、外
周部に配置する入口座面に対して内周部に配置す
る出口座面の高さを高くし、即ち、バルブ室内に
突出させ、外周の入口座面に対してはフロート弁
の外周部を付勢するスプリングにより押圧して密
着させると共に、内周の突出した出口座面に対し
てはゴムの弾性によりたわませて密着するように
し、フロート弁中央部にダイヤフラム的作用を持
たせたものであり、よつて、座面の高さ精度およ
びフロート弁の平面度に高い精度を要することな
く、液漏れを確実に無くすことができるようにし
たものである。
実施例 以下、本考案を第1図に示す実施例により詳細
に説明する。
ウオツシヤーポンプのケースはハウジング11
にカバー12を組み合わせて形成しており、これ
らハウジング11とカバー12との対向面にはバ
ルブ室13を形成する凹部を設け、各凹部の底面
中央に夫々リヤ側出口通路14、フロント側出口
通路15と連通する内周円筒部16,17を設け
る一方、該内周円筒部16,17と夫々同心状に
外周円筒部18,19を設け、円筒部16と1
8、17と19の間を夫々リヤ側入口通路20、
フロント側入口通路21と連通している。上記バ
ルブ室13内に突出している内周円筒部16,1
7の先端面は出口座面16a,17aとすると共
に、外周円筒部18,19の先端面を入口座面1
8a,19aとしている。このように、バルブ室
13への入口座面18aと19aとを対向して配
置すると共に出口座面16aと17aとを対向配
置し、かつ、リヤ側の入口座面18aと出口座面
16aとを同一側に並列に配置し、同様にフロン
ト側の入口座面19aと出口座面17aとを並列
に配置している。
バルブ室13内にはゴム板22の外周部に円環
状の金属板23を挟んだ構造のフロート弁24を
配置しており、該フロート弁24の金属板23と
バルブ室13のリヤ側壁面13aとの間にスプリ
ング25を縮装しており、フロート弁24をリヤ
側の座面に当接するように付勢している。
上記金属板23の内径Lはフロント側の出口座
面16aの外径rより大きく設定しており、よつ
て、フロート弁24の出口座面16aと当接する
部分にはゴム板22の内部に金属板23を挟んで
いない状態として弾性力を大としている。一方、
該弾性力の大きな部位と当接するフロント側の出
口座面16aは入口座面18aより高さを僅かに
高くし、即ち、バルブ室13内へ突出した状態と
している。
上記した構造とすることにより、ポンプの作動
停止時にはスプリング25により付勢されて、ま
た、ウオツシヤー液をフロント側出口通路15よ
り吐出する時はフロント側入口通路21より供給
されるため、ウオツシヤー液の圧力がリヤ側入口
通路20の圧力より大きいことと併せて、フロー
ト弁24がリヤ側座面へ押圧される。よつて、フ
ロート弁24の外周部は特にスプリング25によ
り押圧されてリヤ側出口座面18aに圧接すると
共に、該出口座面18aより高さの高い突出した
リヤ側入口座面16aに対してはゴム板22が弾
性によりたわんだ状態で圧接する。このように、
出口座面16aおよび入口座面18aにフロート
弁24が確実に圧接するため、リヤ側入口通路2
0とバルブ室13、リヤ側出口通路16とバルブ
室13とを確実に閉塞して液漏れを防止してい
る。
自動車のウオツシヤー液供給装置においては、
使用時には殆どフロント側よりウオツシヤー液を
吐出させるために、作動停止時には、上記したよ
うにスプリング25によりフロート弁24を付勢
してリヤ側の出口座面16aと入口座面18aと
を閉塞している。よつて、ポンプの作動停止時お
よびフロント側への吐出時に、上記したように、
リヤ側への液漏れを確実に防止することは重要な
ことである。
考案の効果 以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、金属板をゴム板で挟んだフロート弁によりリ
ヤ側とフロント側の吐出口を選択的に開閉するウ
オツシヤーポンプにおいて、上記スプリング座面
として作用する金属板を円環状としてゴム板の外
周部のみに挟み込み、ゴム板の中央部分の弾性力
を大として中央部分においてダイヤフラム的作用
を持たせると共に、該弾性力の大きな部分に当接
する座面をフロート弁の外周部に当接する座面よ
り高さを高くして突出させているため、フロート
弁は弾性によりたわんで内周部の座面に確実に密
着させることが出来る。さらに、外周部の座面に
対してはスプリングの付勢力により当然のことな
がら確実に密着させることが出来、よつて、内周
部と外周部との座面の高さの差および、フロート
弁の平面度に高い精度を要しないで、液漏れを確
実に防止することが出来る利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来例を示す断面図である。 11……ハウジング、12……カバー、13…
…バルブ室、14……リヤ側出口通路、15……
フロント側出口通路、16,17……内周円筒
部、16a,17a……出口座面、18,19…
…外周円筒部、18a,19a……入口座面、2
0……リヤ側入口通路、21……フロント側入口
通路、22……ゴム板、23……金属板、24…
…フロート弁、25……スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バルブ室の一側にウオツシヤー液の入口座面と
    出口座面とを配置すると共に、バルブ室の対向す
    る他側に上記入口座面および出口座面と夫々対向
    させて入口座面と出口座面とを設け、この2個の
    入口座面と2個の出口座面とを対向配置したバル
    ブ室の内部にフロート弁を設け、フロート弁が圧
    力の差により移動して一側の入口及び出口座面に
    密着して閉鎖すると他側の入口および出口座面を
    開くようにした切替弁構造において、 上記同一側に設ける出口座面と入口座面とは同
    心状に設ける内周円筒部と外周円筒部の先端に形
    成し、リヤ側において上記内周円筒部の出口座面
    を外周円筒部の入口座面よりバルブ室内へ突出さ
    せる一方、フロート弁の外周に上記出口座面の外
    径より大きい内径を有する円環状の金属板をゴム
    板に挟みこんで形成し、かつ、上記金属板とバル
    ブ室の一側面との間にスプリングを縮装し、該ス
    プリングによりフロート弁が他方側の出口および
    入口座面に圧接するように付勢すると共に、その
    際に内周円筒部の出口座面に対してフロート弁が
    弾性によりたわんで圧接するダイヤフラム的作用
    を有する構成としたことを特徴とするウオツシヤ
    ーポンプの切替弁構造。
JP7208387U 1987-05-13 1987-05-13 Expired - Lifetime JPH058217Y2 (ja)

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JP7208387U JPH058217Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JP7208387U JPH058217Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JPS63183381U JPS63183381U (ja) 1988-11-25
JPH058217Y2 true JPH058217Y2 (ja) 1993-03-02

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JP2710642B2 (ja) * 1988-10-05 1998-02-10 アスモ株式会社 二液性ウォッシャ装置

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