JPH0582117A - 積層セルおよびその製造方法 - Google Patents
積層セルおよびその製造方法Info
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- JPH0582117A JPH0582117A JP24615791A JP24615791A JPH0582117A JP H0582117 A JPH0582117 A JP H0582117A JP 24615791 A JP24615791 A JP 24615791A JP 24615791 A JP24615791 A JP 24615791A JP H0582117 A JPH0582117 A JP H0582117A
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Abstract
(セル)を積み重ねて直列に接続する。 【構成】 セルの間に2個の接続端子を介在させ、この
接続端子同士が溶接されて、同軸に積層され、直列に接
続される構造。 【効果】 積層が簡単で相互の位置精度が出せ、溶接要
件が確実に得られる。
Description
源または副電源に用いられるボタン形電池または電気二
重層コンデンサなどのセルの積層構造に関するものであ
る。
はボタン形電気二重層コンデンサ(以下、これらをセル
と呼ぶ)は、これを用いる電子機器の用途により、しば
しば高電圧が要求されるため、図3の断面図に示すよう
に、セルを直列に2箇またはそれ以上の個数を積み重ね
て一体化されたものを用いていた。この従来例では、セ
ルB20の負極缶1上に円筒缶からなる接続端子C7を
溶接箇所5bにてレーザー溶接したのち、この接続端子
C内にセルA10を挿入する。セルAと接続端子Cは電
気的接続を確実なものとするために、接続端子Cの側面
からレーザーを照射して、セルAの陽極缶2と接続端子
Cを溶接箇所5dにて溶接している。
な従来技術は特開昭63−268219号公報、特開昭
63−268222号公報に開示されている。
は、セルの外径と接続端子Cの内径との嵌め合い精度を
高める必要があった。セル外径と接続端子C内径の隙間
が大き過ぎる場合は、レーザーでの溶接が出来ない欠点
があった。
小さ過ぎる場合は、この円筒缶からなる接続端子C内へ
セルを挿入するときに、接続端子Cの底部の周辺部が下
方に変形することが生じる。この変形の程度が大きくな
ると、負極缶1に電気的に接続している接続端子Cの底
部の周辺部が正極缶2と接触して、セルBが短絡されて
しまう欠点があった。
らレーザーを照射するため、被レーザー照射物である。
積層セルがない状態でレーザーが照射されたりすると、
周辺にいる作業者に直接照射されるという安全上の欠点
があった。さらに、従来技術はセルBと接続端子Cのレ
ーザー溶接は上下方向で行われ、セルAと接続端子Cの
レーザー溶接は水平方向で行われているので、製造ライ
ンの中でレーザー溶接機の配置に一貫性がなくなる欠点
を有していた。
続端子間および接続端子間での溶接不良のない、かつ接
続端子の変形によるセルの短絡が生じない、積層セルお
よびその製造方法を提供することを目的とする。また、
本発明は上記の問題を解消して積層セルを作業者に安全
な製造方法で提供することを目的とする。
接箇所5a,5b,5c(図1参照)すべてが上下方向
のレーザー照射で溶接が可能となるから溶接箇所毎に積
層セルを90°倒したり、逆にレーザー溶接機の配置を
変えたりする必要がないので、量産での自動化が容易と
なる積層セルおよびその製造方法を提供することを目的
とする。
に、本発明が採用した手段は、セルの間に2個の円板か
らなる接続端子を介在させていることである。さらに、
本発明が採用した手段はセルBの負極缶上に接続端子B
を配設する工程、その接続端子Bと負極缶とをレーザー
溶接する工程、セルAの正極缶上に接続端子Aを配設す
る工程、その接続端子Aと正極缶とをレーザー溶接する
工程、接続端子A,Bが接するようにセルA,Bを積層
する工程、接続端子A,Bの外周部にてレーザー溶接す
る工程、からなる製造方法で積層セルを製造しているこ
とである。
接続端子を介在させて、この接続端子同士を溶接してい
るので、セル同士は確実に電気的に接続されている。こ
の場合、接続端子は各々のセルとも溶接され、電気的に
接続している。このように、接続端子と接続端子を溶接
するために、セルと円筒缶からなる接続端子との溶接に
比べて、セルと接続端子間の寸法精度、隙間精度を厳し
くする必要がなくなる利点を有する。
ルを円筒缶からなる接続端子へ挿入することがないから
接続端子を変形させることなく、積層セルを作ることが
できる。また、重ね合わされた接続端子同士を上方から
レーザー溶接するものであるから、レーザー溶接が確実
に試される。
る。図1は、本発明の一実施例を示す積層セル断面図、
図2(A),(B)はセルに接続端子が溶接されている
斜視図である。すなわち、図2(A)はセルA10の正
極缶2に接続端子3を載置したのち、溶接箇所5aにて
レーザー溶接した斜視図である。
端子4を載置したのち、溶接箇所5bにてレーザー溶接
した斜視図である。図1において、セルA10はボタン
形電池またはボタン形電気二重層コンデンサなどの積層
上部セルで、セルB20は同じく積層下層セルでそれぞ
れ負極缶1、正極缶2から構成されている。
2点以上の溶接箇所5aにてレーザー溶接されている。
4は接続端子BでセルBの負極缶1上面に2点以上の溶
接箇所5bにてレーザー溶接されている。この接続端子
3,4は厚さ0.1mmのSUS304ステンレス鋼か
らなり、この接続端子が円板の場合、その外径寸法は電
池外径寸法より1mm長くなっている。
続端子Bをレーザー溶接したのち、セルBの上にセルA
を接続端子A、接続端子Bが接するように積層する。接
続端子A,Bの外径を適当な方法で確実に合わせたの
ち、セルA側、すなわち、この接続端子A,Bの上方か
ら、接続端子3,4の外周部にレーザー6を照射して溶
接箇所5Cにて溶接を行っている。
ザーを照射して溶接する方法も考えられるが、接続端子
3,4に反りなどが若干でもあると、接続端子3,4間
に隙間が生じて溶接不良を発生せしめるので不都合であ
る。また、実際には接続端子3,4の外径を揃えるガイ
ド治具が積層セル周辺に配設されるので、やはり積層セ
ルに対して横方向のレーザー照射は難しい。また、横方
向からのレーザー照射の場合、万一積層セルがない状態
でレーザー照射がなされると、作業者に直接照射される
可能性もあり、安全上望ましくない。
図面に記載はないが熱収縮チューブで積層セルの負極缶
1、正極缶2の露出部分を除いて被覆し、この負極缶
1、正極缶2にそれぞれリード端子をレーザー溶接して
最終製品とする。
単な構造の接続端子を用いて、従来の欠点を除去できた
もので、信頼性の高い積層セルを低価格で提供できるの
で、その工業的価値は大きい。
る。
A,セルBそれぞれに接続端子を溶接した斜視図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 積層するセルの間に2個の接続端子を介
在させたことを特徴とする積層セル。 - 【請求項2】 セルBの負極缶上に接続端子Bを配設す
る工程、 その接続端子と負極缶とをレーザー溶接する工程、 セルAの正極缶上に接続端子Aを配設する工程、 その接続端子と正極缶とをレーザー溶接する工程、 接続端子A,Bが接するように、セルA,Bを積層する
工程、 接続端子A,Bの外周部にてレーザー溶接する工程、 からなることを特徴とする積層セルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24615791A JP2972968B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 積層セルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24615791A JP2972968B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 積層セルおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582117A true JPH0582117A (ja) | 1993-04-02 |
JP2972968B2 JP2972968B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17144349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24615791A Expired - Fee Related JP2972968B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 積層セルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972968B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009245709A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kri Inc | 蓄電デバイスモジュール |
JP2011216859A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-10-27 | Seiko Instruments Inc | 端子付電気化学セルとその製造方法 |
JP2020095924A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | セイコーインスツル株式会社 | 電気化学セル |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP24615791A patent/JP2972968B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009245709A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kri Inc | 蓄電デバイスモジュール |
JP2011216859A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-10-27 | Seiko Instruments Inc | 端子付電気化学セルとその製造方法 |
JP2020095924A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | セイコーインスツル株式会社 | 電気化学セル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2972968B2 (ja) | 1999-11-08 |
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