JPH0581844B2 - - Google Patents

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JPH0581844B2
JPH0581844B2 JP20547088A JP20547088A JPH0581844B2 JP H0581844 B2 JPH0581844 B2 JP H0581844B2 JP 20547088 A JP20547088 A JP 20547088A JP 20547088 A JP20547088 A JP 20547088A JP H0581844 B2 JPH0581844 B2 JP H0581844B2
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JP
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light
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JP20547088A
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JPH0254115A (ja
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Toshitsugu Ueda
Fusao Kosaka
Kunio Kazami
Hiroshi Nakayama
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コード板の回転角に応じて位相が差
動的に変化する2つの位相信号を発生するととも
に、この位相信号における位相変化量を測定し
て、前記コード板の回転角を算出するようにした
エンコーダに関するものである。
〔従来の技術〕
このようなエンコーダの一例としては、本願出
願人が特願昭62−70078号としてすでに出願して
いる装置がある。
第3図はこのエンコーダの一例を示す構成図で
ある。図において、1は一定のピツチでスリツト
が形成されたコード板、2,3はそれぞれ4つの
受光素子A1〜A4,B1〜B4を有する受光ア
レイ、4,5はコード板1を介してこれらの受光
アレイ2,3と対向配置された光源、6は光源
4,5を駆動する光源ドライバである。また、図
中に示した波形は、コード板1を通過した光の強
度分布を正弦波に近似して示したものである。
受光素子A1〜A4,B1〜B4は、それぞれ
この光強度分布を4等分した幅を有しており、第
4図に示すように、光強度の分布を基準として、
90°の整数倍にあたる位相差を持つように配置さ
れている。すなわち、光強度分布の1周期をdと
すれば、空間的にn・d/4の間隔をおいて配置
されている。nは整数である。また、光源4,5
が出射する光の強度は、光源ドライバ6により
(sinωt+1)および(cosωt+1)で振幅変調さ
れている。
7〜12は受光素子A1〜A4,B1〜B4の
各出力から所定の位相関係にある出力同志を加減
算する加算器および減算器である。13,14は
この加減算回路による演算出力G1,G2から変
調周波数(ω)に応じた周波数成分の信号を抽出
するハイパスフイルタ、15,16はコンパレー
タである。
このように構成されたエンコーダの回転検出部
では、受光素子A1〜A4,B1〜B4の出力i
11〜i14,i21〜i24は、コード板1の
回転角をθとすれば、 i11=(sinθ+1)(sinωt+1) i12=(cosθ+1)(sinωt+1) i13=(−sinθ+1)(sinωt+1) i14=(−cosθ+1)(sinωt+1) i21=(−sinθ+1)(cosωt+1) i22=(−cosθ+1)(cosωt+1) i23=(sinθ+1)(cosωt+1) i24=(cosθ+1)(cosωt+1) のようになつており、減算器11,12(加減算
回路)から得られる出力G1,G2は、 G1=2cos(ωt−θ)+2sinθ+2cosθ G2=2sin(ωt+θ)+2sinθ+2cosθ のようになる。ここで、光源4,5の変調角周波
数ωは、コード板1の回転速度dθ/dtに比べて高
い値(dθ/dt≪ω)となるように選ばれているの
で、ハイパスフイルタ13,14の出力からは、 M1=2cos(ωt−θ) M2=2sin(ωt+θ) なる信号(位相信号)が得られる。
この式に示されるように、出力信号M1,M2
には、コード板1の回転角θに応じた位相情報が
含まれており、この位相変化分を測定すれば、コ
ード板1の回転角θを算出することができる。
17,18は光源ドライバ6から発生されるス
タートパルスSGを基準にして、コンパレータ出
力P1,P2の位相遅れ量を測定(計数)するカ
ウンタ、19,20はカウンタ17,18の出力
T1,T2をラツチするラツチ回路、21はカウ
ンタ17,18の出力T1,T2からコード板1
の回転角θを算出するシグナルプロセツサであ
る。
すなわち、スタートパルスSGを SG=2cos(ωt) として、スタートパルスGSの立上りでカウント
を開始し、コンパレータ出力P1,P2の立下が
りでカウントを終了させると、カウンタ17,1
8の出力T1,T2はそれぞれ、 T1=(π/2)+θ T2=π−θ となる。したがつて、これをシグナルプロセツサ
21により減算すると、 T1−T2=2θ−(π/2) が得られ、コード板1の回転角θを0≦θ<2π
の範囲で求めることができる。このとき、2πは
スリツト1ピツチに相当するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構成のエンコーダで
は、ハイパスフイルタ13,14を使用して、減
算器11,12の出力G1,G2からそれぞれキ
ヤリヤ周波数ωを含まない項(直流部分)を消去
するようにしているので、コード板1の速い回転
速度(dθ/dt)まで測定を可能にするためには、
高次のハイパスフイルタを設ける必要があり、回
路規模が大きくなつてしまう。
本発明は、上記のような従来装置の欠点をなく
し、高次のハイパスフイルタを設けることなく、
コード板の速い回転速度まで測定することのでき
るエンコーダを簡単な構成により実現することを
目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のエンコーダは、前記第3図のごときエ
ンコーダにおいて、加減算回路内の演算信号の中
からその加減算回路の出力に含まれる直流分の変
動に応じた信号を抽出するローパスフイルタを付
加し、このローパスフイルタの出力を加減算回路
の出力から減算するようにしたものである。
〔作用〕
このように、ローパスフイルタを使用すると、
加減算回路の出力に含まれる直流分の変動に応じ
た信号を抽出することができ、この出力を加減算
回路の出力から減算することにより、コード板の
回転に伴なう直流分の変動を予め除去して、高次
のハイパスフイルタを使用することなく、位相信
号を抽出することができる。
また、従来2つ使用していた高次のハイパスフ
イルタを1つのローパスフイルタと2つの低次の
ハイパスフイルタとに置き換えることができるの
で、使用するローパスフイルタは高次のものでは
あるが、全体の構成を簡素化することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明のエンコーダの一実施例を示す
構成図である。図において、前記第3図と同様の
ものは、同一符号を付して示す。22はローパス
フイルタ、23,24はローパスフイルタ22の
出力L1を加減算回路の出力G1,G2から減算
する減算器である。ローパスフイルタ22には加
算器7の出力C1が導入されている。
すなわち、加算器7の出力C1は受光素子A1
とB4の出力i11,i24を加算したものであ
るので、 C={(sinθ+1)sinω1 +(cosθ+1)cosωt} +(sinθ+cosθ+2) であり、ローパスフイルタ22を介した出力L1
は、 L1=2(sinθ+cosθ+2) となる。なお、この式では、ローパスフイルタ2
2のゲインを2としている。ここで、この出力L
1は加減算回路の出力G1,G2に含まれる直流
成分に対応したものである。
したがつて、この出力L1を加減算回路(減算
器11,12)の出力G1,G2から減算する
と、その出力G1′,G2′は、 G1′=2cos(ωt−θ)−4 G2′=2sin(ωt−θ)−4 となり、コード板1の回転に伴なう直流分の変動
(sinθ+cosθの項)が除去されている。このため、
ハイパスフイルタ13,14は変動のない直流分
をカツトするだけとなるので、高次のフイルタを
必要としない。また、コード板1の速い回転速度
にまで測定を可能にするためには、高次のローパ
スフイルタ22を使用する必要があるが、従来使
用していた2つの高次のハイパスフイルタ(1
3,14)を1つのローパスフイルタ22と2つ
の低次のハイパスフイルタ13,14とに置き換
えることができるので、全体の構成を簡素化する
ことができる。
なお、上記の説明においては、ローパスフイル
タ22に導入する信号として、加算器7の出力C
1を利用した場合を例示したが、この信号はC1
に限られるものではない。例えば、C1と同様
に、(sinθ+cosθ)に相当する信号成分を含むも
のであれば、加算器8の出力C2を利用すること
もできる。また、受光アレイ2,3が、第2図に
示すように、ダミーの受光素子E1〜E4を有す
るものであれば、この出力を利用することもでき
る。
さらに、上記の説明においては、その光強度が
(sinωt+1)および(cosωt+1)で振幅変調さ
れた光源4,5と所定の位相関係に配置された受
光アレイ2,3とにより、コード板1に設けられ
た1つのスリツト例の変位(コード板1の回転角
θ)を測定する場合を例示したが、このときのス
リツト数をNとして、コード板1にもう1つの
(N−1)のスリツト列を設けるとともに、同様
の測定系によりその変位を同時に測定するように
構成すれば、コード板1の回転角θを1周に渡つ
てアブソリユートに測定することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のエンコーダで
は、前記第3図のごときエンコーダにおいて、加
減算回路内の演算信号の中からその加減算回路の
出力に含まれる直流分の変動に応じた信号を抽出
するローパスフイルタを付加し、このローパスフ
イルタの出力を加減算回路の出力から減算するよ
うにしているので、このローパスフイルタの出力
により加減算回路の出力からコード板の回転に伴
なう直流分の変動を予め除去することができ、高
次のハイパスフイルタを設けることなく位相信号
を抽出して、コード板の速い回転速度まで測定す
ることのできるエンコーダを簡単な構成により実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明のエンコーダの一
実施例を示す構成図、第3図および第4図は本願
出願人が特願昭62−70078号として出願している
エンコーダの一例を示す構成図である。 1……コード板、2,3……受光アレイ、4,
5……光源、6……光源ドライバ、7〜10……
加算器、11,12,23,24……減算器、1
3,14……ハイパスフイルタ、15,16……
コンパレータ、17,18……カウンタ、19,
20……ラツチ回路、21……シグナルプロセツ
サ、22……ローパスフイルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コード板の回転角に応じて位相が差動的に変
    化する2つの位相信号を発生するとともにこの位
    相信号における位相変化量を測定して前記コード
    板の回転角を算出するようにしたエンコーダにお
    いて、その光強度が(sinωt+1)および
    (cosωt+1)で振幅変調された第1および第2
    の光源と、この光源より出射された光を前記コー
    ド板を介して独立に受光するとともにそれぞれ光
    強度分布の1周期を4等分した幅を有する4つの
    受光素子よりなりその光強度の分布を基準として
    90°の整数倍にあたる位相差を持つように配置さ
    れた2つの受光アレイと、これら2つの受光アレ
    イを構成する各受光素子の出力から所定の位相関
    係にある出力同志を加減算する加減算回路と、こ
    の加減算回路の出力から前記第1および第2の光
    源の変調周波数に応じた周波数成分の位相信号を
    抽出するハイパスフイルタと、前記加減算回路内
    の演算信号の中からその加減算回路の出力に含ま
    れる直流分の変動に応じた信号を抽出するローパ
    スフイルタとを具備し、このローパスフイルタの
    出力を前記加減算回路の出力から減算するように
    してなるエンコーダ。
JP20547088A 1988-08-18 1988-08-18 エンコーダ Granted JPH0254115A (ja)

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