JPH0581695U - 光学分析用セル - Google Patents
光学分析用セルInfo
- Publication number
- JPH0581695U JPH0581695U JP2702792U JP2702792U JPH0581695U JP H0581695 U JPH0581695 U JP H0581695U JP 2702792 U JP2702792 U JP 2702792U JP 2702792 U JP2702792 U JP 2702792U JP H0581695 U JPH0581695 U JP H0581695U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- inner diameter
- optical analysis
- bottom portion
- quartz glass
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液切れが良く洗浄後のシミの発生を少なく
し、かつ、セル設置時の安定性を良好にし、また、作業
工程を簡略化し、機械的強度の強い光学分析用セルを提
供する。 【構成】 セル内径底部をザグリ加工により曲型3とし
たコ型石英ガラスに透光板5を設け、セル外側底部を角
型2に形成してなる光学分析用セル。
し、かつ、セル設置時の安定性を良好にし、また、作業
工程を簡略化し、機械的強度の強い光学分析用セルを提
供する。 【構成】 セル内径底部をザグリ加工により曲型3とし
たコ型石英ガラスに透光板5を設け、セル外側底部を角
型2に形成してなる光学分析用セル。
Description
【0001】
本考案は、分光光度計による医療分析等の光学分析用として用いられる光学分 析用セル、さらに詳しくは、セル内部の液溜りによるシミを防止し、かつ設置上 安定性の良い光学分析用セルに関する。
【0002】
従来より、光学分析用セルは、石英ガラスを板状に切り出し、各石英ガラス板 の接合部を研磨して洗浄後、該接合部を溶接してコ型に組み立て、アニール、研 摺後、さらにコ型を研磨し、次いで透光板を溶着して角型セルを得る(図5)。
【0003】 しかし、前記角型セルは、成型上セル内部も角型になるため、角部の水きりが 悪くセル内部に液溜りによるシミが生じやすい。
【0004】 また、石英ガラス容器において、底部の両面に丸みを設けたものも開示されて いる(特開昭55−66922号公報)。
【0005】
しかし、石英ガラスに丸みを設けるには、切りだした石英ガラスを、R形にあ わせた押棒に沿わせる形で、加熱し折り曲げるため、R部を高精度で制御するこ とが難しく、また、外側底部もまるみを帯び安定が悪く設置性に劣り、設置のた めにホルダーが必須になる場合がある(図6)。
【0006】 また、切りだした石英ガラス複数枚を組み合わせて用いるため、機械的強度に 劣る欠点がある。
【0007】 本考案は、液切れが良く洗浄後のシミの発生を少なくし、かつ、セル設置時の 安定性を良好にし、また、作業工程を簡略化し、機械的強度の強い光学分析用セ ルを提供することを目的とする。
【0008】
そこで、本考案者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、セ ル形状に合わせて、セル内径底部を曲型に制御し、内部に角部がなく、かつ外側 形状が角型にすれば、前記課題が解決できるとの知見を得て本考案を完成した。
【0009】 つまり、本考案は、角型石英ガラスブロックにザグリ加工を行い、内径底部を 丸型としたのち、切断してコ型として外側底部を角型に形成し、透光面となる2 面に透光板を溶着することによって、セル内径底部が曲型で、かつセル外側底部 が角型である光学分析用セルを得る。
【0010】
以下、分光光度セルの実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように300mm×300mm×45mmの角型石英ガラスブロッ ク4にダイヤホイールで10.0mmの光路幅になるようザグリ加工し、同時に 内径底部を曲型3になるように一体加工する。
【0011】 次いで、セル外形寸法に合わせてブロック4を12.5mm幅のコ型に切りだ し、洗浄、研磨、洗浄を行い、透光面となる2面に透光板5を溶着し、アニール 、研摺、研磨、洗浄により外寸12.5mm×12.5mm×45mm、内寸1 0.0mm×10.0mm×43.5mmの製品1を得る。
【0012】 このとき、曲部のRは0.1mmから制御可能であるが製品1の形状のセルで は、0.2mm以上が好ましく、2.5mmから5mmが使用性の点からさらに 好ましい。
【0013】 また、内径寸法Aと内径曲型底部の曲率半径Bの比率(B/A)は、セルの種 々の形状、用途に応じて任意に選択できるが、使用上から0.02〜0.5であ ることが好ましい。
【0014】 また、本考案をミクロセルに用いた実施例を図3に示す。ミクロセルでは、1 2.5mm幅×45mm高さのコ型切りだしに対して、細部の内径を4mm、R を2mmに構成した。
【0015】 なお、石英ガラス製の他に、測定波長帯や使用用途により白板ガラス製やパイ レックスガラスも利用することができ、また、透光面以外を黒色石英ガラス等を 用い、光学特性の異なるガラス同士を組み合わせたセルとして利用することもで きる。
【0016】 また、ザグリ加工時の条件を変えることで、得られるセル内面部を鏡面状とす ることが出来るので、図4に示すような一体成型とすることも出来る。
【0017】
セル内径底部が曲形なので、液切れが良く、洗浄後のシミの発生が少なくなり 、かつ、スポイト等による薬液の回収が容易になる。また機械によるザグリ加工 によるため、種々のセル形状や、用途に応じた内径底部の曲部の制御が高精度で 再現性よく行える。 また、セル外側底部が角型のため、セル設置時の安定性が良く、ホルダーを必 要としない。 さらに、ザグリ加工による一体成型のため、従来の方法が、それぞれの部材ご とに、洗浄、成型、アニール、研摺、研磨、洗浄を必要とし、これを溶着してい たが、この工程を大幅に省略することができ、作業工程が簡略化され、かつ、機 械的強度を損なうことがなく、破損しずらい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業工程を示す図。
【図2】本考案の断面図。
【図3】本考案をミクロセルに用いた図。
【図4】本考案の他の作業工程を示す図。
【図5】従来の角形セル。
【図6】従来の丸形セル。
1 光学分析用セル 2 外側角部 3 内径底部 4 石英ガラスブロック 5 透光板
Claims (3)
- 【請求項1】 セル内径底部をザグリ加工により曲型と
し、かつセル外側底部を角型に形成してなる光学分析用
セル。 - 【請求項2】 セル内径底部をザグリ加工により曲型と
したコ型石英ガラスに透光板を設け、かつ、セル外側底
部を角型に形成してなる光学分析用セル。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載において、内径底部
の曲部の曲率半径が内径に対して0.02〜0.5の比
率であることを特徴とする請求項1又は2記載の光学分
析用セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2702792U JPH0581695U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 光学分析用セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2702792U JPH0581695U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 光学分析用セル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581695U true JPH0581695U (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=12209596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2702792U Pending JPH0581695U (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 光学分析用セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0581695U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55158541A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-10 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | New optical cell |
JPS60200147A (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-09 | Toshiba Corp | 反応セルの製造方法 |
JPH0217426A (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-22 | Kiyouseki Seihin Gijutsu Kenkyusho:Kk | 液体試料用の分析セル |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2702792U patent/JPH0581695U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55158541A (en) * | 1979-05-28 | 1980-12-10 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | New optical cell |
JPS60200147A (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-09 | Toshiba Corp | 反応セルの製造方法 |
JPH0217426A (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-22 | Kiyouseki Seihin Gijutsu Kenkyusho:Kk | 液体試料用の分析セル |
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