JPH0581262U - Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器 - Google Patents

Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器

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JPH0581262U
JPH0581262U JP2269992U JP2269992U JPH0581262U JP H0581262 U JPH0581262 U JP H0581262U JP 2269992 U JP2269992 U JP 2269992U JP 2269992 U JP2269992 U JP 2269992U JP H0581262 U JPH0581262 U JP H0581262U
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JP
Japan
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refractory
main body
flange joint
scale
measuring instrument
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2269992U
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English (en)
Inventor
忠行 谷口
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0581262U publication Critical patent/JPH0581262U/ja
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】RH真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐
火物の残存量を定量的に測定して耐火物の修復時期の判
断が適正に行えるようにし、以って安定した操業を可能
とし、耐火物のコストダウンを図る。 【構成】パイプを十字架状に組み合わせた本体11の左
右の端部にフックを内向きにして進退可能に取付け、か
つ前後に伸びるパイプの手前側の端部にフック15を内
向きにして固定する。側面に目盛を付したスケール17
がパイプに摺動可能に嵌合し、矢状の接触子18が上下
に平行をなしてスケール17と一体に連結されている。
測定時には浸漬管を取り外した後のフランジ接手4より
接触子18を下部槽2内に挿入し、本体11を位置決め
固定したのち、接触子18を耐火物5に突き当たるまで
移動させ、目盛によりその移動量を読み取る。そして予
め測定しておいた耐火物が損耗する前の耐火物5の厚み
との差より耐火物の残存量を求める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、RH真空脱ガス処理槽の下部槽側壁の耐火物の残存量を測定する測 定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
RH真空脱ガス処理槽は図1に示すように、上部槽1と下部槽2と二本の浸漬 管3とより構成され、鍋内の溶鋼中に漬けた浸漬管3より吸い上げた溶鋼を槽内 の真空と接触させて真空精練し、これにより脱炭、脱ガス、脱酸、介在物の浮上 等を行って鍋内に戻すようになっており、槽内は通常、レンガよりなる耐火物で 内張りされている。
【0003】 RH真空脱ガス処理槽では上述するように、浸漬管3を通して溶鋼が環流し、 溶鋼と接触する下部槽内壁の耐火物5は、溶損によって次第にその厚みが減少す るが、溶損による損耗は、溶鋼の当たる浸漬管近くの下部槽内壁においてことに 激しく、そのまゝ放置しておくと、やがて鉄皮に孔があく漏鋼事故を招くように なる。
【0004】 そこで従来は、浸漬管近くの下部槽内壁の耐火物5の損耗の程度を、浸漬管3 の取換えに際し、フランジ継手4より浸漬管3を取外したとき、下部槽下端のフ ランジ継手4を通して下部槽側壁を観察することによって判断するか、過去の実 績より推測し、或いは下部槽の鉄皮温度を計測してその温度の上昇スピードから 推測し、損耗が一定量進行した時点で下部槽側壁の耐火物の修復工事を行ってい た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
下部槽側壁の耐火物の残存量は、上述するように従来、推測に頼っていたゝめ 、バラ付きが多く、損耗が予想以上に進行して操業中、耐火物が局部的に全て溶 損し、鉄皮に孔があく漏鋼事故が起きたり、残存量が必要以上にある場合でも使 用止めしたりし、そのため安定した操業ができなくなると共に耐火物のコストア ップを招いていた。
【0006】 本考案は、上記の問題を解消することを目的としてなされたもので、耐火物の 残存量を定量的に把握し、以って安定操業と耐火物のコストの低減を図ろうとす るものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本考案はそのため、耐火物の残存量を測定する計測器を提供しようとするもの で、浸漬管を取外した下部槽下端のフランジ継手に着脱可能で、かつ位置決めし て取着される本体と、本体にフランジ部の径方向に摺動可能に支持されるスケー ルと、スケールと一体で、上下方向に平行である接触子とよりなるものである。
【0008】
【作用】
浸漬管を取外したのち、接触子をフランジ部より下部槽内に挿入し、本体をフ ランジ継手に位置決めして取付ける。取付けは通常、接触子が損耗の最も激しい 箇所を向くように、接触子およびスケールが両フランジ継手の中心を通る線上で 外向きとなるようにして行われる。ついでスケール及び接触子を、接触子が下部 槽側壁の耐火物に当たるまで移動させ、その移動量をスケールより読み取る。移 動量の読み取りは、耐火物が溶損により損耗する前後において行われ、その差か ら測定箇所における耐火物の損耗量が算出され、残存量が求められる。 本体の取付けは、例えばフランジ継手を連結するためのボルトを通す孔を利用 してフランジ継手の一カ所にのみ取着されるようにしてもよいが、好ましくはフ ランジ継手に係脱可能に係止する係止部を三個ないしそれ以上設けてフランジ継 手に三ヵ所以上で取付けられるようにし、取付けによって芯出しが行われて接触 子及びスケールがフランジ継手の中心を通る線上に位置するようにし、更に好ま しくは、係止部が径方向に移動可能で、フランジ継手への係脱が容易にできるよ うに、またサイズの異なるフランジ部への取付けも行えるようにされる。
【0009】 なお接触子としては、例えばロッド、マッチ棒状、矢状のものなどが用いられ る。
【0010】
【実施例】
図2に示すように、パイプを十字架状に組合わせた本体11には、左右の端部 において、前後及び裏面に形成されるスリット12(図においては裏面に形成さ れるスリットのみが示してある)に摺動可能に嵌合するT形の摺動部(図示しな い)を有するフック14が互いに向き合うようにして下向きに突設され、各フッ ク14はスリット12の範囲内で左右に移動できるようにしてある。
【0011】 本体11にはまた、図3に示すように前後に伸びるパイプの手前側の端部に同 じく内向きのフック15が下方に突設され、裏面の先端側にスリット16が形成 されている。そして上記パイプに摺動可能に嵌合し、側面に目盛20を付したス ケール17(図4参照)と、これと上下に平行をなす矢状の接触子18とがスリ ット16を通って下向きに伸びるロッド19により連結され、スケール17及び 接触子18がスリット16の範囲内で前後に移動できるようになっている。
【0012】 本実施例の測定器は、以上のように構成され、図1に示すようなRH真空脱ガ ス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存量を測定するときには、浸漬管を取 外したのちの下部槽下端のフランジ継手4を通して下部槽内に接触子18を挿入 し、フック15が両フランジ継手4の中心を通る線上の外側寄りに位置するよう にして本体1をフランジ継手4に当てがったのち、先ずフック15をフランジに 引掛け(図6)、ついで各フック14を内向きに移動させてフランジに引掛ける 。この状態で図5に示すように、フック15が両フランジ継手4の中心を通る線 上に位置すると共に、両フック14がフランジ継手4の直径上に位置し、十字形 に交差する交点aがフランジ継手4の中心と一致する。すなわち交点aでフラン ジ継手4の芯出しが行われる。
【0013】 次にスケール17を図5の矢印方向に接触子18が下部槽側壁の耐火物5に突 き当たるまで移動させ、接触子18が耐火物5に突き当たったときを、フック1 5に付した矢印21が指す目盛20より読み取る。そして予め測定しておいた耐 火物が損耗する前の使用前における耐火物5の測定値との差より耐火物の損耗量 及び残存量を求める。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成され、次のような効果を奏する。 請求項1記載の測定器によれば、浸漬管を取り外したのちの下部槽下端のフラ ンジ部より接触子を下部槽内に挿入して位置決めし、接触子が耐火物に突き当た るまでの移動量の測定を耐火物が損耗する前後において行うことにより、耐火物 の損耗量や残存量が定量的に求められ、耐火物の修復時期の判断が適正に行える ようになるため、安定操業が可能となり、耐火物のコストダウンを図ることがで きる。
【0015】 請求項2記載の測定器によれば、フランジ継手の1ヵ所にのみ取付けることが できるようになるため、構造及び取付作業を比較的簡単にすることができる。 請求項3記載の測定器においては、フランジ継手への取付けと同時に芯出しを 行わせるようにすることができる。 請求項4記載の測定器においては,フックを移動させることにより、フランジ 継手への係脱が容易となり、サイズの異なるフランジにも適用することができる 。 請求項5記載の測定器においては、固定のフックをフランジ継手に係止させる ことにより、他の二つのフックがフランジ継手の直径上に位置するようになり、 本体の位置決めが容易となる。またフランジ継手への着脱も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 RH真空脱ガス処理槽の概略的な要部断面
図。
【図2】 本考案に係る測定器の底面図。
【図3】 同測定器の側面図。
【図4】 図3の部分拡大図。
【図5】 浸漬管を取外した下部槽下端のフランジ部に
本考案に係る測定器を取付けた状態を示す図。
【図6】 同状態における下部槽の部分断面図。
【符号の説明】
2・・・下部槽 3・・・浸
漬管 4・・・フランジ継手 5・・・耐
火物 11・・・本体 12、16
・・・スリット 14、 15・・・フック 17・・・
スケール 18・・・接触子 19・・・
ロッド 20・・・目盛

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RH真空脱ガス処理槽の下部槽側壁にお
    ける耐火物の残存量を測定する測定器であって、浸漬管
    を取外したのちの下部槽下端のフランジ継手に位置決め
    して着脱可能に取付けられる本体と、本体にフランジ部
    の径方向に摺動可能に支持されるスケールと、スケール
    と一体で、上下方向に平行である接触子とからなること
    を特徴とする測定器。
  2. 【請求項2】 本体はフランジ継手を連結するためのボ
    ルトを通す孔に取着される請求項1記載の測定器。
  3. 【請求項3】 本体にはフランジ継手に係脱可能に係止
    する係止部が三個以上設けられる請求項1記載の測定
    器。
  4. 【請求項4】 係止部はフランジ継手に外側より係脱可
    能に係止するフックで、本体に三か所、それぞれ径方向
    に移動可能に設けられる請求項3記載の測定器。
  5. 【請求項5】 係止部はフランジ継手に外側より係脱可
    能に係止するフックで、本体に三か所設けられ、そのう
    ちの二つは、一直線上において移動可能であり、他の一
    つは上記直線よりフランジ継手の半径に相当する長さだ
    け離れた箇所に固定される請求項3記載の測定器。
JP2269992U 1992-04-10 1992-04-10 Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器 Withdrawn JPH0581262U (ja)

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JP2269992U JPH0581262U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器

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JP2269992U JPH0581262U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器

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JPH0581262U true JPH0581262U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12090119

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JP2269992U Withdrawn JPH0581262U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 Rh真空脱ガス処理槽の下部槽側壁における耐火物の残存 量測定器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064385A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Mhi Environment Engineering Co Ltd 芯出治具、計測システム、及び計測方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008064385A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Mhi Environment Engineering Co Ltd 芯出治具、計測システム、及び計測方法

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Effective date: 19960801