JP2008064385A - 芯出治具、計測システム、及び計測方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芯出治具(20)は、灰溶融炉(1)の外殻構造(2)に対して位置決めされる基部(21)と、前記灰溶融炉の炉室(3)に配置されるように前記基部に支持される基準物体(25)とを具備している。したがって、外殻構造(2)に対して位置決めされて炉室(3)に配置される基準物体(25)を基準として、炉室壁(4、5、6)の現実の損耗量を光学的計測技術を利用して求めることが可能となる。
【選択図】図1B
Description
ステップS1は、灰溶融炉1を新設し、又は既設灰溶融炉1の炉室壁4〜6の補修をした後、灰溶融炉1を灰溶融処理に使用する前に実行される。
ステップS2は、灰溶融炉1を灰溶融処理に使用した後に実行される。灰溶融処理により炉室壁4〜6が損耗するため、炉室壁面4a’〜6a’が露出する。
記憶部44は、記憶していた損耗前炉室壁面三次元CAD実測データ56を損耗前炉室壁面三次元CADデータ61として出力する。
図9に示されるように、出力部47は、三次元ビューワ画像81を表示することが可能な画面47aを備えている。画像データ生成部46は、三次元ビューワ画像81を表示させるための画像データ63を損耗量分布データ62から生成する。画像データ63は、画面47a上の位置pの各々に対して色の濃淡Cを対応付けている。画像データ生成部46は、三次元ビュ−ワ画像のデータを生成するための規則にしたがって位置Pから位置pを求め、所定の規則にしたがって損耗量Dから濃淡Cを求める。
2…外殻構造
3…炉室
4…天井壁
4a、4a’…天井壁面
5…側壁
5a、5a’…側壁面
6…炉底壁
6a、6a’…炉底壁面
7…電極貫通口
8…内筒部
9…炉底電極
10…出滓口
11…フランジ
11a…上面
12、13、14…位置決め用部材
12a、13a、14a…位置決め面
15…灰投入口
16…マンホール
20…芯出治具
21…基部
21a…主平面
21b、21c、21d…側面
22…ボルト
23…ナット
24…リブ
24a、24b、24c…端縁
25…基準物体
25a…表面
26…第1ポール
27…第2ポール
27a、27b…ねじ穴
28…ブラケット
28a…ポール貫通穴
28b、28c…ねじ穴
29…六角スタッド
30…六角穴付き全ねじ
31、32…ボール
32a…ねじ穴
33…センター部
40…計測システム
41…計測部
42…座標基準点算出部
43…三次元CADデータ生成部
44…記憶部
45…損耗量分布算出部
46…画像データ生成部
47…出力部
47a…画面
48…位置指定部
49…検出部
50…三次元CADシステム
51…照射光
52…反射光
53…損耗前炉室壁面点群データ
54、58…基準物体点群データ
55、59…座標基準点データ
56…損耗前炉室壁面三次元CAD実測データ
57…損耗後炉室壁面点群データ
60…損耗後炉室壁面三次元CADデータ
61…損耗前炉室壁面三次元CADデータ
62…損耗量分布データ
63、64…画像データ
65…対応データ
66…位置指定データ
67…数値データ
68…損耗前炉室壁面三次元CAD設計データ
69…指令
70、70’…座標基準点
81…三次元ビューワ画像
81a…天井壁面表示領域
81b…側壁面表示領域
81c…炉底壁面表示領域
82…カーソル
83…損耗量表示領域
84…天上壁面オルソ画像
85…側壁面オルソ画像
86…炉底壁面オルソ画像
Claims (11)
- 灰溶融炉の外殻構造に対して位置決めされる基部と、
前記灰溶融炉の炉室に配置されるように前記基部に支持される基準物体と
を具備する
芯出治具。 - 前記炉室の天井には、前記灰溶融炉の上側へ貫通する貫通穴が設けられ、
前記基部は、前記外殻構造に対して位置決めされた状態で上を向く平面を備え、前記状態において前記貫通穴の上方に配置され、
前記基準物体は、前記基部から前記平面が向いている方向の逆方向に延びる第1ポールと、前記第1ポールに垂直となるように前記第1ポールに取り付けられる第2ポールと、前記第1ポールの所定の位置に取り付けられるボールとを備え、
前記第1ポールは前記平面に垂直である
請求項1の芯出治具。 - 前記第1ポールの前記基部側の部分に設けられた複数のリブを具備し、
前記複数のリブは、前記第1ポールを軸とする放射状に配置され、
前記複数のリブの各々は、前記基部に接合した基部側端縁と、前記第1ポールに接合した第1ポール側端縁と、前記第1ポールの反対側に配置された外側端縁とを備え、
前記外側端縁は、前記第1ポールを中心軸とする仮想的な円錐面上に配置され、
前記円錐面は、前記逆方向に向かって狭くなる
請求項2の芯出治具。 - 前記基準物体は3つのボールを備え、
前記3つのボールは、仮想的な三角形が有する3つの頂点に配置される
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の芯出治具。 - 前記基準物体は塗装されている
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の芯出治具 - 灰溶融炉の炉室壁の損耗前の表面を第1座標基準点を基準として表す損耗前表面三次元CADデータを記憶する記憶部と、
前記炉室壁が損耗して露出した損耗後の表面上の第1点群の第1座標系における三次元位置を示す第1点群データを前記第1点群からの反射光に基づいて収集し、前記灰溶融炉の炉室に配置された基準物体の表面上の第2点群の前記第1座標系における三次元位置を示す第2点群データを前記第2点群からの反射光に基づいて収集する計測部と、
前記第2点群データから第2座標基準点を求める座標基準点算出部と、
前記第1点群データから、前記損耗後の表面を前記第2座標基準点を基準として表す損耗後表面三次元CADデータを生成する三次元CADデータ生成部と、
前記損耗前表面三次元CADデータ及び前記損耗後表面三次元CADデータから前記炉室壁の損耗量の分布を算出する損耗量分布算出部と、
前記分布を濃淡分布として示す画像の画像データを生成する画像データ生成部と
を具備し、
前記炉室に配置された前記基準物体を支持する基部は、前記灰溶融炉の外殻構造に対して位置決めされ、
前記第1座標基準点は、前記外殻構造を基準として定められる
計測システム。 - 前記画像データ生成部は、前記炉室壁の天井壁面、側壁面、又は炉底壁面のいずれかのオルソ画像としての前記画像の前記画像データを生成する
請求項6の計測システム。 - 前記画像と、カーソルとを表示する画面を備えた出力部と、
検出部と
を具備し、
前記画像データ生成部は、前記炉室壁上の第1位置における前記損耗量を表す濃淡情報が表示される前記画面上の第2位置と、前記第1位置における前記損耗量を示す数値とを対応させた対応データを生成し、
前記検出部は、前記対応データから、前記カーソルが指定する前記第2位置としてのカーソル指定位置と対応された前記数値としての第1数値を検出し、
前記出力部は、前記第1数値を前記画面に表示する
請求項6又は7の計測システム。 - 前記炉室壁は、天井壁、側壁、炉底壁のいずれかである
請求項6乃至8のいずれか1項に記載の計測システム。 - 灰溶融炉の炉室壁の損耗前の表面を第1座標基準点を基準として表す損耗前表面三次元CADデータを取得するステップと、
前記炉室壁が損耗して露出した損耗後の表面上の第1点群の第1座標系における三次元位置を示す第1点群データを前記第1点群からの反射光に基づいて収集し、前記灰溶融炉の炉室に配置された基準物体の表面上の第2点群の前記第1座標系における三次元位置を示す第2点群データを前記第2点群からの反射光に基づいて収集するステップと、
前記第2点群データから第2座標基準点を求めるステップと、
前記第1点群データから、前記損耗後の表面を前記第2座標基準点を基準として表す損耗後表面三次元CADデータを生成するステップと、
前記損耗前表面三次元CADデータ及び前記損耗後表面三次元CADデータから前記炉室壁の損耗量の分布を算出するステップと、
前記分布を濃淡分布として示す画像の画像データを生成するステップと
を具備し、
前記炉室に配置された前記基準物体を支持する基部は、前記灰溶融炉の外殻構造に対して位置決めされ、
前記第1座標基準点は、前記外殻構造を基準として定められる
計測方法。 - 前記炉室壁は、天井壁、側壁、炉底壁のいずれかである
請求項10の計測方法。
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