JPH0581229U - パップ剤 - Google Patents
パップ剤Info
- Publication number
- JPH0581229U JPH0581229U JP2281692U JP2281692U JPH0581229U JP H0581229 U JPH0581229 U JP H0581229U JP 2281692 U JP2281692 U JP 2281692U JP 2281692 U JP2281692 U JP 2281692U JP H0581229 U JPH0581229 U JP H0581229U
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- Japan
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- poultice
- plaster
- film
- vapor
- adhesive
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パップ剤に塗布した薬効成分の揮散を防止
し、長期間薬効を持続できるパップ剤に関する。 【構成】 基布の一方の面に粘着層を設け、他方の面に
薬剤などの膏体を塗布したパップ剤において、該膏体塗
布層の表面に接着層を介して蒸着ポリエチレンテレフタ
レ-トフイルム又はアクリルフイルムからなる拡散防止
層を貼着すると共に、前記粘着面上にセパレ-タ-を積層
したパップ剤である。
し、長期間薬効を持続できるパップ剤に関する。 【構成】 基布の一方の面に粘着層を設け、他方の面に
薬剤などの膏体を塗布したパップ剤において、該膏体塗
布層の表面に接着層を介して蒸着ポリエチレンテレフタ
レ-トフイルム又はアクリルフイルムからなる拡散防止
層を貼着すると共に、前記粘着面上にセパレ-タ-を積層
したパップ剤である。
Description
【0001】
本考案は、パップ剤に関し、特に、パップ剤に塗布した薬剤の薬効成分の揮散 を防止したパップ剤に関する。
【0002】
サルチル酸メチル、l-メント−ル、dl-カンフル等の薬剤を混和した膏体を 基布に塗布し、これを患部に貼付た膏薬はパップ剤と称され広く市販されている 。しかし、通常使用されているパップ剤の多くは、ネル、不織布等の基布の一方 の面に粘着層を設け、他方の面に薬剤などの膏体を塗布し、前記粘着面をセパレ −タで覆い、不使用時に粘着面相互が粘着するのを防止し、使用に際してはセパ レ−タを剥離し患部に貼着している。
【0003】 通常、パップ剤として求められる品質を挙げる次のとおりである。 (1)使用した薬剤の効果が高いこと、 (2)使用した薬剤の効果の持続時間が長いこと、 (3)パップ剤が体にフィットして違和感がないこと、 (4)パップ剤の基布が伸縮性を有すること、 (5)パップ剤の膏体が皮膚に対してやさしいこと(かぶれないこと) しかして、上記(3)及び(4)の点については、基布として、例えば伸縮性 のあるネル、不織布等の布を使用している。また、上記(1)および(2)につ いては、流通・保管の段階で包装材に薬効成分が吸着されないように、例えばセ ロファン、PVCフイルム、PVDCフイルム等の非吸着材料で包装する等の工 夫が施されている。しかしながら、基布が通気性のためパップ剤の使用段階にお いて、パップ剤の薬効成分中揮散しやすい成分が揮散し、その結果、薬効成分を 長期間保持することはできないという欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 そこで、本考案者はパップ剤の使用段階においても薬効成分の揮散を防止し、 薬効持続時間の長いパップ剤を提供すべく種々検討した結果、本考案を完成した もので、本考案の目的は、パップ剤に塗布した薬剤の薬効成分の揮散を防止した パップ剤を提供するにある。
【0005】
本考案の要旨は、基布の一方の面に粘着層を設け、他方の面に薬剤などの膏体 を塗布したパップ剤において、該膏体塗布層の表面に接着層を介して蒸着ポリエ チレンテレフタレ-トフイルム又はアクリルフイルムからなる拡散防止層を貼着 すると共に、前記粘着面上にセパレ-タ-を積層したパップ剤である。
【0006】 すなわち、本考案においては、パップ剤の表面に接着層を介して蒸着ポリエチ レンテレフタレ-トフイルム又はアクリルフイルムよりなる拡散防止層を設け、 これによって膏体の薬効成分は患部に作用し、外部に揮散するのを防止する。 しかして、本考案においては体にフィットする為に基布として不織布、ネルの ような伸縮性のある布を用いることが好ましく、また、拡散防止層は薬効成分の 外部への揮散を防止すると共に汗等の蒸発をも阻止するので蒸れ易く、これを防 止するために拡散防止層として使用するフイルムに微細孔を設けることが好まし い。
【0007】 本考案にかかるパップ剤を図面を持って更に具体的に説明する。図1はパップ 剤の断面を示す。図1において、基布1の一方の粘着層2のある面にセパレ−タ 3を貼着し、他方の面には膏体の塗布層4を形成する。本考案においては該膏体 塗布層4表面に接着剤を介して蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフイルム(PE Tフイルム)またはアクリルフイルムの拡散防止層5を積層する。
【0008】 本考案において使用する膏体は従来使用されているものと異ならず、サルチル 酸メチル、l-メント−ル、dl-カンファ等を薬剤成分とするものである。そし て、これを塗布する基布は伸縮性の或るものが好ましく、不織布、ネル等が使用 される。また、膏体の塗布層表面に積層する蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフ イルム(PETフイルム)またはアクリルフイルムは厚さ4μから50μ程度の 物で、あまり厚すぎると体にフィットしにくく、違和感を生じる。要は膏体の薬 効成分が外部に揮散するのを防止できる程度の物であれば良い。 蒸着ポリエチレンテレフタレ−トフィルム(蒸着PETフィルム)としては、 Al蒸着PETフィルム、SiO蒸着PETフィルム或いはSiO2蒸着PET フィルムなどがあるが、価格及び操作性の点からAl蒸着PETフィルムが最も 適している。
【0009】
以上述べたたように、本考案においては、基布の膏体塗布層上に蒸着蒸着ポリ エチレンテレフタレ−トフイルム(PETフイルム)またはアクリルフイルムの 拡散防止層を積層することによって、パップ剤の使用中における薬効成分の外部 への揮散を防止し、その効力が急速に低下すること無く、長期間にわたり持続す ることが出来る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるパップ剤の断面図である。
1 基布 2 粘着層 3 セパレ−タ 4 膏体塗布層 5 拡散防止層
Claims (1)
- 【請求項1】 基布の一方の面に粘着層を設け、他方の
面に薬剤などの膏体を塗布したパップ剤において、該膏
体塗布層の表面に接着層を介して蒸着ポリエチレンテレ
フタレ-トフイルム又はアクリルフイルムからなる拡散
防止層を貼着すると共に、前記粘着面上にセパレ-タ-を
積層したパップ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2281692U JPH0581229U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パップ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2281692U JPH0581229U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パップ剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581229U true JPH0581229U (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=12093218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2281692U Pending JPH0581229U (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パップ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0581229U (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP2281692U patent/JPH0581229U/ja active Pending
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