JPH0581193A - システムバスリセツト方法および計算機システム - Google Patents

システムバスリセツト方法および計算機システム

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JPH0581193A
JPH0581193A JP3239465A JP23946591A JPH0581193A JP H0581193 A JPH0581193 A JP H0581193A JP 3239465 A JP3239465 A JP 3239465A JP 23946591 A JP23946591 A JP 23946591A JP H0581193 A JPH0581193 A JP H0581193A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 システムバスリセット方法に関し、バスハン
ドラから各モジュールに通知する異常信号により、各モ
ジュール内のシステムバスクロック信号で動作する部分
を、外部からクロックパルスを読み込むことなく、リセ
ットできるようにする。 【構成】 バスハンドラ13からエラー信号が出力され
る場合に、バスハンドラ13からシステムバス15を介
してモジュール11にクロック13aからのシステムバ
スクロック信号とともに異常検出回路13cからのエラ
ー信号を出力させ、エラー信号によりモジュール11の
バスコントローラ11dに設けられたシステムバス制御
部113dをリセットさせて、システムバス15を安定
にリセットさせ、エラー信号をシステムバスクロック信
号に同期させて、エラー信号の出力をモジュール11に
システムバスクロック信号が安定して供給される時間継
続させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各々が独立したクロッ
クで動作する複数のモジュールが、やはり独立したクロ
ックで動作するシステムバスに接続されるシステムにお
けるシステムバス部分のリセット方法およびそれを実現
する計算機システムであって、特にシステムバスを制御
するバスハンドラを活電状態(電源が入った状態)のま
ま抜き差しする必要がある場合に有効なシステムバスリ
セット方法および計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、システムの無停止化に対するニー
ズが強く、システムの主要な部分を冗長化することによ
って、システム内の一部が故障してもシステム全体が停
止しないで済むように構成される。しかしながら、その
故障部分をそのままにしておけば、その部分が冗長化さ
れていないことになり、無停止を保証することが難しく
なる。
【0003】長期にわたるシステムの無停止は、故障検
出→代替機能への切替え→故障部分の交換→復旧の繰り
返しで実現される。従って、システムは構造的に交換が
可能なモジュールで構成され、各機能モジュールが冗長
化される。さらに(1つのオシレッタがシステム各部に
クロック供給する形態では、そのオシレッタ一カ所の故
障で致命傷となるため)各モジュールは各自で専用のク
ロックを有してモジュール単位の動作を保証し、それら
のモジュール間はさらに別の専用クロックで動作するシ
ステムバスにより接続される。また、システムバスその
ものも冗長化される。
【0004】無停止化の例として、例えば、あるモジュ
ールの一部が故障した場合は、ソフトウェアが異常を検
出し、その処理を冗長化された別のモジュールが引き継
ぐことによって、システムとしては動作を停止させずに
済む。その間にシステムがモジュールの故障を通知し、
交換を促す。オペレータが故障したモジュールを引き抜
き、新しいモジュールを挿入することによりソフトウェ
アがそのモジュールを再度システムに組み込む。各モジ
ュールおよびシステムバスは専用クロックを有している
ので、故障モジュールを抜いても他への影響はない。
【0005】システムバスを制御するモジュールが故障
した場合は、そのシステムバス全体が動作不能になる。
この場合、ソフトウェアはそのシステムバスの使用をた
だちに停止し、別のバスを使用して運用を継続し、同時
に故障したモジュールの交換をオペレータに促す。オペ
レータが故障モジュールを引き抜き、新しいモジュール
を挿入することによりソフトウェアがそのモジュールを
再度組み込み復旧させる。他系のシステムバスおよびモ
ジュールは専用のクロックを有しているので、故障モジ
ュールの引き抜きによって他のクロックが停止すること
はない。
【0006】活電状態のままモジュールの交換作業を可
能とするシステム、すなわちシステムの主要部分が冗長
化され、構造的にも活電状態で交換でき、なおかつ各モ
ジュールが独立して動作できるように専用のクロックを
有する構造のシステムにおいては、システムバスを制御
するバスハンドラが正常に復旧するまでの間も、システ
ムは常に活電状態にあり、他のモジュールは動作し続け
ているので、バスハンドラの故障あるいは交換作業によ
る過渡的な現象によりモジュールの誤動作を招いたり、
最悪素子破壊を引き起こす可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、活電状態のままモジュールの交換作業をしようと
するシステムでは、システムバスを制御するバスハンド
ラが正常に復旧するまでの間もシステムは常に活電状態
にあり、他のモジュールは動作継続中で、バスハンドラ
の故障あるいは交換作業による過渡的な現象により、モ
ジュールの誤動作を招いたり、最悪素子破壊を引き起こ
すことがあるという問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の技術における問題点を
解消するためのものであり、このために設定する課題
は、バスハンドラから各モジュールに、バスハンドラの
異常を通知する異常信号を供給し、その異常信号によ
り、各モジュール内のシステムバスクロック信号で動作
する部分を、外部からクロックパルスを読み込むことな
く、リセットすることができるようにしたシステムバス
リセット方法および計算機システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
できるようにするため、図1に示すように、計算機シス
テムを構成する。ここに、システムバスリセット方法に
おいては、バスハンドラ13からエラー信号が出力され
る場合に、該バスハンドラ13からシステムバス15を
介してモジュール11にクロック13aからのシステム
バスクロック信号とともに異常検出回路13cからのエ
ラー信号を出力させ、該エラー信号により前記モジュー
ル11のバスコントローラ11dに設けられたシステム
バス制御部113dをリセットさせて、前記システムバ
ス15を安定にリセットさせ、前記エラー信号を前記シ
ステムバスクロック信号に同期させて、前記エラー信号
の出力を前記モジュール11に前記システムバスクロッ
ク信号が安定して供給される時間につき継続させ、その
後に前記エラー信号の出力を停止させることを特徴とす
る。
【0010】また、計算機システムにおいては、モジュ
ール内部専用の内部クロック信号を出力するクロック1
1aと、該クロック11aからの内部クロック信号と異
なるクロック信号によって動作するための同期をとる同
期化回路112dおよびシステムバスクロック信号で動
作してデータ転送を制御するシステムバス制御部113
dを有するバスコントローラ11dを具備するモジュー
ル11と、該モジュール11の前記クロック11aとは
独立に動作してシステムバスクロック信号を出力するク
ロック13aと、前記モジュール11からのバス使用権
の調停を行うアービトレーション制御部13bと、エラ
ー信号を出力して自装置のリセット状態や障害をモジュ
ール側に通知する異常検出回路13cとを具備するバス
ハンドラ13と、前記モジュール11と前記バスハンド
ラ13との間を接続するシステムバス15とを備え、前
記バスハンドラ13からエラー信号が出力される場合、
前記システムバス15を介して前記モジュール11にシ
ステムバスクロック信号とともにエラー信号を出力さ
せ、前記モジュール11がエラー信号をリセット信号と
して利用し、エラー信号によりシステムバス制御部11
3dをリセットさせて、前記システムバス15を正常に
リセットさせることを特徴とする。
【0011】さらにまた、計算機システムにおいては、
システムバス15によって接続された2つ以上のモジュ
ール11,12と2つ以上のバスハンドラ13,14と
を備え、各モジュール11,12には専用の内部クロッ
ク信号を出力するクロック11a,12aと、前記バス
ハンドラ13,14の個数に合わせて設けたバスコント
ローラ11d,11e,12d,12eとを具備し、各
バスコントローラ11d,11e,12d,12eには
前記クロック11a,12aからの内部クロック信号と
異なるクロック信号によって動作するための同期をとる
同期化回路112d,112e,122d,122eお
よびシステムバスクロック信号で動作しデータ転送を制
御するシステムバス制御部113d,113e,123
d,123eを具備させるとともに、各バスハンドラ1
3,14には前記モジュール11,12の前記クロック
11a,12aとは独立に動作してシステムバスクロッ
ク信号を出力するクロック13a,14aと、前記モジ
ュール11,12からのバス使用権の調停を行うアービ
トレーション制御部13b,14bと、エラー信号を出
力して自装置のリセット状態や障害をモジュール側に通
知する異常検出回路13c,14cとを具備し、前記シ
ステムバス15には前記モジュール11,12内に設け
られている前記バスコントローラ11d,11e,12
d,12eの各1つを前記バスハンドラ13,14の各
1つに対応させて接続するシステムバス15a,15b
を有し、いずれかのバスハンドラ13または14からエ
ラー信号が出力される場合には、他系のシステムバス1
5bまたは15aで処理を継続させるとともに、エラー
信号を出力した前記バスハンドラ13または14に接続
されている前記バスコントローラ11d,12dまたは
11e,12eではエラー信号によりシステムバス制御
部113d,123dまたは113e,123eをリセ
ットさせて、前記システムバス15aまたは15bを正
常にリセットさせることを特徴とする。
【0012】また、他のシステムバスリセット方法にお
いては、システムバス15と、該システムバス15に接
続された処理装置であるところのモジュール11と、前
記システムバス15の制御を行うバスハンドラ13を備
えてなる計算機システムにおいて、前記モジュール11
には前記システムバス15を接続して前記バスハンドラ
13と同期して動作する接続部113dを有し、該接続
部113dの動作クロックは前記バスハンドラ13から
供給されるものであって、前記バスハンドラ13に設け
られた異常検出回路13cでエラーが検出された時は、
該エラー信号を前記接続部113dに送り、前記エラー
信号により前記接続部113dをリセットすることを特
徴とする。
【0013】そして、このシステムバスリセット方法に
おいては、前記接続部113dのリセット後、前記エラ
ー信号を前記動作クロック信号に同期させて、前記接続
部113dに前記エラー信号の出力を、前記動作クロッ
クが安定して供給される時間につき継続して出力し、そ
の後に前記エラー信号の出力を停止させることも特徴と
する。
【0014】
【作用】このように構成したことにより、システムバス
リセット方法においては、システムバスクロック信号を
出力しているバスハンドラ13が異常を検出した場合
に、そのバスハンドラ13からシステムバス15を介し
てモジュール11に前記システムバスクロック信号とと
もに異常検出回路13cからのエラー信号を出力させ、
そのエラー信号によりモジュール11のバスコントロー
ラ11dに設けられたシステムバス制御部113dをリ
セットさせ、モジュール11を正常に停止させるととも
にシステムバス15を安定にリセットさせ、またエラー
信号を前記システムバスクロック信号に同期させて、エ
ラー信号の出力をモジュール11にシステムバスクロッ
ク信号が安定して供給される時間につき継続させ、その
後にエラー信号の出力を停止させるので、電源投入時お
よびバスハンドラ13の故障〜交換〜復旧に至るまでの
間、システムバス15を確実にリセットし、誤動作や素
子破壊を防止する。
【0015】計算機システムにおいては、クロック11
aからの内部クロック信号によって動作するモジュール
11において、バスコントローラ11dでは内部クロッ
ク信号と異なるシステムバスクロック信号の同期を同期
化回路112dによってとり、システムバス制御部11
3dがバスハンドラ13からシステムバス15を介して
送られてきたシステムバスクロック信号によって動作で
きるようにする。
【0016】一方、バスハンドラ13においては、クロ
ック13aがモジュール11のクロック11aとは独立
に動作してシステムバスクロック信号を出力し、アービ
トレーション制御部13bがモジュール11からのバス
使用権の調停を行い、異常検出回路13cが自装置のリ
セット状態や障害を検出した場合にはエラー信号を出力
して、システムバス15を介してモジュール側にその旨
通知する。
【0017】バスハンドラ13からエラー信号が出力さ
れる場合、システムバス15を介してモジュール11に
システムバスクロック信号とともにエラー信号を出力さ
せると、モジュール11のバスコントローラ11dに入
力したエラー信号がシステムバス制御部113dをリセ
ットさせて、モジュール11を正常に停止させ、システ
ムバス15を安定にリセットさせる。
【0018】また、別の計算機システムにおいては、シ
ステムバス15によって接続された2つ以上のモジュー
ル11,12と2つ以上のバスハンドラ13,14とが
備えられており、システムバス15にはモジュール1
1,12内に設けられているバスコントローラ11d,
11e,12d,12eの各1つをバスハンドラ13,
14の各1つに対応させて接続するシステムバス15
a,15bを有しているため、動作中のバスハンドラ1
3または14において異常が検出される等の理由により
エラー信号が出力される場合には、異常検出回路13c
または14cからエラー信号を出力して通知すると、他
系のシステムバス15bまたは15aで処理を継続させ
る。
【0019】これに並行して、エラー信号を入力した各
バスコントローラ11d,12dまたは11e,12e
では、エラー信号によりシステムバス制御部113d,
123dまたは113e,123eをリセットして、各
バスコントローラ11d,12dまたは11e,12e
を正常に停止させるとともにシステムバス15aまたは
15bを安定にリセットさせる。
【0020】これにより、常にシステムが稼働状態を保
つことができ、また、システムを停止させず、活電状態
のままで、異常が生じたバスハンドラ13または14の
安全な交換あるいは修理が可能になる。また、他のシス
テムバスリセット方法においては、バスハンドラ13か
ら接続部113dの動作クロックが供給され、バスハン
ドラ13に設けられた異常検出回路13cでエラーが検
出されると、接続部113dにシステムバス15を介し
て異常検出回路13cからのエラー信号を送り、そのエ
ラー信号により接続部113dをリセットして、システ
ムバス15を安全にリセットさせる。
【0021】そして、このシステムバスリセット方法に
おいては、バス接続部113dのリセット後に、エラー
信号を動作クロック信号に同期させて、動作クロックが
安定して供給される時間につき、バス接続部113dに
エラー信号を継続して出力し、その後にエラー信号の出
力を停止させ、システムバス15の起動を容易にさせ
る。
【0022】
【実施例】本発明における以下の実施例では2つのモジ
ュールと2つのバスハンドラをシステムバスで接続した
場合について説明する。図2は第一実施例におけるシス
テムの構成を示す図である。ここに、21,22はモジ
ュール(MODULE)であって、それぞれモジュール番号0
(#0)のものと、モジュール番号1(#1)のものを
示す。23,24はシステムバスハンドラ(SBH)で
あって、それぞれシステムバスハンドラ番号0(#0)
のものと、システムバスハンドラ番号1(#1)のもの
を示す。25はシステムバスであって、システムバスハ
ンドラ23とモジュール21,22との間を接続するバ
ス26およびシステムバスハンドラ24とモジュール2
1,22との間を接続するバス27からなる。
【0023】モジュール21(22)には、そのモジュ
ール内の各部にクロックパルスを出力する内部クロック
(OSC)21a(22a)と、モジュール内の各部を
制御するマイクロプロセッサ(MPU)21b(22
b)と、処理プログラムやデータを記憶するローカルメ
モリ(LSU)21c(22c)と、システムバス25
のバス26によってシステムバスハンドラ23と接続す
るための制御をするバスコントローラ(BC#0)21
d(22d)と、システムバス25のバス27によって
システムバスハンドラ24と接続するための制御をする
バスコントローラ(BC#1)21e(22e)と、マ
イクロプロセッサ21b(22b)とバスコントローラ
21d(22d)または21e(22e)との間の調整
を行うアービタ(ABT)21f(22f)とを具備す
る。
【0024】システムバスハンドラ23(24)には、
システムバスハンドラ自身およびシステムバス全体に供
給するクロックパルスを出力するクロック(OSC)3
1−0(31−1)と、システムバスのアービトレーシ
ョンを制御するアービトレーション制御部32−0(3
2−1)と、システムバスハンドラ自身のリセット状態
(iRST信号オンの状態)、アービトレーション制御
部32−0(32−1)からの制御信号のパリティエラ
ー、バス使用要求/許可に関するエラー等の異常を検出
し、エラー信号を出力する異常検出回路(ERROR CHECK
)33−0(33−1)とを具備する。(システムバ
スハンドラ23または24に係わる以後の説明では、ハ
イフン以下の副番号を、混同の恐れがないかぎり省略す
る)また、システムバスハンドラ23(24)には、図
3に示すように、以上の回路の他、アービトレーション
制御部32および異常検出回路33に直接的または間接
的に接続される以下のような回路を設ける。
【0025】バス使用要求/許可系には、バス使用要求
(ローおよびハイ)信号が入力されるとラッチするラッ
チ回路41,42と、バス使用許可マスタ信号をラッチ
するラッチ回路43と、バス使用許可マスタ信号が出て
からバス使用要求(ローおよびハイ)信号が落とされて
いるかチェックして落とされていない場合、システムバ
スハンドラ自身が出したバス使用許可マスタ信号が複数
あることを検出した場合、またはバス使用要求信号を受
けていないにもかかわらずバス使用許可マスタ信号を出
した場合等にエラーであるとして信号出力するチェック
回路44と、ラッチ回路41および42の各出力信号の
うち優先度の高い信号を出力させる優先度選択回路53
と、優先度選択回路53およびラッチ回路43の出力信
号をまとめてバス使用許可マスタ信号を出力するマルチ
プレクサ52とを設ける。
【0026】データ転送系には、SDB(システムデー
タバス)からのDID(送り先モジュールID),SI
D(転送元モジュールID)を一時保持するレジスタ、
ラッチ回路またはフリップフロップ等からなる保持回路
45,46と、SDBから送られてきた信号のパリティ
チェックを行うチェック回路47と、TB(タグバス)
から送られてきた信号のパリティチェック、スタート
(始点)およびコンプリート(終点)をチェックするチ
ェック回路48と、バス使用要求ローの抑止信号を一時
保持するレジスタ、ラッチ回路またはフリップフロップ
等からなる保持回路49と、SIDをデコードするデコ
ーダ51aと、DIDをデコードしてBGRS(バスグ
ラントスレーブ)信号を出力するデコーダ51bとを設
ける。
【0027】応答系には、応答信号を生成して出力する
レスポンスライン信号発生器54を設ける。エラー信号
系には、電圧検出回路およびフリップフロップ等を有
し、リセット信号を生成して出力するリセット信号生成
回路55等を設ける。各信号の入出力に対してはドライ
バ56またはレシーバ57を介して行う。
【0028】モジュール21(22)に設けられるバス
コントローラ21d(22d)の詳細は、図4に示すよ
うに構成する。ここには、バスコントローラ内部の内部
バスにおけるデータ転送を制御する内部バス制御部61
−21(61−22)と、システムバス25とのデータ
転送を制御するとともに、システムバスハンドラ23
(24)からのエラー信号を入力すると、後述の68,
75を含む、状態を保存する全フリップフロップのリセ
ット端子に入力させてリセットさせ、接続しているシス
テムバス26(27)を正常かつ安定にリセットさせる
システムバス制御部62−21(62−22)と、内部
バス制御部61−21(61−22)とシステムバス制
御部62−21(62−22)との間で制御信号を送受
する同期化回路63−21(63−22)とを具備す
る。(バスコントローラ21dまたは22dに係わる以
後の説明では、ハイフン以下の副番号を、混同の恐れが
ないかぎり省略する) また、システムバス制御部62には、バッファ66,6
7,71,72,73,74、フリップフロップ68,
75等が直接的または間接的に接続される。出力信号用
のバッファ67,72,74に対してはドライバ76が
仲介し、入力信号用のバッファ66,71,73および
リセット信号とクロック信号の入力配線にはレシーバ7
7が仲介する。
【0029】システムバス上における各信号の接続状態
を、図5に、各モジュール21,22のバスコントロー
ラ21d,22dとシステムバスハンドラ23との間に
おける接続例として例示する。システムバス25の各信
号は活電状態におけるモジュール交換を考慮して、それ
ぞれの信号線ごとに終端抵抗(LT)やプルアップ(P
U)(またはプルダウン(PD))抵抗が適所に配置さ
れる。各モジュール21,22の双方向バスであるSD
B(システムデータバス),TB(タグバス),RLN
(レスポンスライン)は終端抵抗81によって両終端さ
れる。これはオープン反射によるノイズの発生とアイド
ル時(どれもドライブされない時)の電気的レベルの確
定にあり、それぞれSDB,TB,RLNは双方向バス
であることからドライバの位置が定まらないため両終端
される。このため、SDB,TB,RLNの終端抵抗8
1は、モジュール21,22の存在にかかわらず設けら
れていなければならないので、システムバス25に固定
され、交換は許されない。
【0030】つぎに、BRQ(H/L)はシステムバス
ハンドラ23(24)と各モジュール21,22間で個
別に接続され、システムバスハンドラ23(24)内で
プルアップ抵抗82−21(82−22)が接続され
る。(システムバスハンドラ23または24に係わる以
後の説明では、ハイフン以下の副番号を、混同の恐れが
ないかぎり省略する)システムバスハンドラ23(2
4)内のプルアップ抵抗82はモジュール21または2
2が存在しない時に電気的レベルを確定させるのが目的
である。ここでプルアップとしたのは、BRQ(H/
L)が負論理(電気レベルがローでアサート)の場合で
あり、そのインタフェースが正論理(電気レベルがハイ
でアサート)の場合にはプルダウン抵抗が接続される。
このプルアップ抵抗82はシステムバスハンドラ23
(24)が存在しない時には意味がないため、システム
バスハンドラ23(24)内に実装される。これによ
り、プルアップ抵抗82まで交換対象になりシステムの
無停止化に寄与する。
【0031】SCLK(システムバスクロック信号)お
よびERROR(異常信号)は、システムバスハンドラ
23(24)からドライブされ、各モジュール21また
は22に接続される。これらの信号線、特にクロック信
号線は、オープン反射を考慮して終端抵抗83により終
端される。また、この終端はシステムバスハンドラ23
(24)が未実装時のレベル確定の役目も果たし、モジ
ュールの有無、数に依存しないようにシステムバス上に
実装される。これらは片方向伝送であり、片終端であ
る。従って、活電状態における交換はできない。
【0032】このように構成した実施例においては、図
6に示すように、通常はモジュール(#0)21のバス
コントローラ21dとモジュール(#1)22のバスコ
ントローラ22dとが使用され、システムバスハンドラ
23によってバス管理を行わせるものとすると、モジュ
ール21からモジュール22にデータを転送する場合、
マイクロプロセッサ21bは転送すべきデータをローカ
ルメモリ21c内に準備し、バスコントローラ21dに
転送開始を指示する。
【0033】指示を受けたバスコントローラ21dで
は、内部バス制御部61−21が内部バス使用要求をア
ービタ21fにアサートし、ACK(アクノリッジ)信
号を獲得することでローカルメモリ21cから内部バス
制御部61−21を介して転送すべきデータを転送す
る。転送を完了すると内部バス制御部61−21はあら
かじめ指示されている転送元モジュールID(SI
D)、自ID、転送データ長等を示すコマンドを生成し
て付加し、そして同期化回路63−21を通じて転送要
求をアサートする。
【0034】転送要求信号を受けたシステムバス制御部
62−21は、システムバスハンドラ23に対してコマ
ンド転送のバス使用要求(BRQ(BRQL))をアサ
ートする。BRQ信号にはレベルとしてハイとローの2
種を設ける。BRQH(バス使用要求ハイ)信号はステ
ータス転送時に使用され、BRQL(バス使用要求ロ
ー)信号はシステムバス25上にコマンドを転送する場
合に使用される。コマンドの滞留を防ぐために転送の優
先度はコマンド転送よりもステータス転送の優先度を高
くしておく。このため、BRQH信号の方がBRQL信
号よりも優先的に受け付けられるシステムバスハンドラ
23からシステムのバスマスタ(送り主)となるBGR
M(バス使用許可マスタ)信号を受け取ると、システム
バス制御部62−21はシステムバス25のバス26に
コマンドおよびデータを送出する。
【0035】コマンド内の送り先モジュールIDが一致
したモジュール22は、バスコントローラ22dの同期
化回路63−22を通じて内部バス制御部61−22に
データ受信したことを通知する。データ受信の通知を受
け取った内部バス制御部61−22は内部バスの使用権
をアービタ22fに要求する。内部バス制御部61−2
2はACK信号を獲得すると、データをあらかじめ決め
られたローカルメモリ22cに転送する。転送が終了す
ると完了ステータスを生成するとともに、先のSIDを
新たな送り先モジュールID(DID)に、自IDを新
たな転送元モジュールID(SID)にしてステータス
を生成し、システムバス制御部62−22にステータス
転送要求信号をアサートする。
【0036】ステータス転送要求信号を受けたシステム
バス制御部62−22は、システムバスハンドラ23に
ステータス転送のバス使用要求(BRQH)をアサート
し、BRQH信号を受けたシステムバスハンドラ23は
BGRMによってステータスをシステムバス25のバス
26に送出する。ステータスを受信したモジュール21
のシステムバス制御部62−21は、内部バス制御部6
1−21にコマンドの転送完了信号をアサートする。転
送完了信号を受けた内部バス制御部61−21は受信し
たステータスの内容をチェックする。
【0037】以上のようにデータ転送が行われ、この場
合におけるコマンドはモジュールの種類によって数種類
用意される。
【0038】次に、システムバス25のバス26により
モジュール21からモジュール22に対してコマンド
(C)を送出し、モジュール22からモジュール21に
ステータス(S)が返送される場合を図7に示す。図
中、Cはコマンドを、Dはデータを、Sはステータス
を、Rはレスポンスを、RCはCに対するレスポンス
を、RDはDに対するレスポンスを表す。
【0039】ここで、モジュール21からのバス使用要
求(BRQL#0)をシステムバスハンドラ23が検出
すると、そのサイクル内でBGRM#0信号をモジュー
ル21に与える。モジュール21はそのBGRM#0信
号をフリップフロップ(BGRMF)68で受け、その
出力で直ちにバッファ(SDB/TB)66,67,7
1または72をドライブし、データの送出を開始する。
【0040】コマンド内には自分のIDを示すSIDと
受け取る相手を示すDIDとデータの転送量(バイト
数)を含んでいる。各モジュール21または22はTB
内のSTT(スタート)がオンであることによって、コ
マンドであることを認識し、その内容をチェックする。
システムバスハンドラ23においては、コマンド内のD
IDをデコードし、その送出元のモジュール22に対し
てRLNをドライブするためのバス使用許可スレーブ
(BGRS#1)をアサートする。モジュール22はそ
のBGRS#1信号をフリップフロップ(BGRSF)
75で受け、その出力で直ちにRLNBO(出力用レス
ポンスラインバッファ)74をドライブする。
【0041】レスポンスはシステムバス上の物理レイヤ
での異常を報告するものであり、例えば、SDB上のパ
リティエラーやデータ転送数の誤り等を検出した時点で
送出元モジュールに通知する。RLNはシステムバスハ
ンドラ側からドライブする場合もある。例えば、コマン
ドのパリティが異常の場合、その内容そのものが信用で
きないため、BGRSはアサートせず、システムバスハ
ンドラ23自身がRLNをドライブする。
【0042】SDB上のデータはモジュール22のSD
BFI(入力用システムデータバスフリップフロップ)
66を介してバスコントローラ22d内のデータバッフ
ァ64に格納される。RLN上のレスポンスはモジュー
ル21のRLNBI(入力用レスポンスラインバッフ
ァ)73に入り、モジュール21がチェックする。シス
テムバスハンドラ23はTB内のCPT(コンプリー
ト)信号のアサートを検出すると、そのサイクル内でB
GRM#0信号をネゲートする。モジュール22に対す
るBGRS#1信号はその次のサイクルまでアサートす
る。モジュール22はモジュール21からのデータをデ
ータバッファ64に格納して異常がなければ、その旨R
LNで通知する。
【0043】この実施例におけるERRORの様子は、
図8に示す。ここに、システムバスハンドラ23(2
4)が実装された状態でシステムの電源が投入された場
合には、図8(a)に示すように、電源が投入されると
システム全体の電圧が指数関数的に上昇する。システム
バスハンドラ23(24)は自分自身のリセットをかけ
た後も、一定期間はERRORをアサートし続け、然る
後(一定期間経過後)にネゲートする。この一定期間と
はシステム要件から決まる値であるが、少なくともSC
LKが安定して、全モジュールに供給されることを保証
できる時間(保証時間)である。ERRORはSCLK
に同期してネゲートされるため、各モジュール21,2
2のシステムバス制御部65は直ちに動作を開始するこ
とができる。システムバスハンドラ23(24)が異常
を検出した場合は、再びERRORによりリセットされ
る。
【0044】また、システムバスハンドラ23(24)
を活電状態で抜き差しする場合には、図8(b)に示す
ように、システムバスハンドラ23(24)が未実装の
期間ではバス上の終端抵抗83により電圧が引き上げら
れてERRORの論理1が確定し、システムバスハンド
ラ23(24)が差し込まれた時点でSCLKが供給さ
れ始めるが、システムバスハンドラ23(24)は電源
投入時と同様に一定時間アサートし続けた後にSCLK
と同期してネゲートする。また、異常検出後の抜き取り
(信号ピン非接触)後も、バス上の終端抵抗83により
電圧が引き上げられてERRORの論理1が確定してア
サートし続け、保証される。
【0045】このようにしてシステムバスハンドラ23
(24)からモジュール21,22へアサートされるE
RRORにより、バスコントローラ21d,22d(ま
たは21e,22e)の、フリップフロップ(68,7
5)を含む、システムバス制御部62の全フリップフロ
ップがリセットされ、システムバスハンドラ23(また
は24)が故障してアービトレーション信号を誤って複
数本アサートしたり、バス使用要求信号を受けていない
状態でバス使用許可信号を出力した場合であっても、シ
ステムバスハンドラ23(または24)がERRORを
アサートすることで、モジュール21,22が誤動作し
たり、バスファイトを起こしたりすることがなくなる。
そのため、システムバスハンドラ23(または24)が
交換作業中であってもシステムバス25全体の動作を安
定して停止させる。
【0046】このように実施例では、システムバスハン
ドラ23(24)の異常検出回路33からERROR
が、クロック31から出力されるシステムクロック信号
に同期して出力され、一定の保証時間アサートされ、モ
ジュール21(22)側のバスコントローラ21d(2
2d)に設けられたシステムバス制御部62が、ERR
ORにより、フリップフロップ68,75を含む、シス
テムバス制御部62の全フリップフロップをリセットし
て、システムバス26(27)を正常かつ安全にリセッ
トすることができる。そして、ERRORが保証時間の
経過後にネゲートされるので、モジュール21(22)
側のバスコントローラ21d(22d)では、システム
バス制御部62が保証時間の経過後直ちにリセット解除
されて動作を開始することができる。
【0047】故障したシステムバスハンドラ23(2
4)を活電状態で抜き差しする場合、システムバスハン
ドラ23(24)が未実装または抜き取り後では、シス
テムバス25上の終端抵抗83により電圧が引き上げら
れてエラー信号の論理1が確定し、エラー信号がアサー
ト状態に保持され、このアサート状態に保持されたエラ
ー信号によりシステムバス制御部62をリセットされた
状態に保つことができ、その後、正常なシステムバスハ
ンドラ23(24)が挿入されて実装されると、システ
ムバスハンドラ23(24)からモジュール21(2
2)にシステムバスクロック信号が供給され、このシス
テムバスクロック信号にエラー信号を同期させて保証時
間だけアサートして、論理的にハードウェアの初期設定
を実行させ、システムバスハンドラ23(24)自身を
含めて動作可能にすることができ、その後にシステムバ
スクロック信号に同期してネゲートさせることにより、
システムバス制御部62のリセット状態を解除してシス
テムバス25を動作可能にすることができ、モジュール
21(22)を正常に動作させて、過渡的な現象による
誤動作あるいは素子破壊等を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明では、システムバス
リセット方法においては、バスハンドラ13からエラー
信号が出力される場合、そのバスハンドラ13からシス
テムバス15を介してモジュール11にシステムバスク
ロック信号とともに異常検出回路13cからのエラー信
号を出力させ、そのエラー信号によりモジュール11の
バスコントローラ11dに設けられたシステムバス制御
部113dをリセットさせ、モジュール11を正常に停
止させるとともにシステムバス15を正常かつ安定にリ
セットさせることができるようにし、またエラー信号を
システムバスクロック信号に同期させて、エラー信号を
モジュール11にシステムバスクロック信号が安定して
供給される時間につき継続的に出力させ、その後にエラ
ー信号の出力を停止させて、バスハンドラ13を抜着可
能にして、安全な電源投入を可能にするとともにバスハ
ンドラ13の交換等が安全かつ容易にできるようにし、
バスハンドラ13の故障あるいは交換作業における過渡
的な現象に起因する誤動作や素子破壊を防止できる。
【0049】また、計算機システムにおいては、エラー
信号を出力して自装置のリセット状態や障害をモジュー
ル側に通知する異常検出回路13cを具備するバスハン
ドラ13から、バスハンドラ13との間をシステムバス
15により接続されるモジュール11に、エラー信号が
出力される場合、システムバス15を介してモジュール
11にシステムバスクロック信号とともにエラー信号が
出力され、エラー信号によりモジュール11のシステム
バス制御部113dをリセットさせて、システムバス1
5を正常かつ安定にリセットさせることができる。これ
により、システムの活電状態においてバスハンドラ13
が異常なく抜き差しでき、過渡的な現象による弊害を回
避できる。
【0050】さらにまた、別の計算機システムにおいて
は、システムバス15によって接続された2つ以上のモ
ジュール11,12と2つ以上のバスハンドラ13,1
4とが備えられており、システムバス15にはモジュー
ル11,12内に設けられているバスコントローラ11
d,11e,12d,12eの各1つをバスハンドラ1
3,14の各1つに対応させて接続するシステムバス1
5a,15bを有しているため、動作中のバスハンドラ
13または14からエラー信号が出力される場合には、
異常検出回路13cまたは14cからエラー信号が出力
されると、通知された他系のシステムバス15bまたは
15aで処理を継続させる。
【0051】これに並行して、エラー信号を入力した各
バスコントローラ11d,12dまたは11e,12e
では、エラー信号によりシステムバス制御部113d,
123dまたは113e,123eをリセットして、各
バスコントローラ11d,12dまたは11e,12e
を正常に停止させるとともにシステムバス15aまたは
15bを正常かつ安定にリセットさせることができる。
【0052】このため、常にシステムが稼働状態を保つ
ことができ、また、システムを停止させず、活電状態の
ままで、異常が生じたバスハンドラ13または14の安
全な交換あるいは修理ができ、システムの運転効率を向
上させることができる。
【0053】また、他のシステムバスリセット方法にお
いては、バスハンドラ13から接続部113dに動作ク
ロックを供給して接続部113dをバスハンドラ13と
同期して動作させ、バスハンドラ13に設けられた異常
検出回路13cからのエラー信号によって接続部113
dをリセットできるようにしたため、システムバス15
を安全にリセットでき、エラーが検出されたバスハンド
ラ13を安全に抜着することができ、バスハンドラ13
の抜き差しにおける過渡的な現象に起因する誤動作や素
子破壊を防止できる。
【0054】そして、このシステムバスリセット方法に
おいては、接続部113dのリセット後に、バスハンド
ラ13から供給された動作クロック信号にエラー信号を
同期させて、動作クロックが安定して供給される時間に
ついて、接続部113dに対しエラー信号を継続して出
力し、その後にエラー信号の出力を停止させることがで
きるようにしたため、セットアップホールド時間が確保
でき、ハードウェアの初期設定が実行できて、バスハン
ドラ13自身を含め、リセット時に正常なリセット動作
が実行でき、復帰時には接続部113dが正常に起動で
きて、モジュール11およびバスハンドラ13の再開動
作が誤動作なく正常かつ迅速になり、システムバス15
を容易かつ安定に起動させることができて、バスハンド
ラ13の故障あるいは交換時における過渡的現象に起因
する障害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例装置の構成図である。
【図3】実施例におけるシステムバスハンドラの詳細を
示す構成図である。
【図4】実施例におけるバスコントローラの詳細を示す
構成図である。
【図5】実施例のシステムバスにおける各信号の接続状
態を示す状態説明図である。
【図6】実施例におけるシステムバスハンドラ#0を介
した信号転送を示す構成説明図である。
【図7】実施例におけるコマンド、ステータスの授受を
示すタイムチャートである。
【図8】実施例におけるエラー信号の波形図で、(a)
はシステム電源投入時、(b)はSBH活性挿抜時を示
す。
【符号の説明】
11,12 モジュール 11a,12a 内部クロック 11b,12b MPU 11c,12c ローカルメモリ 11d,12d バスコントローラ(BC#0) 11e,12e バスコントローラ(BC#1) 11f,12f アービタ 13,14 バスハンドラ 13a,14a クロック 13b,14b アービトレーション制御部 13c,14c 異常検出回路 15,15a,15b システムバス 111d,111e,121d,121e 内部バス制
御部 112d,112e,122d,122e 同期化回路 113d,113e,123d,123e システムバ
ス制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムバス(15)と、処理装置であ
    るモジュール(11)を有し、前記システムバス(1
    5)と前記モジュール(11)が接続され、前記システ
    ムバス(15)を制御するバスハンドラ(13)を備え
    てなる計算機システムにおいて、 前記バスハンドラ
    (13)からエラー信号が出力される場合に、前記バス
    ハンドラ(13)から前記システムバス(15)を介し
    て前記モジュール(11)に、前記バスハンドラ(1
    3)のクロック(13a)からのシステムバスクロック
    信号とともに前記バスハンドラ(13)の異常検出回路
    (13c)からのエラー信号を出力させ、該エラー信号
    により前記モジュール(11)のバスコントローラ(1
    1d)に設けられた前記システムバス(15)と前記モ
    ジュール(11)との接続部(113d)をリセットさ
    せて、前記システムバス(15)を安定にリセットさ
    せ、前記エラー信号を前記システムバスクロック信号に
    同期させて、前記エラー信号の出力を前記モジュール
    (11)に前記システムバスクロック信号が安定して供
    給される時間につき継続させ、その後に前記エラー信号
    の出力を停止させることを特徴とするシステムバスリセ
    ット方法。
  2. 【請求項2】 モジュール内部専用の内部クロック信号
    を出力するクロック(11a)と、該クロック(11
    a)からの内部クロック信号と異なるクロック信号によ
    って動作するための同期をとる同期化回路(112d)
    およびシステムバスクロック信号で動作しデータ転送を
    制御するシステムバス制御部(113d)を有するバス
    コントローラ(11d)を具備するモジュール(11)
    と、該モジュール(11)の前記クロック(11a)と
    は独立に動作してシステムバスクロック信号を出力する
    クロック(13a)と、前記モジュール(11)からの
    バス使用権の調停を行うアービトレーション制御部(1
    3b)と、エラー信号を出力して自装置のリセット状態
    や障害をモジュール側に通知する異常検出回路(13
    c)とを具備するバスハンドラ(13)と、前記モジュ
    ール(11)と前記バスハンドラ(13)との間を接続
    するシステムバス(15)とを備え、 前記バスハンドラ(13)からエラー信号が出力される
    場合、前記システムバス(15)を介して前記モジュー
    ル(11)にシステムバスクロック信号とともにエラー
    信号を出力させ、前記モジュール(11)がエラー信号
    をリセット信号として利用し、エラー信号によりシステ
    ムバス制御部(113d)をリセットさせて、前記シス
    テムバス(15)を正常にリセットさせることを特徴と
    する計算機システム。
  3. 【請求項3】 システムバス(15)によって接続され
    た2つ以上のモジュール(11,12)と2つ以上のバ
    スハンドラ(13,14)とを備え、 各モジュール(11,12)には専用の内部クロック信
    号を出力するクロック(11a,12a)と、前記バス
    ハンドラ(13,14)の個数に合わせて設けたバスコ
    ントローラ(11d,11e,12d,12e)とを具
    備し、 各バスコントローラ(11d,11e,12d,12
    e)には前記クロック(11a,12a)からの内部ク
    ロック信号と異なるクロック信号によって動作するため
    の同期をとる同期化回路(112d,112e,122
    d,122e)およびシステムバスクロック信号で動作
    しデータ転送を制御するシステムバス制御部(113
    d,113e,123d,123e)を具備させるとと
    もに、 各バスハンドラ(13,14)には前記モジュール(1
    1,12)の前記クロック(11a,12a)とは独立
    に動作してシステムバスクロック信号を出力するクロッ
    ク(13a,14a)と、前記モジュール(11,1
    2)からのバス使用権の調停を行うアービトレーション
    制御部(13b,14b)と、エラー信号を出力して自
    装置のリセット状態や障害をモジュール側に通知する異
    常検出回路(13c,14c)とを具備し、 前記システムバス(15)には前記モジュール(11ま
    たは12)内に設けられている前記バスコントローラ
    (11d,11eまたは12d,12e)の各1つを前
    記バスハンドラ(13,14)の各1つに対応させて接
    続するシステムバス(15a,15b)を有し、 いずれかのバスハンドラ(13または14)からエラー
    信号が出力された場合には、他系のシステムバス(15
    bまたは15a)で処理を継続させるとともに、エラー
    信号を出力した前記バスハンドラ(13または14)に
    接続されている前記バスコントローラ(11d,12d
    または11e,12e)ではエラー信号によりシステム
    バス制御部(113d,123dまたは113e,12
    3e)をリセットさせて、前記システムバス(15aま
    たは15b)を正常にリセットさせることを特徴とする
    計算機システム。
  4. 【請求項4】 システムバス(15)と、該システムバ
    ス(15)に接続された処理装置であるところのモジュ
    ール(11)と、前記システムバス(15)の制御を行
    うバスハンドラ(13)を備えてなる計算機システムに
    おいて、 前記モジュール(11)には、前記システムバス(1
    5)を接続して前記バスハンドラ(13)と同期して動
    作する接続部(113d)を有し、 該接続部(113d)の動作クロックは前記バスハンド
    ラ(13)から供給されるクロック信号であって、 前記バスハンドラ(13)に設けられた異常検出回路
    (13c)でエラーが検出された時には、該エラー信号
    を前記接続部(113d)に送り、前記エラー信号によ
    り前記接続部(113d)をリセットすることを特徴と
    するシステムバスリセット方法。
  5. 【請求項5】 前記接続部(113d)のリセット後、
    前記エラー信号を前記動作クロックに同期させて、前記
    接続部(113d)に前記エラー信号の出力を、前記動
    作クロックが安定して供給される時間につき継続して出
    力し、その後に前記エラー信号の出力を停止させること
    を特徴とする請求項4記載のシステムバスリセット方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01120653A (ja) * 1987-11-04 1989-05-12 Nec Corp 異常回復処理方式

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