JPH0581034A - 自動分析装置 - Google Patents
自動分析装置Info
- Publication number
- JPH0581034A JPH0581034A JP21797791A JP21797791A JPH0581034A JP H0581034 A JPH0581034 A JP H0581034A JP 21797791 A JP21797791 A JP 21797791A JP 21797791 A JP21797791 A JP 21797791A JP H0581034 A JPH0581034 A JP H0581034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- computer
- storage device
- main
- auxiliary storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のコンピュータに対して補助記憶装置を
設けることにより構成を簡単とし、プログラムの一括交
換を可能とし、コンピュータの主記憶容量よりも大きな
プログラムを複数のコンピュータの協動により実行でき
る自動分析装置を提供するものである。 【構成】 補助記憶装置から主コンピュータおよび従コ
ンピュータへロードされたプログラムの両方又はいずれ
か一方の実行が開始された後にも、必要に応じて補助記
憶装置からプログラムを読み出して主コンピュータと従
コンピュータとの間でプログラムの転送を行なう。
設けることにより構成を簡単とし、プログラムの一括交
換を可能とし、コンピュータの主記憶容量よりも大きな
プログラムを複数のコンピュータの協動により実行でき
る自動分析装置を提供するものである。 【構成】 補助記憶装置から主コンピュータおよび従コ
ンピュータへロードされたプログラムの両方又はいずれ
か一方の実行が開始された後にも、必要に応じて補助記
憶装置からプログラムを読み出して主コンピュータと従
コンピュータとの間でプログラムの転送を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一台の主コンピュータ
と、少く共一台の従コンピュータとを具え、試料分注
器、試薬分注器、反応容器移送機構、測定装置等の種々
の部分の動作をプログラム制御すると共に測定装置で得
られるデータの処理を行なう自動分析装置に関するもの
である。
と、少く共一台の従コンピュータとを具え、試料分注
器、試薬分注器、反応容器移送機構、測定装置等の種々
の部分の動作をプログラム制御すると共に測定装置で得
られるデータの処理を行なう自動分析装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年自動化学分析装置のパフォーマンス
を向上するために、分析装置にコンピュータ(以下CP
Uと略記する)を組込み、操作性、信頼性、保守性、精
度などの改善が図られてきた。特に自動化学分析装置に
おいては各試料に対して複数の選択された項目について
分析を行なう多項目分析装置が開発されている。このよ
うな多項目分析装置においては各試料に対して行なうべ
き分析項目に応じて試料分注器や試薬分注器を動作さ
せ、反応容器内に所定量の検液を作る必要がある。例え
ば試料や試薬の分注器でシリンジのストロークで分注量
を決める方式を用いる場合には、シリンジをパルスモー
タにより駆動し、CPUによりパルスモータに与えるパ
ルス数をコントロールすることによりプログラマブルな
分注器を構成している。その他の反応容器駆動機構や測
定装置、測定後の検液の処理機構、各種洗浄機構などの
動作もCPUにより制御してフレキシブルなシステムを
構成している。
を向上するために、分析装置にコンピュータ(以下CP
Uと略記する)を組込み、操作性、信頼性、保守性、精
度などの改善が図られてきた。特に自動化学分析装置に
おいては各試料に対して複数の選択された項目について
分析を行なう多項目分析装置が開発されている。このよ
うな多項目分析装置においては各試料に対して行なうべ
き分析項目に応じて試料分注器や試薬分注器を動作さ
せ、反応容器内に所定量の検液を作る必要がある。例え
ば試料や試薬の分注器でシリンジのストロークで分注量
を決める方式を用いる場合には、シリンジをパルスモー
タにより駆動し、CPUによりパルスモータに与えるパ
ルス数をコントロールすることによりプログラマブルな
分注器を構成している。その他の反応容器駆動機構や測
定装置、測定後の検液の処理機構、各種洗浄機構などの
動作もCPUにより制御してフレキシブルなシステムを
構成している。
【0003】また、分析結果を単にプリンタなどに出力
するだけでなく、項目間演算、異常値判定、精度管理、
データの記憶、報告書の編集などを初めとする演算、記
憶、入出力機能の大幅な拡大が分析機に求められ、或る
程度は実現されるようになった。このような分析装置の
高機能化、高性能化によりCPUの負荷は増大する一方
である。この増大した負荷に対処する方法としては、負
荷に見合ったより高性能のCPUを使う方法や、複数の
CPUに負荷を分担させる方法等が従来採られてきた。
するだけでなく、項目間演算、異常値判定、精度管理、
データの記憶、報告書の編集などを初めとする演算、記
憶、入出力機能の大幅な拡大が分析機に求められ、或る
程度は実現されるようになった。このような分析装置の
高機能化、高性能化によりCPUの負荷は増大する一方
である。この増大した負荷に対処する方法としては、負
荷に見合ったより高性能のCPUを使う方法や、複数の
CPUに負荷を分担させる方法等が従来採られてきた。
【0004】前者の方法では一台のCPUで全ての処理
を行なうため、分析装置のようにリアルタイム処理が多
いものでは一般にプログラムが複雑になる欠点がある。
また、後者の方法では分析装置の機能を幾かに分けて複
数のCPUに分担させ、各CPUを通信用インターフェ
ースで結合している。例えばデータ処理用、機構制御
用、データ入出力用などにそれぞれのCPUを割当てて
分散処理システムを構成している。このようにすると各
CPUの分担する機能は単純化され、プログラムもそれ
だけ単純化し易い利点がある。このような分散処理シス
テムを構成する場合、従来は複数のコンピュータのそれ
ぞれのプログラムをそれぞれROMに固定的に記憶させ
るのが一般的であった。また補助記憶装置を持っている
システムにおいても、この補助記憶装置と直接接続され
るCPUがこの補助記憶装置を専有するような形態で使
われていた。
を行なうため、分析装置のようにリアルタイム処理が多
いものでは一般にプログラムが複雑になる欠点がある。
また、後者の方法では分析装置の機能を幾かに分けて複
数のCPUに分担させ、各CPUを通信用インターフェ
ースで結合している。例えばデータ処理用、機構制御
用、データ入出力用などにそれぞれのCPUを割当てて
分散処理システムを構成している。このようにすると各
CPUの分担する機能は単純化され、プログラムもそれ
だけ単純化し易い利点がある。このような分散処理シス
テムを構成する場合、従来は複数のコンピュータのそれ
ぞれのプログラムをそれぞれROMに固定的に記憶させ
るのが一般的であった。また補助記憶装置を持っている
システムにおいても、この補助記憶装置と直接接続され
るCPUがこの補助記憶装置を専有するような形態で使
われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように複数のCP
UのそれぞれのプログラムをそれぞれのPROM等に固
定的に与える場合には、プログラムの入れ換えをする必
要があるときにはPROMチップを交換する必要がある
が、その作業は面倒であると共にチップの管理自身も間
違いなく行なうのは厄介である。さらに同時には実行し
ないプログラムでも全部PROMに入れておかなくては
ならないのでコスト高になる。さらにCPUがアクセス
できるメモリ容量よりも大きなプログラムは実行できな
い。もし実行しようとするとPROMのバンクスイッチ
ング等の機能がそれぞれのCPUに必要となり、構成が
複雑となり、コスト高となる欠点がある。複数のCPU
のそれぞれに補助記憶装置を付加することにより上述し
た欠点を或る程度は軽減することができるが、補助記憶
装置が複数必要となり、高価となると共に信頼性も低下
する欠点がある。さらに複数のCPUのプログラムを一
括して交換できないので操作性が悪くなり、また間違い
も起り易くなる欠点がある。
UのそれぞれのプログラムをそれぞれのPROM等に固
定的に与える場合には、プログラムの入れ換えをする必
要があるときにはPROMチップを交換する必要がある
が、その作業は面倒であると共にチップの管理自身も間
違いなく行なうのは厄介である。さらに同時には実行し
ないプログラムでも全部PROMに入れておかなくては
ならないのでコスト高になる。さらにCPUがアクセス
できるメモリ容量よりも大きなプログラムは実行できな
い。もし実行しようとするとPROMのバンクスイッチ
ング等の機能がそれぞれのCPUに必要となり、構成が
複雑となり、コスト高となる欠点がある。複数のCPU
のそれぞれに補助記憶装置を付加することにより上述し
た欠点を或る程度は軽減することができるが、補助記憶
装置が複数必要となり、高価となると共に信頼性も低下
する欠点がある。さらに複数のCPUのプログラムを一
括して交換できないので操作性が悪くなり、また間違い
も起り易くなる欠点がある。
【0006】本発明の目的は上述した複数のCPUを用
いる場合の欠点を少く共軽減し、複数のCPUに対して
補助記憶装置を共用することにより構成を簡単とし、安
価とすると共にプログラムの一括交換を可能とし、操作
性、信頼性を向上し、管理を容易に行なうことができ、
さらにCPUの主記憶容量よりも大きなプログラムを複
数のCPUの協働により実行できるようにした自動分析
装置を提供するものである。
いる場合の欠点を少く共軽減し、複数のCPUに対して
補助記憶装置を共用することにより構成を簡単とし、安
価とすると共にプログラムの一括交換を可能とし、操作
性、信頼性を向上し、管理を容易に行なうことができ、
さらにCPUの主記憶容量よりも大きなプログラムを複
数のCPUの協働により実行できるようにした自動分析
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、分析装置の試
料分注器、試薬分注器、反応容器移送機構、測定装置等
の種々の部分の動作を制御すると共に測定装置で測定さ
れたデータを処理するために主コンピュータと従コンピ
ュータとを具える分析装置において、分析装置の複数の
ラウンドに対応する複数のプログラムを記憶している補
助記憶装置を分析装置に設け、上記補助記憶装置に記憶
された指定ラウンドに対応するプログラムを補助記憶装
置からプログラムをロードし、主記憶装置に記憶し、従
コンピュータへ従プログラムを転送して、主記憶装置に
ロードした主プログラムに制御を移すための初期プログ
ラムを読み書きする機能を持つ主コンピュータと、主コ
ンピュータから転送される従プログラムを受けて、従コ
ンピュータの主記憶装置へ記憶し、ロードした従プログ
ラムに制御を移すための初期プログラムを読み書きする
機能を持つ従コンピュータと、前記補助記憶装置から主
コンピュータおよび従コンピュータへロードされたプロ
グラムの両方またはいずれか一方の実行が開始された後
にも、必要に応じて補助記憶装置からプログラムを読み
出して主コンピュータと従コンピュータとの間でプログ
ラムの転送を行なうことを特徴とするものである。
料分注器、試薬分注器、反応容器移送機構、測定装置等
の種々の部分の動作を制御すると共に測定装置で測定さ
れたデータを処理するために主コンピュータと従コンピ
ュータとを具える分析装置において、分析装置の複数の
ラウンドに対応する複数のプログラムを記憶している補
助記憶装置を分析装置に設け、上記補助記憶装置に記憶
された指定ラウンドに対応するプログラムを補助記憶装
置からプログラムをロードし、主記憶装置に記憶し、従
コンピュータへ従プログラムを転送して、主記憶装置に
ロードした主プログラムに制御を移すための初期プログ
ラムを読み書きする機能を持つ主コンピュータと、主コ
ンピュータから転送される従プログラムを受けて、従コ
ンピュータの主記憶装置へ記憶し、ロードした従プログ
ラムに制御を移すための初期プログラムを読み書きする
機能を持つ従コンピュータと、前記補助記憶装置から主
コンピュータおよび従コンピュータへロードされたプロ
グラムの両方またはいずれか一方の実行が開始された後
にも、必要に応じて補助記憶装置からプログラムを読み
出して主コンピュータと従コンピュータとの間でプログ
ラムの転送を行なうことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このように構成すると複数のコンピュータにお
いてプログラムスワリップあるいはメモリオーバーレイ
が可能となり、複数のコンピュータでそれぞれの実装メ
モリ容量より大きなプログラムが実行できる。すなわち
分析装置に組込まれたコンピュータのメモリ容量を増さ
ずに大幅な機能向上を図ることができる。
いてプログラムスワリップあるいはメモリオーバーレイ
が可能となり、複数のコンピュータでそれぞれの実装メ
モリ容量より大きなプログラムが実行できる。すなわち
分析装置に組込まれたコンピュータのメモリ容量を増さ
ずに大幅な機能向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。第1図は本発明によるプログラム入力方式を実施す
る分析装置全体のブロック図である。符号1は分析装置
本体を示し、ここにはサンブラ、試料分注器、試薬分注
器、反応容器搬送機構、例えば比色計のような測定部、
洗浄機構、その他分析に必要なすべての機構が設けられ
ている。比色計からの測光信号はA/D変換器2を介し
て従コンピュータ11に供給され、インターフェース4お
よびバスライン6を経て演算制御部7、ROM8、RA
M9、コミュニケーションインターフェース10に供給さ
れる。従コンピュータ11から分析装置本体1に対する制
御信号はバスライン6からインターフェース5およびコ
ントローラ3を介して分析装置本体1に供給される。R
OM8はリードオンリーメモリであり、電源を切っても
内容が保持されるタイプのものであり、例えばEPRO
Mなどを用いることができ、ここにはIPLプログラム
を入れておく。
る。第1図は本発明によるプログラム入力方式を実施す
る分析装置全体のブロック図である。符号1は分析装置
本体を示し、ここにはサンブラ、試料分注器、試薬分注
器、反応容器搬送機構、例えば比色計のような測定部、
洗浄機構、その他分析に必要なすべての機構が設けられ
ている。比色計からの測光信号はA/D変換器2を介し
て従コンピュータ11に供給され、インターフェース4お
よびバスライン6を経て演算制御部7、ROM8、RA
M9、コミュニケーションインターフェース10に供給さ
れる。従コンピュータ11から分析装置本体1に対する制
御信号はバスライン6からインターフェース5およびコ
ントローラ3を介して分析装置本体1に供給される。R
OM8はリードオンリーメモリであり、電源を切っても
内容が保持されるタイプのものであり、例えばEPRO
Mなどを用いることができ、ここにはIPLプログラム
を入れておく。
【0010】RAM9はランダムアクセスメモリであ
り、内容の読出し、書込みができるものであり、例えば
スタティックラムやダイナミックラムが使用される。こ
こにはプログラムの大部分とデータが入るようになる。
さらにコミニュケーションインターフェース10は従コン
ピュータ11と主コンピュータ21との間でのデータの受け
渡しを行なうものであり、受け渡される情報としては検
体ごとの分析項目情報、分析結果、警報、動作モード指
令、分析条件などのデータ、分析用プログラム、動作試
験プログラム等である。主コンピュータ21の構成は従コ
ンピュータ11とほぼ同様であり、バスライン16はコミニ
ュケーションインターフェース15を介して従コンピュー
タ11に接続されていると共にこのバスライン16には演算
制御部12、ROM13、RAM14が接続されていると共に
それぞれインターフェース17、18および19を介してキー
ボード22、CRT表示装置23およびプリンタ24に接続さ
れている。さらにバスライン16はインターフェース20を
介して補助記憶装置25に接続し得るようになっている。
り、内容の読出し、書込みができるものであり、例えば
スタティックラムやダイナミックラムが使用される。こ
こにはプログラムの大部分とデータが入るようになる。
さらにコミニュケーションインターフェース10は従コン
ピュータ11と主コンピュータ21との間でのデータの受け
渡しを行なうものであり、受け渡される情報としては検
体ごとの分析項目情報、分析結果、警報、動作モード指
令、分析条件などのデータ、分析用プログラム、動作試
験プログラム等である。主コンピュータ21の構成は従コ
ンピュータ11とほぼ同様であり、バスライン16はコミニ
ュケーションインターフェース15を介して従コンピュー
タ11に接続されていると共にこのバスライン16には演算
制御部12、ROM13、RAM14が接続されていると共に
それぞれインターフェース17、18および19を介してキー
ボード22、CRT表示装置23およびプリンタ24に接続さ
れている。さらにバスライン16はインターフェース20を
介して補助記憶装置25に接続し得るようになっている。
【0011】キーボード22は主コンピュータ21へデータ
を入力したり、分析装置の動作条件の設定等のために用
いるものであり、JISキーボードと、テンキーおよび
コントロールキーなどで構成されている。CRT表示装
置23は分析結果の表示、警報表示、オペレータへの操作
指示のためのコメントなどを表示するものである。また
プリンタ24は分析結果や検体情報、あるいは日付、オペ
レータ名などの印字を行なうものである。補助記憶装置
25は本発明の主要部を構成するものであり、主コンピュ
ータ用プログラム、従コンピュータ用プログラムを格納
しておく。また、後述するようにプログラムだけでな
く、分析装置本体1を動作させるための種々のパラメー
タ、分析結果、患者情報等を格納しておくこともでき
る。第1図に示す例では従コンピュータ11は一台だけ設
けられているが、本発明においては複数の従コンピュー
タを設け、これらを主コンピュータに並列的に接続する
ことができる。本実施例ではこれら主および従コンピュ
ータに対して補助記憶装置25を一台設ける。
を入力したり、分析装置の動作条件の設定等のために用
いるものであり、JISキーボードと、テンキーおよび
コントロールキーなどで構成されている。CRT表示装
置23は分析結果の表示、警報表示、オペレータへの操作
指示のためのコメントなどを表示するものである。また
プリンタ24は分析結果や検体情報、あるいは日付、オペ
レータ名などの印字を行なうものである。補助記憶装置
25は本発明の主要部を構成するものであり、主コンピュ
ータ用プログラム、従コンピュータ用プログラムを格納
しておく。また、後述するようにプログラムだけでな
く、分析装置本体1を動作させるための種々のパラメー
タ、分析結果、患者情報等を格納しておくこともでき
る。第1図に示す例では従コンピュータ11は一台だけ設
けられているが、本発明においては複数の従コンピュー
タを設け、これらを主コンピュータに並列的に接続する
ことができる。本実施例ではこれら主および従コンピュ
ータに対して補助記憶装置25を一台設ける。
【0012】第2図は主コンピュータおよび従コンピュ
ータのメモリマップを示すものであり、第2図(a)お
よび(c)は従来から行なわれている方式の一例を示
し、主コンピュータおよび従コンピュータの双方におい
てプログラムおよび固定データはROMに入れ、可変デ
ータ領域としてRAMを用いる一般的方法のメモリ割当
てマップを示している。これに対し第2図(b)および
(d)は本発明による主コンピュータおよび従コンピュ
ータのメモリ割当てマップを示すものである。第2図
(b)は主コンピュータ21のメモリマップであり、従来
例とは異なりROM13にはIPL(Initial Program Lo
ader)プログラムを入れておき、分析のためのプログラ
ムやデータはRAM14に入れている。このIPLプログ
ラムの主たる機能は、補助記憶装置25から主コンピュー
タ21のプログラムを読出してRAM14に格納すること
や、従コンピュータ11のプログラムを読出してコミニュ
ケーションインターフェース15を介して従コンピュータ
11へ転送することである。
ータのメモリマップを示すものであり、第2図(a)お
よび(c)は従来から行なわれている方式の一例を示
し、主コンピュータおよび従コンピュータの双方におい
てプログラムおよび固定データはROMに入れ、可変デ
ータ領域としてRAMを用いる一般的方法のメモリ割当
てマップを示している。これに対し第2図(b)および
(d)は本発明による主コンピュータおよび従コンピュ
ータのメモリ割当てマップを示すものである。第2図
(b)は主コンピュータ21のメモリマップであり、従来
例とは異なりROM13にはIPL(Initial Program Lo
ader)プログラムを入れておき、分析のためのプログラ
ムやデータはRAM14に入れている。このIPLプログ
ラムの主たる機能は、補助記憶装置25から主コンピュー
タ21のプログラムを読出してRAM14に格納すること
や、従コンピュータ11のプログラムを読出してコミニュ
ケーションインターフェース15を介して従コンピュータ
11へ転送することである。
【0013】主コンピュータのプログラムの機能は、従
コンピュータから送られてくる分析データの演算処理
や、データの編集、データ出力、データ記憶あるいは分
析項目ごとの分析条件入力、検体情報の入力、あるいは
分析装置の制御情報を従コンピュータへ送ったり、分析
装置の動作をモニタして異常時に警報を出したり、動作
を停止させたりすることである。第2図(d)は従コン
ピュータ11のメモリマップであり、ROM8にはIPL
プログラム、RAM9には分析のためのプログラムやデ
ータを入れる。IPLプログラムの主な機能は、主コン
ピュータ21よりコミニュケーションインターフェース1
5、10を介して送られてくる従コンピュータ用プログラ
ムを受取り、RAM9に格納することである。また従コ
ンピュータ用プログラムの主な機能は、分析装置本体1
の制御、A/D変換器2よりのデータ入力、分析装置本
体1の動作モニタ、主コンピュータ21へのデータ転送な
どである。
コンピュータから送られてくる分析データの演算処理
や、データの編集、データ出力、データ記憶あるいは分
析項目ごとの分析条件入力、検体情報の入力、あるいは
分析装置の制御情報を従コンピュータへ送ったり、分析
装置の動作をモニタして異常時に警報を出したり、動作
を停止させたりすることである。第2図(d)は従コン
ピュータ11のメモリマップであり、ROM8にはIPL
プログラム、RAM9には分析のためのプログラムやデ
ータを入れる。IPLプログラムの主な機能は、主コン
ピュータ21よりコミニュケーションインターフェース1
5、10を介して送られてくる従コンピュータ用プログラ
ムを受取り、RAM9に格納することである。また従コ
ンピュータ用プログラムの主な機能は、分析装置本体1
の制御、A/D変換器2よりのデータ入力、分析装置本
体1の動作モニタ、主コンピュータ21へのデータ転送な
どである。
【0014】第3図(a)、(b)および(c)は補助
記憶装置25のメモリマップの三つの例を示すものであ
る。第3図(a)は主コンピュータ21と従コンピュータ
11のプログラムがそれぞれ一つの場合である。第3図
(b)は主コンピュータ21と従コンピュータ11のプログ
ラムがそれぞれ複数有り、分析装置本体1の使い方に応
じてプログラムを入れ替えて使う場合である。例えば、
同時分析項目数が15項目の分析装置をいわゆるラウンド
切り換えで30項目の分析装置として使う場合、プログラ
ム1をラウンド1用、プログラム2をラウンド2用とし
て補助記憶装置25に入れておき、ラウンド指定に応じて
主従それぞれのコンピュータにロードする。こうすると
従来のプログラムを全部PROMに入れておく方式では
ラウンド1と2のプログラムをPROMに入れておかな
ければならなかったが、本発明の方式では1ラウンド分
のRAMで良い。またプログラム1をルーチン分析用、
プログラム2を自己診断用として分析装置に異常が認め
られたら、補助記憶装置25から自己診断プログラムをロ
ードしてチェックする場合もPROM方式に比べて有利
である。更に主コンピュータ21側のプログラムのみ入れ
替えて分析終了後にデータ領域に残っている分析結果を
使って精度管理等種々のデータ処理や、報告書の作成、
日報の作成などのバッジ処理を行なう場合も、ルーチン
用プログラムとの入れ替えで同じRAMを共用できる。
記憶装置25のメモリマップの三つの例を示すものであ
る。第3図(a)は主コンピュータ21と従コンピュータ
11のプログラムがそれぞれ一つの場合である。第3図
(b)は主コンピュータ21と従コンピュータ11のプログ
ラムがそれぞれ複数有り、分析装置本体1の使い方に応
じてプログラムを入れ替えて使う場合である。例えば、
同時分析項目数が15項目の分析装置をいわゆるラウンド
切り換えで30項目の分析装置として使う場合、プログラ
ム1をラウンド1用、プログラム2をラウンド2用とし
て補助記憶装置25に入れておき、ラウンド指定に応じて
主従それぞれのコンピュータにロードする。こうすると
従来のプログラムを全部PROMに入れておく方式では
ラウンド1と2のプログラムをPROMに入れておかな
ければならなかったが、本発明の方式では1ラウンド分
のRAMで良い。またプログラム1をルーチン分析用、
プログラム2を自己診断用として分析装置に異常が認め
られたら、補助記憶装置25から自己診断プログラムをロ
ードしてチェックする場合もPROM方式に比べて有利
である。更に主コンピュータ21側のプログラムのみ入れ
替えて分析終了後にデータ領域に残っている分析結果を
使って精度管理等種々のデータ処理や、報告書の作成、
日報の作成などのバッジ処理を行なう場合も、ルーチン
用プログラムとの入れ替えで同じRAMを共用できる。
【0015】第3図(c)は補助記憶装置25の空き領域
を使って分析結果などのデータを保存する場合のメモリ
マップである。補助記憶装置25の記憶媒体として両面ダ
ブルデンシティのフロッピーを用いるとその容量は約1
MBである。コンピュータ11、21として8ビットのもの
で例えば8085を用いた場合、そのアドレス空間は64KB
である。従って主コンピュータと従コンピュータ用プロ
グラムをそれぞれ2組づつ格納する場合、64×4 256
KBを使うとしてもまだ 700KB以上の空き領域がある
のでここに分析結果を格納することができる。
を使って分析結果などのデータを保存する場合のメモリ
マップである。補助記憶装置25の記憶媒体として両面ダ
ブルデンシティのフロッピーを用いるとその容量は約1
MBである。コンピュータ11、21として8ビットのもの
で例えば8085を用いた場合、そのアドレス空間は64KB
である。従って主コンピュータと従コンピュータ用プロ
グラムをそれぞれ2組づつ格納する場合、64×4 256
KBを使うとしてもまだ 700KB以上の空き領域がある
のでここに分析結果を格納することができる。
【0016】次に第1図に示すように2台のコンピュー
タ11、21を用いる分析装置の動作を説明する。第2図の
(a)と(c)の従来例の場合は、主コンピュータと従
コンピュータの電源が投入されると、ROMに格納され
ているプログラムがゼロ番地から走り、それぞれの機能
を実行する。主コンピュータと従コンピュータ間の情報
交換はコミニュケーションインターフェース10、15を介
して行なわれる。第3図(a)に示す場合、主コンピュ
ータ21と従コンピュータ11の電源が投入されると、それ
ぞれのROM13、8に格納されているIPLプログラム
が走りはじめる。従コンピュータ11のIPLプログラム
は主コンピュータ21側からコミニュケーションインター
フェース15を介してプログラムの送信要求が来るまで待
ちに入る。主コンピュータ21のIPLプログラムはまず
補助記憶装置25より第3図(a)の主コンピュータプロ
グラムを読み出しRAM14に格納する。
タ11、21を用いる分析装置の動作を説明する。第2図の
(a)と(c)の従来例の場合は、主コンピュータと従
コンピュータの電源が投入されると、ROMに格納され
ているプログラムがゼロ番地から走り、それぞれの機能
を実行する。主コンピュータと従コンピュータ間の情報
交換はコミニュケーションインターフェース10、15を介
して行なわれる。第3図(a)に示す場合、主コンピュ
ータ21と従コンピュータ11の電源が投入されると、それ
ぞれのROM13、8に格納されているIPLプログラム
が走りはじめる。従コンピュータ11のIPLプログラム
は主コンピュータ21側からコミニュケーションインター
フェース15を介してプログラムの送信要求が来るまで待
ちに入る。主コンピュータ21のIPLプログラムはまず
補助記憶装置25より第3図(a)の主コンピュータプロ
グラムを読み出しRAM14に格納する。
【0017】次に補助記憶装置25より従コンピュータプ
ログラムの読み出しと、従コンピュータにプログラム送
信要求を送り、従コンピュータ11より準備OKが返って
来たら従コンピュータにコミニュケーションインターフ
ェース15を介し従コンピュータプログラムを転送する。
従コンピュータ側では、主コンピュータよりコミニュケ
ーションインターフェース10を介して送られて来た従コ
ンピュータ用プログラムを受け取りRAM9に格納す
る。以上の手順で補助記憶装置25に第3図(a)の形で
格納されていた主コンピュータと従コンピュータのプロ
グラムがそれぞれのRAM14、9に格納される。プログ
ラムの格納が完了したらIPLプログラムはそれぞれの
プログラムを起動し制御権を渡し分析動作に入る。
ログラムの読み出しと、従コンピュータにプログラム送
信要求を送り、従コンピュータ11より準備OKが返って
来たら従コンピュータにコミニュケーションインターフ
ェース15を介し従コンピュータプログラムを転送する。
従コンピュータ側では、主コンピュータよりコミニュケ
ーションインターフェース10を介して送られて来た従コ
ンピュータ用プログラムを受け取りRAM9に格納す
る。以上の手順で補助記憶装置25に第3図(a)の形で
格納されていた主コンピュータと従コンピュータのプロ
グラムがそれぞれのRAM14、9に格納される。プログ
ラムの格納が完了したらIPLプログラムはそれぞれの
プログラムを起動し制御権を渡し分析動作に入る。
【0018】前記の説明に於いては、主コンピュータ21
のIPLプログラムの機能として(1) 主コンピュー
タプログラムの読み出しと格納、(2) 従コンピュー
タプログラムの読み出しと転送の2つがある。2つのう
ち主コンピュータ21のIPLでは(1)のみを行ない
(2)の機能は補助記憶装置25から読み出してRAM14
に格納した主コンピュータプログラムに行なわせる様に
すればIPLプログラムは短かくなりROMとして固定
してもつメモリが少なくて済み、RAM領域をその分大
きくすることができるので後述する方法により実装メモ
リ容量より大きなプログラムをRAM領域を使ってのオ
ーバーレイやプログラムスワップを行なう時に有利とな
る。
のIPLプログラムの機能として(1) 主コンピュー
タプログラムの読み出しと格納、(2) 従コンピュー
タプログラムの読み出しと転送の2つがある。2つのう
ち主コンピュータ21のIPLでは(1)のみを行ない
(2)の機能は補助記憶装置25から読み出してRAM14
に格納した主コンピュータプログラムに行なわせる様に
すればIPLプログラムは短かくなりROMとして固定
してもつメモリが少なくて済み、RAM領域をその分大
きくすることができるので後述する方法により実装メモ
リ容量より大きなプログラムをRAM領域を使ってのオ
ーバーレイやプログラムスワップを行なう時に有利とな
る。
【0019】次に主コンピュータ21と従コンピュータ11
の両方あるいは片方のプログラムが複数あってその全部
又は一部を入れ替えることにより、分析装置の機能を変
更して使う場合について説明する。ここで第3図(b)
の主コンピュータ21と従コンピュータ11のプログラム1
は通常の分析用、プログラム2は緊急検査用、プログラ
ム3は装置の自己診断用、プログラム4は主コンピュー
タのみでデータ処理プログラムとした場合を例に説明す
る。
の両方あるいは片方のプログラムが複数あってその全部
又は一部を入れ替えることにより、分析装置の機能を変
更して使う場合について説明する。ここで第3図(b)
の主コンピュータ21と従コンピュータ11のプログラム1
は通常の分析用、プログラム2は緊急検査用、プログラ
ム3は装置の自己診断用、プログラム4は主コンピュー
タのみでデータ処理プログラムとした場合を例に説明す
る。
【0020】通常の分析を行う場合は、第3図(a)の
場合と同様にしてプログラム1をRAM14、9に格納し
分析を行う。夜間等に於いて、通常のルーチン分析は行
なわないが緊急検査だけは行ないたい場合、オペレータ
はキーボード22を介して緊急検査のモードを指定する
と、IPLプログラムにより補助記憶装置25よりプログ
ラム2がRAM14及びRAM9に格納され、プログラム
2が起動され緊急検査を行うことができる。また主コン
ピュータ21、従コンピュータ11あるいは分析装置本体
1、A/D変換器2、コントローラ3の一部に異常が認
められた場合、自動的にあるいはオペレータの指示によ
り、自己診断モードに切り換わる。IPLプログラムは
補助記憶装置25よりプログラム3をRAM14とRAM9
に格納し、プログラム2を起動する。オペレータは異常
の認められた部分に関連する自己診断プログラムをキー
ボード22から指定し診断を行う。また通常分析中は分析
した検体のデータを順次CRT表示装置23やプリンタ24
に出力してゆく。
場合と同様にしてプログラム1をRAM14、9に格納し
分析を行う。夜間等に於いて、通常のルーチン分析は行
なわないが緊急検査だけは行ないたい場合、オペレータ
はキーボード22を介して緊急検査のモードを指定する
と、IPLプログラムにより補助記憶装置25よりプログ
ラム2がRAM14及びRAM9に格納され、プログラム
2が起動され緊急検査を行うことができる。また主コン
ピュータ21、従コンピュータ11あるいは分析装置本体
1、A/D変換器2、コントローラ3の一部に異常が認
められた場合、自動的にあるいはオペレータの指示によ
り、自己診断モードに切り換わる。IPLプログラムは
補助記憶装置25よりプログラム3をRAM14とRAM9
に格納し、プログラム2を起動する。オペレータは異常
の認められた部分に関連する自己診断プログラムをキー
ボード22から指定し診断を行う。また通常分析中は分析
した検体のデータを順次CRT表示装置23やプリンタ24
に出力してゆく。
【0021】この他に分析データをRAM14あるいは補
助記憶装置25に格納しておき、分析終了後にオペレータ
の指示によりIPLプログラムが補助記憶装置25より主
コンピュータプログラム4をRAM14に格納しプログラ
ム4を起動する。プログラム4の機能は精度管理処理、
報告書作成、日報作成などである。精度管理処理の場
合、RAM14あるいは補助記憶装置25に格納されている
分析結果を用いて、分析項目ごとの平均値、標準偏差、
変動係数、範囲などを求めたり、Xバー−R管理図の作
成等を行う。特に日差変動の計算やそのグラフ作成処理
は分析終了後、当日分析結果と前日までの結果を用いて
行うのでバッジ処理が適当であり、その処理プログラム
は分析用プログラムとは別に補助記憶装置25に格納して
おき分析終了時にIPLプログラムによりRAM14にロ
ードして処理する方法がメモリの利用効率の面からみて
望ましい。
助記憶装置25に格納しておき、分析終了後にオペレータ
の指示によりIPLプログラムが補助記憶装置25より主
コンピュータプログラム4をRAM14に格納しプログラ
ム4を起動する。プログラム4の機能は精度管理処理、
報告書作成、日報作成などである。精度管理処理の場
合、RAM14あるいは補助記憶装置25に格納されている
分析結果を用いて、分析項目ごとの平均値、標準偏差、
変動係数、範囲などを求めたり、Xバー−R管理図の作
成等を行う。特に日差変動の計算やそのグラフ作成処理
は分析終了後、当日分析結果と前日までの結果を用いて
行うのでバッジ処理が適当であり、その処理プログラム
は分析用プログラムとは別に補助記憶装置25に格納して
おき分析終了時にIPLプログラムによりRAM14にロ
ードして処理する方法がメモリの利用効率の面からみて
望ましい。
【0022】以上の様に、分析装置を使う側からみて、
分析装置のプログラム群を機能ごとに分割しておき、同
時には実行しないものは同じRAM領域にロードするこ
とにより、プログラムの合計量より少ないメモリで分析
装置を構成できる。こうした方法はプログラムスワップ
あるいはメモリオーバーレイと呼ばれる手法であるが、
本発明ではこれを複数のコンピュータについて一括して
行うことができる。
分析装置のプログラム群を機能ごとに分割しておき、同
時には実行しないものは同じRAM領域にロードするこ
とにより、プログラムの合計量より少ないメモリで分析
装置を構成できる。こうした方法はプログラムスワップ
あるいはメモリオーバーレイと呼ばれる手法であるが、
本発明ではこれを複数のコンピュータについて一括して
行うことができる。
【0023】次に第3図(c)の場合について説明す
る。現在、分析装置に用いられるマイクロコンピュータ
にも4ビットのもの、8ビットのもの、16ビットのもの
等分析装置の規模により様々である。プログラムの大き
さも数キロバイトから数十キロバイトのものが多い。一
方補助記憶装置25としてはカセットテープやフロッピー
が良く用いられている。例えば両面倍密度のフロッピー
の記憶容量は約1メガバイトであり、複数のコンピュー
タのプログラムの合計が1メガバイトに達することはま
ず少ない。従って補助記憶装置25に空き領域ができる。
ここに分析結果を格納することにより、補助記憶装置25
の記憶媒体を有効に利用することができる。
る。現在、分析装置に用いられるマイクロコンピュータ
にも4ビットのもの、8ビットのもの、16ビットのもの
等分析装置の規模により様々である。プログラムの大き
さも数キロバイトから数十キロバイトのものが多い。一
方補助記憶装置25としてはカセットテープやフロッピー
が良く用いられている。例えば両面倍密度のフロッピー
の記憶容量は約1メガバイトであり、複数のコンピュー
タのプログラムの合計が1メガバイトに達することはま
ず少ない。従って補助記憶装置25に空き領域ができる。
ここに分析結果を格納することにより、補助記憶装置25
の記憶媒体を有効に利用することができる。
【0024】以上の説明は、主コンピュータ21、従コン
ピュータ11の計2つのコンピュータを用いた場合を例に
説明したが3つ以上のコンピュータを用いた場合にも本
発明が適用できる。例えば主コンピュータ21に複数の従
コンピュータを接続したり、主コンピュータに接続され
ている従コンピュータに更に別の従コンピュータ(孫コ
ンピュータ)を接続し、主コンピュータから従コンピュ
ータへ更に孫コンピュータへプログラムを転送する如く
構成しても良く、接続の台数や段数は必要に応じて増や
せば良い。また主コンピュータ21あるいは従コンピュー
タ11のRAM14あるいは9に格納されたプログラムが実
行を開始したのちにも、必要に応じて補助記憶装置25よ
りプログラムを読み出し主コンピュータ21と従コンピュ
ータ11間でプログラムの送受信を行なうようにすれば、
分析中あるいはバッジ処理中に一時的にしか使わないプ
ログラムはオーバーレイ可能となる。
ピュータ11の計2つのコンピュータを用いた場合を例に
説明したが3つ以上のコンピュータを用いた場合にも本
発明が適用できる。例えば主コンピュータ21に複数の従
コンピュータを接続したり、主コンピュータに接続され
ている従コンピュータに更に別の従コンピュータ(孫コ
ンピュータ)を接続し、主コンピュータから従コンピュ
ータへ更に孫コンピュータへプログラムを転送する如く
構成しても良く、接続の台数や段数は必要に応じて増や
せば良い。また主コンピュータ21あるいは従コンピュー
タ11のRAM14あるいは9に格納されたプログラムが実
行を開始したのちにも、必要に応じて補助記憶装置25よ
りプログラムを読み出し主コンピュータ21と従コンピュ
ータ11間でプログラムの送受信を行なうようにすれば、
分析中あるいはバッジ処理中に一時的にしか使わないプ
ログラムはオーバーレイ可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンピュータを具える分析装置に於いて、補助記
憶装置を設けその記憶媒体に複数のコンピュータのプロ
グラムを格納しておき、コンピュータ間でプログラムを
転送することにより補助記憶装置を複数のコンピュータ
で共用することができるので次のような効果がある。 (1)プログラムのバクあるいは仕様変更等によりプロ
グラムを修正しプログラムを入れ替える際に、1つの記
憶媒体を交換するだけで複数のコンピュータのプログラ
ムを一括交換できる。特に従来より行なわれているPR
OMにプログラムを格納しておく方法の際の欠点である
交換の不便さや誤挿入等を解消し、交換の時間も著しく
短縮できる。またユーザでも簡単に交換できる。 (2)更に補助記憶装置を用いて複数のコンピュータに
於いてプログラムスワップあるいはメモリオーバーレイ
が可能となるので、複数のコンピュータでそれぞれの実
装メモリ容量より大きなプログラムが実行できる。従っ
て分析装置のメモリを増やさずに大幅な機能向上が図れ
る。 (3)また従来の複数のコンピュータそれぞれに補助記
憶装置を設ける方式に比べ補助記憶装置とデータ転送用
コミニュケーションインターフェースを共用することに
より分析装置のコストダウンが図れる。従来のように複
数の補助記憶装置を用い、記憶媒体の交換を複数回行な
わねばならないのに対し、本発明の方式では1回で良
い。 以上のように本発明によれば、分析装置の機能向上、コ
ストダウン、操作性の向上、保守性の向上等に寄与する
所大である。
複数のコンピュータを具える分析装置に於いて、補助記
憶装置を設けその記憶媒体に複数のコンピュータのプロ
グラムを格納しておき、コンピュータ間でプログラムを
転送することにより補助記憶装置を複数のコンピュータ
で共用することができるので次のような効果がある。 (1)プログラムのバクあるいは仕様変更等によりプロ
グラムを修正しプログラムを入れ替える際に、1つの記
憶媒体を交換するだけで複数のコンピュータのプログラ
ムを一括交換できる。特に従来より行なわれているPR
OMにプログラムを格納しておく方法の際の欠点である
交換の不便さや誤挿入等を解消し、交換の時間も著しく
短縮できる。またユーザでも簡単に交換できる。 (2)更に補助記憶装置を用いて複数のコンピュータに
於いてプログラムスワップあるいはメモリオーバーレイ
が可能となるので、複数のコンピュータでそれぞれの実
装メモリ容量より大きなプログラムが実行できる。従っ
て分析装置のメモリを増やさずに大幅な機能向上が図れ
る。 (3)また従来の複数のコンピュータそれぞれに補助記
憶装置を設ける方式に比べ補助記憶装置とデータ転送用
コミニュケーションインターフェースを共用することに
より分析装置のコストダウンが図れる。従来のように複
数の補助記憶装置を用い、記憶媒体の交換を複数回行な
わねばならないのに対し、本発明の方式では1回で良
い。 以上のように本発明によれば、分析装置の機能向上、コ
ストダウン、操作性の向上、保守性の向上等に寄与する
所大である。
【図1】本発明によるプログラム入力方式を実施する分
析装置の一例の全体の構成を示すブロック図である。
析装置の一例の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)(c)は従来のプログラム入力方式にお
ける主および従コンピュータのメモリマップを示す図、
(b)(d)は本発明のプログラム入力方式による主お
よび従コンピュータのメモリマップを示す図である。
ける主および従コンピュータのメモリマップを示す図、
(b)(d)は本発明のプログラム入力方式による主お
よび従コンピュータのメモリマップを示す図である。
【図3】本発明によるプログラム入力方式に用いる補助
記憶装置のメモリマップを示す図である。
記憶装置のメモリマップを示す図である。
1 分析装置本体 2 A/D変換器 3 コントローラ 4,5,17,18,19 インターフェース 6,16 バスライン 8,13 ROM 9,14 RAM 10,15 コミニュケーションインターフェース 11 従コンピュータ 21 主コンピュータ 22 キーボード 23 CRT表示装置 24 プリンタ 25 補助記憶装置
Claims (1)
- 【請求項1】分析装置の試料分注器、試薬分注器、反応
容器移送機構、測定装置等の種々の部分の動作を制御す
ると共に測定装置で測定されたデータを処理するために
主コンピュータと従コンピュータとを具える分析装置に
おいて、分析装置の複数のラウンドに対応する複数のプ
ログラムを記憶している補助記憶装置を分析装置に設
け、上記補助記憶装置に記憶された指定ラウンドに対応
するプログラムを補助記憶装置からプログラムをロード
し、主記憶装置に記憶し、従コンピュータへ従プログラ
ムを転送して、主記憶装置にロードした主プログラムに
制御を移すための初期プログラムを読み書きする機能を
持つ主コンピュータと、主コンピュータから転送される
従プログラムを受けて、従コンピュータの主記憶装置へ
記憶し、ロードした従プログラムに制御を移すための初
期プログラムを読み書きする機能を持つ従コンピュータ
と、前記補助記憶装置から主コンピュータおよび従コン
ピュータへロードされたプログラムの両方またはいずれ
か一方の実行が開始された後にも、必要に応じて補助記
憶装置からプログラムを読み出して主コンピュータと従
コンピュータとの間でプログラムの転送を行なうことを
特徴とする自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21797791A JPH0581034A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | 自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21797791A JPH0581034A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | 自動分析装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12888480A Division JPS5752996A (en) | 1980-09-17 | 1980-09-17 | Program inputting system for analyzer with plural computers |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581034A true JPH0581034A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=16712700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21797791A Pending JPH0581034A (ja) | 1991-08-03 | 1991-08-03 | 自動分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0581034A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000234948A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-08-29 | Eppendorf Geraetebau Netheler & Hinz Gmbh | 電子計量システムの駆動方法及び計量システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54114136A (en) * | 1978-02-27 | 1979-09-06 | Hitachi Ltd | Microprogram loading system |
-
1991
- 1991-08-03 JP JP21797791A patent/JPH0581034A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54114136A (en) * | 1978-02-27 | 1979-09-06 | Hitachi Ltd | Microprogram loading system |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000234948A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-08-29 | Eppendorf Geraetebau Netheler & Hinz Gmbh | 電子計量システムの駆動方法及び計量システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2023150B1 (en) | Automatic analyzer and method for using the same | |
US6401138B1 (en) | Interface for patient context sharing and application switching | |
US20070118422A1 (en) | Device and method for management of operating materials and/or supplies of an analyzer and analyzing system | |
JP4828021B2 (ja) | 配分方法 | |
US5675772A (en) | Device and method for reconfiguring a computer system with an incompatible CPU | |
CN106662593A (zh) | 自动分析装置 | |
US5146605A (en) | Direct control facility for multiprocessor network | |
JPH035626B2 (ja) | ||
JPS5846449A (ja) | コンピユ−タ・プログラムの流れを外部制御する方法および装置 | |
JP3505078B2 (ja) | 臨床検査システム | |
JPH0581034A (ja) | 自動分析装置 | |
CA1304517C (en) | Multiple computer interface | |
US5913073A (en) | Input/output driver for benchmark testing | |
JPH0784922A (ja) | 情報伝達システム | |
JPH0620127A (ja) | 建設機械の制御システム | |
KR930001588B1 (ko) | 프로세서 제어장치 | |
JPH03211463A (ja) | 自動分析装置の操作パネル、作業カード及び運転方法 | |
CN1171585A (zh) | 医用检验科数据管理设备及方法 | |
EP3951395A1 (en) | Automatic analysis device | |
US7526488B2 (en) | Processing method for data which is combined to form a plurality of data records, using a plurality of applications | |
JP3399709B2 (ja) | プログラマブルコントローラにおけるデータ取出方法およびプログラマブルコントローラ | |
JPH10228434A (ja) | ネットワークを利用したハードウェア診断システム | |
JPS6074063A (ja) | システム・デイスク・ロ−ド方式 | |
JPH10170406A (ja) | 車両診断装置 | |
JPS6265164A (ja) | 商品情報のメンテナンス方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950627 |