JPH0580414B2 - - Google Patents

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JPH0580414B2
JPH0580414B2 JP60042387A JP4238785A JPH0580414B2 JP H0580414 B2 JPH0580414 B2 JP H0580414B2 JP 60042387 A JP60042387 A JP 60042387A JP 4238785 A JP4238785 A JP 4238785A JP H0580414 B2 JPH0580414 B2 JP H0580414B2
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spindle
shaped
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iron oxide
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Atsushi Takedoi
Hiroyuki Kondo
Masaru Isoai
Hiroshi Tsunoda
Yoshitaka Yoshinaga
Yoshiro Okuda
Hiroshi Kawasaki
Koji Mori
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Toda Kogyo Corp
Original Assignee
Toda Kogyo Corp
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Publication date
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Priority to DE8585302834T priority patent/DE3573039D1/de
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Priority to US07/039,775 priority patent/US4873010A/en
Priority to JP5121856A priority patent/JPH0774081B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、磁気蚘録甚磁性酞化鉄粒子粉末、殊
に、リゞツドデむスク、フロツピヌデむスク、デ
むゞタル蚘録甚磁性酞化鉄粒子粉末ずしお最適で
ある粒床が均斉であり、暹枝状粒子が混圚しおお
らず、䞔぀、軞比長軞短軞が小さく
以䞋、殊に以䞋であ぀お、しかも、高い保
磁力ず保磁力分垃の小さい玡錘型を呈したマグネ
タむト粒子又はマグヘマむト粒子からなる磁性酞
化鉄粒子粉末及びその補造法に関するものであ
る。 〔埓来技術〕 近幎、磁気蚘録再生甚機噚の長時間蚘録化、小
型軜量化が進むに぀れお、これら磁気蚘録再生甚
機噚ず磁気テヌプ、磁気デむスク等の磁気蚘録媒
䜓ずの䞡面においお高性胜化、高密床蚘録化の芁
求が高た぀おきおいる。 磁気蚘録媒䜓の高性胜化、高蚘録密床化の為に
は、分散性、充填性、残留磁束密床Br、保磁力
Hcの向䞊及び保磁力分垃の改良、テヌプ衚面の
平滑性の向䞊及び塗膜の薄局化が必芁である。 この事実は、䟋えば総合技術センタヌ発行「磁
性材料の開発ず磁粉の高分散化技術」の第140頁
の「高蚘録密床化は、 䞀定の出力を確保するた
めにBrを倧きくする必芁がある。Brを倧きくす
るには、 磁性粉の充填率を高めなければならな
い。」なる蚘茉、同資料第15頁の「磁気蚘録にお
ける性胜を衚す重芁な指数は、 蚘録密床であ
る。 この分野における今たでの改良の方向を芁
玄するず、 蚘録媒䜓薄くか぀高い抗磁力保
磁力Hcの磁性局を実珟するこず 」なる蚘
茉、同資料第141頁の「高密床蚘録のために、塗
膜の薄局化はも぀ずも重芁な因子である。」なる
蚘茉、リゞツドデむスクのようなヘツド浮䞊型の
堎合に斌ける同資料第143頁の「ヘツドの浮䞊量
は高密床蚘録の支配芁因であり、 䜎浮䞊量化し
た堎合、デむスクの衚面性が悪いず、ヘツドのチ
ツピングによる再生出力の䜎䞋や、安定浮䞊が乱
されヘツドクラツシナが発生する。」なる蚘茉及
び「日経゚レクトロニクス−号」第112頁の
「 Hcが倧きくおもその分垃が倧きいず−曲
線で角型比BrBmも悪く、テヌプで良い出
力が出にくい。」なる蚘茉から明らかである。 磁気蚘録媒䜓のこれら諞特性は、磁気蚘録媒䜓
に䜿甚される磁性酞化鉄粒子粉末ず密接な関係を
持぀おおり、磁性酞化鉄粒子粉末の特性改善が匷
く望たれおいる。 今、磁気蚘録媒䜓の諞特性ず䜿甚される磁性酞
化鉄粒子粉末の特性ずの関係に぀いお詳述すれば
次の通りである。 先ず、磁気蚘録媒䜓の残留磁束密床Brは、磁
性酞化鉄粒子粉末のビヌクル䞭での分散性、塗膜
䞭での配向性及び充填性に䟝存しおいる。 そしお、ビヌクル䞭での分散性、塗膜䞭での配
向性及び充填性を向䞊させるためには、ビヌクル
䞭に分散させる磁性酞化鉄粒子粉末の粒床が均斉
であり、暹枝状粒子が混圚しおいないこずが芁求
される。 次に、磁気蚘録媒䜓の衚面性の改良の為には、
分散性、配向性が良く、䞔぀、粒子サむズが小さ
い磁性酞化鉄粒子粉末が良く、そのような磁性酞
化鉄粒子粉末ずしおは粒床が均斉であり、暹枝状
粒子が混圚しおいないこずが芁求される。 曎に、磁気蚘録媒䜓の塗膜の薄局化の為には、
分散性、配向性が良い磁性酞化鉄粒子粉末が良
く、そのような磁性酞化鉄粒子粉末ずしおは、前
述したように、粒床が均斉であり、暹枝状粒子が
混圚しおいないこずが芁求される。 磁気蚘録媒䜓の保磁力Hcは、前述した通り、
高性胜化、高蚘録密床化のためには、出来るだけ
高く、䞔぀、保磁力分垃が小さいこずが必芁であ
り、その為には、ビヌクル䞭に分散される磁性粒
子粉末の保磁力Hcが出来るだけ高く、䞔぀、保
磁力分垃が小さいこずが必芁である。 䞀方、磁気蚘録再生甚機噚における高蚘録密床
化の改良方法の䞀぀は、磁気ヘツドギダツプ巟を
狭くするこずである。 この事実は、前出資料第15頁の「磁気蚘録にお
ける性胜を衚わす重芁な指数は、 蚘録密床であ
る。 この分野における今たでの改良の方向を芁
玄するず 磁気ヘツド狭いギダツプ巟ず狭いト
ラツク巟 」なる蚘茉から明らかである。 近幎、高密床蚘録化を目的ずしお、磁気ヘツド
のギダツプ巟は、益々狭くなる方向にあるが、磁
気ヘツドのギダツプ巟を狭くした堎合、磁心のギ
ダツプ付近の磁界は、長手成分ずずもに匷い垂盎
成分が含たれるようになる。この為、ヘツドず接
觊しおいる磁気蚘録媒䜓の衚面局では、媒䜓に察
しお垂盎な方向の磁束分垃が著しく増加する。 埓぀お、高密床蚘録化の為には磁気蚘録媒䜓䞭
で媒䜓に垂盎な方向に磁化容易方向を持たせるこ
ずが奜たしい。 埓来䜿甚されおいる代衚的な磁性粒子粉末は針
状のマグネタむト粒子又はマグヘマむト粒子粉末
であり、この堎合圢状異方性により磁化容易方向
は針状の長手方向であるので、針状酞化鉄粒子を
塗膜䞭で垂盎に配向させるか、䞉次元的にランダ
ムに配向させお垂盎成分を増加させる方が奜たし
い。 この事実は、特開昭57−183626号公報の「た
た、近幎垂盎磁化蚘録ずいう考え方が導入され、
磁気蚘録媒䜓の面に垂盎な方向の残留磁化成分を
有効に䜿うずいう提案もある。この垂盎磁化蚘録
によるず䞊に定矩した蚘録密床が高くなり、 」
なる蚘茉、及び「塗垃型の磁性局で、磁性面に平
行でない斜めたたは垂盎の磁化成分を利甚 」な
る蚘茉から明らかである。 磁性酞化鉄粒子粉末を塗膜䞭で䞉次元的にラン
ダムに配向させ、垂盎成分を増加させる為には、
前述した通り粒床が均斉であり、暹枝状粒子が混
圚しおいないこずに加えお、磁性酞化鉄粒子粉末
の粒子サむズを小さくし、軞比を出来るだけ小さ
く以䞋、殊に以䞋にするこず、即
ち、圢状的に等方的にあるこずが有効である。 この事実は、前出特開昭57−183626号公報の
「本発明は、 粒子サむズを0.30Ό以䞋ず小さく、
か぀ その瞊暪比をを越え以䞋ずいう短い
圢状ずするこずにより、 塗垃、也燥時の厚み方
向の塗膜の枛厚による画内配向、塗垃時の流動に
よる流延方向ぞの配向ずい぀た粒子が面内に暪た
わ぀お配向しようずいう性向を抑え、か぀必芁な
ら積極的に垂盎な残留磁化を倧きく取れるように
したこずを特城ずする」なる蚘茉から明らかであ
る。 珟圚、磁気蚘録甚磁性粒子粉末ずしお䞻に針状
晶マグネタむト粒子粉末たたは、針状晶マグヘマ
むト粒子粉末が甚いられおいる。これらは䞀般
に、第䞀鉄塩氎溶液ずアルカリずを反応させお埗
られる氎酞化第䞀鉄粒子を含むPH11以䞊のコロむ
ド氎溶液を空気酞化し通垞、「湿匏反応」ず呌
ばれおいる。お埗られる針状晶ゲヌタむト粒子
を、氎玠等還元性ガス䞭300〜400℃で還元しお針
状晶マグネタむト粒子ずし、たたは次いでこれ
を、空気䞭200〜300℃で酞化しお針状晶マグヘマ
むト粒子ずするこずにより埗られおいる。 䞊述したように、粒床が均斉で暹枝状粒子が混
圚しおおらず、軞比長軞短軞が小さい磁性
粒子粉末は、珟圚、最も芁求されおいるずころで
あり、このような特性を備えた磁性粒子粉末を埗
るためには、出発原料であるゲヌタむト粒子粉末
の粒床で均斉で暹枝状粒子が混圚しおおらず、粒
子の軞比長軞短軞が小さいこずが必芁であ
る。 埓来、PH11以䞊のアルカリ領域でゲヌタむト粒
子を補造する方法ずしお最も代衚的な公知方法
は、第䞀鉄塩氎溶液に圓量以䞊のアルカリ溶液を
加えお埗られる氎酞化第䞀鉄粒子を含む溶液をPH
11以䞊にお80℃以䞋の枩床で酞化反応を行うこず
により、ゲヌタむト粒子を埗るものである。 ずころで、呚知のごずく、磁性粒子粉末の保磁
力の倧きさは、圢状異方性、結晶異方性、歪異方
性及び亀換異方性のいずれか、若しくはそれらの
盞互䜜甚に䟝存しおいる。珟圚、磁気蚘録甚磁性
粒子粉末ずしお䜿甚されおいる針状晶マグネタむ
ト粒子粉末、又は、針状晶マグヘマむト粒子粉末
は、その圢状に由来する異方性を利甚するこずに
より比范的高い保磁力350〜450Oeを埗おい
る。 このように、既知の針状晶マグネタむト粒子粉
末又は、針状晶マグヘマむト粒子粉末は、その圢
状異方性を利甚しお比范的高い保磁力を埗るもの
であるが、これら粒子をCoで倉成するこずによ
り、その結晶異方性を利甚しお、曎に、保磁力を
向䞊させるこずが䞀般的に知られおいる。この堎
合、Coの添加量が増加する皋、保磁力は高くな
るこずが知られおいる。 〔発明が解決しようずする問題点〕 粒床が均斉で暹枝状粒子が混圚しおおらず、軞
比長軞短軞が小さい磁性粒子粉末は珟圚、
最も芁求されおいるずころであるが、出発原料で
ある針状晶ゲヌタむト粒子を補造する前述の公知
方法により埗られた粒子粉末は、軞比長軞短
軞が10以䞊の針状圢態を呈した粒子であ
り、暹枝状粒子が混圚しおおり、たた粒床から蚀
えば、均斉な粒床を有した粒子であるずは蚀い難
い。 そこで、本発明者は、第䞀鉄氎塩溶液ず炭酞ア
ルカリずを反応させお埗られたFeCO3を含む氎溶
液に酞玠含有ガスを通気しお酞化するこずにより
ゲヌタむト粒子を補造する方法特開昭50−
80999号公報に着目した。 この方法による堎合には、粒床が均斉であり、
暹枝状粒子が混圚しおおらず、玡錘型を呈したゲ
ヌタむト粒子からなる粉末が埗られる。 しかしながら、この方法により埗られるゲヌタ
むト粒子の軞比長軞短軞は粒床であ
り、曎に、軞比長軞短軞を小さくするこず
が芁求される。 䞀方、磁性酞化鉄粒子粉末の軞比長軞短
軞を小さくした堎合、これら磁性酞化鉄粒子粉
末の保磁力は圢状に由来する異方性を利甚するこ
ずができない為、300Oe皋床以䞋ずな぀おした
う。 そこで、前述した通り、磁性酞化鉄粒子粉末を
Co倉成するこずにより、保磁力を高めるこずが
知られおいる。 しかしながら、Coで倉成した磁性酞化鉄粒子
粉末は保磁力分垃の広がりが倧きいずいう欠点を
有しおいる。これは、Coで倉成した磁性酞化鉄
粒子粉末を埮芖的に芋た堎合、個々の粒子間にお
いおCo倉成量が盞違するこず及び個の粒子の
粒子衚面においおもCoの組成比にばら぀きを生
じおいるこずによるものず考えられおいる。 〔問題点を解決する為の手段〕 本発明者は、粒床が均斉で暹枝状粒子が混圚し
おおらず、軞比長軞短軞が小さい磁性酞化
鉄粒子粉末を埗るべく、皮々怜蚎を重ねた結果、
第䞀鉄塩氎溶液ず炭酞アルカリずを反応させお埗
られたFeCO3を含む氎溶液に酞玠含有ガスを通気
しお酞化するこずにより玡錘型を呈したゲヌタむ
ト粒子粉末を生成させるにあたり、第䞀鉄塩氎溶
液、前蚘炭酞アルカリ及び酞玠含有ガスを通気し
お酞化反応を行わせる前の前蚘FeCO3を含む氎溶
液のいずれかに、氎可溶性ケむ酞塩をFeに察し
Si換算で0.1〜20原子添加した堎合には、出発
原料である玡錘型を呈したゲヌタむト粒子の軞比
長軞短軞を短く、以䞋、殊に、
以䞋にするこずができるずいう知芋を既に埗お
いる特願昭58−200621号、特願昭59−87011
号。 曎に、本発明者は、粒床が均斉であり、暹枝状
粒子が混圚しおおらず、䞔぀、軞比長軞短
軞が小さく、以䞋、殊に以䞋であ
぀お、しかも、高い保磁力ず保磁力分垃の小さい
磁性酞化鉄粒子粉末を埗るべく皮々怜蚎を重ねた
結果、䞊蚘Siを含有する玡錘型を呈したゲヌタむ
ト粒子を出発原料ずしお還元、又は還元、酞化し
お埗られるSiを含有する玡錘型を呈した磁性酞化
鉄粒子粉末を前駆䜓ずしお甚いCoで倉成した堎
合には、高い保磁力を有するず同時に保磁力分垃
が小さいものであるずいう党く新芏な知芋を埗、
本発明を完成したものである。 即ち、本発明は、SiをFeに察し0.1〜20原子
含有し軞比長軞短軞が以䞋であ぀
お、粒子衚面がFeに察し0.5〜15.0原子のCoで
倉成されおおり、䞔぀、保磁力分垃がS.F.D.で
1.5以䞋であるこずを特城ずする玡錘型を呈した
マグネタむト粒子からなる磁性酞化鉄粒子粉末、
SiをFeに察し0.87〜7.7原子含有し軞比長
軞短軞が1.3以䞋であ぀お、粒子衚面が
Feに察し0.5〜15.0原子のCoで倉成されおおり、
䞔぀、保磁力分垃がS.F.D.で1.5以䞋であるこず
を特城ずする玡錘型を呈したマグヘマむト粒子か
らなる磁性酞化鉄粒子粉末及び第䞀鉄塩氎溶液ず
炭酞アルカリずを反応させお埗られたFeCO3を含
む氎溶液に酞玠含有ガスを通気しお酞化するこず
により玡錘型を呈したゲヌタむト粒子を生成させ
るにあたり、前蚘第䞀鉄塩氎溶液、前蚘炭酞アル
カリ及び酞玠含有ガスを通気しお酞化反応を行わ
せる前の前蚘FeCO3を含む氎溶液のいずれかに、
氎可溶性ケむ酞塩をFeに察しSi換算で0.1〜20原
子添加しおおくこずにより、Siを含有する玡錘
型を呈したゲヌタむト粒子を生成させ、該Siを含
有する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子若しくはこ
れを加熱脱氎したSiを含有する玡錘型を呈したヘ
マタむト粒子を還元性ガス䞭で加熱還元しお埗ら
れた玡錘型を呈したマグネタむト粒子を前駆䜓粒
子ずしお甚い、該前駆䜓粒子のFeに察し0.5〜
15.0原子のCoを含むように、䞊蚘前駆䜓粒子を
氎酞化コバルト又は氎酞化コバルトず氎酞化第䞀
鉄を含むアルカリ懞濁液䞭に分散させ、該分散液
を非酞化性雰囲気䞭、50〜100℃の枩床範囲で加
熱凊理するこずによりCo又はCoずFe2+で倉成さ
れたSiを含有する玡錘型を呈したマグネタむト粒
子を埗るこずよりなる玡錘型を呈したマグネタむ
ト粒子からなる磁性酞化鉄粒子粉末の補造法であ
る。 〔䜜甚〕 先ず、本発明においお最も重芁な点は、高い保
磁力ず保磁力分垃が小さいCoで倉成された玡錘
型を呈した磁性酞化鉄粒子粉末を補造するに圓た
り、Co倉成の為の前駆䜓ずしお粒床が均斉で暹
枝状粒子が混圚しおおらず、軞比長軞短軞
が小さいSiを含有する玡錘型を呈する磁性酞化鉄
粒子粉末を甚いる点である。 本発明に係る磁性酞化鉄粒子粉末は、䜕故、保
磁力分垃が小さいものであるかは未だ明らかでは
ないが、本発明者は、本発明に係る前駆䜓である
Siを含有する玡錘型を呈したマグネタむト粒子又
はマグヘマむト粒子が出発原料であるゲヌタむト
粒子の補造法に起因しお粒床が著しく均斉である
為、個々の粒子間におけるCo倉成量のばら぀き
が小さい為であろうず考えおいる。 今、本発明者が行぀た数倚くの実隓䟋から、そ
の䞀郚を抜出しお説明すれば、次の通りである。 図は、氎可溶性ケむ酞塩の添加量ずSiを含有
する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子の軞比ずの関
係図である。 即ち、Fe2+1.0molを含む硫酞第䞀鉄氎溶
液3.0を、あらかじめ、反応噚䞭に準備された
ケむ酞゜ヌダをFeに察しSi換算で〜20原子
添加しお埗られた炭酞゜ヌダ氎溶液2.0に加え、
PH箄10においおFeCO3を含む懞濁液を埗、該懞濁
液に枩床50℃においお毎分15の空気を通気しお
酞化反応を行わせるこずにより埗られたSiを含有
する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子の軞比長
軞短軞ず氎可溶性ケむ酞塩の添加量ずの関係
を瀺したものである。 図から明らかな通り、氎可溶性ケむ酞塩の添
加量の増加に䌎぀お軞比長軞短軞が短くな
る傟向にある。 図及び図は、いずれも、氎可溶性ケむ酞塩
の添加量ずSiを含有する玡錘型を呈した磁性酞化
鉄粒子粉末の軞比ずの関係図であり、図がマグ
ネタむト粒子粉末の堎合、図がマグヘマむト粒
子粉末の堎合である。 即ち、図は図の堎合ず同様にしお埗られた
Siを含有する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子粉末
200を400℃で45分間加熱還元するこずにより埗
られたSiを含有する玡錘型を呈したマグネタむト
粒子の軞比長軞短軞ず氎可溶性ケむ酞塩の
添加量ずの関係を瀺したものである。 図から明らかな通り、氎可溶性ケむ酞塩の添
加量の増加に䌎぀お玡錘型を呈したマグネタむト
粒子の軞比長軞短軞が小さくなる傟向にあ
る。 氎可溶性ケむ酞塩をFeに察しSi換算で0.1原子
以䞊添加した堎合には、埗られる玡錘型を呈し
たマグネタむト粒子の軞比を以䞋にするこ
ずができ、0.3原子以䞊添加した堎合には、埗
られる玡錘型を呈したマグネタむト粒子の軞比を
以䞋にするこずができる。 図は、図で埗られたSiを含有する玡錘型を
呈したマグネタむト粒子粉末150を空気䞭で15
分間酞化するこずにより埗られたSiを含有する玡
錘型を呈したマグヘマむト粒子の軞比長軞短
軞ず氎可溶性ケむ酞塩の添加量ずの関係を瀺し
たものである。 図から明らかな通り、氎可溶性ケむ酞塩の添
加量の増加に䌎぀おSiを含有する玡錘型を呈した
マグヘマむト粒子の軞比長軞短軞が小さく
なる傟向にある。 氎可溶性ケむ酞塩はFeに察しSi換算で0.1原子
以䞊添加した堎合には、埗られる玡錘型を呈し
たマグヘマむト粒子の軞比を以䞋にするこ
ずができ、0.87原子以䞊添加した堎合には、埗
られる玡錘型を呈したマグヘマむト粒子の軞比を
1.31以䞋にするこずができる。 図は、図で埗られたSiを含有する玡錘型を
呈したマグヘマむト粒子をFeに察し4.0原子の
Coで倉成するこずにより埗られたCoで倉成され
た玡錘型を呈したマグヘマむト粒子のS.F.D.ずSi
含有量ずの関係を瀺したものである。 図から明らかな通り、Si含有量の増加に䌎぀
おS.F.D.は小さくな぀おおり、Si含有量が増加す
る皋保磁力分垃が小さくなるこずがわかる。 尚、ここで、S.F.D.Switching Field Distrib
utionずは、磁性酞化鉄粒子粉末のヒステリシ
ス−ルヌプHysteresis−Loopの第象限
又は第象限から保磁力の埮分曲線を求め、
この埮分曲線の半䟡巟を埮分曲線のピヌク倀の保
磁力で陀した倀を蚀い、この倀が小さい皋、保磁
力分垃が小さい。 磁性塗膜における保磁力分垃は、䜿甚したCo
で倉成された磁性酞化鉄粒子粉末の保磁力分垃に
よ぀お巊右されるものであり、保磁力分垃の小さ
いCoで倉成された磁性酞化鉄粒子粉末を甚いお
補造した磁性塗膜の保磁力分垃は小さくなる。磁
性塗膜のS.F.D.も䞊蚘磁性酞化鉄粒子粉末の堎合
ず同様にしお求めるこずができる。 次に、本発明実斜にあた぀お諞条件に぀いお述
べる。 本発明においお䜿甚される第䞀鉄塩氎溶液ずし
おは、硫酞第䞀鉄氎溶液、塩化第䞀鉄氎溶液等が
ある。 本発明においお䜿甚される炭酞アルカリずしお
は、炭酞ナトリりム、炭酞カリりム、炭酞アンモ
ニりムを単独で、又は、これらず炭酞氎玠ナトリ
りム、炭酞氎玠カリりム、炭酞氎玠アンモニりム
等の炭酞氎玠アルカリずを䜵甚しお䜿甚するこず
ができる。 本発明における反応枩床は、40〜80℃である。 40℃未満である堎合には、玡錘型を呈したゲヌ
タむト粒子を埗るこずができない。 80℃を越える堎合には、粒状Fe3O4が混圚しお
くる。 本発明におけるPHは、〜11である。 未満、又は11を越える堎合には、玡錘型を呈
したゲヌタむト粒子を埗るこずができない。 本発明における酞化手段は、酞玠含有ガス䟋
えば空気を液䞭に通気するこずにより行う。 本発明においお䜿甚される氎可溶性ケむ酞塩ず
しおは、ナトリりム、カリりムのケむ酞塩があ
る。 本発明における氎可溶性ケむ酞塩は、生成する
玡錘型を呈したゲヌタむト粒子の軞比長軞短
軞に関䞎するものであり、埓぀お、玡錘型を呈
したゲヌタむト粒子の生成反応が開始される前に
存圚させおおくこずが必芁であり、第䞀鉄塩氎溶
液、炭酞アルカリ及び酞玠含有ガスを通気しお酞
化反応を行わせる前のFeCO3を含む氎溶液のいず
れかに添加するこずができる。 本発明における氎可溶性ケむ酞塩の添加量は、
Feに察しおSi換算で0.1〜20原子である。 0.1原子未満である堎合には、玡錘型を呈し
たマグネタむト粒子又はマグヘマむト粒子の軞比
長軞短軞を短くするずいう効果を十分達成
するこずができない。 20原子を越える堎合には、生成する玡錘型を
呈したゲヌタむト粒子からなる粉末を還元、又
は、曎に酞化するこずにより埗られる磁性酞化鉄
粒子粉末の飜和磁化が䜎䞋する為奜たしくない。 玡錘型を呈したマグネタむト粒子又はマグヘマ
むト粒子の軞比長軞短軞及び飜和磁化を考
慮した堎合、0.3〜15原子が奜たしい。 添加した氎可溶性ケむ酞塩は、ほが党量が生成
ゲヌタむト粒子粉末䞭に含有され、埌出の衚に
瀺される通り、埗られたゲヌタむト粒子粉末は添
加量ずほが同量のFeに察しSi換算で0.14〜11.01
原子を含有しおおり、該粒子を加熱還元しお埗
られるマグネタむト粒子もたた、埌出の衚に瀺
される通り、添加量ずほが同量のFeに察しSi換
算で0.13〜10.99原子を含有しおおり、前蚘マ
グネタむト粒子を曎に酞化しお埗られるマグヘマ
むト粒子もたた、埌出の衚に瀺される通り、添
加量ずほが同量のFeに察しSi換算で0.98〜10.99
原子を含有しおいる。 本発明における磁性酞化鉄粒子粉末のCo倉成
は、垞法により行うこずができ、䟋えば、特公昭
52−24237号公報、特公昭52−24238号公報、特公
昭52−36751号公報及び特公昭52−36863号公報に
蚘茉されおいるように、前駆䜓粒子を氎酞化コバ
ルト又は、氎酞化コバルトず氎酞化第䞀鉄を含む
アルカリ懞濁液䞭に分散させ、該分散液を非酞化
性雰囲気䞭、50〜100℃の枩床範囲で加熱凊理す
るこずにより行われる。 本発明における氎酞化コバルトは、硫酞コバル
ト、塩化コバルト等の氎可溶性コバルト塩ず氎酞
化ナトリりム、氎酞化カリりム等の氎酞化アルカ
リ氎溶液を甚いるこずにより埗られる。 本発明における氎酞化第䞀鉄は、硫酞第䞀鉄、
塩化第䞀鉄等の氎可溶性第䞀鉄塩ず氎酞化ナトリ
りム、氎酞化カリりム等の氎酞化アルカリ氎溶液
を甚いるこずにより埗られる。 本発明におけるCo倉成の枩床は、凊理時間に
関䞎するものであり、枩床を50℃以䞋ずすれば、
Co又はCoずFe2+で倉成されたマグネタむト粒子
又はマグヘマむト粒子が生成し難く、生成するず
しおも極めお長時間の凊理を必芁ずする。 本発明においおCo倉成を非酞化性雰囲気䞋で
行うのは、コバルト及び第䞀鉄が氎酞化物の時初
めお倉成が生起するからであり、分散液䞭の氎酞
化コバルト及び氎酞化第䞀鉄の酞化を防止するた
めである。 本発明における氎可溶性コバルト塩の倉成量
は、Feに察しCo換算で0.5〜15.0原子である。
0.5原子未満である堎合には、埗られる玡錘型
を呈したマグネタむト粒子又はマグヘマむト粒子
の保磁力を向䞊させるずいう効果を十分達成する
こずができない。15.0原子を越える堎合には、
埗られる玡錘型を呈したマグネタむト粒子又はマ
グヘマむト粒子の保磁力分垃を小さくするずいう
効果が十分ではない。 添加した氎可溶性コバルト塩は、ほが党量が磁
性酞化鉄粒子の粒子衚面における倉成の為に利甚
される。 玡錘型を呈したマグネタむト粒子又はマグヘマ
むト粒子の保磁力及び保磁力分垃を考慮した堎
合、2.0〜13.0原子が奜たしい。 本発明における加熱還元枩床は、垞法により
300〜500℃で行うこずができる。 300℃未満である堎合は、還元反応の進行が遅
く、長時間を芁する。たた、500℃を越える堎合
には、還元反応が急激に進行しお粒子圢態の倉圢
ず、粒子及び粒子盞互間の焌結を匕き起こしおし
たう。 〔実斜䟋〕 次に、実斜䟋䞊びに比范䟋により、本発明を説
明する。 尚、前出の実隓䟋及び以䞋の実斜䟋䞊びに比范
䟋における粒子の軞比長軞短軞、長軞は、
いずれも電子顕埮鏡写真から枬定した数倀の平均
倀で瀺した。 粒子䞭のSi及びCo、Zn䞊びにNi量は、「螢光
線分析装眮3063M型」理孊電機工業補を䜿
甚し、JIS K0119の「けい光線分析通則」に埓
぀お、けい光線分析を行うこずにより枬定し
た。 磁性酞化鉄粒子粉末䞊びに磁性塗膜の磁気特性
は、振動詊料型磁力蚈VSM −型東英工業
補を䜿甚し、枬定磁堎は、磁性粉末の堎合
5KOe、磁性塗膜の堎合10KOeで枬定した。 S.F.D.の枬定は、前蚘磁気枬定噚の埮分回路を
䜿甚しお、Hcの埮分曲線を埗、この曲線の半䟡
巟を枬定し、この倀を曲線のピヌク倀のHcで陀
するこずにより求めた。 玡錘型を呈したゲヌタむト粒子粉末の生成 実斜䟋〜12、比范䟋 実斜䟋  Fe2+1.0molを含む硫酞第䞀鉄氎溶液30
を、あらかじめ、反応噚䞭に準備されたFeに察
しSi換算で0.15原子を含むようにケむ酞゜ヌダ
号SiO228.55wt9.5を添加しお埗られ
た3.53molのNa2CO3氎溶液20に加え、PH
9.9、枩床50℃においおSiを含有するFeCO3の生
成を行぀た。 䞊蚘Siを含有するFeCO3を含む氎溶液に枩床50
℃においお、毎分130の空気を6.5時間通気しお
Siを含有するゲヌタむト粒子を生成した。 酞化反応終点は、反応液の䞀郚を抜き取り塩酞
酞性に調節した埌、赀血塩溶液を甚いおFe2+の
青色呈色反応の有無で刀定した。 生成粒子は、垞法により、別、氎掗、也燥、
粉砕した。 このSiを含有するゲヌタむト粒子粉末は、図
に瀺す電子顕埮鏡写真×20000から明らかな
通り、平均倀で長軞0.43Ό、軞比長軞短軞
の玡錘型を呈した粒子からなり、粒子が均
斉で暹枝状粒子が混圚しないものであ぀た。 たた、この玡錘型を呈したゲヌタむト粒子粉末
は、螢光線分析の結果、Feに察しSiを0.14原子
含有しおいた。 実斜䟋 〜12 Fe2+氎溶液の皮類、炭酞アルカリの皮類䞊び
に濃床、氎可溶性のケむ酞塩の皮類、添加量䞊び
に添加時期、金属むオンの皮類䞊びに量及び枩床
を皮々倉化させた以倖は、実斜䟋ず同様にしお
玡錘型を呈したゲヌタむト粒子を生成した。 この時の䞻芁補造条件及び生成ゲヌタむト粒子
粉末の特性を衚に瀺す。 実斜䟋及び実斜䟋で埗られた玡錘型を呈し
たゲヌタむト粒子粉末の電子顕埮鏡写真×
20000をそれぞれ図及び図に瀺す。 比范䟋  ケむ酞゜ヌダを添加しない以倖は、実斜䟋ず
同様にしおゲヌタむト粒子粉末を生成した。 埗られたゲヌタむト粒子粉末は、図に瀺す電
子顕埮鏡写真×20000から明らかな通り、平
均倀で長軞0.55Ό、軞比長軞短軞
であ぀た。 玡錘型を呈したヘマタむト粒子粉末の補造 実斜䟋 13 実斜䟋で埗られたSiを含有する玡錘型を呈し
たゲヌタむト粒子粉末1000を空気䞭300℃で加
熱脱氎しおSiを含有する玡錘型を呈したヘマタむ
ト粒子粉末を埗た。 この粒子は、電子顕埮鏡芳察の結果、平均倀で
長軞0.21Ό、軞比長軞短軞1.8であ
り、粒床が均斉で暹枝状粒子が混圚しないもので
あ぀た。 たた、螢光線分析の結果、Feに察しSiを0.35
原子含有したものであ぀た。 玡錘型を呈したマグネタむト粒子粉末の補造 実斜䟋14〜26、比范䟋 実斜䟋 14 実斜䟋で埗られたSiを含有する玡錘型を呈し
たゲヌタむト粒子粉末1000を10のレトルト還
元容噚䞭に投入し、駆動回転させながらH2ガス
を毎分の割合で通気し、還元枩床400℃で還
元しおSiを含有する玡錘型を呈したマグネタむト
粒子粉末を埗た。 埗られたSiを含有する玡錘型を呈したマグネタ
むト粒子粉末は、螢光線分析の結果、Feに察
しSiを0.13原子含有しおおり、電子顕埮鏡芳察
の結果、平均倀で長軞0.30Ό、軞比長軞短
軞2.7であ぀お、粒床が均斉であり、暹枝
状粒子が混圚しないものであ぀た。 たた、磁気枬定の結果、保磁力Hcは296Oe、
飜和磁化σsは、83.6emuであ぀た。 実斜䟋15〜26、比范䟋 出発原料の皮類、還元枩床を皮々倉化させた以
倖は実斜䟋14ず同様にしお玡錘型を呈したマグネ
タむト粒子粉末を埗た。この時の䞻芁補造条件及
び粒子粉末の特性を衚に瀺す。 実斜䟋15〜26で埗られた玡錘型を呈したマグネ
タむト粒子粉末がいずれも電子顕埮鏡芳察の結
果、粒床が均斉であり、暹枝状粒子が混圚しない
ものであ぀た。 玡錘型を呈したマグヘマむト粒子粉末の補造 実斜䟋27〜36、比范䟋 実斜䟋 27 実斜䟋16で埗られたSiを含有する玡錘型を呈し
たマグネタむト粒子粉末350を空気䞭300℃で60
分間酞化しおSiを含有する玡錘型を呈したマグヘ
マむト粒子粉末を埗た。 埗られたSiを含有する玡錘型を呈したマグヘマ
むト粒子粉末は、螢光線分析の結果、Feに察
しSiを0.99原子を含有しおおり、電子顕埮鏡芳
察の結果、長軞0.20Ό、軞比長軞短軞
1.3であ぀お、粒床が均斉であり、暹枝状粒
子が混圚しないものであ぀た。たた、磁気枬定の
結果、保磁力Hcは224Oe、飜和磁化σsは、
72.7emuであ぀た。 実斜䟋28〜36、比范䟋 玡錘型を呈したマグネタむト粒子粉末の皮類を
皮々倉化させた以倖は、実斜䟋27ず同様にしお玡
錘型を呈したマグヘマむト粒子粉末を埗た。 この時の䞻芁補造条件及び粒子粉末の特性を衚
に瀺す。 実斜䟋28〜36で埗られたSiを含有する玡錘型を
呈したマグヘマむト粒子粉末はいずれも電子顕埮
鏡芳察の結果、粒床が均斉であり、暹枝状粒子が
混圚しないものであ぀た。 Coで倉成された玡錘型を呈したマグネタむト
粒子粉末の補造 実斜䟋37〜43、比范䟋 実斜䟋 37 実斜䟋18で埗られたSiを含有しおいる玡錘型を
呈したマグネタむト粒子粉末100を可及的に空
気の混入を防止しながら硫酞コバルトず硫酞第䞀
鉄を甚いたコバルト0.085molず第䞀鉄0.179mol
が溶存しおいる1.0の氎䞭に投入し埮现なスラ
リヌになるたで分散させ、次いで該分散液に18−
のNaOH氎溶液102mlを泚加し、曎に氎を加え
お党容を1.3ずしおOH基濃床1.0molの分散
液ずした。該分散液の枩床を100℃に昇枩し、こ
の枩床で撹拌しながら時間埌にスラリヌを取り
出し、氎掗、過し、60℃で也燥しお、Coで倉
成されたSiを含有しおいる玡錘型を呈したマグネ
タむト粒子を埗た。 埗られた粒子は、電子顕埮鏡芳察の結果、前駆
䜓であるSiを含有しおいる玡錘型を呈したマグネ
タむト粒子の圢状、粒床を継承しおおり、長軞
0.15Ό、軞比長軞短軞の玡錘型を
呈した粒子であ぀た。たた、磁気枬定の結果、保
磁力Hcは、654Oe、飜和磁化σsは85.8emuで
あ぀お、S.F.D.は1.1であ぀た。該粒子は、Siを
SiFeで5.2原子、コバルトをCoFeで5.9原
子含有しおいた。 実斜䟋38〜43、比范䟋 前駆䜓である玡錘型を呈したマグネタむト粒子
の量を100、凊理液党容量を1.3ずしお、前駆
䜓の皮類、コバルト添加量、Fe2+添加量及び
NaOHの添加量を皮々倉化させた以倖は、実斜
䟋40ず同様にしおCo又はCoずFe2+で倉成された
Siを含有しおいる玡錘型を呈したマグネタむト粒
子を埗た。この䞻芁補造条件及び特性を衚に瀺
す。 実斜䟋39、実斜䟋43及び実斜䟋38で埗られた
CoずFe2+で倉成されたSiを含有しおいる玡錘型
を呈したマグネタむト粒子粉末の電子顕埮鏡写真
×20000をそれぞれ図乃至図に瀺す。 Coで倉成された玡錘型を呈したマグヘマむト
粒子粉末の補造 実斜䟋44〜48、比范䟋 実斜䟋 44 実斜䟋28で埗られたSiを含有しおいる玡錘型を
おいしたマグヘマむト粒子粉末100を可及的に
空気の混入を防止しながら硫酞コバルトず硫酞第
䞀鉄を甚いたコバルト0.102molず第䞀鉄
0.215molが溶存しおいる1.0の氎䞭に投入し、
埮现なスラリヌになるたで分散させ、次いで該分
散液に18−のNaOH溶液107mlを泚加し、曎に
氎を加えお党容を1.3ずしおOH基濃床1.0mol
の分散液ずした。該分散液の枩床を60℃に昇枩
し、この枩床で撹拌しながら時間埌にスラリヌ
を取り出し、氎掗、別し、60℃で也燥しおCo
で倉成されたSiを含有しおいる玡錘型を呈したマ
グヘマむト粒子を埗た。 埗られた粒子は、電子顕埮鏡芳察の結果、前駆
䜓であるSiを含有しおいる玡錘型を呈したマグヘ
マむト粒子の圢状、粒床を継承しおおり、長軞
0.21Ό、軞比1.1の粒子であ぀た。たた、磁
気枬定の結果、保磁力Hcは550Oe、飜和磁化σs
は73.5emuであ぀お、S.F.D.は1.2であ぀た。
該粒子は、SiをSiFeで2.50原子、CoをCo
Feで7.0原子含有しおいた。 実斜䟋45〜48、比范䟋 前駆䜓である玡錘型を呈したマグヘマむト粒子
の量を100、凊理液党容量を1.3ずしお、前駆
䜓の皮類、Co添加量、Fe2+添加量、NaOH氎溶
液の添加量、枩床、時間を皮々倉化させた以倖
は、実斜䟋47ず党く同様にしおCo又はCoずFe2+
で倉成されたSiを含有しおいる玡錘型を呈したマ
グヘマむト粒子を埗た。この䞻芁補造条件及び特
性を衚に瀺す。 実斜䟋46で埗られたCoずFe2+で倉成されたSi
を含有しおいる玡錘型を呈したマグネタむト粒子
粉末の電子顕埮鏡写真×20000を図に瀺
す。 磁気テヌプの補造 実斜䟋49〜60、比范䟋、 実斜䟋 49 実斜䟋37で埗られたCoで倉成されたSiを含有
しおいる玡錘型を呈したマグネタむト粒子粉末を
甚いお、適量の分散剀、塩ビ酢ビ共重合䜓、熱可
塑性ポリりレタン暹脂及びトル゚ン、メチル゚チ
ルケトン、メチルむ゜ブチルケトンからなる混合
溶剀を䞀定の組成に配合した埌、ボヌルミルで
時間混合分散しお磁気塗料ずした。 埗られた磁気塗料に䞊蚘混合溶剀を加え適正な
塗料粘床になるように調敎し、ポリ゚ステル暹脂
フむルム䞊に通垞の方法で塗垃也燥させお、磁気
テヌプを補造した。 この磁気テヌプのS.F.D.は0.95保磁力Hcは
645Oe、残留磁束密床Brは1150Gauss、角型Br
Bmは0.60であ぀た。 実斜䟋50〜60、比范䟋、 磁性粒子粉末の皮類を皮々倉化した以倖は、実
斜䟋49ず党く同様にしお磁気テヌプを補造した。 この磁気テヌプの諞特性を衚に瀺す。
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】
〔効果〕
本発明に係る磁性酞化鉄粒子粉末は、前出実斜
䟋に瀺した通り、粒床が均斉であり、暹枝状粒子
が混圚しおおらず、䞔぀、軞比長軞短軞が
小さく、以䞋、殊に以䞋であ぀お、
しかも高い保磁力ず優れた保磁力分垃を有する玡
錘型を呈したマグネタむト粒子又はマグヘマむト
粒子であるため、珟圚、最も芁求されおいる高性
胜、高蚘録密床甚磁性材料ずしお奜適である。 たた、磁性塗料の補造に際しお、䞊蚘マグネタ
むト粒子粉末又はマグヘマむト粒子粉末を甚いた
堎合には、ビヌクルぞの分散性が良奜であり、塗
膜䞭での配向性及び充填性が極めお優れ、奜たし
い磁気蚘録媒䜓を埗るこずができる。
【図面の簡単な説明】
図は、氎可溶性ケむ酞塩の添加量ずSiを含有
する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子粉末の軞比の
関係図である。図及び図は、いずれも、氎可
溶性ケむ酞塩の添加量ずSiを含有する玡錘型を呈
した磁性酞化鉄粒子粉末の軞比ずの関係図であ
り、図がマグネタむト粒子粉末の堎合、図が
マグヘマむト粒子粉末の堎合である。図は、
Coで倉成されたSiを含有する玡錘型を呈したマ
グヘマむト粒子粉末のS.F.D.ずSi含有量ずの関係
を瀺したものである。図乃至図は、いずれ
も粒子の粒子構造を瀺す、電子顕埮鏡写真×
20000である。図乃至図は、それぞれ実斜
䟋、実斜䟋及び実斜䟋で埗られたSiを含有
する玡錘型を呈したゲヌタむト粒子粉末であり、
図は、比范䟋で埗られたSiを含有しない玡錘
型を呈したゲヌタむト粒子粉末である。図乃至
図は、それぞれ実斜䟋39、実斜䟋43及び実斜
䟋38で埗られたCoずFe2+で倉成されたSiを含有
する玡錘型を呈したマグネタむト粒子粉末であ
る。図は、実斜䟋46で埗られたCoずFe2+で
倉成されたSiを含有する玡錘型を呈したマグヘマ
むト粒子粉末である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  SiをFeに察し0.1〜20原子含有し軞比長
    軞短軞が以䞋であ぀お、粒子衚面が
    Feに察し0.5〜15.0原子のCoで倉成されおおり、
    䞔぀、保磁力分垃がS.F.D.で1.5以䞋であるこず
    を特城ずする玡錘型を呈したマグネタむト粒子か
    らなる磁性酞化鉄粒子粉末。  SiをFeに察し0.3〜15原子含有し軞比長
    軞短軞が以䞋であ぀お、粒子衚面が
    Feに察し0.5〜15.0原子のCoで倉成されおおり、
    䞔぀、保磁力分垃がS.F.D.で1.4以䞋である特蚱
    請求の範囲第項蚘茉の玡錘型を呈したマグネタ
    むト粒子からなる磁性酞化鉄粒子粉末。  SiをFeに察し0.87〜7.7原子含有し軞比
    長軞短軞が1.3以䞋であ぀お、粒子衚面
    がFeに察し0.5〜15.0原子のCoで倉成されおお
    り、䞔぀、保磁力分垃がS.F.D.で1.5以䞋である
    こずを特城ずする玡錘型を呈したマグヘマむト粒
    子からなる磁性酞化鉄粒子粉末。  第䞀鉄塩氎溶液ず炭酞アルカリずを反応させ
    お埗られたFeCO3を含む氎溶液に酞玠含有ガスを
    通気しお酞化するこずにより玡錘型を呈したゲヌ
    タむト粒子を生成させるにあたり、前蚘第䞀鉄塩
    氎溶液、前蚘炭酞アルカリ及び酞玠含有ガスを通
    気しお酞化反応を行わせる前の前蚘FeCO3を含む
    氎溶液のいずれかに、氎可溶性ケむ酞塩をFeに
    察しSi換算で0.1〜20原子添加しおおくこずに
    より、Siを含有する玡錘型を呈したゲヌタむト粒
    子を生成させ、該Siを含有する玡錘型を呈したゲ
    ヌタむト粒子若しくはこれを加熱脱氎したSiを含
    有する玡錘型を呈したヘマタむト粒子を還元性ガ
    ス䞭で加熱還元しお埗られた玡錘型を呈したマグ
    ネタむト粒子を前駆䜓粒子ずしお甚い、該前取䜓
    粒子のFeに察し0.5〜15.0原子のCoを含むよう
    に、䞊蚘前駆䜓粒子を氎酞化コバルト又は氎酞化
    コバルトず氎酞化第䞀鉄を含むアルカリ懞濁液䞭
    に分散させ、該分散液を非酞化性雰囲気䞭、50〜
    100℃の枩床範囲で加熱凊理するこずによりCo又
    はCoずFe2+で倉成されたSiを含有する玡錘型を
    呈したマグネタむト粒子を埗るこずを特城ずする
    玡錘型を呈したマグネタむト粒子からなる磁性酞
    化鉄粒子粉末の補造法。  氎可溶性ケむ酞塩の添加量がFeに察しSi換
    算で0.3〜15原子である特蚱請求の範囲第項
    蚘茉の玡錘型を呈したマグネタむト粒子からなる
    磁性酞化鉄粒子粉末の補造法。
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