JPH0580314A - 液晶表示パネル - Google Patents

液晶表示パネル

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Publication number
JPH0580314A
JPH0580314A JP24323691A JP24323691A JPH0580314A JP H0580314 A JPH0580314 A JP H0580314A JP 24323691 A JP24323691 A JP 24323691A JP 24323691 A JP24323691 A JP 24323691A JP H0580314 A JPH0580314 A JP H0580314A
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JP
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liquid crystal
light
auxiliary display
adjustment
display portion
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JP24323691A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Horiguchi
義則 堀口
Toshiharu Kawaguchi
俊治 川口
Ichiro Hattori
一郎 服部
Yoshitaka Kasagi
可孝 笠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶表示構体において、映像信号を表示するた
めの電気的な調整情報を収集することができ、液晶表示
特性の変化とともに完全自動化しやすくする。 【構成】画像表示のための有効表示部分101以外の任
意の部分に補助的な表示部分102を形成し、補助表示
部分102の前面に設けた受光素子103によって、主
画像表示部分とは独立に該補助表示部分の光出力を検出
でき、装置内部で液晶表示パネルの特性の自動化調整の
ための情報収集を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機等の
映像或いは文字を表示するために使用される液晶表示パ
ネルに関するもので、その調整方法およびその手段に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年テレビジョン受像機等に使用される
画像表示装置は、従来から使用されてきたブラウン管に
代わって液晶表示パネルが使用され始めてきた。液晶表
示パネルはブラウン管に比べて機器の奥行きを小さくで
きるという利点があり画像表示用として有望な装置であ
る。液晶表示パネルはコンバージェンスやフォーカス調
整は不要であるが電気−光変換特性がブラウン管と異な
るため電気的な信号の補正が必要である。液晶表示パネ
ルの製造技術はまだ完成されたものではなく、表示装置
として特性の均一なものは得難いため、パネル毎に補正
量を調整しなければならない。例えばテレビジョン受像
機に使用する場合、使用者の好みによって変更する部分
をのぞき、次のような調整が必要になる。 (1) 黒レベル (2) 白レベル (3) ガンマ特性 (4) フ
リッカ補正
【0003】これらの調整は、回路の構成方法にも依存
するが、単独の調整で済まない場合が多く、またカラー
テレビジョンの場合は三原色に対応したチャンネルにつ
いて同じように調整しなければならず、1つのパネルに
ついて10点以上の調整が必要となる。またこれらの調
整は電気的な調整ではあるが、調整結果は液晶表示パネ
ルに表示される画像として観測しなければならないた
め、従来は人手によって調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた如く従来の
技術では液晶パネルに映像信号を正しく表示するために
は電気的な調整点数が非常に多く、またその調整は人手
に頼らなければならないという問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、液晶表示構体にお
いて、映像信号を表示するための電気的な調整方法を改
良し、これまで人手に頼っていた調整点数を減少させ、
調整工数の減少による組み立てコストを低減することが
可能な液晶表示パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示パネ
ルと一体に設けた光学的信号検出素子によって液晶表示
パネルの電気−光変換特性を監視する第1の手段を設け
るものである。これにより前記検出結果から調整状態を
判断し、必要があれば調整を行うための調整制御手段、
つまり第2の手段にて利用するのに有効となる。
【0007】
【作用】第1の手段によって、液晶表示パネルに表示さ
れた画像と等価な電気的信号が検出され、第2の手段と
合わせて、従来液晶パネルの調整に必要とされた人手を
介する作業を削減することが出来、機器の自動調整が可
能になる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1はこの発明の一実施例であり、同図
(A)は側面から見た基本構成、同図(B)は平面的に
見た基本構成である。100は液晶パネルであり、上面
側が表示面である。液晶パネル100の表示面の有効画
面101の周囲には、外囲器120が配設されている。
さらに液晶パネル100の有効画面101以外の部分に
は、補助表示部102が設けられている。そしてこの補
助表示部102に対向して受光素子103が設けられ、
補助表示部102の相対透過率を監視するようになって
いる。
【0010】図2(A)は、液晶パネルにおいて、対向
電極の間に印加する電圧によって液晶材料の偏光性を制
御した場合の光の相対透過率を示している。この特性
は、一般的な基準となるものであるが、例えば温度が高
くなった場合と低くなった場合とでは、第2図(B)に
示すように光の相対透過率特性が変化する。このような
変化があると、本来は灰色の絵柄部分が真っ黒に表示さ
れたり、比較的明るい絵柄部分の細かい明暗がはっきり
しなくなったりする場合がある。
【0011】そこで、このシステムでは、上述した補助
表示部102において、基準となる参照表示を行い、こ
の部分における透過率を監視できるようにしている。受
光素子によって液晶パネルの電気−光変換特性を監視す
れば、検出結果から信号レベル等の調整状態を判断し、
必要があれば調整を行うための調整回路を制御すること
ができる。この自動制御手段については、後で基本的構
成を説明することにする。図3はこの発明の他の実施例
である。
【0012】さきの実施例は、受光素子を設ける位置と
しては液晶パネル100の外であるように説明した。し
かし第2の実施例は、液晶パネル100の内部に受光素
子を設けるようにしたものである。
【0013】図には、受光素子一体形のTFT液晶セル
の構成を示している。同図(A)は液晶セルの断面図で
あり、同図(B)はセル上面からの透視図である。1
1、21は、ガラス基板であり、ガラス基板21の裏面
には偏光フィルム22が設けられている。そしてガラス
基板21の内面には、ゲート電極23が設けられ、この
ゲート電極の上面及びガラス基板21の内面にはゲート
絶縁膜24が設けられている。ゲート絶縁膜24の上で
ゲート電極23に対応した部分には、半導体25が設け
られ、この半導体25の端部にドレイン26とソース2
7が形成されている。さらにドレイン26とソース27
には、それぞれドレイン電極28、ソース電極29が設
けられ、ドレイン電極28には透明画素電極30が接続
されている。そしてドレイン電極28とソース電極29
の間には、光遮蔽膜31が配置されている。
【0014】一方、他方のガラス基板11の内面には、
セルを区分するブラックマトリックス12が形成される
とともに、カラーフィルタ13が設けられ、これらを覆
って透明電極14が形成されている。ガラス基板11の
外側の表面には偏光フィルム15が設けられ、この外面
には反射膜16が形成されている。上記の透明電極間に
は液晶材料を封入されている。また半導体素子部分は、
非晶質または多結晶シリコンを主材料とする薄膜トラン
ジスタを構成している。ゲート電極に電圧が印加される
と、トランジスタが導通し、透明電極30と共通電極で
ある透明電極14との間に、電圧が印加され液晶材料の
偏光性が制御される。従って、画像表示して使用する場
合は、このような液晶セルを多数設け、セルを選択的に
制御することによって、文字または画像を表示すること
ができる。
【0015】ここで、図に示した液晶セルは、有効画面
の外に位置するものである。そしてこのセルにおいて
は、中央部に、先の液晶駆動用の薄膜トランジスタ(T
FT)と略同じ工程で受光素子40が形成されている。
【0016】反射膜16は、ガラス基板21側からの入
射光を反射させ、受光素子40へ光を照射するためのも
のである。受光素子40は液晶駆動用の薄膜トランジス
タと同様な構成ではあるが、液晶駆動用の透明画素電極
と接続されていない。さらに、チャネルとなる半導体を
光から遮蔽するための光遮蔽膜を有していない。
【0017】このような構成から成る液晶セルに光を入
射した際の光の経路について説明する。まず光は偏光フ
ィルタ22をぬけ、ガラス基板21を通過する。ここ
で、光の一部は液晶駆動用の薄膜トランジスタを構成し
ている半導体及び金属に遮られるが、光の大部分はゲー
ト絶縁膜と透明画素電極を透過し、液晶に入射する。液
晶に入射した光は透明電極、カラーフィルタ13、ガラ
ス基板11、偏光フィルタ15をぬけて、反射膜16に
到達し、反射・散乱をして受光素子40の半導体に達す
る。これにより受光素子40の電極には、光量に依存し
た電流が流れることになる。
【0018】一般的な液晶セルの電気−光学特性は、図
2に示した。このような電気−光学特性は様々なパラメ
ーターにより影響を受ける。一例として、温度をパラメ
ーターとした場合の特性変化を同図(B)に示す。この
特性から分かるように、温度が低くなると、相対透過光
量が増加し、逆に、温度が高くなると、相対透過光量が
減少することになる。実施例に示したような受光素子一
体形の液晶セルを利用することにより、上述のようなパ
ラメーターの影響を検出できるので、液晶駆動用の薄膜
トランジスタにこの検出データをフィードバックすれば
パラメーターの影響による電気−光学特性を補正するこ
とがが可能となる。
【0019】尚、図3では、受光素子40を画素の中心
に作製しているが、この位置は画素中のどこの位置に作
製してもかまわない。また、カラーフィルタはなくても
かまわない。
【0020】図4は、受光素子を複数の画素の間に作製
した例で示す、受光素子一体形の液晶セルである。例え
ば図のように、RGB3つの画素の間に受光素子50を
作製し、対応する位置のブラックマトリクスをはずせ
ば、RGB3つの画素を透過した光の反射光を1つの受
光素子で受光可能となる。この場合、RGBの信号系路
の総合的なパラメータの影響を検出できることになる。
【0021】図5、図6はさらにこの発明の他の実施例
である。図5は液晶セルの断面基本構成、図6はセル上
面から透視した基本構成を示している。この実施例で
は、液晶パネルの有効画素範囲外の一画素に、光反射用
のマイクロプリズム51を有した受光素子一体形の液晶
セルを作製した例を示している。液晶駆動用の薄膜トラ
ンジスタの構成については、図3に示した実施例と代わ
りはない。従って、図3と共通する部分には同一符号を
付している。受光素子52の部分を説明する。ゲート絶
縁膜24の上面において、金属電極53、n型半導体5
4、i型半導体55、p型半導体55、透明電極57、
絶縁膜58が積層されて受光素子52が形成されてい
る。
【0022】マイクロプリズム51は入射光(矢印で示
す)を反射させ、受光素子へ光を照射するためのもので
ある。受光素子はアモルファスシリコンのpin 形構造で
ある。液晶駆動用の薄膜トランジスタの透明画素電極1
4の下部に位置している。
【0023】液晶セルに光を入射した際の光の経路につ
いて説明する。まず光は偏光フィルム22をぬけ、ガラ
ス基板21を通過する。ここで、大部分の光はpin 形受
光素子の電極となる金属電極53に遮られるが、光の一
部はゲート絶縁膜24と透明画素電極30を透過し液晶
に入射する。液晶に入射した光は透明電極14、カラー
フィルタ13、ガラス基板11、偏光フィルム15をぬ
けて、マイクロプリズム51に到達する。マイクロプリ
ズム51内で反射をした光は、液晶をぬけて受光素子5
2のpin 形半導体に達する。受光素子52の電極には、
光量に依存した電圧が励起されることになる。このよう
な受光素子一体形の液晶セルを利用することにより、先
に述べたような電気−光学特性を補正することが可能と
なる。
【0024】尚、上記の実施例では、受光素子を画素の
右側に作製しているが、この位置は画素中のどこに作製
してもかまわない。また、液晶駆動用の薄膜トランジス
タは複数の画素にまたがって作製してもかまわない。さ
らに、カラーフィルタはなくてもかまわない。また、液
晶パネルの有効画素範囲外の一画素あるいは複数の画素
上に、対応させて受光素子を配備してもよい。図7は、
上記した受光素子103、あるいは40の出力を利用し
て、液晶パネルの出力特性を所望の特性に自動調整する
完全自動調整システムの例である。
【0025】液晶テレビでは、液晶パネルが特有の透過
率特性を持つため、これに見合ったガンマ補正が必要と
なる。この実施例は、信号処理回路、液晶パネルの入出
力関係のばらつきにより個々に異なるホワイトバランス
を自動調整する回路システムである。
【0026】このシステムは、評価用基準信号を映像信
号に挿入し、信号処理回路を経て液晶パネルの光出力に
変換された信号を、再び内部あるいは外部センサにより
電気信号に変換し、IC内部あるいは外部基準データと
比較し、その誤差を補償すべく信号処理回路の各制御回
路に帰還することで、信号処理回路のみならず液晶パネ
ルのばらつきを補正する。
【0027】図7(A)において、自動調整システムを
説明する。入力端子201には映像信号が入力される。
入力端子1から入力された映像信号には、基準信号挿入
手段202において評価用基準信号が挿入される。基準
信号挿入手段202で基準信号が挿入された映像信号
は、信号処理回路203に入力される。信号処理回路2
03は、後述の制御手段206からの制御信号に応じて
入出力の変換特性を変化させる調整手段を備え入力映像
信号を液晶パネル駆動に適した信号に変換する。信号処
理回路203から出力された信号は、液晶パネル204
に供給されこれを駆動する。
【0028】液晶パネル204には、内部センサー20
5、内部制御手段206による第1の調整ループと、外
部センサー207、外部制御手段208、内部制御手段
206による第2の調整ループを関連付けることができ
る。即ち、液晶パネル204には、後述する内部センサ
ー205が設けられており、この内部センサー205
は、基準信号挿入手段202から挿入された評価用基準
信号による液晶パネルからの光出力を電気信号(検出結
果)に変換し、内部制御手段206に供給している。内
部制御手段206で作成される制御データは、信号処理
回路203の制御端子に供給される。たまた液晶パネル
204には、後述する外部センサー207も関連付けら
れており、評価用基準信号による液晶パネルからの光出
力を電気信号(検出結果)に変換し、外部制御手段20
8に供給することができる。外部制御手段208から得
られる制御データは、内部制御手段206を介して信号
処理回路203の制御端子にフィードバックされる。
【0029】外部センサー207を含む第1の調整ルー
プは、外部センサからの出力データを基準データと比較
演算し、その誤差が大きいとき信号処理回路203内の
各種調整手段を制御し、入力端子201と液晶パネル2
04間で所望の入出力関係が成立するように作用する。
また、内部センサー207を含む第2の調整ループは、
内部センサー205からの出力データを基準データと比
較演算し、その誤差が大きいとき信号処理回路203内
の各種調整手段を制御し、入力端子201と液晶パネル
204間で所望の入出力関係が維持されるように作用す
る。さらにまた、信号処理回路203に対しては、内部
制御手段206を介してユーザ調整手段230からの調
整データを与えることができる。これは、調整を自動化
したためにユーザの好みが無視されことがないように、
ユーザによる調整もできるようにした為である。
【0030】同図(B)は、図7(A)の外部制御手段
208の具体例を示している。外部センサ−207の出
力信号が入力する入力端子209と、外部制御手段20
8が実行すべきシーケンスを記述したプログラムや外部
標準データを納めたメモリ210と、プログラムに従っ
て外部センサ−209の出力と外部標準データとをデー
タ比較し、その誤差に応じて信号処理回路203内の各
種調整手段を制御するための制御データを得る中央演算
装置211と、中央演算装置211から出力される各種
制御データを送出するデータ出力端子212と、テスト
シーケンスに応じて内部制御手段208をコントロール
するための制御信号端子213と、データ比較を基準信
号挿入と同期して行うためのタイミング信号入力端子2
14とから構成されている。図8は、内部制御手段20
6の具体的構成例を示している。
【0031】外部制御手段208から出力される制御デ
ータは制御データ入力端子221、収束判定信号は収束
判定入力端子222、タイミング信号はタイミング信号
入力端子223へそれぞれ供給される。内部センサー2
05からの制御データは、制御データ入力端子224へ
供給される。内部基準データ用メモリ225には第2の
調整ループが機能するときに利用される内部基準データ
が格納されている。内部センサー205からの制御デー
タと内部基準データとはデータ比較演算手段220で比
較される。自動調整とユーザー調整とを切り換えるため
のスイッチ226と、制御データを信号処理回路203
へ出力するためのデータ出力端子227a、227b、
…と、制御データ用メモリ228と、基準信号挿入手段
202に対しテスト信号を挿入ための出力端子229と
から構成されている。ユーザ調整モードが無いシステム
では当然ながらスイッチ221は不要である。
【0032】外部調整ループが動作する場合、端子22
1から入力した制御データは、制御データ用メモリ22
3、スイッチ226を介して信号処理回路203に与え
られる。制御データの可変が行われ、外部制御手段20
8から端子222へ収束判定信号が入力し、タイミング
信号が端子217に与えられると、制御回路220a
は、この時に得られている制御データを、制御データ用
メモリ228に記憶させる。また、この外部調整ループ
が働いているときは、内部センサー205からも検出結
果が得られているので、このときのデータを内部基準デ
ータとしてメモリ225に格納する。次に、外部制御手
段からのタイミング信号が端子223に与えられると、
制御回路220aは、ROM220bのアドレスを指定
して、次の制御項目のためのテスト信号を出力させる。
【0033】内部調整ループが動作する場合、内部セン
サーからの検出結果(制御データ)がデータが端子22
4に入力される。この端子224の制御データは、メモ
リ225に記憶されている対応する項目の内部基準デー
タと比較器220cにおいて比較される。比較結果得ら
れた誤差信号は、データ変換器220dにおいて許容値
外であれば対応する制御データ(メモリ228内部の下
位ビット)を修正するために用いられる。この修正で、
先の誤差信号が許容値以内に治まれば、制御回路220
aにその判定信号が供給され、次のテストのためにRO
M220bからテスト信号出力が行われる。また、RO
M220bからは、データ変換器220bを介して、外
部調整時の初期値(例えば上位ビット)、内部調整時の
初期値(下位ビット)がメモリ228に与えられるよう
になっている。
【0034】一方、上記のように各種の調整項目の基準
が予め設定された値になり、自動化されるとユーザの好
みに応じた調整ができなくなる。そこでこのシステムで
は、ユーザ調整手段230の調整に応じた調整データが
信号処理回路203に与えられるようになっている。ユ
ーザ調整手段230から出力された信号は、アナログデ
ジタル変換器231で調整データに変換され、メモリ2
32、スイッチ226を介して信号処理回路3に与えら
れる。マニアルモードにすると、スイッチ226がメモ
リ232からの調整データを選択するようになってい
る。図9は、信号処理回路203の基本的な構成例を示
している。
【0035】入力端子241には映像信号が供給され
る。この映像信号は、ゲイン制御端子243に与えられ
る制御データに応じてゲインが可変されるガンマ入力ゲ
イン制御回路242に導かれる。ゲイン制御を受けた映
像信号は、オフセット調整端子245を有したガンマ入
力DCオフセット調整回路244に入力され、直流オフ
セット調整を受ける。この調整回路244から出力され
た信号は、第1のガンマ折れ点調整端子247と、第2
のガンマ折れ点調整端子248を有したガンマ補正回路
246に入力される。ガンマ補正回路246からの出力
信号は、ゲイン制御端子250を有したガンマ出力ゲイ
ン制御回路249に入力される。この制御回路249か
ら出力された信号は、オフセット調整端子252を有し
たガンマ出力DCオフセット調整回路251に入力され
直流オフセットを調整され、極性反転回路253に入力
される。極性反転回路253は、液晶駆動のための特有
の駆動方法であり、電極間電圧を効果的に与えるために
用いられている。
【0036】この信号処理回路203は、映像信号を液
晶パネルの制御電圧としてパネルの特性に正確に合わせ
た形で振り込む為に、ガンマ補正という非線形信号処理
回路の入出力側でACレベル、DCレベルを適切な値に
設定している。液晶パネルの透過率特性がそれぞれ異な
り、またガンマカーブ自体も合わせる必要があるため、
正確な調整にはこのように多くの調整回路が必要とな
る。しかしながら必ずしもこれらの調整箇所全ては必要
なく、回路形式や液晶パネルのばらつき方に応じて調整
箇所を限定することは差し支えない。この例ではガンマ
カーブを2カ所で折れ点近似し、折れ点位置を制御の対
象としているため調整回路は5回路(調整点は6カ所)
であるが、このガンマカーブの形状や、近似の精度によ
り必要な折れ点の数は自由に設定して差し支えない。
【0037】なお、カラーテレビ受像機の場合、この種
の回路は光の三原色に対応した赤・青・緑の三つの信号
処理回路が必要であり、調整も各々について行う必要が
あるのは言うまでもない。以下の説明においても特に断
りがない限り1チャンネルについてのみ述べる。
【0038】また自動調整のための制御データの保存方
法について、特に限定する必要は無いが、現状の技術で
はアナログ電圧を精度良く長期間保持するのは困難であ
るから、デジタルデータとして記憶保持するのが一般的
である。この時信号処理回路がデジタル処理回路であれ
ば、図9の信号処理回路の調整端子は、デジタルデータ
で直接制御することができる。図9の信号処理回路がア
ナログ処理回路の場合は(図示していないが)デジタル
データで直接制御できないからデジタルデータをアナロ
グ電圧に変換して制御するためのD/A変換器が必要で
ある。このD/A変換器を調整端子に個別に設けても良
いし、あるいは複数のサンプルホールド回路とスイッチ
の組み合わせを用いて1つのD/A変換器で済ませるこ
とも自由である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
液晶表示構体において、映像信号を表示するための電気
的な調整方法を改良し、これまで人手に頼っていた調整
点数を減少させ、調整工数の減少による組み立てコスト
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す側面図及び上面図。
【図2】液晶セルの電気−光学特性の例を示す図。
【図3】この発明の他の実施例を示す側面図及び上面
図。
【図4】この発明のさらに他の実施例を示す説明図。
【図5】この発明のさらにまた他の実施例を示す側面
図。
【図6】図5の実施例の上面図。
【図7】この発明を利用した液晶パネル自動調整システ
ムを示す図。
【図8】図7の内部制御部の具体例を示す図。
【図9】液晶パネルの電気−光変換特性の例を示す図。
【符号の説明】
101…液晶パネル、101…有効画面、102…補助
表示部、103、40…受光素子、120…外囲器、1
1、21…ガラス基板、12…ブラックマトリックス、
13…カラーフィルタ、14…透明電極、15、22…
偏光フィルム、23…ゲート電極、24…ゲート絶縁
膜、25…半導体、26…ドレイン、27…ソース、2
8、29…電極、30…透明画素電極、31…光遮蔽
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠木 可孝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メデイア技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に各々所定の形状に形成した導体電
    極を有する2枚の絶縁性基板のうち少なくとも一方の基
    板及び電極は光透過性を有し、一方の基板上の電極は電
    気的に独立で比較的微少な単位電極に分割され、かつ各
    々の電極毎に非晶質または多結晶シリコンを主材料とす
    る薄膜トランジスタを有するものを、電極を内側にして
    対向させ、その間に液晶材料を封入し、該電極の間に前
    記薄膜トランジスタを介して所定の電圧を印加し前記液
    晶材料の偏光性を制御することによって、文字または画
    像を表示するようにした構造の液晶表示パネルであっ
    て、 画像表示のための有効表示部分以外の任意の部分に前記
    構造と同一の補助的な表示部分を形成し、補助表示部分
    の前面に設けた光センサーによって、主画像表示部分と
    は独立に該補助表示部分の光出力を検出出来るようにし
    たことを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 片面に各々所定の形状に形成した導体電
    極を有する2枚の絶縁性基板のうち少なくとも一方の基
    板及び電極は光透過性を有し、一方の基板上の電極は電
    気的に独立で比較的微少な単位電極に分割され、かつ各
    々の電極毎に非晶質または多結晶シリコンを主材料とす
    る薄膜トランジスタを有するものを、電極を内側にして
    対向させ、その間に液晶材料を封入し、該電極の間に所
    定の電圧を印加することにより前記液晶材料の偏光性を
    制御することによって、文字または画像を表示するよう
    にした構造の液晶表示パネルであって、 画像表示のための有効表示部分以外の任意の部分に前記
    構造と同一の補助的な表示部分を形成し、該補助表示部
    分は前記薄膜トランジスタなどと一体に形成された光セ
    ンサーと、補助表示部分の液晶を透過した光を反射また
    は集光する手段を備え、主画像表示部分とは独立に該補
    助表示部分の光出力を検出出来るようにしたことを特徴
    とする液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 前記光センサーは画像表示の電極を制御
    する前記薄膜トランジスタを形成する一連の工程の中で
    形成されたトランジスタまたは集積回路であることを特
    徴とする請求項2項記載の液晶表示パネル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000006513A (ko) * 1998-06-29 2000-01-25 다카노 야스아키 집광기구부착형액정표시장치
US7379139B2 (en) 2002-03-19 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Liquid crystal display and electro-optical devices with a function element
US7777727B2 (en) 2004-12-23 2010-08-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Touch detectable display device
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