JPH058007Y2 - - Google Patents

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JPH058007Y2
JPH058007Y2 JP899986U JP899986U JPH058007Y2 JP H058007 Y2 JPH058007 Y2 JP H058007Y2 JP 899986 U JP899986 U JP 899986U JP 899986 U JP899986 U JP 899986U JP H058007 Y2 JPH058007 Y2 JP H058007Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はバイス装置に関し、特に、大型鋼材の
ように被挟着物の挟着方向寸法が大きく変化する
場合に適したバイス装置に関する。
〈従来あの技術〉 従来のバイス装置は、固定口金と、この固定口
金に対して接近・離反自在の移動口金とによつ
て、これら両口金間に置かれた物体を挟着するよ
う構成されている。
移動口金の駆動は、通常、油圧または空圧シリ
ンダ等によるか、あるいは、モータ等によつて回
動される親ねじに移動口金を螺合させることによ
つて行われる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述のような従来のバイス装置によれば、大寸
法のものから小寸法のものまで挟着可能に構成す
るためには、移動口金の移動可能量を大きくする
必要があつて、そのためには、シリンダのストロ
ークを長大化するか、あるいは、親ねじの有効長
さを長くする必要がある。
例えば、大型の平鋼等を切断する竪型帯鋸盤に
おいては、挟着幅が6mにおよぶ平鋼から0.1m
程度のものまで挟着しなければならず、挟着幅を
大きく変化させる場合に移動口金を変化させる時
間が長くなり、作業能率が低下するばかりでな
く、シリンダのストロークあるいは親ねじの有効
長さを6m近傍にまで長大化することが必要とな
つて、製作上、高度の加工を必要として高価とな
るという問題があつた。
本考案の目的は、シリンダストロークあるいは
親ねじ有効長さを長大化することなく大寸法のも
のから小寸法のものまで挟着可能で、挟着幅を大
きく変化させる場合にもその所要時間が極めて少
なく、しかも、製作上、高度の加工を要しないバ
イス装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例図
面である第1図ないし第5図を参照しつつ説明す
ると、本考案は、被挟着物Wを載せるテーブル面
Sに沿つて所定方向に伸びる外枠1と、その外枠
1の一端側に配設された固定口金4と、外枠1に
沿つて変位自在の中枠2と、その中枠2に設けら
れた軸21……21に回動自在に支承された複数
個の起倒爪5……5と、シリンダ6等の駆動手段
により外枠1に沿つて駆動変位される内枠3を備
える。さらに、内枠3には、この内枠3の駆動変
位時に中枠2に相対的変位を伴つて当接してその
中枠2を変位させる当り部材(例えば連結用スペ
ーサ31)と、起倒爪5……5に当接してその回
動位置を規制するストツパ(例えばピン32……
32)を設ける。
そして、内枠3の外枠1他端側(固定口金4配
設側と反対側)への変位時にストツパ32……3
2により各起倒爪5……5がテーブル面Sよりも
下方に位置するよう回動変位されるとともに、内
枠3の外枠1一端側への変位時には起倒爪5……
5がテーブル面Sの上方に突出して、テーブル面
S上に載せられた被吸着物を最寄りの起倒爪5と
固定口金4とで挟着し得るよう構成する。
〈作用〉 内枠3を上述の他端側に変位させると、第4図
のように各起倒爪5……5がテーブル面Sよりも
下方に位置するようストツパ32……32によつ
て回動変位されるから、その状態で任意寸法の被
挟着物Wをテーブル面S上に載せる。
次に、内枠3を上述の一端側に変位させると、
第5図のようにストツパ32……32が軸21…
…21に対して相対的に変位して各起倒爪5……
5がテーブル面Sよりも上方に突出する。なお、
このとき第2図に示すように、被挟着物Wの下方
にある起倒爪5……5は被挟着物Wの下面で規制
されてその回動が妨げられることになる。この状
態で内枠3を更に一端側に変位させると、被吸着
物Wは、固定口金4と、最も被挟着物Wに近い突
出状態の起倒爪5とによつて挟着されることにな
る。従つて、内枠3の移動量は、最小、起倒爪5
……5の配設ピツチと等量だけあれば、大寸法か
ら小寸法のものまで挟着可能となる。
〈実施例〉 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
第1図および第2図はそれぞれ本考案実施例の
平面図および要部縦断面図で、第3図はその−
断面拡大図である。被挟着物Wを載せるための
平坦なテーブル面Sを備えたテーブル10の一側
面に、断面がほぼ〓字形の長尺の外枠1が固着さ
れている。この外枠1の内側面には、その長手方
向に沿うガイド溝1a,1aが形成されている。
2枚の長方形の平行平板をその両端部で接合し
てなる複数個の中枠2……2には、それぞれその
外方両側面に上述のガイド溝1a,1aに嵌合す
るスライド部22,22が設けられており、各中
枠2……2はこのスライド部22,22において
外枠1に対して摺動自在に支持されている。各中
枠2……2には、また、その上方部分にそれぞれ
2本の軸21,21が差しわたされており、この
各軸21にはそれぞれ起倒爪5が回動自在に支承
されている。各起倒爪5は、その重心から所定距
離だけ離れた位置において軸21に支承されてお
り、後述する内枠3のピン32によりその回動位
置が規制され、この回動によりテーブル面Sより
も下方にある状態から、一部分がテーブル面Sよ
りも上方に突出する状態にまでその姿勢を変化さ
せることができる。なお、各起倒爪5の軸21の
軸方向への位置は、中枠2の両内側面と起倒爪5
との間に挿入されたカラー23,23によつて規
制されている。
外枠1の一端側には、テーブル面Sよりも上方
に突出する固定口金4が固着されており、他端側
には油圧シリンダ6が固着されている。この油圧
シリンダ6のピストンロツド6aには、次に説明
する内枠3が固着されている。
内枠3は、互いに平行な複数対の平板の各両端
部に連結用スペーサ31を挿入した状態でピン接
合されてなり、その各平板対間にはそれぞれ各起
倒爪5……5の回動位置を規制するピン32が各
2本づつ植設されている。この内枠3は、その各
平板対が各中枠2……2の両端接合部材に穿たれ
た開口部を貫通した状態において、その開口部を
通過し得ない連結用スペーサ31を中枠2,2間
に配設して各平板対を連結している。ここで、各
連結用スペーサ31,31間の距離l1は、各中枠
2の長さl2よりもΔlだけ長い。このような構成に
より、油圧シリンダ6を駆動して内枠3を右方ま
たは左方に変位させると、連結用スペーサ31…
…31が各中枠2……2に当接して各中枠2……
2を外枠1に沿つて変位させるが、このとき、内
枠3を所定方向に変位させた後にその反対方向へ
変位させると、上述したΔlだけ内枠3が先行す
る。すなわち、内枠3と各中枠2……2との間に
はΔlなる相対的変位が生ずることになる。
次に、内枠3に植設されたピン32……32
と、各中枠2……2の軸21……21に支承され
た起倒爪5……5との関係について詳述する。第
4図および第5図はそれぞれ油圧シリンダ6によ
り内枠3を右方(固定口金4と反対側方向)およ
び左方(固定口金4側方向)に変位させた状態で
示す要部縦断面拡大図である。
内枠3を右方に変位させて各連結用スペーサ3
1……31を各中枠2……2の左端に当接させた
状態においては、第4図に示すように、内枠3の
ピン32……32により各起倒爪5……5がテー
ブル面Sよりも全て下方に位置するようその回動
位置が規制される。また、内枠3を左方に変位さ
せて各連結用スペーサ31……31を各中枠2…
…2の右端に当接させた状態においては、上述の
状態からピン32……32が起倒爪5……5に対
してΔlだけ相対的に変位する結果、第5図に示
すように、起倒爪5……5の自重により軸21…
…21を中心として時計回りの所定角度だけ回動
した状態でその回動位置が規制される。このと
き、各起倒爪5……5は、テーブル面Sよりも上
方に突出し、かつ、固定口金4に対向した平坦な
鉛直面を形成するよう構成されている。
以上のような本考案実施例により、大型の平鋼
等を挟着するとき、まず、油圧シリンダ6を駆動
して内枠3を右方に変位させ、各起倒爪5……5
を全てテーブル面Sよりも下方に位置させる。そ
の状態で被挟着物Wをその一端面が固定口金4に
ほぼ沿うようテーブル面S上に載せる。次に、油
圧シリンダ6により内枠3を左方に変位させる
と、起倒爪5……5は自重によつて回動を始め、
第5図の状態に至るが、被挟着物Wの下方にある
移動片5については、被挟着物Wに妨げられてテ
ーブル面Sよりも上方には突出しない。この状態
において更に内枠3を左方に変位させると、被挟
着物Wは、第1図または第2図に示すように、そ
の他端面に最寄りの起倒爪5と固定口金4とで挟
着されることになる。
以上の本考案実施例は、例えば竪型帯鋸盤に用
いられ、この場合、第1図、第2図に示すよう
に、切断すべき平鋼等の材料を挟着して線Cに沿
つて帯鋸刃Bを切込んでいく。
なお、以上の実施例においては、起倒爪5を2
個装着した中枠2を複数個設けたが、本考案はこ
れに限定されることなく、1個の中枠に多数個の
起倒爪を装着してもよい。また、外枠1に対して
中枠2をころがり案内としてもよいし、更に、内
枠3は、一体的に構成してもよく、更にまた、中
枠2に当接して変位させる当り部材の配設位置は
任意であることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、外枠1
に沿つて変位自在の中枠2に、回動自在の複数個
の起倒爪5を支承して、外枠1に沿つて駆動変位
される内枠3により、中枠2を相対的変位Δlを
伴つて変位させ、その相対的変位Δlにより各起
倒爪5を回動させてテーブル面Sよりも下方に位
置させ、あるいは上方に突出させて、テーブル面
S上あの被挟着物Wを、外枠1の一端側の固定口
金4と、最寄りの起倒爪5とによつて挟着し得る
よう構成したので、起倒爪5の配設ピツチより若
干大きい程度のストロークのシリンダを用いて、
可動挟着幅をそのストロークの数倍から0にまで
自由に変化させることができる。その結果、挟着
幅を大きく変化させる場合にも従来のように移動
口金を長距離に亘つて変位させる必要がなく、作
業能率を向上させることができる。特に、6mに
も及ぶ平鋼から小寸法の端材までの切断を要求さ
れる竪型帯鋸盤においては、その効果は大きい。
また、大ストロークのシリンダや長尺の親ねじ等
を必要とせず、製作上、高価な加工が必要となつ
てそのコストが著しく低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案実施例の
平面図および要部縦断面図、第3図はその−
断面拡大図、第4図および第5図はそれぞれ内枠
3を右方および左方に変位させた状態で示す要部
縦断面拡大図である。 1……外枠、1a……ガイド溝、2……中枠、
21……軸、22……スライド部、3……内枠、
31……連結用スペーサ、32……ピン、4……
固定口金、5……起倒爪、6……油圧シリンダ、
S……テーブル面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被挟着物を載せるテーブル面に沿つて所定方向
    に伸びる外枠と、その外枠の一端側に配設された
    固定口金と、上記外枠に沿つて変位自在の中枠
    と、その中枠に設けられた軸に回動自在に支承さ
    れた複数個の起倒爪と、駆動手段により上記外枠
    に沿つて駆動変位される内枠と、その内枠に設け
    られ当該内枠の駆動変位時に上記中枠に相対的変
    位を伴つて当接してその中枠を変位させる当り部
    材と、上記内枠に設けられ上記各起倒爪に当接し
    てその回動位置を規制するストツパを備え、上記
    内枠の上記外枠他端側への変位時に上記ストツパ
    により上記各起倒爪が上記テーブル面よりも下方
    に位置するよう回動変位されるとともに、上記内
    枠の上記外枠一端側への変位時には上記起倒爪が
    上記テーブル面の上方に突出して、上記テーブル
    面上に載せられた被挟着物を最寄りの起倒爪と上
    記固定口金とで挟着し得るよう構成された、大型
    鋼材等のバイス装置。
JP899986U 1986-01-24 1986-01-24 Expired - Lifetime JPH058007Y2 (ja)

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JPS62121024U JPS62121024U (ja) 1987-07-31
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