JPH0579879B2 - - Google Patents

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JPH0579879B2
JPH0579879B2 JP61008913A JP891386A JPH0579879B2 JP H0579879 B2 JPH0579879 B2 JP H0579879B2 JP 61008913 A JP61008913 A JP 61008913A JP 891386 A JP891386 A JP 891386A JP H0579879 B2 JPH0579879 B2 JP H0579879B2
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
locking member
jig
adapter
holding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61008913A
Other languages
English (en)
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JPS62167996A (ja
Inventor
Atsuhiko Kaneaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP61008913A priority Critical patent/JPS62167996A/ja
Publication of JPS62167996A publication Critical patent/JPS62167996A/ja
Publication of JPH0579879B2 publication Critical patent/JPH0579879B2/ja
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車用空気調和装置におけ
る冷媒配管相互を連結させるために用いるパイプ
の継手構造に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車用空気調和装置においては、い
わゆる冷房サイクル系を構成する冷媒配管の他
に、温水配管等が設けられており、これら配管内
を流通する冷媒またはエンジン冷却水等の温水を
それぞれ熱交換器に導き、車室内へ吹き出される
空気を冷却および加熱することにより、車室内の
冷暖房を行なつている。このような自動車用空気
調和装置の配管をはじめとして、種々の配管を相
互に連結するために、従来用いられるパイプの継
手構造としては、特開昭57−107493号に開示され
たものがある。
この継手構造は、第5図および第6図に示すよ
うに構成されている。すなわち、継手構造をハウ
ジング1と保持エレメント2とにより構成してお
り、ハウジング1には一方の導管3が連設されて
いる。また、ハウジング1に連結されるべき他方
の導管4には係止壁部5が形成されている。ハウ
ジング1の大径部6の周囲には等間隔に挿入孔
7,8が形成され、保持エレメント2を受け止め
るようになつている。保持エレメント2は2本の
脚部9,9と、この脚部9,9内面に凹状に形成
され他方の導管4の外周に案内するガイド10
と、脚部9,9の下部外面側面から突出形成され
た掛け止め部11と、この掛け止め部11下部に
形成された切欠き部12とからなつている。そし
て、この継手構造によるハウジング1と他方の導
管4との連結は、保持エレメント2の脚部9を大
径部6の挿入孔7,8に挿入し、切欠き部12が
挿入孔8を貫通して突出するまで行なう。これに
より、掛け止め部11が挿入孔8の上端と係合
し、保持エレメント2がハウジング1から抜け出
ないように十分な長さ外側に突出する。また、ガ
イド10が他方の導管4を案内し、係止壁部5が
脚部9の側端と係合する。これにより、他方の導
管4がハウジング1から外れるのを防止する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の継手構造にあつては、保
持エレメント2をハウジング1の大径部6に組み
付けて他方の導管4と連結した場合、保持エレメ
ント2の上部および切欠き部12が大径部6外に
突出しているため、この状態で搬送すると、搬送
途中で何らかの外力が突出部に加わつたとき、こ
れが破損されるおそれがある。
特に、切欠き部12は、第6図より明らかなよ
うに、相当長突出しているため、外力によつて破
損され易くなつている。また、この継手構造で
は、ハウジング1と他方の導管4との連結を外す
場合、掛け止め部11を両側から押圧し、挿入孔
8との係合を解くことによつて行なうが、保持エ
レメント2をハウジング1から引き抜いた際、脚
部9による係止壁部5の係止が急激に解かれるの
で、パイプの内部圧力が高い場合に不都合を有し
ている。例えば、このようなパイプの継手構造の
冷媒配管として用い、内部の冷媒ガスを抜き忘れ
たままで、パイプの連結を外した場合、内部の冷
媒ガスの圧力が継手部における双方のパイプを引
き離す方向に急激に加わるため、作業上および安
全上好ましくなかつた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、パイプを連結状態で搬送中、その継手
部分が外力により破損されることがなく、パイプ
の取り付け取り外し時においても、作業性および
安全性の優れたパイプの継手構造を提供すること
を目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、相互に嵌
合された第1パイプの端部と第2パイプの端部と
を連結するようにしたパイプの継手構造におい
て、一方の第1パイプの端部付近を両側から囲む
ように装着される複数の保持部を弾性変形部によ
り連結してなる係止部材と、前記第2パイプの端
部に装着され、内部に前記係止部材を収容係止
し、開口端部内周に前記保持部の後端部と係合す
る係止凸部が形成され、前記保持部と対応する周
面に当該保持部を軸心方向に押圧する治具が挿通
される治具挿通孔が形成されたアダプタとを有
し、前記係止部材の後端部と前記係止凸部との係
合を解除することにより生じる当該係止部材のパ
イプ軸線方向移動を阻止するように、前記係合解
除した前記治具の先端と係合する突起を前記係止
部材の前端部外面に形成したことを特徴とするパ
イプの継手構造である。
(作用) このように構成した本発明では、係止部材をア
ダプタ内に挿入するにあたつては、保持部を軸心
方向に押圧し、弾性変形部を撓ませた状態で行な
われる。係止部材がアダプタ内に収容されると、
弾性変形部の弾性エネルギーが働き、保持部が元
の位置に復帰して後端部は係止凸部に係合し、第
1パイプと第2パイプの継手が難なく完了する。
また、パイプの継手を離脱させる場合には、アダ
プタの治具挿入孔から治具を挿通し、軸の先端で
保持部の上面を押圧することにより行なう。これ
により、弾性変形部が撓んで後端部が軸心方向に
移動し、係止凸部による係合が解除される。その
際、パイプ内圧がかかつている場合には、第1パ
イプが第2パイプに対して離間する方向に相対移
動し、係止部材もパイプ軸線方向に移動するが、
突起が保持部を継続的に押圧している治具に係合
することになるので、係止部材の移動が阻止さ
れ、第1パイプの移動が停止される。この間に、
例えばパイプ内部に圧力ガスがあれば、ガスは大
気中に徐々に放出され、パイプの取り付け取り外
し時における作業性および安全性が確保される。
(実施例) 以下、本発明の望ましい実施例を図面に基づい
て説明する。
本実施例に係るパイプの継手は、第2図に示す
ように、冷媒配管として用いられている一方の第
1パイプ21と他方の第2パイプ22とを連結し
ている。
第1パイプ21は、先端から少し離れた位置の
外周にビード部23が形成され、このビード部2
3と先端との間にはOリング24およびバツクア
ツプリング25が装着され、第2パイプ22の内
周面と密着されている。
第2パイプ22は、端部が拡径され、この拡径
部には一部がさらに拡径されたアダプタ26が装
着されている。アダプタ26の拡径部の所定位置
には治具挿通孔27が形成され、アダプタ26の
開口端内面には係止部28が突設されている。こ
のようなアダプタ26の拡径部内が、第1パイプ
21の先端部およびこれを係止凸部28で係止す
るための係止部材29の収納部分となつている。
係止部材29は、第1図に示すように、一対の
円弧状の保持部30,30がその内周面を対向さ
せて配置され、弾性変形部31によつて一体的に
連結されている。保持部30,30間には第1パ
イプ21が挿入され、前端部32がビード部23
に当接されて組み付けられる。
なお、弾性変形部31の厚さ、剛性などは保持
部30との関係で適宜設定される。
このような係止部材29においては、保持部3
0の上下方向から押圧力がかかると弾性変形部3
1が撓み、主に保持部30の後端部33が軸心方
向に移動することになり、この保持部30への押
圧力が解除されると、弾性変形部31の弾性エネ
ルギーが働いて保持部30が元の位置に復帰する
ようになつている。
また、保持部30の前端部32には突起34が
形成されている。この突起34は、治具挿通孔2
7から挿通される治具35の先端により、所定条
件下で係止されるようになつている。すなわち、
治具35により保持部30が軸心方向に向けて押
圧され、後端部33が係止凸部28との係合を解
かれ、第1パイプ21が内圧によつてX方向に所
定量移動した時点である。
次に、本実施例の作用を説明する。
第1パイプ21と第2パイプ22の継手を連結
する場合には、予め第1パイプ21に装着した係
止部材29をアダプタ26の拡径部内に挿入する
ことにより行なう。挿入にあたつては、保持部3
0を軸心方向に押圧し、弾性変形部31を撓ませ
た状態で行なう。係止部材29がアダプタ26の
拡径部内に収容されると、弾性変形部31の弾性
エネルギーが働き、保持部30が元の位置に復帰
して後端部33は係止凸部28に係合する。この
とき、前端部32はビード部23に当接している
ので、第1パイプ21は、その外周のOリング2
4およびバツクアツプリング25を介して、第2
パイプ22と気密に連結される。
ここに、係止部材29は、アダプタ26内に完
全に収容されているので、例えば、この継手によ
り連結されたパイプを搬送している途中で、継手
部分に何らかの外力が作用したとしても、継手部
が破損する虞れはない。
また、パイプの継手を離脱する場合は、アダプ
タ26の治具挿通孔27から治具35を挿通し、
治具35の先端で保持部30の上面を軸心方向に
押圧する。これにより、弾性変形部31が撓んで
後端部33が軸心方向に移動し、係止凸部28に
よる係合が解除される。このとき、パイプ内部の
冷媒ガスを抜き忘れている場合には、パイプ内部
の圧力が高いため、第1パイプ21が第2パイプ
22に対して離間する方向、すなわちX方向に相
対移動する。このとき、突起34が保持部30を
継続押圧している治具35に係止され、第1パイ
プ21のX方向移動が停止される。この間に第1
パイプ21および第2パイプ22内のガスは、第
4図のようにアダプタ26内に出て、大気に徐々
に放出され、パイプ内部圧力と大気圧との差がな
くなる。したがつて、ガス圧力による暴発が回避
され、継手解除時の安全性が向上することにな
る。
その後、治具35による突起34の係止を解除
すれば、第1パイプ21は係止部材29とともに
アダプタ26内より容易に引き抜くことができ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、一方の
第1パイプ端部付近に前端部外面に突起を有する
複数の保持部を弾性変形部により連結した係止部
材が前記保持部で第1パイプの両側から囲むよう
に装着され、前記第1パイプが連結される第2パ
イプの端部には前記係止部材を内部で収容係止し
開口部内周に前記保持部の後端部と係合する係止
凸部および前記保持部と対応する周面にこの保持
部を軸心方向に押圧する治具を挿通する治具挿通
孔を有するアダプタが装着されてなり、前記突起
は前記係止凸部と前記後端部との係合が解除さ
れ、前記第1パイプが前記第2パイプに対して軸
方向離反移動し、前記治具と係合するように構成
したので、パイプを連結状態で搬送中、その継手
部分に外力が作用したとしても、破損されること
はなく、しかも、パイプの取り付け外し時におけ
る作業性および安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパイプ継手構造に適用さ
れる係止部材の斜視図、第2図は本発明によるパ
イプの継手構造の断面図、第3図および第4図は
第2図の作動状態図、第5図は従来のパイプ継手
構造に係る組立体の分解斜視図、第6図は第5図
の組立体を用いたパイプの継手構造の断面図であ
る。 21……第1パイプ、22……第2パイプ、2
3……ビード部、26……アダプタ、27……治
具挿通孔、28……係止凸部、29……係止部
材、30……保持部、31……弾性変形部、32
……前端部、33……後端部、34……突起、3
5……治具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相互に嵌合された第1パイプ21の端部と第
    2パイプ22の端部とを連結するようにしたパイ
    プの継手構造において、 一方の第1パイプ21の端部付近を両側から囲
    むように装着される複数の保持部30を弾性変形
    部31により連結してなる係止部材29と、 前記第2パイプ22の端部に装着され、内部に
    前記係止部材29を収容係止し、開口端部内周に
    前記保持部30の後端部33と係合する係止凸部
    28が形成され、前記保持部30と対応する周面
    に当該保持部30を軸心方向に押圧する治具35
    が挿通される治具挿通孔27が形成されたアダプ
    タ26とを有し、 前記係止部材29の後端部33と前記係止凸部
    28との係合を解除することにより可能となる当
    該係止部材29のパイプ軸線方向移動を阻止する
    ように、前記係合解除した前記治具35の先端と
    係合する突起34を前記係止部材29の前端部3
    2外面に形成したことを特徴とするパイプの継手
    構造。
JP61008913A 1986-01-21 1986-01-21 パイプの継手構造 Granted JPS62167996A (ja)

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JP61008913A JPS62167996A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 パイプの継手構造

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JP61008913A JPS62167996A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 パイプの継手構造

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JPS62167996A JPS62167996A (ja) 1987-07-24
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JP61008913A Granted JPS62167996A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 パイプの継手構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154773A (ja) * 1988-12-06 1990-06-14 Kayaba Ind Co Ltd 綱引き練習機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528256Y2 (ja) * 1990-03-19 1997-03-05 臼井国際産業株式会社 細径配管接続用継手
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